JP2005321747A - トナー用結晶性ポリエステル - Google Patents

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Abstract

【課題】低温定着性及び帯電性のみならず、力学的強度にも優れ、非磁性一成分現像方式においても耐久性に優れたトナーの結着樹脂として好適に用いられるトナー用結晶性ポリエステル、該結晶性ポリエステルを含有したトナー用結着樹脂及び該結着樹脂を含有したトナーを提供すること。
【解決手段】1,6−ヘキサンジオールを70モル%以上含有したアルコール成分と芳香族カルボン酸化合物を70モル%以上含有したカルボン酸成分とを縮重合させて得られるトナー用結晶性ポリエステル、該トナー用結晶性ポリエステルと非晶質樹脂とを含有してなるトナー用結着樹脂、並びに該トナー用結着樹脂を含有してなるトナー。
【選択図】なし

Description

本発明は、電子写真法、静電記録法、静電印刷法等において形成される潜像の現像に用いられるトナー用結晶性ポリエステル、該結晶性ポリエステルを含有したトナー用結着樹脂及び該結着樹脂を含有したトナーに関する。
近年の高速化、小型化等の要求に対し、より低温定着可能なトナー用結着樹脂が望まれている。そこで、芳香族系のカルボン酸を用いた結晶性ポリエステル(特許文献1〜3参照)や、脂肪族系のカルボン酸を用いた結晶性ポリエステル(特許文献4〜6)が報告されている。
特開昭56−65146号公報(請求項1、第1表) 特開平4−239021号公報(請求項1) 特開平8−36274号公報(請求項1) 特開2001−222138号公報(請求項1) 特開2002−287426号公報(請求項1、3) 特開2003−173047号公報(請求項1、4)
しかしながら、従来知られている芳香族系の結晶性ポリエステルは軟化点が高すぎたり、結晶性が不十分であるため、良好な低温定着性が得られず、軟化点を下げるために他の原料モノマーを併用すると樹脂強度が低下し、特に耐久性が要求される非磁性一成分現像用トナーでは樹脂強度の改善が課題となっている。また、脂肪族系の結晶性ポリエステルは帯電性及びトナーの耐久性が不十分であり、これらの性能を同時に満足するトナー用結着樹脂が望まれている。
本発明の目的は、低温定着性及び帯電性のみならず、力学的強度にも優れ、非磁性一成分現像方式においても耐久性に優れたトナーの結着樹脂として好適に用いられるトナー用結晶性ポリエステル、該結晶性ポリエステルを含有したトナー用結着樹脂及び該結着樹脂を含有したトナーを提供することにある。
本発明は、
〔1〕 1,6−ヘキサンジオールを70モル%以上含有したアルコール成分と芳香族カルボン酸化合物を70モル%以上含有したカルボン酸成分とを縮重合させて得られるトナー用結晶性ポリエステル、
〔2〕 前記トナー用結晶性ポリエステルと非晶質樹脂とを含有してなるトナー用結着樹脂 、並びに
〔3〕 前記トナー用結着樹脂を含有してなるトナー
に関する。
本発明のトナー用結晶性ポリエステルを結着樹脂として含有したトナーは、低温定着性及び帯電性のみならず、力学的強度にも優れ、特に非磁性一成分現像用トナーでは耐久性が顕著に向上するという効果を奏するものである。
本発明のトナー用結晶性ポリエステルは、1,6−ヘキサンジオールを70モル%以上含有したアルコール成分と芳香族カルボン酸化合物を70モル%以上含有したカルボン酸成分とを縮重合させて得られる点に特徴を有する。従来、芳香族カルボン酸化合物を原料モノマーとして使用した結晶性ポリエステルが種々報告されているが、それらの結晶性ポリエステルは軟化点が高く、低温定着性を実現できていない。一方、脂肪族カルボン酸化合物を原料モノマーとして使用した結晶性ポリエステルは、電荷を蓄積する部位が少ないため、結着樹脂として使用した場合に、トナー全体の帯電性が下がり、画像品質を悪化させる傾向がある。
そこで、本発明者らが種々検討した結果、芳香族カルボン酸化合物をカルボン酸成分の主成分とする結晶性ポリエステルのアルコール成分として、各種アルコールのなかから、1,6−ヘキサンジオールを主成分として選択した際に、低温定着性と帯電性を両立できることを見出した。各種アルコールの検討において、1,4−ブタンジオール、エチレングリコール等であっても樹脂の軟化点は低下したが、これらの場合には、トナーが実際に使用される環境下、即ち現像機内のような高温下での保存により、樹脂の強度が低下し、擦りに対するトナーの力学的強度を低下させることが判明した。しかしながら、本発明では、1,6−ヘキサンジオールを選択することにより、かかる課題も解決することができるという予想外の効果が得られる。
なお、本発明において、結晶性樹脂とは、軟化点と吸熱の最大ピーク温度の比(軟化点/ピーク温度)が0.6〜1.3、好ましくは0.9〜1.2、より好ましくは1より大きく1.2以下である樹脂をいい、また非晶質樹脂とは、軟化点と吸熱の最大ピーク温度の比(軟化点/ピーク温度)が1.3より大きく4以下、好ましくは1.5〜3である樹脂をいう。軟化点と吸熱の最大ピーク温度の比は、原料モノマーの種類とその比率、分子量、製造条件(例えば、冷却速度)の等により調整される。
本発明における結晶性ポリエステルは、前記のように、1,6−ヘキサンジオールを含有したアルコール成分と芳香族カルボン酸化合物を含有したカルボン酸成分とを縮重合させて得られる。
1,6−ヘキサンジオールの含有量は、アルコール成分中、70モル%以上であり、好ましくは80〜100モル%、より好ましくは80〜90モル%である。
アルコール成分に含有され得る、1,6−ヘキサンジオール以外の多価アルコール成分としては、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブテンジオール等の炭素数2〜8の脂肪族ジオール;ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス (4−ヒドロキシフェニル) プロパン、ポリオキシエチレン(2.2)−2,2−ビス (4−ヒドロキシフェニル) プロパン等の、式(I):
Figure 2005321747
(式中、Rは炭素数2又は3のアルキレン基、x及びyは正の数を示し、xとyの和は1〜16、好ましくは1.5〜5.0である)
で表されるビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物等の芳香族ジオール;グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン等の3価以上のアルコール等が挙げられる。これらの中では、力学的強度の観点から、炭素数2〜8の脂肪族ジオールが好ましく、1,4−ブタンジオールがより好ましい。
1,4−ブタンジオールの1,6−ヘキサンジオールに対するモル比(1,4−ブタンジオール/1,6−ヘキサンジオール)は、0/100〜30/70が好ましく、5/95〜30/70がより好ましく、10/90〜20/80がさらに好ましい。
芳香族カルボン酸化合物としては、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、及びこれらの酸の無水物、アルキル(炭素数1〜3)エステル等のベンゼン環を有する化合物が好ましく、これらの中ではテレフタル酸及びイソフタル酸がより好ましく、テレフタル酸がさらに好ましい。なお、芳香族カルボン化合物とは、前記の如く、芳香族カルボン酸、その無水物及びそのアルキル(炭素数1〜3)エステルを指すが、これらの中では、芳香族カルボン酸が好ましい。
芳香族カルボン酸化合物の含有量は、カルボン酸成分中、70モル%以上、好ましくは80〜100モル%、より好ましくは90〜100モル%である。
カルボン酸成分に含有され得る、芳香族カルボン酸化合物以外の多価カルボン酸化合物としては、シュウ酸、マロン酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、n−ドデシルコハク酸、n−ドデセニルコハク酸の脂肪族カルボン酸;シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環式カルボン酸;及びこれらの酸の無水物、アルキル(炭素数1〜3)エステル等が挙げられる。
さらに、分子量調整等の観点から、1価のアルコールや1価のカルボン酸化合物が、アルコール成分及び/又はカルボン酸成分に、本発明の効果を損なわない範囲で適宜含有されていてもよい。
なお、結晶性ポリエステルにおけるカルボン酸成分とアルコール成分のモル比(カルボン酸成分/アルコール成分)は、結晶性ポリエステルの高分子量化を図る際には、カルボン酸成分よりもアルコール成分が多い方が好ましく、さらに真空反応時、アルコール成分の留去によりポリエステルの分子量を容易に調整できる観点からは、0.9以上1未満が好ましく、0.95以上1未満がより好ましい。
本発明における結晶性ポリエステルは、前記のアルコール成分とカルボン酸成分とを、例えば、不活性ガス雰囲気中にて、要すればエステル化触媒、重合禁止剤等を用いて、120〜230℃の温度で反応させること等により縮重合させて得られる。具体的には、樹脂の強度を上げるために全単量体を一括仕込みしたり、低分子量成分を少なくするために2価の単量体を先ず反応させた後、3価以上の単量体を添加して反応させる等の方法を用いてもよい。また、重合の後半に反応系を減圧することにより、反応を促進させてもよい。
本発明において、結晶性ポリエステルの数平均分子量は、トナーの保存性及び耐久性の観点から、2,000以上が好ましく、4,000以上がより好ましい。ただし、結晶性ポリエステルの生産性を考慮すると、数平均分子量は10,000以下が好ましく、9,000以下がより好ましく、8,000以下がさらに好ましい。
また、重量平均分子量も数平均分子量と同様の観点から、好ましくは9,000以上、より好ましくは20,000以上、さらに好ましくは60,000以上であり、好ましくは10,000,000以下、より好ましくは6,000,000以下、さらに好ましくは4,000,000以下、特に好ましくは1,000,000以下である。
なお、本発明において、結晶性ポリエステルの数平均分子量及び重量平均分子量は、いずれもクロロホルム可溶分を測定した値をいう。
このような高分子量化した結晶性ポリエステルを得るためには、前記のようにカルボン酸成分とアルコール成分のモル比を調整したり、反応温度を上げる、触媒量を増やす、減圧下、長時間脱水反応を行う等の反応条件を選択すればよい。なお、高出力のモーターを用いて、高分子量化した結晶性ポリエステルを製造することもできるが、製造設備を特に選択せずに製造する際には、原料モノマーを非反応性低粘度樹脂や溶媒とともに反応させる方法も有効な手段である。
結晶性ポリエステルの軟化点は、低温定着性の観点から、80〜160℃が好ましく、80〜140℃がより好ましく、90〜130℃がさらに好ましく、100〜120℃がさらに好ましい。
本発明のトナー用結晶性ポリエステルは、耐オフセット性及び溶融混練時の溶解粘度保持の観点から、非晶質樹脂とともに、結着樹脂として用いられることが好ましい。従って、本発明においては、さらに、本発明のトナー用結晶性ポリエステルと非晶質樹脂とを含有したトナー用結着樹脂を提供する。
本発明の結着樹脂中、結晶性ポリエステルの含有量は、5〜40重量%が好ましく、10〜30重量%がより好ましい。また、本発明のトナー用結着樹脂中の結晶性ポリエステルの非晶質樹脂に対する重量比(結晶性ポリエステル/非晶質樹脂)は、低温定着性及び帯電性の観点から、5/95〜50/50が好ましく、10/90〜40/60がより好ましく、15/85〜30/70がさらに好ましい。
非晶質樹脂としては、非晶質ポリエステル、非晶質ポリエステルポリアミド、非晶質スチレン−アクリル樹脂、2種以上の樹脂成分を有する非晶質ハイブリッド樹脂等が挙げられるが、これらの中では、定着性及び結晶性ポリエステルとの相溶性の観点から、ポリエステル成分を有する非晶質ポリエステル系樹脂が好ましい。
非晶質ポリエステル系樹脂におけるポリエステル成分も、結晶性ポリエステルと同様にして、アルコール成分とカルボン酸成分とを縮重合させて製造することができる。ただし、非晶質ポリエステルとするためには、
(1) 炭素数2〜6の脂肪族ジオール、炭素数2〜8の脂肪族カルボン酸化合物等の樹脂の結晶化を促進するモノマーを用いる場合は、これらのモノマーを2種以上併用して結晶化を抑制すること、即ちアルコール成分及びカルボン酸成分のいずれにおいても、これらのモノマーの1種が各成分中10〜70モル%、好ましくは20〜60モル%を占め、かつこれらのモノマーが2種以上、好ましくは2〜4種用いられていること、又は
(2) 樹脂の非晶質化を促進するモノマー、好ましくはアルコール成分ではビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物が、またはカルボン酸成分ではアルキル基もしくはアルケニル基で置換されたコハク酸が、アルコール成分中又はカルボン酸成分中、好ましくは両成分のそれぞれにおいて、30〜100モル%、好ましくは50〜100モル%用いられていることが好ましい。
本発明において、アルコール成分とカルボン酸成分とを縮重合させて得られるポリエステル成分を有する非晶質ポリエステル系樹脂には、ポリエステルのみならず、その変性樹脂も含まれる。
ポリエステルの変性樹脂としては、例えば、ポリエステルがウレタン結合で変性されたウレタン変性ポリエステル、ポリエステルがエポキシ結合で変性されたエポキシ変性ポリエステル、ポリエステル成分を含む2種以上の樹脂成分を有するハイブリッド樹脂等が挙げられる。
非晶質ポリエステル系樹脂として、ポリエステルとその変性樹脂は、いずれか一方であっても、両者が併用されていてもよいが、本発明においては、ポリエステル及び/又はポリエステル成分とビニル系樹脂成分とを有するハイブリッド樹脂が好ましい。
ポリエステル成分とビニル系樹脂成分とを有するハイブリッド樹脂は、それぞれの樹脂を必要に応じて開始剤等の存在下に溶融混練する、それぞれの樹脂を溶剤に溶解させ混合する、それぞれの樹脂の原料モノマー混合物を重合させる等の、いずれの方法により製造されたものでもよいが、好ましくは、前記ポリエステルの原料モノマー及びビニル系樹脂の原料モノマーを用いて、縮重合反応と付加重合反応とを行って得られる樹脂(特開平7−98518号公報)である。
ビニル系樹脂の原料モノマーとしては、スチレン、α−メチルスチレン等のスチレン化合物;エチレン、プロピレン等のエチレン性不飽和モノオレフィン類;ブタジエン等のジオレフィン類;塩化ビニル等のハロビニル類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類;(メタ)アクリル酸のアルキル(炭素数1〜18)エステル、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル等のエチレン性モノカルボン酸のエステル;ビニルメチルエーテル等のビニルエーテル類;ビニリデンクロリド等のビニリデンハロゲン化物;N−ビニルピロリドン等のN−ビニル化合物類等が挙げられ、反応性、粉砕性及び帯電安定性の観点から、スチレン、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル及びメタクリル酸メチルが好ましく、スチレン及び/又は(メタ)アクリル酸のアルキルエステルが、ビニル系樹脂の原料モノマー中、50重量%以上、好ましくは80〜100重量%含有されていることがより好ましい。
なお、ビニル系樹脂の原料モノマーを重合させる際には、重合開始剤、架橋剤等を必要に応じて使用してもよい。
ポリエステルの原料モノマーの、ビニル系樹脂の原料モノマーに対する重量比(ポリエステルの原料モノマー/ビニル系樹脂の原料モノマー)は、ポリエステルにより連続相を形成する観点から、55/45〜95/5が好ましく、60/40〜95/5がより好ましく、70/30〜90/10がさらに好ましい。
本発明において、ハイブリッド樹脂は、ポリエステルの原料モノマーとビニル系樹脂の原料モノマーとの両方と反応するモノマー(以下、両反応性モノマーという)を構成単位として有していることが好ましい。従って、本発明において、縮重合反応と付加重合反応は、両反応性モノマーの存在下に、行うことが好ましい。これにより、ポリエステル成分ととビニル系樹脂成分とが部分的に両反応性モノマーを介して結合し、ポリエステル成分中にビニル系樹脂成分がより微細に、かつ均一に分散した樹脂が得られる。
両反応性モノマーは、分子内に、水酸基、カルボキシル基、エポキシ基、第1級アミノ基及び第2級アミノ基からなる群より選ばれた少なくとも1種の官能基、好ましくは水酸基及び/又はカルボキシル基、より好ましくはカルボキシル基と、エチレン性不飽和結合とを有するモノマーであることが好ましい。両反応性モノマーの具体例としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸等が挙げられ、さらにこれらのヒドロキシアルキル(炭素数1〜3)エステルであってもよいが、反応性の観点から、アクリル酸、メタクリル酸及びフマル酸が好ましい。
本発明において、両反応性モノマーのうち、官能基を2個以上有するモノマー(ポリカルボン酸等)及びその誘導体はポリエステルの原料モノマーとして、官能基を1個有するモノマー(モノカルボン酸等)及びその誘導体はビニル系樹脂の原料モノマーとして扱う。両反応性モノマーの使用量は、官能基を2個以上有するモノマー及びその誘導体についてはポリエステルの原料モノマー中、官能基を1個有するモノマー及びその誘導体についてはビニル系樹脂の原料モノマー中、1〜10モル%が好ましく、4〜8モル%がより好ましい。
本発明において、縮重合反応と付加重合反応は、同一反応容器中で行うことが好ましい。また、それぞれの重合反応の進行及び完結が時間的に同時である必要はなく、それぞれの反応機構に応じて反応温度及び時間を適当に選択し、反応を進行、完結させればよい。
具体的には、付加重合反応に適した温度条件下で付加重合反応と並行して縮重合反応を行う工程(A)と、反応温度を前記条件下で保持して付加重合反応を完結させる工程(B)と、次いで反応温度を上昇させて縮重合反応をさらに行う工程(C)とを有する方法が好ましい。
工程(A)において、ポリエステルの原料モノマーを含有した混合物中に、ビニル系樹脂の原料モノマーを含有した混合物を滴下して反応させることが好ましい。
ここで、付加重合反応に適した温度条件は、用いられる重合開始剤の種類にもよるが、50〜180℃の温度範囲が好ましい。また、反応温度を上昇させて縮重合反応をさらに行う際の温度範囲は、190〜270℃が好ましい。このように反応容器中で独立した2つの反応を並行して進行させる方法により2種類の樹脂が効果的に混合分散した結着樹脂を得ることができる。
非晶質ポリエステル系樹脂の軟化点は、好ましくは70〜180℃、より好ましくは100〜160℃、ガラス転移温度は、好ましくは45〜80℃、より好ましくは55〜75℃である。なお、ガラス転移温度は非晶質樹脂に特有の物性であり、融解熱の最大ピーク温度とは区別される。
非晶質ポリエステル系樹脂の数平均分子量は、1,000〜6,000が好ましく、2,000〜5,000がより好ましい。また、重量平均分子量は、好ましくは10,000以上、より好ましくは30,000以上であり、好ましくは1,000,000以下である。本発明において、非晶質ポリエステル系樹脂の数平均分子量及び重量平均分子量は、いずれもテトラヒドロフラン可溶分を測定した値をいう。
非晶質ポリエステル系樹脂は、低温定着性と耐オフセット性の両立の観点から、軟化点が好ましくは10℃以上、より好ましくは20〜60℃異なる2種類樹脂からなることが好ましい。低軟化点の樹脂の軟化点は、低温定着性の観点から、好ましくは80〜120℃、より好ましくは85〜110℃であり、高軟化点の樹脂の軟化点は、耐オフセット性の観点から、好ましくは120℃〜160℃、より好ましくは130〜155℃である。高軟化点樹脂の低軟化点樹脂に対する重量比(高軟化点樹脂/低軟化点樹脂)は、20/80〜80/20が好ましく、35/65〜65/35がさらに好ましい。なお、非晶質ポリエステル系樹脂が、このように2種以上の樹脂からなる場合は、それらの樹脂を合わせた樹脂全体における各原料モノマーの含有量が前記範囲内となっていることが好ましい。
結晶性ポリエステルと非晶質ポリエステル系樹脂の重量比(結晶性ポリエステル/非晶質ポリエステル系樹脂)は、低温定着性及び帯電性の観点から、5/95〜50/50が好ましく、10/90〜40/60がより好ましく、15/85〜30/70がさらに好ましい。
さらに、本発明においては、前記トナー用結着樹脂を含有したトナーを提供する。
本発明のトナーにおける結着樹脂には、本発明のトナー用結着樹脂以外の樹脂が含有されていてもよいが、本発明における前記結晶性ポリエステルの含有量が、好ましくは5〜40重量%、より好ましくは10〜30重量%となるように調整されることが好ましい。本発明の結着樹脂と併用され得る樹脂としては、ポリエステル、ビニル系樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、ポリウレタン等が挙げられる。
本発明のトナーには、さらに、着色剤、離型剤、荷電制御剤、磁性粉、導電性調整剤、体質顔料、繊維状物質等の補強充填剤、酸化防止剤、老化防止剤、流動性向上剤、クリーニング性向上剤等の添加剤が、適宜含有されていてもよい。
着色剤としては、トナー用着色剤として用いられている染料、顔料等のすべてを使用することができ、カーボンブラック、フタロシアニンブルー、パーマネントブラウンFG、ブリリアントファーストスカーレット、ピグメントグリーンB、ローダミン−Bベース、ソルベントレッド49、ソルベントレッド146 、ソルベントブルー35、キナクリドン、カーミン6B、ジスアゾエロー等が挙げられ、これらは単独で又は2種以上を混合して用いることができ、本発明のトナーは、黒トナー、カラートナー、フルカラートナーのいずれであってもよい。着色剤の含有量は、結着樹脂100重量部に対して、1〜40重量部が好ましく、3〜10重量部がより好ましい。
離型剤としては、低分子量ポリプロピレン、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレンポリエチレン共重合体、マイクロクリスタリンワックス、パラフィンワックス、フィッシャートロプシュワックス等の脂肪族炭化水素系ワックス及びそれらの酸化物、カルナウバワックス、モンタンワックス、サゾールワックス及びそれらの脱酸ワックス等のエステル系ワックス、脂肪酸アミド類、脂肪酸類、高級アルコール類、脂肪酸金属塩等が挙げられ、これらのなかでは、離型性及び安定性の観点から、脂肪族炭化水素系ワックスが好ましい。
離型剤の融点は、耐オフセット性及び耐久性の観点から、60〜120℃が好ましく、100〜120℃がより好ましい。
離型剤の含有量は、結着樹脂100重量部に対して、0.5〜10重量部が好ましく、1〜5重量部がより好ましい。
荷電制御剤としては、ニグロシン染料、3級アミンを側鎖として含有するトリフェニルメタン系染料、4級アンモニウム塩化合物、ポリアミン樹脂、イミダゾール誘導体等の正帯電性荷電制御剤及び含金属アゾ染料、銅フタロシアニン染料、サリチル酸のアルキル誘導体の金属錯体、ベンジル酸のホウ素錯体等の負帯電性荷電制御剤が挙げられる。
荷電制御剤の含有量は、結着樹脂100重量部に対して、0.1〜5重量部が好ましく、0.5〜2重量部がより好ましい。
磁性粉としては、コバルト、鉄、ニッケル等の強磁性体、コバルト、鉄、ニッケル、アルミニウム、鉛、マグネシウム、亜鉛、マンガン等の金属の合金、Fe3 4 、γ−Fe3 4 、コバルト添加酸化鉄等の金属酸化物、Mn−Znフェライト、Ni−Znフェライト等の各種フェライト、マグネタイト、ヘマタイト等が挙げられる。さらに、それらの表面がシランカップリング剤、チタネートシランカップリング剤等の表面処理剤で処理されたもの、又はポリマーコーティングされたものであってもよい。
磁性粉の一次平均粒子径は、分散性の観点から、0.05〜0.5μmが好ましく、0.1〜0.3μmがより好ましい。
磁性トナーの場合、磁性粉の含有量は、トナー中、30重量%以上が好ましく、30〜60重量%がより好ましい。なお、磁性粉は黒色着色剤として含有されていてもよい。本発明の効果は非磁性トナーでも発揮されるが、帯電性や定着性に寄与しない磁性粉を多量に含有している磁性トナーではこれらの性能の両立がより困難なため、本発明は磁性トナーにより適している。
トナーの製造方法は、本発明の結着樹脂を原料の一つとする混練粉砕法、転相乳化法、乳化分散法、懸濁重合法等の従来より公知のいずれの方法であってもよいが、製造が容易なことから、混練粉砕法が好ましい。例えば、混練粉砕法による粉砕トナーの場合、結着樹脂、着色剤等をヘンシェルミキサー等の混合機で均一に混合した後、密閉式ニーダー又は1軸もしくは2軸の押出機等で溶融混練し、冷却、粉砕、分級して製造することができる。トナーの重量平均粒径(D4 )は3〜15μmが好ましく、4〜8μmがより好ましい。
本発明により得られた結着樹脂を含有したトナーは、一成分現像用トナー及び二成分現像用トナーのいずれにも用いることができるが、キャリアにより帯電量が調整される二成分現像用トナーに比べて、帯電量の調整が困難な一成分現像用トナー、特に磁性一成分現像用トナーとして用いることにより、本発明の効果がより顕著に発揮される。一方、非磁性一成分現像用トナーとして用いた場合には、耐久性に対する本発明の効果がより顕著に発揮される。
〔樹脂の軟化点〕
高化式フローテスター((株)島津製作所製、CFT−500D)を用い、1gの試料を昇温速度6℃/分で加熱しながら、プランジャーにより1.96MPaの荷重を与え、直径1mm、長さ1mmのノズルを押し出すようにし、これによりフローテスターのプランジャー降下量(流れ値)−温度曲線を描き、そのS字曲線の高さをhとするときh/2に対応する温度(樹脂の半分が流出した温度)を軟化点とする。
〔樹脂の吸熱の最大ピーク温度、ガラス転移温度及び離型剤の融点〕
示差走査熱量計(セイコー電子工業社製、DSC210)を用いて200℃まで昇温し、その温度から降温速度10℃/分で0℃まで冷却したサンプルを、再度、速度10℃/分で昇温し、吸熱の最大ピーク温度及び該最大ピーク温度以下のベースラインの延長線と、ピークの立ち上がり部分からピークの頂点までの最大傾斜を示す接線との交点の温度を測定する。本発明では、非晶質樹脂についての後者の温度をガラス転移温度と呼び、また離型剤についての前者の温度を融点と呼ぶ。
〔樹脂の酸価〕
JIS K0070の方法により測定する。
〔樹脂の数平均分子量及び重量平均分子量〕
以下の方法により、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより分子量分布を測定し、数平均分子量及び重量平均分子量を算出する。
(1) 試料溶液の調製
濃度が0.5g/100mlになるように、結晶性ポリエステルはクロロホルムに、非晶質ポリエステルはテトラヒドロフランに、溶解させる。次いで、この溶液をポアサイズ2μmのフッ素樹脂フィルター(住友電気工業(株)製、FP−200)を用いて濾過して不溶解成分を除き、試料溶液とする。
(2) 分子量分布測定
溶解液として、結晶性ポリエステルを測定する場合はクロロホルムを、非晶質ポリエステルを測定する場合はテトラヒドロフランを、毎分1mlの流速で流し、40℃の恒温槽中でカラムを安定させる。そこに試料溶液100μlを注入して測定を行う。試料の分子量は、あらかじめ作成した検量線に基づき算出する。このときの検量線には、数種類の単分散ポリスチレンを標準試料として作成したものを用いる。
測定装置:CO−8010(東ソー製)
分析カラム:GMHLX+G3000HXL(東ソー製)
結晶性ポリエステルの製造例1
表1に示す原料モノマー及びハイドロキノン2gを窒素導入管、脱水管、攪拌機及び熱電対を装備した5リットル容の四つ口フラスコに入れ、160℃で5時間かけて反応させた後、200℃に昇温して1時間反応させた。さらに、8.3kPaにて1時間反応させて、樹脂aを得た。
結晶性ポリエステルの製造例2
表1、2に示す原料モノマーを窒素導入管、脱水管、攪拌機及び熱電対を装備した5リットル容の四つ口フラスコに入れ、200℃でテレフタル酸の粒が観測されなくなるまで反応させた後、さらに、8.3kPaにて3時間反応させて、樹脂b〜g、j、kを得た。
結晶性ポリエステルの製造例3
表2に示す原料モノマー及び酸化ジブチル錫4gを窒素導入管、脱水管、攪拌機及び熱電対を装備した5リットル容の四つ口フラスコに入れ、8.3kPaにて1時間反応させて、樹脂hを得た。
結晶性ポリエステルの製造例4
表2に示す原料モノマー及び酸化ジブチル錫4gを窒素導入管、脱水管、攪拌機及び熱電対を装備した5リットル容の四つ口フラスコに入れ、200℃でテレフタル酸の粒が観測されなくなるまで反応させた後、210℃まで昇温し、さらに、2kPaにて3時間反応させて、樹脂iを得た。
Figure 2005321747
Figure 2005321747
非晶質ポリエステルの製造例1
表3に示す無水トリメリット酸以外の原料モノマー及び酸化ジブチル錫4gを、窒素導入管、脱水管、攪拌機及び熱電対を装備した5リットル容の四つ口フラスコに入れ、220℃で8時間かけて反応させた後、8.3kPaにて1時間反応させた。さらに、210℃で無水トリメリット酸を添加し、所望の軟化点に達するまで反応させて、樹脂A〜C、I、Jを得た。
非晶質ポリエステルの製造例2
表3に示す無水トリメリット酸以外の原料モノマー及び酸化ジブチル錫4gを、窒素導入管、脱水管、攪拌機及び熱電対を装備した5リットル容の四つ口フラスコに入れ、220℃で8時間かけて反応させた後、8.3kPaにて1時間反応させた。さらに、210℃で、所望の軟化点に達するまで反応させて、樹脂Dを得た。
Figure 2005321747
非晶質ポリエステルの製造例3
表4に示す原料モノマー及び酸化ジブチル錫4gを100℃の熱水を通水した精留塔を装備した脱水管、窒素導入管、攪拌器及び熱電対を装備した5リットル容の四つ口フラスコに入れ、180℃から230℃まで8時間かけて反応させた後、8.3kPaにて1時間反応させた。さらに、無水トリメリット酸を添加し、220℃、40kPaにて所望の軟化点に達するまで反応させて、樹脂E、Fを得た。
Figure 2005321747
非晶質ハイブリッド樹脂の製造例1
表5に示すポリエステルの原料モノマー及びエステル化触媒を、窒素導入管、脱水管、攪拌器及び熱電対を装備した5リットル容の四つ口フラスコにを入れ、窒素雰囲気下で160℃で攪拌しつつ、滴下ロートより、表5に示すビニル系樹脂の原料モノマーと重合開始剤の混合物を1時間かけて滴下した。160℃に保持したまま2時間付加重合反応を熟成させた後、230℃に昇温して所望の軟化点に達するまで縮重合反応させて、樹脂G、Hを得た。
Figure 2005321747
実施例A1〜A10、比較例A1〜A4
表6に示す結着樹脂100重量部、磁性粉「MTS106HD」(戸田工業社製)67重量部、荷電制御剤「T−77」(保土谷化学工業社製)0.5重量部、ポリエチレンワックス「C−80」(サゾール社製、融点:82℃)2重量部及びポリプロピレンワックス「NP−105」(三井化学社製、融点:140℃)2重量部をヘンシェルミキサーで十分混合した後、混練部分の全長1560mm、スクリュー径42mm、バレル内径43mmの同方向回転二軸押出機を用いて溶融混練した。ロール内の加熱温度は140℃、ロール回転速度は150回転/分、混合物の供給速度は20kg/時、平均滞留時間は約18秒であった。
得られた混練物を冷却ロールで圧延し、機械式粉砕し、分級して、重量平均粒径(D4 )が6.5μmの粉体を得た。
得られた粉体100重量部に、外添剤として疎水性シリカ「R−972」(日本アエロジル社製)2重量部及びチタン酸ストロンチウム「ST」(富士チタン社製)1重量部を添加し、ヘンシェルミキサーで混合して磁性トナーを得た。
試験例A1
磁性一成分現像装置「Laser Jet 4200」(HP社製)に磁性トナー250gを実装し、トナー付着量が0.6mg/cm2 の未定着画像(2cm×12cm)を得た。
得られた未定着画像を、複写機「AR−505」(シャープ(株)製)の定着機をオフラインによる定着可能なように改良した定着機(定着速度:200mm/sec)を用いて、100℃から240℃へと10℃づつ順次上昇させながら定着試験を行った。定着紙には、「CopyBond SF−70NA」(シャープ社製、75g/m2 )を使用した。
各温度で定着させた画像に「ユニセフセロハン」(三菱鉛筆社、幅:18mm、JISZ−1522)を貼り付け、30℃に設定した上記定着機の定着ロールに通過させた後、テープを剥がし、テープ剥離後の画像の光学反射密度を反射濃度計「RD−915」(マクベス社製)を用いて測定した。予めテープを貼る前の画像についても光学反射密度を測定しておき、その値との比(テープ剥離後/テープ貼付前)が最初に90%を越える定着ロールの温度を最低定着温度とし、以下の評価基準に従って、低温定着性を評価した。結果を表6に示す。
〔評価基準〕
◎ : 最低定着温度が160℃未満である。
○ : 最低定着温度が160℃以上、180℃未満である。
× : 最低定着温度が180℃以上である。
試験例A2
トナー0.4gと、平均粒子径90μmのシリコーンコートフェライトキャリア(関東電化工業社製)9.6gを20ml容のポリビンに入れ、温度25℃、相対湿度50%の環境下でボールミルを用いて10分間混合した。混合後、「q/m Meter MODEL 210HS」(TREK社製)を用いて帯電量を測定し、以下の評価基準に従って帯電性を評価した。結果を表6に示す。
〔評価基準〕
◎ :帯電量の絶対値が20μC/g以上である。
○ :帯電量の絶対値が15μC/g以上、20μC/g未満である。
△ :帯電量の絶対値が10μC/g以上、15μC/g未満である。
× :帯電量の絶対値が10μC/g未満である。
試験例A3
トナー10gを9cm2 のプレート上に均一に広げて載せ、160℃で1時間放置した後、放冷した。室温に達した後、プレートを40℃の環境下で8時間放置後、刃先サイズが長さ2.3mm、厚さ0.1mmのマイナスドライバーの刃先を、プレートに対して垂直にあて、5kgの力で長さ方向に擦り、プレート表面の状態を目視にて観察し、以下の評価基準に従って、力学的強度を評価した。結果を表6に示す。
〔評価基準〕
◎ :全く傷がつかない。
○ :わずかに傷がつく。
× :容易に削れる。
Figure 2005321747
以上の結果から、実施例A1〜A10のトナーは、低温定着性、帯電性及び力学的強度のいずれにおいても、実用上良好な性能を有していることが分かる。これに対し、比較例A1〜A4から、1,6−ヘキサンジオールと芳香族カルボン酸化合物を所定量以上に使用した結晶性ポリエステルを含有していないトナーは、低温定着性、帯電性及び力学的強度のいずれかが不十分となっている。特に、1,4−ブタンジオールとエチレングリコールを併用した結晶性ポリエステルでは、軟化点が低く、低温定着性と帯電性は良好であっても、力学的強度が不十分でなることが比較例A3のトナーから分かる。
実施例B1〜B9、比較例B1〜B3
表7に示す結着樹脂100重量部、カーボンブラック「MOGUL−L」(キャボット社製)4重量部、負帯電性荷電制御剤「S−34」(オリエント化学工業社製)1重量部及びポリプロピレンワックス「NP−105」(三井化学社製、融点:140℃)1重量部をヘンシェルミキサーで十分混合した後、混練部分の全長1560mm、スクリュー径42mm、バレル内径43mmの同方向回転二軸押出機を用いて溶融混練した。ロール内の加熱温度は80℃、ロール回転速度は200回転/分、混合物の供給速度は20kg/時、平均滞留時間は約18秒であった。
得られた混練物を冷却、粗粉砕した後、ジェットミルにて粉砕し、分級して、重量平均粒径(D4 )が8.0μmの粉体を得た。
得られた粉体100重量部に、外添剤として疎水性シリカ「R−972」(日本アエロジル社製)1重量部を添加し、ヘンシェルミキサーで混合して非磁性トナーを得た。
試験例B1
磁性一成分現像装置の代わりに、非磁性一成分現像装置「Oki Microline 18」(沖データ社製)を使用した以外は、試験例A1と同様にして定着性を評価した。結果を表7に示す。
さらに、試験例A2と同様にして帯電性を、試験例A3と同様にして力学的強度を、それぞれ評価した。
試験例B2
非磁性一成分現像装置「Oki Microline 18」(沖データ社製)にトナーを実装し、32℃、相対湿度85%の条件下にて印字率5.5%の斜めストライプのパターンを連続印刷した。印刷開始から、500枚印刷毎にベタ画像を印刷し、画像上のスジの有無を確認した。画像上のスジが目視にて観察された時点までの印字枚数を耐刷枚数とし、以下の評価基準に従って、耐久性を評価した。結果を表7に示す。
〔評価基準〕
◎ :耐刷枚数が3000枚以上である。
○ :耐刷枚数が1500枚以上、3000枚未満である。
× :耐刷枚数が1500枚未満である。
Figure 2005321747
以上の結果から、実施例B1〜B9のトナーは、低温定着性、帯電性及び力学的強度に優れ、非磁性一成分現像用トナーとしても良好な耐久性を有していることが分かる。これに対し、結晶性ポリエステルを含有していない比較例B1のトナーは、耐久性は良好であるものの、低温定着性が不十分である。また、芳香族カルボン酸化合物を使用していない結晶性ポリエステルを含有した比較例B2のトナー、1,6−ヘキサンジオールの使用量が所定量に満たない結晶性ポリエステルを含有した比較例B2のトナーは、いずれも耐久性が不十分である。
本発明のトナー用結晶性ポリエステルは、電子写真法、静電記録法、静電印刷法等において形成される潜像の現像等に用いられるトナーの結着樹脂として用いられるものである。

Claims (7)

  1. 1,6−ヘキサンジオールを70モル%以上含有したアルコール成分と芳香族カルボン酸化合物を70モル%以上含有したカルボン酸成分とを縮重合させて得られるトナー用結晶性ポリエステル。
  2. アルコール成分における1,4−ブタンジオール/1,6−ヘキサンジオールで表されるモル比が0/100〜30/70である請求項1記載のトナー用結晶性ポリエステル。
  3. 軟化点が80〜160℃である、請求項1又は2記載のトナー用結晶性ポリエステル。
  4. 請求項1〜3いずれか記載のトナー用結晶性ポリエステルと非晶質樹脂とを含有してなるトナー用結着樹脂。
  5. 請求項4記載のトナー用結着樹脂を含有してなるトナー。
  6. さらに磁性粉をトナー中30重量%以上含有してなる、磁性一成分現像用トナーである請求項5記載のトナー。
  7. トナーが非磁性一成分現像用トナーである請求項5記載のトナー。
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