JP2003261014A - ブレーキ操作ストローク発生装置 - Google Patents

ブレーキ操作ストローク発生装置

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JP2003261014A
JP2003261014A JP2002063154A JP2002063154A JP2003261014A JP 2003261014 A JP2003261014 A JP 2003261014A JP 2002063154 A JP2002063154 A JP 2002063154A JP 2002063154 A JP2002063154 A JP 2002063154A JP 2003261014 A JP2003261014 A JP 2003261014A
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brake
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JP2002063154A
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Taketo Nakagawa
武人 中川
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スムーズなブレーキ操作を確保して摺動部材の
摩耗を抑えつつ、装置の軸方向長さの短縮が可能で車両
搭載性の自由度を高めることができると共に、運転者の
安全性を高めることができるブレーキ操作ストローク発
生装置の提供。 【解決手段】ブレーキペダル1の回動軸支部となる軸支
筒11部を中心としてブレーキペダル1の回動と同期回
動するリンク2と、ハウジング3に対し所定のストロー
ク範囲だけ直線移動可能に設けられたピストン4と、ピ
ストン4の直線移動に対しブレーキペダル1を押し戻す
方向の反力を発生させる反力発生部材5と、を備え、リ
ンク2における球状の先端回動部21がピストン4に対
しその移動軸とは直交する方向に移動可能かつ回動可能
に連係されることによりリンク2の回動運動がピストン
4の直線運動に変換伝達されるように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイワイヤ等に用
いられるブレーキ操作ストローク発生装置であって、車
両搭載性自由度を向上させるための改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブレーキ操作ストローク発生装置
としては、特開2000−1163号公報に記載されて
いるものが知られている。この従来例のブレーキ操作ス
トローク発生装置は、ブレーキ操作時のフィーリング向
上を図るため、ヒステリシス特性付与機構が付加された
もので、図7に示すように、内部に軸方向移動可能に収
容されたピストン101を有するハウジング102と、
一端を前記ピストン101の運転席側の開口端面部に、
他端はクレビス103を介してブレーキペダル104の
中間部にそれぞれ回動可能に連係されたロッド105
と、前記ハウジング102に軸方向摺動可能に設けられ
た中間部材106およびストッパ107を含み、ヒステ
リシス特性付与機構109は、ピストン101および中
間部材106と同軸に設けられた構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
のブレーキ操作ストローク発生装置にあっては、ブレー
キペダル104は操作ストロークセンサ115を軸支点
として車体に回動自在に固定されており、パッド116
と軸支点となる操作ストロークセンサ115との中間部
に前記ロッド105とブレーキペダル104との回動自
在な連結部が設けられ、これにより、ブレーキペダル1
04の円弧運動をピストン101の直線運動に変換する
必要があり、このため、直線運動に変換するために介在
されたリンク機構(ロッド105)として、ある程度の
長さを確保する必要がある。即ち、ロッド105が短い
と、ロッド105とブレーキペダル104との回動連結
部の円弧運動により、ピストン101との回動連係部を
中心とするロッド105の回動傾斜角度(揺動角度)が
大きく、ピストン101の直線移動方向に対するロッド
105からの入力角度の傾斜が大きくなるため、ピスト
ン101を径方向に押圧する分力(横力)が大きくな
り、しかも、この分力(横力)方向が頻繁に入れ替わる
ような動きとなるため、ピストン101をスムーズに直
線運動させることができずブレーキペダル104がギク
シャクした動きになると共に、横力によりピストン10
1の摺動抵抗が大きくなって摺動案内部材の摩耗を早め
ることになる。従って、ピストン101のスムーズな直
線運動を得るためには、ロッド105の長さを十分に確
保して回動傾斜角度を極力小さく抑える必要があること
から、ストローク発生装置全体の軸方向長さが長くな
り、このため、車室内への配置が困難となる等、車両搭
載性の自由度に欠けるという問題点を有していた。
【0004】また、ブレーキ操作ストローク発生装置全
体の軸方向長さが長く、しかも、ブレーキペダル104
における回動軸支点となる操作ストロークセンサ115
部とパッド116との中間部にロッド105が連結され
た構造では、車両前面衝突時による影響がブレーキ操作
ストローク発生装置まで及ぶ可能性が高くなると共に、
そのような場合においては、ブレーキペダル104を運
転者側に押圧するため、危険性が高くなるという問題点
がある。
【0005】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、スムーズなブレーキ操作を確保して摺
動部材の摩耗を抑えつつ、装置の軸方向長さの短縮が可
能で車両搭載性の自由度を高めることができると共に、
運転者の安全性を高めることができるブレーキ操作スト
ローク発生装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明請求項1記載のブレーキ操作ストローク発
生装置は、バイワイヤもしくはフルードレスに用いられ
るブレーキ操作ストローク発生装置であって、回動軸支
部を中心として所定範囲回動可能なブレーキペダルと、
該ブレーキペダルの回動軸支部を中心としてブレーキペ
ダルの回動と同期回動するリンクと、ハウジングに対し
所定のストローク範囲だけ直線移動可能に設けられた操
作ストローク発生用直線移動部材と、該操作ストローク
発生用直線移動部材の直線移動に対し前記ブレーキペダ
ルを押し戻す方向の反力を発生させる反力発生部材と、
を備え、前記リンクの回動部が前記操作ストローク発生
用直線移動部材に対し該直線移動部材の移動軸とは略直
交する方向に移動可能かつ回動可能に連係されることに
より前記リンクの回動運動が前記操作ストローク発生用
直線移動部材の直線運動に変換伝達されるように構成さ
れている手段とした。
【0007】請求項2記載のブレーキ操作ストローク発
生装置は、請求項1記載のブレーキ操作ストローク発生
装置において、前記操作ストローク発生用直線移動部材
における移動軸方向の軸心部に前記リンクの回動部が連
係されている手段とした。
【0008】請求項3記載のブレーキ操作ストローク発
生装置は、請求項1または2に記載のブレーキ操作スト
ローク発生装置において、前記操作ストローク発生用直
線移動部材に対する前記リンクの回動部がブレーキペダ
ルの回動軸支部より高い位置で連係されている手段とし
た。
【0009】
【作用】この発明請求項1記載のブレーキ操作ストロー
ク発生装置では、上述のように、ブレーキペダルの回動
軸支部を中心としてブレーキペダルの回動と同期回動す
るリンクの回動部が操作ストローク発生用直線移動部材
に対し該直線移動部材の移動軸とは略直交する方向に移
動可能かつ回動可能に連係されることによりリンクの回
動運動が操作ストローク発生用直線移動部材の直線運動
に変換伝達されるが、その際、リンクの回動によって操
作ストローク発生用直線移動部材に入力される運動のう
ち該操作ストローク発生用直線移動部材を径方向に押圧
する分力は、操作ストローク発生用直線移動部材に対し
リンクの回動部が径方向に移動することによって吸収さ
れるため、リンクの長さを十分に確保することなしに、
操作ストローク発生用直線移動部材をスムーズに直線運
動させることができるようになる。
【0010】また、リンクがハウジングの軸線方向に配
置されることなしに、操作ストローク発生用直線移動部
材の側面側においてその軸線方向に対し略直交する状態
に設けられることで、ブレーキ操作ストローク発生装置
の軸方向長さの短縮が可能で、車室内への配置が可能に
なる等、車両搭載性の自由度を高めることができるよう
になる。また、ブレーキ操作ストローク発生装置の軸方
向長さの短縮が可能であるため、車両前面衝突時による
影響がブレーキ操作ストローク発生装置まで及ぶ可能性
が少なくなり、これにより、運転者の安全性を高めるこ
とができるようになる。
【0011】請求項2記載のブレーキ操作ストローク発
生装置では、請求項1記載のブレーキ操作ストローク発
生装置において、前記操作ストローク発生用直線移動部
材における移動軸方向の軸心部に前記リンクの回動部が
連係されることで、操作ストローク発生用直線移動部材
をよりスムーズに直線運動させることができるようにな
る。
【0012】請求項3記載のブレーキ操作ストローク発
生装置では、請求項1または2に記載のブレーキ操作ス
トローク発生装置において、前記操作ストローク発生用
直線移動部材に対する前記リンクの回動部がブレーキペ
ダルの回動軸支部より高い位置で連係されることで、車
両前面衝突時による影響がブレーキ操作ストローク発生
装置まで及んだとしても、回動軸支部を中心としてブレ
ーキペダルを運転者とは反対側(車両の前方)に向けて
回動させることになるため、運転者の安全性をさらに高
めることができるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。 (発明の実施の形態1)まず、本発明の実施の形態1の
構成を図1、2に基づいて説明する。図1は本発明の実
施の形態1のブレーキ操作ストローク発生装置を示す一
部縦断側面図、図2は同斜視図であり、両図において、
1はブレーキペダル、2はリンク、3はハウジング、4
はピストン、5は反力発生部材、6は荷重センサを示
す。
【0014】さらに詳述すると、前記ブレーキペダル1
は、その上端部に回動軸支部を構成する軸受筒11が設
けられ、下端部にパッド部12が設けられていて、前記
軸受筒11部を中心として所定範囲回動可能となってい
る。前記リンク2は、前記軸受筒11から車両の前方に
向けて突出する状態に設けられていて、ブレーキペダル
1の回動軸支部となる軸受筒11を中心としてブレーキ
ペダル1の回動と同期回動可能に設けられている。そし
て、該リンク2の先端部には前記ピストン4に連係させ
る球状の先端回動部21が設けられている。
【0015】前記ハウジング3は、有底円筒状に形成さ
れていて、側面の上下両端部に備えた車体への取付フラ
ンジ部3a、3bにおいて、垂直方向が軸方向となる状
態で車体に固定されている。そして、前記ハウジング3
内の下方には前記ピストン4が直線移動可能に収容され
ている。該ピストン4は操作ストローク発生用直線移動
部材を構成するもので、その上下両端部外周には摺動案
内リング41、42が装着されている。
【0016】前記ピストン4の軸方向中間部で前記リン
ク2の先端回動部21との対向面には、球状の先端回動
部21をピストン4の移動軸(垂直方向)とは直交する
方向(水平方向)に移動可能かつ回動可能に連係させる
ための連係穴43が形成されている。また、この連係穴
43と対向するハウジング3の側壁面には、連係穴43
に対する回動部21の連係組み付けを可能とすると共
に、該組み付け状態におけるリンク2の回動を確保する
ための切欠部31が形成されている。そして、前記球状
の先端回動部21がピストン4の移動軸方向の軸心部に
位置するように連係穴43に連係されている。
【0017】前記ハウジング3の上端開口部には前記荷
重センサ6が固定され、この荷重センサ6とピストン4
との間におけるハウジング3内に前記反力発生部材5が
介装されている。この反力発生部材5は、ピストン4の
上向き直線移動に対し、リンク2を介してブレーキペダ
ル1を押し戻す方向に反力を発生させる役目をなすもの
で、反発力および直径を異にする3種類の反力スプリン
グ5a、5b、5cで構成され、各反力スプリング5a
−5b、5b−5c相互間にそれぞれスプリングリテー
ナ5d、5eを介装させると共に、反力スプリング5c
と荷重センサ6における荷重入力部6aとの間にセンサ
リテーナ5fを介装させた状態でピストン4と荷重セン
サ6との間に直列に配置されている。
【0018】そして、前記反力発生部材5の軸方向長さ
を短縮するために、前記スプリングリテーナ5d、5e
はそれぞれ各反力スプリング5a、5b、5cの直径差
を利用し、各反力スプリング5a−5b、5b−5c相
互を一部軸方向にオーバラップさせた状態で直列配置可
能な構造となっている。
【0019】次に、この発明の実施の形態1の作用を図
3(イ)、(ロ)の作動説明図に基づいて説明する。こ
の発明の実施の形態1のブレーキ操作ストローク発生装
置は、上述にように構成されるため、図3の(イ)に示
すように、運転者によるブレーキ操作が行われていない
状態においては、反力発生部材5の反発力によりピスト
ン4が下方へ押圧され、これにより、リンク2およびブ
レーキペダル1が軸支筒11部を中心として反時計方向
に回動された状態となっている。この状態においては、
反力発生部材の上向き反力は小さな値となっており、こ
の状態で荷重センサ6で検出される荷重値では車両の制
動がなされないような設定となっている。
【0020】次に、図3の(ロ)に示すように、運転者
がブレーキ操作を行うと、ブレーキペダル1の踏み込み
量に応じて該ブレーキペダル1およびリンク2が軸受筒
11部を中心として時計方向に同期回動し、これによ
り、リンク2における球状の先端回動部21が上向きに
回動し、この先端回動部21の回動による垂直方向の直
線移動量に応じて徐々に強くなる反力発生部材5の反発
力に抗してピストン4を上向きにストロークさせ、荷重
センサ6では反力発生部材5の反発力に応じた荷重値が
検出され、この荷重検出値に応じた制動力を発生させ
る。そして、反力発生部材5を構成する3種類の反力ス
プリング5a、5b、5cが全て縮み込むか、スプリン
グリテーナ5d、5e、センサリテーナ5f同士、およ
びスプリングリテーナ5dとピストン4が互いに当接し
た時点でピストン4の移動が停止される。
【0021】以上のようにピストン4がストロークする
ことにより、ブレーキ操作時に所定の操作ストロークを
発生させることができると共に、ブレーキペダル1の踏
み込み量および踏力に応じて反力発生部材5で徐々に発
生する反力によって、マスタシリンダを用いたブレーキ
装置と同様のブレーキ操作フィーリングを得ることがで
きると共に、踏み込み量および踏力に応じた制動力を発
生させることができる。
【0022】以上詳細に説明してきたように、この発明
の実施の形態1のブレーキ操作ストローク発生装置にあ
っては、上述のように、ブレーキペダル1の回動軸支部
となる軸受筒11部を中心としてブレーキペダル1の回
動と同期回動するリンク2の先端回動部21がピストン
4に対し該ピストン4の垂直移動軸方向とは直交する方
向に移動可能かつ回動可能に連係されることによりリン
ク2の回動運動がピストン4の垂直方向の直線運動に変
換伝達されるが、その際、リンク2の回動によってピス
トン4に入力される運動のうち該ピストン4を径方向に
押圧する分力(横力)は、ピストン4の連係穴43に対
しリンク2における球状の回動部21が径方向(水平方
向)に移動することによって吸収されるため、リンク2
の長さを十分に確保することなしに、ピストン4をスム
ーズに垂直方向に直線運動させることができ、これによ
り、スムーズなブレーキ操作が得られると共に、摺動案
内リングの摩耗を抑制することができるようになるとい
う効果が得られる。
【0023】また、前記リンク2がハウジング3の軸線
方向に配置されることなしに、ピストン4の側面側にお
いてその軸線方向に対し直交する状態に設けられること
で、ブレーキ操作ストローク発生装置の軸方向長さの短
縮が可能で、車室内への配置が可能になる等、車両搭載
性の自由度を高めることができるようになるという効果
が得られる。
【0024】また、前記スプリングリテーナ5d、5e
はそれぞれ各反力スプリング5a、5b、5cの直径差
を利用し、各反力スプリング5a−5b、5b−5c相
互を一部軸方向にオーバラップさせた状態で直列配置可
能な構造としたことで、反力発生部材5の軸方向長さを
短縮することができ、これにより、装置のコンパクト化
が可能となる。
【0025】次に、本発明の他の実施の形態を説明す
る。なおこの他の発明の実施の形態の説明にあたって
は、前記発明の実施の形態1と同様の構成部分は同一の
符号をつけてその説明を省略し、相違点についてのみ説
明する。 (発明の実施の形態2)この発明の実施の形態2のブレ
ーキ操作ストローク発生装置は、図4〜6に示すよう
に、ブレーキペダル1の回動軸支部となる軸支穴13の
上部にブレーキペダル1の上端部分から略水平方向に折
曲する折曲片14が延設され、この折曲片14の上面に
略垂直方向に突出する状態で短いリンク2が設けられる
一方、該リンク2の上部で車両の前後方向が軸方向とな
る状態で前記ハウジング3が設けられた構成とした点
が、前記発明の実施の形態1とは相違したものである。
【0026】即ち、この発明の実施の形態2では、上述
のように、ハウジング3がブレーキペダル1の上部に配
置されることで、車両前面衝突時による影響がブレーキ
操作ストローク発生装置まで及ぶ可能性がさらに少なく
なり、これにより、運転者の安全性をさらに高めること
ができるようになる。また、前記ピストン4に対するリ
ンク2の先端回動部21がブレーキペダル1の回動軸支
部となる軸支穴13より高い位置で連係されることで、
車両前面衝突時による影響がブレーキ操作ストローク発
生装置まで及んだとしても、軸支穴13を中心としてブ
レーキペダル1を運転者とは反対側(車両の前方)に向
けて回動させることになるため、運転者の安全性をさら
に高めることができるようになる。
【0027】以上発明の実施の形態を図面により説明し
たが、具体的な構成はこれらの発明の実施の形態に限ら
れるものではない。例えば、発明の実施の形態1では、
反力発生部材5および荷重センサ6をブレーキ操作によ
るリンク2の回動側に設けた例を示したが、リンク2の
戻り側に設けることもできる。この場合は、反力発生部
材5とピストン4との間に荷重センサ6が設けられる。
【0028】また、発明の実施の形態では、反力発生部
材の反力を荷重センサ6で検出することにより、ブレー
キ操作力を検出するようにした例を示したが、操作スト
ロークセンサによりブレーキ操作量を検出するようにし
てもよい。この場合は、ピストン4のストロークを検出
する他に、従来例のようにブレーキペダル1の回動軸支
部に設けた操作ストロークセンサ等で検出するようにし
てもよい。
【0029】また、発明の実施の形態では、反力発生部
材として、反発力および直径を異にする3種類の圧縮コ
イルスプリングである反力スプリング5a、5b、5c
を用いた例を示したが、その数や構成は任意であり、ま
た、その他に、引っ張りスプリング、板スプリング、巻
きスプリング、エアスプリング等を、単独でもしくは任
意に組み合わせて用いることもできる。また、この発明
の実施の形態では、ブレーキ操作におけるストローク発
生装置について説明したが、ブレーキペダル以外に、ク
ラッチペダルやアクセルペダル等の操作におけるストロ
ーク発生装置にも適用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明請求項1
記載のブレーキ操作ストローク発生装置は、回動軸支部
を中心として所定範囲回動可能なブレーキペダルと、該
ブレーキペダルの回動軸支部を中心としてブレーキペダ
ルの回動と同期回動するリンクと、ハウジングに対し所
定のストローク範囲だけ直線移動可能に設けられた操作
ストローク発生用直線移動部材と、該操作ストローク発
生用直線移動部材の直線移動に対し前記ブレーキペダル
を押し戻す方向の反力を発生させる反力発生部材と、を
備え、前記リンクの回動部が前記操作ストローク発生用
直線移動部材に対し該直線移動部材の移動軸とは略直交
する方向に移動可能かつ回動可能に連係されることによ
り前記リンクの回動運動が前記操作ストローク発生用直
線移動部材の直線運動に変換伝達されるように構成され
ている手段としたことで、リンクの長さを十分に確保す
ることなしに、操作ストローク発生用直線移動部材をス
ムーズに直線運動させ、これにより摺動部材の摩耗を抑
えることができるようになと共に、リンクがハウジング
の軸線方向に配置されることなしに、操作ストローク発
生用直線移動部材の側面側においてその軸線方向に対し
略直交する状態に設けられることで、ブレーキ操作スト
ローク発生装置の軸方向長さの短縮が可能で、車室内へ
の配置が可能になる等、車両搭載性の自由度を高めるこ
とができるようになるという効果が得られる。また、ブ
レーキ操作ストローク発生装置の軸方向長さの短縮が可
能であるため、車両前面衝突時による影響がブレーキ操
作ストローク発生装置まで及ぶ可能性が少なくなり、こ
れにより、運転者の安全性を高めることができるように
なるという効果が得られる。
【0031】請求項2記載のブレーキ操作ストローク発
生装置は、請求項1記載のブレーキ操作ストローク発生
装置において、前記操作ストローク発生用直線移動部材
における移動軸方向の軸心部に前記リンクの回動部が連
係されている手段としたことで、操作ストローク発生用
直線移動部材をよりスムーズに直線運動させることがで
きるようになる。
【0032】請求項3記載のブレーキ操作ストローク発
生装置は、請求項1または2に記載のブレーキ操作スト
ローク発生装置において、前記操作ストローク発生用直
線移動部材に対する前記リンクの回動部がブレーキペダ
ルの回動軸支部より高い位置で連係されている手段とし
たことで、車両前面衝突時による影響がブレーキ操作ス
トローク発生装置まで及んだとしても、回動軸支部を中
心としてブレーキペダルを運転者とは反対側(車両の前
方)に向けて回動させることになるため、運転者の安全
性をさらに高めることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態1のブレーキ操作ストローク
発生装置を示す一部切側面図である。
【図2】発明の実施の形態1のブレーキ操作ストローク
発生装置を示す一部切欠斜視図である。
【図3】発明の実施の形態1のブレーキ操作ストローク
発生装置の作動説明図であり、(イ)は非ブレーキ操作
時、(ロ)はブレーキ操作時を示す。
【図4】発明の実施の形態2のブレーキ操作ストローク
発生装置を示す一部切側面図である。
【図5】発明の実施の形態2のブレーキ操作ストローク
発生装置を示す一部切欠斜視図である。
【図6】発明の実施の形態2のブレーキ操作ストローク
発生装置の作動説明図であり、(イ)は非ブレーキ操作
時、(ロ)はブレーキ操作時を示す。
【図7】従来例のブレーキ操作ストローク発生装置を示
す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ブレーキペダル 11 軸受筒(回動軸支部) 12 パッド部 13 軸支穴(回動軸支部) 14 折曲片 2 リンク 21 先端回動部 3 ハウジング 3a 取り付けフランジ部 3b 取り付けフランジ部 31 切欠部 4 ピストン(操作ストローク発生用直線移動部材) 41 摺動案内リング 42 摺動案内リング 43 連係穴 5 反力発生部材 5a 反力スプリング 5b 反力スプリング 5c 反力スプリング 5d スプリングリテーナ 5e スプリングリテーナ 5f センサリテーナ 6 荷重センサ 6a 荷重入力部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイワイヤもしくはフルードレスに用い
    られるブレーキ操作ストローク発生装置であって、 回動軸支部を中心として所定範囲回動可能なブレーキペ
    ダルと、 該ブレーキペダルの回動軸支部を中心としてブレーキペ
    ダルの回動と同期回動するリンクと、 ハウジングに対し所定のストローク範囲だけ直線移動可
    能に設けられた操作ストローク発生用直線移動部材と、 該操作ストローク発生用直線移動部材の直線移動に対し
    前記ブレーキペダルを押し戻す方向の反力を発生させる
    反力発生部材と、を備え、 前記リンクの回動部が前記操作ストローク発生用直線移
    動部材に対し該直線移動部材の移動軸とは略直交する方
    向に移動可能かつ回動可能に連係されることにより前記
    リンクの回動運動が前記操作ストローク発生用直線移動
    部材の直線運動に変換伝達されるように構成されている
    ことを特徴とするブレーキ操作ストローク発生装置。
  2. 【請求項2】 前記操作ストローク発生用直線移動部材
    における移動軸方向の軸心部に前記リンクの回動部が連
    係されていることを特徴とする請求項1記載のブレーキ
    操作ストローク発生装置。
  3. 【請求項3】 前記操作ストローク発生用直線移動部材
    に対する前記リンクの回動部がブレーキペダルの回動軸
    支部より高い位置で連係されていることを特徴とする請
    求項1または2に記載のブレーキ操作ストローク発生装
    置。
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