JP4726673B2 - パンツ型吸収性物品及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、パンツ型吸収性物品及びその製造方法に関する。
従来、着用者に対するフィット性の向上、おむつらしくない(ギャザーによるシワのない)外観を達成することを目的に、パンツ型使い捨ておむつとして、吸収性コアを含む吸収性本体と、該吸収性本体の非肌当接面側に配された、伸縮材からなる外包材とを備えた使い捨ておむつが提案されている。しかし、一般的に外包材が伸縮性を有していても、外包材に固定される吸収性本体は、殆ど伸縮しないため、そのようなおむつを広げようとした場合、広げづらかったり、吸収体が存在する部分と存在しない部分の境界において伸縮材に負荷がかかり、切れ(破れ)が生じてしまう等の問題が生じる。
そこで、吸収性コアを含む吸収性本体を、外包材の伸縮を阻害しないように、平面方向に大きく離間した複数個所で接合したものも知られている(特許文献1,2参照)。
しかし、吸収性本体と外包材とを平面方向に大きく離間した複数個所で接合した場合には、外包材を伸長させた際に、吸収性本体が外包材から剥離する場合があった。
また、外包材が伸縮性を有していても、外包材に固定される吸収性本体は、殆ど伸縮しないため、特に股下部においては、その両側から加わる圧力により、脚周りに沿った部分にだぶつきが生じて、外観がすっきりしたものとならない場合があり、また、股下部の幅があまり狭くならないため、履かせ易さの点でも充分ではないという問題があった。
実用新案登録第2589680号公報 実公平6−5782号公報
従って、本発明の目的は、着用前又は着用中におけるおむつの外観に優れ、履かせ易いと共に、外包材の破れや吸収性本体の剥離が生じにくいパンツ型吸収性物品、及びそのようなパンツ型吸収性物品を安定して連続生産することができるパンツ型吸収性物品の製造方法を提供することにある。
本発明は、吸収性コアを含む吸収性本体と、該吸収性本体の非肌当接面側に配された外包材とからなるパンツ型吸収性物品であって、前記吸収性コアは、少なくとも股下部に配される部分が、幅方向に分割された複数のコア片からなり、前記外包材は、伸縮性シートを用いて形成されており、前記吸収性本体を、吸収性物品の幅方向に伸長させた状態の前記外包材に固定してなるパンツ型吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである。
また、本発明は、前記パンツ型吸収性物品の製造方法であって、前記外包材が帯状に連なった構成を有し、長手方向に伸長された状態で搬送される外包材連続体に、前記吸収性本体を間欠的に固定して、吸収性物品連続体を得る工程と、前記吸収性物品連続体を2つ折りした後、サイドシール部を形成し、切断して個々の吸収性物品に分離する工程を具備するパンツ型吸収性物品の製造方法を提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明のパンツ型吸収性物品は、着用前又は着用中におけるおむつの外観に優れ、履かせ易いと共に、外包材の破れや吸収性本体の剥離が生じにくい。
本発明のパンツ型吸収性物品の製造方法によれば、前記パンツ型吸収性物品を安定して連続生産することができる。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明のパンツ型吸収性物品の一実施形態としてのパンツ型使い捨ておむつの斜視図が示されている。図2には、図1に示すおむつの展開状態の平面図が示されている。図3には、図1に示すおむつの分解斜視図が示されている。図4には、図1に示すおむつを自然に収縮させた状態における図2のII−II線断面図が示されている
本実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1は、液透過性の表面シート2、液不透過性又は撥水性の裏面シート3及び両シート2、3間に介在配置された液保持性の吸収体4を有する実質的に縦長の吸収性本体10と、該吸収性本体10の裏面シート3側(非肌当接面側)に配された伸縮性を有する外包材11とを備えている。
外包材11は、その両側縁が、長手方向中央部において内方に括れた砂時計形の形状をしており、おむつの輪郭を画成している。おむつ1は、展開状態におけるその長手方向において、着用者の腹側に配される腹側部Aと背側に配される背側部Bとその間に位置する股下部Cとに区分される。外包材11は、腹側部Aにおける両側縁部A1,A2と背側部Bにおける両側縁部B1,B2とが互いに接合されており、その接合によって、おむつ1に、一対のサイドシール部S,S、ウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6が形成されている。
図2に示すように、吸収性本体10の長手方向の左右両側には、液抵抗性ないし撥水性で且つ通気性の素材から構成された側方カフス8、8が形成されている。各側方カフス8の自由端部の近傍には、側方カフス弾性部材81が伸張状態で配されている。おむつ着用時には、弾性部材81が縮むことにより側方カフス8が起立して、吸収性本体10の幅方向への液の流出が阻止される。図3には、側方カフス8、8形成用のシート材が符号82で示されている。このシート材82は、完成したおむつ1においては、吸収性本体10の幅方向外側の所定幅の部分82Sは、裏面シート3の非肌当接面側に巻き下げられ、同様に裏面シート3の非肌当接面側に巻き下げられた表面シート2の両側部2Sと外包材11との間に接着剤16を介して固定されている。表面シート2の両側部2Sも、接着剤17を介して裏面シート3に固定されている。
外包材11について詳述する。
本発明の使い捨ておむつにおける外包材11は、少なくともおむつの幅方向(図2の左右方向、以下「おむつ幅方向」ともいう)に伸縮性を有している。
本実施形態における外包材11は、図3及び図4に示すように、2枚の伸縮性シート12,13が積層された構造を有しており、一方の伸縮性シート12は、おむつ1の外面を形成しており、他方の伸縮性シート13は、伸縮性シート12の内面側に配されて、伸縮性シート12に部分的に接合されている。これら2枚の前記伸縮性シート12,13が、外包材11に、おむつ幅方向の伸縮性を与えている。
本明細書において、「伸長性シート」とは、少なくとも1方向の最大伸度が100%以上であるシート(長さが2倍以上に伸びるシート)を意味する。「伸縮性シート」とは、該シートを、最大伸度が100%以上である1方向に伸度100%まで伸長させた後、収縮させたときにおける伸長回復率(100%伸長時の伸長回復率)が、少なくとも70%以上であることを意味する。最大伸度が100%以上である方向を複数有する場合においては、そのうちの何れか1方向のみにおいて伸長回復率が70%以上であるときも、ここでいう「伸縮性を有する」に該当する。
本発明における伸縮性シートは、実質的に非伸縮性のシート材に弾性部材を伸張状態で固定して伸縮性を付与した従来汎用されているギャザータイプの伸縮材とは異なり、シート材自体が伸縮性を発現するものである。
本実施形態における2枚の伸縮性シート12,13は、何れも、おむつ幅方向の方がおむつの長手方向(図2の上下方向)よりも大きく伸長可能である。より具体的には、おむつ幅方向においては、大きく伸長し且つ伸長後に収縮する(最大伸度100%以上且つ伸長回復率70%以上)が、おむつ長手方向においては、わずかにしか伸長しない(例えば、最大伸度50%以下)。
使い捨ておむつは、その未伸長状態において幼児の体型より小さく設計されることが多く、母親が幼児におむつを装着するためには、外包材11は100%以上の伸度を有することが好ましい。また、おむつ幅方向における伸長回復率が70%以上の伸縮性シートを用いることにより、おむつを体型によりフィットさせることができ、外観のだぶつきやズレ落ちを防止することができる。
伸縮性シートの伸長回復率は、以下の測定方法により測定される。
〔伸長回復率の測定方法〕
長さ50mm、幅25mmの伸縮性シートのサンプル片を用意し、テンシロン装置を用いて、チャック間隔L0にサンプル片を固定し、300mm/minの速度で100%伸長時の長さLb(Lb=L0×2)まで伸長させた後、引張速度と同様の速度で戻し始めて応力が0になった時におけるサンプル片の長さを伸長回復後の長さLaとする。次式から100%伸長時の伸長回復率を算出する。
100%伸長時の伸長回復率(%)=〔(Lb−La)/(Lb−L0)〕×100
本実施形態における外包材11は、糸又は細帯状の複数の弾性部材が伸長状態で固定されていなくても伸縮性を有する伸縮性シート12,13を用いて構成されたもの(自然状態で実質的に皺が寄っていないシート)である。
伸縮性シートとしては、例えば、(1)弾性繊維の集合体からなる弾性繊維シートの両面に、伸長可能な繊維集合体が一体化されてなるシート、(2)ネット状の弾性シートの少なくとも片面に、伸長可能な繊維集合体が自然状態で一体化されてなるシート、(3)弾性繊維の集合体のみからなる弾性不織布シートが好ましく用いられる。
複数枚の伸縮性シート12,13は、同じ構成の伸縮性シートから形成されていてもよく、異なる構成の伸縮性シートから形成されていてもよい。
前記(1)のシートについて詳述する。
弾性繊維の集合体からなる弾性繊維シートの原料としては、例えば、スチレンブタジエンスチレンブロック共重合体(SBS)、スチレンイソプレンスチレンブロック共重合体(SIS)、スチレンエチレンブチレンスチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレンエチレンプロピレンスチレンブロック共重合体(SEPS)等のスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー等の弾性原料を、一種単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。弾性繊維の集合体からなる弾性繊維シートとしては、例えば、これらの弾性原料を溶融してスパンボンド法、メルトブローン法、スピニングブローン法により不織布化したものが用いられる。
伸長可能な繊維集合体としては、例えば、各種製法による繊維ウエブや不織布に、特定方向に延びるスリットを分散させて多数形成して、前記特定方向に直交する方向に伸長可能としたものが挙げられる。
弾性繊維シートと伸長可能な繊維集合体との一体化方法としては、例えば、これらを積層して水流交絡等により繊維を交絡させる方法、接着剤や熱ロール等を用いてパターンを有して部分接合させる方法、非弾性繊維層の構成繊維の一部が弾性繊維層に入り込んだ状態で繊維交点の熱融着によって接合させる方法が挙げられる。
このようなシートをおむつの外面のみに又は外面及び内面の両方に用いることにより、伸びがよく、布地のように柔らかく、しなやかで且つ肌触りが滑らかな使い捨ておむつを実現できる。また、弾性繊維シートは繊維が細い方が好ましく、その製法としてはスピニングブローン法が好ましい。
前記(2)のシートについて詳述する。
ネット状の弾性シートとしては、例えば、弾性糸を少なくとも緯糸に用いてなる基盤目状のシート、弾性フィルムをスリットしてなる多数の弾性体を基盤目状に配してなる基盤目状のシートが挙げられる。伸長可能な繊維集合体としては、前記(1)のシートにおける伸長可能な繊維集合体と同様のものを用いることができる。
ネット状の弾性シートと伸長可能な繊維集合体との一体化方法としては、前記(1)のシートにおける一体化方法と同様の方法を用いることができる。
弾性シートとしてネット状の弾性シートを用いることにより、外面の強度が高く、おむつ着脱時における外面の破けが起こり難い。ネット状の弾性シートは、凹凸がなく平坦なものの方が、肌触りの面で好ましい。
前記(3)のシートについて詳述する。
前記(3)のシートとしては、前記(1)のシートにおける弾性繊維の集合体からなる弾性不織布シートを用いることができる。このようなシートを用いることで、伸びがよく、履かせ易い使い捨ておむつを実現できる。
腹側部A及び背側部Bそれぞれにおける、ウエスト開口部の周縁部50には、ウエスト開口部の開口周縁端に沿って、複数のウエスト部弾性部材51、51が配されている。これらのウエスト部弾性部材51、51は、接着剤52を介して2枚のシート12,13間に伸長状態で固定されている。また、腹側部A、股下部C及び背側部Bに亘って存在するレッグ開口部の周縁部60、60にも、各開口部の周縁端に沿って、レッグ部弾性部材61a、61bが配されている。これらのレッグ部弾性部材61a、61bは、接着剤62を介して2枚の伸縮性シート12,13間に伸長状態で固定されている。ウエスト部弾性部材及びレッグ部弾性部材としては、それぞれ、天然ゴム、ポリウレタン系樹脂、発泡ウレタン系樹脂、ホットメルト系伸縮部材等の伸縮性素材を糸状(糸ゴム)又は帯状(平ゴム)に形成したものが好ましく用いられる。
本実施形態のおむつ1において、外包材11の外面側を構成する伸縮性シート12は、図3に示すように、2枚の伸縮性シート12,13によって各ウエスト部弾性部材51,51を挟持固定する部位よりも更に延出する長さを有している。そして、伸縮性シート12における伸縮性シート13よりも延出した部分12a、12bが、図3に示すように、吸収性本体10側に折り返されている。
吸収性本体10は、その長手方向両端部における肌当接面側が、伸縮性シート12の折り返された部分12a、12bに覆われており、その覆われた部分が、前記折り返された部分12a、12bに接着剤を介して接着されている。伸縮性シート12で、吸収性本体10の長手方向両端部を覆うことにより、おむつ1を履かせる際又は履く際に、吸収性本体10の長手方向の端部がめくれることを防止するこができる。
本実施形態のおむつ1においては、図3及び図4に示すように、腹側部A及び背側部Bのそれぞれにおける、2枚の伸縮性シート12,13間は、サイドシール部A1,A2,B1,B2においては、ヒートシール、高周波シール又は超音波シールにより互いに接合されており、ウエスト開口部5の周縁部50及び一対のレッグ開口部6それぞれの周縁部60においては、ホットメルト型接着剤等の接着剤52,62により互いに接合されている。
次に、吸収性本体10について詳述する。
吸収性本体10は、図3及び図4に示すように、吸収体4、吸収体4の肌当接面側を主として被覆する表面シート2及び吸収体4の非肌当接面側を主として被覆する裏面シート3を備えている。表面シート2、裏面シート3及び吸収体4はそれぞれ矩形状の平面視形状を有しており、一体化されて縦長の吸収性本体10を形成している。表面シート2としては、従来この種のおむつ等に用いられている液透過性のシートを用いることができる。裏面シート3としては、従来この種のおむつに用いられている液不透過性又は撥水性のシートを用いることができる。
吸収体4は、図4及び図5に示すように、液保持性の吸収性コア41と、吸収性コア41を被覆する液透過性の被覆シート42と、吸収体4を起立させるための弾性部材45とを備えている。
吸水性コア41は、例えば、パルプ繊維、連続繊維(トウ)等からなる繊維集合体、又は繊維集合体と吸水性ポリマーとからなるもの(吸水性ポリマーと繊維材料との混合積繊物)を主体として構成されている。吸水性コア41の構成繊維としては、例えば、パルプ繊維、レーヨン繊維、コットン繊維、酢酸セルロース等の親水性繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維、ポリエステル、ポリアミド等の縮合系繊維が挙げられる。吸水性ポリマーとしては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、(アクリル酸−ビニルアルコール)共重合体、ポリアクリル酸ナトリウム架橋体、(でんぷん−アクリル酸)グラフト共重合体、(イソブチレン−無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物、ポリアスパラギン酸が挙げられる。吸水性コア41の構成繊維及び吸水性ポリマーは、それぞれ一種又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
被覆シート42としては、例えばティッシュペーパー、透液性の不織布からなるシートが挙げられる。被覆シート42は、1枚のシートから構成されていてもよく、2枚以上のシートから構成されていてもよい。
吸収性コア41は、図4及び図5に示すように、股下部Cに配される部分C1が、外包材11の伸縮方向(即ち、おむつ幅方向)に分割された複数のコア片43からなる。本実施形態における吸収体4における吸収性コア41は、股下部Cに配される部分C1が、3個のコア片43から構成されている。吸収体4においては、吸収性本体10の外側部(サイドコア片43Bの外側部)立ち上げ用の弾性部材45が伸長状態でサイドコア片43Bの外側部に隣接して且つ被覆シート42に内包されて配されている。
次に、吸収性本体10と外包材11との接合状態について詳述する。
上述した3個のコア片43のうち、幅方向中央のコア片43を「中央コア片43A」といい、両側方のコア片43を「サイドコア片43B」という。吸収性本体10における、厚み方向の内部に中央コア片43Aを有する部分を、中央コア片43Aに対応する部分(以下、中央吸収部10Aともいう)といい、厚み方向の内部にサイドコア片43Bを有する部分を、サイドコア片43Bに対応する部分(以下、サイド吸収部10Bともいう)といい、厚み方向の内部にコア間領域を有する部分を、コア間領域に対応する部分(以下、コア間部分10Cともいう)という。
図4は、展開して自然に収縮させた状態のおむつ1の幅方向の断面を示す図である。
図4に示すように、本実施形態における吸収性本体10は、おむつ幅方向における、少なくとも、一方のコア間部分10Cから他方のコア間部分10Cに亘る範囲が、接着剤15を介して外包材11に固定されている。少なくとも一方のコア間部分10Cから他方のコア間部分10Cに亘る範囲が外包材11に固定されている場合には、(a)一方のコア間部分10Cと他方のコア間部分10Cがそれぞれ外包材11に固定されている場合(それぞれ固定されている部位はコア間部分の一部でも良い)と、(b)一方のサイド吸収部10Bと他方のサイド吸収部10Bがそれぞれ外包材11に固定されている場合とが含まれる。(a)の態様と(b)の態様とは両立し得る。
ここでいう、吸収性本体10が外包材11に固定されているとは、おむつの厚み方向における、コア片3又はコア片3と実質的に一体化したシート(上述した被覆シート42等)と外包材11との間が総ての層間において接合されていることを意味する。実質的に一体化したシートとは、コア片3との間にズレが生じないようにコア片との界面を接合されたシートや、コア片3との間にズレが生じないように、コア片3を包み込んでいるシート等が挙げられる。コア片3との間にズレが生じないようにシートを接合する方法は、コア片との界面をベタ塗り塗工した接着剤で接合する方法や、コア片との界面を、スプレー塗工、スパイラル塗工等により実質的に全面塗工した接着剤により接合する方法等が挙げられる。
(a)の態様には、(a1)一方のコア間部分10Cと他方のコア間部分10Cとがそれぞれ外包材11に固定されており、該吸収性本体10における、それらコア間部分10C,10C間が、その全幅に亘って外包材11に固定されている場合、(a2)一方のコア間部分10Cと他方のコア間部分10Cとがそれぞれ外包材11に固定されており、該吸収性本体10における、それら両コア間部分10C,10C間が、部分的に外包材11に固定されている場合(a3)一方のコア間部分10Cと他方のコア間部分10Cとがそれぞれ外包材11に固定されており、該吸収性本体10における、それら両コア間部分10C,10C間が、その全幅に亘って、外包材11に固定されていない場合の何れもが含まれる。
(b)の態様には、(b1)一方のサイド吸収部10Bと他方のサイド吸収部10Bとがそれぞれ外包材11に固定されており、該吸収性本体10における、それら両サイド吸収部10B,10B間が、その全幅に亘って外包材11に固定されている場合、(b2)一方のサイド吸収部10Bと他方のサイド吸収部10Bとがそれぞれ外包材11に固定されており、該吸収性本体10における、それら両サイド吸収部10B,10B間が、部分的に外包材11に固定されている場合、(b3)一方のサイド吸収部10Bと他方のサイド吸収部10Bとがそれぞれ外包材11に固定されており、該吸収性本体10における、それら両サイド吸収部10B,10B間が、その全幅に亘って、外包材11に固定されていない場合の何れもが含まれる。
尚、a1,a2,b1,b2の態様においては、中央吸収部10Aの少なくとも一部が、外包材11に固定されていることが好ましい。
本実施形態のおむつ1における吸収性本体10は、おむつ幅方向に伸長させた状態の外包材11に固定されている。
従って、図4に示すように、展開して自然に収縮させた状態(外力を加えない状態)のおむつ1においては、外包材11がおむつ幅方向に収縮しており、その収縮に連動して、主として、吸収性本体10のコア間部分10Cが幅方向に収縮し、股下部Cにおける該吸収性本体10の幅が縮まる。このように収縮した状態における吸収性本体10は、腹側部A及び背側部Bそれぞれにおける幅より股下部Cにおける幅が狭くなっている。
着用前の自然に収縮した状態のおむつ1においては、このように、吸収性本体10の幅が、外包材11の収縮によって狭まっており、更に股下部Cの幅も狭まっているため、おむつが、だぶつき等のないすっきりとした外観を呈する。
また、おむつを履かせる際(または履く際)には、股下部がスムーズに着用者の股間に入り、装着が容易である。また、おむつの着用中においても、おむつの股下部、特に股下部Cの脚周りに沿った部分にだぶつきが生じにくく、すっきりとした外観を呈する。
さらに、おむつの装着の際、あるいは着用中に、おむつを幅方向に伸長させる力が加わった場合、本実施形態のおむつ1においては、少なくとも吸収性本体10を固定した際の伸長率までは、外包材11が伸長可能である。このため、外包材11に破れが生じにくく、また、吸収性本体10の外包材11からの剥離も生じにくい。
次に、上述したパンツ型使い捨ておむつ1を連続生産する好ましい方法を、図6を参照して説明する。
本実施形態においては、外包材11形成用のシートとして、いずれも長手方向に伸縮性を有する第1及び第2の帯状シート120,130を使用している。
第1及び第2の帯状シート120,130のそれぞれとしては、おむつの製造ライン外で、予め長手方向に伸縮性を有する帯状シートとして製造されたシートを用いることもできるし、第1及び第2帯状シート120,130を長手方向に伸長させる工程の前に、非伸縮性の帯状シートに伸縮性を付与する加工を施し、その伸縮性が発現した帯状シートを、第1及び第2帯状シート120,130として用いることもできる。
本実施形態においては、それぞれロール状の原反等から繰り出され、あるいは上述のようにして、図6に示す工程より上流側で伸縮性を付与された、第1の帯状シート120及び第の帯状シート130を、両者の合流部G1まで連続搬送し、該合流部G1において、両シート120,130を貼り合わせる。
第1帯状シート120と第2帯状シート130との貼り合わせは、図6に示すように、両シート間に、レッグ部弾性部材61a,61b及びウエスト部弾性部材51を挟みこんだ状態で行っている。具体的には、各帯状シート120、130は、2箇所にある前後のロール間で長手方向に伸長させる。前後のニップロール(図示しない。)は、それぞれ一対のロールからなり、前ニップロールを構成する一対のロールよりも、後ニップロールを構成する一対のロールの回転速度(周速度、シートの送り速度)が速くなるように駆動されて、その速度差分、各帯状シート120、130がそれぞれ伸長される。そして、伸長状態を維持したまま両帯状シート120、130をニップロール71まで搬送する。
両帯状シート120、130を重ね合わせる前に、両帯状シート120、130の何れか一方又は双方の相対向する面の所定の部位に、弾性部材固定用の接着剤を塗工しておき、弾性部材61a,61b,51を伸長状態で挟んだ状態で、両帯状シート120、130を、ニップロール71で狭圧して、弾性部材61a,61b,51を固定すると共に両帯状シート120、130間を接合する。尚、レッグ部弾性部材61a,61bは、帯状シート120,130の流れ方向に直交する方向に公知の揺動ガイドで揺動させながら、両帯状シート間に導入する。
この貼り合わせにより伸長状態の外包材連続体110が得られる。
伸長状態の外包材連続体110は、その伸長状態を維持したまま、吸収性本体10との合流部G2まで搬送し、その伸長状態を維持したまま、該外包材連続体110上に、上述した構成の吸収性本体10を、間欠的に接着固定する。
そして、常法に従って、ロータリーカッター、レーザーカッター等により、レッグ開口部形成用のトリム110を除去して、おむつ連続体100を得る。
次いで、おむつ連続体100における外包材連続体110の両側部12a,12bを、吸収性本体10の両端部を覆うように折り返して該両端部を固定する。
次いで、ニップロール74を通過したところで、外包材連続体110の伸長の程度を若干弱め、次いで、おむつ連続体100を2つ折りし、次いで、サイドシール部S,Sを、ヒートシール、超音波シール、高周波シール等により形成した後、あるいはサイドシール部S,Sを形成すると同時に、個々のおむつに切断することにより、パンツ型使い捨ておむつ1を得ることができる。
上述した製造方法について特に説明しない点は、従来の、いわゆる横流れ方式のパンツ型使い捨ておむつの製造方法と同様に行うことができる。尚、吸収性本体10を外包材連続体110に固定する接着剤15は、吸収性本体10及び外包材連続体110の何れか一方又は双方に塗工しておくことができる。また、レッグ開口部形成用のトリム111の除去は、吸収性本体10の固定前に行うこともできる。
図6中のL1〜L4は、それぞれ、製造工程の各段階における、おむつ一つ分の全幅に相当する長さを示している。L4は、完成したおむつを展開して自然に収縮させた状態における、おむつ幅方向の寸法を示している。
吸収性本体10を固定する際の外包材連続体(外包材)110の伸長率(前記長さL4を基準とする伸長率、即ち、(L2/L4)×100)は、130〜300%であることが好ましく、より好ましくは140〜280%であり、さらに好ましくは150〜270%である。
また、外包材連続体(外包材)110の腹側部Aと背側部Bとを重ねる際の外包材連続体(外包材)110の伸長率(前記長さL4を基準とする伸長率、即ち、(L3/L4)×100)は、130〜300%であることが好ましく、より好ましくは140〜280%であり、さらに好ましくは150〜270%である。
本実施態様によれば、このようにして、上述したパンツ型使い捨ておむつを効率的に連続生産することができる。
以下、本発明のパンツ型吸収性物品の他の実施形態について説明する。これらの実施形態については、上述したおむつ1と異なる点について説明し、同様の点については説明を省略する。特に説明しない点について、上述したおむつ1についての説明が適宜適用される。尚、同様の部材等には、同一の符号を付してある。
本発明の他の実施形態であるパンツ型使い捨ておむつにおいては、その製造時に、外包材を構成する2枚のシート12,13のうち非肌当接面側のシート12となる伸縮性の帯状シート120を流れ方向に伸させる一方、該2枚のシート12,13のうちの肌当接面側のシート13となる帯状シート130を実質的に伸させないか又は帯状シート120よりも低い伸率(例えば伸率1/2以下)にしか伸させない状態で、両帯状シート120,130を接合して外包材連続体110としている。そして、帯状シート120の伸状態を維持しつつ、その外包材連続体110上に吸収性本体10を間欠的に固定している。
この実施形態のおむつにおいては、伸縮性シートからなる肌当接面側のシート13の収縮力が吸収性本体10に伝達され自然状態における該吸収性本体10のコア間部分10Cが収縮するように、外包材11を構成する2枚のシート12,13間が相互に接合されている。おむつにおける吸収性本体10のコア間部分10Cが伸縮することにより、上記のおむつ1と同様の作用効果が奏される。外包材を構成する2枚のシートを接合する箇所は、吸収性本体10のコア間部分10Cを収縮させることができれば良く、股下部の幅方向の全域を、全面塗工、あるいはドット状、スパイラルやΩなどの曲線状や格子状のパターン塗工で接合しても良いし、股下部の幅方向に離間した複数の箇所、例えば複数のサイドコア片43A、43Bの個所において接合しても良い。また、接合手段としては、例えば、ホットメルト等の接着剤、エンボス、超音波、ヒートシール等の任意の方法を用いることができる。
この実施形態において、外包材を構成する2枚のシート12,13のうちの肌当接面側のシート13(帯状シート130)は、上記おむつ1と同様に伸縮性シートであっても良いし、伸長性を有するが伸縮性を有しないシート、あるいは伸縮性も伸長性も有しないシートであっても良い。但し、風合い、コスト、強度の面からは、スパンボンド不織布、エアースルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布等の非伸長性不織布が好ましい。
図7(a)に示すおむつにおいては、吸収性本体10の長手方向の両端部(一端部のみ図示)が、伸縮性シート12とは別体のシート材8Aにより被覆されている。前記シート材8Aは、おむつの幅方向の全幅に亘っている。また、シート材8Aは、おむつ幅方向両端において、サイドシール部A1,A2に固定されており、吸収性本体10と重ねた部分も、接着剤により吸収性本体10上に固定されている。シート材8Aの片面全体を、吸収性本体10を配置した外包材11上に固定することもできる。
図7(a)に示すおむつは、上述したおむつ1の製造方法において、伸縮性シート12の両側部を吸収性本体の肌当接面側に折り返すのに代えて、2本の帯状のシート材8Aを、その一部を吸収性本体10の長手方向の両端部上に重ねるようにして導入し、該シート材8Aの吸収性本体10と重なる部分を、該吸収性本体10上に接着固定することで得られる。
図7(b)に示すおむつも、吸収性本体10の長手方向の両端部(一端部のみ図示)が、伸縮性シート12とは別体のシート材8Bにより被覆されている。
前記シート材8Bは、吸収性本体10の幅より若干広い幅を有し、吸収性本体10と重ねた部分及びその周辺を被覆している。シート材8Bは、その片面全体が、吸収性本体10を配置した外包材11上に固定されている。
図7(b)に示すおむつは、上述したおむつ1の製造方法において、伸縮性シート12の両側部を吸収性本体の肌当接面側に折り返すのに代えて、短冊状のシート材8Bを、吸収性本体10の長手方向の両端部上に重ねるように間欠的に導入し、該シート材8Bの片面全体をその対向面に接着固定することで得られる。
上述した実施形態における、前記シート材8A,8Bは、伸長状態の外包材11(外包材連続体110)に固定されている。そのため、おむつの製造工程やおむつの着用時におむつが伸縮しても、シート材8A,8Bは、外包材11に固定されたときの長さまではスムーズに広がる。そのため、これらのシート材8A,8Bに剥がれや破れ等が生じない。
従って、これらのシート材8A,8Bとしては、伸縮性を有するシート、伸長性を有するシートに加えて、実質的に伸長性も伸縮性も有しないものを用いることもできる。
これらのシート材として用いる材料としては、各種製法による、樹脂フィルム、不織布、樹脂フィルムと不織布とのラミネート等を用いることができる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は上述した各実施形態に制限されるものではなく、適宜変更可能である。
例えば、本発明におけるパンツ型吸収性物品は、パンツ型(ショーツ型と称されるものも含む)の生理用ナプキンであっても良い。
また、本発明で用いる吸収体(又は吸収性コア)は、図8に示すようなものであっても良い。図8中、符号42は、吸収性コア41の肌当接面側及び非肌当接面側を被覆するティッシュペーパー(台紙)であり、図8に示す各吸収体4は、吸収性コア41の肌当接面側を被覆する部分を除去して示してある。中央コア片43Aは、多層構造を有していることが好ましい。例えば、図8(c)は、中央コア片43Aを、上層41cと下層41dとからなる2層構造としたものである。図8(a)や図8(b)の中央コア片43Aも同様に2層構造等の多層構造とすることができる。
本発明の製造方法における伸長状態の外包材連続体110は、第1帯状シート120と第2帯状シート130とをそれぞれ伸長させない状態でニップロール71まで搬送し、ニップロール71で両シートを貼り合わせた後伸長させたものであっても良い。
例えば、両シート120,130の貼り合わせ及び貼り合わせ後の伸長を次のように行うことができる。
先ず、両帯状シート120、130を重ね合わせる前に、両帯状シート120、130の何れか一方又は双方の相対向する面の所定の部位に、弾性部材固定用の接着剤を塗工しておき、弾性部材61a,61b,51を伸長状態で挟んだ状態で、両帯状シート120、130を、ニップロール71で狭圧して、弾性部材61a,61b,51を固定すると共に両帯状シート120、130間を接合する。
この貼り合わせにより伸長状態の外包材連続体110が得られる。
次いで、この外包材連続体110を連続搬送しながら、第1ニップロール72と第2ニップロール73との間で長手方向に伸長させる。第1及び第2ニップロール72,73は、それぞれ一対のロールからなり、第1ニップロール72を構成する一対のロールよりも、第2ニップロール73を構成する一対のロールの回転速度(周速度、シートの送り速度)が速くなるように駆動されて、その速度差分、外包材連続体110が伸長させることができる。上述した実施形態においては、図6中のL2=L1であったが、この実施形態においては、L2>L1となる。
図1は、本発明のパンツ型吸収性物品の一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつを示す斜視図である。 図2は、図1に示すおむつの展開状態を示す平面図である。 図3は、図1に示すおむつの分解斜視図である。 図4は、図1に示すおむつの、自然に収縮させた状態における図2のII−II線断面図である。 図5は、図1に示すおむつに用いた吸収体を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)のIII−III線断面図である。 図6は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつの好ましい製造方法の概略を示す模式斜視図である。 図7(a)及び図7(c)は、それぞれ、本発明の他の実施形態のおむつにおける、おむつ腹側部の肌当接面側を示す平面図である。 図8(a)〜図8(c)は、それぞれ、本発明のパンツ型吸収性物品に好ましく用いられる吸収体又は吸収性コアの他の例を示す平面図である。
符号の説明
1 パンツ型使い捨ておむつ(パンツ型吸収性物品)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
41 吸収性コア
43 コア片
43A 中央コア片(コア片)
43B サイドコア片(コア片)
44 コア間領域
10 吸収性本体
10C コア間部分(コア間領域に対応する部分)
11 外包材
12 外包材の非肌当接面側を構成するシート
13 外包材の肌当接面側を構成するシート

Claims (7)

  1. 吸収性コアを含む吸収性本体と、該吸収性本体の非肌当接面側に配された外包材とからなるパンツ型吸収性物品であって、
    前記吸収性コアは、少なくとも股下部に配される部分が、幅方向に分割された複数のコア片からなり、吸収性物品の幅方向中央に位置する中央コア片と、その両側それぞれに位置する一対のサイドコア片と、前記中央コア片と一対の前記サイドコア片それぞれとの間の一対のコア間領域とを有しており、
    前記外包材は、伸縮性シートを用いて形成されており、
    背側部及び腹側部に配される部分と股下部に配される部分とで幅が同じである前記吸収性本体を、吸収性物品の幅方向に伸長させた状態の前記外包材に固定してなり、
    前記吸収性本体における、少なくとも、一方のコア間領域に対応する部分から他方のコア間領域に対応する部分に亘る範囲が前記外包材に固定されており、
    展開して自然に収縮させた状態のパンツ型吸収性物品においては、前記外包材が吸収性物品の幅方向に収縮しており、その収縮に連動して、主として前記吸収性本体の前記コア間領域に対応する部分が幅方向に収縮し股下部における該吸収性本体の幅が縮まることによって、吸収性本体の幅が、腹側部及び背側部それぞれにおける幅より股下部における幅が狭くなっている、パンツ型吸収性物品。
  2. 前記外包材は2枚のシートから構成されており、2枚の該シートのうちの非肌当接面側のシートが前記伸縮性シートである請求項1記載のパンツ型吸収性物品。
  3. 前記2枚のシートのうちの肌当接面側のシートも伸縮性シートである請求項2記載のパンツ型吸収性物品。
  4. 前記外包材を構成する前記2枚のシートは、非肌当接面側の前記伸縮性シートを吸収性物品の幅方向に伸長させた状態において、肌当接面側のシートと接着剤もしくは熱によって接合することにより得られる請求項2記載のパンツ型吸収性物品。
  5. 前記外包材を構成する前記2枚のシートは、非肌当接面側の前記伸縮性シートを吸収性物品の幅方向に伸長させる一方、肌当接面側のシートを、実質的に伸長させないか又は前記非肌当接面側の前記伸縮性シートよりも低い伸長率にしか伸長させない状態で、互いに接合され且つ前記吸収性本体とも接合されている、請求項2又は3記載のパンツ型吸収性物品。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載のパンツ型吸収性物品の製造方法であって、
    前記外包材が帯状に連なった構成を有し、長手方向に伸長された状態で搬送される前記外包材連続体に、前記吸収性本体を間欠的に固定して、吸収性物品連続体を得る工程と、
    前記吸収性物品連続体を2つ折りした後、サイドシール部を形成し、切断して個々の吸収性物品に分離する工程を具備するパンツ型吸収性物品の製造方法。
  7. 製造するパンツ型吸収性物品が、請求項2記載のパンツ型吸収性物品であり、
    前記外包材を構成する前記2枚のシートのうちの前記非肌当接面側の伸縮性シートとなる伸縮性の第1の帯状シートを流れ方向に伸長させる一方、前記2枚のシートのうちの肌当接面側のシートとなる第2の帯状シートを実質的に伸長させないか又は第1の帯状シートよりも低い伸長率にしか伸長させない状態で、両帯状シートを接合して前記外包材連続体を得る工程を具備し、前記吸収性物品連続体を得る工程においては、得られた前記外包材連続体に、前記第1の帯状シートの伸長状態を維持しつつ前記吸収性本体を固定する、請求項6記載のパンツ型吸収性物品の製造方法。
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