JP7258583B2 - トナー用結着樹脂組成物 - Google Patents
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Description
そこで、本発明者らが検討した結果、溶剤不溶分は高分子量成分であるため、運動性が低いことを加味し、溶剤不溶分のガラス転移温度を樹脂のガラス転移温度よりある程度低くすることで、高光沢画像が得られることを見出した。
〔1〕 アルコール成分及びカルボン酸成分を含む原料モノマーの反応物であるポリエステル樹脂部分と、(メタ)アクリル系化合物を含む原料モノマーの反応物であるビニル系樹脂部分とを有する複合樹脂Aを20質量%以上含有するトナー用結着樹脂組成物であって、前記複合樹脂Aが、軟化点が110℃以上150℃以下であり、ガラス転移温度が50℃以上65℃以下であり、メチルエチルケトン不溶分を5質量%以上32質量%以下含み、該メチルエチルケトン不溶分のガラス転移温度が、前記複合樹脂Aのガラス転移温度よりも5℃以上40℃以下低い、トナー用結着樹脂組成物、
〔2〕 前記〔1〕記載のトナー用結着樹脂組成物を含有する、電子写真用トナー、並びに
〔3〕 前記〔1〕記載のトナー用結着樹脂組成物の製造方法であって、複合樹脂Aを、
工程A:全カルボン酸成分の5モル%以上50モル%以下のカルボン酸成分の存在下で、ビニル系樹脂部分の原料モノマーの付加重合反応を行う工程、
工程B:工程Aで得られた反応液を、2.5時間以上10時間以下にわたって180℃以上250℃以下の温度条件下に置き、反応させる工程、ただし、工程Bの反応は、全アルコール成分の98モル%以上のアルコール成分の存在下で行う
工程C:工程Bで得られた反応液に、残りのポリエステル樹脂部分の原料モノマーを添加し、重縮合反応を行う工程
を含む方法により製造する、トナー用結着樹脂組成物の製造方法
に関する。
で表されるビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物を含むことが好ましい。式(I)で表されるビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物としては、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパンのポリオキシプロピレン付加物、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパンのポリオキシエチレン付加物等が挙げられる。これらの1種又は2種以上を用いることが好ましい。
重縮合工程の後に付加重合工程を行ってもよいし、付加重合工程の後に重縮合工程を行ってもよく、重縮合工程と付加重合工程を同時に行ってもよい。また、重縮合工程と付加重合工程は、同一容器内で行うことが好ましい。
工程A:全カルボン酸成分の5モル%以上50モル%以下のカルボン酸成分の存在下で、ビニル系樹脂部分の原料モノマーの付加重合反応を行う工程、
工程B:工程Aで得られた反応液を、2.5時間以上10時間以下にわたって180℃以上250℃以下の温度条件下に置き、反応させる工程、ただし、工程Bの反応は、全アルコール成分の98モル%以上のアルコール成分の存在下で行う
工程C:工程Bで得られた反応液に、残りのポリエステル樹脂部分の原料モノマーを添加し、重縮合反応を行う工程
を含む方法により、製造することが好ましい。
工程A及び工程Cでは、付加重合反応又は重縮合反応に適した温度条件で、それぞれの反応を促進することが好ましい。また、工程Bは、エステル化触媒の存在下で、又はエステル化触媒とエステル化助触媒の存在下で行うことが好ましく、生成した樹脂の重量平均分子量が6,000以上に達するまで行うことがより好ましい。
工程Bでは、ポリエステル樹脂部分の原料モノマーの重縮合反応も生じ得るが、工程Aで生成したビニル系樹脂における(メタ)アクリル系化合物とアルコール成分とのエステル交換反応により、メチルエチルケトン不溶分のガラス転移温度が、前記複合樹脂Aのガラス転移温度よりも5℃以上40℃以下低い、トナー用結着樹脂組成物が得られると考えられる。
フローテスター「CFT-500D」((株)島津製作所製)を用い、1gの試料を昇温速度6℃/minで加熱しながら、プランジャーにより1.96MPaの荷重を与え、直径1mm、長さ1mmのノズルから押し出す。温度に対し、フローテスターのプランジャー降下量をプロットし、試料の半量が流出した温度を軟化点とする。
示差走査熱量計「Q-100」(ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン(株)製)を用いて、試料0.01~0.02gをアルミパンに計量し、室温(25℃)から降温速度10℃/minで0℃まで冷却し、0℃にて1分間維持する。その後、昇温速度10℃/minで測定する。観測される吸熱ピークのうち、最も高温側にあるピークの温度を吸熱の最高ピーク温度とする。
示差走査熱量計「DSC Q20」(ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン社製)を用いて、試料0.01~0.02gをアルミパンに計量し、200℃まで昇温し、その温度から降温速度10℃/minで0℃まで冷却する。次に試料を昇温速度10℃/minで昇温し、吸熱ピークを測定する。吸熱の最高ピーク温度以下のベースラインの延長線とピークの立ち上がり部分からピークの頂点までの最大傾斜を示す接線との交点の温度をガラス転移温度とする。
JIS K 0070:1992の方法に基づき測定する。ただし、測定溶媒のみJIS K 0070の規定のエタノールとエーテルの混合溶媒から、非晶質樹脂はアセトンとトルエンの混合溶媒(アセトン:トルエン=1:1(容量比))に、結晶性樹脂はクロロホルム:ジメチルホルムアミドの混合溶媒(クロロホルム:ジメチルホルムアミド=7:3(容量比))に、それぞれ変更する。
JIS K 0070:1992の方法に基づき測定する。ただし、測定溶媒のみJIS K 0070の規定のエタノールとエーテルの混合溶媒からテトラヒドロフランに変更する。
以下の方法により、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)法により数平均分子量(Mn)及び重量平均分子量(Mw)を求める。
(1) 試料溶液の調製
濃度が0.5g/100mLになるように、試料をテトラヒドロフラン(非晶質樹脂)又はクロロホルム(結晶性樹脂)に、40℃で溶解させる。次いで、この溶液を孔径0.20μmのPTFEタイプメンブレンフィルター「DISMIC-25JP」(東洋濾紙(株)製)を用いて濾過して不溶解成分を除き、試料溶液とする。
(2) 分子量測定
下記の測定装置と分析カラムを用い、溶離液としてテトラヒドロフラン(非晶質樹脂)又はクロロホルム(結晶性樹脂)を、毎分1mLの流速で流し、40℃の恒温槽中でカラムを安定させる。そこに試料溶液100μLを注入して測定を行う。試料の分子量は、あらかじめ作成した検量線に基づき算出する。このときの検量線には、数種類の単分散ポリスチレン(東ソー(株)製のA-500(5.0×102)、A-1000(1.01×103)、A-2500(2.63×103)、A-5000(5.97×103)、F-1(1.02×104)、F-2(1.81×104)、F-4(3.97×104)、F-10(9.64×104)、F-20(1.90×105)、F-40(4.27×105)、F-80(7.06×105)、F-128(1.09×106))を標準試料として作成したものを用いる。括弧内は分子量を示す。
測定装置:HLC-8220GPC(東ソー(株)製)
分析カラム:TSKgel GMHXL+TSKgel G3000HXL(東ソー(株)製)
(1)試料の調製
JIS Z8801の篩を用いて、22メッシュの篩を通過し、30メッシュの篩は通過しない粉末状の試料を採取する。試料が塊等の場合は、市販のハンマー、コーヒーミルを用いて、粉砕し、粉末状として篩いにかける。
2-1. 試料2.000gを、ガラス瓶(柏洋硝子(株)製、M-140)に秤量した後、MEK 95gを加え、内蓋及び外蓋を取り付ける。
2-2. ボールミルにて5時間攪拌する(周速:200mm/sec)。
2-3. 10時間静置する。
3-1. 予め計量済み(1000分の1g単位)のナスフラスコ(質量A(g))に取り付けたガラスフィルタ(目開き規格11G-3)を準備する。ガラスフィルタのシールには、減圧が可能なゴム栓を用いる。
3-2. 2-3において10時間静置した溶解液の上澄みから20mLをメスピペッドで吸い取り、3-1で準備したガラスフィルタを用いて、減圧濾過する。なお、液面から下2cmまでを上澄みとする。溶解液を濾過する前のナスフラスコ内の減圧度を40kPaに調整する。
3-3. 未使用のMEK 20mLをメスピペッドで吸い取り、ガラスフィルタに付着している可溶分を減圧濾過する。
4-1. エバポレータにてナスフラスコ内のMEKを除去する。
ウォーターバス温度:70℃
ナスフラスコ回転数:200r/min
MEK除去中のナスフラスコ内の減圧度:40~20kPaに調整
時間:10分
4-2. 50℃・1torrにて12時間乾燥した後、ナスフラスコの質量B(g)を計量する。
5-1. MEK 20mLに溶解したMEK可溶分X(g)を算出する。
X=B-A
5-2. MEK 95gに溶解したMEK可溶分Y(g)を、MEKの比重を0.805として算出する。
Y=X×95/(20×0.805)
5-3. 試料1gあたりの可溶分Z(質量%)を算出する。
Z=Y/2×100
5-4. MEK不溶分(質量%)=100-Z
なお、MEK不溶分(質量%)は、3回の測定値の平均値とする。
示差走査熱量計「DSC Q20」(ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン(株)製)を用いて、試料0.01~0.02gをアルミパンに計量し、昇温速度10℃/minで200℃まで昇温し、その温度から降温速度5℃/minで-10℃まで冷却する。次に試料を昇温速度10℃/minで180℃まで昇温し測定する。そこで得られた融解吸熱カーブから観察される吸熱の最高ピーク温度を離型剤の融点とする。
平均粒子径は、個数平均粒子径を指し、走査型電子顕微鏡(SEM)写真から500個の粒子の粒径(長径と短径の平均値)を測定し、それらの数平均値とする。
測定機:コールターマルチサイザーII(ベックマンコールター(株)製)
アパチャー径:100μm
解析ソフト:コールターマルチサイザーアキュコンプ バージョン 1.19(ベックマンコールター(株)製)
電解液:アイソトンII(ベックマンコールター(株)製)
分散液:電解液にエマルゲン109P(花王(株)製、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、HLB(グリフィン):13.6)を溶解して5質量%に調整したもの
分散条件:前記分散液5mLに測定試料10mgを添加し、超音波分散機(機械名:(株)エスエヌディー製US-1、出力:80W)にて1分間分散させ、その後、前記電解液25mLを添加し、さらに、超音波分散機にて1分間分散させて、試料分散液を調製する。
測定条件:前記電解液100mLに、3万個の粒子の粒径を20秒間で測定できる濃度となるように、前記試料分散液を加え、3万個の粒子を測定し、その粒度分布から体積中位粒径(D50)を求める。
表1に示すアルコール成分を、窒素導入管を装備した脱水管、攪拌器及び熱電対を装備した10リットル容の四つ口フラスコに入れ、100℃に昇温した後、表1に示すテレフタル酸のうち、カルボン酸成分の5.9モル%分に該当する量(樹脂A1では、116g)を添加し、160℃まで昇温した。
表1に示すビニル系樹脂の原料モノマーと重合開始剤を別容器で計量、撹拌した後、滴下ロートにより1時間かけて滴下した。
滴下後、160℃に保持したまま、1時間付加重合反応を行い、さらに1時間熟成させた後、200℃まで上昇させ、エステル化触媒とエステル化助触媒を添加し、235℃で5時間反応させた後、160℃まで冷却し、残りのテレフタル酸(樹脂A1では1975g-116g=1859g、カルボン酸成分の94モル%)を添加し、再度、235℃で5時間重縮合反応させ、さらに235℃、8.0kPaにて表1に示す軟化点に到達するまで反応させて、非晶質複合樹脂(樹脂A1~A6)を得た。
表2に示すアルコール成分を、窒素導入管を装備した脱水管、攪拌器及び熱電対を装備した10リットル容の四つ口フラスコに入れ、100℃に昇温した後、表2に示すテレフタル酸を加え、160℃まで昇温した。
表2に示すビニル系樹脂の原料モノマーと重合開始剤を別容器で計量、撹拌した後、滴下ロートにより1時間かけて滴下した。
滴下後、160℃に保持したまま、1時間付加重合反応を行い、さらに1時間熟成させた後、200℃まで上昇させ、エステル化触媒とエステル化助触媒を添加し、235℃で10時間重縮合反応させ、さらに235℃、8.0kPaにて表2に示す軟化点に到達するまで反応させて、非晶質複合樹脂(樹脂A7)を得た。
表2に示すアルコール成分を、窒素導入管を装備した脱水管、攪拌器及び熱電対を装備した10リットル容の四つ口フラスコに入れ、100℃に昇温した後、表2に示すテレフタル酸のうち、116g(樹脂A8では、カルボン酸成分の5.9モル%)を添加し、160℃まで昇温した。
表2に示すビニル系樹脂の原料モノマーと重合開始剤を別容器で計量、撹拌した後、滴下ロートにより1時間かけて滴下した。
滴下後、160℃に保持したまま、1時間付加重合反応を行い、さらに1時間熟成させた後、200℃まで上昇させ、エステル化触媒とエステル化助触媒を添加し、235℃で5時間反応させた後、160℃まで冷却し、残りのテレフタル酸を添加し、再度、235℃で5時間重縮合反応させ、さらに235℃、8.0kPaにて2時間反応を行った。
180℃まで冷却した後、表2に示す無水トリメリット酸を投入し、180℃から210℃まで10℃/hで昇温し、210℃、10kPaにて表2に示す軟化点に到達するまで反応させて、非晶質複合樹脂(樹脂A8~A10)を得た。
表2に示すアルコール成分を、窒素導入管を装備した脱水管、攪拌器及び熱電対を装備した10リットル容の四つ口フラスコに入れ、100℃に昇温した後、表2に示すテレフタル酸を添加し、160℃まで昇温した。
表2に示すビニル系樹脂の原料モノマー及び樹脂A13の製造では両反応性モノマーと、重合開始剤を別容器で計量、撹拌した後、滴下ロートにより1時間かけて滴下した。
滴下後、160℃に保持したまま、1時間付加重合反応を行い、さらに1時間熟成させた後、200℃まで上昇させ、エステル化触媒とエステル化助触媒を添加し、235℃で10時間重縮合反応させ、さらに235℃、8.0kPaにて2時間反応を行った。
180℃まで冷却した後、表2に示す無水トリメリット酸を投入し、180℃から210℃まで10℃/時間で昇温し、210℃、10kPaにて表2に示す軟化点に到達するまで反応させて、非晶質複合樹脂(樹脂A11、A12)を得た。
表3に示すアルコール成分を、窒素導入管を装備した脱水管、攪拌器及び熱電対を装備した10リットル容の四つ口フラスコに入れ、100℃に昇温した後、表3に示すテレフタル酸のうち、116g(カルボン酸成分の5.9モル%)を添加し、160℃まで昇温した。
表3に示すビニル系樹脂の原料モノマーと重合開始剤を別容器で計量、撹拌した後、滴下ロートにより1時間かけて滴下した。
滴下後、160℃に保持したまま、1時間付加重合反応を行い、さらに1時間熟成させた後、200℃まで上昇させ、エステル化触媒とエステル化助触媒を添加し、235℃で2時間反応させ(生成した樹脂の重量平均分子量:6,670)、160℃まで冷却し、残りのテレフタル酸(1975g-116g=1859g、カルボン酸成分の94モル%)を添加し、再度、235℃で5時間重縮合反応させ、さらに235℃、8.0kPaにて表3に示す軟化点に到達するまで反応させて、非晶質複合樹脂(樹脂A13)を得た。
表4に示すアルコール成分を、窒素導入管を装備した脱水管、攪拌器及び熱電対を装備した10リットル容の四つ口フラスコに入れ、100℃に昇温した後、表4に示すテレフタル酸、エステル化触媒としてチタンジイソプロピレートビストリエタノールアミネート(オルガチックスTC-400、マツモトファインケミカル(株)製)39.3g、及びエステル化助触媒として没食子酸1.6gを添加し、235℃で10時間重縮合反応させ、さらに235℃、8.0kPaにて表4に示す軟化点に到達するまで反応させて、非晶質ポリエステル(樹脂B1)を得た。
表4に示すアルコール成分を、窒素導入管を装備した脱水管、攪拌器及び熱電対を装備した10リットル容の四つ口フラスコに入れ、100℃に昇温した後、表4に示すカルボン酸成分を添加し、140℃に加熱して6時間反応させた後(反応率65%)、200℃まで10℃/h間で昇温しつつ反応させた。200℃にて反応率80%まで反応させた後、エステル化触媒としてチタンジイソプロピレートビストリエタノールアミネート(オルガチックスTC-400、マツモトファインケミカル(株)製)12.0gとエステル化助触媒として没食子酸1.2gを添加して、さらに200℃にて2時間反応を行った。さらに8kPaにて2時間反応を行い、結晶性ポリエステル(樹脂C1、C2)を得た。なお、反応率とは、生成反応水量(mol)/理論生成水量(mol)×100の値をいう。
表5に示す結着樹脂100質量部、着色剤「ファストゲンスーパーマゼンタR」(C.I.ピグメント レッド122、大日本インキ化学工業(株)製)6質量部、荷電制御剤「LR-147」(日本カーリット社製)1質量部、及び離型剤「カルナウバワックス C1」(加藤洋行社製、融点:80℃)4質量部を、ヘンシェルミキサーでよく攪拌した後、混練部分の全長1560mm、スクリュー径42mm、バレル内径43mmの同方向回転二軸押出機を用いて溶融混練した。ロールの回転速度は200r/min、ロール内の加熱設定温度は100℃であり、混練物の温度は160℃、混練物の供給速度は10kg/h、平均滞留時間は約18秒であった。冷却後、ジェットミルで体積中位粒径(D50)6.5μmのトナー粒子を得た。
複写機「AR-505」(商品名、シャープ(株)製)にトナーを実装し、未定着で画像出しを行った(印字面積:2cm×12cm、付着量:0.5mg/cm2)。印字媒体にJ紙(商品名、富士ゼロックス社製)を用いた。前記複写機の定着機をオフラインで、160℃、400mm/secで用紙に定着させた。該画像の下に厚紙を敷き、光沢度計(HORIBA製、商品名:「IG-330」)を用いて60°の光射条件にて光沢度を測定した。得られた値が高いほど光沢度が高い。光沢度を、下記評価基準に基づいて評価した。結果を表5に示す。
A:光沢度が20以上である。
B:光沢度が15以上20未満である。
C:光沢度が10以上15未満である。
D:光沢度が10未満である。
複写機「AR-505」(商品名、シャープ(株)製)にトナーを実装し、未定着で画像出しを行った(印字面積:2cm×12cm、付着量:0.5mg/cm2)。印字媒体にNcolor104(富士ゼロックス製、104g/m2・125μm)を用いた。前記複写機の定着機をオフラインで、400mm/secで用紙に定着させた。160℃から5℃ずつ上げて、オフセットが発生する温度を確認し、非オフセット域を判断した。結果を表5に示す。
Claims (8)
- アルコール成分及びカルボン酸成分を含む原料モノマーの反応物であるポリエステル樹脂部分と、(メタ)アクリル系化合物を50質量%以上含む原料モノマーの反応物であるビニル系樹脂部分とを有する複合樹脂Aを20質量%以上含有するトナー用結着樹脂組成物であって、前記ポリエステル樹脂部分のカルボン酸成分において、3価以上のカルボン酸系化合物の割合が、アルコール成分100モルに対して5モル以下であり、前記複合樹脂Aが、軟化点が110℃以上150℃以下であり、ガラス転移温度が50℃以上65℃以下であり、メチルエチルケトン不溶分を5質量%以上32質量%以下含み、該メチルエチルケトン不溶分のガラス転移温度が、前記複合樹脂Aのガラス転移温度よりも5℃以上40℃以下低い、トナー用結着樹脂組成物。
- ビニル系樹脂部分の原料モノマーが、さらに、スチレン化合物を含む、請求項1記載のトナー用結着樹脂組成物。
- 複合樹脂Aにおけるビニル系樹脂部分に対するポリエステル樹脂部分の質量比が85/15以上95/5以下である、請求項1又は2記載のトナー用結着樹脂組成物。
- さらに、軟化点が90℃以上110℃以下であり、メチルエチルケトン不溶分の含有量が3質量%以下である、非晶質ポリエステルBを含有する、請求項1~3いずれか記載のトナー用結着樹脂組成物。
- さらに、結晶性ポリエステルCを含有する、請求項1~4いずれか記載のトナー用結着樹脂組成物。
- 請求項1~5いずれか記載のトナー用結着樹脂組成物を含有する、電子写真用トナー。
- 請求項1~5いずれか記載のトナー用結着樹脂組成物の製造方法であって、複合樹脂Aを、
工程A:全カルボン酸成分の5モル%以上50モル%以下のカルボン酸成分の存在下で、ビニル系樹脂部分の原料モノマーの付加重合反応を行う工程、
工程B:工程Aで得られた反応液を、2.5時間以上10時間以下にわたって180℃以上250℃以下の温度条件下に置き、反応させる工程、ただし、工程Bの反応は、全アルコール成分の98モル%以上のアルコール成分の存在下で行う
工程C:工程Bで得られた反応液に、残りのポリエステル樹脂部分の原料モノマーを添加し、重縮合反応を行う工程
を含む方法により製造する、トナー用結着樹脂組成物の製造方法。 - 工程Aの付加重合反応を、全カルボン酸成分の5モル%以上50モル%以下のカルボン酸成分と全アルコール成分の98モル%以上のアルコール成分の存在下で行う、請求項7記載の製造方法。
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