JP5787234B2 - ファイリング部材 - Google Patents

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Description

本発明は、封筒、クリアファイル、小冊子などの物品の側端を貼り付けることで複数の物品を1つにまとめることができるファイリング部材に関する。
従来より、封筒の側端に取り付ける封筒カバーが知られている(特許文献1参照)。この封筒カバーは、未使用状態ではシート状をなしており、長手方向に沿って中央部に設けられた複数の折線部のうちの2つを折り曲げることで、背表紙部と、背表紙部を挟んで対向する一対の挟持部とが形成されるように構成されている。そして、挟持部の内面側に設けられた粘着部により、挟持部で封筒の側端を挟むようにして封筒に取り付けられる。
このような封筒カバーによれば、背表紙部にタイトルなどを記載することで、複数の封筒が縦に積まれた場合や棚などに横に並べて保管された場合であっても、封筒に保管されている書類の内容をすぐに判別することができるという利点を有している。また、このような封筒カバーを使用することで、郵送されてきた封筒をそのまま書類の保管に利用することができるという利点も有している。
特許第4159807号公報(図1〜3)
ところで、前記した封筒カバーは、1つの封筒に取り付けられるものであったため、複数の封筒を1つにまとめたいというニーズに応えられるものではなかった。もちろん、従来のリング式ファイルやZ式ファイル(書類を挟み込むための留め具を有するファイル)などを使用すれば1つにまとめることはできるが、郵送されてきた封筒を有効利用するという意義が薄れるとともに、これらのファイルにコストがかかるという問題がある。また、封筒に限らず、クリアファイルやリーフレット、あるいは、カタログやパンフレットなどの小冊子を1つにまとめたいというニーズもある。
本発明は、以上のような背景に鑑みてなされたものであり、安価に製造することができ、複数の封筒や複数のクリアファイルなどの物品を1つにまとめることができるファイリング部材を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するための本発明は、封筒、クリアファイル、小冊子などの物品の側端を貼り付けることで複数の前記物品を1つにまとめる略矩形シート状のファイリング部材であって、シートの対向する一対の辺に沿って前記シートの中央部を折り曲げることにより互いに対面する一対の対面部を有し、前記対面部の少なくとも一方には、前記中央部から延び出して当該対面部を通り、延び出した部分とは異なる位置で前記中央部に戻るように形成された連続する第1切取線が前記一対の辺が延びる第1方向に並んで少なくとも2つ設けられ、前記第1切取線が少なくとも2つ設けられた対面部は、前記第1切取線の外側に位置する外側貼付部と、前記第1切取線の内側に位置する複数の内側貼付部とを有することを特徴とする。
このようなファイリング部材によれば、例えば、各貼付部にそれぞれ封筒やクリアファイルなどの物品の側端を貼り付けることで、複数の物品を1つにまとめることができる。また、ファイリング部材は、例えば、紙や樹脂製のシートなどのシート状の部材に切取線を形成することで製造することができるので、従来のリング式ファイルやZ式ファイルなどと比較して、安価に製造することができる。
さらに、ファイリング部材は、第1切取線が、前記一対の辺が延びる方向に並んで少なくとも2つ設けられているので、2つの第1切取線の間の部分が、中央部と、外側貼付部の一対の辺に沿って延びる部分とを繋いでいる。すなわち、外側貼付部は、一対の辺が延びる方向の両端のほかに、その間の少なくとも1箇所で中央部と繋がる部分を有する構成となっている。そのため、外側貼付部に貼り付けられた物品の側端は、一対の辺が延びる方向の両端とその間の1箇所以上の箇所とで外側貼付部に押さえられるので、外側にめくれないようになっている。
前記したファイリング部材においては、前記外側貼付部に、前記物品の側端を貼り付けるための粘着部材が設けられ、前記粘着部材は、前記第1切取線よりも前記中央部から離れて配置され、かつ、前記第1方向において前記第1切取線のすべての端を跨がって連続して配置されている構成とすることができる。
前記したファイリング部材において、前記内側貼付部に、当該内側貼付部を複数の貼付部に分割可能な少なくとも1つの第2切取線が設けられている構成とすることができる
これによれば、貼付部の数を増やすことができるので、1つにまとめる(綴じる)ことができる物品の数を増やすことができる。
前記したファイリング部材において、第2切取線は、前記中央部から延び出して前記内側貼付部を通り、延び出した部分とは異なる位置で前記中央部に戻るように形成することができる。
前記した第2切取線が設けられたファイリング部材において、前記第2切取線は、ミシン目状に形成されていてもよい。また、前記した各ファイリング部材において、前記第1切取線は、ミシン目状に形成されていてもよい。
これによれば、使用者は、道具を使用することなく、外側貼付部と内側貼付部を切り離したり、内側貼付部を分割したりできるので、ファイリング部材の使いやすさを向上させることができる。また、切り取る線を使用者が選択することで、貼付部の数を調整することができるので、綴じることができる物品の数を調整することができる。
また、前記した第2切取線が設けられたファイリング部材において、前記第2切取線は、切断済みであってもよい。また、前記した各ファイリング部材において、前記第1切取線は、切断済みであってもよい。
これによれば、使用者自らが、外側貼付部と内側貼付部を切り離したり、内側貼付部を分割したりする手間を省くことができるので、ファイリング部材の使いやすさを向上させることができる。
前記したファイリング部材において、前記第1方向における少なくとも一方の端部に、前記第1方向に直交する第2方向に延び、切断することで前記一対の辺方向の長さを調整可能とする第3切取線が設けられている構成とすることができる
これによれば、ファイリング部材の長さ(物品の側端に対応する部分の長さ)を調整することができるので、物品のサイズに適合させてファイリング部材を使用することができる。
前記した各ファイリング部材において、前記外側貼付部および前記内側貼付部には、前記物品の側端を貼り付けるための粘着部材が設けられていてもよい。
これによれば、物品を貼り付ける際に、使用者が、貼付部に糊や接着剤などを塗る必要がなくなるので、ファイリング部材の使いやすさを向上させることができる。
前記した各ファイリング部材において、前記外側貼付部には、前記物品の側端を固定する固定部が前記中央部に隣接して設けられていてもよい。また、前記した第2切取線が中央部から延び出して内側貼付部を通り、延び出した部分とは異なる位置で中央部に戻るように形成されたファイリング部材において、前記内側貼付部のうち少なくとも前記第2切取線の外側に位置するものには、前記物品の側端を固定する固定部が前記中央部に隣接して設けられていてもよい。
これによれば、貼付部に貼り付けられた物品の側端が、固定部によって貼付部に固定されることとなるので、物品の側端をめくれないようにすることができる。
前記したファイリング部材において、前記対面部の前記第1方向に直交する第2方向の長さは、前記物品の前記第2方向の長さの半分以下であってもよい。
本発明によれば、各貼付部にそれぞれ封筒やクリアファイルなどの物品の側端を貼り付けることで、複数の物品を1つにまとめることができる。また、ファイリング部材は、シート状の部材に切取線を形成することで製造することができるので、安価に製造することができる。
本発明の一実施形態に係るファイリング部材の表面側を示す正面図である。 ファイリング部材の裏面側を示す正面図である。 ファイリング部材の使用方法の説明図である。 ファイリング部材の使用状態を示す斜視図である。 ファイリング部材の使用状態を示す斜視図である。 ファイリング部材の使用状態を示す斜視図である。 第1の変形例に係るファイリング部材の裏面側を示す正面図である。 第2の変形例に係るファイリング部材の裏面側を示す正面図である。 第3の変形例に係るファイリング部材の拡大図であり、表面側を示す正面図(a)と、第1折曲線で折り曲げた斜視図(b)と、第2折曲線で折り曲げた斜視図(c)と、第3折曲線で折り曲げた斜視図(d)である。 第4の変形例に係るファイリング部材の表面側を示す正面図である。 第5の変形例に係るファイリング部材の表面側を示す正面図である。 第6の変形例に係るファイリング部材の表面側を示す正面図である。 第7の変形例に係るファイリング部材の表面側を示す正面図である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、ファイリング部材1は、未使用状態において、略矩形のシート状をなしており、折曲線12と、第1切取線21と、第2切取線22とが設けられている。このファイリング部材1は、樹脂製のシートから形成されている。具体的には、例えば、ポリプロピレン製のシートなどを用いて形成することができる。
折曲線12は、シート状のファイリング部材1の対向する一対の長辺に沿って図1の上下方向に延びる折り曲げ用の線であり、シートの短手方向(図1の左右方向)の中央に2つ並んで形成されている。このような折曲線12は、例えば、筋入れ加工を施すことで形成された線であってもよいし、印刷された線であってもよい。以下、この2つの折曲線12の間の部分を中央部2と呼ぶ。
ファイリング部材1は、中央部2の両側部分であって、折曲線12(中央部2の両側)を折り曲げることにより互いに対面する(図4参照)一対の対面部3を有している。そして、各対面部3には、それぞれ、第1切取線21と第2切取線22が2つずつ形成されている。
第1切取線21は、中央部2から延び出して当該対面部3を通り、延び出した部分とは異なる位置で中央部2に戻るように形成された連続する切り取り用の線である。より詳細に、第1切取線21は、略C形状をなしており、中央部2から図1の左右方向外側に向けて延び出した後、屈曲して上下方向に沿って延び、さらに左右方向内側に向けて屈曲し、中央部2に向かって延びるように形成されている。
各対面部3において、略C形状の第1切取線21は、図1の上下方向(一対の長辺が延びる方向)に並んで2つずつ設けられている。また、各対面部3の第1切取線21は、中央部2を基準として対称(左右対称)に設けられている。なお、本発明において、第1切取線21および後述する第2切取線22は、互いに交差しないように形成されている。
一対の対面部3は、それぞれ、2つの第1切取線21の外側に位置する略E形状の第1貼付部31(外側貼付部)と、第1切取線21の内側に位置する2つの内側貼付部30とを有している。また、各内側貼付部30には、1つずつ第2切取線22が設けられており、当該内側貼付部30を2つの貼付部(第2貼付部32および第3貼付部33)に分割可能となっている。したがって、本実施形態において、各対面部3は、それぞれ、3つの貼付部31〜33を有し、ファイリング部材1としては合計で6つの貼付部を有している。
第2切取線22は、中央部2から延び出し、内側貼付部30を第2貼付部32と第3貼付部33に分割するように内側貼付部30を通り、延び出した部分とは異なる位置で中央部2に戻るように形成されている。より詳細に、第2切取線22は、第1切取線21よりも一回りほど小さい略C形状をなしており、第1切取線21に沿うように、中央部2から図1の左右方向外側に向けて延び出した後、屈曲して上下方向に沿って延び、さらに左右方向内側に向けて屈曲し、中央部2に向かって延びるように形成されている。
本実施形態において、第1切取線21および第2切取線22は、ミシン目状に形成されている。より詳細に、第1切取線21は、複数の接続部21Aで第1貼付部31と内側貼付部30(第2貼付部32)とが部分的に接続されたミシン目状に形成され、第2切取線22は、複数の接続部22Aで第2貼付部32と第3貼付部33とが部分的に接続されたミシン目状に形成されている。そして、第1切取線21および第2切取線22は、使用するときに使用者によって切り離される。
図2に示すように、第1貼付部31、第2貼付部32および第3貼付部33の裏側面には、クリアファイルF(図3参照)などの物品の側端F1を貼り付けるための粘着部材4が設けられている。そして、粘着部材4には、使用するときに十分な粘着性を発揮することができるように、使用時まで剥離シート5が貼り付けられている。このような粘着部材4(および剥離シート5)は、例えば、両面テープを貼り付けて形成してもよいし、公知の粘着剤を塗布して形成してもよい。
また、第1貼付部31および第2貼付部32(内側貼付部30のうち第2切取線22の外側に位置するもの)には、物品の側端F1を係止して固定する固定部の一例としての係止部6が中央部2に隣接して、より詳細には、中央部2と剥離シート5(粘着部材4)との間の連結部31A,31B,32Aの中央部2寄りにそれぞれ設けられている。本実施形態において、係止部6は、略矩形状に形成された樹脂製のシートの中央部2側の端部を、各連結部31A,31B,32Aの裏側面に溶着や接着することなどにより設けられている。
図3に示すように、ファイリング部材1を使用するときには、第1切取線21や第2切取線22をミシン目に沿って切り離し、折曲線12に沿って折り曲げることで、貼付部31〜33を形成する。そして、貼付部31〜33の裏面側の剥離シート5を剥がして粘着部材4を露出させ、クリアファイルFなどの物品の側端F1を貼り付けることで、クリアファイルFがファイリング部材1に綴じられることとなる。
なお、第1貼付部31および第2貼付部32にクリアファイルFを貼り付ける際には、クリアファイルFを実際に粘着部材4に貼り付ける前に、まず、側端F1(端部F2)を、係止部6と、第1貼付部31(連結部31A,31B)または第2貼付部32(連結部32A)との間に差し込む。その後、クリアファイルFを実際に粘着部材4(第1貼付部31または第2貼付部32)に貼り付ける。
本実施形態のファイリング部材1は、6つの貼付部31〜33を有しているので、各貼付部31〜33にそれぞれクリアファイルFを貼り付けることで、図4〜6に示すように、合計6つのクリアファイルFを1つの冊子状にまとめることができるようになっている。
また、ファイリング部材1は、基本的には紙や樹脂製のシートなどに折曲線12や第1切取線21、第2切取線22を形成することで製造することができるので、従来のリング式ファイルやZ式ファイルなどと比較して、安価に製造することができる。
さらに、ファイリング部材1は、各対面部3において、2つの第1切取線21が、中央部2に沿って上下方向に並んで設けられているので、図4に示すように、第1貼付部31は、上下両端の連結部31Aのほかに、必ず、連結部31Aの間に形成される連結部31Bを有する構成となる。
そのため、第1貼付部31に貼り付けられたクリアファイルFの側端F1は、上下両端の連結部31Aと、その間の連結部31Bとで第1貼付部31に押さえられるので、外側にめくれないようになっている。すなわち、第1貼付部31は、必ず連結部31A,31Bを有することで、いわば表裏の表紙となる1枚目および6枚目のクリアファイルFの形状を維持することができるとともに、さらに、冊子状をなす複数のクリアファイルFの美観を向上させることができるようになっている。
また、ファイリング部材1は、第1貼付部31(シート)の外縁部に切れ目がない構成となっているので、その強度を確保することができるようになっている。これによっても、第1貼付部31は、表紙となる1枚目および6枚目のクリアファイルFの形状を維持することができるとともに、美観を向上させることができるようになっている。
また、ファイリング部材1は、内側貼付部30に当該内側貼付部30を第2貼付部32と第3貼付部33とに分割する第2切取線22が設けられているので、このような第2切取線22が設けられていない構成と比較して、貼付部の数を増やすことができ、綴じることができるクリアファイルFなどの数を増やすことができるようになっている。
また、ファイリング部材1は、第1切取線21および第2切取線22がミシン目状に形成されているので、使用者は、道具を使用することなく、各貼付部31〜33を切り離すことができ、使いやすさを向上させることができるようになっている。また、切り取る線を使用者が選択することで、貼付部の数を調整することができるので、綴じることができるクリアファイルFなどの数を調整することができる。
また、ファイリング部材1は、貼付部31〜33に粘着部材4が設けられているので、クリアファイルFなどを貼り付ける際に、使用者が、貼付部31〜33に糊や接着剤などを塗る必要がなくなるので、使いやすさを向上させることができるようになっている。
さらに、ファイリング部材1は、第1貼付部31と第2貼付部32に係止部6が設けられているので、図5,6に示すように、貼付部31,32に貼り付けられたクリアファイルFの側端F1は、係止部6と貼付部31,32とにより挟まれることで、貼付部31,32に固定されることとなる。これにより、クリアファイルFの側端F1が内側にめくれないようになっている。
また、クリアファイルFの側端F1が係止部6と貼付部31,32とにより挟まれることで、クリアファイルFに綴じられた書類の端もまた係止部6と貼付部31,32とにより挟まれることとなる。これにより、書類の端が係止部6と貼付部31,32とによって押さえられることになるので、クリアファイルFからの書類の飛び出しを抑制することができるようになっている。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、係止部6が、樹脂製のシートを連結部31A,31B,32Aの裏側面に溶着や接着することなどにより設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図7に示すように、係止部6は、連結部31A,31B,32Aに略U形状の切り込みを形成することによって設けられていてもよい。
前記した形態では、固定部として係止部6を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図8に示すように、第1貼付部31や第2貼付部32(内側貼付部30のうち第2切取線22の外側に位置するもの)に、物品の側端が貼り付けられることで、当該物品の側端を固定する固定部の他の例としての粘着部材7が、粘着部材4とは別に、中央部2に隣接して設けられていてもよい。これによっても、物品の側端が粘着部材7によって貼付部31,32に固定されることとなるので、物品の側端をめくれないようにすることができる。なお、粘着部材4と同様に、粘着部材7にも使用時まで剥離シート5が貼り付けられていることが好ましい。
前記した形態では、内側貼付部30のうち第2切取線22の外側に位置する第2貼付部32だけに係止部6や粘着部材7(固定部)が設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、係止部6や粘着部材7は、第2切取線22の内側に位置する第3貼付部33にも設けられていてもよい。ちなみに、前記した形態では、第3貼付部33の粘着部材4が中央部2に隣接して設けられているので、第3貼付部33に貼り付けられた物品の側端はめくれにくくなっている。そのため、前記した形態では、係止部6や粘着部材7を第3貼付部33には意図的に設けていない。
前記実施形態では、ファイリング部材1は、背表紙となる中央部2の幅が一定の幅であったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図9(a)に示すように、中央部2付近に複数の折曲線11〜13を形成し、背表紙の幅を調整可能に構成してもよい。このような構成では、物品としてリーフレットのような薄いものを綴じる場合には、図9(b)に示すように、第2折曲線12の内側に形成された1つの第1折曲線11で折り曲げて、背表紙の幅がほとんどないような状態で使用することができる。
また、物品として書類が収容されるクリアファイルや封筒のようなものを綴じる場合には、図9(c)に示すように、2つの第2折曲線12で折り曲げて、中央部2を背表紙として使用することができる。さらに、物品としてカタログやパンフレットなどのような1つ1つにある程度の厚みがある小冊子を綴じる場合には、図9(d)に示すように、第2折曲線12の外側に形成された2つの第3折曲線13で折り曲げて、背表紙の幅を大きくして使用することもできる。
前記実施形態では、第1切取線21や第2切取線22がミシン目状に形成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1切取線や第2切取線は、ファイリング部材を出荷する段階で、切断済みであってもよい。これによれば、使用者自らが、第1切取線や第2切取線を切り離すという手間を省くことができるので、ファイリング部材の使いやすさを向上させることができる。また、第1切取線や第2切取線は、筋入れ加工を施すことで形成された線であってもよいし、印刷された線であってもよい。この場合は、使用するときに使用者がハサミやカッターナイフなどで切断することとなる。
前記実施形態では、ファイリング部材1は、適合する物品のサイズが1種類であったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図10に示すように、ファイリング部材1は、折曲線12(一対の長辺)が延びる方向における上下の端部に、折曲線12が延びる方向に直交する方向(図10の左右方向)に延びる第3切取線23が設けられていてもよい。そして、この第3切取線23を切断することで、ファイリング部材1の上端部と下端部を切り離すことができるので、図10の上下方向の長さを調整することができる。
これにより、2種類のサイズに適合させてファイリング部材1を使用することができる。具体的には、例えば、切り離し前の上下方向の長さL1をA4サイズの書類を収容可能なクリアファイルのサイズに適合させ、一方の第3切取線23から他方の第3切取線23までの長さL2をB5サイズの書類を収容可能なクリアファイルのサイズに適合させることができる。
なお、このような第3切取線23を設ける場合において、第3切取線23は、折曲線12が延びる方向における両端部のうちの一方だけ(例えば、上端部だけまたは下端部だけ)に設けられていてもよい。また、第3切取線23は、ミシン目状(図10参照)に形成されていてもよいし、筋入れ加工を施すことで形成された線であってもよいし、印刷された線であってもよい。
前記実施形態では、貼付部31〜33の裏面側にだけ粘着部材4が設けられていたが、本発明はこれに限定されず、例えば、表面側にも粘着部材が設けられていてもよい。具体的には、前記実施形態の貼付部31〜33の表裏の両面に粘着部材が設けられていてもよい。これによれば、綴じることができる物品の数を倍増させることができる。また、前記実施形態において、第2貼付部32および第3貼付部33の表裏の両面に粘着部材が設けられていてもよい。これによれば、全部で10枚のクリアファイルFなどを綴じることができる。
前記実施形態では、貼付部31〜33に粘着部材4が設けられていたが、本発明はこれに限定されず、例えば、粘着部材が設けられていない構成であってもよい。この場合は、物品を貼り付ける際に、使用者が、貼付部に糊や接着剤などを塗ることとなる。
前記実施形態では、第2切取線22が、第1切取線21と同様に、中央部2から延び出して内側貼付部30を通り、延び出した部分とは異なる位置で中央部に戻る略C形状に形成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図11に示すように、第2切取線22は、内側貼付部30を上下に分割するような、内側貼付部30を横断する(図11の左右方向に延びる)直線状に形成されていてもよい。
前記実施形態では、第1切取線21や第2切取線22が略C形状に形成されていたので、第1切取線21または第2切取線22と、折曲線12とによって囲まれる第2貼付部32や第3貼付部33が略矩形状をなしていたが、貼付部の形状はこれに限定されるものではない。例えば、図12に示すように、第1切取線21や第2切取線22を略半円形状に形成し、第2貼付部32や第3貼付部33が略半円形状をなしていてもよい。また、図示は省略するが、第2貼付部32や第3貼付部33が略三角形状をなしていてもよい。
前記実施形態では、一対の対面部3のそれぞれに第1切取線21が2つずつ設けられていたが、本発明はこれに限定されず、例えば、図13に示すように、一対の対面部3のそれぞれに第1切取線21が3つずつ設けられていてもよい。この場合、内側貼付部30は、3つ形成されることとなる。また、一対の対面部のそれぞれに第1切取線が4つ以上形成されていてもよい。
前記実施形態では、各内側貼付部30に当該内側貼付部30を2つの貼付部32,33に分割可能な1つの第2切取線22が設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、各内側貼付部に第2切取線を2つ以上設けて、内側貼付部を3つ以上に分割するように構成してもよい。また、本発明においては、第2切取線は必須の要件ではないため、内側貼付部に第2切取線を設けなくてもよい(図13参照)。
前記実施形態では、一対の対面部3(第1切取線21および第2切取線22)が中央部2を基準として対称に形成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、前記実施形態では、各対面部3に形成された貼付部31〜33の数が同じであったが、これに限定されず、例えば、各対面部に形成される貼付部の数は異なっていてもよい。また、前記実施形態では、一対の対面部3の両方に切取線21,22が設けられていたが、これに限定されず、例えば、一対の対面部の一方だけに切取線(貼付部)が設けられる構成であってもよい。
前記実施形態では、ファイリング部材1が樹脂製のシートから形成されていたが、本発明はこれに限定されず、例えば、紙などから形成されていてもよい。補足すると、ファイリング部材を紙から形成する場合には、ファイリング部材が適度な強度を有するように、厚い紙、例えば、板紙やボール紙などを用いることが好ましい。
1 ファイリング部材
2 中央部
3 対面部
4 粘着部材
6 係止部
7 粘着部材
21 第1切取線
22 第2切取線
23 第3切取線
30 内側貼付部
31 第1貼付部
32 第2貼付部
33 第3貼付部
F クリアファイル
F1 側端

Claims (10)

  1. 封筒、クリアファイル、小冊子などの物品の側端を貼り付けることで複数の前記物品を1つにまとめる略矩形シート状のファイリング部材であって、
    シートの対向する一対の辺に沿って前記シートの中央部を折り曲げることにより互いに対面する一対の対面部を有し、
    前記対面部の少なくとも一方には、前記中央部から延び出して当該対面部を通り、延び出した部分とは異なる位置で前記中央部に戻るように形成された連続する第1切取線が前記一対の辺が延びる第1方向に並んで少なくとも2つ設けられ、
    前記第1切取線が少なくとも2つ設けられた対面部は、前記第1切取線の外側に位置する外側貼付部と、前記第1切取線の内側に位置する複数の内側貼付部とを有し、
    前記外側貼付部には、前記物品の側端を貼り付けるための粘着部材が設けられ、
    前記粘着部材は、前記第1切取線よりも前記中央部から離れて配置され、かつ、前記第1方向において前記第1切取線のすべての端を跨がって連続して配置されていることを特徴とするファイリング部材。
  2. 封筒、クリアファイル、小冊子などの物品の側端を貼り付けることで複数の前記物品を1つにまとめる略矩形シート状のファイリング部材であって、
    シートの対向する一対の辺に沿って前記シートの中央部を折り曲げることにより互いに対面する一対の対面部を有し、
    前記対面部の少なくとも一方には、前記中央部から延び出して当該対面部を通り、延び出した部分とは異なる位置で前記中央部に戻るように形成された連続する第1切取線が前記一対の辺が延びる第1方向に並んで少なくとも2つ設けられ、
    前記第1切取線が少なくとも2つ設けられた対面部は、前記第1切取線の外側に位置する外側貼付部と、前記第1切取線の内側に位置する複数の内側貼付部とを有し、
    前記内側貼付部には、当該内側貼付部を複数の貼付部に分割可能な少なくとも1つの第2切取線が設けられ、
    前記第2切取線は、前記中央部から延び出して前記内側貼付部を通り、延び出した部分とは異なる位置で前記中央部に戻るように形成されていることを特徴とするファイリング部材。
  3. 封筒、クリアファイル、小冊子などの物品の側端を貼り付けることで複数の前記物品を1つにまとめる略矩形シート状のファイリング部材であって、
    シートの対向する一対の辺に沿って前記シートの中央部を折り曲げることにより互いに対面する一対の対面部を有し、
    前記対面部の少なくとも一方には、前記中央部から延び出して当該対面部を通り、延び出した部分とは異なる位置で前記中央部に戻るように形成された連続する第1切取線が前記一対の辺が延びる第1方向に並んで少なくとも2つ設けられ、
    前記第1切取線が少なくとも2つ設けられた対面部は、前記第1切取線の外側に位置する外側貼付部と、前記第1切取線の内側に位置する複数の内側貼付部とを有し、
    前記第1方向における少なくとも一方の端部には、前記第1方向に直交する第2方向に延び、切断することで前記一対の辺方向の長さを調整可能とする第3切取線が設けられていることを特徴とするファイリング部材。
  4. 前記内側貼付部には、当該内側貼付部を複数の貼付部に分割可能な少なくとも1つの第2切取線が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項3に記載のファイリング部材。
  5. 前記第2切取線は、前記中央部から延び出して前記内側貼付部を通り、延び出した部分とは異なる位置で前記中央部に戻るように形成されていることを特徴とする請求項に記載のファイリング部材。
  6. 前記第1方向における少なくとも一方の端部には、前記第1方向に直交する第2方向に延び、切断することで前記一対の辺方向の長さを調整可能とする第3切取線が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のファイリング部材。
  7. 前記外側貼付部および前記内側貼付部には、前記物品の側端を貼り付けるための粘着部材が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載のファイリング部材。
  8. 前記外側貼付部には、前記物品の側端を固定する固定部が前記中央部に隣接して設けられていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載のファイリング部材。
  9. 前記内側貼付部のうち少なくとも前記第2切取線の外側に位置するものには、前記物品の側端を固定する固定部が前記中央部に隣接して設けられていることを特徴とする請求項または請求項に記載のファイリング部材。
  10. 前記対面部の前記第1方向に直交する第2方向の長さは、前記物品の前記第2方向の長さの半分以下であることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載のファイリング部材。
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