JP2005343324A - 保護板取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 作業性が良く、また、車両のメンテナンス時に保護板を容易に取り外すことができる保護板取付構造を得る。
【解決手段】 ベース12の受け面20側に、小径部22を設け、小径部22と内周壁12Aとの間に段部24(被係止部)を形成して、該段部24にクリップ28の爪部34を係止させるようにしている。このため、爪部34は段部24の周方向のどの部分に係止させても良いため、方向性が無く作業性が良い。また、ベース12の軸芯に沿ってクリップ28を移動させると、段部24に爪部34が係止され、傘部36とベース12の受け面20との間で保護板18が挟持されるようにする。つまり、燃料タンク10の下方及び側面に保護板18を取付けるに当たって、作業方向を一方向としている。これにより、作業が容易であると共に、狭いスペースでも保護板18の取付が可能となる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、樹脂製の燃料タンクとの間に所定間隔を設けて、クリップで該燃料タンクを保護する保護板を取付ける保護板取付構造に関するものである。
一般的に、車両の下方に配置された燃料タンクは樹脂で成形されている。一方、燃料タンクの下方あるいは側面には、排気管が配設されており、排気管からは輻射熱が輻射される。また、燃料タンクは車両の下方に配置されているため、路面から飛び跳ねた小石によって燃料タンクが衝撃を受けてしまう。このため、燃料タンクの下方及び側面には、上記の輻射熱及び衝撃から燃料タンクを保護するための保護板がクリップを介して取付けられている。
例えば、特許文献1では、図6及び図7に示すように、略角柱状のクリップホルダー100の一端部に円板状の台座102が設けられており、燃料タンク104に溶着可能となっている。また、クリップホルダー100の一側面100Aの中央部には、略角柱状に凹設された中空部106が設けられており、クリップホルダー100の他端面の中央部には、係止孔108が形成され、クリップホルダー100の一側面100Aから係止孔108に架けてガイド孔110が形成されている。
このクリップホルダー100には、クリップ本体112が係止可能となっている。クリップ本体112には中空部106内へ挿入可能な挿入部114が形成されており、挿入部114を水平移動させて中空部106内へ挿入する。また、挿入部114の中央部には、係止孔108に係止可能な本体部116が立設しており、中空部106内へ挿入部114を挿入させるとき、ガイド孔110を通じて係止孔108へ案内され、係止孔108に係止される。
また、本体部116には、挿入部114と平行に平板状のストッパー118が形成されており、両端部が挿入部114の反対側へ向かって折れ曲がっている。本体部116の先端部には、一対の爪部120が形成されており、保護板122に形成された貫通孔122Aを貫通した後、本体部116の先端部をカバーするキャップ部材124に設けられた水平板126の孔部126Aの周縁部に係止される。この状態で、水平板126とストッパー118によって保護板122が挟持されると共に、ストッパー118の付勢力によって保護板122は左右の移動が規制される。
しかしながら、クリップホルダー100の中空部106内へクリップ本体112の挿入部114を挿入する方向と、クリップ本体112の先端部の爪部120を水平板126の孔部126Aの周縁部に係止させる方向とが略直交しており、作業方向が二方向となるため、作業性が良くない。
また、クリップ本体112の挿入部114を水平移動させて、クリップホルダー100の中空部106内へ挿入するため、挿入部114が水平移動可能なスペースが必要となる。さらに、車両のメンテナンス時に保護板122を取り外すことが困難である。
実開昭63−16244号公報
本発明は上記事実を考慮し、作業性が良く、また、車両のメンテナンス時に保護板を容易に取り外すことができる保護板取付構造を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、保護板取付構造において、略円筒状を成し樹脂製の燃料タンクに溶着される樹脂製のベースと、前記ベースに係止可能な樹脂製のクリップと、前記クリップが挿通する取付孔を備え、前記取付孔へ挿通されたクリップと前記ベースとの間に挟持され前記燃料タンクを保護する保護板と、を備え、前記ベースに形成された被係止部と、前記クリップの一端側に形成され、前記ベースの軸芯に沿って移動すると、前記被係止部に係止される係止部と、前記クリップの他端側に形成され、前記係止部が前記被係止部に係止された状態で、前記ベースの一端面に設けられた受け面との間で前記保護板を挟持する傘部と、で構成されたことを特徴としている。
請求項1に記載の発明では、樹脂製の燃料タンクに、略円筒状に形成された樹脂製のベースを溶着可能としており、ベースにはクリップを係止可能としている。一方、燃料タンクを保護する保護板には、クリップを挿通可能とする取付孔が形成されている。
ここで、ベースには被係止部を形成している。また、クリップの一端側には、係止部を形成しており、クリップを取付孔へ挿通した状態で、ベースの軸芯に沿ってクリップを移動させると係止部が被係止部に係止される。さらに、クリップの他端部には、傘部を形成しており、係止部が被係止部に係止された状態で、傘部とベースの一端面に設けられた受け面との間で保護板を挟持する。
このように、ベースの軸芯に沿ってクリップを移動させると、ベースの被係止部にクリップの係止部が係止され、クリップの傘部とベースの受け面との間で保護板が挟持される。つまり、燃料タンクの下方及び側面に保護板を取付けるに当たって、作業方向が一方向であり、作業が容易であると共に、ベースの軸芯に沿ってクリップを移動させるため、狭いスペースでも保護板の取付が可能である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の保護板取付構造において、前記燃料タンクに溶着される前記ベースの溶着代部の内側に環状溝を形成し、溝壁を溶着面より低くしたことを特徴としている。
請求項2に記載の発明では、ベースの溶着代部の内側に環状溝を形成し、溝壁を溶着面より低くすることで、ベースの溶着時にベース及び燃料タンクが溶融して生じる溶着カスがベースの溶着代部の内側へ流れ込んできたとしても、環状溝内に溶着カスを流し込むと共に、溝壁によって溶着カスを堰き止めることができる。このため、溶着カスがベースの内周壁側へ流れ込むことはなく、ベースにクリップを係止させる際に、溶着カスがクリップの挿入を妨げることはない。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の保護板取付構造において、前記係止部が前記クリップの本体部を構成する筒体に傾倒可能に設けられた一対の板片と、前記板片の先端に形成された爪部と、を備え、前記傘部に形成された開口部から前記板片を互いに近接可能に立設させ、近接させると前記爪部が前記被係止部から外れることを特徴としている。
請求項3に記載の発明では、クリップの本体部を構成する筒体に一対の板片を傾倒可能に設けており、板片の先端に爪部を形成している。傘部には開口部を設けており、この開口部を通じて板片を互いに近接させると爪部が被係止部から外れるようにしている。これにより、車両のメンテナンス時にベースからクリップを外すことができ、保護板を容易に取り外すことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の保護板取付構造において、前記ベースが前記燃料タンクの表面層と同一材料により形成されたことを特徴としている。
請求項4に記載の発明では、ベースを燃料タンクの表面層と同一材料で形成することで、ベースを燃料タンクの表面層に溶着するとき、ベース及び燃料タンクの表面層が同じように溶融するため、ベースを確実に溶着させることができる。
本発明は、上記構成としたので、請求項1に記載の発明では、ベースの軸芯に沿ってクリップを移動させると、ベースの被係止部にクリップの係止部が係止され、クリップの傘部とベースの受け面との間で保護板が挟持される。つまり、燃料タンクの下方及び側面に保護板を取付けるに当たって、作業方向が一方向であり、作業が容易であると共に、ベースの軸芯に沿ってクリップを移動させるため、狭いスペースでも保護板の取付が可能である。
請求項2に記載の発明では、ベースの溶着代部の内側に環状溝を形成し、溝壁を溶着面より低くすることで、ベースの溶着時にベース及び燃料タンクが溶融して生じる溶着カスがベースの溶着代部の内側へ流れ込んできたとしても、環状溝内に溶着カスを流し込むと共に溝壁によって溶着カスを堰き止めることができるため、溶着カスがベースの内周壁側へ流れ込むことはなく、ベースにクリップを係止させる際に、溶着カスがクリップの挿入を妨げることはない。
請求項3に記載の発明では、車両のメンテナンス時にベースからクリップを外すことができ、保護板を容易に取り外すことができる。
請求項4に記載の発明では、ベースを燃料タンクの表面層と同一材料で形成することで、ベースを燃料タンクの表面層に溶着するとき、ベース及び燃料タンクの表面層が同じように溶融するため、ベースを確実に溶着させることができる。
車両の下方に配置された樹脂製の燃料タンクの下方あるいは側面には、排気管が配設されており、輻射熱が輻射される。また、燃料タンクには路面から飛び跳ねた小石が当たる場合もある。このため、燃料タンクの下方及び側面には、輻射熱及び衝撃から燃料タンクを保護するため耐熱性及び耐衝撃性を有する保護板が配設されるようになっている。
ここで、本発明の実施形態に係る保護板取付構造について説明する。
図1〜図3に示す樹脂製の燃料タンク10の表面層はポリエチレンで形成されており、燃料タンク10の表面には、略円筒状に形成されたポリエチレン製のベース12が溶着可能となっている。
このベース12の一端面は、燃料タンク10に溶着される溶着代部14となっており、例えば、スピン溶着により、摩擦熱によって表面を溶融させ燃料タンク10の表面層に接触させて互いに溶融させ固化した状態で溶着される。また、溶着代部14の内側には、環状溝16が形成されており、環状溝16の溝壁16Aを溶着代部14の溶着面14Aよりも低くしている。
一方、ベース12の他端面は、燃料タンク10を保護するための保護板18が面接可能な受け面20となっている。ベース12の受け面20側は、小径(小径部22)となっており、小径部22と内周壁12Aとの間には、被係止部としての段部24が形成されている。また、受け面20の内周縁部(小径部22の受け面20側角部)には、C面部20Aが形成されており、面取りされている。
また、ベース12の外周壁12Bには、ベース12の周方向に沿って、所定の間隔で凹部26が凹設されている。この凹部26によって、周壁が肉盗みされ、成形後のひけが防止されると共に、凹部26を所定間隔で凹設することで、凹部26と凹部26の間にステイ部27が設けられることとなり、ベース12が補強される。
一方、図2及び図4(A)〜(C)に示すクリップ28はナイロンで成形されており、小径部22を挿通可能な円柱状の本体部30が設けられ、保護板18に形成された取付孔18Aを挿通可能としている。また、本体部30には、一対の板片32を本体部30に対して傾倒可能に設けており、板片32の先端には、爪部34が本体部30の外周面から張り出した状態で形成されている。
このため、本体部30を保護板18の取付孔18Aへ挿通させるとき、爪部34が取付孔18Aに当接し縮径すると共に、板片32が傾倒し、爪部34が取付孔18Aを通過可能となる。そして、爪部34が取付孔18Aを通過すると、板片32及び爪部34が復元することとなる。
ここで、板片32の外面の離間距離は、取付孔18Aの内径寸法よりも若干小さくなっており、爪部34が取付孔18Aを通過して、板片32が復元した状態で、板片32の後端部は、取付孔18A内に配置され、取付孔18Aの内周縁部に当接可能となっている。また、板片32の外面はフラット面となっており、板片32が取付孔18Aの内周縁部に当接した状態で、クリップ28の回り止めを行うと共に、保護板18の水平方向のズレを防止する。
このように、本体部30を取付孔18Aへ挿通させた状態で、本体部30を小径部22内へ挿通させる。爪部34が小径部22を通過するとき、爪部34が縮径すると共に、板片32が傾倒し、爪部34が小径部22を通過後、板片32及び爪部34が復元する。
板片32及び爪部34が復元した状態で、爪部34の上面34Aが段部24の下面24Aに当接してクリップ28がベース12に係止される。ここで、爪部34の頂部は、図示はしないが、ベース12の内周壁12Aの内径寸法と略同一の曲率半径を成しており、爪部34の上面34Aの幅方向全体に渡って、爪部34の上面34Aを均一に段部24の下面24Aに当接させることができる。
一方、本体部30の他端部には、略円錐状の傘部36が設けられている。この傘部36は、図5(A)、(B)に示すように、基部よりも端部の方が薄肉となっており、弾性変形量が大きくなっている。傘部36は、爪部34が段部24に係止された状態で、受け面20との間で保護板18を挟持すると共に、傘部36の端部によって保護板18を受け面20側へ押圧し、保護板18の挟持力を強化している。
さらに、傘部36の中央部には、開口部38が貫通しており、開口部38からは板片32の後端部が露出している。開口部38は、板片32の離間方向に沿って、板片32の離間距離よりも長い長孔状に形成されている。これにより、板片32の外側にピンセット44等の治具を挿通可能としており、ピンセット44で、開口部38を通じて板片32の後端部を近接させ、板片32を傾倒させることができるようにしている。
次に、本発明の実施形態に係る保護板取付構造の作用について説明する。
図4(A)〜(C)に示すように、ベース12の受け面20側に、小径部22を設け、小径部22と内周壁12Aとの間に段部24(被係止部)を形成して、該段部24にクリップ28の爪部34を係止させるようにしている。このため、爪部34は段部24の周方向のどの部分に係止させても良いため、方向性が無く作業性が良い。
また、爪部34の頂部は、ベース12の内周壁12Aの内径寸法と略同一の曲率半径を成しており、爪部34の上面34Aの幅方向全体に渡って、爪部34の上面34Aを均一に段部24の下面24Aに当接させるようにしている。これにより、クリップ28とベース12との係止力を強化している。
また、図2及び図4(A)〜(C)に示すように、ベース12の軸芯に沿ってクリップ28を移動させると、段部24に爪部34が係止され、傘部36とベース12の受け面20との間で保護板18が挟持されるようにする。つまり、燃料タンク10の下方及び側面に保護板18を取付けるに当たって、作業方向を一方向としている。これにより、作業が容易であると共に、狭いスペースでも保護板18の取付が可能となる。
さらに、図3に示すように、ベース12の溶着代部14の内側に環状溝16を形成し、溝壁16Aを溶着面14Aより低くすることで、ベース12の溶着時にベース12及び燃料タンク10が溶融して生じる溶着カス42がベース12の溶着代部14の内側へ流れ込んできたとしても、環状溝16内に溶着カス42を流し込むと共に、溝壁16Aによって溶着カス42を堰き止めることができる。このため、溶着カス42がベース12の内周壁12A側へ流れ込むことはなく、ベース12にクリップ28を係止させる際に、溶着カス42がクリップ28の挿入を妨げることはない。
ここで、ベース12を燃料タンク10の表面層と同一材料のポリエチレンで成形している。これにより、ベース12を燃料タンク10の表面に溶着するとき、ベース12及び燃料タンク10の表面層を同じように溶融させ、ベース12を確実に溶着できるようにしている。
また、クリップ28は保護板18の外側、つまり、排気管(図示省略)側に配置されるため、耐熱性の優れるナイロンで成形している。ナイロンはベース12の材料であるポリエチレンと比較すると、耐衝撃性が劣る。このため、保護板18が所定値以上の衝撃を受けたとき、ベース12より先にクリップ28が破断する。
このように、保護板18が所定値以上の衝撃を受けたとき、クリップ28を破断させることで、クリップ28で該衝撃を吸収するため、ベース12へ衝撃力が伝達されない。また、保護板12が所定値以上の衝撃を受けたとき、保護板18の取付孔18A内に位置するクリップ28の本体部30で該衝撃を受け、傘部36と本体部30との接合部で破断が生じるようにしている。以上のように、保護板12が所定値以上の衝撃を受けたとき、クリップ28を破断させることで、ベース12を介して燃料タンク10へ衝撃力が伝達されないようにしている。
一方、傘部36の中央部に、開口部38を貫通させており、該開口部38から板片32の後端部を露出させ、開口部38を通じて板片32を互いに近接可能としている。これにより、板片32を傾斜させ、板片32を介して爪部34を段部24から外すことができ、クリップ28をベース12から取り外すことができるようにしている。このため、車両のメンテナンス時に保護板18を容易に取り外すことができる。
なお、ここでは、ベース12及び燃料タンク10の表面層をポリエチレンで成形したが、ベース12を燃料タンク10に確実に溶着することができれば良いため、これに限るものではない。また、ベース12をポリエチレンで成形し、クリップ28をナイロンで成形したが、ベース12の機械的強度がクリップ28の機械的強度以上であれば良く、この機械的強度は、形状によっても異なるため、ベース12とナイロン28を同一材料で成形しても良い。
本発明の実施の形態に係る保護板取付構造を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る保護板取付構造を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る保護板取付構造を示す断面図であり、ベースを燃料タンクに溶着させた状態を示している。 (A)〜(C)は、本発明の実施の形態に係る保護板取付構造を示す断面図であり、クリップを介して保護板をベースに取付ける状態を示す動作図である。 (A)、(B)は、本発明の実施の形態に係る保護板取付構造を示す断面図であり、クリップをベースから取り外す状態を示す動作図である。 従来の保護板取付構造を示す分解斜視図である。 従来の保護板取付構造を示す断面図である。
符号の説明
12 ベース
16 環状溝
16A 溝壁
18A 取付孔
18 保護板
24 段部(被係止部)
28 クリップ
32 板片(係止部)
34 爪部(係止部)
36 傘部
38 開口部
40 溶着面

Claims (4)

  1. 略円筒状を成し樹脂製の燃料タンクに溶着される樹脂製のベースと、前記ベースに係止可能な樹脂製のクリップと、前記クリップが挿通する取付孔を備え、前記取付孔へ挿通されたクリップと前記ベースとの間に挟持され前記燃料タンクを保護する保護板と、を備え、
    前記ベースに形成された被係止部と、
    前記クリップの一端側に形成され、前記ベースの軸芯に沿って移動すると、前記被係止部に係止される係止部と、
    前記クリップの他端側に形成され、前記係止部が前記被係止部に係止された状態で、前記ベースの一端面に設けられた受け面との間で前記保護板を挟持する傘部と、
    で構成されたことを特徴とする保護板取付構造。
  2. 前記燃料タンクに溶着される前記ベースの溶着代部の内側に環状溝を形成し、溝壁を溶着面より低くしたことを特徴とする請求項1に記載の保護板取付構造。
  3. 前記係止部が前記クリップの本体部を構成する筒体に傾倒可能に設けられた一対の板片と、前記板片の先端に形成された爪部と、を備え、
    前記傘部に形成された開口部から前記板片を互いに近接可能に立設させ、近接させると前記爪部が前記被係止部から外れることを特徴とする請求項1又は2に記載の保護板取付構造。
  4. 前記ベースが前記燃料タンクの表面層と同一材料により形成されたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の保護板取付構造。
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