JP2005297395A - シート状素材構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本願発明は、無駄なゴミを極力出すことなく、必要な媒体だけを送付することができ、かつ、通信の秘密の保護をはかることのできるシート状素材構造体を提供することを目的とする。
【解決手段】
本願発明は、シート状素材部を折り合わせて又は相互に重ね合わせて着脱自在なシート状素材構造体を利用する。一のシート状素材部に切込部を設け、他の一のシート状素材部又は他の片には当該切込部に抜差しするための舌片部、切込部等を設ける。そして、前記舌片部、切込部等を前記切込部側に押圧することで相互に固定可能とする。また、逆の作業を行うことにより、前記舌片部、切込部等を前記切込部から抜き出し可能とする。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、シート状素材部を着脱し、又は折りたたむなどの構造体に関するものである。
従来、書類を送る場合には、書面を封筒に入れたうえ、接着剤、接着テープ、ステイプリングその他の方法で封をする必要があった。また、近年は、いわゆる隠蔽式圧着葉書を使う方式、すなわち葉書の上に圧着式の保護シートを貼りつけて送付し、受取人が保護シートをめくって内容を閲覧する、などの方法もとられることが多くなった。
特開平11−48648号公報
しかし、従前の方法によれば、接着剤、接着テープ、ステイプリングといったものは送付終了後は不要となり、無駄なゴミとなることになった。同様に、封書の場合、封筒も多くの場合不要なゴミとなることが多かった。隠蔽式圧着葉書の保護シートも同様である。
そこで、本願発明は、無駄なゴミを極力出すことなく、必要な媒体だけを送付することができ、かつ、通信の秘密の保護をはかることのできるシート状素材構造体を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するために、本願発明は、シート状素材部を折り合わせて又は相互に重ね合わせて着脱自在なシート状素材構造体を利用する。一のシート状素材部又はシート状素材部の一片に切込部を設け、他の一のシート状素材部又は他の片には当該切込部に抜差しするための舌片部、切込部等を設ける。そして、前記一のシート状素材部又は片等と、前記他のシート状素材部又は片とを重ね合わせた状態で、前記舌片部、切込部等を前記切込部側に押圧することで相互に固定可能とする。また、逆の作業を行うことにより、前記舌片部、切込部等を前記切込部から抜き出し可能とする。
以上のように構成したので、本願発明によれば、必要な媒体に切込部等を設けることによって相互に固定を行うことができ、通信の秘密の保護をはかりながら、接着剤等を使用することなく、郵送その他の処理に耐えうるシート状素材構造体を得ることができた。そして、無駄なゴミを極力出すことがないため、環境に配慮されたものとなった。
さらに、接着剤等を使用することなく、かつ、隠蔽式圧着葉書のような特殊な装置を使用することなく、作業を行うことができ、製造工程を減少させることができ、媒体作成の大幅なコストダウンを実現することができた。
さらに、媒体を閲覧する人も、切込部等を指などで押圧するだけで媒体を開封することができ、特別な道具も技術も不要なため、全ての人が取り扱うことのできるユーザーフレンドリーな媒体を実現することができた。
<実施形態と請求項の関係>
実施形態1は、主に請求項1〜3、18、21〜25、27〜29、34、35等に関する。
実施形態2は、主に請求項4、6等に関する。
実施形態3は、主に請求項5、6、36等に関する。
実施形態4は、主に請求項7〜10、13、14、19、20等に関する。
実施形態5は、主に請求項11〜14、19等に関する。
実施形態6は、主に請求項15〜17、20等に関する。
実施形態7は、主に請求項30〜33等に関する。
<<実施形態1>>
まず、実施形態1について説明する。
<実施形態の概要について>
以下、図1(A)〜(D)を用いて、実施形態1を説明する。
図1は、実施形態1のシート状素材構造体の一例を示した平面である。シート状素材部0101は、折り目0102を境に、片0103と片0104でなり、シート状素材部0101、片0103及び0104はいずれも略長方形であるが、略正方形でもよい。
そして、片0103には、折り目0102と垂直の関係にある二辺の周縁部に、直線切込部0105及び0106が、略平行の関係にある辺の周縁部に直線切込部0109が配され、片0104には、折り目0102と垂直の関係にある二辺の周縁部に、曲線切込部0107及び0108、略平行の関係にある辺の周縁部に曲線切込部0110が配されている。
請求項1の発明では、直線切込部0109及び曲線切込部0110は不要である。
そして、同図(B)に示すように、シート状素材部0101を折り目0102に沿って折り曲げ、前記各片を折り重ねる。折り重ねた後の平面図が、同図(C)である。(C)のとおり、直線切込部0105と曲線切込部0107、及び直線切込部0106と曲線切込部0108はほぼ重なり合うような位置となるよう、各切込部は配される。
そして、前記折り重ねた状態の際、同図(C)にあるとおり、曲線切込部0107を、直線切込部0105の方向に押圧することにより、曲線切込部0107の一部が直線切込部0105に差し込まれる状態となり、曲線切込部0108を、直線切込部0106の方向に押圧することにより、曲線切込部0108の一部が直線切込部0106に差し込まれる状態となり、さらに、曲線切込部0110を、直線切込部0109の方向に押圧することにより、曲線切込部0110の一部が直線切込部0109に差し込まれる状態となり、各曲線切込部と直線切込部が相互に固定される。これによって、シート状素材部0101は、折り重ねられた状態で固定され、人為的に固定された状態を解除しない限り、固定された状態を保つ。
そして、他方、固定されたシート状素材部0102の固定を解除するには、固定された各曲線切込部と各直線切込部の組合せを、親指等を用いて各直線切込部のある片から各曲線切込部の方向に押圧することにより、各曲線切込部の一部が各直線切込部に差し込まれる状態を解除することができる。
そして、同様の固定と固定解除は、何回でも行うことができ、前記各片は、着脱自在であるということができる。
以上のとおり、実施形態1によれば、注意深く手作業で行う必要がなく、機械を利用したり、接着剤やホッチキスなどを利用したりせず、着脱が容易に行えるようになった。
<シート状素材部について>
「シート状素材部」は、弾性のある薄板状のシートである。シート状素材部の形状は略正方形又は略長方形であればよく、大きさは特に問わないが、本シート状素材部を内容の見えない葉書として使用する目的などのために、折りたたんだときの大きさを葉書とほぼおなじ大きさにすることが可能である。
また、シート状素材部の大きさ又は折りたたみ後の大きさを、日本工業規格又は国際標準化機構の定型用紙サイズと同型又はほぼ同型とするならば、本実施形態の実施に際しては、市販の用紙等を使用することが可能となり、より汎用性の高いシート状素材構造体となる(請求項24、25)
また、シート状素材部の各片の一又は一以上の片の一部に任意の形状の欠落部を有することも可能である(請求項18)。これによって、デザイン上のアクセントを設けたりでき、また、シート状素材部を折り重ねた際、重ね合わせた内側に来る内容の一部を見せるなどすることができる。
逆に、シート状素材部はそのいずれかの一辺の全部又は一部に沿って一又は一以上の任意の形状の突起部又は舌片部を有することも可能であり(請求項21)、前記欠落部と突起部を組み合わせることも可能である(請求項29)。図1(D)はその一例であるが、突起部0121、0122、欠落部0123〜0125を有する。また、突起部は、シート状素材部を折り重ねるとき、突起部がある片の辺にそって、折り重ねることも可能である。
加えて、前記突起部に、ファイリング用穴を設けることも可能である(請求項27)。図8の(A−1)、(A−2)はその一例であるが、突起部0805を設け、折り重ねる際には、(A−2)のとおり、突起部0805を、内側に入れることができ、広げると、(A−3)のとおりファイリングが可能である。
さらには、前記各片のいずれかの片の一又は一以上の片の周縁部に一又は一以上のファイリング用穴を設けることも可能である(請求項28)。図8の(B−1)〜(B−3)にその例を示す。
また、シート状素材部は、ほぼ同じ大きさのシートを二又は二以上重ね合わせたものでもよく(請求項22)、前記重ね合わせる二又は二以上のシートは、一辺においてつながっていることもある(請求項23)。
<シート状素材部の材質>
シート状素材部の材質は、特に問わず、紙、合成樹脂等、折り曲げが可能なあらゆる媒体を含む。
<シート状素材部の厚さ>
シート状素材部の厚さは0.05mm以上1mm以下とするのがよい。シート状素材部の厚さが0.05mmより薄いと、シート状素材部に後述する切込部、舌片部を設け、舌片部を切込部に抜差しする為に必要な強度を確保することができないからである。また、シート状素材部の厚さが1mmより厚いと、シート状素材部に設けた舌片部を切込部に抜差ししづらくなるからである。そして、さらに好ましいのは、シート状素材部の厚さを0.2mm以上0.4mm以下とすることである。そして、最も好ましいのは、シート状素材部の厚さは0.3mm以上0.35mm以下とすることである。しかし、シート状素材部の厚さは、かかる厚さには限定されず、切込部相互の抜差しが可能であればどのような厚さであってもよい。
<直線切込部について>
直線切込部は、シート状素材部の一部を略直線の形状に切り込んだ部分である。図1では、片0103に、直線切込部0105、0106、0109を配したが、曲線切込部を設けるものでもよく、直線切込部と曲線切込部が混在してもよい。
前記略直線の長さは問わないが、3cm以上10cm以下が望ましい。前記範囲の外であれば、曲線切込部と相互に固定することが困難であるからであるが、固定が可能であれば、長さは問わない。
直線切込部の数は、前記折り目と垂直の関係にある二つの辺の各周縁部に一又は一以上配する。それは、二つの辺を固定することによって、必要な固定力を得るためである。
しかし、同じ片には、直線切込部と曲線切込部が混在しない方が望ましい(請求項3)。その理由は、一方の片にはもっぱら直線切込部を、他方の片には曲線切込部をそれぞれ配するならば、シート状素材部を折り曲げて固定する際にはシート状素材部のうち曲線切込部が配された片から他の片の方向に押圧すればよく、他方一の片に直線切込部と曲線切込部が混在すると、一の各切込部を固定する度にシート状素材部を裏返してさらに逆方向から押圧する、といった手間が発生するからである。そして、この理は、シート状素材部の固定を解除する際にも、同様にいえるからである。
図1では、直線切込部は、各辺の周縁部に配されたが、周縁部とは、片の中心部よりは辺に近いところにあるという意味である(以下本明細書において同様である。)。しかし、直線切込部は、シート状素材部のデザインの自由度を確保する観点からは、辺より0.1cm〜5cmの間の位置にあることが望ましい。
また、直線切込部の略直線は、直線切込部が配される付近の辺に対し、略平行であることが望ましいが、それは、直線切込部が辺の周縁部に配されるという場所的理由、及びデザインの自由度確保の観点からである。しかし、略平行に限定されるものではない。
また、同図(A)〜(C)に示すとおり、各曲線切込部を対応する各直線切込部に押圧するとき、各直線切込部及び各曲線切込部の両端にかかる応力を分散して、前記各切込部の端部に裂け目が入ったり、切込が大きくなったりしないように、前記各切込部の両端を円形状に切り抜くこともできるが(請求項34)、かかる切り抜きは必ずしも設ける必要はない。
加えて、同図(E)、(F)に示すとおり、各直線切込部及び各曲線切込部の両端に前記円形状の切抜きを設ける代わりに、両端部の切込を円弧形とすることができる(請求項35。もちろんこれも必須ではない。)。円弧状とすることにより、前記と同様、 前記各切込部の端部に裂け目が入ったり、切込が大きくなったりしないようにすることができる。加えて、この方法を用いれば円弧状の切抜きを設ける場合と異なり、廃棄物が発生することがないため、より環境に配慮した製品を提供することができるという利点がある。
<曲線切込部について>
曲線切込部は、シート状素材部の一部を円弧状の形状に切り込んだ部分である。図1では、片0104に、曲線切込部0107、0108、0110を配したが、直線切込部を設けるものでもよく、直線切込部と曲線切込部が混在してもよいが、前記と同様の理由により、混在しない方が望ましい(請求項3)。
そして、曲線切込部は、シート状素材部を折り曲げて重ね合わせた際、一方の片の直線切込部と同じ位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となるような位置に配される。
曲線切込部は、直線切込部の数と同じ数配されるのが通常であるが、固定の用に用いるのでなければ、その数は問わず自由に設けることができる。しかし、直線切込部の数と同様、2個又は2個以上となる。
前記円弧状の曲率半径は、10mm以上55mm以下とするのがよい。前記略R形状の曲率半径が10mmより短い場合、また55mmより長い場合のいずれの場合も、前記直線切込部への抜差しがしづらくなるからである。そして、さらに好ましいのは、前記略R形状の曲率半径は、20mm以上45mm以下とすることである。そして、最も好ましいのは、曲率半径を、22.5mm以上42.5mm以下とすることである。しかし、曲率半径は、かかる長さには限定されず、直線切込部と曲線切込部の相互固定と固定解除が可能であればどのような長さであってもよい。
また、同図(A)に示すように曲線切込部0107、0108、0110は、片0104の略中央部に向けて凸となる形状にするのが最適である。
<実施形態1の具体例>
例えば、実施形態1を、中身の見えない葉書、グリーティングカードなどに応用することができる。例えば、片0103の裏面(なお裏面とは平面図において図示されていない面をいう。以下本明細書において同様である。)に宛先を記入し、片0103及び0104の表面(なお表面とは平面図において図示されている面をいう。以下本明細書において同様である。)に本文を記入したうえ、折り目0102に沿ってシート状素材部を折り曲げ、各切込部を固定する。そうすると、本文を第三者に見られることなく、送付することが可能となる。
そして、受け取った人は、すぐに自分の指で固定を解除し中身を閲覧することができる。また、従来のように接着剤、ステープラー、封筒、保護シールなどを使用することがないため、無駄なゴミを出すことも避けることができる。
さらに、請求項2の発明によれば、直線切込部0109及び曲線切込部0110が必ず配されるため、シート状素材部0101を折り曲げたとき、折り目を含めると折り重ねた後のシート状素材部0101の四の各辺がいずれも固定されることになる。そのため、シート状素材部0101を折り曲げた際、シート状素材部0101の中に、他の紙片のほか、薄型の形状の物品を挿入することも可能である。
<<実施形態2>>
次に、実施形態2について説明する。
<実施形態の概要、具体例について>
図2(A)〜(C)は実施形態2の構成の一例を示す図である。これらの図を用いて実施形態2の構成の一例を説明する。
実施形態2は、前記請求項1又は3の構成を基本とするが、さらに一の片の前記折り目と対辺の関係にある一辺の周縁部に、一又は一以上の前記折り目の方向に弧を描く第2曲線切込部を配している。すなわち、片0204のうち、折り目0202と対辺の関係にある辺の周縁部に、第2曲線切込部0208及び0209が配されている。
そして、シート状素材部0201を、折り目0202に沿って折り重ねたとき、片0203のうち折り目0202と対辺の関係にある辺0207が、ちょうど第2曲線切込部0208及び0209とほぼ同じ位置になるよう、折り目0202及び第2曲線切込部0208及び0209の位置は定められている。
このような配置により、シート状素材部を折り重ねたとき、辺0207は、ちょうど第2曲線切込部0208及び0209に挟みこまれるようにして前記各第2曲線切込部に挿入され、辺0207と、前記第2曲線切込部が相互に固定される。
さらに、実施形態1と同様に、片0203の直線切込部0205と、片0204の曲線切込部0206も相互に固定可能である。
また、第2曲線切込部が配される片には、もっぱら曲線切込部が配される方が望ましい(請求項6)。その理由は、そのような配置によって、同図(C)のとおり、シート状素材部の固定を解除する際、直線切込部0205のある箇所を直線切込部0206に向かって押圧して直線切込部0205と直線切込部0206の固定を解除し、さらに、辺0204をスライドすることによって辺0204と、前記第2曲線切込部との固定を解除することができ、シート状素材部を裏返したりすることなく固定の解除がすばやく行え、手間を省くことができるからである。
このようにして、実施形態2においても、着脱自在なシート状素材構造体を得ることができ、実施形態1と同様の用途での応用が可能である。
そして、実施形態2においては、直線切込部0205と曲線切込部0206との固定、及び前記第2曲線切込部と辺0207の固定によって、折り曲げ時の十分な固定力が得られる上、前記第2曲線切込部と辺0207の固定又は固定解除においては、辺0207を前記第2曲線切込部の方向に又は逆の方向にスライドするだけで固定又は固定解除をなすことができ、固定又は固定解除がよりすばやく簡便な方法で行うことが可能となる。
<第2曲線切込部について>
第2曲線切込部は、シート状素材部の一部を円弧状の形状に切り込んだ部分である。
また、第2曲線切込部は、同部が配される片の略中央部に向けて凸となる形状にする必要がある。そのようにしないと、同図(B)(C)から明らかなとおり、シート状素材部を折り曲げたとき、他片の辺を第2曲線切込部に挿入固定することができないからである。
第2曲線切込部は、一又は一以上の数配することができるが、十分な固定力を得るためには、二以上配することが望ましい。
前記円弧状の曲率半径問わず、他辺と第2曲線切込部の相互固定と固定解除が可能であればどのようなものであってもよい。
<<実施形態3>>
次に、実施形態3について説明する。
<実施形態の概要、具体例について>
図3(A)〜(D)は実施形態3の構成の一例を示す図である。これらの図を用いて実施形態3の構成の一例を説明する。
実施形態3は、前記請求項1又は3の構成を基本とするが、さらに一の片の前記折り目と対辺の関係にある一辺の周縁部に、一又は一以上の前記折り目の方向に弧を描く第2曲線切込部が配されている。すなわち、片0304のうち、折り目0302と対辺の関係にある辺の周縁部に、第2曲線切込部0311及び0312が配されている。
そして、片0303のうち折り目0202と対辺の関係にある辺に、垂直切込部0307及び0308が配され、シート状素材部0301を、折り目0302に沿って折り重ねたとき、前記各垂直切込部がちょうど第2曲線切込部0311及び0312とほぼ同じ位置になるよう、折り目0302及び各切込部の位置は定められている。
このような配置により、シート状素材部を折り重ねたとき、垂直切込部0307は、ちょうど第2曲線切込部0311に、垂直切込部0308は、ちょうど第2曲線切込部0312に挟みこまれるようにして前記各第2曲線切込部に挿入され、垂直切込部0307と第2曲線切込部0311が、垂直切込部0308と第2曲線切込部0312が相互に固定される。
また、第2曲線切込部が配される片には、もっぱら曲線切込部が配される方が望ましいことは実施形態2での説明と同様である(請求項6)。
さらに、実施形態1と同様に、片0303の直線切込部0305と、片0304の曲線切込部0309が、また、直線切込部0306と曲線切込部0310が相互に固定可能である。
このようにして、実施形態3においても、着脱自在なシート状素材構造体を得ることができ、実施形態1と同様の用途での応用が可能である。
そして、実施形態3においては、各直線切込部と各曲線切込部0206との固定によって、折り曲げ時の十分な固定力が得られる上、前記第2曲線切込部と前記各垂直切込部の固定又は固定解除においては、各垂直切込部を前記各第2曲線切込部の方向に又は逆の方向にスライドするだけで固定又は固定解除をなすことができ、固定又は固定解除がよりすばやく簡便な方法で行うことが可能となる。
<垂直切込部について>
直線切込部は、シート状素材部の一部の辺の端部から、同辺に対しほぼ垂直の方向になした、相互に略平行である二の略直線の形状の切込である。
前記略直線の長さは問わない。また、前記二の略直線の間の間隔は、同図(D)のとおり、シート状素材部を折り重ねたときに垂直切込部とほぼ同じ場所に位置する第2曲線切込部の両端を直線で結んだ長さとほぼ同じである必要がある。なぜなら、前記間隔と前記長さが同じでなければ、前記垂直切込部を前記第2曲線切込部に挿入することができないからである。
垂直切込部の数は、折り目と対辺の関係にある辺の周縁部に一又は一以上配する。十分な固定力を得るためには、二又は二以上設けることが望ましい。
また、同図(A)〜(D)に示すとおり各垂直切込部の端部にかかる応力を分散して、前記各切込部の端部に裂け目が入ったり、切込が大きくなったりしないように、前記各切込部の両端を円形状に切り抜いくこともできるが(請求項34)、かかる切り抜きは必ずしも設ける必要はない。
さらに、同図(E)、(F)に示すとおり、各垂直切込部の全部又は一部の形状について、一の垂直切込部を構成する二の切込線をいずれも鉤状とすることもできる(請求項36)。鉤状とは、同図(E)の垂直切込部0321でいえば、 垂直切込部0321を構成する二の切込線が、同図(E)のとおり、内側の端部が鉤状に折れ曲がっている状態をいう。そして、鉤状の形状は、同図(E)のとおり、各垂直切込部の外側に向かって折れ曲がる必要がある。
この場合、 前記各垂直切込部に対応する前記各曲線切込部、すなわち、前記シート状素材部を所定の折り目に沿って折り重ねて前記各垂直切込部を挿入する曲線切込部の両端部の形状については、同図(E)の曲線切込部0323のごとく、前記各曲線切込部の弧形とは反対向きとなる弧形を描く必要がある。
このように、前記各垂直切込部の全部又は一部の形状につき、一の垂直切込部を構成する二の切込線が各垂直切込部の外側に向かって折れ曲がる態様による鉤状となるようにし、 さらに、前記各垂直切込部に対応する前記各曲線切込部の両端部の形状を、前記各曲線切込部の弧形とは反対向きとなる弧形を描くようにすることにより、同図(F)のとおり、シート状素材部0313を折り目0314に沿って折り重ね、垂直切込部0321を曲線切込部0323に、垂直切込部0322を曲線切込部0324に、それぞれ挿入する際、 各各切込部の端部にかかる応力を分散して、前記各切込部の端部に裂け目が入ったり、切込が大きくなったりしないようにでき、シート状素材構造体の耐久性を高めることができる。さらに、切込部の端部に円形の切抜きを設ける場合と比較し、廃棄物を出すことがなく、環境に配慮した製品を提供することができる。
<<実施形態4>>
次に、実施形態4について説明する。
<実施形態の概要、具体例について>
図4(A)〜(C)は実施形態4の構成の一例を示す図である。これらの図を用いて実施形態4の構成の一例を説明する。
同図(A)は、実施形態4のシート状素材構造体の一例を示した平面である。シート状素材部0401は、折り目0402、0403を境に、左端片0404、中央片0405、右端片0406でなり、シート状素材部0401及び各片はいずれも略長方形であるが、略正方形でもよい。また、右端片0406は、図7(A−1)、(A−2)のとおり、他の片に対して幅が短くてもよい(請求項20)。
なお、本明細書において左端片とは、図4(A)においてたまたま左端に位置している片を便宜的に左端片というに過ぎず、同図(A)におけるシート状素材部を上から眺めれば、前記左端片は右端に来ることになる。右端片も同様である。
そして、左端片0404には、折り目0402と垂直の関係にある上辺の周縁部に、左端片上辺直線切込部0407が、対辺の関係にある辺に左端片左辺垂直切込部0413及び0414が配され(請求項8、9、10。請求項7及び13においては不要である。)、下辺の周縁部には、左端片下辺直線切込部0408が配されている(請求項10。請求項7〜9においてはこれは不要である)。
中央片0405には、折り目0402と略垂直の関係にある上辺の周縁部に、中央片上辺曲線切込部0409が、さらに下辺の周縁部には中央片下辺曲線切込部0410(請求項10。請求項7〜9においてはこれは不要である)が配されている。
さらに、右端片0406の上辺には右端片上辺直線切込部0411(請求項20においては不要である)が、下辺には右端片下辺直線切込部0412が(請求項10。請求項7〜9、20においてはこれは不要である)、さらに、左辺の周縁部には、右端片左辺曲線切込部0415及び0416(請求項8〜10。請求項7においては不要)が配されている。
前記右端片左辺曲線切込部が配される場合、右端片左辺曲線切込部0415及び0416は、図4(A)のとおり、弧状の形状を有し、かつ、前記折り目と反対方向に弧を描く、すなわち、弧の中心が折り目0403の側に位置するように配される必要がある。それは、同図(C)のとおり、シート状素材部0401を折り重ねた際、左端片左辺垂直切込部0413及び0414を、右端片左辺曲線切込部0415及び0416に挟みこむようにして挿入するさい、スムーズに挿入し、かつ、強い固定力を得るためである。
なお、上辺、下辺、左辺、右辺とは、図4(A)においてたまたま上下左右に位置している辺を便宜的に上辺等ということにしているにすぎない。したがって、同図(A)におけるシート状素材部を上から眺めれば、上辺は下に、下辺は上になる。
そして、同図(B)(C)に示すように、まず、シート状素材部0401を折り目0403に沿って折り重ね、右端片0406を中央片0405の上に折り重ね、次いで左端片0404を、右端片0406の上に折り重ねる。前記各切込部は、前記のとおり折り重ねたとき、左端片上辺直線切込部0407、中央片上辺曲線切込部0409、及び右端片上辺直線切込部(なお請求項20においては存在しない)がほぼ同じ位置に重なり合うように配される。さらに、請求項10においては、左端片下辺直線切込部0408、中央片下辺曲線切込部0410、右端片下辺直線切込部0412も同様にほぼ同じ位置に重なり合うように配される。加えて、請求項8〜10においては右端片左辺曲線切込部と左端片左辺垂直切込部も同様に同じ位置に重なり合うように配され、請求項13においては、右端片左辺曲線切込部と左端片の左辺が重なり合うように配される。
そして、前記折り重ねた状態の際、同図(C)にあるとおり、中央片上辺曲線切込部0409を、右端片上辺直線切込部0411(なお請求項20においては存在しない)及び左端片上辺直線切込部0407の方向に押圧することにより、中央片上辺曲線切込部0409の一部が右端片上辺直線切込部0411(なお請求項20においては存在しない)及び左端片上辺直線切込部0407に差し込まれる状態となり、相互に固定される。同様に、中央片下辺曲線切込部0410を、右端片下辺直線切込部0412及び左端片下辺直線切込部0408の方向に押圧することにより、相互に固定される。
さらに、請求項7を除く請求項においては、左端片左辺垂直切込部0413を、右端片左辺曲線切込部0415に挟みこむようにして挿入し、同様に左端片左辺垂直切込部0414を、右端片左辺曲線切込部0416に挿入し、相互に固定する。また、請求項13においては、左端片の左辺を、右端片左辺曲線切込部0415に挟みこむようにして挿入し、同様に左端片の左辺を、右端片左辺曲線切込部0416に挿入し、相互に固定する。
これによって、シート状素材部0401は、折り重ねられた状態で固定され、人為的に固定された状態を解除しない限り、固定された状態を保つ。
そして、他方、固定されたシート状素材部0401の固定を解除するには、固定された各曲線切込部と各直線切込部の組合せを、親指等を用いて各直線切込部のある片から各曲線切込部の方向に押圧することにより、各曲線切込部の一部が各直線切込部に差し込まれる状態を解除することができ、次いで、前記各右端片左辺曲線切込部に挟み込まれるように挿入されている前記各左端片左辺垂直切込部を横方向に滑らせることにより、前記各右端片左辺曲線切込部と前記各左端片左辺垂直切込部の間の相互固定を解除することができる。
そして、同様の固定と固定解除は、何回でも行うことができ、前記各片は、着脱自在であるということができる。
以上のとおり、実施形態4によれば、注意深く手作業で行う必要がなく、機械を利用したり、接着剤やホッチキスなどを利用したりせず、着脱が容易に行えるようになった。
なお、切込部の配置については、前記左端片に配される各切込部が、垂直切込部を除けばもっぱら直線切込部となり、前記中央片に配される各切込部は、もっぱら曲線切込部となり、前記右端片に配される各切込部は、上辺周縁部及び/又は下辺周縁部に配される切込部がもっぱら直線切込部となり、かつ左辺周縁部に配される切込部があるときはその切込部がもっぱら前記折り目と反対方向に弧を描く曲線切込部となる形態がもっとも望ましい(請求項14)。
その理由は、かかる切込部の配置をなすことにより、固定されたシート状素材部0401の固定を解除する際、固定された各曲線切込部と各直線切込部の組合せを、親指等を用いて各直線切込部のある片から各曲線切込部の方向に押圧する際には、もっぱら左端片0404から右端片及び中央片方向に押圧すれば足り、次いで前記各右端片左辺曲線切込部に挟み込まれるように挿入されている前記各左端片左辺垂直切込部を横方向に滑らせることにより、前記各右端片左辺曲線切込部と前記各左端片左辺垂直切込部の間の相互固定を解除することができるから、シート状素材部0401の固定の解除の際、シート状素材部0401を裏返したりする必要がなく、スムーズに解除の作業を行え、かつ、片手で作業を行うことができるからである。
また、以上に加え、前記左端片の左辺には、左端片左辺垂直切込部があるものについてはこれに代わり、左端片左辺垂直切込部がないものについては左端片の左辺に代わり、一又は一以上の左端片左辺突起部(図示しない)を有し、前記シート状素材部0401を折り目に沿って折る際、前記図示しない左端片左辺突起部と前記右端片左辺曲線切込部0415及び0416のそれぞれ少なくとも一が同じ位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となるようにし、前記左端片左辺突起部を前記右端片左辺曲線切込部0415及び/又は0416に差し込み、相互に固定する形態も可能である(請求項19)。この場合、前記左端片左辺突起部の形状は任意のものを選択することができ、大きさは、前記右端片左辺曲線切込部0415及び0416に挿入可能なものであれば問わないが、前記右端片左辺曲線切込部0415及び0416の先端を直線で結ぶ長さとほぼ同じものであることが、固定の安定度を増す観点からは望ましい。さらに、前記左端片左辺突起部には、ファイリング用の穴を設けることも可能である(請求項26)。
<シート状素材部について>
「シート状素材部」の形状、大きさ、材質、厚さは、実施形態1と同様である。
<直線切込部、曲線切込部、垂直切込部について>
直線切込部、曲線切込部、垂直切込部の定義、形状、特徴は、実施形態1及び3と同様である。
<実施形態4の具体例、効果>
例えば、実施形態4を、中身の見えない葉書、グリーティングカードなどに応用することができる。例えば、左端片0404の裏面に宛先を記入し、片0405及び0406の表面に本文を記入したうえ、折り目0402、0403に沿ってシート状素材部を折り曲げ、各切込部を固定する。そうすると、本文を第三者に見られることなく、送付することが可能となる。また、右端片0406の表面又は裏面に返信先の宛先を書き、その逆の面に返信内容を記載するようにし、かつ折り目0403に沿って右端片0406を切り離すようにすれば、返信用葉書を添付した葉書として、実施形態4を使用することが可能である。
さらに、実施形態4を、封書に比しより簡易な書類送付手段として使用することが可能である。すなわち、任意の大きさの紙片その他のシートを折り重ねて固定し、宛名を記載することにより、郵送その他の送付を行うことができる。そして、折り重ねたものの中に、他の物品を挿入することも可能である。
<<実施形態5>>
次に、実施形態5について説明する。
<実施形態の概要、具体例について>
図5(A)〜(C)は実施形態5の構成の一例を示す図である。これらの図を用いて実施形態5の構成の一例を説明する。
同図(A)は、実施形態5のシート状素材構造体の一例を示した平面である。シート状素材部0501は、折り目0502〜0507を境に、左端片0508、第2片0509、第3片0510及びその余の片0511〜0514でなり、シート状素材部0501及び各片はいずれも略長方形であるが、略正方形でもよい。実施形態5においては、その余の片の数は4個であるが、1個以上であれば何個でもよい。
なお、本実施形態において左端片とは、図5(A)においてたまたま左端に位置している片を便宜的に左端片というに過ぎず、同図(A)におけるシート状素材部を上から眺めれば、前記左端片は右端に来ることになる。第2片とは、図5(A)における左端片から数えて2番目に位置する片であり、第3片とは、図5(A)における左端片から数えて3番目に位置する片をいう。その余の片とは、左端片、第2片又は第3片以外の片をいう。
そして、左端片0508には、折り目0502と垂直の関係にある上辺の周縁部に、左端片上辺直線切込部0515が、対辺の関係にある辺に左端片左辺垂直切込部0517及び0518が配され(請求項11、12。請求項13においては不要である。)、下辺の周縁部には、左端片下辺直線切込部0516が配されている(請求項12、13。請求項11においてはこれは不要である)。
第2片0509には、折り目0502と略垂直の関係にある上辺の周縁部に、第2片上辺曲線切込部0519が、さらに下辺の周縁部には第2片下辺曲線切込部0520(請求項12、13。請求項11においてはこれは不要である)が配されている。
さらに、第3片0510の上辺には第3片上辺直線切込部0521が、下辺には第3片下辺直線切込部0522が(請求項12、13。請求項11においてはこれは不要である)、さらに、左辺の周縁部には、第3片左辺曲線切込部0523及び0524が配されている。
前記第3片左辺曲線切込部が配される場合、第3片左辺曲線切込部0523及び0524は、図5(A)のとおり、弧状の形状を有し、かつ、前記折り目0503と反対方向に弧を描く、すなわち、弧の中心が折り目0503の側に位置するように配される必要がある。それは、同図(C)のとおり、シート状素材部0501を折り重ねた際、左端片左辺垂直切込部0517及び0518を、第3片左辺曲線切込部0523及び0524に挟みこむようにして挿入するさい、スムーズに挿入し、かつ、強い固定力を得るためである。
そして、同図(B)(C)に示すように、前記シート状素材部0501を、前記各折り目を境として、前記第3片0510をまず前記第2片0509に重ね、次いで前記左端片0508を前記第3片0510に重ね、次いでその余の片0511〜0514を前記第3片0510と前記第2片0509の間に位置するように折り重ねる方法により折ることにより、前記各片を重ね合わせる。
前記各切込部は、前記のとおり折り重ねたとき、左端片上辺直線切込部0515、第2片上辺曲線切込部0519、第3片上辺直線切込部0521、及びその余の片の各上辺直線切込部0525、0527、0529、0531がほぼ同じ位置に重なり合うように配される。さらに、各辺に下辺切込部が配される場合、左端片下辺直線切込部0516、第2片下辺曲線切込部0520、第3片下辺直線切込部0522、及びその余の片の各下辺直線切込部0526、0528、0530、0532も同様にほぼ同じ位置に重なり合うように配される。加えて、左端片に左端片左辺垂直切込部が配される場合、第3片左辺曲線切込部0523、0524と、左端片左辺垂直切込部0517、0518も同様に同じ位置に重なり合うように配され、左端片に左端片左辺垂直切込部が配されない場合(請求項13)、第3片の左辺曲線切込部0523、0524と、左端片の左辺が同じ位置に重なり合うように配される。
そして、前記折り重ねた状態の際、同図(C)にあるとおり、第2片上辺曲線切込部0519を、第3片上辺直線切込部0521、左端片上辺直線切込部0515、及びその余の片の各上辺直線切込部0525、0527、0529、0531の方向に押圧することにより、第2片上辺曲線切込部0519の一部が第3片上辺直線切込部0521及び左端片上辺直線切込部0515に差し込まれる状態となり、相互に固定される。同様に、各片に下辺切込部が配される場合、第2片下辺曲線切込部0520を、第3片下辺直線切込部0522、左端片下辺直線切込部0516、及びその余の片の各下辺直線切込部0526、0528、0530、0532の方向に押圧することにより、相互に固定される。
さらに、左端片左辺垂直切込部が配される場合、左端片左辺垂直切込部0517を、第3片左辺曲線切込部0523に挟みこむようにして挿入し、同様に左端片左辺垂直切込部0518を、第3片左辺曲線切込部0524に挿入し、相互に固定し、左端片左辺垂直切込部が配されない場合(請求項13)、左端片左辺を、第3片左辺曲線切込部0523及び0524に挿入し、相互に固定する。
これによって、シート状素材部0501は、折り重ねられた状態で固定され、人為的に固定された状態を解除しない限り、固定された状態を保つ。
そして、他方、固定されたシート状素材部0501の固定を解除するには、固定された各曲線切込部と各直線切込部の組合せを、親指等を用いて各直線切込部のある片から各曲線切込部の方向に押圧することにより、各曲線切込部の一部が各直線切込部に差し込まれる状態を解除することができ、次いで、前記各第3片左辺曲線切込部に挟み込まれるように挿入されている前記各左端片左辺垂直切込部又は左端片の左辺を横方向に滑らせることにより、前記各第3片左辺曲線切込部と前記各左端片左辺垂直切込部又は左端片の左辺の間の相互固定を解除することができる。
そして、同様の固定と固定解除は、何回でも行うことができ、前記各片は、着脱自在であるということができる。
以上のとおり、実施形態5によれば、注意深く手作業で行う必要がなく、機械を利用したり、接着剤やホッチキスなどを利用したりせず、着脱が容易に行えるようになった。
なお、切込部の配置については、前記左端片に配される各切込部が、垂直切込部を除けばもっぱら直線切込部となり、前記第2片に配される各切込部は、もっぱら曲線切込部となり、前記第3片に配される各切込部は、上辺周縁部及び/又は下辺周縁部に配される切込部がもっぱら直線切込部となり、かつ左辺周縁部に配される切込部があるときはその切込部がもっぱら前記折り目と反対方向に弧を描く曲線切込部となる形態がもっとも望ましい(請求項14)。
その理由は、実施形態4の場合と同様、かかる切込部の配置をなすことにより、シート状素材部0501の固定の解除の際、シート状素材部0501を裏返したりする必要がなく、スムーズに解除の作業を行え、かつ、片手で作業を行うことができるからである。
<シート状素材部について>
「シート状素材部」の形状、大きさ、材質、厚さは、実施形態1と同様である。
<直線切込部、曲線切込部、垂直切込部、左端片左辺突起部について>
直線切込部、曲線切込部、垂直切込部の定義、形状、特徴は、実施形態1及び3と同様である。
また、以上に加え、実施形態4と同様、前記左端片の左辺には、左端片左辺垂直切込部があるものについてはこれに代わり、左端片左辺垂直切込部がないものについては左端片の左辺に代わり、一又は一以上の左端片左辺突起部(図示しない)を有することも可能であり、前記左端片左辺突起部には、ファイリング用の穴を設けることも可能である(請求項26)。
<実施形態5の具体例>
実施形態5も、実施形態4と同様の使用の仕方ができるが、さらに、より大きな紙片又はシートを、折りたたみ、かつ、封筒を使用せずに、簡易な書類送付手段として送付することが可能である。そして、折り重ねたものの中に、他の物品を挿入することも可能である。
<<実施形態6>>
次に、実施形態6について説明する。
<実施形態の概要、具体例について>
図6(A)〜(D)は実施形態6の構成の一例を示す図である。これらの図を用いて実施形態6の構成の一例を説明する。
同図(A)は、実施形態6のシート状素材構造体の一例を示した平面である。シート状素材部0601は、折り目0602〜0610を境に、右端片0611、第2片0612、第3片0613及びその余の片0614〜0620でなり、シート状素材部0601及び各片はいずれも略長方形であるが、略正方形でもよい。また、右端片0611は、図7(B−1)、(B−2)のとおり、他の片に対して幅が短くてもよい(請求項20)。
その余の片については、実施形態6においては、その余の片の数は7個であるが、1個以上であれば何個でもよい。
なお、本実施形態において右端片とは、図6(A)においてたまたま右端に位置している片を便宜的に右端片というに過ぎず、同図(A)におけるシート状素材部を上から眺めれば、前記右端片は右端に来ることになる。第2片とは、図6(A)における右端片から数えて2番目に位置する片であり、第3片とは、図6(A)における右端片から数えて3番目に位置する片をいう。その余の片とは、右端片、第2片又は第3片以外の片をいう。
そして、第3片0613には、折り目0603と垂直の関係にある上辺の周縁部に、第3片上辺直線切込部0627が配され、下辺の周縁部には、第3片下辺直線切込部0628が配されている(請求項16、17。請求項15においてはこれは不要である)。
第2片0612には、折り目0602と略垂直の関係にある上辺の周縁部に、第2片上辺曲線切込部0625が、さらに下辺の周縁部には第2片下辺曲線切込部0626(請求項16、17。請求項15においては、不要である)が配されている。
さらに、右端片0611の上辺には右端片上辺直線切込部0621(なお請求項20においては、これは存在しない)が、下辺には右端片下辺直線切込部0622が(請求項16、17。請求項15、20においては、これは不要である)、さらに、左辺の周縁部には、右端片左辺曲線切込部0623及び0624が配されている。
前記右端片左辺曲線切込部0623及び0624は、図6(A)のとおり、弧状の形状を有し、かつ、前記折り目0602と反対方向に弧を描く、すなわち、弧の中心が折り目0602の側に位置するように配される必要がある。それは、同図(C)のとおり、シート状素材部0601を折り重ねた際、第3片の左辺を、右端片左辺曲線切込部0623及び0624に挟みこむようにして挿入することを可能にするためである。
そして、同図(B)(C)に示すように、前記シート状素材部0601を、前記各折り目を境として、まず、その余の片0614〜0620を前記第3片0613の上に折り重ね、次いで折り重ねられた片0613〜0620を、前記第2片0612の上に折り重ねる。
そして、同図(C)に示すように、前記右端片0611を、片0614の下に来るように、かつ、片0615があれば片0615の上に来るように、すなわち片0614と片0615の間に挟まるようにして、折り目0602を折り目として折り曲げる。
以上の方法により、前記各片を折り重ねたものが同図(D)である。
前記各切込部は、前記のとおり折り重ねたとき、第3片上辺直線切込部0627、第2片上辺曲線切込部0625、右端片上辺直線切込部0621(なお請求項20においては、これは存在しない)、及びその余の片の各上辺直線切込部0629、0631、0633、0635、0637、0639、0641がほぼ同じ位置に重なり合うように配される。さらに、各辺に下辺切込部が配される場合、第3片下辺直線切込部0628、第2片下辺曲線切込部0626、右端片下辺直線切込部0622(なお請求項20においては、これは存在しない)、及びその余の片の各下辺直線切込部0630、0632、0634、0636、0638、0640、0642も同様にほぼ同じ位置に重なり合うように配される。加えて、右端片左辺曲線切込部0623、0624と、第3片の左辺も同様に同じ位置に重なり合うように配され、右端片の左辺曲線切込部0623、0624と、第3片の左辺が同じ位置に重なり合うように配される。
そして、前記折り重ねた状態の際、同図(D)にあるとおり、第2片上辺曲線切込部0625を、第3片上辺直線切込部0627、右端片上辺直線切込部0621(なお請求項20においては、これは存在しない)、及びその余の片の各上辺直線切込部0629、0631、0633、0635、0637、0639、0641の方向に押圧することにより、第2片上辺曲線切込部0625の一部が他の片の各上辺直線切込部に差し込まれる状態となり、相互に固定される。同様に、各片に下辺切込部が配される場合、第2片下辺曲線切込部0626を、第3片下辺直線切込部0628、右端片下辺直線切込部0622(なお請求項20においては、これは存在しない)、及びその余の片の各下辺直線切込部0630、0632、0634、0636、0638、0640、0642の方向に押圧することにより、相互に固定される。
さらに、第3片の左辺を、右端片左辺曲線切込部0623及び0624に差し込むようにして挿入し、相互に固定する。
これによって、シート状素材部0601は、折り重ねられた状態で固定され、人為的に固定された状態を解除しない限り、固定された状態を保つ。
そして、他方、固定されたシート状素材部0601の固定を解除するには、固定された各曲線切込部と各直線切込部の組合せを、親指等を用いて各直線切込部のある片から各曲線切込部の方向に押圧することにより、各曲線切込部の一部が各直線切込部に差し込まれる状態を解除することができ、次いで、前記各右端片左辺曲線切込部に挟み込まれるように挿入されている前記各右端片垂直切込部又は右端片の左辺を横方向に滑らせることにより、前記各右端片左辺曲線切込部と前記各右端片垂直切込部又は右端片の左辺の間の相互固定を解除することができる。
そして、同様の固定と固定解除は、何回でも行うことができ、前記各片は、着脱自在であるということができる。
以上のとおり、実施形態6によれば、注意深く手作業で行う必要がなく、機械を利用したり、接着剤やホッチキスなどを利用したりせず、着脱が容易に行えるようになった。
なお、切込部の配置については、前記第3片に配される各切込部がもっぱら直線切込部であり、前記第2片に配される各切込部が、もっぱら曲線切込部であること形態がもっとも望ましい(請求項17)。
その理由は、実施形態4、5の場合と同様、かかる切込部の配置をなすことにより、シート状素材部0601の固定の解除の際、シート状素材部0601を裏返したりする必要がなく、スムーズに解除の作業を行え、かつ、片手で作業を行うことができるからである。
<シート状素材部について>
「シート状素材部」の形状、大きさ、材質、厚さは、実施形態1と同様である。
<直線切込部、曲線切込部、垂直切込部について>
直線切込部、曲線切込部、垂直切込部の定義、形状、特徴は、実施形態1及び3と同様である。
<実施形態6の具体例>
実施形態6の具体例は、実施形態5と同様である。
<<実施形態7>>
次に、実施形態7について説明する。
<実施形態の概要、具体例について>
図9〜図12は実施形態7の構成の一例を示す図である。これらの図を用いて実施形態7の構成の一例を説明する。
図9(A)は、主に請求項30に関するシート状素材構造体の一例を示した図である。冊子状の形状になっているシート状素材構造体0910は、第一葉0901には、綴じ部と対辺にある辺の周縁部に、曲線切込部0904及び0905が、弧の中心を綴じ部側に配する態様により配され、最終葉0902には、綴じ部と対辺にある辺に舌片部0903が配されている。
図9(B)(C)は、前記舌片部0903を前記構造体の綴じ部と対辺にある辺を包むように折り曲げて、前記第一葉0901を重ね合わせた図である。その際、前記舌片部0903の端部が、前記曲線切込部0904及び0905に差し込み可能となる位置に、前記曲線切込部は配される。
前記のとおり折り重ねたとき、前記舌片部0903の端部を、前記曲線切込部0904及び0905に、差し込むことによって相互に固定することが可能である。
これによって、構造体0910は、閉じた状態で固定され、人為的に固定された状態を解除しない限り、固定された状態を保つ。
他方、固定されたシート状素材部0601の固定を解除するには、前記差し込み状態を解除すればよい。同様の固定と固定解除は、何回でも行うことができ、前記各片は、着脱自在であるということができる。
図10(A)(B)は、主に請求項31に関するシート状素材構造体の一例を示した図である。図10においては、舌片部1003に、曲線切込部1004及び1005が配されており、前記のとおり構造体1010を閉じたとき、第一葉1001の端部を、前記曲線切込部1004及び1005に差し込むことによって相互に固定することが可能となっている。
図11(A)(B)は、主に請求項32に関するシート状素材構造体の一例を示した図である。図11においては、舌片部1103に、舌片部曲線切込部1106及び1107が配されており、前記のとおり構造体1010を閉じたとき、第一葉1101に配された垂直切込部1104及び1105を、前記舌片部曲線切込部1106及び1107に差し込むことによって、前記各切込部を相互に固定することが可能となっている。そして、図11に示された例においては、図9及び10の場合に比し、より強固な固定が可能となるという特徴がある。
図12は、主に請求項33に関するシート状素材構造体の一例を示した図である。請求項33に関する構造体の特徴は、舌片部を有する葉に、ファイリング用開口部を設けたことにある。すなわち、図12(A)のとおり、舌片部1203を有する葉に、綴じ部1206に沿った辺の周縁部に、前記綴じ部に沿った辺と平行又はほぼ平行となる直線状又はほぼ直線状の列に、ファイリング用開口部1208、1210を配し、さらに、前記並列された開口部1208、1210の列と平行又はほぼ平行に、直線状又はほぼ直線状の列に、開口部1207、1209を配した。実施例では、開口部は4個であるが、4以上であれば数は問わない。また、開口部の大きさも問わないが、安定したファイリングのためには、ファイリング用リングその他固定具の大きさ又はその1.5倍〜3倍程度の大きさが望ましい。
そして、前記各開口部の二の列は、前記各列にほぼ平行しかつ前記各列のほぼ中間を通る線1205を折り目として前記葉1202を折り曲げると、開口部1208と開口部1207が、又、開口部1210と開口部1209が、ほぼ同じ位置に重なるようになっている。
そして、構造体1201は、同図(C)のとおり、折り目1205にそって葉1202を折り曲げると、同図(D)(E)のとおり、開口部1207及び1208を通し、又、開口部1209及び1210を通し、ファイリングが可能となる。
他方、構造体1201について、同図(F)(G)のとおり、構造体1201を閉じたとき、葉1204に配された垂直切込部1213及び1214を、舌片部1203に配された曲線切込部1211及び1212に差し込むことによって、前記各切込部を相互に固定することが可能となっている。そして、図12に示された例においては、図9及び10の場合に比し、より強固な固定が可能となるという特徴がある。
なお、第一葉と最終葉は、相互に交換が可能である。
<シート状素材部について>
「シート状素材部」の形状、大きさ、材質、厚さは、実施形態1と同様である。
<直線切込部、曲線切込部、垂直切込部について>
直線切込部、曲線切込部、垂直切込部の定義、形状、特徴は、実施形態1及び3と同様である。
<実施形態7の効果等>
以上のとおり、実施形態7によれば、冊子類を、機械を利用したり、接着剤やホッチキスなどを利用したりせずに閉じて固定し、封筒などの包装具を要さず、送付することが可能となった。そして、図12に示されたような実施形態によれば、冊子を受け取った者は、直ちに固定を解除して閲読等ができるだけでなく、簡易な方法でファイリングが可能となり、非常に扱いやすく、無駄な廃棄物も一切生じないものとなっている。
本発明は、上述のとおり、郵送時における郵送物包装用容器として、また、封筒等を利用しない媒体の直接郵送手段として利用すると有用である。
実施形態1の構成の一例を示す図 実施形態2の構成の一例を示す図 実施形態3の構成の一例を示す図 実施形態4の構成の一例を示す図 実施形態5の構成の一例を示す図 実施形態6の構成の一例を示す図 実施形態4、6の構成の一例を示す図 実施形態1等の構成の一例を示す図 実施形態7の構成の一例を示す図 実施形態7の構成の一例を示す図 実施形態7の構成の一例を示す図 実施形態7の構成の一例を示す図
符号の説明
0101 シート状素材部
0102 折り目
0103、0104 片
0105、0106 直線切込部
0106、0109 直線切込部
0107、0108、0110 曲線切込部
0121、0122 突起部
0123〜0125 欠落部
0201 シート状素材部
0202 折り目
0203、0204 片
0205 直線切込部
0206、0208、0209 曲線切込部
0301 シート状素材部
0302 折り目
0303、0304 片
0305、0306 直線切込部
0307、0308 垂直切込部
0309〜0312 曲線切込部
0401 シート状素材部
0402、0403 折り目
0404 左端片
0405 中央片
0406 右端片
0407 左端片上辺直線切込部
0408 左端片下辺直線切込部
0409 中央片上辺曲線切込部
0410 中央片下辺曲線切込部
0411 右端片上辺直線切込部
0412 右端片下辺直線切込部
0413、0414 左端片左辺垂直切込部
0415、0416 右端片左辺曲線切込部
0501 シート状素材部
0502〜0507 折り目
0508 左端片
0509 第2片
0510 第3片
0511〜0514 その余の片
0515 左端片上辺直線切込部
0516 左端片下辺直線切込部
0517、0518 左端片左辺垂直切込部
0519 第2片上辺曲線切込部
0520 第2片下辺曲線切込部
0521 第3片上辺直線切込部
0522 第3片下辺直線切込部
0523、0524 第3左辺曲線切込部
0525、0527、0529、0531 その余の片の各上辺直線切込部
0526、0528、0530、0532 その余の片の各下辺直線切込部
0601 シート状素材部
0602〜0610 折り目
0611 右端片
0612 第2片
0613 第3片
0614〜0620 その余の片
0621 右端片上辺直線切込部
0622 右端片下辺直線切込部
0623、0624 右端片左辺曲線切込部
0625 第2片上辺曲線切込部
0626 第2片下辺曲線切込部
0627 第3片上辺直線切込部
0628 第3片下辺直線切込部
0629〜0641のうち奇数 各上辺直線切込部
0630〜0642のうち偶数 各下辺直線切込部
0801 シート状素材部
0802 折り目
0803、0804 片
0805 突起部
0806、0807、0810 直線切込部
0808、0809、0811 曲線切込部
0901 第一葉
0902 最終葉
0903 舌片部
0904、0905 曲線切込部
0910 シート状素材構造体
1001 第一葉
1002 最終葉
1003 舌片部
1004、1005 曲線切込部
1010 構造体
1101 第一葉
1102 最終葉
1103 舌片部
1104、1105 垂直切込部
1106、1107 舌片部曲線切込部
1201 構造体
1202、1204 葉
1203 舌片部
1205 折り目
1206 綴じ部
1207〜1210 開口部
1211、1212 曲線切込部
1213、1214 垂直切込部

Claims (36)

  1. 各片を重ね合わせて着脱自在とした二つ折りが可能なシート状素材構造体であって、
    前記シート状構造体は略長方形又は略正方形であり、
    前記シート状構造体は、折り目を境として折り目の両側に形成される各片が略正方形又は略長方形となるよう二つ折りされるものであり、
    前記折り目を境として両側に存する各片の一方には、前記折り目と垂直の関係にある二つの辺の各周縁部に、それぞれ一又は一以上の曲線切込部又は直線切込部が配され、
    各片の他方には、前記シート状構造体を前記折り目を境として二つ折りして前記各片を重ね合わせると、前記一方の片の前記曲線切込部又は直線切込部と同じ位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となるよう、前記一方の片の前記曲線切込部と重なり合う位置に直線切込部が、前記一方の片の前記直線切込部と重なり合う位置に曲線切込部が、それぞれ配され、
    前記重なり合う状態となった前記両片の各曲線切込部と前記直線切込部は、前記曲線切込部を前記直線切込部側に押圧することで前記曲線切込部が前記直線切込部に差し込むことが可能となっている
    ことを特徴とするシート状素材構造体。
  2. 各片を重ね合わせて着脱自在とした二つ折りが可能なシート状素材構造体であって、
    前記シート状構造体は略長方形又は略正方形であり、
    前記シート状構造体は、折り目を境として折り目の両側に形成される各片が略正方形又は略長方形となるよう二つ折りされるものであり、
    前記折り目を境として両側に存する各片の一方には、前記折り目と垂直の関係にある二つの辺の一方又は両方の周縁部に、一又は一以上の曲線切込部又は直線切込部が配され、さらに、前記折り目と略平行の関係にある二つの辺の一方又は両方の周縁部には、一又は一以上の曲線切込部又は直線切込部が配され、
    各片の他方には、前記シート状構造体を前記折り目を境として二つ折りして前記各片を重ね合わせると、前記一方の片の前記曲線切込部又は直線切込部と同じ位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となるよう、前記一方の片の前記曲線切込部と重なり合う位置に直線切込部が、前記一方の片の前記直線切込部と重なり合う位置に曲線切込部が、それぞれ配され、
    前記重なり合う状態となった前記両片の各曲線切込部と前記直線切込部は、前記曲線切込部を前記直線切込部側に押圧することで前記曲線切込部が前記直線切込部に差し込むことが可能となっている
    ことを特徴とするシート状素材構造体。
  3. 前記各片の一方配される切込部はもっぱら曲線であり、各片の他方に配される切込部はもっぱら直線であることを特徴とする、請求項1、2のいずれか一に記載のシート状素材構造体。
  4. 前記各片のうち、一の片の前記折り目と対辺の関係にある一辺の周縁部には、一又は一以上であり、前記折り目の方向に弧を描く第2曲線切込部が配され、
    前記シート状構造体を前記折り目を境として折り曲げて前記各片を重ね合わせると、前記第2曲線切込部と、前記第2曲線切込部が配された片と重なり合う片のうち前記折り目に略平行の関係にある一辺とが同じ位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となり、
    前記重なり合う状態となった前記辺を前記第2曲線切込部に差し込むことが可能となっている
    ことを特徴とする、請求項1、3のいずれか一に記載のシート状素材構造体。
  5. 前記各片のうち、一の片の前記折り目と対辺の関係にある一辺の周縁部には、一又は一以上の第2曲線切込部が配され、
    他方の片の前記折り目と対辺の関係にある一片の周縁部には、前記シート状構造体を前記折り目を境として折り曲げて前記各片を重ね合わせると、前記曲線切込部と同じ位置又はほぼ同じ位置に重なり合うような位置に、前記第2曲線切込部の数と同数の垂直切込部が配され、
    前記シート状構造体を前記折り目を境として折り曲げて前記各片を重ね合わせた際、前記重なり合う状態となった前記各垂直切込部を前記各第2曲線切込部に差し込むことが可能となっている
    ことを特徴とする、請求項1、3のいずれか一に記載のシート状素材構造体。
  6. 前記各片のうち、一又は一以上の第2曲線切込部が配される片に、もっぱら曲線切込部が配されることを特徴とする、請求項4、5のいずれか一に記載のシート状素材構造体。
  7. 各片を重ね合わせて着脱自在とした三つ折りが可能なシート状素材構造体であって、
    前記シート状構造体は略長方形又は略正方形であり、
    前記シート状構造体は、二つの折り目が、いずれも前記シート状構造体の一辺と平行となるように、かつ折り目を境として形成される三の片の各々が略正方形又は略長方形となるよう三つ折りされ、
    前記折り目を境として左端部に位置する左端片は、上辺付近の周縁部に一又は一以上の左端片上辺曲線切込部又は左端片上辺直線切込部を有し、
    前記折り目を境として中央部に位置する中央片は、前記左端片が左端片上辺曲線切込部を有するときは一又は一以上の中央片上辺直線切込部を、前記左端片が左端片上辺直線切込部を有するときは一又は一以上の中央片上辺曲線切込部を有し、
    前記折り目を境として右端部に位置する右端片は、一又は一以上の右端片上辺直線切込部を有し、
    前記シート状構造体を、前記折り目を境として、前記右端片をまず前記中央片に重ね、次いで前記左端片を前記右端片に重ねる方法により三つ折りして前記各片を重ね合わせた際、前記左端片上辺曲線切込部若しくは前記左端片上辺直線切込部、前記中央片上辺直線切込部若しくは前記中央片上辺曲線切込部、又は前記右端片上辺直線切込部のそれぞれ少なくとも一が同じ位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となり、
    前記重なり合う状態となった前記左端片上辺曲線切込部若しくは前記左端片上辺直線切込部、前記中央片上辺直線切込部若しくは前記中央片上辺曲線切込部、又は前記右端片上辺直線切込部のそれぞれ少なくとも一の組合せは、前記左端片上辺曲線切込部を前記中央片直線切込部及び前記右端片上辺直線切込部側に押圧することで、又は前記中央片上辺曲線切込部を前記左端片直線切込部及び前記右端片上辺直線切込部側に押圧することで、前記曲線切込部が前記各直線切込部に差し込み可能となっている
    ことを特徴とするシート状素材構造体。
  8. 各片を重ね合わせて着脱自在とした三つ折りが可能なシート状素材構造体であって、
    前記シート状構造体は略長方形又は略正方形であり、
    前記シート状構造体は、二つの折り目が、いずれも前記シート状構造体の一辺と平行となるように、かつ折り目を境として形成される三の片の各々が略正方形又は略長方形となるよう三つ折りされ、
    前記折り目を境として左端部に位置する左端片は、左辺の周縁部に一又は一以上の左端片左辺垂直切込部を有し、
    前記折り目を境として右端部に位置する右端片は、左辺の周縁部に、一又は一以上の、前記折り目と反対方向に弧を描く右端片左辺曲線切込部を有し、
    前記シート状構造体を、前記折り目を境として、前記右端片をまず前記中央片に重ね、次いで前記左端片を前記右端片に重ねる方法により三つ折りし、前記各片を重ね合わせた際、前記左端片左辺垂直切込部、前記右端片左辺曲線切込部のそれぞれ少なくとも一が同じ位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となり、
    前記重なり合う状態となった前記左端片左辺垂直切込部、前記右端片左辺曲線切込部のそれぞれ少なくとも一は、前記前記左端片左辺垂直切込部を前記右端左辺片曲線切込部に差し込むことが可能となっている、
    ことを特徴とするシート状素材構造体。
  9. 各片を重ね合わせて着脱自在とした三つ折りが可能なシート状素材構造体であって、
    前記シート状構造体は略長方形又は略正方形であり、
    前記シート状構造体は、二つの折り目が、いずれも前記シート状構造体の一辺と平行となるように、かつ折り目を境として形成される三の片の各々が略正方形又は略長方形となるよう三つ折りされ、
    前記折り目を境として左端部に位置する左端片は、上辺付近の周縁部に一又は一以上の左端片上辺曲線切込部又は左端片上辺直線切込部を有し、左辺の周縁部に一又は一以上の左端片左辺垂直切込部を有し、
    前記折り目を境として中央部に位置する中央片は、前記左端片が左端片上辺曲線切込部を有するときは一又は一以上の中央片上辺直線切込部を、前記左端片が左端片上辺直線切込部を有するときは一又は一以上の中央片上辺曲線切込部を有し、
    前記折り目を境として右端部に位置する右端片は、一又は一以上の右端片上辺直線切込部を有し、さらに、左辺の周縁部に、一又は一以上の、前記折り目と反対方向に弧を描く前記右端片左辺曲線切込部を有し、
    前記シート状構造体を、前記折り目を境として、前記右端片をまず前記中央片に重ね、次いで前記左端片を前記右端片に重ねる方法により三つ折りし、前記各片を重ね合わせた際、前記左端片上辺曲線切込部若しくは前記左端片上辺直線切込部、前記中央片上辺直線切込部若しくは前記中央片上辺曲線切込部、又は前記右端片上辺直線切込部のそれぞれ少なくとも一が同じ位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となり、
    さらに、前記左端片左辺垂直切込部、前記右端片左辺曲線切込部のそれぞれ少なくとも一が同じ位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となり、
    前記重なり合う状態となった前記左端片上辺曲線切込部若しくは前記左端片上辺直線切込部、前記中央片上辺直線切込部若しくは前記中央片上辺曲線切込部、又は前記右端片上辺直線切込部のそれぞれ少なくとも一の組合せは、前記左端片上辺曲線切込部を前記中央片直線切込部及び前記右端片上辺直線切込部側に押圧することで、又は前記中央片上辺曲線切込部を前記左端片直線切込部及び前記右端片上辺直線切込部側に押圧することで、前記曲線切込部が前記各直線切込部に差し込み可能となっており、
    さらに、前記重なり合う状態となった前記左端片左辺垂直切込部、前記右端片左辺曲線切込部のそれぞれ少なくとも一は、前記左端片左辺垂直切込部を前記右端片左辺曲線切込部に差し込むことが可能となっている、
    ことを特徴とするシート状素材構造体。
  10. 前記左端片は、さらに下辺付近の周縁部に一又は一以上の左端片下辺曲線切込部又は左端片下辺直線切込部を有し、
    前記中央片は、前記左端片が左端片下辺曲線切込部を有するときは一又は一以上の中央片下辺直線切込部を、前記左端片が左端片下辺直線切込部を有するときは一又は一以上の中央片下辺曲線切込部を有し、
    前記右端片は、さらに下辺付近の周縁部に、一又は一以上の右端片下辺曲線切込部を有し、
    前記シート状構造体を、前記折り目を境として、前記右端片をまず前記中央片に重ね、次いで前記左端片を前記右端片に重ねる方法により三つ折りして前記各片を重ね合わせた際、前記左端片下辺曲線切込部若しくは前記左端片下辺直線切込部、前記中央片下辺直線切込部若しくは前記中央端片下辺曲線切込部、及び前記右端片下辺直線切込部のそれぞれ少なくとも一が同じ位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となり、
    前記重なり合う状態となった前記左端片下辺曲線切込部若しくは前記左端片下辺直線切込部、前記中央片下辺直線切込部若しくは前記中央端片下辺曲線切込部、及び前記右端片下辺直線切込部のそれぞれ少なくとも一は、前記左端片下辺曲線切込部を前記中央片直線切込部及び前記右端片下辺直線切込部側に押圧することで、又は前記中央片下辺曲線切込部を前記右端片直線切込部及び前記左端片下辺直線切込部側に押圧することで、前記曲線切込部が前記各直線切込部に差し込み可能となっている
    ことを特徴とする請求項7〜9のいずれか一に記載のシート状素材構造体。
  11. 各片を重ね合わせて着脱自在とした三つ折り又はそれ以上の数の折り重ねが可能なシート状素材構造体であって、
    前記シート状構造体は略長方形又は略正方形であり、
    前記シート状構造体は、二つ又は二つ以上の折り目が、いずれも前記シート状構造体の一辺と平行となるように、かつ折り目を境として形成される三又は三以上の片の各々が略正方形又は略長方形となるよう三つ折り又はそれ以上の数によって折られ、
    前記折り目を境として左端部に位置する左端片は、上辺付近の周縁部に一又は一以上の左端片上辺曲線切込部又は左端片上辺直線切込部を有し、左辺の周縁部に一又は一以上の左端片左辺垂直切込部を有し、
    前記折り目を境として左端より2番目に位置する第2片は、前記左端片が左端片上辺曲線切込部を有するときは一又は一以上の第2片上辺直線切込部を、前記左端片が左端片上辺直線切込部を有するときは一又は一以上の第2片上辺曲線切込部を有し、
    前記折り目を境として左端より3番目に位置する第3片は、一又は一以上の第3片上辺直線切込部を有し、さらに、左辺の周縁部に、一又は一以上の、前記第3片左辺曲線切込部を有し、
    前記シート状構造体を、前記折り目を境として、前記第3片をまず前記第2片に重ね、次いで前記左端片を前記第3片に重ね、次いでその余の片を前記第3片と前記第2片の間に位置するように折り重ねる方法により折ることにより、前記各片を重ね合わせた際、前記左端片上辺曲線切込部若しくは前記左端片上辺直線切込部、前記第2片上辺直線切込部若しくは前記第2片上辺曲線切込部、又は前記第3片上辺直線切込部のそれぞれ少なくとも一が同じ位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となり、さらに、前記左端片左辺垂直切込部、前記第3片曲線切込部のそれぞれ少なくとも一が同じ位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となり、
    さらに、その余の各片は、前記シート状構造体を、前記方法により前記各片を重ね合わせた際、その余の各辺と、前記重なり合う状態となった前記左端片上辺曲線切込部若しくは前記左端片上辺直線切込部、前記第2片上辺直線切込部若しくは前記第2片上辺曲線切込部、又は前記第3片上辺直線切込部のそれぞれ少なくとも一が重なり合う場合には、前記各上辺切込部とほぼ同じ位置に重なり合うように、それぞれの片の上辺に他片上辺直線切込部を有し、
    前記重なり合う状態となった前記左端片上辺曲線切込部若しくは前記左端片上辺直線切込部、前記第2片上辺直線切込部若しくは前記第2片上辺曲線切込部、前記第3片上辺直線切込部、及び前記各他片上辺直線切込部のそれぞれ少なくとも一の組合せは、前記左端片上辺曲線切込部を前記第2片直線切込部、前記第3片上辺直線切込部及び前記各他片上辺直線切込部側に押圧することで、又は前記第2片上辺曲線切込部を前記左端片直線切込部、前記第3片上辺直線切込部及び前記各他片上辺直線切込部側に押圧することで、前記上辺曲線切込部が前記各上辺直線切込部に差し込み可能となっており、
    さらに、前記重なり合う状態となった前記左端片左辺垂直切込部、前記第3片左辺曲線切込部のそれぞれ少なくとも一は、前記左端片左辺垂直切込部を前記第3片左辺曲線切込部に差し込むことが可能となっている、
    ことを特徴とするシート状素材構造体。
  12. 前記左端片は、さらに下辺付近の周縁部に一又は一以上の左端片下辺曲線切込部又は左端片下辺直線切込部を有し、
    前記第2片は、さらに下辺付近の周縁部に一又は一以上の第2片下辺直線切込部を有し、
    前記第3片は、さらに下辺付近の周縁部に、前記左端片が左端片下辺曲線切込部を有するときは一又は一以上の第3片下辺直線切込部を、前記左端片が左端片下辺直線切込部を有するときは一又は一以上の第3片下辺曲線切込部を有し、
    その余の各片は、さらに下辺付近の周縁部に一又は一以上の他片直線切込部を有し
    前記シート状構造体を、前記折り目を境として、前記第3片をまず前記第2片に重ね、次いで前記左端片を前記第3片に重ね、次いでその余の片を前記第3片と前記第2片の間に位置するように折り重ねる方法により折ることにより、前記各片を重ね合わせた際、前記左端片下辺曲線切込部若しくは前記左端片下辺直線切込部、前記第2片下辺直線切込部、及び前記第3片下辺直線切込部若しくは前記第3片下辺曲線切込部、のそれぞれ少なくとも一が同じ位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となり、
    前記重なり合う状態となった前記左端片下辺曲線切込部若しくは前記左端片下辺直線切込部、前記第2片下辺直線切込部、及び前記第3片下辺直線切込部若しくは前記第3片下辺曲線切込部、のそれぞれ少なくとも一は、前記左端片下辺曲線切込部を前記第2片直線切込部及び前記第3片下辺直線切込部側に押圧することで、又は前記第3片下辺曲線切込部を前記第2片直線切込部及び前記左端片下辺直線切込部側に押圧することで、前記曲線切込部が前記各直線切込部に差し込み可能となっている
    ことを特徴とする請求項11に記載のシート状素材構造体。
  13. 前記折り目を境として左端部に位置する左端片は、前記左端片左辺垂直切込部がなく、
    前記シート状構造体を、前記折り目を境として、前記右端片又は前記第3片をまず前記中央片又は前記第2片に重ね、次いで前記左端片を前記右端片又は前記第3片に重ねる方法により三つ折りし、前記各片を重ね合わせた際、前記左端辺の左辺と前記右端片左辺曲線切込部又は前記第3片左辺曲線切込部の少なくとも一が同じ位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となり、
    さらに、前記重なり合う状態となった左端辺の左辺を前記右端片左辺曲線切込部又は前記第3片左辺曲線切込部に差し込むことが可能となっている、
    ことを特徴とする請求項8〜12のいずれか一に記載のシート状素材構造体。
  14. 前記左端片に配される各切込部は、垂直切込部を除けばもっぱら直線切込部であり、
    前記中央片に配される各切込部は、もっぱら曲線切込部であり、
    前記右端片又は第2片に配される各切込部は、上辺周縁部及び/又は下辺周縁部に配される切込部がもっぱら直線切込部であり、かつ左辺周縁部に配される切込部があるときはその切込部がもっぱら前記折り目と反対方向に弧を描く曲線切込部であることを特徴とする、請求項7〜13のいずれか一に記載のシート状素材構造体。
  15. 各片を重ね合わせて着脱自在とした三つ折り又はそれ以上の数の折り重ねが可能なシート状素材構造体であって、
    前記シート状構造体は略長方形又は略正方形であり、
    前記シート状構造体は、二つ又は二つ以上の折り目が、いずれも前記シート状構造体の一辺と平行となるように、かつ折り目を境として形成される三又は三以上の片の各々が略正方形又は略長方形となるよう三つ折り又はそれ以上の数によって折られ、
    右端部に位置する右端片は、一又は一以上の右端片上辺直線切込部を有し、さらに、左辺の周縁部に、一又は一以上の、右端片左辺曲線切込部を有し、
    前記折り目を境として右端より3番目に位置する第3片は、上辺付近の周縁部に一又は一以上の第3片上辺曲線切込部又は第3片上辺直線切込部を有し
    前記折り目を境として右端より2番目に位置する第2片は、前記第3片が前記第3片上辺曲線切込部を有するときは一又は一以上の第2片上辺直線切込部を、前記第3片が前記第3片上辺直線切込部を有するときは一又は一以上の第2片上辺曲線切込部を有し、
    前記シート状構造体を、前記折り目を境として、前記右端片をまず前記第2片に重ね、次いで前記第3片を前記右端片に重ね、次いでその余の片を前記第3片と前記右端片の間に位置するように折り重ねる方法により折ることにより、前記各片を重ね合わせた際、前記第3片上辺曲線切込部若しくは前記第3片上辺直線切込部、前記第2片上辺直線切込部若しくは前記第2片上辺曲線切込部、又は前記右端片上辺直線切込部のそれぞれ少なくとも一が同じ位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となり、さらに、前記第3片の左辺と前記右端片左辺曲線切込部の少なくとも一が同じ位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となり、
    さらに、その余の各片は、前記シート状構造体を、前記方法により前記各片を重ね合わせた際、その余の各辺と、前記重なり合う状態となった前記第3片上辺曲線切込部若しくは前記第3片上辺直線切込部、前記第2片上辺直線切込部若しくは前記第2片上辺曲線切込部、又は前記右端片上辺直線切込部のそれぞれ少なくとも一が重なり合う場合には、前記各上辺切込部とほぼ同じ位置に重なり合うように、それぞれの片の上辺に他片上辺直線切込部を有し、
    前記重なり合う状態となった前記第3片上辺曲線切込部若しくは前記第3片上辺直線切込部、前記第2片上辺直線切込部若しくは前記第2片上辺曲線切込部、前記右端片上辺直線切込部、及び前記各他片上辺直線切込部のそれぞれ少なくとも一の組合せは、前記第3片上辺曲線切込部を前記第2片直線切込部、前記右端片上辺直線切込部及び前記各他片上辺直線切込部側に押圧することで、又は前記第2片上辺曲線切込部を前記第3片直線切込部、前記右端片上辺直線切込部及び前記各他片上辺直線切込部側に押圧することで、前記上辺曲線切込部が前記各上辺直線切込部に差し込み可能となっており、
    さらに、前記重なり合う状態となった前記第3片の左辺と前記右端片左辺曲線切込部の少なくとも一は、前記第3片の左辺を前記右端片左辺曲線切込部に差し込むことが可能となっている、
    ことを特徴とするシート状素材構造体。
  16. 前記右端片は、さらに下辺付近の周縁部に一又は一以上の右端片下辺直線切込部を有し、
    前記第2片は、さらに下辺付近の周縁部に一又は一以上の第2片下辺直線切込部又は第2片下辺曲線切込部を有し、
    前記第3片は、さらに下辺付近の周縁部に、前記第2片が第2片下辺曲線切込部を有するときは一又は一以上の第3片下辺直線切込部を、前記第2片が第2片下辺直線切込部を有するときは一又は一以上の第3片下辺曲線切込部を有し、
    その余の各片は、さらに下辺付近の周縁部に一又は一以上の他片直線切込部を有し
    前記シート状構造体を、前記折り目を境として、前記右端片をまず前記第2片に重ね、次いで前記第3片を前記右端片に重ね、次いでその余の片を前記第3片と前記右端片の間に位置するように折り重ねる方法により折ることにより、前記各片を重ね合わせた際、前記右端片下辺直線切込部、前記第2片下辺直線切込部又は前記第2片下辺曲線切込部、及び前記第3片下辺直線切込部又は前記第3片下辺曲線切込部、のそれぞれ少なくとも一が同じ位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となり、
    前記重なり合う状態となった前記いずれかの下辺曲線切込部を重なり合う他の下辺直線切込部側に押圧することで、前記下辺曲線切込部が前記各直線切込部に差し込み可能となっている
    ことを特徴とする請求項15に記載のシート状素材構造体。
  17. 前記第3片に配される各切込部はもっぱら直線切込部であり、前記第2片に配される各切込部は、もっぱら曲線切込部であることを特徴とする、請求項15又は16のいずれか一に記載のシート状素材構造体。
  18. 前記シート状素材構造体は、前記各片の一又は一以上の片の一部に任意の形状の欠落部を有することを特徴とする請求項1〜17のいずれか一に記載のシート状素材構造体。
  19. 前記左端片の左辺には、左端片左辺垂直切込部があるものについてはこれに代わり、一又は一以上の左端片左辺突起部を有し、
    前記シート状素材構造体を折り目に沿って折る際、前記左端片左辺突起部と前記右端片左辺曲線切込部のそれぞれ少なくとも一が同じ位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となり、
    さらに、前記重なり合う状態となった前記左端片左辺突起部と前記右端片左辺曲線切込部のそれぞれ少なくとも一は、前記前記左端片左辺突起部を前記右端片左辺曲線切込部に差し込むことが可能となっている、
    請求項8〜14のいずれか一に記載のシート状素材構造体。
  20. 前記右端片の幅の幅は、他の片の幅に比べ、5分の1以下であり、
    前記右端片には、右端片左辺曲線切込部のみを有する
    ことを特徴とする請求項8〜10、15〜19のいずれか一に記載のシート状素材構造体。
  21. 前記シート状素材構造体は、そのいずれかの一辺の全部又は一部に沿って一又は一以上の突起部又は舌片部を有することを特徴とする請求項1〜20のいずれか一に記載のシート状素材構造体。
  22. 前記シート状素材構造体は、ほぼ同じ大きさのシートを二又は二以上重ね合わせた上で二つ折り又は三つ折りとすることを特徴とする請求項1〜21のいずれか一に記載のシート状素材構造体。
  23. 前記重ね合わせる二又は二以上のシートは、一辺においてつながっていることを特徴とする請求項22に記載のシート状素材構造体。
  24. 前記シート状素材構造体は、全体の大きさが日本工業規格又は国際標準化機構の定型用紙サイズと同型又はほぼ同型であることを特徴とする、請求項1〜23のいずれか一に記載のシート状素材構造体
  25. 前記シート状素材構造体は、折りたたんだ際の大きさが日本工業規格又は国際標準化機構の定型用紙サイズと同型又はほぼ同型であることを特徴とする、請求項1〜24のいずれか一に記載のシート状素材構造体
  26. 前記左端片左辺突起部の央部にファイリング用穴が設けられ、汎用の書類ファイルケースに綴り込んでファイリング可能な、請求項19〜25に記載のシート状素材構造体。
  27. 前記突起部に一又は一以上のファイリング用穴が設けられ、汎用の書類ファイルケースに綴り込んでファイリング可能な、請求項21〜26のいずれか一に記載のシート状素材構造体。
  28. 前記各片のいずれかの片の一又は一以上の片の周縁部に一又は一以上のファイリング用穴が設けられ、汎用の書類ファイルケースに綴り込んでファイリング可能な、請求項1〜27のいずれか一に記載のシート状素材構造体。
  29. 前記各片のうち少なくとも一に、一又は一以上の任意の形状の開口部又は突起部を有することを特徴とする請求項1〜28のいずれか一に記載のシート状素材構造体。
  30. 複数のシート状素材を相互に組み合わせて冊子形状としたシート状素材構造体であり、
    前記冊子形状となったシート状素材構造体の第一葉又は最終葉のいずれか一には、綴じ部と対辺にある辺に舌片部が配され、
    前記シート状素材構造体の、前記舌片部を有さない他方第一葉又は他方最終葉の綴じ部と対辺にある辺の周縁部には、一又は一以上の曲線切込部が配され、
    前記舌片部を前記構造体の一辺を包むように折り曲げて、前記舌片部と前記他方第一葉又は他方最終葉を重ね合わせると、前記舌片部の端部が、前記曲線切込部に差し込み可能となっている
    ことを特徴とするシート状素材構造体。
  31. 前記舌片部には、一又は一以上の曲線切込部が配され、
    前記舌片部を前記構造体の一辺を包むように折り曲げて、前記舌片部と前記他方第一葉又は他方最終葉を重ね合わせると、前記他方第一葉又は他方最終葉の端部が、前記曲線切込部に差し込み可能となっている
    ことを特徴とする、請求項30のシート状素材構造体。
  32. 前記舌片部には、一又は一以上の舌片部曲線切込部又は舌片部直線切込部が配され、
    前記シート状素材構造体の、前記舌片部を有さない他方第一葉又は他方最終葉の綴じ部と対辺にある辺の周縁部には、前記舌片部を前記構造体の一辺を包むように折り曲げて、前記舌片部と前記他方第一葉又は他方最終葉を重ね合わせると、前記舌片部に舌片部曲線切込部が配されているときは直線切込部又は垂直切込部が、前記舌片部に舌片部直線切込部又は舌片部垂直切込部が配されているときは曲線切込部が、それぞれ前記舌片部曲線切込部、舌片部直線切込部又は舌片部垂直切込部とほぼ同じ位置に重なり合うようになる位置に配され、
    前記舌片部を前記構造体の一辺を包むように折り曲げて、前記舌片部と前記他方第一葉又は他方最終葉を重ね合わせると、前記重ね合わされた各曲線切込部、各直線切込部又は各垂直切込部において、各曲線切込部、各直線切込部又は各垂直切込部に差し込み可能となっている
    ことを特徴とする、請求項30又は31のいずれか一に記載のシート状素材構造体。
  33. 前記舌片部を有する葉の、綴じ部に沿った辺の周縁部には、四以上の開口部を有し、
    前記複数の開口部のうち少なくとも二は、前記綴じ部に沿った辺の周縁部に、前記綴じ部に沿った辺と平行又はほぼ平行となる直線状又はほぼ直線状の列に配列され、
    前記複数の開口部の他の少なくとも二は、前記並列された開口部の列と平行又はほぼ平行に、直線状又はほぼ直線状の列に配列され、
    前記開口部の二の列は、前記各列にほぼ平行しかつ前記各列のほぼ中間を通る線を折り目として前記舌片部を有する葉を折り曲げたとき、一方の列の一の開口部と他方の列の一の開口部が、ほぼ同じ位置に重なるようになっている
    ことを特徴とする、請求項30〜32のいずれか一に記載のシート状素材構造体。
  34. 前記各切込部の全部又は一部の両端に、円形の小開口部が配されたことを特徴とする、請求項1〜33のいずれか一に記載のシート状素材構造体。
  35. 前記各切込部の全部又は一部の両端の形状が、円弧形であることを特徴とする、請求項1〜33のいずれか一に記載のシート状素材構造体。
  36. 前記各垂直切込部の全部又は一部の形状が、一の垂直切込部を構成する二の切込線が、各垂直切込部の外側に向かって折れ曲がる態様による鉤状をなし、
    さらに、前記各垂直切込部に対応する前記各曲線切込部の両端部の形状が、前記各曲線切込部の弧形とは反対向きとなる弧形を描く
    ことを特徴とする、請求項5、6、8、9〜14、18〜29、32、33のいずれか一に記載のシート状素材構造体。
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