JP2002345892A - 吸収性物品の装着に適したショーツ - Google Patents
吸収性物品の装着に適したショーツInfo
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Abstract
ツでは、前記布の内面にウイング部付きの生理用ナプキ
ンを装着したときに、前記布とショーツ内面との間にウ
イング部を折り込んで差し込む必要がなく、吸収性物品
の装着に適したショーツの提供。 【解決手段】 ショーツ1の股下部4の内面の両側部
に、布19を折って形成した隆起部18aと18bが取
付けられ、生理用ナプキン21は裏面の粘着層26によ
って、股下部4の防水布14の内面に固着され、ウイン
グ部25a,25bが、隆起部18a,18bの外壁面
18a6,18b6と防水布14の内面とのポケット部
20a,20bに差し込まれ、粘着層27a,27bに
よって前記外壁面18a6,18b6と防水布14の内
面に固着される。ウイング部25a,25bが外部から
見えにくい。また生理用ナプキン21の両側部が持ち上
げられ、横漏れ防止効果も発揮できる。
Description
どの吸収性物品を装着するのに適したショーツに係り、
特に、股下部に対をなす隆起部が形成されていることを
特徴とするショーツに関する。
として、実開平6−3135号公報や特開平9−313
537号公報などに、股下部の内側に帯状の布が設けら
れ、この布の前後端部が股下部に接合されているものが
開示されている。
前記帯状の布の内面に設置され、前記生理用ナプキンの
両側部から突出するウイング部が、前記帯状の布と股下
部を形成する布との間に差し込まれ、前記ウイング部の
裏面に設けられた感圧接着剤の粘着層が前記帯状の布の
外面に粘着されることにより、生理用ナプキンがショー
ツの股下部に固定される。これにより、生理用ナプキン
をショーツの股下部に確実に止めることができ、またウ
イング部がショーツの股下部の内側に位置することで、
外部から生理用ナプキンの前記ウイング部が見えにくく
なる効果がある。
ョーツでは、生理用ナプキンを装着する際に、ショーツ
の股下部の内側に位置している帯状の布の内面に生理用
ナプキンを装着した後に、前記帯状の布をショーツの股
下部から離すように持ち上げて、ウイング部をその先端
縁が前記帯状の布とショーツの股下部との間に回り込む
ように差し込んでから、ウイング部の裏面を前記布の外
面に粘着させることが必要であり、装着の手間がかかり
不便である。
前記帯状の布で生理用ナプキンが股間部に押し付けられ
るため、装着中の生理用ナプキンはその中央部が身体側
に凸形状となる。よって、生理用ナプキンの吸収体から
両側方に漏れた経血がショーツの側方へ漏れる不安があ
る。
あり、生理用ナプキンなどの吸収性物品を装着しやす
く、また股下部の側方への液漏れの防止効果も期待でき
るショーツを提供することを目的としている。
身頃と、前記前身頃と前記後身頃との間に位置する股下
部と、前記前身頃と前記後身頃の上縁に形成される胴回
り部と、一対の脚開口部と、を有するショーツにおい
て、前記股下部の内面には、前記股下部の両側縁の内側
に位置する基端部を起点として前記内面側に延びる対を
成す隆起部が設けられ、前記隆起部の頂部が前記股下部
の前後方向に延びていることを特徴とするものである。
吸収性物品の吸収層が、ショーツの股下部において前記
隆起部と隆起部との間に位置する。そして、前記吸収性
物品が両側部から突出するウイング部を有するものであ
る場合には、このウイング部を、前記隆起部の外壁面か
ら股下部の内面にかけて巻き込むように固着させること
で、吸収性物品を簡単に且つ確実に止めることができ
る。また前記ウイング部の存在がショーツの外部から見
えにくくなる。
部により持ち上げられるように変形するため、吸収性物
品から両側部への液漏れを防止できる効果も期待でき
る。
頂部で折り返され、前記生地の両縁部が前記基端部にお
いて前記股下部に接合されて形成されているものであ
る。
股下部を形成する生地と同じものであってもよいし、異
なる素材で形成されていてもよい。縦長の生地を折り返
してショーツの股下部に接合させると、きわめて簡単な
工程で前記隆起部を形成できる。
成する生地が内面側へ持ち上げられることにより形成さ
れているものである。
起部を形成すると、ショーツの生地以外に隆起部を形成
する生地が不要になり、また隆起部の形成も容易であ
る。
部が両側縁に向けられた状態で、基端部および前記頂部
が、股下部の前後端部においてショーツを形成する生地
に接合されていることが好ましい。
ョーツの股下部内面との間に両側外方へ向く細長いポケ
ットが形成され、生理用ナプキンのウイング部を前記ポ
ケット内に差し込むことにより、ウイング部を前記ポケ
ット内で確実に固定できるようになる。
部において、隆起部の頂部がショーツの生地に接合され
ていないものであってもよい。
生地で形成されていることが好ましい。防水機能を有す
る隆起部を設けると、経血などが前記隆起部に触れたと
してもショーツが汚れるのを防止できる。
とに好適である。本発明を生理用ショーツとして実施し
た場合には、ウイング部を前記隆起部の外壁面から股下
部の内面にかけて巻き込むように固着させることで、吸
収性物品を簡単に且つ確実に止めることができるため、
従来の生理用ショーツと比較して、生理用ナプキンを装
着しやすい。また、生理用ナプキンの両側部が前記隆起
部により持ち上げられるように変形するため、股下部の
側方への経血漏れの防止効果も期待できる。
記ショーツに装着される吸収性物品の一例として生理用
ナプキンを示す斜視図、図2は前記ショーツの股下部お
よびこの股下部に装着されるのに好適な生理用ナプキン
を示す斜視図、図3は、図2のIII−III線の断面
図であり、(A)は生理用ナプキンが装着されていない
状態、(B)は生理用ナプキンが装着された状態を示
す。
ツを例にとって説明する。ここで言うところの生理用の
ショーツとは、月経中の女性が経血の漏れを防止するこ
とを目的として着用するショーツを意味する。また、こ
こで言うところの「生理用ナプキン」とは経血を吸収し
て包含するため、女性が生殖器領域の外側で着用する吸
収性物品を意味する。
者に当てられる箇所により3つの部分、すなわち、着用
者の身体の前方側を覆うための前身頃2、着用者の身体
の後方部分を覆うための後身頃3、着用者の股部を覆う
ための股下部4に大別される。
施の形態では、前身頃2が1枚の腹当て布5で形成さ
れ、後身頃3が2枚の腰当て布6a,6bで形成されて
いる。前記腹当て布5および腰当て布6a,6bは、着
用者の身体へのフィット感を高めるために伸縮性を有す
る生地で形成されていることが好ましい。例えば、前記
各布5および6a,6bを形成する生地は、伸縮性を有
するポリウレタン繊維の糸と、肌に優しいナイロン繊維
の糸とで構成されたトリコットハーフ編みの織布であ
る。
bは、後身頃3の中心線7の位置で互いに接合され、前
記腰当て布6aと、前記前身頃2を形成する腹当て布5
は、側方接合線8aの位置で互いに接合され、前記腰当
て布6bと、前記腹当て布5は、側方接合線8bの位置
で互いに接合されている。その結果、前記前身頃2と後
身頃3とが接合された略筒状体が形成されている。本明
細書での前記「接合」とは主に縫合を指すが、これに限
定されるものではない。
が、前身頃2の下縁と後身頃3の下縁とを繋ぐように設
けられている。そして、股下部4の一方の側縁4aと腹
当て布5の側縁5aおよび腰当て布6aの側縁6a1に
より一方の脚開口部11aが形成され、股下部4の他方
の側縁4bと腹当て布5の側縁5bおよび腰当て布6b
の側縁6b1により他方の脚開口部11bが形成されて
いる。また、腹当て布5の上縁5cと、腰当て布6aの
上縁6a2および腰当て布6bの上縁6b2が連続して
胴回り部12が形成されている。
股下部4は、股下布13および、前記股下布13の内側
に重ねられた防水布14とで形成されている。前記股下
布13および前記防水布14は、股下部4の両側縁4a
と4bに沿って互いに接合されて一体化されている。
前記防水布14は、前記股下部4の前端部4cにおい
て、前記前身頃2を形成している腹当て布5の下縁と接
合線15により接合されている。また、前記股下布13
および前記防水布14は、前記股下部4の後端部4dに
おいて、前記後身頃3を形成している腰当て布6aおよ
び6bの下縁と接合線16によって接合されている。
5および腰当て布6a,6bと同じ生地で形成されてい
る。前記防水布14は防水機能を有する生地で形成され
ている。ここで言うところの「防水機能」とは、耐水性
(水の通過又は浸透に対して抵抗する性質)を意味す
る。ムレ防止の観点から防水機能を有する生地は通気性
や透湿性を有することが望ましいが、防水機能を有する
ものであれば特に限定されるものではない。ここで言う
ところの「通気性」とは空気が流通できる性質のことを
指し、「透湿性」とは水蒸気を透過させる性質のことを
指す。
側または裏側に接着剤を介して液不透過性のフィルムが
積層されたものや、公知の好適な生地にフィルム用樹脂
がコーティングまたはラミネートされて液不透過性の防
漏フィルムの皮膜が形成されたものが使用される。具体
的には、ポリエステルの鹿の子のニット編みのトリコッ
ト生地に透湿性フィルムをラミネート加工して形成され
た防水布などが考えられる。上記防水布14においては
さらに、ラミネートされたフィルム面を保護するため
に、トリコット生地の周辺部分を縫合して生地とフィル
ムとを一体化することが好ましい。
周縁部には、フリルやレースなどの装飾布17aが接合
されている。この装飾布17aは、前記股下部4の側縁
4a、腹当て布5の側縁5a、および腰当て布6aの側
縁6a1に沿って接合されている。同様に脚開口部11
bの周縁部にも前記装飾布17bが接合されている。脚
開口部17bでは、股下部4の側縁4b、腹当て布5の
側縁5bおよび腰当て布6bの側縁6b1に沿って前記
装飾布17bが接合されている。また、前記脚開口部1
1aおよび11bでは、前記装飾布17a,17bの内
側において前記脚開口部11aおよび11bの全周に渡
って弾性バンドが接合されており、この弾性バンドによ
って、前記脚開口部11aと11bが装着者の大腿部に
締め付けられるようになっている。
は、前記装飾布17a,17bが接合されていないと仮
定したときに、前記股下布13の両側縁部分を意味して
いる。
も、その周縁部全周に渡ってフリルやレースなどの装飾
布17cが取付けられている。この装飾布17cは、前
記腹当て布5の上縁5cおよび、腰当て布6a,6bの
上縁6a2,6b2に接合されている。そして、前記腹
当て布5の上縁5cおよび、腰当て布6a,6bの上縁
6a2,6b2には、装着者の胴回りを締め付ける弾性
バンドが取付けられている。
18aと18bが設けられている。図3(A)に示すよ
うに、前記隆起部18aと18bは、前記股下部4の幅
寸法W1を二分する中心線Oに対して左右対称に配置さ
れており、またその構造も左右対称である。前記隆起部
18aと18bは、共に布19により形成されている。
この布19は細長の短冊状であり、その幅寸法を二分す
る中心線に沿って2枚重ねに折られ、縁部19aと縁部
19bが揃えられている。
bから内側へ所定距離W2を開けた位置において、股下
部4の防水布14の内面に接合されており、この接合部
分が隆起部18a,18bの基端部18a1,18b1
となっている。また布19の前記両縁部19a,19b
は股下部4の両側縁4a,4bに向けられている。前記
布19が折り返されている自由端は股下部4の内側に位
置し、前記隆起部18a,18bの頂部18a2,18
b2を形成している。
8bは、前後方向に互いに平行となるように配置されて
いる。よって前記隆起部18aの基端部18a1および
頂部18a2と、隆起部18bの基端部18b1および
頂部18b2は、互いに平行で且つ股下部4の前後方向
へ直線的に延びている。図2に示すように、この実施の
形態では、隆起部18aの前端部18a3と隆起部18
bの前端部18b3が、前記接合線15によってショー
ツを形成している生地に接合されており、隆起部18a
の後端部18a4と隆起部18bの後端部18b4も、
前記接合線16によってショーツを形成している生地に
接合されている。
部18bの前端部18b3では、前記基端部18a1,
18b1から頂部18a2,18b2までの全幅が前記
接合線15により接合されており、隆起部18aの後端
部18a4と隆起部18bの後端部18b4において
も、前記基端部18a1,18b1から頂部18a2,
18b2までの全幅が前記接合線16により接合されて
いる。
股下部4の側縁4aに向けられ、隆起部18bの頂部1
8b2は、股下部4の側縁4bに向けられて、隆起部1
8aと隆起部18bは、頂部18a2,18b2どうし
が互いに逆向きとなって、股下部4の内面に重なるよう
に倒れた状態で設置されている。その結果、図3(A)
に示すように、隆起部18aと18bの内壁面18a
5,18b5は装着者の肌に向けられ、隆起部18aと
18bの外壁面18a6,18b6は、股下部4の内面
に対面し、前記外壁面18a6,18b6と、前記股下
部4の内面との間にポケット20a,20bが形成され
ている。
布19は、腹当て布5および腰当て布6a,6bと同じ
生地で形成されていてもよいが、前記防水布14と同等
の防水機能を有する生地、または疎水性の生地で形成さ
れていることが好ましい。
4の内側に装着するのに適した吸収性物品の一例として
生理用ナプキン21が斜視図で示され、図3(B)で
は、前記生理用ナプキン21が股下部4に装着された状
態が断面図で示されている。
のバックシート22と、前記バックシート22の上に設
置された吸収体23と、前記吸収体23を覆う液透過性
のトップシート24を有している。前記バックシート2
2は通気性および透湿性を有する樹脂フィルムなどで形
成されており、前記吸収体23は粉砕パルプと高吸収性
樹脂(SAP)などで形成されている。また前記トップ
シート24は、液透過性の不織布や多数の開孔を有する
樹脂フィルムなどで形成されている。
側方へ突出するウイング部25a,25bが一体に形成
されている。前記ウイング部25a,25bは、前記バ
ックシート22が両側方へ延出して形成され、または前
記バックシート22に他の疎水性シートが積層された構
造で両側方へ延出して形成されている。
1では、吸収体23が設けられている中央部分の裏面に
おいて、前記バックシート22の外面に感圧接着剤によ
る粘着層26が設けられており、前記ウイング部25
a,25bの裏面においても前記バックシート22の外
面に感圧接着剤による粘着層27a,27bが設けられ
ている。
下部4に装着する際には、前記生理用ナプキン21の中
央部分の裏面に設けられた粘着層26を、股下部4にお
いて、主に隆起部18aと18bの間に現れている前記
防水布14の表面に粘着させる。そして、図3(B)に
示すように、ウイング部25a,25bを、隆起部18
a,18bの外壁面18a6,18b6と、股下部4内
面との間に形成されたポケット20a,20b内に押し
込む。このとき、ウイング部25a,25bが中腹部2
5a1,25b2で折り返されるように変形して前記ポ
ケット20a,20b内に挟み込まれ、ウイング部25
a,25bの裏面に設けられた粘着層27a,27b
が、前記隆起部18a,18bの外壁面18a6,18
b6および、基端部18a1,18b1よりも外方に位
置する防水布14の表面の双方へ固着させられる。
21が股下部4の内面に装着された状態においては、吸
収体23が、隆起部18aの頂部18a2と隆起部18
bの頂部18b2との対向間隔内に収まることが好まし
く、また、ウイング部25a,25bの外縁25a2,
25b2が、前記股下部4の両側縁4a,4bから側部
外方へ突出しないことが好ましい。
ウイング部25a,25bの外縁25a2,25b2間
の幅寸法を最大でWaとし、ショーツ1の股下部4の側
縁4a,4b間の幅寸法の最小値をW1とし、隆起部1
8aと18bの基端部18a1,18b1から頂部18
a2,18b2までの幅寸法をW4としたときに、ほぼ
Wa<W1+2・W4の関係を満たせば、前記ウイング
部25a,25bの外縁25a2,25b2が、股下部
4の側縁4a,4bから外方へ突出しないようにでき
る。このように構成すると、ショーツの股下部4の内側
に生理用ナプキン21が装着されているのがショーツ1
の外部から見えにくくなる。しかも、生理用ナプキン2
1は、中央部分の裏面に設けられた粘着層26、および
ウイング部25a,25bの裏面に設けられた粘着層2
7a,27bの双方により、前記股下部4の内側にしっ
かり固定されることになり、着用中の生理用ナプキン2
1が股下部4において前後左右方向へ位置ずれしにくく
なる。
最大値Waは130〜160mm程度であるため、前記
股下部4の寸法としては、前記幅寸法W1が60〜10
0mmの範囲で、前記隆起部18a,18bの前記幅寸
法W4が15〜25mmの範囲であることが好ましい。
部25a,25bを除いた部分の幅寸法を最大でWbと
し、前記隆起部18aと18bが股下部4の内面にほぼ
完全に倒された状態での、隆起部18aの頂部18a2
と隆起部18bの頂部18b2との間隔をW5としたと
きに、Wb<W5であることが好ましい。このように構
成すると、吸収体23を有する生理用ナプキン21のウ
イング部25a,25bを除いた部分が、前記頂部18
a2,18b2の外側へはみ出すことがなく、生理用ナ
プキン21の両側部から股下部4側へ経血が漏れにくく
なる。
プキン21の左右両側部は、前記隆起部18a,18b
に乗り上がった状態で股下部4の内側に装着されている
ため、生理用ナプキン21の両側部が股下部4から離れ
るようにわずかに持ち上げられる。よって装着中に吸収
体23で吸収されきれなかった経血が生理用ナプキン2
1の側方へ流れても、前記変形部分で経血の流れを止め
ることができ、経血の横漏れを防止しやすい。
られるように変形した状態で生理用ナプキン21が安定
して股下部4の内側に装着されるためには、前記中心線
Oから、隆起部18a,18bの基端部18a1,18
b1までの距離W3が、前記股下部4の最小寸法W1の
1/4以上で且つ、前記頂部18a2,18b2間の間
隔W5が、前記寸法W1以下であることが好ましい。
範囲が好ましく、さらに前記W5は60〜100mmの
範囲であることが好ましい。
第1の実施の形態の変形例を示しており、図2と同様に
ショーツの股下部4を内側から示している。
下部4の防水布14の内面に、対を成す隆起部18aA
と18bAが前後にほぼ平行に設けられている。各隆起
部18aAと18bAの断面構造は図3(A)に示すも
のと同じであり、布19が頂部18a2,18b2にお
いて折り返されて2枚重ね構造となっており、基端部1
8a1,18b1において前記防水布14に接合されて
いる。
部18aAと18bAの前端部18a3,18b3と後
端部18a4,18b4との間の長さが、股下部4の前
端部4cと後端部4dとの間の長さよりも短くなってお
り、前記前端部18a3,18b3は股下部4の前端部
4cよりも内側に位置し、前記後端部18a4,18b
4も、股下部4の後端部4dよりも内側に位置してい
る。そして、前記前端部18a3,18b3と後端部1
8a4,18b4では、基端部18a1,18b1のみ
が前記防水布14に接合されており、頂部18a2,1
8b2が防水布14から離れて自由状態となっている。
18aAと18bAが生理用ナプキン21のウイング部
25a,25bの幅寸法よりも長ければ、図3(B)と
同様の状態で、生理用ナプキン21を股下部4の内側に
装着することができる。
4に、図2および図3に示すのと近似した形状の隆起部
18aB,18bBが設けられている。この隆起部18
aB,18bBの断面構造は図3(B)と同じであり、
また隆起部18aB,18bBの前端部18a3,18
b3では、頂部18a2,18b2が接合線15におい
てショーツの内面に固定されている。また隆起部18a
B,18bBの後端部18a4,18b4においても、
頂部18a2,18b2が前記接合線16においてショ
ーツの内面に固定されている。
8aB,18bBの基端部18a1,18b1と頂部1
8a2,18b2とが、股下部4の両側縁4a,4bと
ほぼ同じ曲率の湾曲形状となっている。図5に示す変形
例において股下部4の内側に生理用ナプキン21が装着
されると、図3(B)に示したように、ナプキンの両側
部が隆起部18aB,18bBにより持ち上げられて、
この持ち上げられた部分が液の横漏れ防止機能を発揮す
る。そして、図5に示す変形例では、前記生理用ナプキ
ン21の両側部の持ち上げられている領域が、隆起部1
8aB,18bBの湾曲形状に沿って、股下部4の前方
と後方へ向うにしたがってその間隔が徐々に広くなる。
したがって、隆起部18aB,18bBの存在が、装着
者の股間部に違和感を与えにくくなる。
態のショーツ1Cを示している。図6はショーツ1Cの
股下部4を内側から示す斜視図、図7は図6のVII矢
視の側面図、図8は図6のVIII−VIII線の断面
図である。なお、図6ないし図8では一対の隆起部18
aC,18bCのうちの一方の隆起部18bCのみを示
している。他方の隆起部18aCは前記隆起部18bC
と左右対称の構造である。
19により形成されている隆起部18bCの構造が図3
(A)に示した隆起部18bと同じであり、また隆起部
18bCの前端部18b3と後端部18b4は、基端部
18b1から頂部18b2までの全幅において前記接合
線15と16の部分でショーツの内面に接合されてい
る。
部18bCの頂部18b2の内側に1本または複数本の
弾性部材28が接着などの手段で固定されている。この
弾性部材28は前後方向に1.2倍から2倍程度伸ばし
た状態で前記隆起部18bCに接合されており、弾性部
材28の前後端部は前記接合線15と16の部分でショ
ーツに固定されている。
に示すように股下部4が身体の股間部に沿うように下向
きに凸形状となるように湾曲する。このとき、前記弾性
部材28の弾性収縮力によって、図8に示すように、隆
起部18bCの頂部18b2が股下部4の内面から離
れ、前記隆起部18bCが股下部4の内面から立ち上が
る。よって、生理用ナプキン21を股下部4の内側に装
着したときに、前記隆起部18bC(および18aC)
によって、生理用ナプキン21の両側部が、股下部4の
内面から離れるように変形しやくなる。よって生理用ナ
プキン21の左右両側部への経血の漏れを防止しやすく
なる。
ショーツ1Dの股下部4を断面で示している。
の股下部4において内側に重ねられている防水布14の
左右両側部がタック状にたくり上げられて、前記防水布
14の一部によって隆起部18aDと隆起部18bDが
形成されている。前記隆起部18aDと18bDでは、
タック状の前記防水布14の折り返し部が頂部18a2
D,18b2Dとなり、基端部18a1D,18b1D
では、防水布14の一部が互いに寄せられた状態で縫合
されて、股下布13の内面に固定されている。そして、
前記隆起部18aD,18bDの前端部と後端部は、股
下部4の前端部の接合線15と後端部の接合線16にお
いて、基端部18a1D,18b1Dから頂部18a2
D,18b2Dまでの全幅で接合されている。よって、
隆起部18aDと18bDは、頂部18a2D,18b
2Dが側縁4a,4bに向けられた状態に倒されてい
る。
けられた防水布14によって、隆起部18aD,18b
Dが形成され、股下部4の内面が連続した防水面となっ
ているため、ショーツの股下部4の外面への経血の滲み
を効果的に防止できる。また、隆起部を股下部4を形成
する生地と別の生地を用意する必要が無く、製造工程を
簡単にできる。
られていない場合には、前記股下布13をタック状に変
形させて前記隆起部18aD,18bDを形成してもよ
い。
た前記隆起部18a,18b,18aA,18bA,1
8aB,18bB,18aC,18bC,18aD,1
8bDは、いずれも防水機能を有する生地で形成される
ことが好ましく、これによりショーツの股下布13など
が経血で汚れるのを防止しやすい。ただし、前記隆起部
が防水機能を有しない生地で形成されていてもよい。
a,25bを有しない形状の生理用ナプキンを股下部4
に装着して使用することが可能である。この場合、生理
用ナプキンの裏面に設けられた粘着層が、隆起部と隆起
部との間で防水布14の内面に固着される。この場合も
左右に位置する隆起部によって、生理用ナプキンの両側
部が股下部の内面から離れるように持ち上げられるた
め、左右方向への経血の漏れを防止しやすい。
パッドを股下部4に取付けるためのものとしても使用可
能である。
ツでは、例えばウイング部を有する吸収性物品を股下部
に装着したときに、ウイング部を簡単に固着させること
ができ、ウイング部が外部から見えにくい状態で、前記
吸収性物品を股下部に確実に止めることが可能である。
また隆起部によって吸収性物品を両側部が股下部の内面
から離れる方向へ変形しやすいため、液の横漏れを防止
する効果も期待できる。
収性物品の一例として生理用ナプキンを示す斜視図、
を有する生理用ナプキンを示す斜視図、
(A)は生理用ナプキンが装着されていない状態、
(B)は生理用ナプキンが装着されている状態を示す、
図、
斜視図、
股下部を内側から示す斜視図、
図、
起部 18b,18bA,18bB,18bC,18bD 隆
起部 19 布 18a1,18b1 基端部 18a2,18b2 頂部 18a5,18b5 内壁面 18a6,18b6 外壁面 21 生理用ナプキン 25a,25b ウイング部 26,27a,27b 粘着層
Claims (6)
- 【請求項1】 前身頃と、後身頃と、前記前身頃と前記
後身頃との間に位置する股下部と、前記前身頃と前記後
身頃の上縁に形成される胴回り部と、一対の脚開口部
と、を有するショーツにおいて、 前記股下部の内面には、前記股下部の両側縁の内側に位
置する基端部を起点として前記内面側に延びる対を成す
隆起部が設けられ、前記隆起部の頂部が前記股下部の前
後方向に延びていることを特徴とするショーツ。 - 【請求項2】 前記隆起部は、縦長の生地が前記頂部で
折り返され、前記生地の両縁部が前記基端部において前
記股下部に接合されて形成されている請求項1記載のシ
ョーツ。 - 【請求項3】 前記隆起部は、前記股下部を形成する生
地が内面側へ持ち上げられることにより形成されている
請求項1記載のショーツ。 - 【請求項4】 前記隆起部の前後端部では、その頂部が
両側縁に向けられた状態で、前記頂部が股下部の前後端
部においてショーツを形成する生地に接合されている請
求項1ないし3のいずれかに記載のショーツ。 - 【請求項5】 前記隆起部は、防水機能を有する生地で
形成されている請求項1ないし4のいずれかに記載のシ
ョーツ。 - 【請求項6】前記ショーツは、生理用ショーツである請
求項1ないし5のいずれかに記載のショーツ。
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2001
- 2001-05-24 JP JP2001154738A patent/JP3949393B2/ja not_active Expired - Fee Related
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