JP4659109B2 - パンツタイプ使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は、パンツタイプ使い捨ておむつに関するものである。
近年のパンツタイプ使い捨ておむつにおいては、前身頃の両側部と後身頃の両側部とが接合されてサイドシールが形成されるとともに、ウエスト開口部及び左右一対の脚開口部が形成され、ウエスト開口部の縁部をなすウエスト縁部に、周方向に沿うウエスト弾性伸縮部材が、縦方向に間隔を空けて複数本取り付けられ、前記ウエスト開口部の縁部よりも股間側の腰下部に、周方向に沿う腰下弾性伸縮部材が、縦方向に間隔を空けて複数本取り付けられている構造が、広く採用されている(例えば特許文献1〜3参照)。
特開平9−262250号公報 特開平11−299829号公報 特開2000−102560号公報
しかし、従来のものでは、表面から見える腰下弾性伸縮部材及びこれに伴い発生する細かな締め付け皺が、締め付けがきついかのようなイメージを使用者に想起させる、あるいは外観をすっきりしないものとする、という問題点があった。
このような見栄えの問題は、例えばプール等での水遊び時等する際のアウターとして使い捨ておむつを使用する場合に特に重要となる。
そこで、本発明の主たる課題は、腰下弾性伸縮部材自体及びこれに伴う締め付け皺に起因する外観の悪化を防止し、すっきりとした見栄えとすることにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
前身頃の両側部と後身頃の両側部とが接合されてサイドシールが形成されるとともに、ウエスト開口部及び左右一対の脚開口部が形成され、
ウエスト開口部の縁部をなすウエスト縁部に、周方向に沿うウエスト弾性伸縮部材が、縦方向に間隔を空けて複数本取り付けられ、
前記ウエスト開口部の縁部よりも股間側の腰下部に、周方向に沿う腰下弾性伸縮部材が、縦方向に間隔を空けて複数本取り付けられている、パンツタイプ使い捨ておむつにおいて、
周方向に縮められて形成されたギャザー部分と、このギャザー部分から外方に突出する波打ち部分とを有し、周方向に沿って延在するフリルが、前記胴周り部分に縦方向に間隔を空けて複数設けられ、このフリルの波打ち部分が、前記腰下弾性伸縮部材上に被さるように構成されており、
前記フリルのギャザー部が前記腰下弾性伸縮部材の収縮力により形成されているか、又は前記フリルのギャザー部が前記腰下弾性伸縮部材と重なる位置に設けられている、
ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
このように、フリルの波打ち部分が、腰下弾性伸縮部材上に被さるように構成されていると、腰下弾性伸縮部材及びこれに伴い発生する締め付け皺がフリル下に隠れるため、使用者に締め付けがきついかのようなイメージを想起させ難い、締め付け皺の見えないすっきりとした外観となる、フリル自体の見栄えが良い、といった利点がもたらされる。
また、このような構造を採用することにより、腰下弾性伸縮部材自体及びそれによる締め付け皺の隠蔽効果がより一層のものとなる。特に、フリルのギャザー部が腰下弾性伸縮部材の収縮力により形成されていると、弾性伸縮部材等の使用量が少なくて済み、軽量薄型となる等の利点がもたされるため好ましい。
<請求項記載の発明>
腹側外装シートの両側部と、背側外装シートの両側部とが接合されて形成された筒状の胴周り部分と、
前記腹側外装シート内面の幅方向中央部から前記背側外装シート内面の幅方向中央部までにわたり設けられた、排泄物を吸収する内装体とを備え、
前記腹側外装シートと背側外装シートとが股間側で連続しておらず、離間しているパンツタイプ使い捨ておむつであって、
前記腹側外装シート及び背側外装シートの少なくとも一方は、幅方向に延在する帯状のフリル部材が縦方向に複数並設されてなるものであり、
フリル部材の隣接部分では、ウエスト側に位置する方のフリル部材の先端部が、他方のフリル部材のウエスト側端部上に被さり、
各フリル部材のウエスト側端部に、ギャザー弾性伸縮部材が周方向に沿って伸長状態で取り付けられており、
各フリル部材により前記フリルが形成されるとともに、前記ギャザー弾性伸縮部材による周方向の収縮により各フリル部材に前記ギャザー部が形成されており、
最もウエスト側に位置するウエストフリル部材及びこれよりも下側に位置する下側フリル部材のうち、ウエストフリル部材のギャザー弾性伸縮部材が前記ウエスト弾性伸縮部材をなし、下側フリル部材のギャザー弾性伸縮部材が前記腰下弾性伸縮部材をなしている、
請求項記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
このように、外装シートを縦方向に複数に分割してフリルを形成することにより、簡素な構造でありながらフリルの美観に優れたものとなる。また、既存の製造技術を応用することにより容易に製造することができる。
<請求項記載の発明>
前記下側フリル部材は、シート基材をウエスト側に折目を有するように二つ折りし、折り目の両側を内装体の外側にそれぞれ位置させるとともに、その折り合わせ部分のうち、折り目部分とその近傍では前記ギャザー弾性伸縮部材を挟持してシート基材の対向部分を接合し、この部位よりも先端側ではシート基材の対向部分を非接合としてなるものである、請求項記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
このような構造を採用することにより、一つの帯状部材で二段のフリルを形成することができ、フリル数増加に伴う資材コストを抑制することができる。
<請求項記載の発明>
前記隣接するフリル部材が前記被さる部分において周方向に間欠的に接合されている、請求項または記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
このような間欠接合構造を採用することにより、隣接するフリル部材間に非接合部分が形成され、この非接合部分により外装シートの内外の通気性が著しく向上する。
<請求項記載の発明>
前記各フリル部材は、前記サイドシールにより幅方向両側部で一体化されるとともに、前記内装体にそれぞれ固定されることにより前記内装体と重なる部分で前記内装体を介して一体化され、且つこれら以外の部分では相互に接合されていない、請求項のいずれか1項に記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
このような構造を採用することにより、各フリル部材の一体性が高いものでありながら、特に内装体の両側における通気性に優れたものとなる。
<請求項記載の発明>
前記各フリル部材は、前記内装体の幅方向両側部にのみ接合され、これらの間の中間部では前記内装体に接合されていない、請求項記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
このように各フリル部材(外装シート)と内装体との固定部分を内装体の幅方向両側部のみとすると、内装体が柔軟に変形することができ、フィット性が高いものとなるとともに、フリル部材の自由度も向上し、フリルのひらひらした見栄えが向上するため好ましい。
以上のとおり、本発明によれば、腰下弾性伸縮部材自体及びこれに伴う締め付け皺に起因する外観の悪化が防止され、すっきりとした見栄えとなる等の利点がもたらされる。
パンツタイプ使い捨ておむつの内面を示す、おむつを展開した状態における平面図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの外面を示す、おむつを展開した状態における平面図である。 図1の3−3断面図である。 図1の4−4断面図である。 図1の5−5断面における(a)外装詳細図、及び(b)内装詳細図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの分解組立図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの要部のみを示す、断面図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの装着状態を示す正面図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの装着状態を示す背面図である。 他の形態の断面図である。 他の形態の断面図である。 他の形態の断面図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの主製造ラインの概略図である。 下側フリル部材の製造ラインの概略図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ詳説する。
図1〜図8は、パンツタイプ使い捨ておむつの一例100を示している。このパンツタイプ使い捨ておむつ100は、製品外面(裏面)をなす外装シート12F,12Bと、外装シートの内面に貼り付けられた内装体200とから構成されているものである。内装体200は、尿等の排泄物等を吸収保持する部分であり、外装シート12F,12Bは着用者に装着するための部分である。断面図における点模様部分は各構成部材を接合する接合部分を示しており、ホットメルト接着剤などのベタ、ビード、カーテン、サミットまたはスパイラル塗布などにより形成されるものである。なお、「前後方向」とは腹側(前側)と背側(後側)を結ぶ方向を意味し、「幅方向」とは前後方向と直交する方向(左右方向)を意味し、「上下方向(縦方向)」とはおむつ100の装着状態、すなわちおむつ100の前身頃両側部と後身頃量側部を重ね合わせるようにおむつ100を股間部で2つに折った際に胴周り方向と直交する方向、換言すればウエスト開口部WO側と股間部側とを結ぶ方向を意味する。また、股間部とは、展開状態における前身頃のウエスト端縁から後身頃のウエスト端縁までの前後方向中央を意味し、それよりも前側の部分及び後側の部分が前身頃F及び後身頃Bをそれぞれ意味する。
(内装体)
内装体200は任意の形状を採ることができるが、図示の形態では長方形である。内装体200は、図3〜図5に示されるように、身体側となる表面シート30と、不透液性バックシート11と、これらの間に介在された吸収要素50とを備えているものであり、吸収機能を担う本体部である。符号40は、表面シート30を透過した液を速やかに吸収要素50へ移行させるために、表面シート30と吸収要素50との間に設けられた中間シート(セカンドシート)を示しており、符号60は、内装体200の両脇に排泄物が漏れるのを防止するために、内装体200の両側に設けられた、身体側に起立するバリヤーカフス60を示している。
(表面シート)
表面シート30は、液を透過する性質を有するものであり、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを例示することができる。また、このうち不織布は、その原料繊維が何であるかは、特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。例えば、柔軟性、ドレープ性を求めるのであれば、スパンボンド法、スパンレース法が、嵩高性、ソフト性を求めるのであれば、エアスルー法、ポイントボンド法、サーマルボンド法が、好ましい加工方法となる。
また、表面シート30は、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートを貼り合せて得た積層シートからなるものであってもよい。同様に、表面シート30は、平面方向に関して、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートからなるものであってもよい。
バリヤーカフス60を設ける場合、表面シート30の両側部は、不透液性バックシート11とバリヤーカフス60との間を通して、吸収要素50の裏側まで回りこませ、液の浸透を防止するために、不透液性バックシート11及びバリヤーカフス60に対してホットメルト接着剤等により接着するのが好ましい。
(中間シート)
表面シート30を透過した液を速やかに吸収体へ移行させるために、表面シート30より液の透過速度が速い、中間シート(「セカンドシート」とも呼ばれている)40を設けることができる。この中間シート40は、液を速やかに吸収体へ移行させて吸収体による吸収性能を高めるばかりでなく、吸収した液の吸収体からの「逆戻り」現象を防止し、表面シート30上を常に乾燥した状態とすることができる。中間シート40は省略することもできる。
中間シート40としては、表面シート30と同様の素材や、スパンレース、スパンボンド、SMS、パルプ不織布、パルプとレーヨンとの混合シート、ポイントボンド又はクレープ紙を例示できる。特にエアスルー不織布が嵩高であるため好ましい。エアスルー不織布には芯鞘構造の複合繊維を用いるのが好ましく、この場合芯に用いる樹脂はポリプロピレン(PP)でも良いが剛性の高いポリエステル(PET)が好ましい。目付けは20〜80g/m2が好ましく、25〜60g/m2がより好ましい。不織布の原料繊維の太さは2.2〜10dtexであるのが好ましい。不織布を嵩高にするために、原料繊維の全部又は一部の混合繊維として、芯が中央にない偏芯の繊維や中空の繊維、偏芯且つ中空の繊維を用いるのも好ましい。
図示の形態の中間シート40は、吸収体56の幅より短く中央に配置されているが、全幅にわたって設けてもよい。中間シート40の長手方向長さは、吸収体56の長さと同一でもよいし、液を受け入れる領域を中心にした短い長さ範囲内であってもよい。
(不透液性バックシート)
不透液性バックシート11の素材は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂等からなるプラスチックフィルムや、不織布の表面にプラスチックフィルムを設けたラミネート不織布、プラスチックフィルムに不織布等を重ねて接合した積層シートなどを例示することができる。不透液性バックシート11には、近年、ムレ防止の観点から好まれて使用されている不透液性かつ透湿性を有する素材を用いることが好ましい。透湿性を有するプラスチックフィルムとしては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性プラスチックフィルムが広く用いられている。このほかにも、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂または疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、プラスチックフィルムを用いずに液不透過性としたシートも、不透液性バックシート11として用いることができる。
不透液性バックシート11は、防漏性を高めるために、吸収要素50の両側を回りこませて吸収要素50の表面シート30側面の両側部まで延在させることができる。この延在部の幅は、左右それぞれ5〜20mm程度が適当である。
また、不透液性バックシート11の内側、特に吸収体56側面に、液分の吸収により色が変化する排泄インジケータを設けることができる。
(バリヤーカフス)
バリヤーカフス60は、内装体200の両側部に沿って前後方向全体にわたり延在する帯状部材であり、表面シート30上を伝わって横方向に移動する尿や軟便を遮断し、横漏れを防止するために設けられているものである。本実施の形態のバリヤーカフス60は、内装体200の側部から起立するように設けられ、付け根側の部分は幅方向中央側に向かって斜めに起立し、中間部より先端側の部分は幅方向外側に向かって斜めに起立するものである。
より詳細には、バリヤーカフス60は、内装体200の前後方向長さに等しい長さを有する帯状のバリヤーシート62を幅方向に折り返して二つに折り重ねるとともに、折り返し部分及びその近傍のシート間に、細長状弾性伸縮部材63を長手方向に沿って伸張状態で、幅方向に間隔をあけて複数本固定してなるものである。バリヤーカフス60のうち幅方向において折り返し部分と反対側の端部は内装体200の側縁部の裏面に固定された取付部分65とされ、この取付部分65以外の部分は取付部分65から突出する突出部分66(折り返し部分側の部分)とされている。また、突出部分66のうち前後方向両端部は、取付部分65から内装体200の側部を通り表面シート30の側部表面まで延在し且つこの表面シート30の側部表面に対してホットメルト接着剤やヒートシールによる前後固定部67固定された付け根側部分と、この付け根側部分の先端から幅方向外側に折り返され且つ付け根側部分に固定された先端側部分とからなる。突出部分のうち前後方向中間部は非固定の自由部分(内側自由部分)とされ、この自由部分に前後方向に沿う細長状弾性部材63が伸張状態で固定されている。
バリヤーシート62としてはスパンボンド不織布(SS、SSS等)やSMS不織布(SMS、SSMMS等)、メルトブロー不織布等の柔軟で均一性・隠蔽性に優れた不織布に、必要に応じてシリコンなどにより撥水処理を施したものを好適に用いることができ、繊維目付けは10〜30g/m2程度とするのが好ましい。細長状弾性伸縮部材63としては糸ゴム等を用いることができる。スパンデックス糸ゴムを用いる場合は、太さは470〜1240dtexが好ましく、620〜940dtexがより好ましい。固定時の伸長率は、150〜350%が好ましく、200〜300%がより好ましい。また、図示のように、二つに折り重ねたバリヤーシートの間に防水フィルムを介在させることもできる。
バリヤーカフス60の自由部分に設けられる細長状弾性伸縮部材63の本数は2〜6本が好ましく、3〜5本がより好ましい。配置間隔60dは3〜10mmが適当である。このように構成すると、細長状弾性伸縮部材63を配置した範囲で肌に対して面で当たりやすくなる。先端側だけでなく付け根側にも細長状弾性伸縮部材63を配置しても良い。
バリヤーカフス60の取付部分65の固定対象は、内装体200における表面シート30、不透液性バックシート11、吸収要素50等適宜の部材とすることができる。
かくして構成されたバリヤーカフス60では、細長状弾性伸縮部材63の収縮力が前後方向両端部を近づけるように作用するが、突出部分66のうち前後方向両端部が起立しないように固定されるのに対して、それらの間は非固定の自由部分とされているため、自由部分のみが図3に示すように身体側に当接するように起立する。特に、取付部分65が内装体200の裏面側に位置していると、股間部及びその近傍においてバリヤーカフス60が幅方向外側に開くように起立するため、バリヤーカフス60が脚周りに面で当接するようになり、フィット性が向上するようになる。
バリヤーカフス60の寸法は適宜定めることができるが、乳幼児用紙おむつの場合は、例えば図7に示すように、バリヤーカフス60の起立高さ(展開状態における突出部分66の幅方向長さ)W6は15〜60mm、特に20〜40mmであるのが好ましい。また、バリヤーカフス60をトップシート30表面と平行になるように、平坦に折り畳んだ状態において最も内側に位置する折り目間の離間距離W3は60〜190mm、特に70〜140mmであるのが好ましい。
なお、図示形態と異なり、内装体200の左右各側においてバリヤーカフスを二重に(二列)設けることもできる。
(吸収要素)
吸収要素50は、吸収体56と、この吸収体56の全体を包む包装シート58とを有する。包装シート58は省略することもできる。
(吸収体)
吸収体56は、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100〜300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30〜120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1〜16dtex、好ましくは1〜10dtex、さらに好ましくは1〜5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、1インチ当たり5〜75個、好ましくは10〜50個、さらに好ましくは15〜50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いる場合が多い。吸収体56中には高吸収性ポリマー粒子を分散保持させるのが好ましい。
吸収体56は長方形形状でも良いが、図6にも示すように、前端部、後端部及びこれらの間に位置し、前端部及び後端部と比べて幅が狭い括れ部とを有する砂時計形状を成していると、吸収体56自体とバリヤーカフス60の、脚回りへのフィット性が向上するため好ましい。
また、吸収体56の寸法は適宜定めることができるが、前後方向及び幅方向において、内装体200の周縁部又はその近傍まで延在しているのが好ましい。
(高吸収性ポリマー粒子)
吸収体56には、その一部又は全部に高吸収性ポリマー粒子を含有させることができる。高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む。高吸収性ポリマー粒子の粒径は、この種の吸収性物品に使用されるものをそのまま使用でき、1000μm以下、特に150〜400μmのものが望ましい。高吸収性ポリマー粒子の材料としては、特に限定無く用いることができるが、吸水量が40g/g以上のものが好適である。高吸収性ポリマー粒子としては、でんぷん系、セルロース系や合成ポリマー系などのものがあり、でんぷん−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、でんぷん−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物やアクリル酸(塩)重合体などのものを用いることができる。高吸収性ポリマー粒子の形状としては、通常用いられる粉粒体状のものが好適であるが、他の形状のものも用いることができる。
高吸収性ポリマー粒子としては、吸水速度が40秒以下のものが好適に用いられる。吸水速度が40秒を超えると、吸収体56内に供給された液が吸収体56外に戻り出てしまう所謂逆戻りを発生し易くなる。
また、高吸収性ポリマー粒子としては、ゲル強度が1000Pa以上のものが好適に用いられる。これにより、嵩高な吸収体56とした場合であっても、液吸収後のべとつき感を効果的に抑制できる。
高吸収性ポリマー粒子の目付け量は、当該吸収体56の用途で要求される吸収量に応じて適宜定めることができる。したがって一概には言えないが、50〜350g/m2とすることができる。ポリマーの目付け量が50g/m2未満では、吸収量を確保し難くなる。350g/m2を超えると、効果が飽和する。
必要であれば、高吸収性ポリマー粒子は、吸収体56の平面方向で散布密度あるいは散布量を調整できる。たとえば、液の排泄部位を他の部位より散布量を多くすることができる。男女差を考慮する場合、男用は前側の散布密度(量)を高め、女用は中央部の散布密度(量)を高めることができる。また、吸収体56の平面方向において局所的(例えばスポット状)にポリマーが存在しない部分を設けることもできる。
(包装シート)
包装シート58を用いる場合、その素材としては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMS不織布(SMS、SSMMS等)が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレン複合材などを使用できる。目付けは、5〜40g/m2、特に10〜30g/m2のものが望ましい。
包装シート58の包装形態は適宜定めることができるが、製造容易性や前後端縁からの高吸収性ポリマー粒子の漏れ防止等の観点から、吸収体56の表裏面及び両側面を取り囲むように筒状に巻き付け、且つその前後縁部を吸収体56の前後から食み出させ、この食み出し部分を表裏方向に潰してホットメルト接着剤等の接合手段により接合する形態が好ましい。
(外装シート)
外装シート12F,12Bは、装着者の胴周りのうち腹側を覆う腹側外装シート12Fと背側を覆う背側外装シート12Bとに分割されており、これら腹側外装シート12Fの両側部と背側外装シート12Bの両側部とがそれぞれ接合されて、筒状の胴周り部分Tが形成され、その上端開口が図8に示すように装着者の胴を通すためのウエスト開口部WOとして形成されている。また、腹側外装シート12Fの幅方向中央部内面に内装体200の前端部がホットメルト接着剤等により連結されるとともに、背側外装シート12Bの幅方向中央部内面に内装体200の後端部がホットメルト接着剤等により連結されており、腹側外装シート200と背側外装シート12Bとが股間側で連続しておらず、離間されており、それによって図8に示すように装着者の脚を通すための左右一対の脚開口部LOが形成されている。符号12Aは接合部分を示している(サイドシールともいう)。
腹側外装シート200と背側外装シート12Bとの離間距離Dは0〜250mm程度とするのが好ましい。この場合、内装体200における不透液性バックシート11の裏面には、内装体200の裏面全体を覆うように、あるいは腹側外装シート12Fと背側外装シート12Bとの間に露出する部分全体又は大部分を覆うように、股間部外装シート12Mを固定するのは好ましい。股間部外装シート12Mとしては、外装シート12F,12Bに用いられるものと同様の資材を用いることができる。
外装シート12F,12Bは、ウエスト開口部WOからサイドシールの下端に至る縦方向範囲として定まる胴周り部分Tと、サイドシールの下端より下側の縦方向範囲として定まる下側部分Lとを有する。胴周り部分Tは、概念的に「ウエスト縁部」Wと「腰下部」Uとに分けることができる。これらの前後方向の長さは、製品のサイズによって異なり、適宜定めることができるが、一例を挙げると、ウエスト縁部Wは15〜40mm、腰下部Uは65〜120mmとすることができる。
外装シート12F,12Bは、公知のシート基材を特に限定無く使用できるが、不織布であるのが好ましい。不織布は、その原料繊維が何であるかは特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。不織布を用いる場合、その坪量は10〜30g/m2程度とするのが好ましい。
外装シート12F,12Bには、胴周りに対するフィット性を高めるために、糸ゴム等の細長状弾性伸縮部材15〜18が所定の伸張率に伸張した状態でホットメルト接着剤等の固定手段により取り付けられている。細長状弾性伸縮部材15〜18としては、合成ゴムを用いても、天然ゴムを用いても良い。
より詳細には、前身頃F及び後身頃Bのウエスト縁部(上端部)Wには、幅方向全体にわたり連続するように、複数の細長状弾性伸縮部材からなるウエスト弾性伸縮部材17,18が上下方向に間隔を空けて、かつ所定の伸張率で幅方向に沿って伸張された状態で固定されている。また、ウエスト弾性伸縮部材17,18のうち、腰下部Uに隣接する領域に配設される1本または複数本については、内装体200のウエスト側端部と重なっていてもよい。このウエスト弾性伸縮部材17,18としては、太さ155〜1880dtex、特に470〜1240dtex程度(合成ゴムの場合。天然ゴムの場合には断面積0.05〜1.5mm2、特に0.1〜1.0mm2程度)の糸ゴムを、4〜12mmの間隔で3〜22本程度、それぞれ伸張率150〜400%、特に220〜320%程度で固定するのが好ましい。また、ウエスト弾性伸縮部材17,18は、その全てが同じ太さと伸張率にする必要はなく、例えばウエスト縁部Wの上部と下部で弾性伸縮部材の太さと伸張率が異なるようにしてもよい。
また、前身頃F及び後身頃Bの腰下部Uには、幅方向全体にわたり連続するように、複数の細長状弾性伸縮部材からなる腰下弾性伸縮部材15,16が上下方向に間隔を空けて、かつ所定の伸張率で幅方向に沿って伸張された状態で固定されている。腰下弾性伸縮部材15,16としては、太さ155〜1880dtex、特に470〜1240dtex程度(合成ゴムの場合。天然ゴムの場合には断面積0.05〜1.5mm2、特に0.1〜1.0mm2程度)の糸ゴムを、1〜40mmの間隔で5〜30本程度、それぞれ伸張率150〜350%、特に180〜300%程度で固定するのが好ましい。腰下弾性伸縮部材15,16の太さ及び伸長率は適宜定めることができ、ウエスト弾性伸縮部材17,18と同程度でも良いが、特に前身頃Fの腰下弾性伸縮部材16と後身頃Bの腰下弾性伸縮部材15とが同じ縦方向位置にあって周方向に実質的に連続する部分では、腰下弾性伸縮部材15,16はウエスト弾性伸縮部材17,18よりも少し細めまたは伸張率を低めとし、前身頃Fの腰下弾性伸縮部材16と後身頃Bの腰下弾性伸縮部材15とで縦方向位置がずれている部分では腰下弾性伸縮部材15,16はウエスト弾性伸縮部材17,18よりも少し太めまたは伸張率を高めとするのが好ましい。
なお、図示しないが、腰下弾性伸縮部材15,16が、内装体200と重なる幅方向中央部を除くようにいてその幅方向両側にそれぞれ設けられていると、内装体200が幅方向に必要以上に収縮することがなく、モコモコと見た目が悪かったり吸収性が低下したりすることがないため好ましい。この形態には、幅方向両側にのみ腰下弾性伸縮部材が存在する形態の他、内装体200を横切ってその幅方向一方側から他方側まで腰下弾性伸縮部材が存在しているが、内装体200と重なる幅方向中央部では腰下弾性伸縮部材が切断され、伸縮力が作用しない(実質的には、弾性伸縮部材を設けないことに等しい)ように構成されている形態も含まれる。
(フリル)
特徴的には、図8に示すように、周方向に縮められて形成されたギャザー部分GPと、このギャザー部分GPから外方に突出する波打ち部分WPとを有し、周方向に沿って延在するフリルが、胴周り部分に設けられ、このフリルの波打ち部分WPが、腰下弾性伸縮部材上に被さるように構成されている。このように、腰下弾性伸縮部材15,16及びこれに伴い発生する締め付け皺がフリル70下に隠れると、使用者に締め付けがきついかのようなイメージを想起させ難い、締め付け皺の見えないすっきりとした外観となる、フリル70自体の見栄えが良い、といった利点がもたらされる。
フリル70を設ける場合、図1〜図9に示すように、外装シート12F,12B自体を縦方向に複数に分割し、各分割部分によりフリル70を形成するとともに、腰下弾性伸縮部材15,16の収縮力によりフリル70のギャザー部を形成するのが好ましい。
この図示例についてより詳細に説明すると、腹側外装シート12F及び背側外装シート12Bは、幅方向に延在する帯状のフリル部材71,72が縦方向に複数並設されて形成されており、フリル部材71,72の隣接部分では、ウエスト側に位置する方のフリル部材の先端部が、他方のフリル部材のウエスト側端部上に被さるように構成されている。最もウエスト側に位置するウエストフリル部材71のウエスト側端部には、ギャザー弾性伸縮部材を兼ねるウエスト弾性伸縮部材17,18が周方向に沿って伸長状態で取り付けられており、これよりも下側に位置する下側フリル部材72のウエスト側端部には、ギャザー弾性伸縮部材を兼ねる腰下弾性伸縮部材15,16が周方向に沿って伸長状態で取り付けられている。各フリル部材71,72に固定する弾性伸縮部材は、1〜10本程度が好ましく、2〜5本程度がより好ましい。また、腹側外装シート12F及び背側外装シート12Bの各フリル部材71,72は、それぞれ同じ数としてもよいが、異ならせることもできる。特に、背側外装シート12Bのフリル部材71,72の数が腹側外装シート12Fよりも多いほうが好ましく、それぞれ背側外装シート12Bにおいては3〜8本程度、腹側外装シート12Fにおいては2〜6本程度とするのが適当である。隣接するフリル部材71,72,72,72が相互に重なる幅は、20〜60mm程度とするのが好ましい。また、隣接するフリル部材71,72,72,72において、ウエスト側に位置するフリル部材の最も下側の弾性伸縮部材と、これに隣接して下側に位置するフリル部材の最もウエスト側の弾性伸縮部材とは、10〜40mm程度離間しているのが好ましい。
このように構成されたフリル部材71,72においては、ギャザー弾性伸縮部材を兼ねるウエスト弾性伸縮部材及び腰下弾性伸縮部材15〜18による周方向の収縮により各フリル部材71,72のウエスト側端部に、周方向の収縮によりギャザー部分GPが形成されることにより、ギャザー部分GPよりも先端側が波打ち部分WPとなり、その結果としてフリル70が形成される。また、腰下弾性伸縮部材15,16は、上側に位置するフリル部材71,72の波打ち部分WPにより隠蔽される。そして、外装シート12F,12Bが縦方向に複数に分割されてフリル70が形成され、各フリル70のギャザー部がウエスト弾性伸縮部材及び腰下弾性伸縮部材15〜18により形成されているため、弾性伸縮部材等の資材使用量が少ない簡素な構造でありながら、腰下弾性伸縮部材15,16及びそれによる皺の隠蔽効果がより一層のものとなり、フリルの美観にも優れたものとなる。さらに、後述するように、既存の製造技術を応用することにより容易に製造することができる。
フリル部材71,72の構造は特に限定されないが、ウエストフリル部材71は、図5及び図8に示すように、シート基材73をウエスト開口部WOの縁に折り目を有するように二つ折りし、折り目の一方側73rを内装体200の内側に及び折り目の他方側を内装体200の外側にそれぞれ位置させるとともに、ウエスト縁部Wのシート基材73の対向部分間に、ギャザー弾性伸縮部材を兼ねるウエスト弾性伸縮部材17,18を挟持してホットメルト接着剤等により接合し、この部位よりも先端側ではシート基材73の対向部分を非接合としてなるものである。
一方、下側フリル部材72は、図5及び図8に示すように、シート基材74をウエスト側に折目を有するように二つ折りし、折り目の両側を内装体200の外側にそれぞれ位置させるとともに、その折り合わせ部分のうち、折り目部分とその近傍ではギャザー弾性伸縮部材を兼ねる腰下弾性伸縮部材15,16を挟持してシート基材74の対向部分を接合し、この部位よりも先端側ではシート基材74の対向部分を非接合としてなるものである。このような折り返し構造の採用により、一つの帯状部材で二段のフリルを形成することができ、フリル数増加に伴う資材コストを抑制することができる。特に、対向する非接合部分のうち内側の部分の先端を外側の部分の先端より下側に突出させると、フリルの段が縦方向にずれるため好ましい。
もちろん、図10に示すように、下側フリル部材72においてはシート基材75を折り畳まずに縦方向に位置をずらして複数配置し、隣接するシート基材75の重なり部分にギャザー弾性伸縮部材を兼ねる腰下弾性伸縮部材15,16を挟み、ホットメルト接着剤等により固定することも可能である。また、図11に示すように、外装シート12を腹側及び背側に分割せずに、前身頃Fから後身頃Bまでを一体的な外装シート12により連続的に覆い、その外面に、幅方向に延在する帯状シート基材75を折り畳まずに縦方向に位置をずらして複数配置し、帯状シート基材75と外装シート12との重なり部分におけるウエスト側端部にギャザー弾性伸縮部材を兼ねる腰下弾性伸縮部材15,16を挟み、ホットメルト接着剤等により固定することも可能である。さらに、図12に示すように、一枚の外装シート12を縦方向に位置をずらしながら複数個所で断面Z字状に折り畳むとともに、この折り畳み部分12Wにおける内面相互が対向する部分のウエスト側端部にギャザー弾性伸縮部材を兼ねる腰下弾性伸縮部材15,16を挟み、ホットメルト接着剤等により固定することも可能である。
他方、隣接(縦方向)するフリル部材71,72、72,72は、相互に重なる部分において周方向全体にわたり接合されていても良いが、周方向に間欠的に接合すると、隣接するフリル部材71,72、72,72間に非接合部分78が形成され、この非接合部分78により外装シート12F,12Bの内外の通気性が著しく向上する。しかも、この非接合部分78にもフリル70の波打ち部分WPが被さるため、見栄えを損ねることがない。特に、図示形態のように、サイドシール12A及び内装体200に対する固定部分80を利用し、各フリル部材71,72を、サイドシール12Aにより幅方向両側部で一体化するとともに、内装体200に対する固定により内装体200と重なる部分で内装体200を介して一体化し、且つこれら以外の部分では相互に接合しないことにより、各フリル部材71,72の一体性が高いものでありながら、特に内装体200の幅方向両側における通気性に優れたものとなる。
また、各フリル部材71,72(腹側及び背側外装シート12F,12B)は、内装体200と重なる部分の実質的に全体が、ホットメルト接着剤等により内装体200と接合されていると強度確保の点では好ましいが、図示形態のように、内装体200の幅方向両側部80にのみ接合され、これらの間の中間部では内装体200に接合されていないのも好ましい。このように各フリル部材71,72と内装体200との固定部分80を内装体200の幅方向両側部のみとすると、内装体200が柔軟に変形することができ、フィット性が高いものとなるとともに、フリル部材71,72の自由度も向上し、フリル70のひらひらした見栄えが向上する。同様の理由により、各フリル部材71,72と内装体200との接合部分80は、縦方向全体にわたり連続していても良い(図示例の前身頃Fにおける接合部分80)が、縦方向に間欠的に設けられているのも好ましい(図示例の後身頃Bにおける接合部分80)。
<他の形態>
(イ)図示しないが、一般的なパンツ型使い捨ておむつのように、外装シートに上述のウエスト弾性伸縮部材及び腰下弾性伸縮部材を設けるとともに、その外装シートの外面に、腰下弾性伸縮部材を被覆するようにフリルを設けることもできる。この場合、フリルのギャザー部がウエスト弾性伸縮部材及び腰下弾性伸縮部材と重なる位置に設けられていると、ウエスト弾性伸縮部材及び腰下弾性伸縮部材の隠蔽効果に優れたものとなる。
(ロ)周方向の一部、例えば腰下弾性伸縮部材の幅方向中央部が切断されている場合、その幅方向両側のみ、あるいは前身頃F若しくは後身頃Bのみにフリルを設けることもできる。
<製造方法>
図13は、図1〜図9に示すタイプの使い捨ておむつの製造フローを示している。先ず、主製造ラインのCD方向(ライン流れ方向と直交する幅方向)に間隔を空けて背側のウエストフリル部材71の帯状シート基材及び腹側のウエストフリル部材71の帯状シート基材73がそれぞれ供給され、更にそのCD方向中央側に、別途製造された帯状の下側フリル部材72が必要数連続的に供給され、これらがCD方向の端部が一部重なる並列配置で移送される。
図14は、下側フリル部材72の製造ラインを示しており、連続的に供給されるシート基材74を二つ折りするとともに、その折り合わせ部分のうち折り目部分とその近傍に細長状弾性伸縮部材15,16を連続的に挟み込みつつシート基材74の対向部分をホットメルト接着剤等により接合し、この部位よりも先端側ではシート基材74の対向部分を非接合とすることにより、下側フリル部材72が製造され、主製造ラインに供給される。
主製造ラインにおいては、ウエストフリル部材71の帯状シート基材73上にウエスト弾性伸縮部材17,18が連続的に供給され、次いで別途製造された内装体200が、一方のウエストフリル部材71の帯状シート基材73から他方のウエストフリル部材71の帯状シート基材73上に跨るようにCD方向に沿って配置され、ウエストフリル部材71の帯状シート基材73及び下側フリル部材72上にホットメルト接着剤等により接合された後、各ウエストフリル部材71の帯状シート基材73のCD方向外側の端部が、ウエスト弾性伸縮部材17,18配置部分及び内装体200の前後端部を覆うようにCD方向中央側に折り返され、対向面に対してホットメルト接着剤等により接合される。
以降は、通常のパンツタイプ使い捨ておむつと同様であり、CD方向中央を折り目として前身頃及び後身頃が折り畳まれた後、MD方向(ライン流れ方向)に製品幅の間隔で設定された切断線12Cの前後近傍でサイドシール12Aが施され、前身頃F及び後身頃Bの両側部が接合され、しかる後に切断線12Cで切断分離されることにより、個々のパンツタイプ使い捨ておむつDPが得られる。
このように、本発明のフリル70付きパンツタイプ使い捨ておむつDPは、各フリル部材71,72を並列的に流す点を除けば、従来の製造方法と殆ど変りない方法で製造できる利点があるものである。
本発明は、上記例のようなパンツタイプ使い捨ておむつに利用できるものである。
11…不透液性バックシート、12F,12B…外装シート、200…内装体、30…トップシート、40…中間シート、50…吸収要素、56…吸収体、58…包装シート、60…側部バリヤーカフス、62…バリヤーシート、70…フリル、GP…ギャザー部分、WP…波打ち部分、71…ウエストフリル部材、72…下側フリル部材。

Claims (6)

  1. 前身頃の両側部と後身頃の両側部とが接合されてサイドシールが形成されるとともに、ウエスト開口部及び左右一対の脚開口部が形成され、
    ウエスト開口部の縁部をなすウエスト縁部に、周方向に沿うウエスト弾性伸縮部材が、縦方向に間隔を空けて複数本取り付けられ、
    前記ウエスト開口部の縁部よりも股間側の腰下部に、周方向に沿う腰下弾性伸縮部材が、縦方向に間隔を空けて複数本取り付けられている、パンツタイプ使い捨ておむつにおいて、
    周方向に縮められて形成されたギャザー部分と、このギャザー部分から外方に突出する波打ち部分とを有し、周方向に沿って延在するフリルが、前記胴周り部分に縦方向に間隔を空けて複数設けられ、このフリルの波打ち部分が、前記腰下弾性伸縮部材上に被さるように構成されており、
    前記フリルのギャザー部が前記腰下弾性伸縮部材の収縮力により形成されているか、又は前記フリルのギャザー部が前記腰下弾性伸縮部材と重なる位置に設けられている、
    ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつ。
  2. 腹側外装シートの両側部と、背側外装シートの両側部とが接合されて形成された筒状の胴周り部分と、
    前記腹側外装シート内面の幅方向中央部から前記背側外装シート内面の幅方向中央部までにわたり設けられた、排泄物を吸収する内装体とを備え、
    前記腹側外装シートと背側外装シートとが股間側で連続しておらず、離間しているパンツタイプ使い捨ておむつであって、
    前記腹側外装シート及び背側外装シートの少なくとも一方は、幅方向に延在する帯状のフリル部材が縦方向に複数並設されてなるものであり、
    フリル部材の隣接部分では、ウエスト側に位置する方のフリル部材の先端部が、他方のフリル部材のウエスト側端部上に被さり、
    各フリル部材のウエスト側端部に、ギャザー弾性伸縮部材が周方向に沿って伸長状態で取り付けられており、
    各フリル部材により前記フリルが形成されるとともに、前記ギャザー弾性伸縮部材による周方向の収縮により各フリル部材に前記ギャザー部が形成されており、
    最もウエスト側に位置するウエストフリル部材及びこれよりも下側に位置する下側フリル部材のうち、ウエストフリル部材のギャザー弾性伸縮部材が前記ウエスト弾性伸縮部材をなし、下側フリル部材のギャザー弾性伸縮部材が前記腰下弾性伸縮部材をなしている、
    請求項記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
  3. 前記下側フリル部材は、シート基材をウエスト側に折目を有するように二つ折りし、折り目の両側を内装体の外側にそれぞれ位置させるとともに、その折り合わせ部分のうち、折り目部分とその近傍では前記ギャザー弾性伸縮部材を挟持してシート基材の対向部分を接合し、この部位よりも先端側ではシート基材の対向部分を非接合としてなるものである、請求項記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
  4. 前記隣接するフリル部材が前記被さる部分において周方向に間欠的に接合されている、請求項または記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
  5. 前記各フリル部材は、前記サイドシールにより幅方向両側部で一体化されるとともに、前記内装体にそれぞれ固定されることにより前記内装体と重なる部分で前記内装体を介して一体化され、且つこれら以外の部分では相互に接合されていない、請求項のいずれか1項に記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
  6. 前記各フリル部材は、前記内装体の幅方向両側部にのみ接合され、これらの間の中間部では前記内装体に接合されていない、請求項記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
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