JP2003261015A - ブレーキ操作ストローク発生装置 - Google Patents

ブレーキ操作ストローク発生装置

Info

Publication number
JP2003261015A
JP2003261015A JP2002063155A JP2002063155A JP2003261015A JP 2003261015 A JP2003261015 A JP 2003261015A JP 2002063155 A JP2002063155 A JP 2002063155A JP 2002063155 A JP2002063155 A JP 2002063155A JP 2003261015 A JP2003261015 A JP 2003261015A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation stroke
piston
chamber
brake
brake operation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002063155A
Other languages
English (en)
Inventor
Taketo Nakagawa
武人 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Unisia Automotive Ltd filed Critical Hitachi Unisia Automotive Ltd
Priority to JP2002063155A priority Critical patent/JP2003261015A/ja
Publication of JP2003261015A publication Critical patent/JP2003261015A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】スムーズなブレーキ操作を確保して摺動部材の
摩耗を抑えつつ、装置の軸方向長さの短縮が可能で車両
搭載性の自由度を高めると共に、運転者の安全性を高
め、かつ、低コストで耐久性に優れたヒステリシス特性
付与機構をブレーキ操作ストローク発生装置と一体にか
つコンパクトに組み込むことを可能とする。 【解決手段】筒状ハウジング3内を上部エア室3cと下
部エア室3dに画成するピストン4と、上部エア室3c
と下部エア室3dとの間を連通する連通路4bの途中に
介装されていて連通路4bを流通するエアの流通を制限
することでピストン4の移動にヒステリシス特性を付与
するヒステリシス特性付与手段7と、ピストン4の直線
移動に対しブレーキペダル1を押し戻す方向の反力を発
生させる反力発生部材5と、備え、リンク2の回動部が
ピストン4の中途部側面に対し移動可能かつ回動可能に
連係される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フルードを用いる
ことなく、運転者のブレーキ操作に応じて車両を制動す
るブレーキ装置に用いられるブレーキ操作ストローク発
生装置に関し、特に、車両搭載性自由度の向上技術、お
よび、ブレーキ操作にヒステリシス特性を付与するヒス
テリシス特性付与機構の改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブレーキ操作ストローク発生装置
としては、例えば、特開2000−1163号公報に記
載されているものが知られている。この従来例のブレー
キ操作ストローク発生装置は、ブレーキ操作時のフィー
リング向上を図るため、ヒステリシス特性付与機構が付
加されたもので、その一実施例として図17に示すよう
に、内部に軸方向移動可能に収容されたピストン101
を有するハウジング102と、一端を前記ピストン10
1の運転席側の開口端面部に、他端はクレビス103を
介してブレーキペダル104の中間部にそれぞれ回動可
能に連係されたロッド105と、前記ハウジング102
に軸方向摺動可能に設けられた中間部材106およびス
トッパ107を含み、中間部材106はペダル操作に連
動して軸方向に摺動し、その移動量はプラグ部材108
によって制限される。そして、ブレーキ操作に対しヒス
テリシス特性を付与するためのゴム等を主体とする円筒
状のヒステリシス弾性体109が、ピストン101およ
び中間部材106の両外周にまたがって設けられ、この
ヒステリシス弾性体109の外周面がハウジング102
の内周面に沿って摺動する際の摺動抵抗によりブレーキ
操作にヒステリシスを付与する構造となっている。しか
しながら、ヒステリシス弾性体109(弾性部材)の摺
動抵抗でヒステリシス特性を付与するものにおいては、
ヒステリシス弾性体109が摩耗することで耐用年数が
限られたものとなる。
【0003】そこで、従来例においては、他の実施例に
おいて、図18に示すように、操作ストローク発生装置
におけるハウジング102の外部に、ヒステリシス付与
機構としての選択的ダンパ110がブレーキペダル10
4と車体との間に設けられたものが開示されている。こ
の選択的ダンパ110は、シリンダ111内におけるピ
ストン112の移動によるシリンダ111内エア室の容
積変化に基づく大気との圧力差を利用し、エア室内底部
に形成されたエア通路113にチェックバルブ114が
設けられている。このチェックバルブ114は、ボール
弁とバルブシートを備え、該バルブシートには大気方向
へのエアの流通を絞るコンスタントオリフィス117が
形成された構造となっていて、このコンスタントオリフ
ィス117とチェックバルブ114による一方向絞り作
用により、ブレーキ操作の戻り側においてに所定のヒス
テリシス特性を与えるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
のブレーキ操作ストローク発生装置にあっては、ブレー
キペダル104は操作ストロークセンサ115を軸支点
として車体に回動自在に固定されており、パッド116
と軸支点となる操作ストロークセンサ115との中間部
に前記ロッド105とブレーキペダル104との回動自
在な連結部が設けられ、これにより、ブレーキペダル1
04の円弧運動をピストン101の直線運動に変換する
必要があり、このため、直線運動に変換するために介在
されたリンク機構(ロッド105)として、ある程度の
長さを確保する必要がある。即ち、ロッド105が短い
と、ロッド105とブレーキペダル104との回動連結
部の円弧運動により、ピストン101との回動連係部を
中心とするロッド105の回動傾斜角度が大きく、ピス
トン101の直線移動方向に対するロッド105からの
入力角度の傾斜が大きくなるため、ピストン101を径
方向に押圧する分力が大きくなり、しかも、この分力方
向が頻繁に入れ替わるような動きとなるため、ピストン
101をスムーズに直線運動させることができずブレー
キペダル104がギクシャクした動きとなる。従って、
ピストン101のスムーズな直線運動を得るためには、
ロッド105の長さを十分に確保して回動傾斜角度を極
力小さく抑える必要があることから、ストローク発生装
置全体の軸方向長さが長くなり、このため、車室内への
配置が困難となる等、車両搭載性の自由度に欠けるとい
う問題点を有していた。
【0005】また、ブレーキ操作ストローク発生装置全
体の軸方向長さが長く、しかも、ブレーキペダル104
における回動軸支点となる操作ストロークセンサ114
部とブレーキパッド112との中間部にロッド105が
連結された構造では、車両前面衝突時による影響がブレ
ーキ操作ストローク発生装置まで及ぶ可能性が高くなる
と共に、そのような場合においては、ブレーキペダル1
04を運転者側に押圧するため、危険性が高くなるとい
う問題点がある。
【0006】また、図17に示すように、ヒステリシス
弾性体109(弾性部材)の摺動抵抗でヒステリシスを
付与する従来例においては、前述のように、ヒステリシ
ス弾性体109が摩耗することで耐用年数が限られたも
のとなるという問題がある。また、図18に示すよう
に、選択的ダンパ110を用いるものにおいては、操作
ストローク発生装置の他に独立して機構を設ける必要が
あるため、かさばると共に、コストアップを招くことに
なる。さらに、チェックバルブ114が大気との間を連
通するエア通路113に設けられた構造であるため、大
気中に含まれる埃やゴミ等の異物がチェックバルブ11
3に混入し、チェックバルブ113の正常な働きを害す
る虞がある等、耐久性の面でも問題がある。
【0007】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、スムーズなブレーキ操作を確保して摺
動部材の摩耗を抑えつつ、装置の軸方向長さの短縮が可
能で車両搭載性の自由度を高めることができると共に、
運転者の安全性を高めることができ、さらには、低コス
トで耐久性に優れたヒステリシス特性付与機構をブレー
キ操作ストローク発生装置と一体にかつコンパクトに組
み込むことができるブレーキ操作ストローク発生装置を
提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明請求項1記載のブレーキ操作ストローク発
生装置は、運転者のブレーキ操作に応じて車両を制動す
るブレーキ装置に用いられるブレーキ操作ストローク発
生装置であって、回動軸支部を中心として所定範囲回動
可能なブレーキペダルと、該ブレーキペダルの回動軸支
部を中心としてブレーキペダルの回動と同期回動するリ
ンクと、筒状ハウジング内において該筒状ハウジング内
を第1室と第2室に画成して所定のストローク範囲だけ
直線移動可能に設けられた操作ストローク発生用ピスト
ンと、前記筒状ハウジングにおける第1室と第2室との
間を連通する連通路と、該連通路の途中に介装されてい
て該連通路を流通するエアの流通を制限することにより
ピストンの移動にヒステリシス特性を付与するヒステリ
シス特性付与手段と、該操作ストローク発生用ピストン
の直線移動に対し前記ブレーキペダルを押し戻す方向の
反力を発生させる反力発生部材と、備え、前記リンクの
回動部が前記操作ストローク発生用ピストンの中途部側
面に対し該ピストンの移動軸とは略直交する方向に移動
可能かつ回動可能に連係されることにより前記リンクの
回動運動が前記操作ストローク発生用ピストンの直線運
動に変換伝達されるように構成されている手段とした。
【0009】請求項2記載のブレーキ操作ストローク発
生装置は、請求項1記載のブレーキ操作ストローク発生
装置において、前記連通路およびヒステリシス特性付与
手段が、前記操作ストローク発生用ピストンに形成され
ている手段とした。
【0010】請求項3記載のブレーキ操作ストローク発
生装置は、請求項1または2に記載のブレーキ操作スト
ローク発生装置において、前記ヒステリシス特性付与手
段が、前記筒状ハウジングにおける第1室と第2室との
間の流通を制限的に許容する絞り穴で構成されている手
段とした。
【0011】請求項4記載のブレーキ操作ストローク発
生装置は、請求項1または2に記載のブレーキ操作スト
ローク発生装置において、前記ヒステリシス特性付与手
段が、前記筒状ハウジングにおける第1室と第2室のう
ちの一方から他方への流通のみを許容する一方弁と該一
方弁をバイパスする絞り穴とで構成されている手段とし
た。
【0012】請求項5記載のブレーキ操作ストローク発
生装置は、請求項4記載のブレーキ操作ストローク発生
装置において、前記一方弁の開閉にセット荷重が付与さ
れている手段とした。
【0013】請求項6記載のブレーキ操作ストローク発
生装置は、請求項1または2に記載のブレーキ操作スト
ローク発生装置において、前記ヒステリシス特性付与手
段が、前記筒状ハウジングにおける第1室から第2室へ
の流通のみを許容する第1の一方弁と該第1の一方弁を
バイパスする第1の絞り穴、および、前記第2室から第
1室への流通のみを許容する第2の一方弁と該第2の一
方弁をバイパスする第2の絞り穴とで構成されている手
段とした。
【0014】請求項7記載のブレーキ操作ストローク発
生装置は、請求項1または2に記載のブレーキ操作スト
ローク発生装置において、前記ヒステリシス特性付与手
段が、前記筒状ハウジングにおける第1室から第2室へ
の流通のみを制限的に許容する第1の差圧弁と、前記第
2室から第1室への流通のみを制限的に許容する第2の
差圧弁とで構成されている手段とした。
【0015】請求項8記載のブレーキ操作ストローク発
生装置は、請求項1〜7のいずれかに記載のブレーキ操
作ストローク発生装置において、前記操作ストローク発
生用ピストンにおける移動軸方向の軸心部に前記リンク
の回動部が連係されている手段とした。
【0016】請求項9記載のブレーキ操作ストローク発
生装置は、請求項1〜8のいずれかに記載のブレーキ操
作ストローク発生装置において、前記操作ストローク発
生用ピストンに対する前記リンクの回動部がブレーキペ
ダルの回動軸支部より高い位置で連係されている手段と
した。
【0017】
【作用】この発明請求項1記載のブレーキ操作ストロー
ク発生装置では、上述のように、ブレーキペダルの回動
軸支部を中心としてブレーキペダルの回動と同期回動す
るリンクの回動部が操作ストローク発生用ピストンの中
途部側面に対し該ピストンの移動軸とは略直交する方向
に移動可能かつ回動可能に連係されることによりリンク
の回動運動が操作ストローク発生用ピストンの直線運動
に変換伝達されるが、その際、リンクの回動によって操
作ストローク発生用ピストンに入力される運動のうち該
操作ストローク発生用ピストンを径方向に押圧する分力
は、操作ストローク発生用ピストンに対しリンクの回動
部が径方向に移動することによって吸収されるため、リ
ンクの長さを十分に確保することなしに、操作ストロー
ク発生用ピストンをスムーズに直線運動させることがで
きるようになる。
【0018】また、リンクが筒状ハウジングの軸線方向
に配置されることなしに、操作ストローク発生用ピスト
ンの中途部側面側においてその軸線方向に対し略直交す
る状態に設けられることで、ブレーキ操作ストローク発
生装置の軸方向長さの短縮が可能で、車室内への配置が
可能になる等、車両搭載性の自由度を高めることができ
るようになる。また、ブレーキ操作ストローク発生装置
の軸方向長さの短縮が可能であるため、車両前面衝突時
による影響がブレーキ操作ストローク発生装置まで及ぶ
可能性が少なくなり、これにより、運転者の安全性を高
めることができるようになる。
【0019】また、前記リンクの回動部が操作ストロー
ク発生用ピストンの中途部側面に対し該ピストンの移動
軸とは略直交する方向に移動可能かつ回動可能に連係さ
れることにより、筒状ハウジング内において該筒状ハウ
ジング内を第1室と第2室に画成して所定のストローク
範囲だけ直線移動可能な状態に操作ストローク発生用ピ
ストンを設けることができる。そして、前記筒状ハウジ
ングにおける第1室と第2室との間を連通する連通路の
途中に該連通路を流通するエアの流通を制限することに
よりピストンの移動にヒステリシス特性を付与するヒス
テリシス特性付与手段を設けた構成としたことで、筒状
ハウジング内における操作ストローク発生用ピストンの
摺動を確保するための空間および操作ストローク発生用
ピストンをヒステリシス特性付与手段を作動させるため
の空間および部材の一部として共用した状態となり、こ
れにより、装置全体のコンパクト化と部品点数の削減に
よるコストの低減化が可能となる。また、前記ヒステリ
シス特性付与手段には筒状ハウジング内における第1室
と第2室のエアが流通するのみで外気とは完全に遮断さ
れているため、埃やゴミ等の異物が混入する虞がなく、
これにより耐久性に優れたヒステリシス特性付与手段が
得られる。
【0020】請求項2記載のブレーキ操作ストローク発
生装置では、請求項1において、前記連通路およびヒス
テリシス特性付与手段が、操作ストローク発生用ピスト
ンに形成されることで、筒状ハウジング外に突出するこ
となしにヒステリシス特性付与手段を組み込むことがで
き、これによりさらに装置全体をコンパクト化できるよ
うになる。
【0021】請求項3記載のブレーキ操作ストローク発
生装置では、請求項1または2において、前記ヒステリ
シス特性付与手段が、筒状ハウジングにおける第1室と
第2室との間の流通を制限的に許容する絞り穴で構成さ
れることで、ブレーキペダルの踏み込み時およびブレー
キペダルの戻り時の両方に速度に対し2乗特性のヒステ
リシス特性を付与することができる。
【0022】請求項4記載のブレーキ操作ストローク発
生装置では、請求項1または2において、前記ヒステリ
シス特性付与手段が、前記筒状ハウジングにおける第1
室と第2室のうちの一方から他方への流通のみを許容す
る一方弁と該一方弁をバイパスする絞り穴とで構成され
ることで、ブレーキペダルの踏み込み時またはブレーキ
ペダルの戻り時のいずれか一方において速度に対し2乗
特性のヒステリシス特性を付与することができる。
【0023】請求項5記載のブレーキ操作ストローク発
生装置では、請求項4において、前記一方弁の開閉にセ
ット荷重が付与された構成とすることで、ブレーキペダ
ルの踏み込み時またはブレーキペダルの戻り時のいずれ
か一方では絞り穴により速度に対し2乗特性のヒステリ
シス特性を付与することができると共に、もう一方では
一方弁のセット荷重により速度に対し2/3乗特性のヒ
ステリシス特性を付与することができるもので、これに
より、ヒステリシス特性のチューニング自由度が高くな
る。
【0024】請求項6記載のブレーキ操作ストローク発
生装置では、請求項1または2において、前記ヒステリ
シス特性付与手段が、筒状ハウジングにおける第1室か
ら第2室への流通のみを許容する第1の一方弁と該第1
の一方弁をバイパスする第1の絞り穴、および、前記第
2室から第1室への流通のみを許容する第2の一方弁と
該第2の一方弁をバイパスする第2の絞り穴とで構成さ
れることで、ブレーキペダルの踏み込み時とブレーキペ
ダルの戻り時とで異なったヒステリシス特性(速度に対
し2乗特性)を付与することができるもので、これによ
り、ヒステリシス特性のチューニング自由度が高くな
る。
【0025】請求項7記載のブレーキ操作ストローク発
生装置では、請求項1または2において、前記ヒステリ
シス特性付与手段が、前記筒状ハウジングにおける第1
室から第2室への流通のみを制限的に許容する第1の差
圧弁と、前記第2室から第1室への流通のみを制限的に
許容する第2の差圧弁とで構成されることで、ブレーキ
ペダルの踏み込み時とブレーキペダルの戻り時とで異な
ったヒステリシス特性(速度に対し2/3乗特性)を付
与することができるもので、これにより、ヒステリシス
特性のチューニング自由度が高くなる。
【0026】請求項8記載のブレーキ操作ストローク発
生装置では、請求項1〜7において、前記操作ストロー
ク発生用ピストンにおける移動軸方向の軸心部にリンク
の回動部が連係されている手段としたことで、操作スト
ローク発生用ピストンをよりスムーズに直線運動させる
ことができるようになる。
【0027】請求項9記載のブレーキ操作ストローク発
生装置では、請求項1〜8において、前記操作ストロー
ク発生用ピストンに対するリンクの回動部がブレーキペ
ダルの回動軸支部より高い位置で連係されることで、車
両前面衝突時による影響がブレーキ操作ストローク発生
装置まで及んだとしても、回動軸支部を中心としてブレ
ーキペダルを運転者とは反対側(車両の前方)に向けて
回動させることになるため、運転者の安全性をさらに高
めることができるようになる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。 (発明の実施の形態1)まず、本発明の実施の形態1の
構成を図1〜4に基づいて説明する。図1は本発明の実
施の形態1のブレーキ操作ストローク発生装置を示す一
部縦断側面図、図2は同斜視図、図3は同作動説明図、
図4は要部拡大断面図であり、これらの図において、1
はブレーキペダル、2はリンク、3は筒状ハウジング、
4はピストン、5は反力発生部材、6は荷重センサ、7
はヒステリシス特性付与手段を示す。
【0029】さらに詳述すると、前記ブレーキペダル1
は、その上端部に回動軸支部を構成する軸受筒11が設
けられ、下端部にブレーキパッド12が設けられてい
て、前記軸受筒11部を中心として所定範囲回動可能と
なっている。前記リンク2は、前記軸受筒11から車両
の前方に向けて突出する状態に設けられていて、ブレー
キペダル1の回動軸支部となる軸受筒11を中心として
ブレーキペダル1の回動と同期回動可能に設けられてい
る。そして、該リンク2の先端部には前記ピストン4に
連係させる球状の先端回動部21が設けられている。
【0030】前記筒状ハウジング3は、内部に中空部を
有する有底円筒状に形成されていて、側面の上下両端部
に備えた車体への取付フランジ部3a、3bにおいて、
垂直方向が軸方向となる状態で車体に固定されている。
そして、前記筒状ハウジング3内の下方には前記ピスト
ン4が直線移動可能に収容されている。該ピストン4は
操作ストローク発生用ピストンを構成するもので、その
上下両端部外周には摺動シールを兼ねた摺動案内リング
41、42が装着されている。
【0031】前記ピストン4の軸方向中間部で前記リン
ク2の先端回動部21との対向面には、球状の先端回動
部21をピストン4の移動軸(垂直方向)とは直交する
方向(水平方向)に移動可能かつ回動可能に連係させる
ための連係穴43が形成されている。また、この連係穴
43と対向する筒状ハウジング3の軸方向中途部側壁面
には、連係穴43に対する回動部21の連係組み付けを
可能とすると共に、該組み付け状態におけるリンク2の
回動を確保するための切欠部31が形成されている。そ
して、前記球状の先端回動部21がピストン4の移動軸
方向の軸心部に位置するように連係穴43に連係されて
いる。
【0032】前記筒状ハウジング3の上端開口部には該
上端開口部を閉塞する状態で前記荷重センサ6が固定さ
れることにより、筒状ハウジング3内の上下両端部に前
記ピストン4により画成された上部エア室(第1室)3
cと下部エア室(第2室)3dがそれぞれ形成されてい
る。そして、前記荷重センサ6とピストン4との間にお
ける上部エア室3c内側に前記反力発生部材5が介装さ
れている。この反力発生部材5は、ピストン4の上向き
直線移動に対し、リンク2を介してブレーキペダル1を
押し戻す方向に反力を発生させる役目をなすもので、反
発力および直径を異にする3種類の反力スプリング5
a、5b、5cで構成され、各反力スプリング5a−5
b、5b−5c相互間にそれぞれスプリングリテーナ5
d、5eを介装させると共に、反力スプリング5cと荷
重センサ6における荷重入力部6aとの間にセンサリテ
ーナ5fを介装させた状態でピストン4と荷重センサ6
との間に直列に配置されている。
【0033】なお、前記反力発生部材5の軸方向長さを
短縮するために、前記スプリングリテーナ5d、5eは
それぞれ各反力スプリング5a、5b、5cの直径差を
利用し、各反力スプリング5a−5b、5b−5c相互
を一部軸方向にオーバラップさせた状態で直列配置可能
な構造となっている。
【0034】前記ピストン4には、その下端面に下部エ
ア室3dと連通する大径穴4aが形成されると共に、該
大径穴4aと上部エア室3cとの間を連通する連通路4
bが形成されている。そして、前記大径穴4a内に前記
ヒステリシス特性付与手段7が組み込まれている。
【0035】このヒステリシス特性付与手段7は、ピス
トン4の移動にヒステリシス特性を付与する働きをなす
もので、図3の要部拡大断面図に示すように、大径3e
の下端開口部に挿入固定されていてその中央部に下部エ
ア室3dと大径穴4aとの間を連通する連通穴7aを有
する受部材7bと、大径穴4a内上端部に収容固定され
ていてその中央部に大径穴4aと連通路4bとの間を連
通する連通穴7cを有するシート部材7dと、該シート
部材7dの下面に当接して連通穴7cを閉塞する弁板7
eと、該弁板7eの中央部に形成されたコンスタントオ
リフィス孔7fと、前記弁板7eと受部材7bとの間に
介装されていて弁板7eをシート部材7dに当接する方
向に付勢する所定のセット荷重を付与するセットスプリ
ング7gとで構成されている。
【0036】次に、この発明の実施の形態1の作用を図
4(イ)、(ロ)の作動説明図に基づいて説明する。こ
の発明の実施の形態1のブレーキ操作ストローク発生装
置は、上述にように構成されるため、図4の(イ)に示
すように、運転者によるブレーキ操作が行われていない
状態においては、反力発生部材5の反発力によりピスト
ン4が下方へ押圧され、これにより、リンク2およびブ
レーキペダル1が軸支筒11部を中心として反時計方向
に回動された状態となっている。この状態においては、
反力発生部材の上向き反力は小さな値となっており、こ
の状態で荷重センサ6で検出される荷重値では車両の制
動がなされないような設定となっている。
【0037】次に、図4の(ロ)に示すように、運転者
がブレーキ操作を行うと、ブレーキペダル1の踏み込み
量に応じて該ブレーキペダル1およびリンク2が軸受筒
11部を中心として時計方向に同期回動し、これによ
り、リンク2における球状の先端回動部21が上向きに
回動し、この先端回動部21の回動による垂直方向の直
線移動量に応じて徐々に強くなる反力発生部材5の反発
力に抗してピストン4を上向きにストロークさせるが、
ヒステリシス特性付与手段7により、ピストン4のスト
ローク速度(ブレーキペダル1の踏み込み速度)に応じ
たヒステリシス特性が付与される。
【0038】即ち、ピストン4が上向きにストロークす
ると、上部エア室3c内のエア圧が上昇し、下部エア室
3d内のエア圧が低下するため、差圧により上部エア室
3c内のエアが連通路4bを経由して下部エア室3d側
に流れ込もうとするが、まず弁板7eに形成されたコン
スタントオリフィス孔7fでその流通量が制限されるこ
とで、ピストン4のストローク速度(ブレーキペダル1
の踏み込み速度)に対し2乗特性のヒステリシス特性が
付与される。そして、ピストン4のストローク速度が所
定以上となり、弁板7eの上下で発生する差圧がセット
スプリング7gのセット荷重を越えると、弁版7gの開
弁が開始され、ピストン4のストローク速度(ブレーキ
ペダル1の踏み込み速度)に対し2/3乗特性のヒステ
リシス特性が付与される。従って、ブレーキペダル1の
踏み込み時にその踏み込み速度に応じて付与されるヒス
テリシス特性により、良好なブレーキ操作フィーリング
を得ることができる。
【0039】一方、前記荷重センサ6では反力発生部材
5の反発力に応じた荷重値が検出され、この荷重検出値
に応じた制動力を発生させる。以上のようにピストン4
がストロークすることにより、ブレーキ操作時に所定の
操作ストロークを発生させることができると共に、ブレ
ーキペダル1の踏み込み量および踏力に応じて反力発生
部材5で徐々に発生する反力によって、マスタシリンダ
を用いたブレーキ装置と同様のブレーキ操作フィーリン
グを得ることができると共に、踏み込み量および踏力に
応じた制動力を発生させることができる。
【0040】そして、反力発生部材5を構成する3種類
の反力スプリング5a、5b、5cが全て縮み込むか、
スプリングリテーナ5d、5e、センサリテーナ5f同
士、およびスプリングリテーナ5dとピストン4が互い
に当接した時点でピストン4の移動が停止される。
【0041】次に、ブレーキペダル1の踏み込みを解除
すると、反力発生部材5の反発力によりピストン4が下
方へ押圧されて下向きにストロークすることで、下部エ
ア室3d内のエア圧が上昇し、上部エア室3c内のエア
圧が低下するため、差圧により下部エア室3d内のエア
が連通路4bを経由して上部エア室3c側に流れ込もう
とするが、弁板7eに形成されたコンスタントオリフィ
ス孔7fでその流通量が制限されることで、ピストン4
のストローク速度に対し2乗特性のヒステリシス特性が
付与されるもので、これにより、ブレーキペダル1から
足が外れた場合におけるブレーキペダル1の急激な跳ね
返りを防止することができる。
【0042】以上詳細に説明してきたように、この発明
の実施の形態1のブレーキ操作ストローク発生装置にあ
っては、上述のように、ブレーキペダル1の回動軸支部
となる軸受筒11部を中心としてブレーキペダル1の回
動と同期回動するリンク2における先端回動部21がピ
ストン4に対し該ピストン4の垂直移動軸方向とは直交
する方向に移動可能かつ回動可能に連係されることによ
りリンク2の回動運動がピストン4の垂直方向の直線運
動に変換伝達されるが、その際、リンク2の回動によっ
てピストン4に入力される運動のうち該ピストン4を径
方向に押圧する分力は、ピストン4の連係穴43に対し
リンク2における球状の回動部21が径方向(水平方
向)に移動することによって吸収されるため、リンク2
の長さを十分に確保することなしに、ピストン4をスム
ーズに垂直方向に直線運動させることができるようにな
る。また、前記リンク2が筒状ハウジング3の軸線方向
に配置されることなしに、ピストン4の側面側において
その軸線方向に対し直交する状態に設けられることで、
ブレーキ操作ストローク発生装置の軸方向長さの短縮が
可能で、車室内への配置が可能になる等、車両搭載性の
自由度を高めることができるようになるという効果が得
られる。
【0043】また、前記スプリングリテーナ5d、5e
はそれぞれ各反力スプリング5a、5b、5cの直径差
を利用し、各反力スプリング5a−5b、5b−5c相
互を一部軸方向にオーバラップさせた状態で直列配置可
能な構造としたことで、反力発生部材5の軸方向長さを
短縮することができ、これにより、装置のコンパクト化
が可能となる。
【0044】また、前記リンク2の先端回動部21をピ
ストン4の中途部側面に対し該ピストン4の移動軸とは
略直交する方向に移動可能かつ回動可能に連係させるこ
とにより、筒状ハウジング3内において該筒状ハウジン
グ3内を上部エア室3cと下部エア室3dに画成して所
定のストローク範囲だけ直線移動可能な状態にピストン
4を設けることができるようになると共に、筒状ハウジ
ング3における上部エア室3cと下部エア室3dとの間
を連通する連通路4bの途中に該連通路4bを流通する
エアの流通を制限することによりピストン4の移動にヒ
ステリシス特性を付与するヒステリシス特性付与手段7
を設けた構成としたことで、筒状ハウジング3内におけ
るピストン4の摺動を確保するための空間およびピスト
ン4を、ヒステリシス特性付与手段7を作動させるため
の空間および部材の一部として共用することができるよ
うになり、これにより、装置全体のコンパクト化と部品
点数の削減によるコストの低減化が可能になるという効
果が得られる。
【0045】また、前記ヒステリシス特性付与手段7に
は筒状ハウジング3内における上部エア室3cと下部エ
ア室3d内のエアが相互に流通するのみで外気とは完全
に遮断されているため、埃やゴミ等の異物が混入する虞
がなく、これにより耐久性に優れたヒステリシス特性付
与手段7が得られるようになる。
【0046】また、前記連通路4bおよびヒステリシス
特性付与手段7が、ピストン4に形成されることで、筒
状ハウジング3外に突出することなしにヒステリシス特
性付与手段7を組み込むことができ、これによりさらに
装置全体をコンパクト化できるようになる。
【0047】また、前記弁板7eの開閉にセットスプリ
ング7gによるセットセット荷重が付与されると共に、
弁板7eにコンスタントオリフィス孔7fを設けた構成
とすることで、ブレーキペダル1の踏み込み時において
は弁板7eに付与されたセットスプリング7gのセット
荷重によりブレーキペダル1の踏み込み速度に対し2/
3乗特性のヒステリシス特性を付与することができ、ま
た、ブレーキペダル1の戻り時においてはコンスタント
オリフィス孔7fによりブレーキペダル1の戻り速度に
対し2乗特性のヒステリシス特性を付与することができ
るもので、コンスタントオリフィス孔7fの絞り量およ
びセットスプリング7gのセット荷重を任意に設定する
ことにより、ブレーキペダル1の踏み込み方向と戻り方
向のヒステリシス特性を自由にチューニングすることが
できるようになる。
【0048】次に、本発明の他の実施の形態を説明す
る。なおこの他の発明の実施の形態の説明にあたって
は、前記発明の実施の形態1と同様の構成部分は同一の
符号をつけてその説明を省略し、相違点についてのみ説
明する。 (発明の実施の形態2)この発明の実施の形態2のブレ
ーキ操作ストローク発生装置は、図5〜7に示すよう
に、ブレーキペダル1の回動軸支部となる軸支穴13の
上部にブレーキペダル1の上端部分から略水平方向に折
曲する折曲片14が延設され、この折曲片14の上面に
略垂直方向に突出する状態で短いリンク2が設けられる
一方、該リンク2の上部で車両の前後方向が軸方向とな
る状態で前記筒状ハウジング3が設けられた構成とした
点が、前記発明の実施の形態1とは相違したものであ
る。
【0049】即ち、この発明の実施の形態2では、上述
のように、筒状ハウジング3がブレーキペダル1の上部
に配置されることで、車両前面衝突時による影響がブレ
ーキ操作ストローク発生装置まで及ぶ可能性がさらに少
なくなり、これにより、運転者の安全性をさらに高める
ことができるようになる。また、前記ピストン4に対す
るリンク2の先端回動部21がブレーキペダル1の回動
軸支部となる軸支穴13より高い位置で連係されること
で、車両前面衝突時による影響がブレーキ操作ストロー
ク発生装置まで及んだとしても、軸支穴13を中心とし
てブレーキペダル1を運転者とは反対側(車両の前方)
に向けて回動させることになるため、運転者の安全性を
さらに高めることができるようになる。
【0050】(発明の実施の形態3)この発明の実施の
形態3のブレーキ操作ストローク発生装置は、図8にそ
の要部拡大断面図を示すように、ヒステリシス特性付与
手段7の構成部材が大径穴3eに対し上下逆方向に組み
込まれた点で前記発明の実施の形態1とは相違したもの
である。従って、この発明の実施の形態3では、ブレー
キペダル1の踏み込み時においてはコンスタントオリフ
ィス孔7fによりブレーキペダル1の踏み込み速度に対
し2乗特性のヒステリシス特性を付与することができ、
また、ブレーキペダル1の戻り時においては弁板7eに
付与されたセットスプリング7gのセット荷重によりブ
レーキペダル1の戻り速度に対し2/3乗特性のヒステ
リシス特性を付与することができるもので、コンスタン
トオリフィス孔7fの絞り量およびセットスプリング7
gのセット荷重を任意に設定することにより、ブレーキ
ペダル1の踏み込み方向と戻り方向のヒステリシス特性
を自由にチューニングすることができるようになる。
【0051】次に、前記ヒステリシス特性付与手段7の
他の例について説明する。 (他の例1)この他の例1のヒステリシス特性付与手段
71は、図9の縦断面図、および図10のラビリンンス
溝パターン図に示すように、シート部材71aに当接し
て連通穴71bを閉塞する弁板71cと、該弁板71c
におけるシート部材71aとの当たり面に形成されたラ
ビリンンス溝71dと、弁板71cをシート部材71a
に当接する方向に付勢するセットスプリング71eと、
連通孔71fとで構成されたものである。従って、この
他の例1では、ブレーキペダル1の踏み込み時また戻り
時のいずれか一方においてはラビリンス溝71dにより
速度に対し2乗特性のヒステリシス特性を付与すること
ができ、また、もう一方においては弁板71cに付与さ
れたセットスプリング71eのセット荷重により速度に
対し2/3乗特性のヒステリシス特性を付与することが
できるもので、ラビリンス溝71dの絞り量、連通孔7
1fの孔径およびセットスプリング71eのセット荷重
を任意に設定することにより、ブレーキペダル1の踏み
込み方向と戻り方向のヒステリシス特性を自由にチュー
ニングすることができるようになる。なお、このラビリ
ンス溝71dのパターンは一例であり、任意のパターン
に形成することができる。
【0052】(他の例2)この他の例2は、図11の縦
断面図に示すように、セットスプリング72aによりセ
ット荷重が付与された弁体72bが当接する環状シート
面72cにコンスタントオリフィス72dが打刻された
ものである。従って、この他の例2のヒステリシス特性
付与手段72では、ブレーキペダル1の踏み込み時また
戻り時のいずれか一方においてはコンスタントオリフィ
ス72dにより速度に対し2乗特性のヒステリシス特性
を付与することができ、また、もう一方においては弁体
72bに付与されたセットスプリング72aのセット荷
重により速度に対し2/3乗特性のヒステリシス特性を
付与することができるもので、コンスタントオリフィス
72dの絞り量およびセットスプリング72eのセット
荷重を任意に設定することにより、ブレーキペダル1の
踏み込み方向と戻り方向のヒステリシス特性を自由にチ
ューニングすることができるようになる。
【0053】(他の例3)この他の例3は、図12の縦
断面図に示すように、内周固定ディスクバルブ73a
と、該内周固定ディスクバルブ73aが当接する環状シ
ート面73bにコンスタントオリフィス73cが打刻さ
れたものである。従って、この他の例3のヒステリシス
特性付与手段73では、ブレーキペダル1の踏み込み時
また戻り時のいずれか一方においてはコンスタントオリ
フィス73cにより速度に対し2乗特性のヒステリシス
特性を付与することができ、また、もう一方においては
内周固定ディスクバルブ73aのセット荷重により速度
に対し2/3乗特性のヒステリシス特性を付与すること
ができるもので、コンスタントオリフィス73cの絞り
量および内周固定ディスクバルブ73aのセット荷重を
任意に設定することにより、ブレーキペダル1の踏み込
み方向と戻り方向のヒステリシス特性を自由にチューニ
ングすることができるようになる。
【0054】(他の例4)この他の例4は、図13の縦
断面図、および図14の要部斜視図に示すように、シー
ト面74aと、該シート面74aに当接する弁部74b
にコンスタントオリフィス孔74cを有するチェックプ
レート74dとで構成されたものである。従って、この
他の例4のヒステリシス特性付与手段74では、ブレー
キペダル1の踏み込み時また戻り時のいずれか一方にお
いてのみ、コンスタントオリフィス74cにより速度に
対し2乗特性のヒステリシス特性を付与することができ
るもので、コンスタントオリフィス孔74cの絞り量を
任意に設定することにより、ヒステリシス特性を自由に
チューニングすることができるようになる。
【0055】(他の例5)この他の例5は、図15の縦
断面図、および図16の要部斜視図に示すように、コン
スタントオリフィス溝75aが形成されたシート部材7
5bと、該シート部材75bに当接する弁部75cを備
えたチェックプレート75dとで構成されたものであ
る。従って、この他の例5のヒステリシス特性付与手段
75では、ブレーキペダル1の踏み込み時また戻り時の
いずれか一方においてのみ、コンスタントオリフィス溝
75aにより速度に対し2乗特性のヒステリシス特性を
付与することができるもので、コンスタントオリフィス
溝75aの絞り量を任意に設定することにより、ヒステ
リシス特性を自由にチューニングすることができるよう
になる。
【0056】以上発明の実施の形態を図面により説明し
たが、具体的な構成はこれらの発明の実施の形態に限ら
れるものではない。例えば、発明の実施の形態1では、
反力発生部材5および荷重センサ6をブレーキ操作によ
るリンク2の回動側に設けた例を示したが、リンク2の
戻り側に設けることもできる。この場合は、反力発生部
材5とピストン4との間に荷重センサ6が設けられる。
【0057】また、発明の実施の形態では、反力発生部
材の反力を荷重センサ6で検出することにより、ブレー
キ操作力を検出するようにした例を示したが、操作スト
ロークセンサによりブレーキ操作量を検出するようにし
てもよい。この場合は、ピストン4のストロークを検出
する他に、従来例のようにブレーキペダル1の回動軸支
部に設けた操作ストロークセンサ等で検出するようにし
てもよい。
【0058】また、発明の実施の形態では、反力発生部
材として、反発力および直径を異にする3種類の圧縮コ
イルスプリングである反力スプリング5a、5b、5c
を用いた例を示したが、その数や構成は任意であり、ま
た、その他に、引っ張りスプリング、板スプリング、巻
きスプリング、エアスプリング等を、単独でもしくは任
意に組み合わせて用いることもできる。
【0059】また、発明の実施の形態では、前記連通路
およびヒステリシス特性付与手段を、操作ストローク発
生用ピストンに形成した最良の例を示したが、筒状ハウ
ジング内もしくは外に形成するようにしてもよい。
【0060】また、ヒステリシス特性付与手段として
は、前記例の他に、以下のように構成することができ
る。 (イ)筒状ハウジングにおける上部エア室と下部エア室
との間の流通を制限的に許容する絞り穴で構成すること
により、ブレーキペダルの踏み込み時およびブレーキペ
ダルの戻り時の両方に速度に対し2乗特性のヒステリシ
ス特性を付与することができる。
【0061】(ロ)筒状ハウジングにおける上部エア室
から下部エア室への流通のみを許容する第1の一方弁と
該第1の一方弁をバイパスする第1の絞り穴、および、
前記第2室から第1室への流通のみを許容する第2の一
方弁と該第2の一方弁をバイパスする第2の絞り穴とで
構成することにより、ブレーキペダルの踏み込み時とブ
レーキペダルの戻り時とで異なったヒステリシス特性
(速度に対し2乗特性)を付与することができるもの
で、これにより、ヒステリシス特性のチューニング自由
度が高くなる。
【0062】(ハ)前記筒状ハウジングにおける上部エ
ア室から下部エア室への流通のみを制限的に許容する第
1の差圧弁と、下部エア室から上部エア室1への流通の
みを制限的に許容する第2の差圧弁とで構成することに
より、ブレーキペダルの踏み込み時とブレーキペダルの
戻り時とで異なったヒステリシス特性(速度に対し2/
3乗特性)を付与することができるもので、これによ
り、ヒステリシス特性のチューニング自由度が高くな
る。
【0063】また、この発明の実施の形態では、ブレー
キ操作におけるストローク発生装置について説明した
が、ブレーキペダル以外に、クラッチペダルやアクセル
ペダル等の操作におけるストローク発生装置にも適用す
ることができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明請求項1
記載のブレーキ操作ストローク発生装置では、回動軸支
部を中心として所定範囲回動可能なブレーキペダルと、
該ブレーキペダルの回動軸支部を中心としてブレーキペ
ダルの回動と同期回動するリンクと、筒状ハウジング内
において該筒状ハウジング内を第1室と第2室に画成し
て所定のストローク範囲だけ直線移動可能に設けられた
操作ストローク発生用ピストンと、前記筒状ハウジング
における第1室と第2室との間を連通する連通路と、該
連通路の途中に介装されていて該連通路を流通するエア
の流通を制限することによりピストンの移動にヒステリ
シス特性を付与するヒステリシス特性付与手段と、該操
作ストローク発生用ピストンの直線移動に対し前記ブレ
ーキペダルを押し戻す方向の反力を発生させる反力発生
部材と、備え、前記リンクの回動部が前記操作ストロー
ク発生用ピストンの中途部側面に対し該ピストンの移動
軸とは略直交する方向に移動可能かつ回動可能に連係さ
れることにより前記リンクの回動運動が前記操作ストロ
ーク発生用ピストンの直線運動に変換伝達されるように
構成されている手段としたことで、スムーズなブレーキ
操作を確保して摺動部材の摩耗を抑えつつ、装置の軸方
向長さの短縮が可能で車両搭載性の自由度を高めること
ができると共に、運転者の安全性を高めることができ、
さらには、低コストで耐久性に優れたヒステリシス特性
付与機構をブレーキ操作ストローク発生装置と一体にか
つコンパクトに組み込むことができるようになるという
効果が得られる。
【0065】請求項2記載のブレーキ操作ストローク発
生装置では、請求項1において、前記連通路およびヒス
テリシス特性付与手段が、前記操作ストローク発生用ピ
ストンに形成されている手段としたことで、筒状ハウジ
ング外に突出することなしにヒステリシス特性付与手段
を組み込むことができ、これにより、さらに装置全体を
コンパクト化できるようになる。
【0066】請求項3記載のブレーキ操作ストローク発
生装置では、請求項1または2において、前記ヒステリ
シス特性付与手段が、前記筒状ハウジングにおける第1
室と第2室との間の流通を制限的に許容する絞り穴で構
成されている手段としたことで、ブレーキペダルの踏み
込み時およびブレーキペダルの戻り時の両方に速度に対
し2乗特性のヒステリシス特性を付与することができる
ようになる。
【0067】請求項4記載のブレーキ操作ストローク発
生装置では、請求項1または2において、前記ヒステリ
シス特性付与手段が、前記筒状ハウジングにおける第1
室と第2室のうちの一方から他方への流通のみを許容す
る一方弁と該一方弁をバイパスする絞り穴とで構成され
ている手段としたことで、ブレーキペダルの踏み込み時
またはブレーキペダルの戻り時のいずれか一方において
速度に対し2乗特性のヒステリシス特性を付与すること
ができるようになる。
【0068】請求項5記載のブレーキ操作ストローク発
生装置では、請求項4において、前記一方弁の開閉にセ
ット荷重が付与されている手段としたことで、ブレーキ
ペダルの踏み込み時またはブレーキペダルの戻り時のい
ずれか一方では絞り穴により速度に対し2乗特性のヒス
テリシス特性を付与することができると共に、もう一方
では一方弁のセット荷重により速度に対し2/3乗特性
のヒステリシス特性を付与することができるもので、こ
れにより、ヒステリシス特性のチューニング自由度を高
めることができるようになる。
【0069】請求項6記載のブレーキ操作ストローク発
生装置では、請求項1または2において、前記ヒステリ
シス特性付与手段が、前記筒状ハウジングにおける第1
室から第2室への流通のみを許容する第1の一方弁と該
第1の一方弁をバイパスする第1の絞り穴、および、前
記第2室から第1室への流通のみを許容する第2の一方
弁と該第2の一方弁をバイパスする第2の絞り穴とで構
成されている手段としたことで、ブレーキペダルの踏み
込み時とブレーキペダルの戻り時とで異なったヒステリ
シス特性(速度に対し2乗特性)を付与することができ
るもので、これにより、ヒステリシス特性のチューニン
グ自由度を高めることができるようになる。
【0070】請求項7記載のブレーキ操作ストローク発
生装置では、請求項1または2において、前記ヒステリ
シス特性付与手段が、前記筒状ハウジングにおける第1
室から第2室への流通のみを制限的に許容する第1の差
圧弁と、前記第2室から第1室への流通のみを制限的に
許容する第2の差圧弁とで構成されている手段としたこ
とで、ブレーキペダルの踏み込み時とブレーキペダルの
戻り時とで異なったヒステリシス特性(速度に対し2/
3乗特性)を付与することができるもので、これによ
り、ヒステリシス特性のチューニング自由度を高めるこ
とができるようになる。
【0071】請求項8記載のブレーキ操作ストローク発
生装置では、請求項1〜7において、前記操作ストロー
ク発生用ピストンにおける移動軸方向の軸心部にリンク
の回動部が連係されている手段としたことで、操作スト
ローク発生用ピストンをよりスムーズに直線運動させる
ことができるようになる。
【0072】請求項9記載のブレーキ操作ストローク発
生装置では、請求項1〜8において、前記操作ストロー
ク発生用ピストンに対するリンクの回動部がブレーキペ
ダルの回動軸支部より高い位置で連係されている手段と
したことで、車両前面衝突時による影響がブレーキ操作
ストローク発生装置まで及んだとしても、回動軸支部を
中心としてブレーキペダルを運転者とは反対側(車両の
前方)に向けて回動させることになるため、運転者の安
全性をさらに高めることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態1のブレーキ操作ストローク
発生装置を示す一部切側面図である。
【図2】発明の実施の形態1のブレーキ操作ストローク
発生装置を示す一部切欠斜視図である。
【図3】発明の実施の形態1のブレーキ操作ストローク
発生装置の作動説明図であり、(イ)は非ブレーキ操作
時、(ロ)はブレーキ操作時を示す。
【図4】発明の実施の形態1のブレーキ操作ストローク
発生装置を示す要部拡大断面図である。
【図5】発明の実施の形態2のブレーキ操作ストローク
発生装置を示す一部切側面図である。
【図6】発明の実施の形態2のブレーキ操作ストローク
発生装置を示す一部切欠斜視図である。
【図7】発明の実施の形態2のブレーキ操作ストローク
発生装置の作動説明図であり、(イ)は非ブレーキ操作
時、(ロ)はブレーキ操作時を示す。
【図8】発明の実施の形態3のブレーキ操作ストローク
発生装置を示す要部拡大断面図である。
【図9】ヒステリシス特性付与手段の他の例1を示す縦
断面図である。
【図10】ヒステリシス特性付与手段の他の例1におけ
るラビリンス溝パターンを示す図である。
【図11】ヒステリシス特性付与手段の他の例2を示す
縦断面図である。
【図12】ヒステリシス特性付与手段の他の例3を示す
縦断面図である。
【図13】ヒステリシス特性付与手段の他の例4を示す
縦断面図である。
【図14】ヒステリシス特性付与手段の他の例4におけ
る要部斜視図である。
【図15】ヒステリシス特性付与手段の他の例5を示す
縦断面図である。
【図16】ヒステリシス特性付与手段の他の例5におけ
る要部斜視図である。
【図17】従来例のブレーキ操作ストローク発生装置を
示す縦断側面図である。
【図18】従来例のブレーキ操作ストローク発生装置を
示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ブレーキペダル 11 軸受筒(回動軸支部) 12 パッド部 13 軸支穴(回動軸支部) 14 折曲片 2 リンク 21 先端回動部 3 筒状ハウジング 3a 取り付けフランジ部 3b 取り付けフランジ部 3c 上部エア室(第1室) 3d 下部エア室(第2室) 31 切欠部 4 ピストン(操作ストローク発生用ピストン) 4a 連通路 4b 大径穴 41 摺動案内リング 42 摺動案内リング 43 連係穴(連通路) 5 反力発生部材 5a 反力スプリング 5b 反力スプリング 5c 反力スプリング 5d スプリングリテーナ 5e スプリングリテーナ 5f センサリテーナ 6 荷重センサ 6a 荷重入力部 7 ヒステリシス特性付与手段 7a 連通穴 7b 受部材 7c 連通穴 7d シート部材 7e 弁板 7f 連通路 7g セットスプリング 71 ヒステリシス特性付与手段 71a シート部材 71b 連通穴 71c 弁板 71d ラビリンス溝 71e セットスプリング 72 ヒステリシス特性付与手段 72a セットスプリング 72b 弁体 72c 環状シート面 72d コンスタントオリフィス 73 ヒステリシス特性付与手段 73a 内周固定ディスクバルブ 73b 環状シート面 73c コンスタントオリフィス 74 ヒステリシス特性付与手段 74a シート面 74b 弁部 74c コンスタントオリフィス孔 74d チェックプレート 75 ヒステリシス特性付与手段 75a コンスタントオリフィス溝 75b シート部材 75c 弁部 75d チェックプレート

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者のブレーキ操作に応じて車両を制
    動するブレーキ装置に用いられるブレーキ操作ストロー
    ク発生装置であって、 回動軸支部を中心として所定範囲回動可能なブレーキペ
    ダルと、 該ブレーキペダルの回動軸支部を中心としてブレーキペ
    ダルの回動と同期回動するリンクと、 筒状ハウジング内において該筒状ハウジング内を第1室
    と第2室に画成して所定のストローク範囲だけ直線移動
    可能に設けられた操作ストローク発生用ピストンと、 前記筒状ハウジングにおける第1室と第2室との間を連
    通する連通路と、 該連通路の途中に介装されていて該連通路を流通するエ
    アの流通を制限することによりピストンの移動にヒステ
    リシス特性を付与するヒステリシス特性付与手段と、 該操作ストローク発生用ピストンの直線移動に対し前記
    ブレーキペダルを押し戻す方向の反力を発生させる反力
    発生部材と、を備え、 前記リンクの回動部が前記操作ストローク発生用ピスト
    ンの中途部側面に対し該ピストンの移動軸とは略直交す
    る方向に移動可能かつ回動可能に連係されることにより
    前記リンクの回動運動が前記操作ストローク発生用ピス
    トンの直線運動に変換伝達されるように構成されている
    ことを特徴とするブレーキ操作ストローク発生装置。
  2. 【請求項2】 前記連通路およびヒステリシス特性付与
    手段が、前記操作ストローク発生用ピストンに形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のブレーキ操作ス
    トローク発生装置。
  3. 【請求項3】 前記ヒステリシス特性付与手段が、前記
    筒状ハウジングにおける第1室と第2室との間の流通を
    制限的に許容する絞り穴で構成されていることを特徴と
    する請求項1または2に記載のブレーキ操作ストローク
    発生装置。
  4. 【請求項4】 前記ヒステリシス特性付与手段が、前記
    筒状ハウジングにおける第1室と第2室のうちの一方か
    ら他方への流通のみを許容する一方弁と該一方弁をバイ
    パスする絞り穴とで構成されていることを特徴とする請
    求項1または2に記載のブレーキ操作ストローク発生装
    置。
  5. 【請求項5】 前記一方弁の開閉にセット荷重が付与さ
    れていることを特徴とする請求項4記載のブレーキ操作
    ストローク発生装置。
  6. 【請求項6】 前記ヒステリシス特性付与手段が、前記
    筒状ハウジングにおける第1室から第2室への流通のみ
    を許容する第1の一方弁と該第1の一方弁をバイパスす
    る第1の絞り穴、および、前記第2室から第1室への流
    通のみを許容する第2の一方弁と該第2の一方弁をバイ
    パスする第2の絞り穴とで構成されていることを特徴と
    する請求項1または2に記載のブレーキ操作ストローク
    発生装置。
  7. 【請求項7】 前記ヒステリシス特性付与手段が、前記
    筒状ハウジングにおける第1室から第2室への流通のみ
    を制限的に許容する第1の差圧弁と、前記第2室から第
    1室への流通のみを制限的に許容する第2の差圧弁とで
    構成されていることを特徴とする請求項1または2に記
    載のブレーキ操作ストローク発生装置。
  8. 【請求項8】 前記操作ストローク発生用ピストンにお
    ける移動軸方向の軸心部に前記リンクの回動部が連係さ
    れていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記
    載のブレーキ操作ストローク発生装置。
  9. 【請求項9】 前記操作ストローク発生用ピストンに対
    する前記リンクの回動部がブレーキペダルの回動軸支部
    より高い位置で連係されていることを特徴とする請求項
    1〜8のいずれかに記載のブレーキ操作ストローク発生
    装置。
JP2002063155A 2002-03-08 2002-03-08 ブレーキ操作ストローク発生装置 Pending JP2003261015A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002063155A JP2003261015A (ja) 2002-03-08 2002-03-08 ブレーキ操作ストローク発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002063155A JP2003261015A (ja) 2002-03-08 2002-03-08 ブレーキ操作ストローク発生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003261015A true JP2003261015A (ja) 2003-09-16

Family

ID=28670762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002063155A Pending JP2003261015A (ja) 2002-03-08 2002-03-08 ブレーキ操作ストローク発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003261015A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1562097A2 (en) 2004-02-09 2005-08-10 Toyoda Iron Works Co., Ltd. Pedal reaction force device
JP2005313663A (ja) * 2004-04-26 2005-11-10 Toyoda Iron Works Co Ltd 車両用電気式操作装置
US7395734B2 (en) 2004-03-19 2008-07-08 Toyoda Iron Works Co., Ltd. Vehicle brake apparatus
WO2011004436A1 (ja) * 2009-07-09 2011-01-13 トヨタ自動車株式会社 制駆動力制御装置
JP2014084091A (ja) * 2012-10-26 2014-05-12 Hyundai Motor Company Co Ltd 多段直列型ばねを用いたペダルシミュレータ
JP2018103848A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 トヨタ自動車株式会社 ブレーキ装置
US20180275712A1 (en) * 2017-03-24 2018-09-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Brake operating device

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1562097A2 (en) 2004-02-09 2005-08-10 Toyoda Iron Works Co., Ltd. Pedal reaction force device
US7228758B2 (en) 2004-02-09 2007-06-12 Toyoda Iron Works Co., Ltd. Pedal reaction force device
US7395734B2 (en) 2004-03-19 2008-07-08 Toyoda Iron Works Co., Ltd. Vehicle brake apparatus
JP2005313663A (ja) * 2004-04-26 2005-11-10 Toyoda Iron Works Co Ltd 車両用電気式操作装置
US7425042B2 (en) 2004-04-26 2008-09-16 Toyoda Iron Works Co., Ltd. Electric operating apparatus for vehicle
CN102470857A (zh) * 2009-07-09 2012-05-23 丰田自动车株式会社 制动/驱动力控制装置
WO2011004436A1 (ja) * 2009-07-09 2011-01-13 トヨタ自動車株式会社 制駆動力制御装置
JP5218658B2 (ja) * 2009-07-09 2013-06-26 トヨタ自動車株式会社 制駆動力制御装置
US8930106B2 (en) 2009-07-09 2015-01-06 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Braking/driving force control device
JP2014084091A (ja) * 2012-10-26 2014-05-12 Hyundai Motor Company Co Ltd 多段直列型ばねを用いたペダルシミュレータ
CN103786695A (zh) * 2012-10-26 2014-05-14 现代自动车株式会社 具有多级串联弹簧的踏板模拟器
CN103786695B (zh) * 2012-10-26 2018-02-27 现代自动车株式会社 具有多级串联弹簧的踏板模拟器
JP2018103848A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 トヨタ自動車株式会社 ブレーキ装置
US20180275712A1 (en) * 2017-03-24 2018-09-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Brake operating device
US10571949B2 (en) * 2017-03-24 2020-02-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Brake operating device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1562097A2 (en) Pedal reaction force device
KR100742661B1 (ko) 자동차의 페달장치 및 이에 이용되는 댐퍼
US20170351291A1 (en) Clutch pedal with force simulation
EP1706008B1 (en) Silent actuator for ergonomic supports
JP4835415B2 (ja) 運動変換伝達装置
JP2005350053A (ja) 油圧操作用レバー装置
JP2003261015A (ja) ブレーキ操作ストローク発生装置
CN102016346A (zh) 阻尼器和装备有阻尼器的车辆座椅
KR102509492B1 (ko) 구동의 완충을 갖춘 페달 디바이스
JP6702248B2 (ja) 制動操作装置
US7055404B2 (en) Return device for the pedals of a motor vehicle
EP1249567B1 (en) An inner actuation means for doors of automobiles
JP7165661B2 (ja) ダンパおよび操作ユニット
JP6400965B2 (ja) ダンパ
KR100927695B1 (ko) 능동형 페달 장치
JP2003261014A (ja) ブレーキ操作ストローク発生装置
JP2019202657A (ja) 駆動装置および駆動システム
JP4742397B2 (ja) 自動車のペダル装置及びこれに用いられるダンパ
JP6002498B2 (ja) ブレーキシステム用ストロークシミュレータ
JP3807180B2 (ja) 自動車のペダル装置
KR20070055140A (ko) 자동변속기 차량용 파킹로드 완충구조
KR200179261Y1 (ko) 페달식 주차브레이크장치
JP2006103553A (ja) 小型電動車両
JP2000038047A (ja) シフトレバー装置
JP2001355665A (ja) 回動体の調速装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041217