JP6223102B2 - トナー用結着樹脂組成物 - Google Patents
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〔1〕 非晶質ポリエステルHと、ポリエステル樹脂部分とビニル系樹脂部分とを有する非晶質の複合樹脂Lと、結晶性ポリエステルCを含有するトナー用結着樹脂組成物であって、ポリエステルHの軟化点が120〜170℃であり、複合樹脂Lの軟化点が80〜110℃であり、複合樹脂Lのポリエステル樹脂部分とビニル系樹脂部分の質量比(ポリエステル樹脂部分/ビニル系樹脂部分)が50/50〜95/5である、トナー用結着樹脂組成物、
〔2〕 前記〔1〕記載のトナー用結着樹脂組成物を含有した、静電荷像現像用トナー、並びに
〔3〕 非晶質ポリエステルHと、ポリエステル樹脂部分とビニル系樹脂部分とを有する非晶質の複合樹脂Lと、結晶性ポリエステルCを含有する静電荷像現像用トナーであって、ポリエステルHの軟化点が120〜170℃であり、複合樹脂Lの軟化点が80〜110℃であり、複合樹脂Lのポリエステル樹脂部分とビニル系樹脂部分の質量比(ポリエステル樹脂部分/ビニル系樹脂部分)が50/50〜95/5である、静電荷像現像用トナー
に関する。
で表されるビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物が好ましい。式(I)で表されるビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物としては、ポリオキシプロピレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン等が挙げられる。
この方法では、重縮合反応に適した反応温度条件下で工程(A)を行い、反応温度を低下させ、付加重合反応に適した温度条件下で工程(B)を行う。ビニル系樹脂部分の原料モノマー及び両反応性モノマーは、付加重合反応に適した温度で反応系内に添加にすることが好ましい。両反応性モノマーは付加重合反応をすると共にポリエステル樹脂部分とも反応する。
工程(B)の後に、再度反応温度を上昇させ、必要に応じて架橋剤となる3価以上等のポリエステル樹脂部分の原料モノマー等を重合系に添加し、工程(A)の重縮合反応や両反応性モノマーとの反応をさらに進めることができる。
この方法では、付加重合反応に適した反応温度条件下で工程(B)を行い、反応温度を上昇させ、重縮合反応に適した温度条件下で、工程(A)の重縮合反応を行う。両反応性モノマーは付加重合反応と共に重縮合反応にも関与する。
ポリエステル樹脂部分の原料モノマーは、付加重合反応時に反応系内に存在してもよく、重縮合反応に適した温度条件下で反応系内に添加してもよい。前者の場合は、重縮合反応に適した温度でエステル化触媒を添加することで重縮合反応の進行を調節できる。
この方法では、付加重合反応に適した反応温度条件下で工程(A)と工程(B)とを行い、反応温度を上昇させ、重縮合反応に適した温度条件下で、必要に応じて、エステル化触媒、エステル化助触媒、架橋剤となる3価以上のポリエステル樹脂部分の原料モノマーを重合系に添加し、工程(A)の重縮合反応をさらに行うことが好ましい。その際、重縮合反応に適した温度条件下では、ラジカル重合禁止剤を添加して重縮合反応だけを進めることもできる。両反応性モノマーは付加重合反応と共に重縮合反応にも関与する。
<3> 非晶質ポリエステルH中のポリエステル樹脂部分の割合(質量%)と複合樹脂L中のポリエステル樹脂部分の割合(質量%)の差が、5質量%以上である、前記<1>又は<2>記載のトナー用結着樹脂組成物。
<4> 複合樹脂Lのポリエステル樹脂部分の原料モノマーであるアルコール成分が、芳香族ジオールを40〜100モル%含有する、前記<1>〜<3>いずれか記載のトナー用結着樹脂組成物。
<5> 複合樹脂Lのポリエステル樹脂部分の原料モノマーであるアルコール成分における芳香族ジオールが、式(I)で表されるビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物である、前記<4>記載のトナー用結着樹脂組成物。
<6> 非晶質ポリエステルHの原料モノマーであるアルコール成分が、芳香族ジオールを40〜100モル%含有する、前記<1>〜<5>いずれか記載のトナー用結着樹脂組成物。
<7> 非晶質ポリエステルHの原料モノマーであるアルコール成分における芳香族ジオールが式(I)で表されるビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物である、前記<6>記載のトナー用結着樹脂組成物。
<8> 非晶質ポリエステルHと複合樹脂Lの質量比(非晶質ポリエステルH/複合樹脂L)が90/10〜40/60である、前記<1>〜<7>いずれか記載のトナー用結着樹脂組成物。
<9> 非晶質ポリエステルHの原料モノマーであるカルボン酸成分が、芳香族ジカルボン酸化合物を30〜80モル%含有する、前記<1>〜<8>いずれか記載のトナー用結着樹脂組成物。
<10> 複合樹脂Lのビニル系樹脂部分が、構成単位としてスチレンを50〜100質量%含む、前記<1>〜<9>いずれか記載のトナー用結着樹脂組成物。
<11> 結晶性ポリエステルCが、炭素数6〜12の脂肪族ジオールを含む原料モノマーを用いて得られる、前記<1>〜<10>いずれか記載のトナー用結着樹脂組成物。
<12> 結晶性ポリエステルCの融点が60〜100℃である、前記<1>〜<11>いずれか記載のトナー用結着樹脂組成物。
<13> 結晶性ポリエステルCの原料モノマーが、炭素数8〜12の脂肪族ジカルボン酸化合物を含み、炭素数6〜12の脂肪族ジオールと炭素数8〜12の脂肪族ジカルボン酸化合物の総含有量が、原料モノマー中、80〜100モル%である、前記<1>〜<12>いずれか記載のトナー用結着樹脂組成物。
<14> 複合樹脂Lが、(メタ)アクリル酸由来の構造部位を含む、前記<1>〜<13>いずれか記載のトナー用結着樹脂組成物。
<15> 原料モノマーにおける(メタ)アクリル酸の含有量が、複合樹脂Lのポリエステル樹脂部分の原料モノマーであるアルコール成分100モルに対して、1.2〜12.0モルである、前記<14>記載のトナー用結着樹脂組成物。
<16> 非晶質ポリエステルHのアルコール成分に含有される式(I)で表されるビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物が、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物とビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物から選ばれる1種以上からなる、前記<7>〜<15>いずれか記載のトナー用結着樹脂組成物。
<17> 非晶質ポリエステルHのアルコール成分に含有されるビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物とビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物のモル比(エチレンオキサイド付加物/プロピレンオキサイド付加物)が、0/100〜70/30である、前記<16>記載のトナー用結着樹脂組成物。
<18> 非晶質ポリエステルHの原料モノマーであるカルボン酸成分が、3価以上の多価カルボン酸化合物を含有する、前記<1>〜<17>いずれか記載のトナー用結着樹脂組成物。
<19> 非晶質ポリエステルHの原料モノマーであるカルボン酸成分に含有される3価以上の多価カルボン酸化合物の量が、アルコール成分100モルに対して3〜40モルである、前記<18>記載のトナー用結着樹脂組成物。
<20> 非晶質ポリエステルHの原料モノマーであるカルボン酸成分に含有される3価以上の多価カルボン酸化合物が、無水トリメリット酸である、前記<18>又は<19>記載のトナー用結着樹脂組成物。
<21> 結晶性ポリエステルCの軟化点が65〜100℃である、前記<1>〜<20>いずれか記載のトナー用結着樹脂組成物。
<22> 前記<1>〜<21>いずれか記載のトナー用結着樹脂組成物を含有した、静電荷像現像用トナー。
<23> 非晶質ポリエステルHと、ポリエステル樹脂部分とビニル系樹脂部分とを有する非晶質の複合樹脂Lと、結晶性ポリエステルCを含有する静電荷像現像用トナーであって、ポリエステルHの軟化点が120〜170℃であり、複合樹脂Lの軟化点が80〜110℃であり、複合樹脂Lのポリエステル樹脂部分とビニル系樹脂部分の質量比(ポリエステル樹脂部分/ビニル系樹脂部分)が50/50〜95/5である、静電荷像現像用トナー。
フローテスター「CFT-500D」(島津製作所製)を用い、1gの試料を昇温速度6℃/分で加熱しながら、プランジャーにより1.96MPaの荷重を与え、直径1mm、長さ1mmのノズルから押し出す。温度に対し、フローテスターのプランジャー降下量をプロットし、試料の半量が流出した温度を軟化点とする。
示差走査熱量計「Q-100」(ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン社製)を用いて、試料0.01〜0.02gをアルミパンに計量し、室温から降温速度10℃/分で0℃まで冷却しそのまま1分間静止させる。その後、昇温速度50℃/分で測定する。観測される吸熱ピークのうち、最も高温側にあるピークの頂点の温度を吸熱の最高ピーク温度とする。
示差走査熱量計「DSC210」(セイコー電子工業社製)を用いて、試料0.01〜0.02gをアルミパンに計量し、200℃まで昇温し、その温度から降温速度10℃/分で0℃まで冷却する。次に試料を昇温速度10℃/分で昇温し、吸熱の最高ピーク温度以下のベースラインの延長線とピークの立ち上がり部分からピークの頂点までの最大傾斜を示す接線との交点の温度をガラス転移温度とする。
JIS K0070の方法に基づき測定する。但し、測定溶媒のみJIS K0070の規定のエタノールとエーテルの混合溶媒から、アセトンとトルエンの混合溶媒(アセトン:トルエン=1:1(容量比))に変更する。
示差走査熱量計「DSC210」(セイコー電子工業社製)を用いて、試料0.01〜0.02gをアルミパンに計量し、200℃まで昇温し、その温度から降温速度10℃/分で0℃まで冷却する。次に試料を昇温速度10℃/分で昇温し、融解熱の最大ピーク温度を融点とする。
平均粒子径は、個数平均粒子径を指し、外添剤の走査型電子顕微鏡(SEM)写真から測定した、500個の粒子の粒径の平均値をいう。長径と短径がある場合は長径を指す。
測定機:コールターマルチサイザーII(ベックマンコールター社製)
アパチャー径:50μm
解析ソフト:コールターマルチサイザーアキュコンプ バージョン 1.19(ベックマンコールター社製)
電解液:アイソトンII(ベックマンコールター社製)
分散液:エマルゲン109P(花王社製、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、HLB:13.6)5%電解液
分散条件:分散液5mlに測定試料10mgを添加し、超音波分散機にて1分間分散させ、その後、電解液25mlを添加し、さらに、超音波分散機にて1分間分散させる。
測定条件:ビーカーに電解液100mlと分散液を加え、3万個の粒子の粒径を20秒で測定できる濃度で、3万個の粒子を測定し、その粒度分布から体積中位粒径(D50)を求める。
樹脂製造例1〔樹脂a−1〕
表1に示すフマル酸、無水トリメリット酸以外の原料モノマー、並びに2-エチルヘキサン酸錫(II)40g及び没食子酸2gを、窒素導入管を装備した脱水管、攪拌器及び熱電対を装備した10リットル容の四つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気下、230℃で6時間重縮合反応させた。180℃まで冷却した後、フマル酸及び重合禁止剤tert-ブチルカテコール5gを投入し、180℃から210℃まで10℃/時間で昇温し、210℃にて1時間反応を行い、210℃、10kPaにて表1に示す軟化点まで反応を行って、非晶質ポリエステルを得た。
表1に示すアジピン酸、無水トリメリット酸以外の原料モノマー、並びに2-エチルヘキサン酸錫(II)40g及び没食子酸2gを、窒素導入管を装備した脱水管、攪拌器及び熱電対を装備した10リットル容の四つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気下、230℃で6時間重縮合反応させた。230℃8.0kPaで1時間反応させた後、さらにアジピン酸、及び無水トリメリット酸を210℃で反応させ、10kPaにて表1に示す軟化点まで反応を行って、非晶質ポリエステルを得た。
表2に示すフマル酸、無水トリメリット酸以外の原料を、窒素導入管を装備した脱水管、攪拌器及び熱電対を装備した10リットル容の四つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気下、160℃まで昇温した。その後、両反応性モノマー、ビニル系樹脂の原料モノマー及び重合開始剤の混合物を滴下ロートにより1時間かけて滴下した。滴下後、160℃に保持したまま、1時間付加重合反応を熟成させた後、200℃まで上昇させ、2-エチルヘキサン酸錫(II)40g及び没食子酸2gを入れた後、230℃で6時間重縮合反応させ、さらに230℃、8.0kPaにて1時間反応を行った。180℃まで冷却した後、フマル酸及び重合禁止剤(tert-ブチルカテコール)5gを投入し、180℃から210℃まで10℃/時間で昇温し、210℃にて1時間反応を行い、210℃、10kPaにて表2に示す軟化点まで反応を行って、非晶質の複合樹脂を得た。
表2に示すアジピン酸、無水トリメリット酸以外の原料を、窒素導入管を装備した脱水管、攪拌器及び熱電対を装備した10リットル容の四つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気下、160℃まで昇温した。その後、アクリル酸(両反応性モノマー)、ビニル系樹脂の原料モノマー及び重合開始剤の混合物を滴下ロートにより1時間かけて滴下した。滴下後、160℃に保持したまま、1時間付加重合反応を熟成させた後、200℃まで上昇させ、2-エチルヘキサン酸錫(II)40g及び没食子酸2gを入れた後、230℃で6時間重縮合反応させ、さらに230℃、8.0kPaにて1時間反応を行った。180℃まで冷却した後、アジピン酸、無水トリメリット酸を投入し、180℃から210℃まで10℃/時間で昇温し、210℃にて1時間反応を行い、210℃、10kPaにて表に示す軟化点まで反応を行って、非晶質の複合樹脂を得た。
表3に示す原料モノマーを窒素導入管、脱水管、攪拌器及び熱電対を装備した10L容の四つ口フラスコに入れ、140℃で6時間保持、さらに200℃まで6時間かけて昇温後、2-エチルヘキサン酸錫(II)20g及び没食子酸2gを入れ、200℃にて1時間反応させた後、8.3kPaにて1時間反応させ、結晶性ポリエステルを得た。
表3に示す原料モノマー及びtert-ブチルカテコール2gを窒素導入管、脱水管、攪拌器及び熱電対を装備した10L容の四つ口フラスコに入れ、140℃で6時間保持、さらに200℃まで6時間かけて昇温後、2-エチルヘキサン酸錫(II)20g及び没食子酸2gを入れ、200℃にて1時間反応させた後、8.3kPaにて1時間反応させて、結晶性ポリエステルを得た。
実施例1〜10及び比較例1〜5
表4に示す樹脂を混合した結着樹脂100質量部、着色剤「ECB-301」(大日精化社製、C.I.ピグメントブルー15:3)5質量部、負帯電性荷電制御剤「LR-147」(日本カーリット社製)1質量部、離型剤「NP-105」(三井化学社製、ポリプロピレンワックス、融点:140℃)2質量部を、ヘンシェルミキサーによく攪拌した後、混練部分の全長1560mm、スクリュー径42mm、バレル内径43mmの同方向回転二軸押出機を用いて溶融混練した。ロールの回転速度は200r/min、ロール内の加熱温度は120℃であり、混合物の供給速度は10kg/hr、平均滞留時間は約18秒であった。得られた混練物を冷却ローラーで圧延冷却した後、ジェットミルで体積中位粒径(D50)6.5μmの粉体を得た。
得られたトナーを複写機「AR-505」(シャープ(株)製)に実装し、トナー付着量が0.7mg/cm2の未定着画像(2cm×12cm)を得た。複写機「AR-505」(シャープ(株)製)の定着機をオフラインで定着可能なように改良した定着機(定着速度200mm/sec)を用い、定着温度を90℃から240℃へと5℃ずつ順次上昇させながら、各定着温度で定着試験を行った。定着紙には、「CopyBond SF-70NA」(シャープ社製、75g/m2)を使用した。
トナー10gを半径12mmの円筒型容器に入れ、上から100gの重りをのせ、50℃及び相対湿度80%の環境で72時間保持した。パウダーテスター(ホソカワミクロン(株)製)に、上から順に、篩いA(目開き250μm)、篩いB(目開き150μm)、篩いC(目開き75μm)の3つの篩を重ね合わせて設置し、篩いA上にトナー10gを乗せて60秒間振動を与えた。篩いA上に残存したトナー質量WA(g)を、篩いB上に残存したトナー質量WB(g)を、篩いC上に残存したトナー質量WC(g)を、それぞれ測定し、下記式に従って算出される値(α)をもとに、保存性を評価した。値(α)が100に近いほど、保存性に優れる。結果を表4に示す。
α=100-(WA+WB×0.6+WC×0.2)/10×100
非磁性一成分現像装置「OKI MICROLINE 5400」(沖データ社製)にトナーを実装し、温度32℃、湿度85%の環境下にて5%の印字率で耐久試験を行った。途中、500枚ごとに黒ベタ画像を印字し、画像上のスジの有無を確認した。印刷は、画像上にスジが発生した時点で中止し、最高9000枚まで行った。画像上にスジが目視にて観察された時点までの印字枚数を、現像ロールにトナーが融着・固着したことによりスジが発生した枚数とし、耐久性を評価した。印字枚数が大きいほど、トナーの耐久性に優れる。結果を表4に示す。
Claims (11)
- ポリエステル部分が98質量%以上である非晶質ポリエステルHと、ポリエステル樹脂部分とビニル系樹脂部分とを有し、(メタ)アクリル酸由来の構造部位を含む非晶質の複合樹脂Lと、結晶性ポリエステルCを含有するトナー用結着樹脂組成物であって、ポリエステルHの軟化点が120〜170℃であり、複合樹脂Lの軟化点が80〜110℃であり、複合樹脂Lのポリエステル樹脂部分とビニル系樹脂部分の質量比(ポリエステル樹脂部分/ビニル系樹脂部分)が50/50〜95/5である、トナー用結着樹脂組成物。
- 非晶質ポリエステルHと複合樹脂Lの合計量と結晶性ポリエステルCの質量比((非晶質ポリエステルH+複合樹脂L)/結晶性ポリエステルC)が、65/35〜97/3である、請求項1記載のトナー用結着樹脂組成物。
- 複合樹脂Lのポリエステル樹脂部分の原料モノマーであるアルコール成分が、芳香族ジオールを40〜100モル%含有する、請求項1又は2記載のトナー用結着樹脂組成物。
- 非晶質ポリエステルHの原料モノマーであるアルコール成分が、芳香族ジオールを40〜100モル%含有する、請求項1〜3いずれか記載のトナー用結着樹脂組成物。
- 非晶質ポリエステルHと複合樹脂Lの質量比(非晶質ポリエステルH/複合樹脂L)が90/10〜40/60である、請求項1〜4いずれか記載のトナー用結着樹脂組成物。
- 複合樹脂Lのビニル系樹脂部分が、構成単位としてスチレンを50〜100質量%含む、請求項1〜5いずれか記載のトナー用結着樹脂組成物。
- 結晶性ポリエステルCが、炭素数6〜12の脂肪族ジオールを含む原料モノマーを用いて得られる、請求項1〜6いずれか記載のトナー用結着樹脂組成物。
- 結晶性ポリエステルCの原料モノマーが、炭素数8〜12の脂肪族ジカルボン酸化合物を含み、炭素数6〜12の脂肪族ジオールと炭素数8〜12の脂肪族ジカルボン酸化合物の総含有量が、原料モノマー中、80〜100モル%である、請求項1〜7いずれか記載のトナー用結着樹脂組成物。
- 非晶質ポリエステルHの原料モノマーであるカルボン酸成分が、3価以上の多価カルボン酸化合物を含有する、請求項1〜8いずれか記載のトナー用結着樹脂組成物。
- 請求項1〜9いずれか記載のトナー用結着樹脂組成物を含有した、静電荷像現像用トナー。
- ポリエステル部分が98質量%以上である非晶質ポリエステルHと、ポリエステル樹脂部分とビニル系樹脂部分とを有し、(メタ)アクリル酸由来の構造部位を含む非晶質の複合樹脂Lと、結晶性ポリエステルCを含有する静電荷像現像用トナーであって、ポリエステルHの軟化点が120〜170℃であり、複合樹脂Lの軟化点が80〜110℃であり、複合樹脂Lのポリエステル樹脂部分とビニル系樹脂部分の質量比(ポリエステル樹脂部分/ビニル系樹脂部分)が50/50〜95/5である、静電荷像現像用トナー。
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