JP2008542104A - 走行状態に適合された、操舵介入に基づく駆動力の制御 - Google Patents

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Abstract

本発明は、走行状態を表す少なくとも1つの走行状態値を検出するための手段と、追加の操舵角を算出するための駆動力コントローラであって、車両運転者によって指示された操舵運動に加えて、前記追加の操舵角に応じた操舵運動を行うことができる駆動力コントローラとを有する、車両の駆動力を制御するための装置に関する。
この装置は、駆動力コントローラ(100、110)が、それぞれ1つの走行状態の領域が割り当てられている少なくとも2つの制御ユニット(340、350)を含むこと、前記駆動力コントローラが、存在する走行状態を走行状態値(ψ・、β・、a)に基づいて算出できる、存在する走行状態を決定するための決定手段を有すること、及び前記駆動力コントローラが、決定手段に接続された作動手段(360)を有し、この作動手段により、算出された走行状態の領域が割り当てられている制御ユニット(340、350)を自由に切り換えることができることによって特徴付けられている。

Description

本発明は、走行状態を表す少なくとも1つの走行状態値を検出するための手段と、追加の操舵角を算出するための駆動力コントローラであって、車両運転者によって指示された操舵運動に加えて、前記追加の操舵角に応じた操舵運動を行うことができる駆動力コントローラとを有する、車両の駆動力を制御するための装置に関する。さらに、本発明は、装置に適切な、駆動力を制御するための方法に関する。
車両の水平動力を変化させるために、今日、通常ヨーレート制御に基づいて車両のブレーキシステム及びエンジン制御への介入を行う制御システムが使用される。しかし、この介入は、車両運転者が明らかに感じる車両の減速又は縦方向力の変化を生じさせるので、快適性を考慮すると、走行力学的に危険な状態でのみ使用したほうがよい。
しかし、原則として、車両の運転性を向上させるためにまた機動性を向上させるために、安全な走行状態の領域における駆動力の制御が行われることも考慮される。これに関連して、いわゆるアクティブ操舵によって、車両運転者が快適性を損なったと感じない運転者に依存する操舵運動が行われる操舵介入が適切であることが実証されている。
この場合、操舵介入に基づいて駆動力を制御することにより、危険な走行状態の領域における車両の不安定性を制御することもでき、以下に運転領域として示す安全な走行状態の領域の車両の走行特性を向上させることもできる。しかし、制御システムの要求は、種々の走行状態の領域で明確に区別される。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第19515059号明細書
したがって、本発明の課題は、操舵介入を、存在する走行状態の領域にできるだけ最適に適合させることができる請求項1の上位概念に記載の車両の駆動力を制御するための装置及び請求項15の上位概念に記載の方法を提供することである。
本発明によれば、この課題は、車両の駆動力を制御するための装置が、それぞれ1つの走行状態の領域が割り当てられている少なくとも2つの制御ユニットを含むこと、前記装置が、存在する走行状態を走行状態値に基づいて算出できる、存在する走行状態を決定するための決定手段を有すること、及び前記装置が、決定手段に接続された作動手段を有し、この作動手段により、算出された走行状態の領域が割り当てられている制御ユニットを自由に切り換えることができることによって解決される。
さらに、この課題は、上記方法において、追加の操舵角が少なくとも2つの制御ユニットで決定されること、走行状態値に基づいて走行状態の領域が算出されること、及び算出された走行状態の領域が割り当てられている制御ユニットのそれぞれが自由に切り換えられることによって解決される。自由に切り換えられた後に、対応する制御ユニットによって決定された調整値をアクチュエータシステムに伝送できる。
本発明により、決定された走行状態の領域にそれぞれ適合されている、追加の操舵角を算出するための種々の制御ユニットを予め設けることが可能になる。種々の制御ユニットに割り当てられた走行状態の領域における種々の制御ユニットの自由な切り換えは、作動手段によって行われ、このために、この作動手段は走行状態の領域の算出の結果に依存する。
したがって、種々の走行状態の領域で行われる異なる要求に最適に適合させることができる制御システム及び制御方法が有利に提供される。さらに、制御システムは特に簡単な構造を有する。したがって、製造することと、具体的な使用分野に、特に、使用すべき具体的な車両の種類に適合させることが特に簡単になる。
本発明の範囲において、走行状態の領域は、特に、走行状態の予め設定可能な量を意味する。走行状態の領域は、例えば1つ又は複数の走行状態値の所定の閾値によって特徴付けられる。
それぞれ異なる制御目標が予め設定される走行状態の領域として、少なくとも1つの運転領域と少なくとも1つの危険な走行状態の領域とが区別されることが特に有利であることが実証されている。したがって、本発明の好ましい実施形態では、駆動力コントローラの第1の制御ユニットには運転領域が割り当てられており、また第2の制御ユニットには、危険な走行状態の領域が割り当てられている。
運転領域には、シャシ要素の弾性、及び車両運転者によって設定された操舵基準値と車両の反応との車両の慣性によって生じる位相遅れを最小限にする制御目標がある。
この目的を達成するために、第1の制御ユニットが、第1の車両モデルで算出された基準ヨーレート値に基づいて追加の操舵角の調整部を決定できるパイロット制御構成要素を含むことが特に有利であることが実証されている。
ここで、第1の車両モデルが、車両の慣性が考慮されない車両モデルをこの場合意味する静的車両モデルであることが有利であることが実証されている。
このようなモデルでは、運転者によって設定された操舵基準値と基準ヨーレート信号との間には位相遅れが存在せず、この結果、前記モデルは、上記の制御目標に関連して運転領域で特に適切に用いることができる。
さらに、運転領域における制御介入時に車両の反応も考慮できるようにするために、第1の制御ユニットが、実際のヨーレート値と、第1の車両モデルで算出された基準ヨーレート値との差に基づいて追加の操舵角の制御部を決定できる制御構成要素を含むことがさらに特に有効である。
この場合、第1の制御ユニットで決定可能な追加の操舵角が調整部と制御部との合計であり、ここで、調整部が合計のより大きな部分を制御部として有することが好ましい。
したがって、追加の操舵角は、本質的に調整部によって有利に決定される。
本発明の好ましい形態では、第2の制御ユニットは、実際のヨーレート値と基準ヨーレート値との差に基づいて追加の操舵角の制御部を決定できる制御構成要素を含み、この場合、基準ヨーレート値は第1の車両モデルで又は第2の車両モデルで算出される。
さらに、実際のヨーレート値と、第2の車両モデルで算出された基準ヨーレート値との差に基づいて、車両の少なくとも1つの車輪ブレーキのブレーキ力及び/又は車両の駆動エンジンのエンジントルクを決定する第3の制御ユニットが有利に含まれている。
この第3の制御ユニットは、本質的に、危険な走行状態の領域における走行安定性をさらに向上させるために本発明に組み込むことができる従来の標準ESPシステムに対応する。
第2の車両モデルは、この場合、特に、車両の慣性を考慮するモデルを意味する動的車両モデルであることが好ましい。静的車両モデルに対して、動的車両モデルは、実際の車両特性を正確に算出することを可能にし、したがって、危険な走行状態の領域で用いるのに特によく適している。
本発明の好ましい実施形態では、決定手段が、走行状態値の基準値からの走行状態値の少なくとも1つの実際値と少なくとも1つの所定の第1の閾値との差の比較に基づいて、及び/又は走行状態値の少なくとも1つの実際値と少なくとも1つの所定の第2の閾値との比較に基づいて、存在する走行状態を決定することが意図されている。
この場合、走行状態値の実際値と基準値との差の値が所定の第1の閾値よりも小さかった場合に、及び/又は走行状態値の値が所定の第2の閾値よりも小さかった場合に、決定手段が運転領域の走行状態を算出することが特に有効である。
さらに、走行状態値の実際値と基準値との差の値が所定の第1の閾値よりも大きかった場合に、及び/又は走行状態値の値が所定の第2の閾値よりも大きかった場合に、決定手段が、危険な走行状態の領域の走行状態を算出することが特に有効である。
その上、走行状態を算出する際に用いられる走行状態値の基準値が第2の車両モデルで算出されることが有利であることが実証されている。したがって、存在する走行状態の検出、又は走行状態の領域に対する存在する走行状態の割り当てに基づく基準モデルが対象となる。
しかし、特に、走行状態を算出する際に基礎となる、走行状態値の基準値を算出するための第2の車両モデルを用いる場合に、運転領域の制御介入によって、危険な走行状態の領域で作動される制御の意図しない制御介入が生じることがある。
したがって、本発明の有利な実施形態では、運転領域の走行状態が存在する場合に、存在する走行状態を決定する際に用いられる走行状態値の基準値が、車両運転者によって設定された操舵角基準値と追加の操舵角との合計に基づいて算出されることが意図されている。
これにより、走行状態を分析する際に制御介入が考慮され、また運転領域の意図しない安定した制御介入が防止される。
本発明のさらなる利点、特徴及び有効な発展形態が、従属請求項と、図面に基づく好ましい実施形態の以下の説明とから明らかになる。
図1には、特に、標準ESPシステム100の他に、追加の操舵角ΔδZusを算出するための制御システム110(図の破線で囲まれている)を含む駆動力コントローラのブロック図が示されている。さらに、この駆動力コントローラの入力値が、車両運転者(図1にブロック「DRV」で示されている)によって予め設定されること、及び前記入力値が、車両のセンサ(図1にブロック「VEH」で示されている)によって検出されることが示されている。
この場合、駆動力コントローラは、車両の制御ユニットに記憶されまたそこで実行されるハードウェアとして又はソフトウェアプログラムとして実現することができる。
原則として、標準ESPシステム100は当業者に知られている。特に、標準ESPシステム100は、基準ヨーレートΨ・ref,dynが算出されるブロック120を含む。算出方法は、例えば(特許文献1)に記載されているような動的車両モデルに基づいており、この場合、さらに以下において、このモデルのために入力パラメータが用いられることになる。
基準ヨーレートΨ・ref,dynと、例えばヨーレートセンサによって測定された車両の実際のヨーレートψ・との制御偏差Δψ・dynから、ブロック130内のヨーレートコントローラが、安定したブレーキ介入及び/又はエンジン介入に関する1組の車輪個々のブレーキ圧PWhlref及び1組のエンジンパラメータ Motを決定し、これらのブレーキ圧及びエンジンパラメータが、ブロック135内において、対応する位置要求に変換される。
さらに、調整値を決定する場合に、車両に作用する横加速度a、及び車速vを算出する1組の車輪回転数ω Whl等の別の走行状態値と、車両運転者によって設定されたブレーキ圧PDrv等の車両の運転パラメータとが考慮されることが好ましい。このことは、例えば制御パラメータを適合させることによって行うことができる。
その上、標準ESPシステムは、図1に図示されていない作動ロジックを含み、この作動ロジックは、標準ESPシステム100の上記入力値の評価に基づいて、システムによる制御を必要とする危険な走行状態にあるかどうかをチェックする。この場合、作動ロジックは、算出された位置要求を、制御係合を行うために予め設けられた車両のアクチュエータシステムに伝送する。さもなければ、伝送は遮断されている。
例えば、ヨーレート偏差Δψ・dynの値、及び/又は車両のフロート角速度β・の値、及び/又は横加速度aの値が、それぞれ1つの所定の閾値を超えた場合に、危険な走行状態が検出される。したがって、この場合、(特許文献1)に記載されているように、入力値から、フロート角速度β・を算出又は評価できる。
標準ESPシステムは、追加の操舵角ΔδZusを決定するための制御システム110によって補完される。このシステムは、ブロック内で基準ヨーレートψ・ref,statが算出される固有の車両モデルを介して利用される。この車両モデルは、より詳細には以下の特に静的車両モデルを指している。
ヨーレートコントローラ150は、基準ヨーレートψ・ref,statから、また基準ヨーレートψ・ref,statと車両の実際のヨーレートψ・との制御偏差Δψ・statから、図1で値uδ=(uHYC、uESPII)に統合されている調整値 HYCとuESPIIを直接決定する。この場合、車両運転者によって指示された操舵角に加えて、車両の操舵可能な車輪で設定される操舵角位置要求が対象となる。以下により詳細に説明するように、ヨーレートコントローラ150は、この場合、調整値uHYCと他の調整値uESPIIとを算出する2つの別個のコントローラを含む。
ブロック160内の作動ロジックは、一方のコントローラ又は他方のコントローラを自由に切り換え、この場合、自由に切り換えられたコントローラによって決定された調整値は操舵アクチュエータ170又はその制御ユニットに伝送されるが、他のコントローラで決定された調整値は遮断される。この場合、両方の調整値uHYCとuESPIIのいずれが転送されるかが、標準ESPシステム100によっていわゆるフラッグSの形態で供給される標準ESPシステム100の走行状態検出の結果から、作動ロジックによって決定される。
標準ESPシステム100の作動ロジックが、標準ESPシステムの介入を必要とする危険な走行状態にあることを算出した場合、フラッグSは値1をとる。さもなければ、フラッグは値0を有する。
操舵アクチュエータ170は、例えば、ギヤが車両の操舵棒に係合し、かつ運転者によって指示された操舵角と追加の操舵角とのオーバーライド、又は追加の操舵角に従った追加の操舵運動の実施を可能にするオーバーライド操舵システムを指している。
本発明の他の実施形態では、操舵アクチュエータは、車両運転者によって設定された操舵基準値が電子信号として調整装置に伝送され、次に、この調整装置が、車両の操舵可能な車輪で所望の操舵角を設定するステアバイワイヤ操舵システムであることもできる。この場合、制御システム110によって決定された調整値を表す電子信号と、車両運転者によって設定された操舵基準値とを簡単に組み合わせることができる。
追加の操舵角ΔδZusの設定の他に、操舵アクチュエータによって、変速速度に応じた操舵伝達比の関数も実現でき、前記操舵アクチュエータにおいて、例えば、車両運転者による運転を容易にするために、低い速度領域では、非常に直接的な操舵伝達比が設定され、また車両のスムーズな直進走行を保証するために、高い速度領域では、非常に直接的な操舵伝達比が選択される。
このために、ブロック180内において、車速vと、車両運転者によって設定された操舵角基準値δDrvとから、操舵角δVARI=u:VARI(v)δDrv又は追加の操舵角ΔδVARI=(1−u:VARI(v))δDrvが算出される。次に、車両運転者によって指示された操舵角δDrvに加えて、追加の操舵角が車両の操舵可能な車輪で設定される。このことは、図1の概略図に詳細に示されておらず、この場合、要するに、操舵アクチュエータが操舵角δVARIを設定し、これにより、追加の操舵角ΔδZusが追加の位置190に重畳され、この結果、車両の操舵可能な車輪で操舵角δWhl=δVARI+ΔδZusが生じることを前提とする。
さらに、操舵角δVARIは、標準ESPシステム100の及び制御システム110の入力値としても用いられる。この場合、特に、この操舵角に基づいて、基準ヨーレートψ・ref,dynとψ・ref,statの算出が行われる。
本発明は、勿論、可変の操舵伝達比の関数なしに行うこともできる。この場合、ブロック180が省略され、また車両運転者によって設定された操舵角基準値が、追加の位置190にまた標準ESPシステム100と制御システム110とに直接供給される。
さらに、後車軸操舵を伴う車両でも前輪操舵を伴う車両でも、本発明を用いることができる。後車軸操舵と前車軸操舵との組み合わせも本発明の用途に含まれる。
運転領域において、車両の追従特性を向上させるために、これによって車両の機動性を向上させるために、制御システム110の操舵介入が用いられる。この場合、追加の操舵角を用いて、車両の慣性と種々のシャシ要素の弾性とによって生じる車両運転者の操舵運動と車両の反応との間の位相遅れを補償するか又は最小限にする必要がある。車両運転者は、このことを直接的な走行特性として認識し、この走行特性によって、運転をさらに楽しいものと感じる。
この位相遅れは、例えば、図2aに示されているヨーレートの経過で見ることができる。この場合、車両の測定された実際のヨーレートψ・は、基準ヨーレートψ・ref,statと共に時間線図にプロットされている。基準ヨーレートψ・ref,statは、静的車両モデルにおける車両運転者によって設定された操舵角基準値から算出され、したがって、車両の慣性もシャシ要素の弾性も考慮しないので、前記基準ヨーレートは、理想的に、すなわち遅れなく反応する車両の場合のヨーレートの経過を表す。この場合、実際のヨーレートψ・との比較によって、実際の車両特性と理想的な特性との差を反映する位相遅れΔtが生じる。
さらに、運転領域の操舵介入は走行安全性も向上させる。車両運転者が、例えば、障害物を迅速に回避する必要がある場合、車両の反応が遅れることによって運転者は通常「オーバーステア」になる傾向があり、すなわち、運転者は、車両を不安定にしてしまうように操舵角を大きく設定する。
このことは図2bに示されている。図2bは、回避状態で生じる実際のヨーレートψ・の及び基準ヨーレートψ・ref,statの時間経過を示している。時点tに対してヨーレートψ・を形成するために、車両運転者が対策を十分に迅速に開始しなかった場合、車両の反応が遅れるので、時点t+Δtに対してヨーレートψ・+Δψ・が生じる操舵角を設定しなければならない。しかし、車両運転者はヨーレートの過剰な増加Δψ・をしばしば予期できないので、車両を介した制御の損失が差し迫る。
運転領域の操舵介入で機動性を向上させることによって、回避操作時に車両をより簡単に制御可能であり、特に、説明されているオーバーステアが防止される。
さらに、運転領域の操舵介入に基づいて、例えば、車両の変化した荷重状態と、使用されたタイヤの種類と、シャシ要素の摩耗状態とを考慮でき、またそれらの、走行特性に対する影響も補償できる。さらに、操舵介入によって、車両には、例えば車両製造業者により予め設定される所定の特性を付与できる。このことは、制御システム110の制御パラメータが所望の特性に適合されることによって簡単に実現できる。
危険な走行状態の領域において、車両を安定させるために操舵介入が用いられる。この場合、操舵介入と標準ESPシステム100の介入とを組み合わせることができる。この操舵介入により、この場合、車両運転者が明らかに気付くようなESP介入を不要にするか又は少なくともより後に初めて必要とすることができる。
操舵介入を行うために使用される駆動力コントローラの好ましい実施形態について以下に詳細に説明する。
図3には、標準ESPシステム100と共に、制御システム110がブロック図に再び示されている。
しかし、この場合、それ自体公知の標準ESPシステム100の完全な図示がさらに省略されている。当業者に公知の方法で形成されておりかつ標準ESPシステム100の出力値を算出する詳述されていないコントローラ310のみが示されている。さらに、基準ヨーレートψ・ref,dynを算出するためのブロック320が示されている。
制御システム110は、基準ヨーレートψ・ref,statを算出するためのブロック330を含む。この基準ヨーレートは、ブロック340と350内のコントローラに関する指示値を示しており、この指示値から、ブロック340内のコントローラが調整値uHYCを決定し、この調整値が、運転領域において、追加の操舵角要求ΔδZusとして操舵アクチュエータに伝送される。ブロック350内では、調整値uESPIIが算出され、この調整値が、危険な走行状態の領域において、追加の操舵角要求ΔδZusとして操舵アクチュエータに伝送される。
ブロック360は、存在する走行状態に応じてブロック340内のコントローラ又はブロック350内のコントローラを自由に切り換える作動ロジックを含む。
好ましくは、標準ESPシステム110の内部において、存在する走行状態の検出、又は走行状態の領域に対する存在する走行状態の割り当てが行われ、前記標準ESPシステムは、存在する走行状態が運転領域にあるか又は危険な走行状態の領域にあるかどうかを通知するフラッグSを作動ロジックに供給する。
上記のように、ヨーレート偏差Δψ・dynの値と所定の閾値とを比較することによって、フラッグSが決定されることが好ましい。さらに、フロート角速度β・の値及び/又は横加速度aの値とそれぞれ1つの所定の閾値との比較を行うこともできる。
ヨーレート偏差Δψ・dynは、ブロック320内の動的車両モデルで算出される車両の実際のヨーレートψ・と基準ヨーレートψ・ref,dynとの差を指している。
この場合、以下の公知のシステム方程式を有する線形のシングルトラックモデルが対象であることが好ましい。
Figure 2008542104
ここで、ψ:はヨー加速度である。この場合、フロート角β及びヨーレートψ・はシステムの状態変数を示している。入力値は操舵角であり、この場合、この操舵角は、一般にδと呼ばれる。この操舵角については以下により詳細に説明する。入力値が変化することにより、ヨーレートψ・ref,dynが、出力値として、すなわち方程式1の解決方法として得られる。
方程式1の係数は、次式によって算出されている。
Figure 2008542104
ここで、cとcは、タイヤ、車輪懸架装置及び操舵装置の弾性から得られた後車軸及び前車軸の剛性であり、lとlは後車軸及び前車軸と車両の重心との間隔であり、mは車両質量であり、またΘは、車両の垂直軸に対する車両の慣性モーメントである。
ヨーレート偏差ΔΨ・dynの値が所定の閾値よりも大きかった場合、フラッグSのために、S=1の値が算出される。さらに、S=1の値が算出されることに関する別の条件として、フロート角速度β・の値及び/又は横加速度aの値のそれぞれが、所定の閾値よりも大きくなる要求を意図することができる。この場合、上記条件は、必ずしも累積的に満たされる必要がなく、OR演算によって結合することもできる。意図された条件が満たされていなかった場合、フラッグは値S=0をとる。
値がS=0であった場合、運転領域の走行状態にあり、またブロック360内の作動ロジックはブロック340内のコントローラを自由に切り換える。この場合、このコントローラによって算出された調整値uHYCが追加の操舵角要求ΔδZusとして操舵アクチュエータに伝送される。
値がS=1であった場合、危険な走行状態の領域の走行状態にあり、また標準ESPシステム110が作動されている。この場合、ブロック350内のコントローラは、作動ロジックによって自由に切り換えられるので、このコントローラで算出された調整値uESPIIは追加の操舵角要求ΔδZusとして操舵アクチュエータに転送される。
作動された標準ESPシステム110の望ましくないブレーキ介入及びエンジン介入による運転領域における機動性の獲得で危険にさらされないようにするために、さらに、操舵角δVARIと追加の操舵角ΔδZusとの合計から、運転領域の基準ヨーレートψ・ref,dynが算出されることが意図されている。したがって、この基準ヨーレートを算出するためのブロック320の入力値は、運転領域において、操舵角δ=δVARI+ΔδZusとなる。しかし、危険な走行状態の領域では、特に、車両の安定性を損なうことがある制御回路の振動を回避するために、操舵角δVARIのみが上記ブロックの入力値δとして用いられる。
したがって、図3に示されているように、値がS=1であった場合、追加の操舵角信号ΔδZusがブロック360内の作動ロジックを介して標準ESPシステム110に戻される。値がS=0であった場合、すなわち危険な走行状態の領域では、フィードバックが遮断される。
次に、ブロック350と360内で追加の操舵角を算出するためのコントローラの指示値として用いられる基準ヨーレートψ・ref,statの決定について、ブロック330の好ましい実施形態を示している図4を参照して説明する。
算出は、静的車両モデル、好ましくは、停止時の線形のシングルトラックモデルに基づいて行われ、さらに、基準ヨーレートψ・ref,statの制限は、タイヤと路面との間の評価された摩擦係数μに基づいて行われる。
それに応じて、ブロック330は、ヨーレートψ・Linを算出するための線形ブロック410と、ヨーレートψ・Linを制限するための非線形ブロック420とを有し、この場合、制限されたヨーレートψ・Linは基準ヨーレートψ・ref,statに一致する。
この場合、線形ブロック410内におけるヨーレートψ・Linの算出は、操舵角δVARIと車速vとからなる停止時の線形のシングルトラックモデルからの、ブロック410の入力値を示している以下の公知の関係式に基づいて行われる。
Figure 2008542104
車両のホイールベースl及び固有の速度vchは、ブロック410内の値が記憶されている車両の固定パラメータである。この場合、固有の速度vchは次式から得られる。
Figure 2008542104
方程式lに基づく動的車両モデルとは対照的に、静的車両モデルにおいては、特に慣性モーメントΘ及び側面剛性cとcによって決定される直進走行からカーブ走行への過渡特性が考慮されない。したがって、この静的車両モデルは、遅れなく操舵運動に反応する理想的な車両を表す。
ブロック420内では、ヨーレートψ・Linは、物理的に有効である、すなわち、存在する地面で実際に実現できる値に制限される。この場合、地面は、例えば、これに関連して参照される(特許文献1)に記載されているように算出又は評価できる摩擦係数μに基づいて特徴付けられる。
この場合、ヨーレートψ・Linの最大値は、次式の値によって算出されていることが好ましい。
Figure 2008542104
ここで、gは重力加速度である。したがって、ヨーレート信号ψ・Linの値が上記式の値よりも小さかった場合、信号はブロック420内で変更されない。しかし、ヨーレート信号ψ・Linの値が、上記式の値よりも大きかった場合、ヨーレート信号ψ・Linの値の制限が行われ、この場合、ヨーレートψ・Linの符号は保持される。
駆動力の制御時に指示値として用いられる基準ヨーレートψ・ref,statが、ブロック420の又はブロック330の出力信号として得られる。この場合、本発明によれば、調整値uHYCとuESPIIを決定するブロック340と350内の2つのコントローラが使用される。
図5には、調整値uHYCを算出するブロック340内のコントローラの好ましい実施形態が示されている。この実施形態では、コントローラは、調整部材510と制御部材520とを含む。
この場合、調整部材510では、調整値uHYCの調整部uFFは指示値ψ・ref,statから直接導出される。ここで、このパイロット制御によって、車両の追従特性を効果的に向上させるように、運転領域で要求された高い動力を実現できる。
好ましくは、調整部材510は、遅れ特性を有する特殊な部材(D−T−部材)として製造されている。特に、予備部材(D−T−部材)が対象であることができ、この予備部材には、次式のような制御法則が適用される。
Figure 2008542104
ここで、KFFとTFFは制御パラメータである。
ブロック520内では、調整値uHYCの制御部uFBは、制御偏差Δψ・stat=ψ・ref,stat−ψ・、すなわち、停止時の基準ヨーレートψ・ref,statと、車両の測定された実際のヨーレートψ・との差から算出される。この場合、好ましくは、制御部材520は、特殊な部分を有する比例コントローラ(P−D−コントローラ又はP−D−T−コントローラ)として製造されており、この比例コントローラには、次式の制御法則が適用される。
Figure 2008542104
ここで、制御パラメータKとTは、好ましくは、予め固定して設定されておらず、ブロック530内の適合機構によって、現在の走行状態と、決定された車両の運転パラメータとに適合させることができる。例えば、車速v、及び/又は車両運転者によって設定されたブレーキ圧PDrvに基づいて、制御パラメータを様々に算出できる。この場合、既述したように、車両の荷重状態への及び/又はシャシ要素の摩耗度への適合を行うこともできる。
調整値uHYCは、調整部uFFと制御部uFBとの合計として得られ、この場合、調整部uFFが、合計のより大きな部分を制御部uFBとして有し、また調整値uHYCの値を標準的に決定するように、コントローラが設計されている。
図6には、危険な走行状態で追加の操舵角要求ΔδZusとして操舵アクチュエータに伝送される調整値uESPIIを決定するためのブロック350の好ましい形態のブロック図が示されている。この実施形態では、ブロック360は、好ましくはP−D−コントローラとして又はP−D−T−コントローラとして製造されているコントローラ610を含み、このコントローラには、上記方程式6と同様の形態の制御法則が適用される。
Figure 2008542104
この場合も、既述したように、ブロック620内の適合機構によって、制御パラメータK’及びT’を走行状態にまた車両の種々の運転パラメータに適合させることができる。
標準ESPシステムで駆動力を制御するための制御システム、及び追加の操舵角を決定及び設定するための制御システムのブロック図である。 実際のヨーレートの及び基準ヨーレートの時間変化の線図である。 実際のヨーレートの及び基準ヨーレートの時間変化の別の線図である。 標準ESPシステムで駆動力を制御するための制御システム、及び追加の操舵角を決定及び設定するための制御システムの別のブロック図である。 追加の操舵角を決定するための制御システム内の静的車両モデルにおける基準ヨーレートの算出方法を示したブロック図である。 運転領域で追加の操舵角要求に対応する調整値を決定するためのコントローラのブロック図である。 危険な走行状態の領域で追加の操舵角要求に対応する調整値を決定するためのコントローラのブロック図である。

Claims (28)

  1. 走行状態を表す少なくとも1つの走行状態値を検出するための手段と、追加の操舵角を算出するための駆動力コントローラであって、車両運転者によって指示された操舵運動に加えて、前記追加の操舵角に応じた操舵運動を行うことができる駆動力コントローラとを有する、車両の駆動力を制御するための装置において、
    前記駆動力コントローラ(100、110)が、それぞれ1つの走行状態の領域が割り当てられている少なくとも2つの制御ユニット(340、350)を含むこと、前記駆動力コントローラが、存在する走行状態を決定するための決定手段を有し、該決定手段において、前記走行状態値(ψ・、β・、a)に基づき、前記存在する走行状態を算出できること、及び前記駆動力コントローラが、前記決定手段に接続された作動手段(360)を有し、該作動手段によって、前記算出された走行状態の領域が割り当てられている制御ユニット(340、350)を自由に切り換えることができることを特徴とする装置。
  2. 前記駆動力コントローラ(100、110)の第1の制御ユニット(340)には運転領域が割り当てられていること、及び前記駆動力コントローラ(100、110)の第2の制御ユニット(350)には、危険な走行状態の領域が割り当てられていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記第1の制御ユニット(340)がパイロット制御構成要素(510)を含み、該パイロット制御構成要素において、第1の車両モデルで算出された基準ヨーレート値(ψ・ref,stat)に基づき、前記追加の操舵角(ΔδZus)の調整部(uFF)を決定できることを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記第1の車両モデルが静的車両モデルであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の装置。
  5. 前記第1の制御ユニット(340)が制御構成要素(520)を含み、該制御構成要素において、実際のヨーレート値(ψ・)と、前記第1の車両モデルで算出された前記基準ヨーレート値(ψ・Stat)との差に基づき、前記追加の操舵角(ΔδZus)の制御部(uFB)を決定できることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の装置。
  6. 前記第1の制御ユニット(340)によって決定可能な前記追加の操舵角(ΔδZus)が前記調整部(uFF)と前記制御部(uFB)との合計であり、前記調整部(uFF)が前記合計のより大きな部分を前記制御部(uFB)として有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 前記第2の制御ユニット(350)が制御構成要素(610)を含み、該制御構成要素において、前記実際のヨーレート値(ψ・)と基準ヨーレート値(ψ・ref,stat、ψ・ref,dyn)との差に基づき、前記追加の操舵角(ΔδZus)の制御部(uESPII)を決定でき、前記第1の車両モデルで又は第2の車両モデルで、前記基準ヨーレート値(ψ・ref,stat、ψ・ref,dyn)を算出できることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の装置。
  8. 前記装置が第3の制御ユニット(310)を含み、該第3の制御ユニットが、前記実際のヨーレート値(ψ・)と、前記第2の車両モデルで算出された前記基準ヨーレート値(ψ・ref,dyn)との差に基づいて、前記車両の少なくとも1つの車輪ブレーキのブレーキ力及び/又は前記車両の駆動エンジンのエンジントルクを決定することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 前記第2の車両モデルが動的基準モデルであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の装置。
  10. 前記決定手段が、前記走行状態値の基準値(ψ・ref,dyn、ψ・ref,stat)からの前記走行状態値(ψ・、β・、a)の少なくとも1つの実際値(ψ・、β・、a)と少なくとも1つの所定の第1の閾値と差の比較に基づいて、及び/又は前記走行状態値(ψ・、β・、a)の少なくとも1つの実際値と少なくとも1つの所定の第2の閾値との比較に基づいて、前記存在する走行状態を決定することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の装置。
  11. 前記走行状態値(ψ、β・、a)の前記実際値と前記基準値(ψ・ref,dyn)との差の値が前記所定の第1の閾値よりも小さかった場合に、及び/又は前記走行状態値(ψ、β・、a)の値が前記所定の第2の閾値よりも小さかった場合に、前記決定手段が前記運転領域の走行状態を算出することを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 前記走行状態値(ψ・、β・、a)の前記実際値と前記基準値(ψ・ref,dyn)との差の値が前記所定の第1の閾値よりも大きかった場合に、及び/又は前記走行状態値(ψ・、β・、a)の値が前記所定の第2の閾値よりも大きかった場合に、前記決定手段が前記危険な走行状態の領域の走行状態を算出することを特徴とする請求項10又は11に記載の装置。
  13. 前記存在する走行状態を算出する際に用いられる前記走行状態値(ψ・)の前記基準値(ψ・ref,dyn)が前記第2の車両モデルで算出されることを特徴とする請求項10〜13のいずれか1項に記載の装置。
  14. 前記運転領域の走行状態が存在する場合に、前記存在する走行状態を決定する際に用いられる前記走行状態値(ψ・)の前記基準値(ψ・ref,dyn)が、前記車両運転者によって設定された操舵角基準値(δDrv、δVARI)と前記追加の操舵角(ΔδZus)との合計に基づいて算出されることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の装置。
  15. 車両の駆動力を制御するための方法であって、走行状態を表す少なくとも1つの走行状態値が検出され、駆動力コントローラによって追加の操舵角が算出され、車両運転者によって指示された操舵運動に加えて、前記追加の操舵角に応じた操舵運動が行われる方法において、それぞれ1つの走行状態の領域が割り当てられている少なくとも2つの制御ユニット(340、350)で、前記追加の操舵角(ΔδZus)が決定されること、前記走行状態値(ψ・、β・、a)に基づいて、走行状態の領域が算出されること、及び前記算出された走行状態の領域が割り当てられている前記制御ユニット(340、350)のそれぞれが自由に切り換えられることを特徴とする方法。
  16. 前記駆動力コントローラ(100、110)の第1の制御ユニット(340)には運転領域が割り当てられること、及び前記駆動力コントローラ(100、110)の第2の制御ユニット(350)には、危険な走行状態の領域が割り当てられることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 前記運転領域において、前記追加の操舵角(ΔδZus)の調整部(uFF)が、第1の車両モデルで算出された基準ヨーレート値(ψ・ref,stat)に直接基づいて決定されることを特徴とする請求項15又は16に記載の方法。
  18. 前記第1の車両モデルが静的車両モデルであることを特徴とする請求項15〜17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 前記運転領域において、前記追加の操舵角(ΔδZus)の制御部(uFB)が、実際のヨーレート値(ψ・)と、前記第1の車両モデルで算出された前記基準ヨーレート値(ψ・Stat)との差に基づいて決定されることを特徴とする請求項15〜18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 前記運転領域で決定された前記追加の操舵角(ΔδZus)が前記調整部(uFF)と前記制御部(uFB)との合計であり、前記調整部(uFF)が前記合計のより大きな部分を前記制御部(uFB)として有することを特徴とする請求項15〜19のいずれか1項に記載の方法。
  21. 前記危険な走行状態の領域において、前記追加の操舵角(ΔδZus)の制御部(uESPII)が、前記実際のヨーレート値(ψ・)と、基準ヨーレート値(ψ・ref,stat、ψ・ref,dyn)との差に基づいて決定され、前記基準ヨーレート値(ψ・ref,stat、ψ・ref,dyn)が前記第1の車両モデルで又は第2の車両モデルで算出されることを特徴とする請求項15〜20のいずれか1項に記載の方法。
  22. 第3の制御ユニット(310)によって、前記車両の少なくとも1つの車輪ブレーキのブレーキ力及び/又は前記車両の駆動エンジンのエンジントルクが、前記実際のヨーレート値(ψ・)と、前記第2の車両モデルで算出された前記基準ヨーレート値(ψ・ref,dyn)との差に基づいて決定されることを特徴とする請求項15〜21のいずれか1項に記載の方法。
  23. 前記第2の車両モデルが動的基準モデルであることを特徴とする請求項15〜22のいずれか1項に記載の方法。
  24. 前記存在する走行状態が、前記走行状態値の基準値(ψ・ref,dyn、ψ・ref,stat)からの前記走行状態値(ψ・、β・、a)の少なくとも1つの実際値(ψ・、β・、a)と少なくとも1つの所定の第1の閾値との差の比較に基づいて、及び/又は前記走行状態値(ψ・、β・、a)の少なくとも1つの実際値と少なくとも1つの所定の第2の閾値との比較に基づいて決定されることを特徴とする請求項15〜23のいずれか1項に記載の方法。
  25. 前記走行状態値(ψ・、β・、a)の前記実際値と前記基準値(ψ・ref,dyn)との差の値が前記所定の第1の閾値よりも小さかった場合に、及び/又は前記走行状態値(ψ・、β・、a)の値が所定の第2の閾値よりも小さかった場合に、前記運転領域の走行状態が算出されることを特徴とする請求項15〜24のいずれか1項に記載の方法。
  26. 前記走行状態値(ψ・、β・、a)の前記実際値と前記基準値(ψ・ref,dyn)との差の値が前記所定の第1の閾値よりも大きかった場合に、及び/又は前記走行状態値(ψ・、β・、a)の値が前記所定の第2の閾値よりも大きかった場合に、前記危険な走行状態の領域の走行状態が算出されることを特徴とする請求項15〜25のいずれか1項に記載の方法。
  27. 前記存在する走行状態を算出する際に用いられる前記走行状態値(ψ・)の前記基準値(ψ・ref,dyn)が前記第2の車両モデルで算出されることを特徴とする請求項15〜26のいずれか1項に記載の方法。
  28. 前記運転領域の走行状態が存在する場合に、前記存在する走行状態を決定する際に用いられる前記走行状態値(ψ・)の前記基準値(ψ・ref,dyn)が、前記車両運転者によって設定された操舵角基準値(δDrv、δVARI)と前記追加の操舵角(ΔδZus)との合計に基づいて算出されることを特徴とする請求項15〜27のいずれか1項に記載の方法。
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