JP2005307194A - 末端に水酸基を有するポリエステル化合物を含有する潤滑油 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ポリエスエル化合物として、下記一般式(I)で表される化合物を潤滑油に用いる。
【化1】
式(I)中、R1は、1分子中に1〜8個の水酸基を有するモノヒドロキシまたはポリヒドロキシ化合物から水酸基を除いた残りの基を表す。xは1〜8の整数を表す。R2は独立して炭素数2〜12のアルキレン基を表し、R3は独立して炭素数2〜4のアルキレン基を表す。mは独立して1〜500の整数、nは独立して3〜1000の整数を表す。(−OCOR2−)m・(−OR3−)nは、(−OCOR2−)単位および(−OR3−)単位からなるブロック重合鎖またはランダム共重合鎖を表す。
【選択図】なし
Description
本発明におけるポリエステル化合物は、下記一般式(I)で表される。
本発明の潤滑油は上述したポリエステル化合物(I)を含むことを特徴とし、かつ金属水酸化物またはその塩を含まないことを特徴とする。上述したとおり、OECD化学品テストガイドライン301Cの方法に準拠して測定される生分解度が、28日以内で60%以上のポリエステル化合物(I)を基油として含むことが好ましい。
本発明の潤滑油の好ましい用途としては、例えば、作動油、グリース、コンプレッサー油、圧延油、ギヤー油、金属加工油、トラクションドライブ油、土木掘削用潤滑油およびエンジン油を挙げることができるが、本発明の潤滑油の用途はこれらに限定されるものではなく、適宜好ましい用途に用いることができる。
(56100/OHv)×(x)
を用いて計算した値である。
ポリエチレングリコール(和光純薬工業社製、平均分子量400)を400g(1.0モル)、およびTBAを配位子として有する亜鉛ヘキサシアノコバルテート錯体触媒0.4gを反応容器内に仕込み、窒素気流下で140℃迄昇温した。初めにEOの44g(1.0モル)を反応容器内に投入して初期反応を行い、続いてCLの1200g(10.5モル)とEOの2360g(53.6モル)の混合物を反応容器内に10時間程かけて投入した。CLおよびEOの混合物を全て反応容器内に投入後、140℃でさらに5時間反応させ、その後、未反応のCLおよびEOが反応容器内に残存しないことを反応容器内圧の低下が止まったことによって確認した後、反応容器から生成物を抜き出し、目的とするポリエステル化合物(I−1)を得た。得られたポリエステル化合物(I−1)の水酸基価は28.0mgKOH/g(平均分子量 4000)であり、融点は−30℃だった。このポリエステル化合物(I−1)のC13−NMRスペクトルを測定したところ、CLとEOのランダム共重合鎖に由来する69.6ppmのピークが検出され、本例で製造したポリエステル化合物(I−1)がランダム共重合鎖を有する化合物であることがわかった。ポリエステル化合物(I−1)は、一般式(I)においてR1がエチレングリコール1モルに平均8.7モルのEOが付加したジオールから水酸基を除いた残基であり、mの平均値=5.3、nの平均値=26.8、x=2、およびm/n=0.20の化合物である。
オレイルアルコール(分子量268)を1340g(5.0モル)、およびイソブチルアルコールを配位子として有する亜鉛ヘキサシアノコバルテート錯体触媒0.4gを反応容器に仕込み、窒素気流下で140℃迄昇温した。初めにEOの132g(3.0モル)を反応容器内に投入して初期反応を行い、続いてCLの1230g(10.8モル)とEOの1300g(29.5モル)の混合物を反応容器内に約10時間かけて投入した。前記混合物の投入後、140℃でさらに5時間反応させてから、未反応のCLおよびEOが反応容器内に残存しないことを、反応容器内圧の低下が止まったことによって確認してから、生成物を反応容器から抜き出し、目的とするポリエステル化合物(I−2)を得た。得られたポリエステル化合物(I−2)の水酸基価は70.0mgKOH/g(平均分子量 800)、融点は−40℃だった。C13−NMRスペクトルの測定によりこのポリエステル化合物(I−2)がCLとEOのランダム共重合鎖を有することがわかった。ポリエステル化合物(I−2)は、一般式(I)においてR1がオレイルアルコール1モルに平均0.6モルのEOが付加したモノオールから水酸基を除いた残基であり、mの平均値=2.2、nの平均値=5.9、x=1、およびm/n=0.37の化合物である。
ポリエチレングリコール(和光純薬工業社製、平均分子量400)を160g(0.4モル)、およびグライムを配位子として有する亜鉛ヘキサシアノコバルテート錯体触媒1.0gを反応容器内に仕込み、窒素気流下で140℃迄昇温した。初めにEOの18g(0.4モル)を反応容器内に投入して初期反応を行い、続いてCLの2170g(19.0モル)とEOの1670g(38.0モル)の混合物を反応容器内に約10時間かけて投入し、140℃でさらに5時間反応させた。その後、未反応のCLおよびEOが反応容器内に残存しないことを反応容器内圧の低下が止まったことによって確認し、反応容器から生成物を抜き出して目的とするポリエステル化合物(I−3)を得た。得られたポリエステル化合物(I−3)は、水酸基価が11.2mgKOH/g(平均分子量 10000)であり、融点が−20℃だった。C13−NMRスペクトルの測定によりこのポリエステル化合物(I−3)がCLとEOのランダム共重合鎖を有することがわかった。ポリエステル化合物(I−3)は、一般式(I)においてR1がエチレングリコール1モルに平均8.7モルのEOが付加したジオールから水酸基を除いた残基であり、mの平均値=23.8、nの平均値=47.4、x=2、およびm/n=0.50の化合物である。
グリセリンのEO付加物(水酸基価換算の平均分子量400)を480g(1.2モル)、およびエチレングリコールモノ−tert−ブチルエーテルを配位子として有する亜鉛ヘキサシアノコバルテート錯体触媒1.0gを反応容器内に仕込み、窒素気流下で140℃迄昇温した。初めにPOの70g(1.2モル)を反応容器内に投入して初期反応を行い、続いてβ―プロピオラクトン1153g(16.0モル)とEOの1607g(35.5モル)とPO290g(5.0モル)の混合物を反応容器内に約10時間かけて投入してから、140℃でさらに5時間反応させた。その後、未反応のβ−プロピオラクトン、EOおよびPOが反応容器内に残存しないことを反応容器内圧の低下が止まったことによって確認し、反応容器から生成物を抜き出して目的とするポリエステル化合物(I−4)を得た。
デシルアルコール(分子量158)を316g(2.0モル)、およびグライムを配位子として有する亜鉛ヘキサシアノコバルテート錯体触媒1.0gを反応容器内に仕込み、窒素気流下で140℃迄昇温した。初めにEOの44g(1.0モル)を反応容器内に投入して初期反応を行い、続いてCLの3088g(27.1モル)とEOの556g(12.6モル)の混合物を反応容器内に約10時間かけて投入し、140℃でさらに5時間反応させた。その後、未反応のCLおよびEOが反応容器内に残存しないことを反応容器内の圧力の低下が止まったことによって確認してから、反応容器から生成物を抜き出して目的とするポリエステル化合物(I−5)を得た。得られたポリエステル化合物(I−5)の水酸基価は28.1mgKOH/g(平均分子量2000)であり、融点は−30℃だった。C13−NMRスペクトルの測定によりこのポリエステル化合物(I−5)がCLとEOのランダム共重合鎖を有することがわかった。ポリエステル化合物(I−5)は、一般式(I)においてR1がデシルアルコール1モルに平均0.5モルのEOが付加したモノオールから水酸基を除いた残基であり、mの平均値=13.5、nの平均値=6.3、x=1、およびm/n=2.1の化合物である。
ポリエチレングリコール(和光純薬工業社製、平均分子量600)を900g(1.5モル)、およびイソブチルアルコールを配位子として有する亜鉛ヘキサシアノコバルテート錯体触媒1.0gを反応容器内に仕込み、窒素気流下で140℃迄昇温した。初めにEOの88g(2.0モル)を反応容器内に投入して初期反応を行い、続いてCLの739g(6.5モル)とEOの2764g(62.8モル)の混合物を反応容器内に約10時間かけて投入し、140℃でさらに5時間反応させた。その後、未反応のCLおよびEOが反応容器内に残存しないことを反応容器内の圧力の低下が止まったことによって確認し、反応容器から生成物を抜き出して目的とするポリエステル化合物(I)を得た。得られたポリエステル化合物(I−6)の水酸基価は45.0mgKOH/g(平均分子量 2500)であり、融点は−35℃だった。C13−NMRスペクトルの測定によりこのポリエステル化合物(I−6)がCLとEOのランダム共重合鎖を有することがわかった。ポリエステル化合物(I−6)は、一般式(I)においてR1がエチレングリコール1モルに平均13.5モルのEOが付加したジオールから水酸基を除いた残基であり、mの平均値=2.2、nの平均値=20.9、x=2、およびm/n=0.11の化合物である。
n−ブチルアルコール(分子量74)を740g(10.0モル)、およびTBAを配位子として有する亜鉛ヘキサシアノコバルテート錯体触媒0.4gを反応容器内に仕込み、窒素気流下で140℃迄昇温した。初めにEOの220g(5.0モル)を反応容器内に投入して初期反応を行い、続いてγ−ブチロラクトン1117g(13.0モル)とEO923g(21.0モル)の混合物を反応容器内に約10時間かけて投入し、140℃でさらに5時間反応させた。その後、未反応のγ−ブチロラクトンおよびEOが反応容器内に残存しないことを反応容器内圧の低下が止まったことによって確認し、反応容器から生成物を抜き出して目的とするポリエステル化合物(I−7)を得た。得られたポリエステル化合物(I−7)の水酸基価は187mgKOH/g(平均分子量 300)であり、融点は−40℃だった。このポリエステル化合物(I−7)のC13−NMRスペクトルを測定したところ、γ−ブチロラクトンとEOのランダム共重合鎖に由来する69.6ppmのピークが観測され、本例で製造したポリエステル化合物(I−7)がγ−ブチロラクトンとEOのランダム共重合鎖を有することがわかった。ポリエステル化合物(I−7)は、一般式(I)においてR1がn−ブチルアルコール1モルに平均0.5モルのEOが付加したモノオールから水酸基を除いた残基であり、mの平均値=1.3、nの平均値=2.1、x=1、およびm/n=0.62の化合物である。
プロピレングリコール1モルにEOが平均10モル付加したジオール(水酸基換算の平均分子量516)を516g(1.0モル)、およびグライムを配位子として有する亜鉛ヘキサシアノコバルテート錯体触媒1.0gを反応容器内に仕込み、窒素気流下で140℃迄昇温した。初めにPOの116g(2.0モル)を反応容器内に投入して初期反応を行い、続いてCLの230g(2.0モル)とEOの230g(5.3モル)の混合物を反応容器内に約10時間かけて投入し、140℃でさらに5時間反応させた。その後、未反応のCLとEOが反応容器内に残存しないことを反応容器内の圧力の低下が止まったことによって確認してから、反応容器から生成物を抜き出して目的とするポリエステル化合物(I−8)を得た。得られたポリエステル化合物(I−8)の水酸基価は103mgKOH/g(平均分子量 1090)であり、融点は−35℃だった。C13−NMRスペクトルを測定したところ、このポリエステル化合物(I−8)がCLとEOのランダム共重合鎖を有することがわかった。ポリエステル化合物(I−8)は、一般式(I)においてR1がプロピレングリコール1モルに平均10モルのEOおよび平均2モルのPOがこの順に付加したジオールから水酸基を除いた残基であり、mの平均値=1.0、nの平均値=2.6、x=2およびm/n=0.38の化合物である。
2−エチルヘキシルアルコール(分子量130)を260g(2.0モル)、およびTBAを配位子として有する亜鉛ヘキサシアノコバルテート錯体触媒0.5gを反応容器内に仕込み、窒素気流下で140℃迄昇温した。初めにEOの88g(2.0モル)を反応容器内に投入して初期反応を行い、続いてCLの326g(2.9モル)とEOの326g(7.4モル)の混合物を反応容器内に約10時間かけて投入し、140℃でさらに5時間反応させた。その後、未反応のCLおよびEOが反応容器内に残存しないことを反応容器内の圧力の低下が止まったことによって確認してから、反応容器から生成物を抜き出して目的とするポリエステル化合物(I−9)を得た。得られたポリエステル化合物(I−9)の水酸基価は112mgKOH/g(平均分子量500)であり、融点は−40℃だった。C13−NMRスペクトルの測定により、ポリエステル化合物(I−9)がCLとEOのランダム共重合鎖を有することがわかった。ポリエステル化合物(I−9)は、一般式(I)においてR1が2−エチルヘキシルアルコール1モルに平均1モルのEOが付加したモノオールから水酸基を除いた残基であり、mの平均値=1.4、nの平均値=3.7、x=1およびm/n=0.38の化合物である。
ポリエチレングリコール(和光純薬工業社製、平均分子量600)を600g(1.0モル)、およびグライムを配位子として有する亜鉛ヘキサシアノコバルテート錯体触媒1.0gを反応容器内に仕込み、窒素気流下で140℃迄昇温した。初めにPOの58g(1.0モル)を反応容器内に投入して初期反応を行い、続いてCLの671g(5.9モル)とEOの671g(15.3モル)の混合物を反応容器内に約10時間かけて投入し、140℃でさらに5時間反応させた。その後、未反応のCLおよびEOが反応容器内に残存しないことを反応容器内の圧力の低下が止まったことによって確認してから、反応容器から生成物を抜き出して目的とするポリエステル化合物(I−10)を得た。得られたポリエステル化合物(I−10)の水酸基価は56mgKOH/g(平均分子量2000)であり、融点は−30℃だった。C13−NMRスペクトルの測定によりこのポリエステル化合物(I−10)がCLとEOのランダム共重合鎖を有することがわかった。ポリエステル化合物(I−10)は、一般式(I)においてR1がエチレングリコール1モルに平均12.2モルのEOおよび平均1モルのPOがこの順に付加したジオールから水酸基を除いた残基であり、mの平均値=2.9、nの平均値=7.6、x=2およびm/n=0.38の化合物である。
グリセリン1モルに平均13.8モルのEOを付加したトリオール(分子量700)を700g(1.0モル)、およびTBAを配位子として有する亜鉛ヘキサシアノコバルテート錯体触媒1.0gを反応容器内に仕込み、窒素気流下で140℃迄昇温した。初めにPO174g(3.0モル)を反応容器内に投入して初期反応を行い、続いてCLの363g(3.2モル)とEOの363g(8.3モル)の混合物を反応容器内に約10時間かけて投入し、140℃でさらに5時間反応させた。その後、未反応のCLおよびEOが反応容器内に残存しないことを反応容器内の圧力の低下が止まったことによって確認してから、反応容器から生成物を抜き出して目的とするポリエステル化合物(I−11)を得た。得られたポリエステル化合物(I−11)の水酸基価は105mgKOH/g(平均分子量1600)であり、融点は−30℃だった。C13−NMRスペクトルの測定によりポリエステル化合物(I−11)がCLとEOのランダム共重合鎖を有することがわかった。ポリエステル化合物(I−11)は、一般式(I)においてR1がグリセリン1モルに平均13.8モルのEOおよび3モルのPOがこの順に付加したトリオールから水酸基を除いた残基であり、mの平均値=1.1、nの平均値=2.8、x=3およびm/n=0.39の化合物である。
ドデカノールおよびテトラデカノールのモル比1/1の混合物に平均12モルのEOが付加したモノオール(日本触媒社製、商品名ソフタノール120、平均分子量711)を711g(1.0モル)、および水酸化カリウム12gを反応容器内に仕込み、窒素気流下で130℃迄昇温した。次に、CLの294g(2.58モル)とPOの735g(12.7モル)の混合物を反応容器内に約10時間かけて投入した。130℃でさらに5時間反応を行った後、未反応のCLおよびPOが反応容器内に残存していないことを反応容器内圧の低下が止まったことによって確認してから、反応容器から生成物を抜き出した。ポリエステル化合物(K−1)を得た。一般式(I)においてR1ドデカノールまたはテトラデカノールから水酸基を除いた残基であり、mの平均値=2.6、nの平均値=12.7、x=1およびm/n=0.20の化合物である。
プロピレングリコールを152g(2.0モル)、および水酸化カリウム12gを反応容器内に仕込み、窒素気流下で130℃迄昇温した。次に、CLの1924g(16.9モル)とPOの1924g(33.2モル)の混合物を反応容器内に約10時間かけて投入した。130℃でさらに5時間反応を行った後、未反応のCLおよびPOが反応容器内に残存していないことを反応容器内圧の低下が止まったことによって確認してから、反応容器から生成物を抜き出した。ポリエステル化合物(K−2)を得た。一般式(I)においてR1がプロピレングリコールから水酸基を除いた残基であり、mの平均値=4.2、nの平均値=8.3、x=2およびm/n=0.51の化合物である。
Claims (9)
- 前記ポリエステル化合物(I)の融点が0℃以下である、請求項1に記載の潤滑油。
- 前記ポリエステル化合物(I)の40℃における動粘度が5〜100000mm2/sである、請求項1または2に記載の潤滑油。
- 前記ポリエステル化合物(I)の、OECD化学品テストガイドライン301Cの方法に準拠して測定される生分解度が28日以内で60%以上である、請求項1〜3のいずれかに記載の潤滑油。
- さらに、水を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の潤滑油。
- 40℃における動粘度が5〜100000mm2/sである請求項1〜5のいずれかに記載の潤滑油。
- 作動油、グリース、コンプレッサー油、圧延油、ギヤー油、金属加工油、トラクションドライブ油、土木掘削用潤滑油およびエンジン油からなる群から選ばれる用途に使用されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の潤滑油。
- 下記一般式(I)で表される末端に水酸基を有するポリエステル化合物(I)であって、有機配位子を有する複合金属シアン化物錯体触媒を用いてラクトンとアルキレンオキシドの混合物を開環付加重合させて得られるラクトンとアルキレンオキシドのランダム共重合鎖を有するポリエステル化合物(I)。
- 請求項8に記載のポリエステル化合物(I)を含有し、かつ金属水酸化物またはその塩を含まないことを特徴とする潤滑油。
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JP4760078B2 (ja) | 2011-08-31 |
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