JP2017058644A - 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 - Google Patents
静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017058644A JP2017058644A JP2015185969A JP2015185969A JP2017058644A JP 2017058644 A JP2017058644 A JP 2017058644A JP 2015185969 A JP2015185969 A JP 2015185969A JP 2015185969 A JP2015185969 A JP 2015185969A JP 2017058644 A JP2017058644 A JP 2017058644A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- image
- resin
- polyester resin
- electrostatic charge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
Description
ポリエステル樹脂セグメント及びスチレンアクリル樹脂セグメントを有する非晶性樹脂と、前記非晶性樹脂中に分散した結晶性ポリエステル樹脂と、を含有するトナー粒子を含み、損失弾性率G”が下記(1)及び(2)を満たす静電荷像現像用トナー。
(1)40℃における損失弾性率G”が1.0×107Pa以上1.0×108Pa以下である。
(2)55℃での保持開始から60分の時点における損失弾性率G”が1.0×108Pa以上1.0×109Pa以下である。
前記トナー粒子に含まれる前記非晶性樹脂と前記結晶性ポリエステル樹脂の質量比が、80:20乃至70:30である、請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
前記非晶性樹脂が、非晶性のスチレンアクリル変性ポリエステル樹脂である、請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用トナー。
前記結晶性ポリエステル樹脂が、結晶性のスチレンアクリル変性ポリエステル樹脂である、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
前記非晶性樹脂のポリエステル樹脂セグメントが、アルコール成分とカルボン酸成分との縮重合体であり、
炭素数2以上5以下の脂肪族ジオールが前記アルコール成分の70モル%以上100モル%以下を占める、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
前記結晶性ポリエステル樹脂の主鎖が、アルコール成分とカルボン酸成分との縮重合体であり、
前記アルコール成分が炭素数2以上10以下の脂肪族ジオールを含み、前記カルボン酸成分が炭素数6以上12以下のジカルボン酸を含む、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーを含む静電荷像現像剤。
請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーを収容し、
画像形成装置に着脱されるトナーカートリッジ。
請求項7に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段を備え、
画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。
像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電する帯電手段と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、
請求項7に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、
前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着手段と、
を備える画像形成装置。
像保持体の表面を帯電する帯電工程と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成工程と、
請求項7に記載の静電荷像現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像工程と、
前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写工程と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着工程と、
を有する画像形成方法。
請求項5に係る発明によれば、非晶性樹脂のポリエステル樹脂セグメントにおいて炭素数2以上5以下の脂肪族ジオールがアルコール成分の70モル%未満である場合に比べて、低温定着性と耐熱性とに優れる静電荷像現像用トナーが提供される。
請求項6に係る発明によれば、結晶性ポリエステル樹脂の主鎖が、炭素数2以上10以下の脂肪族ジオール又は炭素数6以上12以下のジカルボン酸を重合成分に含まない場合に比べて、低温定着性と耐熱性とに優れる静電荷像現像用トナーが提供される。
請求項10、11に係る発明によれば、静電荷像現像剤に含まれるトナーの、40℃における損失弾性率G”又は55℃での保持開始から60分の時点における損失弾性率G”が本願範囲外である場合に比べて、トナーの低温定着性と耐熱性とに優れる画像形成装置及び画像形成方法が提供される。
本実施形態に係るトナーは、ポリエステル樹脂セグメント及びスチレンアクリル樹脂セグメントを有する非晶性樹脂と、該非晶性樹脂中に分散した結晶性ポリエステル樹脂と、を含有するトナー粒子を含み、損失弾性率G”が下記(1)及び(2)を満たす。
(2)55℃での保持開始から60分の時点における損失弾性率G”が1.0×108Pa以上1.0×109Pa以下である。
本実施形態においてハイブリッド非晶性樹脂には、ポリエステル樹脂からなる主鎖と、該主鎖に化学結合したスチレンアクリル樹脂からなる側鎖とを有する樹脂;スチレンアクリル樹脂からなる主鎖と、該主鎖に化学結合したポリエステル樹脂からなる側鎖とを有する樹脂;ポリエステル樹脂とスチレンアクリル樹脂とが化学結合してなる主鎖を有する樹脂;等が含まれる。
一方、樹脂の「非晶性」とは、吸熱ピークの半値幅が10℃を超えること、階段状の吸熱量変化を示すこと、又は明確な吸熱ピークが認められないことを指す。
本実施形態において「40℃における損失弾性率G”」とは、30℃から90℃まで昇温する過程での40℃における損失弾性率G”であり、「55℃での保持開始から60分の時点における損失弾性率G”」とは、55℃まで冷却後に55℃で保持し60分経過した時点の損失弾性率G”である。
従来、トナーの結着樹脂として、ポリエステル樹脂セグメント及びスチレンアクリル樹脂セグメントを有するハイブリッド樹脂を用いて、低温定着性と耐熱性とを両立させる試みがなされている。しかし、ハイブリッド樹脂を用いることのみでは、トナーの低温定着性と耐熱性の両立は難しい。
40℃におけるトナーの損失弾性率G”が1.0×108Pa以下(前記(1)の上限以下)であると、トナーが低温(例えば130℃以下)で良好に定着し得る。即ち、定着工程においてトナー画像を加熱する温度が低温であっても、オフセット(トナー画像の溶融が不十分だったことにより生じる、定着部材に画像が転移する現象)が発生しにくい。40℃におけるトナーの損失弾性率G”が1.0×108Pa超であると、トナー画像を加熱する温度が低温の場合、オフセットが発生しやすく、トナーの良好な定着は困難である。
一方、55℃での保持開始から60分の時点におけるトナーの損失弾性率G”が1.0×108Pa以上(前記(2)の下限以上)であると、高温環境に置かれた場合でもトナー粒子表面が過度に軟らかくなることが抑えられ、トナー粒子同士が凝集しにくい。55℃での保持開始から60分の時点におけるトナーの損失弾性率G”が1.0×108Pa未満であると、高温環境に置かれた場合、トナー粒子表面が軟らかくなり過ぎ、トナー粒子同士が凝集しやすい。
なお一般的に、40℃における損失弾性率G”が1.0×107Pa(前記(1)の下限)を下回るトナー、及び、55℃での保持開始から60分の時点における損失弾性率G”が1.0×109Pa(前記(2)の上限)を上回るトナーは、実用的ではない。40℃における損失弾性率G”が1.0×107Pa未満であるトナーは、定着画像が軟らか過ぎて重ねた記録媒体に裏写りを起しやすく、55℃での保持開始から60分の時点における損失弾性率G”が1.0×109Pa超であるトナーは、定着画像が硬すぎて脆くなる。
本実施形態のトナー粒子においては、結晶性ポリエステル樹脂を分散させるマトリクスがポリエステル樹脂セグメント及びスチレンアクリル樹脂セグメントを有するハイブリッド非晶性樹脂であることにより、結晶性ポリエステル樹脂が、相対的に小さいドメイン(長径50nm以下)と相対的に大きいドメイン(長径150nm以上)の主に2つの状態で分散していると考えられる。相対的に小さいドメインが存在することにより、粘弾性が前記(1)の上限以下となり、フィラー効果を有する相対的に大きいドメインが存在することにより、粘弾性が前記(2)の下限以上となると考えられる。つまり、結晶性ポリエステル樹脂の相対的に小さいドメイン及び相対的に大きいドメインの両方がハイブリッド非晶性樹脂のマトリクス中に存在する分散状態により、前記(1)及び(2)を共に満足すると考えられる。
トナー粒子は、ハイブリッド非晶性樹脂と結晶性ポリエステル樹脂とを含有する。トナー粒子は、さらに、その他の樹脂、離型剤、着色剤、その他添加剤を含有していてもよい。
トナー粒子は、少なくとも1種のハイブリッド非晶性樹脂を含有する。
ハイブリッド非晶性樹脂としては、1分子中にポリエステル樹脂セグメント及びスチレンアクリル樹脂セグメントを有する非晶性樹脂であれば特に限定されるものではない。
ハイブリッド非晶性樹脂としては、ポリエステル樹脂からなる主鎖と、該主鎖に化学結合したスチレンアクリル樹脂からなる側鎖とを有する樹脂;スチレンアクリル樹脂からなる主鎖と、該主鎖に化学結合したポリエステル樹脂からなる側鎖とを有する樹脂;ポリエステル樹脂とスチレンアクリル樹脂とが化学結合してなる主鎖を有する樹脂;等のいずれでもよい。
本実施形態においてハイブリッド非晶性樹脂としては、ポリエステル樹脂からなる主鎖と、該主鎖に化学結合したスチレンアクリル樹脂からなる側鎖とを有する非晶性樹脂、即ち、非晶性のスチレンアクリル変性ポリエステル樹脂が好ましい。非晶性のスチレンアクリル変性ポリエステル樹脂において主鎖は、非晶性ポリエステル樹脂であることが好ましい。
ハイブリッド非晶性樹脂のポリエステル樹脂セグメントとしては、例えば、多価アルコールと多価カルボン酸との縮重合体が挙げられる。
多価アルコールとしては、ジオールと共に、架橋構造又は分岐構造をとる3価以上の多価アルコールを併用してもよい。3価以上の多価アルコールとしては、例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールが挙げられる。
多価アルコールは、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
多価カルボン酸としては、ジカルボン酸と共に、架橋構造又は分岐構造をとる3価以上のカルボン酸を併用してもよい。3価以上のカルボン酸としては、例えば、トリメリット酸、ピロメリット酸、これらの無水物、又はこれらの低級(例えば炭素数1以上5以下)アルキルエステル等が挙げられる。
多価カルボン酸は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
非芳香族性の炭素−炭素不飽和結合を有し、その両端にカルボキシ基を有するジカルボン酸としては、不飽和脂肪族ジカルボン酸(脂肪族鎖は非環式でも環式でもよい。)が好ましく、フマル酸、マレイン酸、1,2,3,6−テトラヒドロフタル酸等が挙げられる。該不飽和脂肪族ジカルボン酸としては、反応性の観点から、フマル酸が好ましい。
ハイブリッド非晶性樹脂のスチレンアクリル樹脂セグメントとしては、例えば、付加重合性モノマーを付加重合してなるセグメントが挙げられる。スチレンアクリル樹脂セグメントを構成する付加重合性モノマーとしては、スチレンアクリル樹脂の合成に一般的に用いられる、スチレン類、アクリル酸エステル類、エチレン性不飽和二重結合を有する単量体が挙げられる。具体的には、スチレン、メチルスチレン、α−メチルスチレン、β−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、クロロスチレン、クロロメチルスチレン、メトキシスチレン、スチレンスルホン酸又はその塩等のスチレン類;(メタ)アクリル酸アルキル(例えば炭素数1以上18以下)、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル等のアクリル酸エステル類;エチレン、プロピレン、ブタジエン等のオレフィン類;塩化ビニル等のハロビニル類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類;ビニルメチルエーテル等のビニルエーテル類;ビニリデンクロリド等のハロゲン化ビニリデン;N−ビニルピロリドン等のN−ビニル化合物;などが挙げられる。
スチレンアクリル変性ポリエステル樹脂の製造方法としては、アルコール成分とカルボン酸成分とを縮重合して、非芳香族性の炭素−炭素不飽和結合を有する非晶性ポリエステル樹脂を調製し、この非晶性ポリエステル樹脂の存在下、付加重合性モノマーを付加重合する方法が好ましい。具体的には、非芳香族性の炭素−炭素不飽和結合を有するポリエステル樹脂と付加重合性モノマーとを直接混合して付加重合する方法;非芳香族性の炭素−炭素不飽和結合を有するポリエステル樹脂と付加重合性モノマーとを有機溶媒に溶解して付加重合する方法;非芳香族性の炭素−炭素不飽和結合を有するポリエステル樹脂を調製し、該ポリエステル樹脂を水性媒体と混合して水性分散液を得る工程と、該水性分散液に付加重合性モノマーを添加し前記ポリエステル樹脂に付加重合して、スチレンアクリル変性ポリエステル樹脂からなる樹脂粒子の水性分散液を得る工程と、を含む方法;などが挙げられる。
樹脂の重量平均分子量及び数平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)により測定する。GPCによる分子量測定は、測定装置として東ソー製GPC・HLC−8120GPCを用い、東ソー製カラム・TSKgel SuperHM−M(15cm)を使用し、THF溶媒で行う。重量平均分子量及び数平均分子量は、この測定結果から単分散ポリスチレン標準試料により作成した分子量校正曲線を使用して算出する。
樹脂のガラス転移温度は、示差走査熱量測定(DSC)により得られたDSC曲線より求め、より具体的にはJIS K7121−1987「プラスチックの転移温度測定方法」のガラス転移温度の求め方に記載の「補外ガラス転移開始温度」により求められる。
トナー粒子は、ハイブリッド非晶性樹脂中に分散した、少なくとも1種の結晶性ポリエステル樹脂を含有する。
本実施形態において、ハイブリッド非晶性樹脂中に分散して含まれる結晶性ポリエステル樹脂としては、結晶性のスチレンアクリル変性ポリエステル樹脂が好ましい。結晶性のスチレンアクリル変性ポリエステル樹脂は、ハイブリッド非晶性樹脂中に分散しやすく、相対的に小さなドメインを形成しやすい。そして、結晶性のスチレンアクリル変性ポリエステル樹脂は、ハイブリッド非晶性樹脂に対して例えば質量比80:20乃至70:30(ハイブリッド非晶性樹脂:結晶性のスチレンアクリル変性ポリエステル樹脂)で混合されることにより、相対的に大きなドメインも形成しやすい。
結晶性ポリエステル樹脂としては、例えば、多価アルコールと多価カルボン酸との縮重合体が挙げられる。結晶性ポリエステル樹脂としては、結晶構造を容易に形成するため、芳香環を有する重合性単量体よりも直鎖脂肪族の重合性単量体を用いた縮重合体が好ましい。
多価アルコールとしては、ジオールと共に、架橋構造又は分岐構造をとる3価以上のアルコールを併用してもよい。3価以上のアルコールとしては、例えば、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等が挙げられる。
多価アルコールは、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
多価カルボン酸としては、ジカルボン酸と共に、架橋構造又は分岐構造をとる3価以上のカルボン酸を併用してもよい。3価以上のカルボン酸としては、例えば、芳香族カルボン酸(例えば1,2,3−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸等)、これらの無水物、又はこれらの低級(例えば炭素数1以上5以下)アルキルエステルが挙げられる。
多価カルボン酸としては、これらジカルボン酸と共に、スルホン酸基を有するジカルボン酸、エチレン性二重結合を有するジカルボン酸を併用してもよい。
多価カルボン酸は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
炭素数6以上12以下のジカルボン酸としては、2個のカルボキシ基の間が脂肪族鎖であるジカルボン酸が好ましく、この場合、脂肪族鎖は、非環式でも環式でもよく、非環式の場合、直鎖でも分岐鎖でもよい。
炭素数6以上12以下のジカルボン酸は、好ましくは炭素数6以上12以下の非環式脂肪族ジカルボン酸であり、より好ましくは炭素数6以上12以下の直鎖脂肪族ジカルボン酸である。
非芳香族性の炭素−炭素不飽和結合を有し、その両端にカルボキシ基を有するジカルボン酸としては、不飽和脂肪族ジカルボン酸(脂肪族鎖は非環式でも環式でもよい。)が好ましく、フマル酸、マレイン酸、1,2,3,6−テトラヒドロフタル酸等が挙げられる。該不飽和脂肪族ジカルボン酸としては、反応性の観点から、フマル酸が好ましい。
結晶性のスチレンアクリル変性ポリエステル樹脂の側鎖であるスチレンアクリル樹脂は、付加重合性モノマーを付加重合してなる側鎖であることが好ましい。スチレンアクリル樹脂を構成する付加重合性モノマーとしては、スチレンアクリル樹脂の合成に一般的に用いられる、スチレン類、アクリル酸エステル類、エチレン性不飽和二重結合を有する単量体が挙げられる。具体的には、ハイブリッド非晶性樹脂について挙げた単量体が挙げられる。
樹脂の融解温度は、示差走査熱量測定(DSC)により得られたDSC曲線から、JIS K7121−1987「プラスチックの転移温度測定方法」の融解温度の求め方に記載の「融解ピーク温度」により求める。
その他の樹脂としては、例えば、スチレン類(例えばスチレン、パラクロロスチレン、α−メチルスチレン等)、アクリル酸エステル類(例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2−エチルヘキシル等)、エチレン性不飽和ニトリル類(例えばアクリロニトリル、メタクリロニトリル等)、ビニルエーテル類(例えばビニルメチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル等)、ビニルケトン類(ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等)、オレフィン類(例えばエチレン、プロピレン、ブタジエン等)等の単量体の単独重合体、又はこれら単量体を2種以上組み合せた共重合体からなるビニル系樹脂が挙げられる。その他の樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、セルロース樹脂、ポリエーテル樹脂、変性ロジン等の非ビニル系樹脂も挙げられる。これらの樹脂は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
着色剤としては、例えば、カーボンブラック、クロムイエロー、ハンザイエロー、ベンジジンイエロー、スレンイエロー、キノリンイエロー、ピグメントイエロー、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、ウオッチヤングレッド、パーマネントレッド、ブリリアントカーミン3B、ブリリアントカーミン6B、デュポンオイルレッド、ピラゾロンレッド、リソールレッド、ローダミンBレーキ、レーキレッドC、ピグメントレッド、ローズベンガル、アニリンブルー、ウルトラマリンブルー、カルコオイルブルー、メチレンブルークロライド、フタロシアニンブルー、ピグメントブルー、フタロシアニングリーン、マラカイトグリーンオキサレート等の顔料;アクリジン系、キサンテン系、アゾ系、ベンゾキノン系、アジン系、アントラキノン系、チオインジコ系、ジオキサジン系、チアジン系、アゾメチン系、インジコ系、フタロシアニン系、アニリンブラック系、ポリメチン系、トリフェニルメタン系、ジフェニルメタン系、チアゾール系等の染料;が挙げられる。着色剤は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
離型剤としては、例えば、炭化水素系ワックス;カルナバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス等の天然ワックス;モンタンワックス等の合成又は鉱物・石油系ワックス;脂肪酸エステル、モンタン酸エステル等のエステル系ワックス;などが挙げられる。離型剤は、これに限定されるものではない。離型剤は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
その他の添加剤としては、例えば、磁性体、帯電制御剤、無機粉体等の公知の添加剤が挙げられる。これらの添加剤は、内添剤としてトナー粒子に含まれる。
トナー粒子は、単層構造のトナー粒子であってもよいし、芯部(コア粒子)と芯部を被覆する被覆層(シェル層)とで構成された所謂コア・シェル構造のトナー粒子であってもよい。コア・シェル構造のトナー粒子は、例えば、結着樹脂と必要に応じて着色剤及び離型剤等のその他添加剤とを含んで構成された芯部と、結着樹脂を含んで構成された被覆層と、で構成されていることがよい。
測定に際しては、分散剤として、界面活性剤(アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムが好ましい)の5質量%水溶液2ml中に測定試料を0.5mg以上50mg以下加える。これを電解液100ml以上150ml以下中に添加する。
試料を懸濁した電解液は超音波分散器で1分間分散処理を行い、コールターマルチサイザーIIにより、アパーチャー径100μmのアパーチャーを用いて2μm以上60μm以下の範囲の粒径の粒子の粒度分布を測定する。サンプリングする粒子数は50000個である。
測定される粒度分布を基にして分割された粒度範囲(チャネル)に対して体積、数をそれぞれ小径側から累積分布を描いて、累積16%となる粒径を体積粒径D16v、数粒径D16p、累積50%となる粒径を体積平均粒径D50v、数平均粒径D50p、累積84%となる粒径を体積粒径D84v、数粒径D84pと定義する。
これらを用いて、体積平均粒度分布指標(GSDv)は(D84v/D16v)1/2、数平均粒度分布指標(GSDp)は(D84p/D16p)1/2として算出される。
式:SF1=(ML2/A)×(π/4)×100
上記式中、MLはトナーの絶対最大長、Aはトナーの投影面積を各々示す。
具体的には、形状係数SF1は、主に顕微鏡画像又は走査型電子顕微鏡(SEM)画像を画像解析装置を用いて解析することによって数値化され、以下のようにして算出される。すなわち、スライドガラス表面に散布した粒子の光学顕微鏡像をビデオカメラによりルーゼックス画像解析装置に取り込み、100個の粒子の最大長と投影面積を求め、上記式によって計算し、その平均値を求めることにより得られる。
外添剤としては、例えば、無機粒子が挙げられる。該無機粒子として、SiO2、TiO2、Al2O3、CuO、ZnO、SnO2、CeO2、Fe2O3、MgO、BaO、CaO、K2O、Na2O、ZrO2、CaO・SiO2、K2O・(TiO2)n、Al2O3・2SiO2、CaCO3、MgCO3、BaSO4、MgSO4等が挙げられる。
疎水化処理剤の量としては、通常、例えば、無機粒子100質量部に対して、1質量部以上10質量部以下である。
次に、本実施形態に係るトナーの製造方法について説明する。
本実施形態に係るトナーは、トナー粒子を製造後、トナー粒子に対して、外添剤を外添することで得られる。
これらの中でも、凝集合一法により、トナー粒子を得ることがよい。
結着樹脂となる樹脂粒子が分散された樹脂粒子分散液を準備する工程(樹脂粒子分散液準備工程)と、樹脂粒子分散液中で(必要に応じて他の粒子分散液を混合した後の分散液中で)、樹脂粒子を(必要に応じて他の粒子も)凝集させ、凝集粒子を形成する工程(凝集粒子形成工程)と、凝集粒子が分散された凝集粒子分散液を加熱し、凝集粒子を融合・合一して、トナー粒子を形成する工程(融合・合一工程)と、を経て、トナー粒子を製造する。
以下の説明では、着色剤、及び離型剤を含むトナー粒子を得る方法について説明するが、着色剤、離型剤は、必要に応じて用いられるものである。無論、着色剤、離型剤以外のその他添加剤を用いてもよい。
結着樹脂となる樹脂粒子が分散された樹脂粒子分散液と共に、例えば、着色剤粒子が分散された着色剤粒子分散液、離型剤粒子が分散された離型剤分散液を準備する。
水系媒体としては、例えば、蒸留水、イオン交換水等の水、アルコール類等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
界面活性剤は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
転相乳化法とは、分散すべき樹脂を、その樹脂が可溶な疎水性有機溶剤中に溶解せしめ、有機連続相(O相)に塩基を加えて中和したのち、水系媒体(W相)を投入することによって、W/OからO/Wへの転相を行い、樹脂を水系媒体中に粒子状に分散する方法である。
樹脂粒子の体積平均粒径は、レーザ回折式粒度分布測定装置(例えば、堀場製作所製、LA−700)の測定によって得られた粒度分布を用い、分割された粒度範囲(チャンネル)に対し、体積について小粒径側から累積分布を引き、全粒子に対して累積50%となる粒径を体積平均粒径D50vとして測定される。他の分散液中の粒子の体積平均粒径も同様に測定される。
次に、樹脂粒子分散液と、着色剤粒子分散液と、離型剤分散液とを混合する。
そして、混合分散液中で、樹脂粒子、着色剤粒子、及び離型剤粒子をヘテロ凝集させ目的とするトナー粒子の径に近い径を持つ、樹脂粒子、着色剤粒子、及び離型剤粒子を含む凝集粒子を形成する。
凝集粒子形成工程においては、例えば、混合分散液を回転せん断型ホモジナイザーで攪拌下、室温(例えば25℃)で凝集剤を添加し、混合分散液のpHを酸性(例えばpH2以上5以下)に調整し、必要に応じて分散安定剤を添加した後に、加熱を行ってもよい。
凝集剤と共に、該凝集剤の金属イオンと錯体もしくは類似の結合を形成する添加剤を必要に応じて用いてもよい。この添加剤としては、キレート剤が好適に用いられる。
キレート剤としては、水溶性のキレート剤を用いてもよい。キレート剤としては、例えば、酒石酸、クエン酸、グルコン酸等のオキシカルボン酸;イミノ二酢酸(IDA)、ニトリロ三酢酸(NTA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)等のアミノカルボン酸;などが挙げられる。
キレート剤の添加量としては、例えば、樹脂粒子100質量部に対して0.01質量部以上5.0質量部以下が好ましく、0.1質量部以上3.0質量部未満がより好ましい。
次に、凝集粒子が分散された凝集粒子分散液を、例えば、樹脂粒子のガラス転移温度以上(例えば樹脂粒子のガラス転移温度より10℃から30℃高い温度以上)に加熱して、凝集粒子を融合・合一し、トナー粒子を形成する。
凝集粒子が分散された凝集粒子分散液を得た後、当該凝集粒子分散液と、樹脂粒子が分散された樹脂粒子分散液と、をさらに混合し、凝集粒子の表面にさらに樹脂粒子を付着するように凝集して、第2凝集粒子を形成する工程と、第2凝集粒子が分散された第2凝集粒子分散液に対して加熱をし、第2凝集粒子を融合・合一して、コア/シェル構造のトナー粒子を形成する工程と、を経て、トナー粒子を製造してもよい。
洗浄工程は、帯電性の点から充分にイオン交換水による置換洗浄を施すことがよい。また、固液分離工程は、特に制限はないが、生産性の点から吸引濾過、加圧濾過等を施すことがよい。また、乾燥工程も特に方法に制限はないが、生産性の点から凍結乾燥、フラッシュジェット乾燥、流動乾燥、振動型流動乾燥等を施すことがよい。
本実施形態に係る静電荷像現像剤は、本実施形態に係るトナーを少なくとも含むものである。本実施形態に係る静電荷像現像剤は、本実施形態に係るトナーのみを含む一成分現像剤であってもよいし、当該トナーとキャリアとを混合した二成分現像剤であってもよい。
本実施形態に係る画像形成装置及び画像形成方法について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置は、像保持体と、像保持体の表面を帯電する帯電手段と、帯電した像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、静電荷像現像剤を収容し、静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着手段と、を備える。そして、静電荷像現像剤として、本実施形態に係る静電荷像現像剤が適用される。
本実施形態に係る画像形成装置が中間転写方式の装置の場合、転写手段は、例えば、表面にトナー画像が転写される中間転写体と、像保持体の表面に形成されたトナー画像を中間転写体の表面に一次転写する一次転写手段と、中間転写体の表面に転写されたトナー画像を記録媒体の表面に二次転写する二次転写手段と、を有する構成が適用される。
図1に示す画像形成装置は、色分解された画像データに基づく、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を出力する電子写真方式の第1乃至第4の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10K(画像形成手段)を備えている。これらの画像形成ユニット(以下、単に「ユニット」と称する場合がある)10Y、10M、10C、10Kは、水平方向に互いに予め定められた距離離間して並設されている。これらユニット10Y、10M、10C、10Kは、画像形成装置に対して着脱されるプロセスカートリッジであってもよい。
各ユニット10Y、10M、10C、10Kの現像装置(現像手段の一例)4Y、4M、4C、4Kのそれぞれには、トナーカートリッジ8Y、8M、8C、8Kに収められたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナーの供給がなされる。
まず、動作に先立って、帯電ロール2Yによって感光体1Yの表面が−600V乃至−800Vの電位に帯電される。
感光体1Yは、導電性(例えば20℃における体積抵抗率1×10−6Ωcm以下)の基体上に感光層を積層して形成されている。この感光層は、通常は高抵抗(一般の樹脂の抵抗)であるが、レーザ光線が照射されると、レーザ光線が照射された部分の比抵抗が変化する性質を持っている。そこで、帯電した感光体1Yの表面に、図示しない制御部から送られてくるイエロー用の画像データに従って、露光装置3からレーザ光線3Yを照射する。それにより、イエローの画像パターンの静電荷像が感光体1Yの表面に形成される。
感光体1Y上に形成された静電荷像は、感光体1Yの走行に従って予め定められた現像位置まで回転する。そして、この現像位置で、感光体1Y上の静電荷像が、現像装置4Yによってトナー画像として現像され可視化される。
こうして、第1のユニット10Yにてイエローのトナー画像が転写された中間転写ベルト20は、第2乃至第4のユニット10M、10C、10Kを通して順次搬送され、各色のトナー画像が重ねられて多重転写される。
定着後における画像表面の平滑性をさらに向上させるには、記録紙Pの表面も平滑であることが好ましく、例えば、普通紙の表面を樹脂等でコーティングしたコート紙、印刷用のアート紙等が好適に使用される。
本実施形態に係るプロセスカートリッジについて説明する。
本実施形態に係るプロセスカートリッジは、本実施形態に係る静電荷像現像剤を収容し、静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段を備え、画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジである。
図2に示すプロセスカートリッジ200は、例えば、取り付けレール116及び露光のための開口部118が備えられた筐体117により、感光体107(像保持体の一例)と、感光体107の周囲に備えられた帯電ロール108(帯電手段の一例)、現像装置111(現像手段の一例)、及び感光体クリーニング装置113(クリーニング手段の一例)を一体的に組み合わせて保持して構成し、カートリッジ化されている。
本実施形態に係るトナーカートリッジは、本実施形態に係るトナーを収容し、画像形成装置に着脱されるトナーカートリッジである。トナーカートリッジは、画像形成装置内に設けられた現像手段に供給するための補給用のトナーを収容するものである。
[ハイブリッド非晶性樹脂H1、及び非晶性樹脂粒子分散液H1]
−非晶性ポリエステル樹脂P1の合成−
窒素導入管、脱水管、攪拌機、及び熱電対を備えた四つ口フラスコの内部を窒素置換し、エチレングリコール150モル部、テレフタル酸84モル部、及びドデセニル無水コハク酸9モル部を入れ、窒素雰囲気下、攪拌しながら、235℃に昇温し、5時間維持した。次にフラスコ内の圧力を下げ、8.0kPaにて1時間維持した。フラスコ内の圧力を大気圧に戻した後、190℃に冷却し、フマル酸5モル部及びトリメリット酸2モル部を加え、190℃の温度下で2時間維持した後に、2時間かけて210℃まで昇温した。次にフラスコ内の圧力を下げ、8.0kPaにて4時間維持した後、アルコールを留去して、非晶性ポリエステル樹脂P1を得た。
冷却管、攪拌装置、及び熱電対を備えた内容積2リットルの4つ口フラスコに非晶性ポリエステル樹脂P1を80質量部入れ、窒素雰囲気下、攪拌速度200rpmにて攪拌を行った。その後、合計20質量部の付加重合性モノマーとしてスチレンとアクリル酸エチルを60モル部:40モル部の割合で添加し、溶媒として酢酸エチルを500質量部添加し、30分間混合した。
次に、攪拌しながら、1145部の脱イオン水を6部/分の速度で滴下し、乳化物を得た。次に、乳化物を25℃に冷却し、200メッシュの金網を通し、脱イオン水を加えて、固形分濃度を20%に調製して、ハイブリッド非晶性樹脂H1が分散した非晶性樹脂粒子分散液H1を得た。
アルコール成分、カルボン酸成分、及び付加重合性モノマーを表1のとおりに変更した以外は、ハイブリッド非晶性樹脂H1の合成及び非晶性樹脂粒子分散液H1の調製と同様にして、ハイブリッド非晶性樹脂H2〜H5及び非晶性樹脂粒子分散液H2〜H5を得た。
EG:エチレングリコール、PG:プロピレングリコール、BD:1,4−ブタンジオール、NPG:ネオペンチルグリコール、BPA−PO:ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物、TPA:テレフタル酸、DSA:ドデセニル無水コハク酸、SA:セバシン酸、FA:フマル酸、TMA:トリメリット酸、St:スチレン、EA:アクリル酸エチル
[結晶性ポリエステル樹脂CP1、及び結晶性樹脂粒子分散液CP1]
−結晶性ポリエステル樹脂CP1の合成−
・1,6−ヘキサンジオール :100モル部
・ドデカン二酸(1,10−デカンジカルボン酸):100モル部
攪拌器、温度計、コンデンサー及び窒素ガス導入管を備えた反応容器に、上記の材料を投入し、反応容器中を乾燥窒素ガスで置換した後、ジオクタン酸スズを、上記材料の合計量100部に対して0.3部投入した。窒素ガス気流下、160℃で3時間攪拌し反応させた後、温度を180℃まで1.5時間かけて昇温し、反応容器内を3kPaまで減圧し、目的とする分子量になった時点で反応を終了して、結晶性ポリエステル樹脂CP1を得た。
・結晶性ポリエステル樹脂CP1:100部
・酢酸エチル :60部
・イソプロピルアルコール :15部
攪拌機を備えた反応容器中に、上記の材料を投入し、65℃にて溶解させた。溶解を確認した後、反応容器を60℃に冷却し、10%アンモニア水溶液5部を添加した。次いで、イオン交換水300部を3時間かけて反応容器中に滴下し、樹脂分散液を作製した。次いで、エバポレーターにて酢酸エチル及びイソプロピルアルコールを除去し、その後、イオン交換水を加えて固形分濃度20%に調製し、結晶性樹脂粒子分散液CP1を得た。
アルコール成分及びカルボン酸成分を表2のとおりに変更した以外は、結晶性ポリエステル樹脂CP1の合成及び結晶性樹脂粒子分散液CP1の調製と同様にして、結晶性ポリエステル樹脂CP2〜CP5及び結晶性樹脂粒子分散液CP2〜CP5を得た。
アルコール成分、カルボン酸成分、及び付加重合性モノマーを表2のとおりに変更し、付加重合性モノマーの添加量をポリエステル樹脂90質量部に対して合計10質量部に変更した以外は、ハイブリッド非晶性樹脂H1の合成及び非晶性樹脂粒子分散液H1の調製と同様にして、結晶性のスチレンアクリル変性ポリエステル樹脂CP6〜CP7及び結晶性樹脂粒子分散液CP6〜CP7を得た。
EG:エチレングリコール、HD:1,6−ヘキサンジオール、DD:1,10−デカンジオール、DDD:1,12−ドデカンジオール、APA:アジピン酸、DDA:ドデカン二酸、TDA:トリデカン二酸、FA:フマル酸、St:スチレン、EA:アクリル酸エチル
・炭化水素系ワックス(日本精蝋、FNP0090):270部
・アニオン界面活性剤(テイカ社、テイカパワーBN2060、有効成分量60%)
:13.5部
・イオン交換水 :700部
上記の材料を混合し、圧力吐出型ホモジナイザー(ゴーリンホモジナイザ、ゴーリン社)で、内液温度120℃にて離型剤を溶解した後、分散圧力5MPaで120分間、続いて40MPaで360分間分散処理した。その後、冷却し、イオン交換水を加えて固形分濃度を20%に調製し、離型剤分散液を得た。この離型剤分散液の体積平均粒径D50vは220nmであった。
・C.I.ピグメントブルー15:3(大日精化工業) :50部
・アニオン界面活性剤(第一工業製薬、ネオゲンRK、有効成分量20%):2部
・イオン交換水 :180部
上記の材料を混合し、高圧衝撃式分散機アルティマイザー(HJP30006、スギノマシン)を用いて1時間分散し、イオン交換水を加えて固形分濃度20%に調製し、着色剤分散液を得た。この着色剤分散液の体積平均粒径D50vは、150nmであった。
・Mn−Mg−Sr系フェライト粒子(平均粒径40μm):100部
・トルエン :14部
・ポリメタクリル酸メチル :2部
・カーボンブラック(キャボットのVXC72) :0.12部
フェライト粒子を除く上記の材料及びガラスビーズ(φ1mm、トルエンと同量)を、関西ペイント製サンドミルを用いて1200rpmで30分間攪拌し、樹脂被覆層形成用溶液を得た。樹脂被覆層形成用溶液とフェライト粒子とを真空脱気型ニーダーに入れ、減圧し、トルエンを留去して乾燥することにより、樹脂被覆キャリアを得た。
[トナー粒子の調製]
・非晶性樹脂粒子分散液H2(固形分濃度20%) :485部
・結晶性樹脂粒子分散液CP1(固形分濃度20%) :214部
・離型剤分散液(固形分濃度20%) :120部
・着色剤分散液(固形分濃度20%) :147部
・アニオン界面活性剤(第一工業製薬、ネオゲンRK、有効成分量20%): 4部
・イオン交換水 :333部
上記の材料を、温度計、pH計及び攪拌機を備えた反応容器に入れ、マントルヒーターで外部から温度30℃に加温し、攪拌回転数150rpmで攪拌しながら30分間保持した。その後、0.3N硝酸水溶液を添加しpHを3.0に調整した。次いで、ホモジナイザー(ウルトラタラックスT50、IKA社)で分散しながら、3%ポリ塩化アルミニウム水溶液を添加した。次いで、攪拌しながら50℃まで昇温し30分間保持した。その後、372部の非晶性樹脂粒子分散液H2を追加し1時間保持し、0.1Nの水酸化ナトリウム水溶液を添加してpHを8.5に調整した後、攪拌を継続しながら85℃まで加熱し、5時間保持した。その後、冷却し、濾過し、イオン交換水で充分に洗浄し、乾燥させることにより、体積平均粒径6.0μmのトナー粒子を得た。
上記で得たトナー粒子100部と疎水性シリカ(日本アエロジル株式会社製、RY50)1.5部とを、サンプルミルを用いて13000rpmで30秒間混合し、目開き45μmの振動篩いで篩分して、外添トナーを得た。
上記で得た外添トナー36部と樹脂被覆キャリア414部とを、2リットルのVブレンダーに入れ20分間攪拌し、212μmで篩分して、現像剤を得た。
非晶性樹脂粒子分散液H2及び結晶性樹脂粒子分散液CP1を表3に示す非晶性樹脂粒子分散液及び結晶性樹脂粒子分散液に変更し、非晶性樹脂と結晶性樹脂の混合比を表3に示すとおりに変更した以外は実施例1と同様にして、実施例2〜9及び比較例1〜3のトナー粒子、外添トナー及び現像剤を製造した。
[損失弾性率G”の測定]
既述の測定方法により、トナーの損失弾性率G”を測定した。表3に結果を示す。
富士ゼロックス製DocuCentre Color 400 CPの改造機(定着温度が可変な外部定着機を備える。)の現像器に現像剤を充填し、富士ゼロックス製C2紙に、寸法50mm×50mm、画像濃度100%、トナー載り量10g/m2の画像形成を行った。トナー画像の紙への定着は、定着圧力10kgf/cm2、定着速度180mm/secで行った。定着温度を110℃から160℃まで5℃刻みで昇温させて、低温側のオフセット(トナー画像の溶融が不十分だったことにより生じる、定着部材に画像が転移する現象)が発生しなくなる温度(最低定着温度)を下記のとおり分類した。表3に結果を示す。
5:最低定着温度が120℃以下
4:最低定着温度が120℃超125℃以下
3:最低定着温度が125℃超130℃以下
2:最低定着温度が130℃超140℃以下
1:最低定着温度が140℃超
上記の画像形成装置に現像剤を800g充填し、定着温度を150℃に設定して、温度25℃/相対湿度55%の環境下で、富士ゼロックス製C2紙A4サイズに画像密度5%のテストチャート1万枚の画像形成を行った。1万枚の画像形成後、現像器内の現像剤を取り出し、目開き45μmの篩にのせ、振幅1.5mmで20秒間振動させてトナーとキャリアとに分けた。次に、トナーを目開き38μmの篩にのせ、振幅1.5mmで20秒間振動させて、篩上に残った残留トナー量を量り、残留割合(残留トナー量÷篩にのせたトナー量)を下記のとおり分類した。表3に結果を示す。
5:残留がない。
4:残留割合が0質量%超25質量%以下
3:残留割合が25質量%超40質量%以下
2:残留割合が40質量%超80質量%以下
1:残留割合が80質量%超
2Y、2M、2C、2K 帯電ロール(帯電手段の一例)
3 露光装置(静電荷像形成手段の一例)
3Y、3M、3C、3K レーザ光線
4Y、4M、4C、4K 現像装置(現像手段の一例)
5Y、5M、5C、5K 一次転写ロール(一次転写手段の一例)
6Y、6M、6C、6K 感光体クリーニング装置
8Y、8M、8C、8K トナーカートリッジ
10Y、10M、10C、10K 画像形成ユニット
20 中間転写ベルト(中間転写体の一例)
22 駆動ロール
24 支持ロール
26 二次転写ロール(二次転写手段の一例)
28 定着装置(定着手段の一例)
30 中間転写体クリーニング装置
P 記録紙(記録媒体の一例)
108 帯電ロール(帯電手段の一例)
109 露光装置(静電荷像形成手段の一例)
111 現像装置(現像手段の一例)
112 転写装置(転写手段の一例)
113 感光体クリーニング装置(クリーニング手段の一例)
115 定着装置(定着手段の一例)
116 取り付けレール
117 筐体
118 露光のための開口部
200 プロセスカートリッジ
300 記録紙(記録媒体の一例)
Claims (11)
- ポリエステル樹脂セグメント及びスチレンアクリル樹脂セグメントを有する非晶性樹脂と、前記非晶性樹脂中に分散した結晶性ポリエステル樹脂と、を含有するトナー粒子を含み、損失弾性率G”が下記(1)及び(2)を満たす静電荷像現像用トナー。
(1)40℃における損失弾性率G”が1.0×107Pa以上1.0×108Pa以下である。
(2)55℃での保持開始から60分の時点における損失弾性率G”が1.0×108Pa以上1.0×109Pa以下である。 - 前記トナー粒子に含まれる前記非晶性樹脂と前記結晶性ポリエステル樹脂の質量比が、80:20乃至70:30である、請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記非晶性樹脂が、非晶性のスチレンアクリル変性ポリエステル樹脂である、請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記結晶性ポリエステル樹脂が、結晶性のスチレンアクリル変性ポリエステル樹脂である、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記非晶性樹脂のポリエステル樹脂セグメントが、アルコール成分とカルボン酸成分との縮重合体であり、
炭素数2以上5以下の脂肪族ジオールが前記アルコール成分の70モル%以上100モル%以下を占める、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。 - 前記結晶性ポリエステル樹脂の主鎖が、アルコール成分とカルボン酸成分との縮重合体であり、
前記アルコール成分が炭素数2以上10以下の脂肪族ジオールを含み、前記カルボン酸成分が炭素数6以上12以下のジカルボン酸を含む、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。 - 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーを含む静電荷像現像剤。
- 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーを収容し、
画像形成装置に着脱されるトナーカートリッジ。 - 請求項7に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段を備え、
画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。 - 像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電する帯電手段と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、
請求項7に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、
前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着手段と、
を備える画像形成装置。 - 像保持体の表面を帯電する帯電工程と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成工程と、
請求項7に記載の静電荷像現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像工程と、
前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写工程と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着工程と、
を有する画像形成方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015185969A JP6582795B2 (ja) | 2015-09-18 | 2015-09-18 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 |
US14/980,495 US9798258B2 (en) | 2015-09-18 | 2015-12-28 | Electrostatic charge image developing toner, electrostatic charge image developer, toner cartridge, process cartridge, image forming apparatus, and image forming method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015185969A JP6582795B2 (ja) | 2015-09-18 | 2015-09-18 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017058644A true JP2017058644A (ja) | 2017-03-23 |
JP6582795B2 JP6582795B2 (ja) | 2019-10-02 |
Family
ID=58390476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015185969A Active JP6582795B2 (ja) | 2015-09-18 | 2015-09-18 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6582795B2 (ja) |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002072557A (ja) * | 2000-08-29 | 2002-03-12 | Kao Corp | 電子写真用カラートナー |
JP2005321747A (ja) * | 2004-04-09 | 2005-11-17 | Kao Corp | トナー用結晶性ポリエステル |
JP2006349894A (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Canon Inc | トナー、トナーの製造方法、画像形成方法及び画像形成装置 |
JP2010107673A (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-13 | Kao Corp | 電子写真用トナー |
JP2010139659A (ja) * | 2008-12-10 | 2010-06-24 | Kao Corp | トナー用結晶性樹脂 |
JP2011059418A (ja) * | 2009-09-10 | 2011-03-24 | Kao Corp | 電子写真用トナー |
JP2013109237A (ja) * | 2011-11-22 | 2013-06-06 | Kao Corp | 静電荷像現像用トナー |
JP2014235409A (ja) * | 2013-06-05 | 2014-12-15 | 花王株式会社 | 静電荷像現像用トナーの製造方法 |
JP2015127818A (ja) * | 2015-02-03 | 2015-07-09 | 三菱化学株式会社 | 画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
-
2015
- 2015-09-18 JP JP2015185969A patent/JP6582795B2/ja active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002072557A (ja) * | 2000-08-29 | 2002-03-12 | Kao Corp | 電子写真用カラートナー |
JP2005321747A (ja) * | 2004-04-09 | 2005-11-17 | Kao Corp | トナー用結晶性ポリエステル |
JP2006349894A (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Canon Inc | トナー、トナーの製造方法、画像形成方法及び画像形成装置 |
JP2010107673A (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-13 | Kao Corp | 電子写真用トナー |
JP2010139659A (ja) * | 2008-12-10 | 2010-06-24 | Kao Corp | トナー用結晶性樹脂 |
JP2011059418A (ja) * | 2009-09-10 | 2011-03-24 | Kao Corp | 電子写真用トナー |
JP2013109237A (ja) * | 2011-11-22 | 2013-06-06 | Kao Corp | 静電荷像現像用トナー |
JP2014235409A (ja) * | 2013-06-05 | 2014-12-15 | 花王株式会社 | 静電荷像現像用トナーの製造方法 |
JP2015127818A (ja) * | 2015-02-03 | 2015-07-09 | 三菱化学株式会社 | 画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6582795B2 (ja) | 2019-10-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6137004B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 | |
JP6458422B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP6269221B2 (ja) | 静電荷像現像トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP6458423B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP5910555B2 (ja) | 静電荷像現像トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、および画像形成方法 | |
JP2014174344A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、および画像形成方法 | |
JP2016051048A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP6435688B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP2015084051A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 | |
JP6492860B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP6582797B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP6135412B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP2017003652A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP6142856B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP2014178626A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP5949566B2 (ja) | 静電荷像現像トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2016050961A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP6582796B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP6413638B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP2015152784A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 | |
JP2015036723A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
US9798258B2 (en) | Electrostatic charge image developing toner, electrostatic charge image developer, toner cartridge, process cartridge, image forming apparatus, and image forming method | |
JP6582795B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP2019056766A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2019056767A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180903 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190522 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190528 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190710 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190806 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190819 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6582795 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |