JP4363638B2 - カレンダー構造体 - Google Patents

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JP4363638B2
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Description

本願発明は、主に卓上カレンダーの用途に用いるための構造体に関するものである。
従来の卓上カレンダーの典型的なものは、後傾した支持面とこれを支える脚などでなる支持部と、一か月分の日付を片面又は両面に表示した複数枚の表示部とからなるものである。そして、透明プラスチックのケースでなる支持部に、複数枚の表示部を重ね合わせて入れ、当該月のカレンダーを表示する表示部を前面に位置させるようにするものが多かった。
そして、支持部は、前記のとおり、主に、合成樹脂の成形物又は合成樹脂のシートを組み立てたものが多かった。
そして、上記のような卓上カレンダーは、製品の性質上、1年が経過すると不要となり、廃棄処分されることが多い。そのため、特に、合成樹脂の支持部について、毎年多量の不燃物ごみが発生し、焼却など処分の方法が不十分なものであれば、環境に悪影響を与える恐れがあった。
そのため、特許文献1から5などに開示された発明は、全部品が紙製の卓上カレンダーを提供し、上記環境問題に一定の解決を示している。
特開2001−260569号公報
特開2002−144763号公報
特開2002−144764号公報
特開2003−011546号公報
特開2004−058478号公報
しかし、卓上カレンダーを郵送で送る場合にはもちろん、販促品として配布する場合にも、支持部と表示部を封筒に入れたうえ、接着剤、接着テープ、ステイプリングその他の方法で封をすることが多かった。そして、従前の方法によっても、また、特許文献1から5などに開示された発明によっても、封筒は送付終了後は不要となり、無駄なゴミとなることになった。同様に、接着剤、接着テープ、ステイプリングといった環境に悪影響を与える恐れのある廃棄物も発生することになった。
また、特許文献1から5などに開示された発明はいずれも、紙材を組み立てて卓上カレンダーの形状とするため、四角形の紙材の一部を切断したり切り抜いたりして特殊な形状とする必要があり、製造の過程で無駄な廃棄物が発生する、という問題があった。
さらに、カレンダーのユーザーはカレンダーの表示部に自己の予定を書きこむことを行なうことが多いが、特許文献1から5などに開示された発明によっても、組立後の立体形状のカレンダーに字を書き込むことは困難なことが多かった。
そこで本発明は、表示部と支持部のすべてを紙材などのシート状素材で形成することにより、環境に悪影響を与える素材を使用せず、破棄処分が簡単に行なえるようにするカレンダーを提供するのみならず、さらに、それ自身だけで郵送することができ、無駄なゴミを極力出すことがなく、かつ通信の秘密の保護をはかることのできるカレンダー構造体を提供することも目的とする。
さらに、本発明による支持部は、カレンダーに組み立てる前の形状は、できる限り四角形を維持することにより、シート状素材の切断、切抜きを最小限とし、それによって無駄な廃棄物の発生を抑え、さらに環境に配慮した製品を提供することができる。
さらに、本発明は、製造及びユーザーによる組み立てが容易で、机上に安定して置くことができ、カレンダーのユーザーが組立後のカレンダーの表示部に自己の予定を容易に書きこむことを可能とするカレンダー構造体の提供をも目的とする。
本発明は、前記目的を達するため、以下の実施形態で説明される特徴を有するカレンダー構造体を提供する。
本願発明によれば、必要なシート状素材に切込部等を設けることによってカレンダー支持部を形成することにより、かつ、カレンダー支持部を封筒代わりとして郵送又は提供することができるため、製造時、送付時及び廃棄時のいずれにおいても無駄なゴミを極力出すことがない、環境に配慮された製品の提供が可能となった。
さらに、接着剤等を使用することなく、簡易に製造が可能であり、カレンダーの組立時にも人の手だけで作業を行うことができるため、製造工程を減少させることができ、媒体作成の大幅なコストダウンを実現し、さらに、取扱が簡易なカレンダーの提供が可能となった。
さらに、カレンダー組立後も、カレンダーのユーザーはカレンダー支持部を押圧することにより平面体とすることができ、机上において容易に予定を書き込むことが可能となった。
<実施形態の概要について>
本実施形態のカレンダー構造体は、任意の形状でなるシート状の素材である一又は一以上の表示部と、全体の形状が略正方形又は略長方形でなるシート状の素材である一の支持部からなり、
そして、前記支持部には、前記支持部の一の辺と略平行となるように、かつ折り目を境として形成される三の片の各々が略正方形又は略長方形となるように三つ折りすることが可能な二の第一折り目が配され、
前記第一折り目を境として前記支持部の左端部に位置する左端片には、上辺の周縁部付近に、切込によって区切られた一の左端片上辺切片部が、下辺の周縁部付近に、切込によって区切られた一の左端片下辺切片部が配され、
前記左端片から前記左端片上辺切片部及び前記左端片下辺切片部を除いた部分である左端片主部は、一の第二折り目を境として左端片左主部及び左端片右主部でなり、前記第二折り目は、前記第一折り目の夫々と略平行となるように、かつ前記第二折り目を境として前記左端片主部を二つ折りにしたとき前記左端片の左辺が前記左端片の右辺とほぼ重なることが可能となるようになっており、
前記左端片には、左辺の周縁部付近に、二又は二以上の、左端片左辺曲線切込部が配され、右辺の周縁部付近に、二又は二以上の左端片右辺曲線切込部が配され、前記夫々の左端片左辺曲線切込部の両端を結ぶ線は、左辺に対し略平行であり、前記夫々の左端片右辺曲線切込部の両端を結ぶ線は、右辺に対し略平行であり、
前記左端片上辺切片部には、前記左端片の上辺と略平行である一又は一以上の左端片上辺切片部直線切込部が配され、
前記左端片下辺切片部には、前記左端片の下辺と略平行である一又は一以上の左端片下辺切片部直線切込部が配され、
前記両第一折り目に挟まれた、前記支持部の中央部に位置する中央片は、上辺の周縁部付近に、上辺と略平行である一又は一以上の中央片上辺直線切込部が配され、下辺の周縁部付近に、下辺と略平行である一又は一以上の中央片下辺直線切込部が配され、
前記第一折り目を境として前記支持部の右端部に位置する右端片は、上辺の周縁部付近に、一又は一以上の右端片上辺曲線切込部が配され、下辺の周縁部付近に、一又は一以上の右端片下辺曲線切込部が配され、さらに、左辺の周縁部付近に、二又は二以上の中央片左辺曲線切込部が配され、さらに、右辺の周縁部に、二又は二以上の右端片右辺垂直切込部が配され、夫々の前記各曲線切込部の両端を結ぶ線とその曲線切込部が周縁部に配されるところの各辺とは略平行であり、
前記支持部を、前記第一折り目を境として、前記左端片を第二折り目を折らずに前記中央片に重ねた際、
前記左端片上辺切片部と前記左端片主部とを区切る切込、及び前記左端片下辺切片部と前記左端片主部とを区切る切込に一又は一以上の前記表示部を挿入することにより、一又は一以上の前記表示部を、前記左端片と前記中央片の間に挟持することが可能となっており、
前記重ね合わせた状態に加えて前記第一折り目を境に前記右端片を前記左端片に重ねる方法により三つ折りして前記各片を重ね合わせた際、前記左端片上辺切片部直線切込部、前記中央片上辺直線切込部、及び右端片上辺曲線切込部が重なり合う位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となり、前記左端片下辺切片部直線切込部、前記中央片下辺直線切込部、及び前記右端片下辺曲線切込部が重なり合う位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となり、さらに、前記左端片右辺曲線切込部と前記右端片右辺垂直切込部が重なり合う位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となり、
前記重なり合う状態となった前記各切込部の夫々の組合せは、前記右端片上辺曲線切込部を前記中央片上辺直線切込部及び前記左端片上辺切片部直線切込部側に押圧することによって、前記右端片上辺曲線切込部を前記左端片上辺切片部直線切込部及び前記中央片上辺直線切込部に差し込むことが可能となっており、さらに、前記右端片下辺曲線切込部を前記中央片下辺直線切込部及び前記左端片下辺切片部直線切込部側に押圧することによって、前記右端片下辺曲線切込部を前記左端片下辺切片部直線切込部及び前記中央片下辺直線切込部に差し込むことが可能となっており、さらに、前記右端片右辺垂直切込部を前記左端片右辺曲線切込部に差し込むことが可能となっており、
次に、前記支持部を、まず、前記第一折り目を境として、前記左端片を第二折り目を折らずにまず前記中央片に重ね、次いで前記左端片主部を、前記第二折り目を境にして、前記左端片左主部が前記右主部の上に重なるようにして二つ折りした際、
一又は一以上の前記表示部を、前記左端片上辺切片部と前記左端片主部とを区切る切込、及び前記左端片下辺切片部と前記左端片主部とを区切る切込に挿入することにより、一又は一以上の前記表示部を前記左端片と前記中央片の間に挟持することが可能であり、
前記重ね合わせた状態に加えて、さらに、前記右端片を前記左端片左主部に重ねる方法により三つ折りして前記各片を重ね合わせた際、前記左端片左辺曲線切込部と前記右端片右辺垂直切込部が重なり合う位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となり、前記右端片右辺垂直切込部を前記左端片左辺曲線切込部に差し込むことが可能となっており、
さらに、一又は一以上の前記表示部について、その一部の辺を前記右端片左辺切込部に差し込み、さらに、別の一部の辺を前記左端片左辺曲線切込部に差し込むことによって、一又は一以上の前記表示部を前記右端片に固定することが可能である
ことを特徴とするカレンダー構造体である。
<本実施形態の具体例について>
以下、図1〜図14を用いて、本実施形態を説明する。図1は、本実施形態の支持部の組立前の一例を示した平面図であり、図3は、表示部の一を示した平面図である。本実施形態の支持部を組み立てて表示部の一を固定して卓上カレンダー形状にしたものの斜視図が、図12である。
<支持部について>
<支持部の概要>
まず、図1のとおり、支持部001は、第一折り目003及び004を境に、左端片(これは図においては左端片左主部005、左端片右主部008、左端片上辺切片部006、及び左端片下辺切片部007を合わせたものである。)、中央片009、右端片010で構成される。
前記左端片、中央片009、右端片010各々は略正方形又は略長方形となる。
前記第一折り目003、004は、前記支持部の辺025及び034と略平行となるように、かつ前記左端片、中央片009、右端片010各々が略正方形又は略長方形となるように三つ折りされることが可能となるよう、略直線の形状を持つ折り目である。
なお、本明細書において左端片とは、図1においてたまたま左端に位置している片を便宜的に左端片といい、同様に中央片とは、図1においてたまたま中央に位置している片をいい、右端片とは、図1においてたまたま右端に位置している片をいうに過ぎず、図1における支持部を上から眺めれば、前記左端片は右端に来ることになる。右端片も同様である。以下本明細書において同様である。
<支持部の大きさ、材質、形状等>
支持部は、弾性のある薄板状のシートである。シート状素材部の形状は略正方形又は略長方形であればよく、大きさは特に問わないが、支持部を卓上カレンダーとして使用する目的などのためには、前記第一折り目で区切られた一片の大きさは官製葉書とほぼおなじ大きさにすることが考えられる。
また、前記支持部の機能を損なうことがない範囲で、各片の一又は一以上の片の一部に任意の形状の欠落部、突起部及び/又は弁舌部を配することも可能である(請求項3)。これによって、デザイン上のアクセントを設けたりすることが可能である。
支持部の材質は、特に問わず、紙、合成樹脂等、折り曲げが可能なあらゆるシート状媒体を含むが、環境に配慮した製品を提供する場合は、紙であることが望ましい。
支持部の厚さは特に問わないが、0.05mm以上1mm以下とするのがよい。シート状素材部の厚さが0.05mmより薄いと、シート状素材部に後述する切込部、舌片部を設け、舌片部を切込部に抜差しする為に必要な強度を確保することができないからである。しかし、シート状素材部の厚さは、かかる厚さには限定されず、切込部相互の抜差しが可能であればどのような厚さであってもよい。
<左端片について>
<左端片:概要>
次に、前記左端片には、上辺026の周縁部付近に、切込028によって区切られた一の左端片上辺切片部006が、下辺の周縁部付近に、切込029によって区切られた一の左端片下辺切片部007が配されている。図1のとおり、前記切込028は、前記左端片の上辺から、図でみるところの斜め右下方向に開始し、弧状を描きながら、左端片の途中で終了する形が望ましい。同様に前記切込029は、前記左端片の下辺から、図でみるところの斜め右上方向に開始し、弧状を描きながら、左端片の途中で終了する形が望ましい。それは、前記各切込を前記のような形状とすることにより、後に述べるとおり、表示部を前記各切込に挿入し固定することが可能となるからである。
そして、前記左端片から左端片上辺切片部006及び左端片下辺切片部007を除いた部分である左端片主部(図では、左端片左主部005と左端片右主部008を合わせたものである)は、第二折り目002を境として左端片左主部005及び左端片右主部008でなる。第二折り目002は、第一折り目003、004の夫々と略平行となるように、かつ第二折り目002を境として前記左端片主部を二つ折りにしたとき左端片の左辺025が前記左端片の右辺(すなわち前記第一折り目002)とほぼ重なることが可能となるように配される。
そして、前記左端片には、左辺025の周縁部付近に、左端片左辺曲線切込部017、018が配され、右辺の周縁部付近に、左端片右辺曲線切込部019、020が配される。左端片左辺曲線切込部017、018の夫々の両端を結ぶ夫々の線は、左辺025に対し略平行であり、前記夫々の左端片右辺曲線切込部019、020の両端を結ぶ線は、第一折り目003に対し略平行である。
左端片左辺曲線切込部の数は、2〜3であることが望ましいが、左端片左辺曲線切込部の大きさを小さくすれば、それ以上の数にすることも可能である。しかし、左端片左辺曲線切込部の数が多くなると、左端片左辺曲線切込部に右端片右辺垂直切込部又は表示部を抜き差しする際に手数がかかることとなるため、望ましくない。左端片右辺曲線切込部の数についても同様である。
さらに、左端片上辺切片部006には、前記左端片の上辺026と略平行である左端片上辺切片部直線切込部011が配され、左端片下辺切片部007には、前記左端片の下辺027と略平行である左端片下辺切片部直線切込部012が配される。
左端片上辺切片部直線切込部又は左端片下辺切片部直線切込部の数は、1〜2であることが望ましいが、切込部の大きさを小さくすれば、それ以上の数にすることも可能である。しかし、切込部相互の抜き差しする際に手数がかかることとなるため、多くなりすぎると望ましくない。
<左端片:直線切込部について>
本明細書において直線切込部とは、支持部の一部を略直線の形状に切り込んだ部分である。本明細書において同様である。
前記略直線の長さは問わないが、1.5cm以上10cm以下が望ましい。しかし、他の切込部との間の固定が可能であれば、長さは問わない。
図1では、直線切込部は、各辺の周縁部に配されたが、周縁部とは、片の中心部よりは辺に近いところにあるという意味である(以下本明細書において同様である。)。しかし、直線切込部は、辺より0.1cm〜5cmの間の位置にあることが望ましいが、支持部の機能を阻害しない範囲において自由な位置に設けることができる。
また、左端片上辺切片部直線切込部011及び左端片下辺切片部直線切込部012の両端は、図1に示すとおり、円弧形とするか(請求項5)、両端に連なる略円形の小開口部が配される(請求項4)ことが望ましい。
それは、前記両端を、円弧形としたり、両端に連なる略円形の小開口部を配したりすることによって、後記のように、支持部を第一折り目003及び004を境に折り重ね、右端片上辺曲線切込部015を、左端片上辺切片部直線切込部011に、右端片下辺曲線切込部016を、左端片下辺切片部直線切込部012に、それぞれ押圧するとき、左端片上辺切片部直線切込部011及び左端片下辺切片部直線切込部012の両端にかかる応力を分散して、前記端部に裂け目が入ったり、切込が大きくなったりすることを可及的に防止することができるからである。
なお、両端に前記略円形の小開口部を設ける方法によれば、製造時に開口部を形成する際に廃棄物が発生するが、両端部の切込を円弧形とする方法によれば、廃棄物が発生することがないため、環境に配慮した製品を提供するという観点からは、後者の方法が望ましい。
<左端片:曲線切込部について>
本明細書において曲線切込部とは、支持部の一部を略弧状に切り込んだ部分をいう。本明細書において同様である。
前記曲線切込部の長さは問わないが、切込部の両端を結ぶ直線の長さが1.5cm以上10cm以下が望ましい。しかし、他の切込部との間の固定が可能であれば、長さは問わない。
また、曲線切込部は、辺より0.1cm〜5cmの間の位置にあることが望ましいが、支持部の機能を阻害しない範囲において自由な位置に設けることができる。
また、左端片左辺曲線切込部017、018、及び、左端片右辺曲線切込部019、020の両端は、図1に示すとおり、各曲線切込部の弧形とは反対向きとなる小さな弧形を描くか(請求項6)、円弧形とするか(請求項5。図示しないが、円弧形の形状は、右端片上辺曲線切込部015と同様の形状である)、両端に連なる略円形の小開口部が配される(請求項4。図示しない。)ことが望ましい。
それは、前記両端に、前記いずれかの形状を設けることにより、左端片左辺曲線切込部017、018、及び、左端片右辺曲線切込部019、020に、右端片右辺垂直切込部023及び024を挿入するとき、前記各曲線切込部の両端にかかる応力を分散して、前記端部に裂け目が入ったり、切込が大きくなったりすることを可及的に防止することができるからである。
前記曲線切込部の略弧状の曲率半径は、10mm以上55mm以下とするのがよい。前記弧状の曲率半径が10mmより短い場合、また55mmより長い場合のいずれの場合も、前記垂直切込部への抜差しがしづらくなるからである。しかし、曲率半径は、かかる長さには限定されず、垂直切込部と曲線切込部の相互固定と固定解除が可能であればどのような長さであってもよい。
また、図1に示すように前記各曲線切込部は、いずれも、その弧の中心が、前記各曲線切込部が周縁部に配されるところの辺がある方向にあるように配することが最適である(請求項2)。
<中央片について>
中央片009は、支持部のうち、第一折り目003及び第一折り目004に挟まれた、前記支持部の中央部に位置する略正方形又は略長方形の片である。
中央片009は、上辺030の周縁部付近に、上辺030と略平行である中央片上辺直線切込部013が配され、下辺031の周縁部付近に、下辺と略平行である中央片下辺直線切込部014が配されている。
中央片上辺直線切込部013及び中央片下辺直線切込部014の長さ、数、位置及び端部の形状については、前記左端片における直線切込部の説明と同様であるが、中央片上辺直線切込部013の長さは、左端片上辺切片部直線切込部011と同じ又はほぼ同じであり、中央片下辺直線切込部014の長さは、左端片下辺切片部直線切込部012の長さと同じ又はほぼ同じであることが最適である。それは、支持部を第一折り目003及び004を境に折り重ね、右端片上辺曲線切込部015を、左端片上辺切片部直線切込部011及び中央片上辺直線切込部013に、右端片下辺曲線切込部016を、左端片下辺切片部直線切込部012及び中央片下辺直線切込部014に、それぞれ押圧するとき、右端片上辺曲線切込部015を左端片上辺切片部直線切込部011及び中央片上辺直線切込部013に容易に固定することが、右端片下辺曲線切込部016を左端片下辺切片部直線切込部012及び中央片下辺直線切込部014に容易に固定することが、それぞれ可能となるためである。
<右端片について>
<右端片:概要>
右端片010は、支持部のうち、第一折り目004及び右辺034に挟まれた、前記支持部の右端に位置する略正方形又は略長方形の片である。
右端片010の右辺034の端に沿って、右端片右辺垂直切込部023及び024が配されている。
さらに、上辺032の周縁部付近に、両端を結ぶ直線が上辺032と略平行である右端片上辺曲線切込部015が配され、下辺033の周縁部付近に、両端を結ぶ直線が下辺033と略平行である右端片下辺曲線切込部016が配されている。
さらに、左辺すなわち第一折り目004の周縁部付近に、右端片左辺切込部021及び022が配されている。
<右端片:垂直切込部について>
垂直切込部とは、支持部の一部の辺の端部から、同辺に対しほぼ垂直の方向になした、相互に略平行である二の略直線の形状の切込及び同切込の間に挟まれた切片でなる。本明細書において同様である。
前記略直線の長さは問わない。また、前記二の略直線の間の間隔は、図1のとおり、支持部を第一折り目を境に折り重ねたときに、垂直切込部と重なる位置に来る曲線切込部の両端を直線で結んだ長さとほぼ同じか、その長さより短い必要がある。図1でいえば、後記のとおり、垂直切込部023については、支持部001を第一折り目003及び第一折り目004を境に折り重ねたとき、左端片左辺曲線切込部017又は左端片右辺曲線切込部019に、垂直切込部023を差し込むことになるから、垂直切込部023の二の略直線の間の間隔は、左端片左辺曲線切込部017の両端を直線で結んだ長さ及び左端片右辺曲線切込部019の両端を直線で結んだ長さのいずれとも同じか、これらより短い必要がある。最も望ましいのは、同じ長さとするか、1〜3ミリメートル短くする形態である。それよりも短いものになると、前記垂直切込部を前記曲線切込部に挿入した後も、前記垂直切込部が前記曲線切込部の中で左右に動くことになり、固定性が不十分になるからである。以上のことは、垂直切込部024を、支持部001を第一折り目003及び第一折り目004を境に折り重ねたとき、左端片左辺曲線切込部018又は左端片右辺曲線切込部020に差し込むときにも同様のことがいえる。
右端片右辺垂直切込部の数は、二又は二以上である必要があるが、二又は三であることが望ましい。それは、左端片左辺曲線切込部の数等についての説明で述べたのと同様、切込部どうしの抜き差しの手数を少なくするためである。
また、図1に示すとおり各垂直切込部の端部にかかる応力を分散して、前記各切込部の端部に裂け目が入ったり、切込が大きくなったりしないようにし、かつ、各垂直切込部と、これらを抜き差しする曲線切込部との抜き差しをスムーズにするために、各垂直切込部の全部又は一部の形状について、一の垂直切込部を構成する二の切込線をいずれも鉤状とすることもできる(請求項6)。鉤状とは、図1の右端片右辺垂直切込部023でいえば、 垂直切込部023を構成する二の切込線が、内側の端部が鉤状に折れ曲がっている状態をいう。そして、鉤状の形状は、図1のとおり、各垂直切込部の外側に向かって折れ曲がる必要がある。また、同様の目的から、前記各切込線の内側の端部を略円形状に切り抜くこともできる(請求項4)。しかし、無駄な廃棄物を極力出さないという観点からは、前者の方法がより望ましい。
<右端片:曲線切込部について>
右端片上辺曲線切込部015及び右端片下辺曲線切込部016の数は、それぞれ1〜2であることが望ましいが、切込部の大きさを小さくすれば、それ以上の数にすることも可能である。しかし、切込部相互の抜き差しする際に手数がかかることなるため、多くなりすぎると望ましくない。
右端片左辺切込部021及び右端片左辺切込部022の数は、あわせて2〜3であることが望ましいが、切込部の大きさを小さくすれば、それ以上の数にすることも可能である。しかし、切込部と表示部との抜き差しする際に手数がかかることなるため、多くなりすぎると望ましくない。
右端片上辺曲線切込部015の長さは問わないが、切込部の両端を結ぶ直線の長さが、左端片上辺切片部直線切込部011及び中央片上辺直線切込部013とほぼ同じであることが望ましい。しかし、他の切込部との間の固定が可能であれば、長さは問わない。
右端片下辺曲線切込部016についても、切込部の両端を結ぶ直線の長さが、左端片下辺切片部直線切込部012及び中央片下辺直線切込部014とほぼ同じであることが望ましい。しかし、他の切込部との間の固定が可能であれば、長さは問わない。
また、右端片上辺曲線切込部015及び右端片下辺曲線切込部016は、辺より0.1cm〜5cmの間の位置にあることが望ましいが、支持部の機能を阻害しない範囲において自由な位置に設けることができる。
また、各切込部は、図1に示すとおり、各曲線切込部の弧形とは反対向きとなる小さな弧形を描くか(請求項6、図示しないが、弧形の形状は、左端片右辺曲線切込部019と同様のものとなる。)、円弧形とするか(請求項5。図1)、両端に連なる略円形の小開口部が配される(請求項4。図示しない。)ことが望ましい。
そのほか、前記曲線切込部の略弧状の曲率半径、及び弧形の中心の最適な位置については、左端片に配される曲線切込部と同様である。
<右端片:左辺切込部について>
右端片右辺垂直切込部は、支持部を、後記のとおり組み立て、図12に示すとおりの形態にしたとき、表示部の上辺を右端片右辺垂直切込部に差し込み、表示部と支持部を固定するための切込部である。
右端片左辺切込部の数は一又は一以上であり、その大きさと形状は、表示部を差し込んで固定できるような形状であればどんなものでもよい。図1では、弧形の中心点を第一折り目004側に有する弧形である右端片左辺切込部021及び022でなっているが(請求項7)、その他、例えば、第一折り目の周縁部に第一折り目に沿って、比較的長い、鋸形又は波形の切込部を設けることも可能である。また、二又は二以上の、突端を右辺方向に向けた山形の切込部を設けたり、さらには、富士山のような形や貝殻のような形のものも考えられる。
右端片左辺切込部の端部に、略円形の開口部を配したり、端部を弧形等にすることも可能である(請求項4〜6)。
<各切込部の相互の位置関係>
また、前記各切込部の相互の位置関係は以下のとおりである。まず、支持部001を、第一折り目003を境として、前記左端片を第二折り目002を折らずに中央片009に重ね、さらに第一折り目004を境に右端片010を前記左端片に重ねる方法により三つ折りして各片を重ね合わせた際、左端片上辺切片部直線切込部011、中央片上辺直線切込部013、及び右端片上辺曲線切込部015は、重なり合う位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となることが必要である。さらに、左端片下辺切片部直線切込部007、中央片下辺直線切込部014、及び右端片下辺曲線切込部016も、同様に重なり合う位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となることが必要である。さらに、左端片右辺曲線切込部019、020と右端片右辺垂直切込部023、024がそれぞれ重なり合う位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となることも必要である。
加えて、支持部を、第一折り目003を境として、前記左端片を第二折り目002を折らずにまず中央片009に重ね、次いで前記左端片主部を、第二折り目002を境にして、左端片左主部005が右主部008の上に重なるようにして二つ折りし、さらに、右端片010を左端片左主部005に重ねる方法により三つ折りして各片を重ね合わせた際、左端片左辺曲線切込部017、018と右端片右辺垂直切込部023、024が重なり合う位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となることも必要である。
<表示部について>
表示部は、図3及び図4に示されるように、一又は一以上の、シート状素材でなる。その大きさ及び形状は、後記のとおり支持部に固定される限りにおいて任意であるが、本発明をカレンダー構造体として使用する場合、表示部は、カレンダー情報を示すものとなるため、略正方形又は略長方形となることが望ましい。
表示部の素材、厚さについては、支持部における説明と同様である。
<本実施形態の使用の一例(1)>
まず、支持部001を、第一折り目003、004を境として、前記左端片を第二折り目002を折らずに中央片001に重ねる。重ねた後の図が、図2である。
このとき、図5のとおり、左端片上辺切片部006と前記左端片主部とを区切る切込028、及び左端片下辺切片部007と前記左端片主部とを区切る切込029には、一又は一以上の表示部035等を挿入することが可能である。そして、図5のとおり、一又は一以上の表示部035等を、前記左端片主部と、中央片009及び前記両左端片切片部006、007の間に挟持することが可能となる。そして、表示部035等は、切込028及び029の間に挟持されるため、図2でいう上下に大きく動くことはない。
さらに、前記の重ね合わせた状態に加えて第一折り目004を境に右端片010を前記左端片に重ねる方法により三つ折りして各片を重ね合わせる。このときの図が、図6である。このとき、左端片上辺切片部直線切込部011、中央片上辺直線切込部013、及び右端片上辺曲線切込部015が重なり合う位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となり、左端片下辺切片部直線切込部007、中央片下辺直線切込部014、及び右端片下辺曲線切込部016が重なり合う位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となり、さらに、左端片右辺曲線切込部019、020と右端片右辺垂直切込部023、024が重なり合う位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となる。
そして、図6のとおり、右端片上辺曲線切込部015を、中央片上辺直線切込部013及び左端片上辺切片部直線切込部011側に押圧することによって、右端片上辺曲線切込部を左端片上辺切片部直線切込部及び中央片上辺直線切込部に差し込む。さらに、右端片下辺曲線切込部016を、中央片下辺直線切込部014及び左端片下辺切片部直線切込部側012に押圧することによって、右端片下辺曲線切込部016を左端片下辺切片部直線切込部012及び中央片下辺直線切込部014に差し込む。これによって、三つ折りされた支持部001は、図6でいう上下の周縁部を固く固定することができた。
さらに、右端片右辺垂直切込部023を、左端片右辺曲線切込部019に、水平方向に滑らせるように差し込み、同様に、右端片右辺垂直切込部024を、左端片右辺曲線切込部020に差し込み、それぞれ相互に固定した。図7は、図6の支持部001を裏側から見た図である。
このような状態において、支持部は、上下左右いずれも固定され、ほぼ封緘された状態となった。そのため、支持部の表面又は裏面に、切手を貼り、宛名を書くなどすることにより、支持部そのものを郵送することも可能である。また、郵送しないとしても、支持部に、自由に文字、画像などを記入したり印刷したりすることが可能である。
また、前記のとおり、支持部は、何ら特別な道具又は接着剤を使用することなく、人の手だけで固定することができた。
<本実施形態の使用の一例(2)>
次に、例えば、表示部が同封された支持部を受け取った人がいるとする。その人は、図7の上辺付近及び下辺付近の切込部があるところを、指などで押すことにより、各切込部の相互固定を容易に解除することができる。
さらに、図6の、右端片右辺垂直切込部023を、左端片左辺曲線切込部019からスライドさせるように抜くことにより、同様に右端片右辺垂直切込部024を、左端片左辺曲線切込部020からスライドさせるように抜くことにより、それぞれの固定を解除することができる。
それぞれの固定を解除した後、右端片010を展開し、さらに、左端片左主部008を第二折り目002に沿って左端片右主部005の上に折り重ねた図が、図8である。
ここで本実施形態を卓上カレンダーとして用いる場合、該当する月にあたる表示部を、支持部から取り出し、他の表示部は、所定の場所に残すことができる。図9は、1月のカレンダー情報が印刷又は記載されている表示部035を取り出したところである。
表示部035を取り出した後、右端片010を、第一折り目004を境として、前記左端片左主部の上に重ねる。そうすると、左端片左辺曲線切込部017、018と右端片右辺垂直切込部023、024が重なり合う位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となるため、図10のように、左端片左辺曲線切込部017に右端片右辺垂直切込部023を、左端片左辺曲線切込部018に右端片右辺垂直切込部024を、それぞれ右端片右辺垂直切込部を水平にスライドさせるようにして挿入することが可能である。
次いで、表示部035の一辺を、左端片左辺曲線切込部017、018に挿入し、他の一辺を、右端片左辺切込部021、022に挿入し、表示部035を、支持部001の右端片010に固定することができた。固定後の図が、図11である。
そして、前記のように重ね合わせた支持部001は、右端片010と中央片009を両脚として、机上その他の面上に立たせることができる(図12)。そして、図13は、図12を下から見たものであるが、右端片010と中央片009の両脚の下側が、左端片左主部005及び左端片右主部008で連結されているため、右端片010と中央片009の両脚の幅を自由に変えることができるだけでなく、右端片010と中央片009の両脚の幅が広がりすぎて立体の形状が失われることを防ぐ役割も持つことができている。なお、図13には図示されていないが、先に述べたとおり、通常、左端片左主部008と、左端片上辺切片部及び左端片下辺切片部との間には、使用されていない表示部が保持されている。
このようにして、何の道具又は接着剤も要さず、支持部を容易に組み立てることができた。
さらに、支持部001の組立後も、右端片010を中央片009側に押圧するならば、支持部001を扁平状にすることができる。そのため、図14のとおり、机上において容易に予定を書き込むことが可能である。
本発明は、上述のとおり、卓上等に使用できるカレンダーとして、また、郵送物包装用容器として、また、封筒等を利用しない媒体の直接郵送手段として利用すると有用である。
本実施形態の支持部の構成の一例を示す平面図 本実施形態の支持部の構成の一例を示す平面図 本実施形態の表示部の一例を示す図 本実施形態の表示部の一例を示す図 本実施形態の使用例の一例を示す図 本実施形態の使用例の一例を示す図 本実施形態の使用例の一例を示す図 本実施形態の使用例の一例を示す図 本実施形態の使用例の一例を示す図 本実施形態の使用例の一例を示す図 本実施形態の使用例の一例を示す図 本実施形態の使用例の一例を示す斜視図 本実施形態の使用例の一例を示す斜視図 本実施形態の使用例の一例を示す図
符号の説明
001 支持部
002 第二折り目
003〜004 第一折り目
005 左端片左主部
006 左端片上辺切片部
007 左端片下辺切片部
008 左端片右主部
009 中央片
010 右端片
011 左端片上辺切片部直線切込部
012 左端片下辺切片部直線切込部
013 中央片上辺直線切込部
014 中央片下辺直線切込部
015 右端片上辺曲線切込部
016 右端片 下辺曲線切込部
017、018 左端片左辺曲線切込部
019、020 左端片右辺曲線切込部
021、022 右端片左辺切込部
023、024 右端片右辺垂直切込部
025 左端片左辺
026 左端片上辺
027 左端片下辺
028、029 切込
030 中央片上辺
031 中央片下辺
032 右端片上辺
033 右端片下辺
034 右端片右辺
035、036 表示部

Claims (7)

  1. 主に卓上カレンダーとして利用可能なカレンダー構造体であって、
    前記カレンダー構造体は、一又は一以上の表示部と一の支持部からなり、
    前記表示部は、任意の形状でなるシート状の素材であり、
    前記支持部は、全体の形状が略正方形又は略長方形でなるシート状の素材であり、
    さらに、前記支持部には、前記支持部の一の辺と略平行となるように、かつ折り目を境として形成される三の片の各々が略正方形又は略長方形となるように三つ折りすることが可能な二の第一折り目が配され、
    前記第一折り目を境として前記支持部の左端部に位置する左端片には、上辺の周縁部付近に、切込によって区切られた一の左端片上辺切片部が、下辺の周縁部付近に、切込によって区切られた一の左端片下辺切片部が配され、
    前記左端片から前記左端片上辺切片部及び前記左端片下辺切片部を除いた部分である左端片主部は、一の第二折り目を境として左端片左主部及び左端片右主部でなり、前記第二折り目は、前記第一折り目の夫々と略平行となるように、かつ前記第二折り目を境として前記左端片主部を二つ折りにしたとき前記左端片の左辺が前記左端片の右辺とほぼ重なることが可能となるようになっており、
    前記左端片には、左辺の周縁部付近に、二又は二以上の、左端片左辺曲線切込部が配され、右辺の周縁部付近に、二又は二以上の左端片右辺曲線切込部が配され、前記夫々の左端片左辺曲線切込部の両端を結ぶ線は、左辺に対し略平行であり、前記夫々の左端片右辺曲線切込部の両端を結ぶ線は、右辺に対し略平行であり、
    前記左端片上辺切片部には、前記左端片の上辺と略平行である一又は一以上の左端片上辺切片部直線切込部が配され、
    前記左端片下辺切片部には、前記左端片の下辺と略平行である一又は一以上の左端片下辺切片部直線切込部が配され、
    前記両第一折り目に挟まれた、前記支持部の中央部に位置する中央片は、上辺の周縁部付近に、上辺と略平行である一又は一以上の中央片上辺直線切込部が配され、下辺の周縁部付近に、下辺と略平行である一又は一以上の中央片下辺直線切込部が配され、
    前記第一折り目を境として前記支持部の右端部に位置する右端片は、上辺の周縁部付近に、一又は一以上の右端片上辺曲線切込部が配され、下辺の周縁部付近に、一又は一以上の右端片下辺曲線切込部が配され、さらに、左辺の周縁部付近に、一又は二以上の右端片左辺切込部が配され、さらに、右辺の周縁部に、二又は二以上の右端片右辺垂直切込部が配され、夫々の前記各曲線切込部の両端を結ぶ線とその曲線切込部が周縁部に配されるところの各辺とは略平行であり、
    前記支持部を、前記第一折り目を境として、前記左端片を第二折り目を折らずに前記中央片に重ねた際、
    前記左端片上辺切片部と前記左端片主部とを区切る切込、及び前記左端片下辺切片部と前記左端片主部とを区切る切込に一又は一以上の前記表示部を挿入することにより、一又は一以上の前記表示部を、前記左端片と前記中央片の間に挟持することが可能となっており、
    前記重ね合わせた状態に加えて前記第一折り目を境に前記右端片を前記左端片に重ねる方法により三つ折りして前記各片を重ね合わせた際、前記左端片上辺切片部直線切込部、前記中央片上辺直線切込部、及び右端片上辺曲線切込部が重なり合う位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となり、前記左端片下辺切片部直線切込部、前記中央片下辺直線切込部、及び前記右端片下辺曲線切込部が重なり合う位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となり、さらに、前記左端片右辺曲線切込部と前記右端片右辺垂直切込部が重なり合う位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となり、
    前記重なり合う状態となった前記各切込部の夫々の組合せは、前記右端片上辺曲線切込部を前記中央片上辺直線切込部及び前記左端片上辺切片部直線切込部側に押圧することによって、前記右端片上辺曲線切込部を前記左端片上辺切片部直線切込部及び前記中央片上辺直線切込部に差し込むことが可能となっており、さらに、前記右端片下辺曲線切込部を前記中央片下辺直線切込部及び前記左端片下辺切片部直線切込部側に押圧することによって、前記右端片下辺曲線切込部を前記左端片下辺切片部直線切込部及び前記中央片下辺直線切込部に差し込むことが可能となっており、さらに、前記右端片右辺垂直切込部を前記左端片右辺曲線切込部に差し込むことが可能となっており、
    次に、前記支持部を、まず、前記第一折り目を境として、前記左端片を第二折り目を折らずにまず前記中央片に重ね、次いで前記左端片主部を、前記第二折り目を境にして、前記左端片左主部が前記右主部の上に重なるようにして二つ折りした際、
    一又は一以上の前記表示部を、前記左端片上辺切片部と前記左端片主部とを区切る切込、及び前記左端片下辺切片部と前記左端片主部とを区切る切込に挿入することにより、一又は一以上の前記表示部を前記左端片と前記中央片の間に挟持することが可能であり、
    前記重ね合わせた状態に加えて、さらに、前記右端片を前記左端片左主部に重ねる方法により三つ折りして前記各片を重ね合わせた際、前記左端片左辺曲線切込部と前記右端片右辺垂直切込部が重なり合う位置又はほぼ同じ位置に重なり合う状態となり、前記右端片右辺垂直切込部を前記左端片左辺曲線切込部に差し込むことが可能となっており、
    さらに、一又は一以上の前記表示部について、その一部の辺を前記右端片左辺切込部に差し込み、さらに、別の一部の辺を前記左端片左辺曲線切込部に差し込むことによって、一又は一以上の前記表示部を前記右端片に固定することが可能である
    ことを特徴とするカレンダー構造体。
  2. 前記各曲線切込部は、いずれも、その弧の中心が、前記各曲線切込部が周縁部に配されるところの辺がある方向にあることを特徴とする、請求項1に記載のカレンダー構造体。
  3. 前記支持部は、前記各片の一又は一以上の片の一部に任意の形状の欠落部、突起部及び/又は弁舌部を有することを特徴とする請求項1、2のいずれか一に記載のカレンダー構造体。
  4. 前記各切込部の全部又は一部の両端に、略円形の小開口部が配されたことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一に記載のカレンダー構造体。
  5. 前記各切込部の全部又は一部の両端の形状が、円弧形であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一に記載のカレンダー構造体。
  6. 前記各垂直切込部の全部又は一部について、一の垂直切込部を構成する二の切込線が、各垂直切込部の外側に向かって折れ曲がる態様による鉤状をなし、
    さらに、前記各垂直切込部に対応する前記各曲線切込部の両端部の形状が、前記各曲線切込部の弧形とは反対向きとなる弧形を描く
    ことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一に記載のカレンダー構造体。
  7. 前記右端片左辺切込部は、二又は二以上の、弧形の中心点を前記第一折り目側に有する弧形であることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一に記載のカレンダー構造体。
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