JP2005297565A - 印刷機 - Google Patents

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Abstract

【課題】インキ着けローラのローラボディの横振り運動を阻止した運転モード時における、ローラボディの微小振動を防止する。
【解決手段】印刷機は、横振りローラと、ローラ軸6およびローラボディ18を有するインキ着けローラ4と、ローラボディ18の、横振りローラとの摩擦によって生じさせられる横振り運動23を、第1の動作モードの時に自由に行えるようにすることと、第2の動作モードの時に阻止することとを選択的に行う空気圧シリンダ29とを含んでいる。空気圧シリンダ29はローラ軸6から分離して配置されており、ローラ軸6は空気圧シリンダ29に対して位置調節可能に支持されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、横振りローラと、ローラ軸およびローラボディを有する横振り運動ローラと、ローラボディの、横振りローラとの摩擦によって生じさせられる横振り運動を、第1の動作モードのときに自由に行えるようにすることと、第2の動作モードのときに阻止することとを選択的に行う切換装置とを含む印刷機に関する。
上記のような印刷機が特許文献1に記載されている。この従来技術では、切換装置はローラ軸上に配置されており、ローラ軸を位置調節することによって、それに取り付けられた切換装置もローラ軸と共に位置調節される。ローラ軸のこのような位置調節は、インキ着けローラとして機能する横振り運動ローラを版胴へ押し当てたり、版胴から離したりするのに利用される。横振り運動ローラは、ローラロック部を介して、押し当て、離すように揺動させられて、ローラの位置調節に用いられる補助フレームを形成する支持レバーに支持されている。この補助フレームは、印刷機のメインフレームと回転ジョイントによって連結されているものと想定される。切換装置の仮想的な中心軸線とローラ軸とは一直線上に並ぶように、すなわち互いに同軸に向けられている。
欧州特許出願第0418778号明細書 独国特許出願第10118132号明細書 欧州特許出願第0267504号明細書 欧州特許出願第0668163号明細書
切換装置をローラ軸に配置することの不都合な点は、ローラボディが運動を阻止されている時に、横振り運動のために必要な、ローラボディとローラ軸の間にある軸方向の運動余裕だけしか無くならないことである。ローラ軸と補助フレーム(支持レバー)の間にある軸方向の運動余裕、および、補助フレームをメインフレームに対して、引っ掛かりを生じさせることなく揺動させるために必要な、補助フレームとメインフレームの間にある軸方向の運動余裕は、ローラボディが運動を阻止されている時に切換装置によって無くなることはない。ローラ軸と補助フレームの間、および補助フレームとメインフレームの間のこのような運動余裕は、横振りローラが第2の動作モードの時に横振り運動ローラを軸方向へ一緒に動かすことを可能にするという不都合がある。ローラボディが切換装置によって運動を阻止されている時に解消されていない運動余裕があるためにローラボディによって行われる軸方向の微小振動は、その振幅がわずかであるにもかかわらず、印刷の障害を引き起こすのに十分な大きさである。
微小振動の問題は、特許文献2、特許文献3、および特許文献4による他の従来技術においても解決されていない。
したがって、本発明の目的は、冒頭に述べた種類の印刷機における、ローラボディの微小振動を防止することにある。
この目的は、請求項1の特徴を備える印刷機によって達成される。横振りローラと、ローラ軸およびローラボディを有する横振り運動ローラと、ローラボディの、横振りローラとの摩擦によって生じさせられる横振り運動を、第1の動作モードの時に自由に行えるようにすることと、第2の動作モードの時に阻止することとを選択的に行う切換装置とを含む、本発明の印刷機は、切換装置がローラ軸から分離して配置されており、ローラ軸は切換装置に対して位置調節可能に支持されていることを特徴としている。
本発明による印刷機では、ローラボディが運動を阻止されている時に、ローラボディとローラ軸の間の軸方向の運動余裕だけでなく、さらに、ローラボディと、切換装置に対してローラ軸を位置調節するのに利用される補助フレームの間の軸方向の運動余裕、および、この補助フレームとメインフレームの間の軸方向の運動余裕も解消される。ローラボディの、第2の動作モードの時の不都合な微小振動はもはや発生せず、そうでなければ微小振動によって引き起こされる印刷の障害が防止される。
本発明による印刷機には種々の態様が考えられる:
1つの態様では、切換装置は、第2の動作モードの時にローラボディを、軸方向に荷重をかけてストッパ面に対して押圧する切換ばねである。
他の態様では、切換装置は側壁に取り付けられており、ローラ軸は、少なくとも1つのピボット軸受を介して側壁と連結された支持レバーに支持されている。
他の態様では、ローラボディは、支持レバーに可動に支持された運動阻止用部材を介して切換ばねによって荷重をかけられている。運動阻止用部材は運動阻止用押し棒であってよい。
他の態様では、ローラボディはスラスト軸受を介して切換ばねによって荷重をかけられている。この場合、ローラボディは他のスラスト軸受を介して、ストッパ面に対して押圧することができる。
他の態様は、切換ばねが、圧縮空気の作用によって切換可能で、第2の動作モードの時に空気ばねとして働く空気圧シリンダであることを内容としている。このことは、第2の動作モードの時に圧縮空気作用が維持され、それにもかかわらず、その際に空気圧シリンダのピストンが終端位置ストッパに達していないことによって実現することができる。
他の態様では、横振り運動ローラは、版胴と転がり接触するインキ着けローラである。
他の態様は、切換装置の仮想的な中心軸線とローラ軸が互いに実質的に平行に向いているという内容を有している。この場合、仮想的な中心軸線はピストンロッドによって規定することができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
平版オフセット印刷用の印刷機1が、版胴2と、これにインキ盛りする、インキ着けローラ4および横振りローラ5を備えるインキユニット3とを含んでいる。横振りローラ5の回転運動が、(図面には示さない)歯車伝動装置との嵌合を介して生じさせられる。横振りローラ5の、軸方向の横振り運動が、(図面には示さない)カム伝動装置との嵌合を介して生じさせられる。インキ着けローラ4の回転運動も、インキ着けローラ4の軸方向の横振り運動も、横振りローラ5との外周面の接触を介して横振りローラとの摩擦によって生じさせられる。
インキ着けローラ4は、両軸端部の所で両ピボット軸受7を介して第1および第2の支持レバー8,9に支持されたローラ軸6を含んでいる。ピボット軸受7は転がり軸受である。第1および第2の支持レバー8,9は、他のピボット軸受10を介して第3および第4の支持レバー11,12とリンク結合されている。第3および第4の支持レバー11,12は、さらに他のピボット軸受13を介して印刷機1の、いわゆる駆動側の第1の側壁14およびいわゆる操作側の第2の側壁15と、それぞれリンク結合されている。このさらに他のピボット軸受13も、他のピボット軸受10も、滑り軸受として構成されている。
図面を見やすくするために図2と図3には図示しない横振りローラ5が回転可能に支持された両軸受箱16が第1および第2の側壁14,15に取り付けられている。第3および第4の支持レバー11,12が回転可能に取り付けられている両軸受箱16は、さらに他のピボット軸受13の軸を形成している。インキ着けローラ4を版胴2に押し当て、また版胴2から離す際、第3および第4の支持レバー11,12は、さらに他のピボット軸受13を中心として揺動させられる。第1および第2の支持レバー8,9は、インキ着けローラ4が版胴2に押し当てられる時に、インキ着けローラ4と版胴2の間に生じる、外周の押圧力を調節するために、他のピボット軸受10を中心として揺動させられる。第1および第2の側壁14,15は、安定させる働きをする複数の横材17によって相互に連結されており、これらの横材17と共に機械フレームを形成している。
インキ着けローラ4は、ローラ軸6に加えて、ゴム弾性を有するローラ被覆19を備える管状のローラボディ18も含んでおり、ローラボディ18はいわゆるシャフト・ハブ結合20を介して、ローラ軸6と回転不能に結合されている。シャフト・ハブ結合20は嵌合キー結合である。ローラボディ18はプレス嵌めによって中間ブッシュ21に堅固に取り付けられており、この中間ブッシュ21内には、ローラボディ18がローラ軸6に対して軸方向へ横振り運動23をする時にローラ軸6上をスライドするスライドブッシュ22が、同様にプレス嵌めによって堅個に取り付けられている。シャフト・ハブ結合20の嵌合キーのキー溝は、嵌合キーに対して、横振り運動23のために十分な軸方向の長さを有している。横振り運動23の時、嵌合キーは嵌合キーのキー溝内を往復するようにスライドする。ローラボディ18は端部側に第1の接触ブッシュ24および第2の接触ブッシュ25を備えており、第1および第2の接触ブッシュ24,25は横振り運動23をしている時に両ストッパ面26に交互に突き当たり、それによって横振り運動23の横振り幅36が制限される。ストッパ面26は、好ましくは第1および第2の支持レバー8,9に、またはこれらの支持レバー8,9に挿入されたピボット軸受7に、平坦面の形態で形成されている。
両スラスト軸受27が、第1の接触ブッシュ24とこれに付属する中間ブッシュ21の間に、および第2の接触ブッシュ25と他方の中間ブッシュ21の間にそれぞれ配置されている。各スラスト軸受27は2列の転がり軸受として構成されており、第1および第2の接触ブッシュ24,25の段差部上に取り付けられている。
第2の側壁15には、外側にブラケット28を介して空気圧シリンダ29が取り付けられている。空気圧シリンダ29は、図示した実施形態では相前後して配置された2つのロッド部分30.1,30.2から構成されているが、その代わりに単一の部分から構成することもできるピストンロッド30を有している。ピストンロッド30は、第2の側壁15に形成された貫通孔31に差し込まれている。運動阻止用押し棒32が第2の支持レバー9にスライド可能に取り付けられ、螺旋状の復帰ばね33によってピストンロッド30に継続的に当接した状態に保たれている。復帰ばね33はボルト状の運動阻止用押し棒32にはめ込まれており、ピストンロッド30に当接する押し棒ヘッドと第2の支持レバー9の間に付勢力によって保持されている。
インキ着けローラ4が版胴2から離される際、第2の支持レバー9は、第4の支持レバー12と共にそのピボット軸受13を中心として揺動させられる。運動阻止用押し棒32が、ローラを離すための揺動運動を妨げないようにするために、運動阻止用押し棒32は、相応に制御される空気圧シリンダ29によって、復帰ばね33の作用に抗して貫通孔31から押し出される。ピストンロッド30は、運動阻止用押し棒32が当接する平坦なロッド端部34を有している。ローラを離すための前述した揺動運動の間に、ロッド端部34は貫通孔31から外へ少し突出し、第2の支持レバー9は運動阻止用押し棒32と共に、運動阻止用押し棒32が、ピストンロッド30と一直線に並んだ状態からわずかに外れるように、わずかに揺動させられる。この際、運動阻止用押し棒32のヘッドがロッド端部34上をスライドするが、このスライドの時、運動阻止用押し棒32とロッド端部34の、互いに当接している両平坦面は、完全には重なり合いを失わない。
第4の支持レバー12の揺動運動が、上に説明した状況において第2の側壁15から突出しているロッド端部34によって妨げられるのを防ぐために、直径がピストンロッド30の直径よりも大きい切欠き35が第4の支持レバー12に形成されており、その結果、第4の支持レバー12の揺動運動に必要な運動空間が、第4の支持レバー12とその中に突出したロッド端部34との間に形成されている。インキ着けローラ4が版胴2に押し当てられている時、すなわち図2と図3に示す両動作モードの時、運動阻止用押し棒32はこの切欠き35を貫通して延びている。
次に、切換装置の、横振り運動23をオン・オフする動作の仕方について説明する。
図2には、横振り運動23が、運動阻止用押し棒32によって、自由に行えるようにされている動作モードが示されている。ローラボディ18に当接している横振りローラ5は、軸方向へ往復運動をする時に、ローラボディ18をローラ軸6に沿って一緒に動かす。横振りローラ5の軸方向振動の振幅は、一緒に動かされるローラボディ18の軸方向振動の振幅よりもわずかに大きく、その結果、横振りローラ5は、ストッパ面26によって規定される、ローラボディ18の軸方向振動の死点をわずかに越えて運動する。互いに向かい合った両ストッパ面26の間の間隔は、第1および第2の接触ブッシュ24,25の、互いに反対を向いた両平坦面の間の間隔よりも、ローラボディ18の横振り幅(振動振幅の2倍)36の寸法だけ大きい。横振り運動23を自由に行えるようにするために、空気圧シリンダ29の、圧縮空気の作用が停止されており、その結果、空気圧シリンダ29のピストンロッド30が引っ込められ、運動阻止用押し棒32は、図2に示すように、復帰ばね33によって、第2の支持レバー9内に引っ込んだ解除位置に保持されている。ピストンロッド30は、空気圧シリンダ29の中心軸線40に沿って、空気圧シリンダ29内をスライド可能なように支持されている。
図3には、ローラボディ18の横振り運動が運動阻止用押し棒32によって阻止されており、その結果、横振りローラ5が、ローラボディ18を一緒に動かすことができずに軸方向に運動する動作モードが示されている。横振り運動23を阻止するために、空気圧シリンダ29のピストン37が圧縮空気の作用を受けてピストンロッド30と共に繰り出され、それによって、ピストンロッド30は復帰ばね33の付勢力を強めながら運動阻止用押し棒32を第2の接触ブッシュ25に押し付け、その結果、図3に示すように、第1の接触ブッシュ24が駆動側のストッパ面26に押し付けられる。
この時、空気圧シリンダ29によって運動阻止用押し棒32へ及ぼされる力は、第2の接触ブッシュ25、これに取り付けられたスラスト軸受27、操作側の中間ブッシュ21、ローラボディ18、駆動側の中間ブッシュ21、駆動側のスラスト軸受27、第1の接触ブッシュ24を介して(および、場合によっては駆動側のピボット軸受7を介して間接的に)第1の支持レバー8へと、この順序で伝えられ、その結果、第1の支持レバー8ーは第3の支持レバー11に押し付けられ、第3の支持レバー11は第1の側壁14に押し付けられる。力の流れが、第1の接触ブッシュ24から直接第1の支持レバー8へ伝達されるか、その代わりに、第1の支持レバー8に取り付けられたピボット軸受7を介して第1の支持レバー8へ間接的に伝達されるかは、駆動側のストッパ面26が第1の支持レバー8に設けられているか、ピボット軸受7に設けられているかによる。
ローラボディ18が運動を阻止された時に、空気圧シリンダ29がガス圧ばね、すなわち空気ばねとして働くのが重要であり、このことは、力の流れに関与する構成部材を適切な寸法にすることによって保証される。これらの構成部材は、空気圧シリンダ29の圧縮空気の作用が押し留められ、運動阻止用押し棒32が空気圧シリンダ29によって運動阻止位置(図3参照)に保たれている時に、ピストンロッド30がまだ完全には繰り出されておらず、その結果、ピストン37が、このようになっていない場合にピストンロッド30の完全な繰り出しを制限する空気圧シリンダ29の終端位置ストッパ38にまだ達しないように寸法を決められている。圧縮空気の作用部と終端位置ストッパ38は、ピストン37に対して互いに反対側にある。すなわち、空気圧シリンダ29は、ローラが運動を阻止されている間の、上述した力の流れによって駆動側のピボット軸受10および13の、軸方向の支持余裕を解消する、ばね弾性的に作用する切換部材として機能する。
前述した支持余裕は、第1の支持レバー8および第3の支持レバー11が引っ掛からないで揺動するために必要なものであり、インキ着けローラ4の、軸方向の運動阻止が解除されている時には、図2に、相応の符号「39」で模式的に示すように、第1の支持レバー8と第3の支持レバー11の間、および第3の支持レバー11と第1の側壁14の間の最低限の運動間隙の形態をとっている。
本発明は次のような知見に基づくものである。すなわち、ローラボディ18が運動を阻止された時に空気圧シリンダ29が完全に繰り出され、したがって、その際にピストン37が最終ストッパ38に当接し、その結果として、空気圧シリンダ29がもはやばね弾性的に、すなわち空気ばねとして作用しなくなる場合、軸方向の支持余裕、または運動間隙39によって、その大きさに応じた、ローラボディ18の軸方向の微小振動が許容される。さらに、前述した軸方向の微小振動は、その横振り幅が0.5mmから1.0mmにすぎなくても、それによって、印刷の障害が引き起こされる場合があることが実験で分かっている。そうした印刷の障害は、印刷画像中の、濃くなった線状画像、および、版胴2上の平版印刷用の版の、インキがない状態に保たれるべき個所への、望ましくないインキの受理、すなわち、いわゆるティンティングの形態で生じる。これを出発点として、ローラが軸方向の運動を阻止されている間に、第1の支持レバー8および第3の支持レバー11が属する、ローラを押し当て、離す働きをする位置調節装置(補助フレーム)にインキ着けローラ4をばね弾性によって固定するだけでなく、その位置調節装置それ自体も第1の側壁14にばね弾性によって固定し、その結果、運動間隙39が事実上もはや存在しなくなり、そのために、横振り運動をする横振りローラ5が位置調節装置およびインキ着けローラ4に微小振動を生じさせることができなくなることが、微小振動を低減するために必要であるのが分かる。
空気圧シリンダ29が、前述したばね弾性による固定に用いられているが、その代わりに、ローラが運動を阻止された時に運動阻止用押し棒32のヘッドとピストンロッドの端部との間で付勢力によって保持される螺旋状の圧縮ばねがピストンロッド端部に取り付けられた油圧シリンダを用いることもでき、その場合、この圧縮ばねは復帰ばね33よりもはるかに強く、すなわち剛性が高くなければならない。一般的に言って、切換ばねが、前述したばね弾性による固定のために必要であり、すなわち、2つの位置(運動阻止位置、解除位置)へ選択的に切換可能なばねが必要である。この切換ばねは、(場合によっては1つまたは複数の中間部材、例えば運動阻止用押し棒32を介して間接的に)一方のばね端部のところで、インキ着けローラに対して付勢力を加え、他方の端部のところで、(場合によっては1つまたは複数の中間部材、例えばブラケット28を介して)機械フレーム、すなわちその側壁15に対して付勢力を加える。この側壁15を含む機械フレームは、いわゆるメインフレームを意味しており、支持レバー8,9,11,12から形成される補助フレームまたは運動フレームではない。
すなわち、前述した補助フレームまたは運動フレームと、インキ着けローラ4との間に切換ばねを支持し、付勢力によって保持しても、補助フレームまたは運動フレームとメインフレームの間の運動余裕を解消するという技術的な結果にはつながらない。
図面には示さない変形例によれば、運動阻止用押し棒32の代わりに、例えば運動阻止用偏心輪のような他の運動阻止用部材を用いることもできる。
印刷機を示す図である。 印刷機の第1の動作モードを示す図である。 印刷機の第2の動作モードを示す図である。
符号の説明
1 印刷機
2 版胴
3 インキユニット
4 インキ着けローラ
5 横振りローラ
6 ローラ軸
7,10,13 ピボット軸受
8,9,11,12 支持レバー
14,15 側壁
16 軸受箱
17 横材
18 ローラボディ
19 ローラ被覆
20 シャフト・ハブ結合
21 中間ブッシュ
22 スライドブッシュ
23 横振り運動
24,25 接触ブッシュ
26 ストッパ面
27 スラスト軸受
28 ブラケット
29 空気圧シリンダ
30 ピストンロッド
30.1 ロッド部分
30.2 ロッド部分
31 貫通孔
32 運動阻止用押し棒
33 復帰ばね
34 ロッド端部
35 切欠き
36 横振り幅
37 ピストン
38 終端位置ストッパ
39 運動間隙
40 中心軸線

Claims (12)

  1. 横振りローラ(5)と、ローラ軸(6)およびローラボディ(18)を有する横振り運動ローラと、前記ローラボディ(18)の、前記横振りローラ(5)との摩擦によって生じさせられる横振り運動(23)を、第1の動作モードの時に自由に行えるようにすることと、第2の動作モードの時に阻止することとを選択的に行う切換装置とを含む印刷機(1)において、
    前記切換装置は前記ローラ軸(6)から分離して配置されており、前記ローラ軸(6)は前記切換装置に対して位置調節可能に支持されていることを特徴とする印刷機。
  2. 前記切換装置は、前記第2の動作モードの時に前記ローラボディ(18)を、軸方向に荷重をかけてストッパ面(26)に対して押圧する切換ばねである、請求項1に記載の印刷機。
  3. 前記切換装置は側壁(15)に取り付けられており、前記ローラ軸(6)は、少なくとも1つのピボット軸受(10,13)を介して前記側壁(15)と連結された支持レバー(9)に支持されている、請求項2に記載の印刷機。
  4. 前記ローラボディ(18)は、前記支持レバー(9)に可動に支持された運動阻止用部材を介して前記切換ばねによって荷重をかけられている、請求項3に記載の印刷機。
  5. 前記運動阻止用部材は阻止押し棒(32)である、請求項4に記載の印刷機。
  6. 前記ローラボディ(18)は、スラスト軸受(27)を介して前記切換ばねによって荷重をかけられている、請求項2から5のいずれか1項に記載の印刷機。
  7. 前記ローラボディ(18)は、他のスラスト軸受(27)を介して前記ストッパ面(26)に対して押圧されている、請求項6に記載の印刷機。
  8. 前記切換ばねは、圧縮空気の作用によって切換可能で、前記第2の動作モードの時に空気ばねとして働く空気圧シリンダ(29)である、請求項2から7のいずれか1項に記載の印刷機。
  9. 前記第2の動作モードの時に前記圧縮空気の作用が維持され、それにもかかわらず、その際に、前記空気圧シリンダのピストン(37)が終端位置ストッパ(38)に達していない、請求項8に記載の印刷機。
  10. 前記横振り運動ローラは、版胴(2)と転がり接触するインキ着けローラ(4)である、請求項1から9のいずれか1項に記載の印刷機。
  11. 前記切換装置の仮想的な中心軸線(40)と前記ローラ軸(6)とが互いに実質的に平行に向いている、請求項1から10のいずれか1項に記載の印刷機。
  12. 前記仮想的な中心軸線(40)はピストンロッド(30)によって規定されている、請求項11に記載の印刷機。

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