JP2005313663A - 車両用電気式操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 種々の運転環境下において適切なブレーキ力が得られるように容易に操作できる車両用電気式ブレーキ操作装置を提供する。
【解決手段】 運転者のブレーキ操作に関する操作情報(踏力FP 、踏込みストロークS)および車両の運転環境に関する環境情報(天候状況、道路状況、車速状況、車両状況など)がそれぞれ検知されるとともに、その環境情報に基づいてブレーキ操作に関する仕事量Dの目標パターンが設定され、その目標パターンに従ってブレーキ操作が行われるように反力調整装置の反力Fが制御されるため、種々の運転環境の下でそれぞれ容易に目標パターンに従ってブレーキ操作が行われるようになるとともに、そのブレーキ操作に応じて目標パターンに対応する理想的なブレーキ力の制御が行われ、良好な運転フィーリングが得られる。
【選択図】 図10

Description

本発明は車両用電気式操作装置に係り、特に、ブレーキ操作等の要求操作が目標パターンに従って行われるようにする車両用電気式操作装置に関するものである。
操作ペダルの踏込みストロークを電気的に検出して、油圧装置や電動モータなどで所定の作動を行わせる車両用電気式操作装置が、車両の常用ブレーキペダル装置などで提案されている。このような電気式操作装置においては、リターンスプリングによる反力が作用するだけで踏込み反力が殆ど生じないため、従来の機械式操作装置に慣れている運転者にとっては踏込み操作が難しいという問題があった。このため、特許文献1では複数のばね部材とダンパを用いて非線形でヒステリシスを有する踏込み反力を付与するペダル反力装置が提案されており、特許文献2では、ばね部材によってペダル反力を付与するとともに、踏込み速度などの操作状態を電気的に検出して電動モータなどでばね受けの位置を変位させることにより、踏込み反力の変化パターンを変更する技術が提案されている。
特開2003−261015号公報 特開2002−308084号公報
しかしながら、このような従来の反力装置は、踏込み速度等の操作部材に対する操作状況に応じて反力が変更されるだけで、道路状況や天候状況、車速状況、車両状況などのブレーキ操作以外の運転環境については何等考慮されておらず、種々の運転環境の下で常に適切なブレーキ力が得られるようになっているとは言い難く、未熟な運転者でも常に適切なブレーキ力が得られるように容易に操作できるようにする上で未だ改善の余地があった。なお、このような問題は、電気式ブレーキ操作装置のみならず、アクセルペダル等の走行要求のための電気式操作装置についても同様に備えていることである。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、種々の運転環境下において適切な駆動力やブレーキ力が得られるように容易に操作できる車両用電気式操作装置を提供することにある。
かかる目的を達成するために、第1発明は、(a) 運転者の走行要求または制動要求に応じて操作される操作部材と、(b) その操作部材の反力を電気的に調整できる反力調整装置と、を有し、(c) その反力に抗して前記操作部材に加えられる要求操作に応じて電気的に駆動力またはブレーキ力を制御する車両用電気式操作装置において、(d) 運転者によって前記操作部材に加えられる要求操作に関する操作情報を検知する操作情報検知装置と、(e) 車両の運転環境に関する環境情報を検知する環境情報検知装置と、(f) その環境情報に基づいて前記要求操作に関する目標パターンを設定する目標パターン設定手段と、(g) その目標パターンに従って前記要求操作が行われるように、前記反力調整装置によって調整される前記反力を前記操作情報に基づいて制御する運転支援手段と、を有することを特徴とする。
第2発明は、第1発明の車両用電気式操作装置において、(a) 前記操作部材は、運転者の制動要求に応じて操作されるブレーキ操作部材で、(b) 前記要求操作は、制動要求に応じてそのブレーキ操作部材に加えられるブレーキ操作であることを特徴とする。
第3発明は、第2発明の車両用電気式操作装置において、前記反力調整装置は、(a) 前記ブレーキ操作に伴って機械的に圧縮または引張されることにより、流体の流通抵抗に基づいて前記反力を付与するダンパ装置と、(b) 前記ブレーキ操作に伴って機械的に弾性変形させられることにより、その弾性変形に基づいて前記反力を付与するばね部材と、(c) そのばね部材のばね受け位置を電気的に変位させることにより、そのばね部材の弾性変形に基づいて発生する前記反力を調整する電気駆動装置と、を有するものであることを特徴とする。
第4発明は、第2発明または第3発明の車両用電気式操作装置において、(a) 前記操作情報検知装置は、前記ブレーキ操作部材に加えられる操作力を検知する操作力センサと、そのブレーキ操作部材の操作ストロークを検知するストロークセンサと、を含むもので、(b) 前記目標パターンは、前記操作力および前記操作ストロークから求められる所定のパラメータを用いて設定され、(c) 前記運転支援手段は、前記所定のパラメータが前記目標パターンに従って変化するように前記反力を制御することを特徴とする。
第5発明は、第4発明の車両用電気式操作装置において、前記操作力センサが2つ設けられていることを特徴とする。
第6発明は、第1発明〜第5発明の何れかの車両用電気式操作装置において、前記環境情報は、少なくとも道路状況、天候状況、車速状況、および車両状況に関する情報を含んでおり、前記目標パターンはその道路状況、天候状況、車速状況、および車両状況に関する情報に基づいて設定されることを特徴とする。
このような車両用電気式操作装置によれば、運転者の要求操作に関する操作情報および車両の運転環境に関する環境情報がそれぞれ検知されるとともに、その環境情報に基づいて要求操作に関する目標パターンが設定され、その目標パターンに従って要求操作が行われるように、操作情報に基づいて反力が制御されるため、種々の運転環境の下でそれぞれ容易に目標パターンに従って要求操作が行われるようになるとともに、その要求操作に応じて目標パターンに対応する適切(例えば理想的)な駆動力またはブレーキ力の制御が行われ、種々の運転環境下で良好な運転フィーリングが容易に得られる。
第2発明は電気式常用ブレーキ操作装置に関するもので、目標パターンに従ってブレーキ操作が行われるように、操作情報に基づいて反力が制御されるため、種々の運転環境の下でそれぞれ容易に目標パターンに従ってブレーキ操作が行われるようになるとともに、そのブレーキ操作に応じて目標パターンに対応する適切なブレーキ力の制御が行われる。
第3発明では、反力調整装置が、流体の流通抵抗に基づいて反力を付与するダンパ装置と、弾性変形に基づいて反力を付与するばね部材とを備えており、それ等のダンパ装置およびばね部材によって反力が機械的に付与されるが、ダンパ装置による反力はブレーキ操作の操作速度によって相違し、速操作時には遅操作時よりも大きな反力が機械的に付与されるとともに、ブレーキ操作時と戻し操作時とで反力が異なるヒステリシスが機械的に与えられるため、操作速度が異なる場合や戻し操作時も含めて従来の機械式ブレーキ操作装置に近い反力特性が容易に得られる。
また、上記第3発明の反力調整装置は、ばね部材のばね受け位置を電気駆動装置により電気的に変位させることにより、そのばね部材の弾性変形に基づいて発生する反力を調整するようになっているため、種々の運転環境に応じて設定される目標パターンに従ってブレーキ操作が行われるように反力をきめ細かく制御することが可能で、従来の機械式ブレーキ操作装置以上に適切な反力が得られてブレーキ操作が容易になる。ばね受け位置の変更で、ブレーキ操作部材の最大操作ストロークを変更することもできる。
第4発明では、操作力センサおよびストロークセンサによって操作力および操作ストロークを検知し、それ等の操作力および操作ストロークから求められる所定のパラメータが目標パターンに従って変化するように反力を制御するため、適切なブレーキ力が得られるブレーキ操作を容易に行うことができる。
第5発明では、上記操作力センサが2つ設けられているため、何れか一方が故障しても他方の操作力センサを用いて通常通りのブレーキ制御を行うことができるとともに、両方が故障しても前記ストロークセンサによって検知される操作ストロークに基づいてブレーキ制御を行うことが可能で、高いフェールセーフ機能が得られる。
第6発明は、環境情報として、少なくとも道路状況、天候状況、車速状況、および車両状況に関する情報を検知し、それ等の道路状況、天候状況、車速状況、および車両状況に関する情報に基づいて目標パターンが設定されるため、種々の運転環境下で適切な駆動力またはブレーキ力の制御が行われる要求操作を容易に行うことができる。
本発明の車両用電気式操作装置は、操作部材として操作ペダルを有する常用のブレーキ操作装置に好適に適用されるが、操作ペダル以外の操作部材を有するブレーキ操作装置や、走行要求を行うアクセル操作装置にも適用され得る。操作部材としては、足踏み操作されて支持軸まわりに回動させられる操作ペダルが好適に用いられるが、手動式やスライド式、或いは一定位置の押圧操作式などの他の型式の操作部材を採用することもできる。
操作部材に加えられる要求操作に応じて制御される駆動力やブレーキ力は、例えば操作ストロークに基づいて制御したり操作力に基づいて制御したり、或いは操作ストロークおよび操作力の両方を考慮して制御したり、条件により使い分けたりすることが可能である。操作ストロークを微分した操作速度や、操作力の変化率、操作ストロークと操作力との積である仕事量D、操作力と操作速度との積である仕事率、などを考慮して駆動力やブレーキ力を制御することもできる。
要求操作に関する操作情報は、上記操作ストロークや操作力、操作速度、操作力の変化率、仕事量D、仕事率などで、基本的には操作ストロークおよび操作力を検知することにより、他は演算で求めることができる。操作ストロークおよび操作力は、操作部材そのものの操作ストロークおよび操作力であることが望ましいが、操作部材に連動して変位する他の部材の移動ストロークや、操作力に対応して変化する他の部位の押圧荷重などを検知するようにしても良い。
第4発明では、操作ストロークおよび操作力を検知するようになっているが、他の発明の実施に際しては、操作ストロークおよび操作力の何れか一方のみを検知して運転支援手段による運転支援制御を行うことも可能で、例えば操作力をパラメータとして目標パターンを設定して反力を制御するなど、種々の態様が可能である。なお、操作力と反力は、作用反作用の関係を有するもので、基本的には向きが反対で同じ大きさになる。
上記目標パターンは、例えば種々の運転環境において理想的な駆動力やブレーキ力が得られるように定められ、ブレーキ力については、例えば制動距離が長くなって操作ペダルを2度踏みしたり、操作力や操作速度にむらが生じたり、制動距離が短くて再加速したりするなどの未熟な運転者においても、スムーズに減速して停止できるブレーキ操作が行われるように定められる。また、例えば操作部材の操作開始から操作が解除されるまでの一連の変化パターンとして、時間をパラメータとして設定されるが、踏込み操作などの入力操作時と、定常操作時と、操作を解除する戻し操作時とに分離して設定することもできるなど、種々の態様が可能である。
第4発明の所定のパラメータとしては、例えば操作力と操作ストロークとの積である仕事量Dが用いられ、実際の仕事量Dが目標パターンに従って変化するように反力が制御されるが、操作ストロークの変化率(操作速度)と操作力との積である仕事率など、操作ストロークおよび操作力を用いて求められる他のパラメータを使用することも可能である。
第4発明では、操作力および操作ストロークの両方を用いて求められる上記仕事量D等のパラメータを用いて目標パターンが設定されるが、他の発明の実施に際しては、例えば操作ストロークをパラメータとして目標パターンを設定し、実際の操作ストロークがその目標パターンに従って変化するように反力を制御するとともに、駆動力やブレーキ力をその操作ストロークに応じて制御するようにしても良い。
第4発明では、所定のパラメータ(仕事量Dなど)が目標パターンに従って変化するように反力が制御されるため、ブレーキ力についても、目標パターンに従って変化する上記所定のパラメータ(仕事量Dなど)に応じて制御されるようにすることが望ましい。但し、目標パターンとは異なるパラメータを用いて駆動力やブレーキ力を制御することも可能である。
反力調整装置は、第3発明のようにダンパ装置、ばね部材、および電気駆動装置を有して構成することが望ましいが、少なくとも操作部材に対して反力を付与できるとともに、その反力を電気的に調整できるものであれば良く、例えばばね部材と電気駆動装置だけでも良いし、電磁力によって反力を付与する電磁装置を採用することもできるなど、種々の態様が可能である。ばね部材のばね受け位置を変位させる電気駆動装置は、例えば電動モータにより送りねじを回転させてばね受け位置を直線往復移動させるように構成したり、電動モータによりカムを回転させてばね受け位置を往復移動させたりするなど、種々の態様が可能である。
上記ダンパ装置は、オリフィス等を流通する流体の流通抵抗によって踏込み反力を付与するもので、流体として例えばエア等のガスが封入されているガス式のものが好適に用いられるが、作動油等の液体やその他の流体が封入されているものを採用することもできる。操作部材の入力操作時には流体の流通を阻止するが、戻り時には流体の流通を許容する逆止弁を設け、踏込み操作時には上記オリフィス等により大きな流通抵抗を発生するが、戻り時には流通抵抗が小さく、操作部材がばね部材等により速やかに原位置まで戻されるようにすることもできる。
ばね部材としては、圧縮コイルスプリングや引張コイルスプリングが好適に用いられるが、捩りコイルスプリング等の他のばね部材を採用することもできる。エアスプリング等のガス圧式等のばね部材を用いることも可能である。このばね部材はリターンスプリングを兼ねていても良いが、リターンスプリングとは別個に配設することも可能である。
運転支援手段は、例えば目標パターンと操作情報(仕事量Dなど)との偏差の大きさに基づいて、その偏差が0となるように反力をフィードバック制御するように構成されるが、偏差の±に応じて反力を一定量ずつ増減するなど、種々の態様が可能である。
第3発明〜第5発明は、電気式常用ブレーキ操作装置に関するものであるが、操作部材が走行要求に応じて操作される電気式アクセル操作装置についても、同様の構成を採用することが可能である。
車両の運転環境に関する環境情報は、運転者の操作部材に対する要求操作以外の全ての情報で、ステアリング操作やシフトレバー操作など本件発明の操作部材以外の運転操作に関する情報や運転者自身の体調(心拍数や体温、疲労の状態など)も含む。第6発明では、少なくとも道路状況、天候状況、車速状況、車両状況に関する情報を検知するようになっているが、他の発明の実施に際してはそれ等の一部を検知して目標パターンを設定することもできる。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例である車両用の電気式常用ブレーキ操作装置10(以下、単にブレーキ操作装置10という)を説明する図で、(a) は一部を断面で示す概略構成図、(b) はダンパ部の断面図である。このブレーキ操作装置10は、車体に一体的に固設されるブラケット12に設けられた略水平な支持軸14の軸心Oまわりに回動可能に配設された操作ペダル16と、反力調整装置18と、コントローラ20と、ブレーキ力発生装置22とを備えており、操作ペダル16は、制動要求に応じて運転者により踏込み操作されるブレーキ操作部材で、下端部には踏部(パッド)24が設けられている。図2は、ブレーキ操作装置10の要部を示す斜視図で、図3は反力調整装置18を分解して示す斜視図である。なお、図1(a) の反力調整装置18は断面であるがハッチング(断面部分の斜線)が省略されている。図4および図19、図20についても同様である。
反力調整装置18は、操作ペダル16に反力Fを付与するとともに、その反力Fを電気的に調整できるもので、操作ペダル16とブラケット12との間に直線的に配設されたダンパ装置26、一対の圧縮コイルスプリング28、29、および電気駆動装置46を備えている。ダンパ装置26は、ブラケット12に固定されたシリンダ30と、そのシリンダ30内に摺動可能に嵌合されるとともに一対の逆止弁付きオリフィス32、34が設けられたピストン36と、そのピストン36に一体的に設けられて操作ペダル16に連結されたピストンロッド38とを備えており、操作ペダル16の踏込み操作すなわちブレーキ操作に伴ってピストンロッド38が機械的にシリンダ30内に押し込まれて圧縮され、ピストン36がシリンダ30内を移動させられることにより、オリフィス32を流通する流体(実施例ではエア)の流通抵抗に基づいて反力を発生する。この反力は、ピストン36の移動速度、すなわち操作ペダル16の踏込み速度が大きい程大きくなる。また、操作ペダル16の戻し操作時、すなわち踏込み操作力である踏力FP が低下して、圧縮コイルスプリング28、29の付勢力に従ってピストンロッド38を介して操作ペダル16が原位置へ戻される際には、他方のオリフィス34を流通する流体の流通抵抗によって反力が低減され、踏込み操作時に比べて反力が小さくなるヒステリシスが付与されるが、オリフィス34はオリフィス32よりも流通断面積が大きくて流通抵抗は小さく、操作ペダル16が速やかに原位置へ復帰させられるようになっている。
圧縮コイルスプリング28、29はばね部材に相当するもので、圧縮コイルスプリング28はピストンロッド38とばね受け40との間に配設されているとともに、圧縮コイルスプリング29はピストン36とシリンダ30との間に配設されており、何れも操作ペダル16の踏込み操作に伴って機械的に圧縮弾性変形させられることにより、その弾性変形に基づいて操作ペダル16に反力を付与する。ばね受け40は、電動モータ42によって正逆両方へ回転駆動される送りねじ44にボールナットを介して螺合されており、そのばね受け40の位置が送りねじ44の回転で変位させられることにより、圧縮コイルスプリング28の弾性変形に基づいて発生する反力が調整される。すなわち、図4の(a) 、(b) は何れも操作ペダル16が踏込み操作された状態であるが、(a) はばね受け40が最も後退させられた状態で反力Fは最も小さくなる一方、(b) はばね受け40が最も前進させられた状態で、圧縮コイルスプリング28が最も大きく弾性圧縮変形されられて反力Fが最も大きくなる。電動モータ42および送りねじ44を含んで、電気的に反力Fを調整する電気駆動装置46が構成されており、電動モータ42はコントローラ20によって制御される。ばね受け40を所定位置に位置決めするために、常に電動モータ42に通電して送りねじ44の位相を位置決めするようにしても良いが、本実施例では、電動モータ42を非通電にしても、圧縮コイルスプリング28の付勢力で送りねじ44が回転してばね受け40が移動することがないように、その送りねじ44のリードなどが定められている。
図5は、上記反力調整装置18の踏込みストローク(操作ストローク)Sと反力Fとの関係を示すグラフで、踏込みストロークSが0すなわち操作ペダル16が原位置に保持されている状態の初期反力Fは、ブレーキシステムの構成に応じて適宜定められ、本実施例では例えば20N程度とされている。また、その状態でばね受け40は中間位置に保持されており、その中間位置から前後移動させられることにより、反力Fは、図5に斜線で示す範囲で上下に調整される。なお、この図5における反力Fは、操作ペダル16の踏部24における値である。
また、本実施例の反力調整装置18は、流体の流通抵抗に基づいて反力を付与するダンパ装置26を備えているため、ブレーキ操作の踏込み速度に応じて機械的に反力Fが変化し、速踏込み時には遅踏込み時よりも大きな反力Fが付与される。これに対し、前記特許文献2のように、ダンパ装置を設けることなく、踏込み速度に応じて電動モータでばね受け位置を変化させて反力特性を変更する場合、図6に実線で示す中間の特性が得られるように初期ばね受け位置を設定すると、踏込み速度が速い場合や遅い場合に一点鎖線や二点鎖線で示す特性に変化させようとしても、応答遅れにより反力Fは点線で示すように変化させられ、踏込み初期の反力が小さかったり大きかったりして、必ずしも良好な操作フィーリングが得られない。
ここで、ダンパ装置26により踏込み速度に応じて得られる反力について、図7の模式図を参照しつつ具体的に説明する。図7において、ピストンロッド38を介して移動させられるピストンの移動速度(ペダル踏込み速度に対応)をv1 、ピストンの断面積をA1 、ダンパ内の圧力をP1 、オリフィスを流通する流体の速度をv2 、オリフィスの断面積をA2 、ダンパの外側の圧力をP2 、流体の密度をρとすると、それ等の間には、ベルヌーイの定理により(1) 式および(2) 式が成立し、それ等の(1) 式および(2) 式から(3) 式が得られる。一方、反力調整装置18によって付与される反力Fは、ダンパー反力f1 と前記圧縮コイルスプリング28、29によるばね反力f2 とを加算したもので、ダンパー反力f1 は圧力P1 および断面積A1 を用いて次式(4) で表され、ばね反力f2 は、ばね定数kおよびピストンロッド38の移動ストロークST を用いて次式(5) で表されるため、反力Fは(6) 式となる。なお、図7のFx は操作ペダル16からピストンロッド38を介して反力調整装置18に入力される入力荷重で、反力Fに対応して発生させられる。
Figure 2005313663
そして、上記(3) 式においてρ、A1 、A2 は、踏込み速度によって変化しないので、P1 はv1 2に依存する。また、(5) 式において、初期移動ストロークST ≒0なので、f2 ≒0となり、結局、ペダル踏込み初期の反力Fは、(3) 式および(6) 式からv1 2に依存して変化させられ、踏込み速度に依存する。
図1に戻って、前記ブレーキ力発生装置22は、車輪にブレーキ力を発生させるための油圧ブレーキや電動ブレーキなどで、そのブレーキ力は油圧制御やモータトルク制御などでコントローラ20により電気的に制御される。また、前記操作ペダル16と反力調整装置18との間の荷重伝達経路には、操作力センサとして操作ペダル16の踏込み操作力すなわち踏力FP を検知する一対の荷重センサ50、52が設けられ、それぞれその踏力FP を表す信号がコントローラ20に供給されるとともに、ブラケット12に配設されたストロークセンサ54からは、操作ペダル16の踏込みストロークS、すなわち軸心Oまわりの回動量、を表す信号がコントローラ20に供給されるようになっている。これ等の踏力FP および踏込みストロークSは、何れも操作ペダル16に加えられるブレーキ操作に関する操作情報で、荷重センサ50、52およびストロークセンサ54は操作情報検知装置に相当する。
コントローラ20にはまた、環境情報検知装置56から運転環境に関する種々の環境情報を表す信号が供給されるようになっている。環境情報は、操作ペダル16に対するブレーキ操作以外の種々の情報で、本実施例では道路状況、天候状況、車速状況、および車両状況に関する情報を含んでいる。道路状況は、山岳路(登り)、山岳路(下り)、ワインディング、標高、重力、気圧、道幅、カーブの大きさなどで、例えば勾配センサやヨーレイトセンサ、G(重力加速度)センサ、気圧計、カーナビゲーションシステムなどで検知できる。車両の駆動源の出力と車速などから道路勾配を検知することも可能である。天候状況は、雨、雪、氷、凍結路、気温、湿度、明るさ、風向、風力などで、雨滴センサや温度計、湿度計、照度計などで検知できる。車速状況は、高速、低速、渋滞などで、車速や車速変化などから判断できる。車両状況は、衝突、緊急、ブレーキの故障などで、距離センサ(レーダなど)や車速、アクセルの戻し速度、ブレーキの踏込み速度、ブレーキの油圧センサなどで検知できる。この他、操作ペダル16の踏込み速度や踏力FP などに基づいて運転者の疲労状態を検知し、環境情報として取り込むこともできる。
コントローラ20は、CPU、RAM、ROM等を有するマイクロコンピュータを含んで構成されており、予め定められたプログラムに従って信号処理を行うことにより、図8に示すブレーキ力制御手段60、目標パターン設定手段62、運転支援手段64の各機能を実行する。ブレーキ力制御手段60は、前記荷重センサ50、52から供給される踏力FP と、ストロークセンサ54から供給される踏込みストロークSとを掛け算して仕事量D(=FP ×S)を求め、その仕事量Dに応じて所定のブレーキ力が発生するように前記ブレーキ力発生装置22を制御する。また、目標パターン設定手段62および運転支援手段64は、未熟な運転者であっても種々の運転環境においてスムーズに減速して停止できる理想的なブレーキ操作が行われるように、ブレーキ操作時に所定の反力Fを操作ペダル16に加えるためのもので、図9のフローチャートに従って信号処理を行うことにより、前記反力調整装置18、具体的には電気駆動装置46の電動モータ42を制御する。図8の一連の信号処理のうち、ステップS1およびS2を実行する部分は目標パターン設定手段に相当し、ステップS4〜S6を実行する部分は運転支援手段に相当する。
図9のステップS1では、前記環境情報検知装置56から環境情報を取り込み、ステップS2では、その環境情報に基づいて例えば図10に実線で示す目標パターンを設定するとともに逐次更新する。図10の目標パターンは、踏力FP と踏込みストロークSとを掛け算した仕事量Dをパラメータとして、スムーズに減速して停止できる理想的なブレーキ操作が行われるように定められ、本実施例では予め定められた基準の目標パターンを、例えば図11に示すように環境情報に応じて適宜補正するようになっている。図11の入力の欄の踏力FP 、踏込みストロークS、踏込み加速度は、各環境での運転者のペダル操作を予測したもので、斜め上向き矢印は通常走行時よりも大きくなることを意味し、斜め下向き矢印は通常走行時よりも小さくなることを意味している。ブレーキ力の欄の矢印も同じ意味で、各環境下でブレーキ力を通常よりも大きくすべきか否かを表している。そして、反力Fおよびヒステリシスは、目標パターンの仕事量Dに対応するもので、上記ブレーキ力に合わせて大きくするか小さくするかが定められており、これ等の反力Fおよびヒステリシスの変化に合わせて仕事量Dが補正される。反力Fとヒステリシスの相違は、反力Fは踏込み操作時のものであるのに対し、ヒステリシスは、操作ペダル16の踏込み操作時と戻し操作時との反力Fの差で、大きい程戻し操作時の反力Fが小さくなって戻り速度が遅くなることを意味している。
図12は、天候状況に関する環境情報の処理部分で、雨か雪か氷かそれ以外の通常天気かを判断し、各天候毎に定められた補正条件に従って目標パターンを補正する。図11では天候状況に関する補正が省略されているが、雨の時には車両がスピンしないように目標パターンを補正する。また、雪や氷の時には車両がスピンしたり車輪がスリップしたりしないようにするとともに、疲労しないように反力Fを小さくする。
図13は、道路状況に関する環境情報の処理部分で、山岳(登り)か山岳(下り)かワインディングか一般かを判断し、各道路状況毎に定められた補正条件に従って目標パターンを補正する。例えば山岳(登り)では、短い距離で確実に減速するため、図11に示すように反力を高めて踏込み感を上げる一方、何時でも加速可能なようにヒステリシスを低めにする。また、山岳(下り)では、山岳(登り)と同様であるが、登りよりもシビアにする。ワインディング(平地)も、山岳(登り)、山岳(下り)と同様であるが、それ等の中間的な特性とされる。
図14は、車速状況に関する環境情報の処理部分で、高速か低速か渋滞か通常かを判断し、各車速状況毎に定められた補正条件に従って目標パターンを補正する。例えば高速時には、短い距離で確実に減速することが要求されるため、図11に示すように反力Fを高くして踏込み感を上げる。低速時には、ゆっくりスムーズに停止することが要求されるため、反力Fを低めにして負担や疲労感を軽減する。また、渋滞時には、速く滑らかに停止することが要求されるため、操作ペダル16から足を離しても直ちにブレーキ力が完全に解除されないように、ヒステリシスを高めにするとともに、疲労しないように反力Fを低めにする。
図15は車両状況および運転者の疲労に関する環境情報の処理部分で、衝突か緊急か故障か疲労か通常かを判断し、各車両状況毎、或いは疲労状態か否かによって定められた補正条件に従って目標パターンを補正する。例えば衝突時には、あらゆるブレーキ操作に対して確実に停止することが要求されるため、操作ペダル16から足を離しても直ちにブレーキが解除されないように、図11に示すようにヒステリシスを大きくする。緊急時には、短い停止距離で速く減速、停止することが要求されるため、非力な運転者でも確実に減速、停止できるように、反力Fを小さくするとともにヒステリシスを大きくする。故障時には、センサやモータ等の電子部品の故障時に速く確実に減速、停止することが要求されるため、反力Fを小さくするとともにヒステリシスを大きくする。疲労時には、反応が遅くなるので、速く負担を掛けずに停止することができるように、反力Fを小さくするとともにヒステリシスを大きくする。
なお、図12〜図15では、天候状況、道路状況、車速状況、車両状況等に分けて説明したが、例えば雨で山岳(登り)で疲労状態の場合など、複数の補正条件に該当する場合には、目標パターンは重複して補正される。但し、目標パターンが極端に変化しないように、上下限を設定しておいても良い。また、それぞれの環境情報の程度(大きさなど)により、目標パターンを複数段階で補正するようにしても良い。
図9に戻って、ステップS3では運転者(ドライバー)により制動要求、すなわち操作ペダル16が踏込み操作されたか否かを、荷重センサ50、52によって検知される踏力FP やストロークセンサ54によって検知される踏込みストロークSに基づいて判断する。そして、制動要求が無ければステップS1以下を繰り返し、運転環境の変化に応じて目標パターンを逐次更新する一方、制動要求があった場合には、ステップS4以下を実行し、運転環境に応じて適切なブレーキ力が得られるように反力Fを制御してブレーキ操作を支援する。
ステップS4では、荷重センサ50または52によって検知される踏力FP およびストロークセンサ54によって検知される踏込みストロークSを掛け算することにより、実際の仕事量Dを算出する。ステップS5では、前記ステップS3で設定された仕事量Dに関する目標パターンと実際の仕事量Dとを比較して偏差ΔDを求め、ステップS6では、偏差ΔDが0となるように偏差ΔDの大きさに応じて前記電動モータ42をフィードバック制御し、前記ばね受け40を移動させて反力Fを調整する。図10は、このようなフィードバック制御の一例を説明するタイムチャートで、実線は目標パターン、破線は実際の仕事量D、一点鎖線は反力Fの補正量であり、実際の仕事量Dが目標パターンより大きい場合は、偏差ΔDの大きさに応じて反力Fが小さくなるように電動モータ42を駆動し、実際の仕事量Dが目標パターンより小さい場合は、偏差ΔDの大きさに応じて反力Fが大きくなるように電動モータ42を駆動することにより、運転者のペダル操作の仕事量Dが目標パターンに従って変化するようにブレーキ操作を行わせるのである。すなわち、反力Fが小さくなると操作ペダル16が踏込み易くなり、反力Fが大きくなると操作ペダル16が踏込み難くなるため、これによりペダル操作の仕事量Dが目標パターンに従って変化するようにブレーキ操作を行わせることができるのである。
次のステップS7では、車両が停止したか或いは操作ペダル16の踏込み操作が解除されたか否かを判断し、車両停止または踏込み解除の場合は一連の運転支援制御を終了するが、車両が走行中で且つ操作ペダル16が踏込み操作されたままの場合は、ステップS1以下を繰り返し実行し、運転環境に応じて目標パターンを逐次更新しながら実際の仕事量Dが目標パターンに従って変化するように反力Fをフィードバック制御する。
これにより、制動距離が長くなって操作ペダル16を2度踏みしたり、踏力FP や踏込み速度にむらが生じたり、制動距離が短くて再加速したりするなどの未熟な運転者においても、スムーズに減速して停止できる理想的なブレーキ操作を容易に行うことができるようになる。図16は、踏込み速度が速い場合に図9のフローチャートに従って運転支援制御が行われた場合の各部の変化を示すタイムチャートの一例で、図17は、踏込み速度が遅い場合に図9のフローチャートに従って運転支援制御が行われた場合の各部の変化を示すタイムチャートの一例である。
このように、本実施例のブレーキ操作装置10においては、運転者のブレーキ操作に関する操作情報(踏力FP および踏込みストロークS)および車両の運転環境に関する環境情報(天候状況、道路状況、車速状況、車両状況など)がそれぞれ検知されるとともに、その環境情報に基づいてブレーキ操作に関する目標パターンが設定され、その目標パターンに従ってブレーキ操作が行われるように反力調整装置18の反力Fが制御されるため、種々の運転環境の下でそれぞれ容易に目標パターンに従ってブレーキ操作が行われるようになるとともに、そのブレーキ操作に応じて目標パターンに対応する理想的なブレーキ力の制御が行われ、常に良好な運転フィーリングが得られる。
また、反力調整装置18は、流体の流通抵抗に基づいて反力を付与するダンパ装置26と、弾性変形に基づいて反力を付与する圧縮コイルスプリング28、29とを備えており、それ等のダンパ装置26および圧縮コイルスプリング28、29によって反力Fが機械的に付与されるが、ダンパ装置26による反力はブレーキ操作の踏込み速度によって相違し、速踏込み時には遅踏込み時よりも大きな反力Fが機械的に付与されるとともに、踏込み操作時と戻し操作時とで反力Fが異なるヒステリシスが機械的に与えられるため、踏込み速度が異なる場合や戻し操作時も含めて従来の機械式ブレーキ操作装置に近い反力特性が容易に得られる。
また、上記反力調整装置18は、圧縮コイルスプリング28のばね受け40の位置を電気駆動装置46により電気的に変位させることにより、その圧縮コイルスプリング28の弾性変形に基づいて発生する反力を調整するようになっているため、種々の運転環境に応じて設定される目標パターンに従ってブレーキ操作が行われるように反力Fをきめ細かく制御することが可能で、従来の機械式ブレーキ操作装置以上に適切な反力Fが得られてブレーキ操作が容易になる。
また、荷重センサ50、52およびストロークセンサ54によって踏力FP および踏込みストロークSを検知し、それ等の踏力FP および踏込みストロークSから求められる所定のパラメータとして仕事量Dを用いて目標パターンが定められるとともに、ブレーキ力制御手段60は仕事量Dに応じてブレーキ力を制御するため、反力Fの制御で目標パターンに従って仕事量Dが変化するようにブレーキ操作が行われることにより、その目標パターンに対応する理想的なブレーキ力制御が行われるようになり、運転者は、そのような理想的なブレーキ操作を容易に行うことができる。
また、本実施例では操作力センサとして一対の荷重センサ50、52が設けられているため、何れか一方が故障しても他方の荷重センサを用いて通常通りのブレーキ制御を行うことができるとともに、両方が故障しても前記ストロークセンサ54によって検知される踏込みストロークSに基づいてブレーキ制御を行うことが可能で、高いフェールセーフ機能が得られる。
図18は、電動モータ42、ダンパ装置26、荷重センサ50、52、ストロークセンサ54の故障「×」に対して、反力F、ヒステリシス、およびブレーキ制御が可能「○」か否「×」かをまとめて示した図で、一番下の欄に示すように3つのセンサ50、52、54が何れも故障した場合以外はブレーキ制御が可能である。図中の「※1」は、電動モータ42の故障で反力Fを調整することはできないが、一対の圧縮コイルスプリング28、29により最低限の反力Fは確保できる。「※2」は、荷重センサ50、52が共に故障した場合でも、ストロークセンサ54の検出値が規定量を越えた時点で、操作ペダル16を踏み込んでいると判断してブレーキ制御を行うことができる。
この他、電動モータ42や各センサ50、52、54の故障チェックの為に、電動モータ42のモータトルク(電流値)、踏力FP の検出値、踏込みストロークSの検出値について常に監視する。また、ダンパ装置26の内圧を検知する圧力センサを設け、その内圧から踏込み速度を検知して、他のセンサの異常判定を行ったり、踏込みストロークSから求まる踏込み速度を補正したりすることもできる。
一方、電気系統の故障で電動モータ42が暴走し、ばね受け40が図1の右方向へ移動して圧縮コイルスプリング28が圧縮された場合、ダンパ装置26内の機構により機械的にストッパが働き、荷重センサ50、52の検知値(踏力FP )が上がることはなく、検知やブレーキ制御を問題なく行うことができる。但し、反力Fは大きくなる。電動モータ42のモータトルク(モータ電流)は検出されるが、踏力FP の検知値が0で踏込みストロークSの検知値も0である場合にモータ暴走と判断できる。
また、電動モータ42の暴走でばね受け40が図1の左方向へ移動し、それに伴って圧縮コイルスプリング28、更にはピストンロッド38が左方向へ引っ張られた場合、モータトルク(モータ電流)および踏込みストロークSの検知値は所定の値を示すが、踏力FP の検知値は0であるので、モータ暴走と判断できる。この場合は、踏力FP の検知値に基づいてブレーキ制御を行うことができる。
なお、前記実施例では反力調整装置18が操作ペダル16よりも車両前方側に配設されていたが、操作ペダル16よりも車両後側や上方に反力調整装置を設けることもできる。図19、図20に示す反力調整装置70、72のように上下方向に設置することも可能である。図19、図20では、前記実施例と同一の機能を果たす部分に同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
本発明が適用された車両用電気式常用ブレーキ操作装置の一例を説明する図で、(a) は概略構成図、(b) はダンパ部の拡大断面図である。 図1の実施例の要部を示す斜視図である。 図1の実施例の反力調整装置を分解して示す斜視図である。 図1の実施例において操作ペダルが踏込み操作された状態を示す図で、(a) は反力が小さくなるように調整された場合で、(b) は反力が大きくなるように調整された場合である。 図1の実施例の反力調整装置による踏込みストロークSと反力Fとの関係の一例を示す図である。 ダンパ装置を設けることなく、踏込み速度に応じて電動モータでばね受け位置を変化させて反力特性を変更する従来の反力調整装置の応答遅れを説明する図である。 踏込み速度に応じて変化するダンパ装置の反力を説明する際の各種のパラメータを説明する参考図である。 図1の実施例の制御系統を説明するブロック線図である。 図8の目標パターン設定手段および運転支援手段によって実行されるブレーキ操作支援制御を具体的に説明するフローチャートである。 図9のフローチャートに従って制御される反力Fの補正量を目標パターンと共に示すタイムチャートの一例である。 図9のステップS2で各種の環境情報に応じて目標パターンを設定する際の処理内容を説明する図である。 図9のステップS2で環境情報の一つである天候状況について判断する部分を具体的に示すフローチャートである。 図9のステップS2で環境情報の一つである道路状況について判断する部分を具体的に示すフローチャートである。 図9のステップS2で環境情報の一つである車速状況について判断する部分を具体的に示すフローチャートである。 図9のステップS2で環境情報の一つである車両状況や疲労について判断する部分を具体的に示すフローチャートである。 操作ペダルの踏込み速度が速い時に図9のフローチャートに従ってブレーキ操作支援制御が行われた場合の各部の変化を示すタイムチャートの一例である。 操作ペダルの踏込み速度が遅い時に図9のフローチャートに従ってブレーキ操作支援制御が行われた場合の各部の変化を示すタイムチャートの一例である。 図1の実施例のフェールセーフ機能を説明する図である。 本発明の他の実施例を説明する概略構成図で、図1の(a) に対応する図である。 本発明の更に別の実施例を説明する概略構成図で、図1の(a) に対応する図である。
符号の説明
10:車両用電気式常用ブレーキ操作装置(車両用電気式操作装置) 16:操作ペダル(操作部材) 18、70、72:反力調整装置 26:ダンパ装置 28、29:圧縮コイルスプリング(ばね部材) 46:電気駆動装置 50、52:荷重センサ(操作情報検知装置) 54:ストロークセンサ(操作情報検知装置) 56:環境情報検知装置 62:目標パターン設定手段 64:運転支援手段 F:反力 FP :踏力(操作力) S:踏込みストローク(操作ストローク)
ステップS1、S2:目標パターン設定手段
ステップS4〜S6:運転支援手段

Claims (6)

  1. 運転者の走行要求または制動要求に応じて操作される操作部材と、
    該操作部材の反力を電気的に調整できる反力調整装置と、
    を有し、該反力に抗して前記操作部材に加えられる要求操作に応じて電気的に駆動力またはブレーキ力を制御する車両用電気式操作装置において、
    運転者によって前記操作部材に加えられる要求操作に関する操作情報を検知する操作情報検知装置と、
    車両の運転環境に関する環境情報を検知する環境情報検知装置と、
    該環境情報に基づいて前記要求操作に関する目標パターンを設定する目標パターン設定手段と、
    該目標パターンに従って前記要求操作が行われるように、前記反力調整装置によって調整される前記反力を前記操作情報に基づいて制御する運転支援手段と、
    を有することを特徴とする車両用電気式操作装置。
  2. 前記操作部材は、運転者の制動要求に応じて操作されるブレーキ操作部材で、
    前記要求操作は、制動要求に応じて該ブレーキ操作部材に加えられるブレーキ操作である
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用電気式操作装置。
  3. 前記反力調整装置は、
    前記ブレーキ操作に伴って機械的に圧縮または引張されることにより、流体の流通抵抗に基づいて前記反力を付与するダンパ装置と、
    前記ブレーキ操作に伴って機械的に弾性変形させられることにより、該弾性変形に基づいて前記反力を付与するばね部材と、
    該ばね部材のばね受け位置を電気的に変位させることにより、該ばね部材の弾性変形に基づいて発生する前記反力を調整する電気駆動装置と、
    を有するものであることを特徴とする請求項2に記載の車両用電気式操作装置。
  4. 前記操作情報検知装置は、前記ブレーキ操作部材に加えられる操作力を検知する操作力センサと、該ブレーキ操作部材の操作ストロークを検知するストロークセンサと、を含むもので、
    前記目標パターンは、前記操作力および前記操作ストロークから求められる所定のパラメータを用いて設定され、
    前記運転支援手段は、前記所定のパラメータが前記目標パターンに従って変化するように前記反力を制御する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の車両用電気式操作装置。
  5. 前記操作力センサが2つ設けられている
    ことを特徴とする請求項4に記載の車両用電気式操作装置。
  6. 前記環境情報は、少なくとも道路状況、天候状況、車速状況、および車両状況に関する情報を含んでおり、前記目標パターンは該道路状況、天候状況、車速状況、および車両状況に関する情報に基づいて設定される
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の車両用電気式操作装置。
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