JP2005330583A - Cu−Cr合金及びCu−Cr合金の製造方法 - Google Patents

Cu−Cr合金及びCu−Cr合金の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 安価で、複合材料のように熱膨張率が小さく、さらに純銅のように熱伝導率が大きく、かつ機械加工性が優れた放熱用放熱用合金材およびその製造方法を提供することを目的とする。特に放熱用合金材として種々の形状が要求されるので、従来の溶解法の他にも製造原価が安価で種々の形状の放熱用合金材が供給できる粉末焼結法を用いた製造方法も提供する。
【解決手段】 Cr0.3mass%以上80mass%以下と、残部がCuと、不可避的不純物からなるCu−Cr合金であって、100nm以上のCr相を除いたCuマトリックス中に長径100nm以下で、アスペクト比10未満の粒子状Cr相を20個/μm以上の密度で析出させた組織を有する。
【選択図】なし

Description

本発明は、電子機器に搭載された半導体素子等の電気部品が発する熱を速やかに拡散させるために用いられる放熱用合金材およびその製造方法に係り、特にクロム含有銅合金からなる放熱用合金材およびその製造方法に関する。
半導体素子は、作動時の発熱による異常な温度上昇を防止するために、直接あるいは窒化アルミニウム(AlN)などのセラミックスを介して半導体素子をハンダ付けあるいはロウ付けにより放熱用合金材に接合して使用する場合と、更にシリコングリ−ス等の熱伝導性樹脂を介して半導体素子を放熱材に固定させる場合がある。いずれの場合も、作動する半導体素子が発する熱を速やかに放散させるために、放熱用合金材は熱伝導率が高いことが要求される。
さらに、前者の場合、半導体素子あるいは窒化アルミニウムと放熱用合金材が強固に固定されるため、接合部の剥離や反り等を防止するために半導体素子さらには窒化アルミニウムなどのセラミックスに近い熱膨張率を有するヒ−トシンク材が要求される。
このような特性を単一の素材によって得ることは難しく、従来放熱用合金材は一般に熱膨張率の小さい材料と熱伝導率の大きい材料を組み合わせた、いわゆる複合材料が多く用いられている。
そこで、特許文献1にはタングステン−銅(W−Cu)、モリブデン−銅(Mo−Cu)等の金属−金属系複合材料が提案されている。タングステン、モリブデンは熱膨張率が低く、他方、銅は熱伝導率が高いので上記提案がなされている。また、特許文献2には炭化珪素−アルミニウム(SiC−Al)、第一酸化銅−銅(CuO−Cu)などのセラミックス−金属系複合材料が開示されている。さらに、特許文献3には、クロム−銅(Cr−Cu)、ニオブ−銅(Nb−Cu)等の金属−金属系複合材料が提案されている。
一方、シリコングリ−ス等の熱伝導性樹脂を介して半導体素子を放熱材に固定する場合は、半導体素子あるいは窒化アルミニウムと放熱板の熱膨張差を熱伝導性樹脂が吸収するため熱膨張の大きな純銅など安価な放熱用合金材料の使用が可能となるが、ハンダやロウ材と比較して樹脂の熱伝導率が小さいため発熱量の大きな半導体素子には望ましくない。
また、古くから溶接用電極材料として用いられるクロム銅(JIS−Z3234)合金は、析出硬化型の合金であり、強度が要求される用途で純銅に代わって放熱用合金材としても使用されるが、その熱膨張率は純銅とほぼ同じ17.6×10−6/Kで高く、ハンダ付けやロウ付けされる放熱用合金材としては適用できなかった。
特公平5−38457号公報 特開2002−212651号公報 特開2000−239762号公報
上述したとおり、発熱量の大きな半導体素子にはハンダ付けあるいはロウ付けにより放熱板に固定されることが望ましい。
しかし、特許文献1で提案されているタングステン−銅、モリブデン−銅などの金属−金属系複合材料を用いた放熱用合金材は、切削加工やプレス加工等の機械加工性は良好であるものの、その原料であるタングステンやモリブデンの粉末が高価であるという問題点がある。
また、特許文献2で提案されている炭化珪素−アルミニウム、第一酸化銅−銅などのセラミックス−金属系複合材料は硬度が高く、機械加工性が劣り、さらに均一なめっき処理が困難であるという問題点がある。
さらに、特許文献3で提案されている銅合金では、凝固時に銅母相中に晶出したCr層のアスペクト比を大きくすることにより、熱膨張を低下させることを開示している。なお、特許文献3に記載される第2相とは、図1に示すCu−Cr系状態図における主に凝固の際の1次析出相を意味する。一方で、本願では、時効熱処理の際の時効析出相を2次析出相とする。
本発明は、安価で、上述の複合材料のように熱膨張率が小さく、さらに純銅のように熱伝導率が大きく、かつ機械加工性が優れた放熱用合金材およびその製造方法を提供することを目的とする。特に放熱用合金材として種々の形状が要求されるので、従来の溶解法の他にも製造原価が安価で種々の形状の放熱用合金材が供給できる粉末焼結法を用いた製造方法も提供する。
本発明においては、従来、接点合金として実用化されているCu−Cr合金(Cr:3mass%以下)の合金を出発点として研究を進めた。図1に示すCu−Cr系状態図によればCr約1.5mass %に共晶点があり、約40mass%に偏晶点がある。そこで、Cr3mass%以下、Cr3を超え40mass%以下、Cr40mass%を超える合金に分けて研究を進めた。
その結果、いずれの場合にもこれらの合金を所定の形状に加工後、溶体化熱処理して徐冷し、種々の温度で時効すると、熱膨張係数が500〜750℃の間において急激に減少することが判明し、熱膨張係数の小さい合金となることを発見した。
発明の第1の態様は、Cr0.3mass%以上80mass%以下と、残部がCuと、不可避的不純物からなるCu−Cr合金であって、100nm以上のCr相を除いたCuマトリックス中に長径100nm以下で、アスペクト比10未満の粒子状Cr相を20個/μm以上の密度で析出させた組織を有することを特徴とするCu−Cr合金である。
発明の第2の態様は、Crと、残部がCuと、不可避的不純物からなるCu−Cr合金であって、該合金を溶解法又は粉末冶金法で所定の形状に加工後、溶浸処理後及び/又は溶体化熱処理後600℃/分以下の冷却速度で冷却し、500℃以上750℃度以下の間で時効熱処理を行ったことを特徴とするCu−Cr合金である。
発明の第3の態様は、Crと、残部がCuと、不可避的不純物からなるCu−Cr合金であって、該合金を粉末冶金法により所定の形状に成形加工後、前記粉末冶金法における焼結処理後600℃/分以下の冷却速度で冷却し、500℃以上750℃度以下の間で時効熱処理を行ったことを特徴とするCu−Cr合金である。
発明の第4の態様は、前記Cu−Cr合金のCrが0.3mass%以上3mass%以下であることを特徴とするCu−Cr合金である。
発明の第5の態様は、前記Cu−Cr合金のCrが3mass%を超え40mass%以下であることを特徴とするCu−Cr合金である。
発明の第6の態様は、前記Cu−Cr合金のCrが40mass%を超え80mass%以下であることを特徴とするCu−Cr 合金である。
発明の第7の態様は、前記Cu−Cr合金は、更にTi、Zr、Fe、Co及びNiから選んだ1種または2種以上を合計で0.1mass%以上2.0mass%以下含有することを特徴とするCu−Cr合金である。
発明の第8の態様は、前記溶体化熱処理の温度は900℃以上1050℃以下の範囲内の温度であることを特徴とするCu−Cr合金である。
発明の第9の態様は、前記Cu−Cr合金を利用したことを特徴とする放熱用部材である。
発明の第10の態様は、前記Cu−Cr合金を放熱用部材として用いる方法である。
発明の第11の態様は、Cr0.3mass%以上80mass%以下と、残部がCuと不可避的不純物であるCu−Cr合金を製造する際において、その製造方法が、溶解・鋳造または溶解・鋳造・加工であり、得られた合金を500℃以上750℃以下の範囲内の温度で時効熱処理することを特徴とするCu−Cr合金の製造方法である。
発明の第12の態様は、Cr0.3mass%以上80mass%以下と、残部がCuと不可避的不純物であるCu−Cr合金を製造する際において、その製造方法が、CuとCrの粉末を混合・焼結し、得られた焼結体を500℃以上750℃以下の範囲内の温度で時効熱処理することを特徴とするCu−Cr合金の製造方法である。
発明の第13の態様は、Cr0.3mass%以上80mass%以下と、残部がCuと不可避的不純物であるCu−Cr合金を製造する際において、その製造方法が、Cr単独又はCuとCrの粉末を混合・焼結し、銅に溶浸して溶浸体とし、得られた溶浸体を500℃以上750℃以下の範囲内の温度で時効熱処理することを特徴とするCu−Cr合金の製造方法である。
発明の第14の態様は、前記Cu−Cr合金は、更にTi、Zr、Fe、Co及びNiから選んだ1種または2種以上を合計で0.1mass%以上2.0mass%以下含有することを特徴とするCu−Cr合金の製造方法である。
発明の第15の態様は、前記Cu−Cr合金を、前記時効熱処理の前に更に、900℃以上1050℃以下の範囲内の温度範囲で溶体化熱処理を行うことを特徴とするCu−Cr合金の製造方法である。
発明の第16の態様は、前記Cu−Cr合金を、前記溶体化熱処理後600℃/分以下の冷却速度で冷却を行うことを特徴とするCu−Cr合金の製造方法である。
本発明に係るCu−Cr合金は、半導体装置用放熱板として好適な高熱伝導率および低熱膨張率を両立し、従来のタングステン−銅系あるいはモリブデン−銅系の半導体装置用放熱用合金材よりも経済的に製造することが可能であるとともに、均一なめっきが可能であり、さらに機械加工性にも優れている。本発明の放熱用合金材は、図8に示すように、室温〜200℃の熱膨張率が9.0×10−6〜16.7×10−6/K、熱伝導率が134〜350W/(m・K)であるCu−Cr合金である。
以下、実施例を参照しながら本発明実施の形態について詳細に説明する。
本発明に係るCu−Cr合金から放熱板を作成し、その特性を調査した。本発明に係る板材は、Crを1.1mass%含有するCu−Cr合金を真空溶解炉で溶解し、これを鋳型に鋳造して80mm×80mm角、重量30kgの大きさの鋳塊とする。その後、この鋳塊を圧延温度950℃で熱間加工し、酸化膜除去後冷間圧延を行い概ね3mmの板材に加工する。
さらに、板材をプレス加工によって150×150×3mmの放熱板に仕上げ、1000℃で30分間保持して溶体化し、冷却速度の影響を調査するため平均冷却速度600℃/分(以下急冷と言う)と平均冷却速度30℃/分(以下徐冷という)で冷却して放熱板を製造した。ここで平均冷却速度とは、焼結処理後または溶浸熱処理または溶体化熱処理において保持温度から、100℃までの冷却過程における平均冷却速度を言うことにする。さらに、放熱板を直径10mm、厚さ3mmの円盤状ビッカ−ス硬さ測定用の試験片に切り出し、アルゴンガス中で、500℃以上700℃以下の範囲の温度で60分間保持し、時効熱処理を行う。
得られた試験片のビッカ−ス硬さの時効温度依存性を図2に示す。図の縦軸は、ビッカ−ス硬さを、図の横軸は、時効温度(℃)を示している。図2に記載された測定結果は、本発明に係る放熱板の製造方法によって製造された合金の特性を示す測定結果である。徐冷に係る放熱用合金材の特性は実線で示し、急冷の場合を点線で示す。この図で0℃とは時効熱処理前の硬さを示す。
図2に示すように、急冷によって得られる試験片のビッカ−ス硬さ(JIS Z2244:2003)を測定すると、時効熱処理前(0℃)の場合、ビッカ−ス硬さは53を記録するが、時効温度を上げ、時効温度が500℃に達すると、ビッカ−ス硬さは135を記録する。その後、時効温度が上昇するに従い、ビッカ−ス硬さは減少し、時効温度が700℃に達する時には、ビッカ−ス硬さは70を記録する。
一方、徐冷した場合には時効処理により硬度の上昇は小さい。徐冷後、放熱板を直径10mm、厚さ3mmの円盤状ビッカ−ス硬さ測定用の試験片に切り出し、アルゴンガス中で、500℃以上700℃以下の範囲の温度で60分間保持し、時効熱処理を行う。
上記の方法によって得られた徐冷したCu−Cr合金のうち550℃で時効処理した組織のSEM(走査型電子顕微鏡)写真を図3に示す。図3から明らかなように、Crが0.3〜1.5mass%程度固溶した銅マトリックス中にクロムが2次析出している。この2次析出したクロムの平均粒径は26nm(ナノメ−トル)であり、長径100nm以下のクロム粒子について単位面積当たりの個数は75個/μm2(以下析出密度と言う)、アスペクト比は、最大で5.6、平均で1.7である。すなわち、クロムがナノメ−トルレベルでの析出をしている。なお、この写真を撮影した装置及び諸条件は下記のとおりである。撮影装置は、日立製作所FE−SEM、型番S−4800である。撮影条件は、加速電圧3kVであり、倍率は100,000倍である。視野サイズは1270×890nmである。エッチング条件は以下のとおりである。蒸留水80mlに対し、2クロム酸カリウム10g、硫酸(96%)5ml、塩酸1〜2滴を溶解混合した溶液中に室温で、3〜15秒浸漬後水洗乾燥をおこなった。
図2に示すように、本発明において徐冷した放熱用合金材の製造方法によって得られる試験片のビッカ−ス硬さを測定すると、時効熱処理前(0℃)の場合、ビッカ−ス硬さは51を記録するが、時効温度を上げ、時効温度が500℃に到達しても、ビッカ−ス硬さは65にしか到達しない。その後、時効温度が上昇しても、ビッカ−ス硬さの変化は少なく、時効温度が650℃に到達する時にも、ビッカ−ス硬さは61しか記録しない。このように硬度が高くならない理由は、詳細は不明であるが、通常Cu−Cr合金を450℃以上500℃以下の範囲にて硬化を起こさせることに効果があるとされているGPゾ−ン(Guinier−Preston Zone)と呼ばれる原子レベルでの析出は生じておらず、かわりに数十ナノメ−トルレベルのクロムが析出したことによるものと推定される。
上述したとおり、本発明において徐冷する製造方法によって得られる試験片と、急冷した試験片の時効温度550℃におけるビッカ−ス硬さを比較すると、急冷した試験片のビッカ−ス硬さは徐冷した放熱用合金材の製造方法によって得られる試験片に比べて顕著に硬いものである。
図4は、上記試験片の熱膨張率の時効温度依存性を示す図である。図の縦軸は、熱膨張率を、図の横軸は、時効温度(℃)を示している。図4に記載された測定結果は、徐冷した場合及び急冷した場合による合金の特性を示す測定結果である。徐冷に係る放熱材の製造方法は実線で示しており、急冷に係る放熱材の例は点線で示す。
図4に示すように、徐冷の場合に得られる試験片の熱膨張率を測定すると、時効熱処理前の(0℃)の場合、熱膨張率は16.9×10−6/Kであるが、時効温度を上げ、時効温度が550℃に到達すると、熱膨張率は概ね13.5×10−6/Kに低下する。その後、時効温度が上昇すると、熱膨張率は急激に上昇し、時効温度が650℃に到達する時には、熱膨張率は概ね15.9×10−6/Kに到達する。
上述したとおり、徐冷によって得られる試験片と、急冷によって得られる試験片の時効温度550℃における熱膨張率を比較すると、徐冷によって得られる試験片の熱膨張率は、急冷の試験片の熱膨張率に比べて顕著に熱膨張が小さい。しかし、いずれの場合にも熱膨張率の低下は認められる。また、熱伝導率は、溶体化熱処理後徐冷した場合、時効熱処理前が259W/mKであったのに対して、550℃での時効温度では345W/mKにまで向上している。
次に、金属クロム粉末を焼結して放熱板を製造方法(以下、粉末冶金法という。)について、図5、図6、図7、表1を参照しながら詳細に説明する。本発明に係る放熱板材は、基本的にはCr−Cuの金属−金属系複合材料であって、500℃以上750℃以下の範囲内で時効熱処理してなるものである。かかる放熱板材は、基本的には金属クロム粉末を原料粉として成形焼結体とし、これに銅を溶浸させた後、500℃以上750℃以下の範囲内で時効熱処理することによっても得ることができる。
製造工程を図6に示す。図6(a)に例示するように、金属クロム粉末を充填成形して粉末成形体を得る充填成形工程と、この粉末成形体を焼結して成形焼結体を得る焼結工程と、成形焼結体に銅を溶浸して溶浸体を得る溶浸工程と、溶浸体に時効熱処理を施す時効熱処理工程を経て放熱板材が製造される。なお、溶浸体を前記時効熱処理の前に溶体化熱処理工程をいれることもできる。以下、図6(a)に示すプロセスに従い本発明を具体的に説明する。
金属クロム粉末は、成形焼結工程において主として金属Crからなる空隙を有する焼結体を作り、その焼結体は銅の溶浸を可能にする空間を提供する機能をもつものである。
以下、その成形焼結が終了した際に存在する金属組織をA相とし、その後銅溶浸で形成した金属組織をB相と言うものとする。溶浸工程中にA相中のクロムが一部溶けてB相中に溶解し、溶浸後の凝固の工程でCrの1次析出が行われる。この凝固後のB相中には0.3〜1.5mass%程度のCrが固溶しており、その後の時効熱処理工程で2次析出が生じる。
上記金属クロム粉末の純度は99mass%以上、粒度は250μm以下のもの(JIS Z2510に基づきふるい分けしたもので、数値はJIS Z8801−1に示す公称目開き寸法を示す。以下、同じである。)を利用するのが好ましい。
上述した成形焼結体は、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、鉄(Fe)、コバルト(Co)及びニッケル(Ni)から選んだ1種又は2種以上を合計で0.1mass%以上2.0mass%以下を含むことができる。これらの元素は、銅との濡れ性を低下させるクロム表面の酸化膜を除去することができる脱酸効果や銅と濡れ易い性質を有し、成形焼結体への銅の溶浸性を向上させる作用を有する。
しかしながら、その配合量が0.1mass%未満であると、溶浸性を向上させる効果が得られず、一方、その配合量が2.0mass%を超えると、溶浸の際、これら元素が銅と合金化し、熱伝導率を劣化させるので好ましくない。したがって、これら元素のクロム粉末に対する配合量は合計で0.1mass%以上2.0mass%以下の範囲内とする。
なお、上述したTi等を含む成形焼結体は、一般には金属クロム粉末にチタン粉末等を所定量配合した混合粉を成形及び焼結することによって得られるが、例えばニッケルメッキした金属クロム粉末を原料粉としても得ることができる。また、鉄系の粉末冶金で知られている偏折防止技術を応用し、金属クロム粉末の表面にTi、Zr、Fe、Co又はNi等をバインダ−により均一に付着させたものを成形、焼結して上記の成形焼結体を得ることもできる。
図6(a)に示す工程において、Cr含有量が40mass%を超える場合には、原料のCr粉末単独で充填成形し、銅粉末を含まないので、焼結後に銅の溶浸が可能になるような空隙を残すように行う。かかる充填成形の手段は、目標とする放熱板材の特性値に応じて適切な方法を選んで行えばよく、特に制限されない。
充填成形によって得られた粉末成形体は、次いで焼結工程に付され、成形焼結体とされる。この焼結工程は、Cr粉末表面の酸化膜や、潤滑材添加した場合、脱脂工程中十分に熱分解せず残留した酸素、炭素などを除去することを目的としており、Crの骨格構造が形成されることが望ましい。したがって、この焼結工程は、原料粉末である金属クロム粉末の特性、さらには充填成形の手段に応じて適切な方法を選んで行うことが必要である。
焼結プロセスについては、この目的が達成される限り特に制限する必要はないが、たとえば、水素雰囲気中あるいは真空中で1200℃以上1600℃以下、望ましくは、1250℃以上1450℃以下で、粉末成形体の大きさに応じて30分以上300分以下程度保持すれば十分である。
このようにして得られた成形焼結体に対して銅の溶浸が行われる。この銅の溶浸は焼結工程までにすでに形成された主としてCrからなる骨格間に銅を充填させ、放熱用合金材に所定の熱伝導率を付与するためのものである。銅の溶浸量は、放熱用合金材に要求される熱伝導率等によって決定すればよいが、一般には放熱用合金材中、銅が10mass%以上80mass%以下、好ましくは40mass%以上60mass%以下占めるようにするのがよい。
溶浸の手段は公知の手段を採用すればよい。たとえば、成形焼結体の上面又は下面あるいは上下面に純銅の板あるいは純銅の粉末を置き、真空中あるいは水素雰囲気中で、1100℃以上1300℃以下、好ましくは1150℃以上1250℃以下の範囲内で20分以上60分保持することによって十分な銅の溶浸が可能である。また、純銅の板あるいは純銅の粉末に代えて銅の粉末成形体、成形焼結体を用いることもできる。
溶浸体は表面に残った余分な純銅の部分を砥石による研削加工などで除去され、さらに、機械加工あるいはプレス加工により放熱板の形状に仕上後、Niを厚さ2μm以上8μm以下付着させるめっき処理を行った後、本発明に従う時効熱処理が行われる。
実施例として、粒度150μm以下の金属クロム粉末をアルミナ容器の中に重力により自然充填し、これを水素中で1500℃、60分保持して成形焼結体を得た。得られた成形焼結体の上面に無酸素銅の板を載せて真空中で1200℃、30分保持して銅を溶浸させた後、1200℃から200℃まで45分間かけて冷却(平均冷却速度22℃/分)し、Cr52.5mass%−Cu47.5mass%からなる150×150×3mmの溶浸体とした。その溶浸体から25×8×3mmの板状体を切り出し、水素中で種々の温度で60分保持する時効熱処理を施して得た試験片に熱膨張測定試験を行った結果を図7に示す。
図7に示すように、時効熱処理を500℃以上600℃以下の温度範囲で行えば、溶浸体において熱膨張率が低下し、本発明の目的が達成される。これに対し、時効温度が500℃未満又は600℃超えと熱膨張率が急速に拡大する。このような現象は、CrがCu中に固溶しているB相を550℃を中心とする時効熱処理によってCrが2次析出したことにより熱膨張率が急激に低下し、それにより金属クロムA相を含めた焼結体全体の熱膨張率を低下させた結果であると推定される。
このように500℃以上600℃以下の温度範囲、特に550℃を中心とする時効熱処理によって熱膨張率が急激に低下する現象はクロムが溶浸後あるいは溶体化熱処理後0.3mass%以上10mass%以下の範囲で固溶したCu−Cr合金において認められているが、本発明はこの現象を利用することによって金属クロムA相を含めた焼結体全体の熱膨張率を低下させるものである。
この点で、たとえば、溶接用電極材料として利用されているCu−Cr合金においてその硬度を上昇させるために採用される450℃以上500℃以下の時効熱処理とは、その温度が50℃以上100℃高温であり、その本質が異なるものである。本発明においては、B相にクロムが0.3〜1.5mass%程度固溶していれば、時効熱処理により金属クロムとして析出して本発明の目的を達することができる。
Cu−Cr合金を450℃以上500℃以下の範囲で時効処理を行うと原子レベルでの析出であるGPゾ−ンを利用して硬度を上昇させることが出来る。しかし、本発明では、500℃以上750℃以下の範囲で時効熱処理することによって数十nmオ−ダ−の金属クロム相が析出させるいわば過時効の状態におくものであり、それによって析出した数十nmオ−ダ−のCr粒子の2次析出(凝固後の固相析出)により熱膨張が抑制された結果であると推定される。
上述したように、本発明の時効熱処理は、固相にCrを固溶させた後、時効熱処理によって数十nmオ−ダ−の金属クロム相を析出させる操作であるから、前提条件として固相にクロムが所定量固溶していることが肝要である。この条件は、通常、銅の溶浸操作において達成されるが、例えば、溶浸後焼結体が極端に遅く冷却されると、溶浸の際に一旦固溶したクロム成分の多くがサブミクロン以上のCr粒子に成長してしまい、上記条件が満たされなくなるおそれがある。したがって、確実にCrを2次析出させるためには、B相にCr成分を固溶させるため時効熱処理前に900℃以上1050℃以下で溶体化熱処理を行うものが好ましい。これによって、2次析出するCr成分の含有量を時効熱処理前の段階において確実に0.3mass%〜1.5mass%程度の範囲とすることができる。
なお、時効熱処理前におけるクロム成分の含有量は、たとえばEPMA(Electric Probe Microanalyzer)等の分析手段によって測定することができ、また、溶浸処理条件、溶体化熱処理条件等と上述したクロム成分の含有量との関係を解析して、放熱用合金材として要求される熱伝導率に合わせた希望のクロム含有量になるようにすることができる。
このような時効熱処理によって、本発明が対象とするCu−Crの金属−金属系複合材料からなる放熱用合金材の熱膨張率を低値に抑えることができる。放熱用合金材としては、熱膨張率が低値であることのほかに、熱伝導率が大きいことも必要である。このような条件は、第一には2次析出の量によって、すなわちCu−Cr成形焼結体における銅の溶浸量によって管理することができるものであるが、併せて、上述の時効熱処理によって熱伝導度率が極大化することによって達せられるものである。
金属クロムの1次相間を埋めるCu−Cr合金は、時効熱処理前においては固溶クロムのためにその熱伝導度率が小さいが、本発明の時効熱処理を受けた後にあっては、Crが金属クロム相として析出した状態にあり、銅マトリックス中に金属クロム相が分散した状態となっており、純化された銅マトリックスの熱伝導度率が極大化されていることになる。これによって、放熱用合金材全体として極めて高い熱伝導率が得られるようになっている。
なお、溶浸処理後の銅の除去加工、切削加工、さらにはプレス加工などにより加工歪が与えられ、これによって熱伝導率の低下、ひいては放熱用合金材全体の熱伝導率の低下が生ずるが、上記時効熱処理によって加工歪も除去されるので、本発明ではこれらが原因になる熱伝導率の低下が防止され、銅本来の特性を十分に引き出すことができることになる。
なお、熱伝導率と電気伝導度とは、ウィ−デマン・フランツ(Wiedemann−Franz)の法則、すなわち金属の熱伝導度と電気伝導度の比は絶対温度に金属の種類によらない定数をかけたものに等しいという法則があるので、熱伝導率の測定に代えて電気伝導度を測定し、製品の特性管理を行うことができる。
上述した本発明の基本形態を図6(a)に示すプロセスにしたがって説明した。しかしながら、本発明は上述したプロセスに限定されるものではなく、他の手法によって製造したCu−Cr系金属−金属複合材料の放熱用合金材においても、金属クロム相が析出する時効熱処理を行う限り同様に適用可能である。以下、これらの場合の実施形態について説明する。
図6(b)は、原料粉としては、金属クロム粉末と銅粉末の混合粉末を用い、この混合粉末を加圧成形して焼結する工程を示している。この場合は、焼結工程を終えた時点でCrからなるA相間に銅が充填された成形焼結体を得ることができるので、銅成分の比較的多い、たとえば、Crが3mass%を超え40mass%以下含有するような放熱板材料を比較的容易に製造することができる。
この場合、混合粉末の加圧成形には、たとえば、金型に粉末を充填し加圧する一般的な粉末成形方法のほか、MIM(Metal Injection Molding:冷間等方圧成形)を利用するのが好適である。さらに、粉末成形体を焼結後、HIP(Hot Isostatic Pressing:熱間等方圧成形)処理を施すことも可能である。また、アルミナなどの耐熱性容器に金属クロム粉末と銅粉末の混合粉末を充填し、加圧成形を行うことなく、水素雰囲気中又は真空中において850℃以上1080℃以下の範囲内の温度で、粉末成形体の大きさに応じ30分以上300分以下の焼結処理を行うこともできる。
なお、この場合において、金属クロム粉末は上述した図6(a)に示す基本工程において使用するものと同様のものでよく、また、前述の手法によって金属クロム粉末にチタン等を付着させたものでもよい。一方、銅粉末は粒度150μm以下の電解法あるいはアトマイズ粉末を使用するのが好ましい。
上述の場合には原則として銅の溶浸工程を必要としないが、たとえばアルミナなどの耐熱性容器に金属クロム粉末と銅粉末の混合粉末を充填し、加圧成形を行うことなく焼結処理を行った場合には、得られた成形焼結体にさらに銅の溶浸処理を行い、クロムA相間の空隙を除去し、銅合金の充填状態を改善し、それによって熱伝導率の向上を図ることもできる。
このようにして得られた成形焼結体も基本プロセスに示す場合と同様に、機械加工あるいはプレス加工により放熱板の形状に仕上加工後、ニッケルを厚さ2μm以上8μm以下付着させるめっき処理を行った後、本発明にしたがう時効熱処理が行われる。なお、溶浸処理が行われた場合、溶浸体表面に残った余分な純銅の部分を加工除去する工程が行われるのは当然である。
上記の図6(a)に示す方法によって得られた放熱用合金材のうち550℃で熱処理した金属組織のSEM(走査型電子顕微鏡)写真を図5に示す。図5から明らかなように、銅のB相中に時効熱処理で2次析出した数十nmのクロム粒子と溶浸後B相が凝固する際に1次析出した大きい長径(100nm超)のクロム粒子が観察される。2次析出したクロムの平均粒径は、22nm(ナノメ−トル)であり、析出密度は170個/μm2、アスペクト比は、最大で4.1、平均で1.6である。なお、この写真を撮影した装置及び諸条件は図3で使用した装置及び諸条件と同様である。クロムの析出サイズは図2と同様にナノレベルであり、同じ原理で熱膨張の低減がなされたと推定される。
得られた板状体から直径10mm厚さ3mmの円盤状の熱伝導率測定用の試験片、長さ25mm、幅8mm、厚さ3mmの板状の熱膨張率測定用試験片及び1辺が30mm、厚さ3mmの正方形板状の電気伝導度測定用試験片を切り出した。これらの各試験片に、水素中、550℃において60分保持する時効熱処理を施した後、密度、熱膨張率、熱伝導率及び電気伝導度の測定を行った。密度はアルキメデス法により、熱膨張率は試験片の長手方向の伸びから求め、熱伝導率はレ−ザ−フラッシュ法により求めた。
電気伝導度は電気伝導度測定装置(日本フェルスタ−株式会社製 SIGMATEST D2.068)によって測定した。電気伝導度は時効熱処理前後で測定した。測定結果を表2に示す。本発明の半導体用放熱板材料である発明例3は熱膨張率が10.7×10−6/Kと優れた値を有し、熱伝導度も183W/(m・K)と優れた値を有している。なお、表中の電気伝導度の単位「%IACS」は、International Annealed Copper Standardで表したものであり、100%IACSが58MS/mである。
これらとは別に半導体用放熱板材料への半導体素子のハンダ付けによる接合が問題なくできるかどうかの検証をすることにした。そのため試験片(100×100×3mm)に、さらに直径5mmの穴をボ−ル板で4箇所開け、5μmの厚さに電解ニッケルメッキを施した後、水素中で550℃の温度で60分保持する時効熱処理を行い、その後15×15×2mmの窒化アルミニウム板を4個ハンダ付けした。その結果、メッキ部分に何らの問題もなく、有害なそりの発生も見られなかったので、ハンダ付けが十分可能であることが検証できた。
粒度45μm以下の金属クロム粉末(純度99mass%以上)40mass%と粒度63μm以下の純銅粉末60mass%を混合し、その混合粉末をゴム型に充填してCIPにて5t/cmの圧力をかけて成形し、得られた粉末成形体を水素中において1050℃の温度で80分保持して焼結処理を行った。得られた成形焼結体の上に無酸素銅の板を載せて、水素中において1200℃の温度で30分保持して銅を溶浸させて溶浸体とした。得られた溶浸体に対し、実施例3と同様に処理し、密度、熱膨張率、熱伝導率及び電気伝導度の測定を行った。
結果を表1に併せて示す。本発明は放熱用合金材である発明例4は熱膨張率が12.9×10−6/Kと優れた値を有し、熱伝導度も220W/(m・K)と優れた値を有している。なお、この場合についても実施例3と同様に放熱試験を行ったが、メッキ部分に何らの問題もなく、有害なそりの発生も見られなかった。
Figure 2005330583
本発明を図6(a)に示す工程において実施した場合、粉末の粒子径の影響を調査するため、150μm以下、40μm以下、及び75〜150μmの3種類のCr粉末を焼結し、溶浸処理を行うことにより合金を製造した。種々の時効温度で時効処理し、熱膨張率を測定した。なお、他の条件は前述の実施例と同様である。時効処理温度と熱膨張率の関係を図8に示した。いずれの粒径を使用した合金においても熱膨張率は低下している。
Figure 2005330583
以上の実施例の結果をまとめて表2及び図9に示した。図9はCuとCrの成分がそれぞれ異なる合金の熱膨張と熱伝導との関係を示す。図9中右側の四角点は時効熱処理前及び450℃以下の時効熱処理後の熱膨張と熱伝導との関係であるが、500℃時効熱処理を行った後の関係は点線の範囲にあり、本発明の時効熱処理を行うと顕著に同一熱伝導率であっても熱膨張率が低い合金が得られた。この図から、本発明の製造方法により、同一熱伝導率でも熱膨張率を低下させることが明らかである。
本発明のCu−Cr合金は、好適な高熱伝導率および低熱膨張率を両立し、従来のタングステン−銅系あるいはモリブデン−銅系の放熱材よりも経済的に製造することが可能であるとともに、均一なめっきが可能であり、さらに機械加工性に優れているため、特に半導体用の放熱用合金材として産業上利用価値が高い。
従来公知のCu−Cr合金の状態図である。 図2は、時効温度とビッカ−ス硬さの関係を表す図である。 図3は、本発明にかかる放熱用合金材の断面を示す写真である。 図4は、時効温度と熱膨張率の関係を表す図である。 図5は、本発明にかかるその他の放熱用合金材の断面を示す写真である。 図6は、放熱用合金材の製造方法を構成する工程を示す説明図である。 図7は、Cr52.5mass%−Cu47.5mass%からなる溶浸体を種々の温度で時効させた場合の時効温度と熱膨張率との関係を示す図である。 本発明においてクロムの粒度を変化させた場合における粒度の熱膨張率と熱伝導率に対する影響を示す図である。 本発明のCu−Cr 合金の熱膨張率と熱伝導率との関係を示す図である。

Claims (16)

  1. Cr0.3mass%以上80mass%以下と、残部がCuと、不可避的不純物からなるCu−Cr合金であって、100nm以上のCr相を除いたCuマトリックス中に長径100nm以下で、アスペクト比10未満の粒子状Cr相を20個/μm以上の密度で析出させた組織を有することを特徴とするCu−Cr合金。
  2. Crと、残部がCuと、不可避的不純物からなるCu−Cr合金であって、該合金を溶解法又は粉末冶金法で所定の形状に加工後、溶浸処理後及び/又は溶体化熱処理後600℃/分以下の冷却速度で冷却し、500℃以上750℃度以下の間で時効熱処理を行ったことを特徴とするCu−Cr合金。
  3. Crと、残部がCuと、不可避的不純物からなるCu−Cr合金であって、該合金を粉末冶金法により所定の形状に成形加工後、前記粉末冶金法における焼結処理後600℃/分以下の冷却速度で冷却し、500℃以上750℃度以下の間で時効熱処理を行ったことを特徴とするCu−Cr合金。
  4. 前記Cu−Cr合金のCrが0.3mass%以上3mass%以下であることを特徴とする請求項1または3のいずれか1項に記載のCu−Cr合金。
  5. 前記Cu−Cr合金のCrが3mass%を超え40mass%以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のCu−Cr合金。
  6. 前記Cu−Cr合金のCrが40mass%を超え80mass%以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のCu−Cr合金。
  7. 前記Cu−Cr合金は、更にTi、Zr、Fe、Co及びNiから選んだ1種または2種以上を合計で0.1mass%以上2.0mass%以下含有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のCu−Cr合金。
  8. 前記溶体化熱処理の温度は900℃以上1050℃以下の範囲内の温度であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のCu−Cr合金。
  9. 請求項1から8に記載したCu−Cr合金を利用したことを特徴とする放熱用部材。
  10. 請求項1から8に記載したCu−Cr合金を放熱用部材として用いる方法。
  11. Cr0.3mass%以上80mass%以下と、残部がCuと不可避的不純物であるCu−Cr合金を製造する際において、その製造方法が、溶解・鋳造または溶解・鋳造・加工であり、得られた合金を500℃以上750℃以下の範囲内の温度で時効熱処理することを特徴とするCu−Cr合金の製造方法。
  12. Cr0.3mass%以上80mass%以下と、残部がCuと不可避的不純物であるCu−Cr合金を製造する際において、その製造方法が、CuとCrの粉末を混合・焼結し、得られた焼結体を500℃以上750℃以下の範囲内の温度で時効熱処理することを特徴とするCu−Cr合金の製造方法。
  13. Cr0.3mass%以上80mass%以下と、残部がCuと不可避的不純物であるCu−Cr合金を製造する際において、その製造方法が、Cr単独又はCuとCrの粉末を混合・焼結し、銅に溶浸して溶浸体とし、得られた溶浸体を500℃以上750℃以下の範囲内の温度で時効熱処理することを特徴とするCu−Cr合金の製造方法。
  14. 前記Cu−Cr合金は、更にTi、Zr、Fe、Co及びNiから選んだ1種または2種以上を合計で0.1mass%以上2.0mass%以下含有することを特徴とする請求項11から13のいずれか1項に記載のCu−Cr 合金の製造方法。
  15. 前記Cu−Cr合金を、前記時効熱処理の前に更に、900℃以上1050℃以下の範囲内の温度範囲で溶体化熱処理を行うことを特徴とする請求項11から14のいずれか1項に記載のCu−Cr合金の製造方法。
  16. 前記Cu−Cr合金を、前記溶体化熱処理後600℃/分以下の冷却速度で冷却を行うことを特徴とする請求項15記載のCu−Cr合金の製造方法。
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