JP3136240U - 簡易表示スタンド - Google Patents
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Abstract
【解決手段】起立可能なシート状体から形成された封筒形態の本体部10と、その背面の支持部材と、その内部に収納されたカレンダー等の表示シート体30とから成る。本体部10にはその表面側12の下方部分に切断予定線13を横方向に設ける。切断予定線13を切断して、表示シート体30をその切れ目に挿入してカレンダーや各種の表示手段として使用できる。本体部10の背面側に切れ目予定線及び折目予定線を設け、これらの切れ目予定線を切断し、折目予定線に沿って折曲することにより、支持部材が出現する。本体部表面側12の切断予定線13の両端部からそれぞれ上下方向に延長する補助切れ目14を設ける。本体部表面側12の切断予定線13の一部を上方に膨出させて、所望形状の膨出部15を形成する。
【選択図】図2
Description
これらの文献に記載の「卓上カレンダー立」や「卓上カレンダー用ケース」にあっては、
何れも暦が表示されたシート体を収納する収納部を組み立てるための構成部材が考案され、表面側には必ず窓部が形成されている。
従って、その構成がやや複雑で、収納部を組み立てる手間が掛かるという問題がある。
また、これら構成部材を組み立てる前の状態においては、それら構成部材を重ね合わせ、折りたたんだ状態で、シート状体の形態を呈するが、このシート状体のものが何か他の目的に使用できるものでもなかった。
次に、本考案が組み立てられる以前の状態で、他の機能をも有すること、また暦が表示されたシート体や使用者の告知板等が一体的にセットされたものを提供することをその第二の課題としている。
更には、本考案においては、その構成が極めて簡単なものであるために、カレンダー等の表示シート体を表示した際に、その表示シート体を本体部により相応しく接合させうるようにすること、そして、本体部の表面側に装飾或は宣伝効果を付与するための手段等を講じることもその課題とするところである。
ここで「自立性を有するシート状体」とは、例えばその背面側で支持した際に、そのシート状体が立位の状態を維持できる程度の強さを有したシート状体を意味する。
本体部及び支持部材を組み立て、表面側の切断予定線を切断することにより切れ目ポケットが表面側の下方部に形成され、そのポケット内に表示シートであるカレンダー或は使用者の状態を表示する、或は、使用者の状況を告知する表示シート体の下方部を挿入して、本体部の表面側に簡単に表示することができる。
尚、本考案を卓上カレンダー等に組み立てるに際しては、表面側の切断予定線を切断等するのみで、組立てに際して一切不要な部分がなく、つまり、組立てに際して廃棄する部部が全くなく、省資源、省エネにも寄与するものである。
このような構成により、別体として支持部材を形成し、これを折り曲げて支持部材を形成してから、これを本体部背面に貼着する必要がなくなる。
より詳しくは、切断予定線から上方に延長する切れ目予定線は、挿入された表示シート体の背後に押し込まれ、切断予定線から下方に延長する切れ目予定線は、挿入された表示シート体によって表面側に起立され、その結果表示シート体は良好に切断予定線の切れ目の中に挿入され、その上方部分が前方に傾倒してしまうことが防止されるのである。
図1は、本考案の一実施形態に係る簡易表示スタンドを図示しており、その(A)が正面図、その(B)が背面図である。
本考案に係る簡易表示スタンドにおいては、その本体部10が230g/m2〜260g/m2程度の腰の強い、可撓性のあるカード紙或はコートボール紙を使用して、封筒形状に形成されている。
蓋部11の略中央部には下方に延長する差込み片11sを設け、この差込み片11sは、本体部10の背面側20の対応位置に設けられた差込み片挿入孔21に挿入される。
従って、この本体部10は、内部に表示シート体30を収納した状態で、丁度封書のような形態を有することとなり、表面側12の適宜位置にあて名ラベル等を貼り付けて、そのままの状態で郵送、或は宅配メール便とすることができる。
そして、切断予定線13の両端部13t、13tから上下方向に更に補助切れ目線14、14を設けている。この補助切れ目線14、14は、表示シート体30を切り離した切断予定線13の内部に挿入した際、表示シート体30の上方部分が前方に起立して傾いてしまうことを防止するものである。
また、切断予定線13の左寄りには、この切断予定線13が上方に膨出して、略半楕円形状の膨出部15を設けている。
この膨出部15には、各種の模様や、或はブランド・ロゴ、各種のキャラクター等を印刷して広告宣伝用に使用することができる。
即ち、左右対称に切れ目予定線41、41(長めの破線で表示)を形成し、これらの切れ目予定線41、41の中央側に縦方向に折目予定線42、42(二点鎖線で表示)を設け、これらの切れ目予定線41、41を分離し、折れ目予定線42、42を谷折りすることにより、支持脚部43、43が背面側に形成される。
その後、保持部45が前記2つの支持脚部43、43を保持するのであるが、この保持部45も同様に、切れ目予定線46(長めの破線で表示)を分離し、折目予定線47(二点鎖線で表示)を谷折りして形成することができるのである。
図2(A)では、切断予定線13及び補助切れ目線14が完全に分離されているために、両者共に実線で表示されている。このように形成された切れ目がいわばポケットの入口を形成し、このポケット内に、表示シート体の下端部を挿入することができる。
表示シート体としては、カレンダーが6枚、各枚に表裏1ヶ月ずつ2か月分が印刷されているわけである。その他に、使用者の現況を表示する表示シート体、例えば「出張中」、「食事中」「外出中」等々の各種表示が表示された表示シート体が用意されている。
使用者は、通常はカレンダーが印刷されている表示シート体を最前列に配置し、外出等する際には、後方に配置している「外出中」の表示シート体のインデックス32を把持して、その表示シート体を最前列に配置して出掛けるのである。
この実施形態では、これら表示シート体を9枚用意しているが、これらの表示シート体30の複数枚を同時に切れ目ポケットに挿入しても、その上方部側が前方に傾倒してしまわないように、前記補助切れ目14、14が設けられているのである。
本体部10の背面側20に形成された支持部材の支持脚部43、43を形成するために、切れ目予定線41、41を分離して、折目予定線42、42を後方に谷折りするのである。
次に、本体部10の背面側20に形成された保持部材45を形成するために、切れ目予定線46を分離し、折目予定線47を後方に谷折りするのである。
保持部材45を支持脚部43、43の内側で係合することにより支持脚部43、43の位置が固定され、立体的に組み立てられる。これにより本体部10が少し斜めの状態で起立状態を維持し、表示スタンドとして形成されるのである。
この図から容易に見て取れる通り、使用者がデスクから離れ、外出する時には、表示をカレンダー表示からこの「外出中」の表示シート体30に配置換えを行うのである。
膨出部15には、この簡易表示スタンドを頒布した主体である企業のロゴ・マーク15b或は各種のキャラクター等を印刷しておくことができる。
即ち、本体部10の下辺部に幅2mm程度の襠部17を設け、更に下辺部の両端部のそれぞれには、その側縁の上方に向かって約15mm程度の切れ目18を設けている。
これらの襠部17と切れ目18によって、表示シート体30の複数枚が切断された切断予定線13の内部に挿入される際、何ら問題なく、適切に挿入することが可能となる。また、挿入された表示シート体30の上方部分が前方に傾倒することが防止されるのである。
先ず、封筒形態から成る本体部のサイズは、全く自由であって、所望のサイズのものとして設計することができる。
要は、封筒形態であればよく、内部にシート体を収納でき、フラップ状の蓋部が設けられ、その蓋部を封止できる形態であれば、どのようなサイズでもよい。
蓋部に設けた差込み片は、これを設けなくとも実施可能である。
また、本体部は、上記実施形態では、適宜厚みの板紙を使用したが、背面側で支持部材により支持されて起立できる程度の硬さを有するものであれば、その素材は自由である。
例えば、合成樹脂製のシート体によってこの本体部を形成することもできる。
膨出部の形状も上記した通り全く自由に形成することができる。
本体部の下辺に設けた襠部の幅も適宜設定することができ、また下辺の両端部に形成したそれぞれの切れ目の上方方向への長さも適宜自由に設定することができる。
即ち、上記実施形態のような支持部材と同様の形態のものを一枚のシート体に形成して、これを本体部内に収納しておき、これを組み立てて本体部の背面側に接着できるタイプのものとして実施することも可能である。
しかし、上記実施形態のように本体部背面側に一体的に設けておいたほうが便利であり、省資源にも寄与できる。
勿論、カレンダーの表示シート体は、表面及び裏面にそれぞれ6ヶ月ずつを印刷して、1枚のものとして実施することもできる。
以上、本考案は、極めて簡易な構成にして多大な効果を発揮することができるものである。
12 表面側
13 切断予定線
14 補助切れ目
15 膨出部
17 襠部
18 切れ目
20 背面側
30 表示シート体
40 支持部材
41、46 切れ目予定線
42、47 折目予定線
43 支持脚部
45 保持部材
Claims (5)
- 板紙等の自立性を有するシート状体から形成された封筒形態の本体部(10)と、本体部(10)の背面で本体部(10)を支持する支持部材(40)と、本体部(10)の内部に収納された1枚又は複数枚のカレンダーや各種表示が表記された表示シート体(30)とから成り、
本体部(10)にはその表面側(12)の下方部分にミシン目又は断続状の切れ目等の切断予定線(13)が横方向に形成され、
前記切断予定線(13)を切断して横方向の切れ目を形成し、前記表示シート体(30)の下方部をその切れ目に挿入してカレンダーや各種の表示手段として使用することができる簡易表示スタンド。 - 本体部(10)の背面側(20)にミシン目又は断続状の切れ目等の切れ目予定線(41, 46)及び折目予定線(42, 47)を適宜形状に設け、これらの切れ目予定線(41, 46)を切断し、折目予定線(42, 47)に沿って折曲することにより、本体部(10)の背面側(20)に支持部材(40)が出現することを特徴とする請求項1に記載の簡易表示スタンド。
- 本体部(10)表面側(12)の切断予定線(13)の両端部からそれぞれ上下方向に延長する補助切れ目(14)又は補助切れ目予定線を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の簡易表示スタンド。
- 本体部(10)表面側(12)に設けられた横方向の切断予定線(13)において、その切断予定線(13)の一部を適宜上方に膨出させて、所望形状の膨出部(15)を形成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の簡易表示スタンド。
- 本体部(10)の下辺に襠部(17)を形成し、且つ本体部(10)下辺の両端部からそれぞれの側縁の上方に向かって切れ目(18)を形成したことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の簡易表示スタンド。
Priority Applications (1)
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JP2007006123U JP3136240U (ja) | 2007-08-08 | 2007-08-08 | 簡易表示スタンド |
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JP7454093B2 (ja) | 2022-03-25 | 2024-03-21 | マクセル株式会社 | 書類用スタンド |
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