JP2005289004A - 発泡成形用金型 - Google Patents

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Abstract


【課題】 見栄えに優れる樹脂成形品を取り出すことが出来る発泡成形用金型を提供することを目的とする。
【解決手段】 発泡成形用金型30は上型(固定型)31と、下型(可動型)51とを主体として構成されている。発泡成形は金型30にコアバック動作をとらせることで樹脂材を増厚させるものであるが、この際に、コアバック方向に交差する成形面(表側成形面53)のうち、コアバック方向に沿う成形面(開口形成部55)に近いコーナ部分では、固化されたスキン層81によって溶融層の発泡が抑制され樹脂材がキャビティ45に沿って拡張されない。しかし、こうした部分には樹脂材の増厚分を見込んだキャビティ拡張部70が形成されており、コアバック完了後には、キャビティ拡張部に沿って形成されるスキン層82と表側成形面53に形成されるスキン層83とがほば面一となるから、樹脂材の表面は凹凸のない平らな形状となる。
【選択図】 図9

Description

本発明は、発泡成形用金型に関する。
従来より、金型のキャビティに対して樹脂材と発泡剤を混合した発泡性樹脂を充填し、成形時に溶融状態の樹脂材を発泡させることにより、内部が多孔質の樹脂成形品を取り出すようにした成形用金型並びに発泡成形方法が知られている(特許文献1)。発泡成形は金型を型締めした後、キャビティ内に発泡性樹脂を射出・充填させるが、このとき、キャビティ内に充填された樹脂材の内圧が、発泡材が発泡可能な圧力の上限値より大きくなるようにしておく(発泡しない状態とする)。この内圧が維持された状態では充填された樹脂材は発泡せず樹脂材と型温の温度差によって、キャビティ内の発泡性樹脂は表面側から徐々に冷やされてゆき、表面側には樹脂材が固化されたスキン層が形成され、内部側は溶融状態のままとなる(溶融層)。
その後、キャビティ内の圧力が樹脂材が発泡する圧力となるように、可動型を固定型より離間(コアバック)させ、キャビティを広げてやる。これにより、溶融層において発泡剤が発泡する。その後、冷却工程を経て、型開きしてやることによって、内部側が多孔質状とされた樹脂成形品を取り出すことが可能となる。
特開平4−214311号公報
ところが、コアバック動作を行う際にスキン層は固化された状態にあるから、図11の(b)に示すように製品の端縁部分、すなわちスキン層100がコアバック動作方向に形成されるところにおいてはスキン層100が金型のコアバック動作に追随しない(伸びない)。そのため、図11の(c)に示すようにキャビティ140とスキン層110のコーナ部との間に隙間ができ、製品形状は異形となる。こうした部分が外部に露出すると見栄えが悪く、改善の余地があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、見栄えに優れる樹脂成形品を取り出すことが出来る発泡成形用金型を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、離接可能な一対の金型と、前記両金型の成形面間に形成されるキャビティ内に発泡性樹脂材を供給するための供給部とを備えてなるとともに、型締めされた状態にある金型のキャビティ内に前記供給部を介して、溶融状態の発泡性樹脂材を射出・充填し、その後、樹脂材の温度変化により当該樹脂材の表面に固化されたスキン層が形成されるのを待って、前記金型のうちいずれか一方側の金型に型開き方向への進退動作であるコアバック動作をとらせて対向する前記成形面間の距離を拡げることにより樹脂材に加わる圧力を前記発泡成分が発泡可能な圧力まで減圧させ、これにより、前記スキン層に覆われた溶融層の発泡成分を発泡させ樹脂成形品の内部に多孔質層を形成するようにした発泡成形用金型であって、前記型開き動作の際に可動側となる金型のうち型開き方向に交差し、樹脂成形品の意匠面を成形する表側成形面には、型開き方向に沿う他の成形面と交わるコーナ部にコアバック動作に伴う樹脂材の増厚分を見込んで、前記金型の型開き方向にキャビティが拡張されるキャビティ拡張部が設けられているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記キャビティ拡張部の壁面はコアバック方向に沿う前記他の成形面に向かって前記キャビティが拡張されるように傾斜しているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記キャビティ拡張部のコアバック動作方向に沿う方向に関する拡張代は前記金型のコアバック量のほぼ半分の長さであるところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
発泡成形は金型にコアバック動作をとらせることで樹脂材を増厚させるものであるが、コアバック方向に交差する成形面に形成されるスキン層はコアバック動作に追随して移動するものの、コアバック方向に沿う成形面に形成されるスキン層はコアバック動作に追随せず同位置に留まろうとする。そのため、両スキン層が交わるところでは拡張(コアバック後)されたキャビティとの間に隙間が出来て異形となる虞があるが、請求項1の発明によれば、金型には樹脂材の増厚分を見込だキャビティ拡張部が設けられているから、両スキン層が交差する部分であっても所望とする図面形状にほぼ合致する形状とすることが可能となる。また、このようなキャビティ拡張部を製品の意匠面を成形する表側成形面に設けておけば、製品の見栄えも優れる。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、キャビティ拡張部の壁面は傾斜しているから製品形状に凹凸が出来難く、仕上がりがよい。
<請求項3の発明>
キャビティ拡張部が設けられていない場合に、対向する一対の成形面の片側には、キャビティとの間にコアバック量の約半分の隙間が出来る。従って、拡張代をコアバック量のほぼ半分の長さとしておけば、コアバック動作が完了した後に、キャビティ拡張部に充填された樹脂材のスキン層と表側成形面に沿って形成されるスキン層の外面同士が合致して面一となる。
本発明の一実施形態を図1ないし図10を参照して説明する。
本実施形態は、発泡成形用金型を自動車のドアトリム20を成形するための金型30に適用したものである。
ドアトリム20は、板状をなす基板部21の全周に外向き(車外方向)の周壁25を設けてなる。この基板部21の下部であって、図1における左側には開口部28が設けられており、そこには、図2に示すように樹脂パネルPが装着されるようになっている。この樹脂パネルPはスピーカあるいはドアポケット等を装着するための取りつけ具である。
また、ドアトリム20の内部は多孔質状とされているが、これはドアトリム20の成形中に樹脂材を発泡させたものである。すなわち、ドアトリム20は発泡剤が混合された発泡性樹脂材(以下、単に樹脂材とする)からなり、成形時に樹脂材の表面にスキン層を形成させた後、後述するコアバック動作を金型にとらせてキャビティ空間を拡げる。これにより、樹脂材の溶融層がキャビティ45内で発泡して増厚される。このように少ない材料で板厚を厚く成形することでドアトリム20の軽量化を図りつつ剛性を確保するようにしている。尚、本実施形態においては、射出時においては板厚2mmの樹脂成形品を約1mm分膨らませて板厚3mmで取り出している。
次に、発泡成形用金型30について説明する。発泡成形用金型30は上型31と、この上型31に対面する下型51とを主体として構成されており、図3における上型31が固定型とされており、下型51が可動型とされている。これら両金型31、51は共にブロック状の鋼材を削り出すことで型面を形成している。下型51の上面は中央部分が窪んでおり、その奥面はドアトリム20の基板部21の外面(意匠面)21Aを成形するための表側成形面53とされている。この表側成形面53の端部寄りの位置(図3における左部)には上型31に向かって膨出する突部が形成されているが、そこは前記開口部28を形成するための開口形成部55である。尚、この開口形成部55の側面55Aが本発明における型開き方向に沿う他の成形面に相当するものである。
一方、横面は次述する上型31のガイド面37Aに対する当て面57となっている。この当て面57は下型51の型開き方向に沿った垂直面とされるとともに、その下部は成形面も兼ねており、ドアトリム20の周壁25の外周側を成形するようになっている。
上型31の下面であって、下型51の表側成形面53と対向する部分には成形突部32が設けられている。この成形突部32の横面37は金型の型開き方向に沿った垂直面とされ、更に段差が設けられている。横面37のうち上部側の面は下型51に対するガイド面37Aとなっており、このガイド面37Aに対して下型51の当て面57が進退可能に嵌め合わされるようになっている。下部側の面はドアトリム20の周壁部分を形成するための周壁成形面37Bとされている。
成形突部32の下面は下型51の表側成形面53に倣った水平面とされており、そこはドアトリム20の基板部21の内面21Bを成形するための裏側成形面33とされている。この裏側成形面33のうち下型51の開口形成部55と対向する位置には、同開口形成部55の先端部分を受け入れ可能とされた逃がし部35が凹み形成されている。
図4に示すように型締め状態においては、開口形成部55が逃がし部35内に進入するとともに、両金型31、51間にドアトリム20を成形するためのキャビティ45が形成されるようになっている。
また、上型31にはキャビティ45に連通する樹脂ゲート31Bが上下に貫通して形成されるとともに、そこにはノズル61を備えた射出装置(本発明の供給部に相当する)60が接続がされている。この射出装置60には加熱器(図示せず)が付設されており、樹脂材を加熱して溶融状態とした後、ノズル61を介してキャビティ45内に射出するようになっている。
ところで、コアバック方向に沿う成形面(例えば、開口形成部55の側面55A)に形成されるスキン層にあっては、コアバック動作の際に、下型51を介して伸張方向に力が作用する。しかし、スキン層は固化層であるから下型51の移動に伴って幾らかは伸張するものの、それはコアバック量に比べて短い。一方、コアバック方向に交差する成形面(例えば、表側成形面53)に形成されるスキン層にあっては下型51と共にコアバック動作方向に移動するから両成形面が交わるところ(図5のA部)では、拡張されたキャビティ45とスキン層との間に隙間が出来易い。このような隙間が出来ると成形品は異形となるため、係る異形防止を行うことを目的に下型51にキャビティ拡張部70を設けている。
より具体的に説明すると、図9に示すように表側成形面53のコーナ部には、同図において右側から左側に向かって下り勾配となる斜面71が設けられており、その終端は開口形成部55の側面55Aに達している。この傾斜した部分は裏側成形面33からの距離が他の表側成形面53に比べて長くなっており、キャビティ空間が下型51の型開き方向(図9のS方向)に関して拡張されている(キャビティ拡張部70)。
本実施形態においてキャビティ拡張部70の拡張代(図9に示すa寸法)は0.2mmから0.3mmとされている。このような寸法設定とするのは、キャビティ拡張部70が設けられていないと、図11に示すように、コアバック時にはキャビティ140と一方側のスキン層110との間並びに、キャビティ140ともう一方側のスキン層120との間には、ほぼ均等な隙間で出来る。一方、本実施形態ではコアバックストロークが1mmであるから、コアバック動作の際にスキン層100の伸びが全くないとすれば、キャビティ拡張部70の拡張代としてはコアバックストロークの半分、すなわち0.5mm見込んでおけばよい。しかし、コアバック動作の際にスキン層100自体が幾らかコアバック方向に伸びるため、この伸び量も見込んで拡張代をコアバックストロークの半分の長さよりやや短く設定してある。尚、図9に示す1点鎖線Lは、キャビティ拡張部70が設定されない場合の下型51の表側成形面53の輪郭を示す区画線Lである。
以上のことから、図10に示すようにコアバック時にスキン層81がコアバック動作に追随しなくても、それを見込んでキャビティ45が拡張されているから、コアバック完了後にはキャビティ拡張部70の斜面71に沿って形成されたスキン層82と、表側成形面53に沿って形成されたスキン層83がほぼ揃って面一となる(同図の(C)参照)。
一方、キャビティ拡張部70の幅(図9に示すb寸法)については、キャビティ拡張部70の斜面71の勾配がなだらかとなるように決めてある。というのも、勾配が急であると、それだけ斜面71に沿って形成されるスキン層82のコアバック時の移動角度(図9におけるθ)が大きくなるから、その部分に凹凸が出来易くなる。本実施形態ではb寸法を約3.5mmの幅寸法の設定としてあり、拡張代の10倍以上とっているが、それ以上であってもよい。
尚、コアバック動作の際に生ずる両スキン層81、82の交差部分におけるひずみの量(キャビティ45に対する隙間の大きさ)は樹脂材に含まれる発泡成分の含有率、スキン層の厚さ、樹脂材の材質等によって、その値が種々変動するものである。従って、キャビティ拡張部70の形状は実際に製品に使用される材料等によって成形試験等の評価を行って定めることが好ましい。
続いて、発泡成形用金型30を用いてドアトリム20を製造する工程について説明する。ドアトリム20の成形を行う場合には、まず、下型51を上型31側に向けて移動させ、型締め状態とする(図4参照)。その後、加熱器により加熱され溶融状態となった樹脂材を射出装置60を介してキャビティ45内に射出・充填させる(図5参照)。このときの樹脂材の射出量はキャビティ45内に充填された樹脂材の内圧が、発泡材が発泡可能な圧力の上限値より大きくなるように設定してある。そのため、この内圧が維持された状態では充填された樹脂材は発泡せず、同樹脂材は型温の温度差によって表面側から徐々に冷やされてゆく。これにより、充填された樹脂材の表面側には樹脂材が固化されてスキン層が形成される(図6参照)。一方、内部側は溶融状態のままとなる(溶融層)。
その後、下型51を型開き方向にコアバックさせキャビティ45を広げてやる(図7参照)。これによりキャビティ45内の圧力は、樹脂材が発泡する圧力まで減圧されるから、溶融層において発泡材が発泡する。そのため、広げられたキャビティ45内で樹脂材はその壁面(成形面)に倣って膨張する。
一方、この膨張の際に、コアバック方向に交差する成形面(表側成形面53)のうち、コアバック方向に沿う成形面(開口形成部55の側面55A)に近いコーナ部分においては、固化されたスキン層81によって溶融層の発泡が抑制されてしまい樹脂材がキャビティ45に沿って拡張されない。しかし、本実施形態によれば、こうした部分には樹脂材の増厚分を見込んだキャビティ拡張部70が形成されている。そのため、図10に示すようにコアバック完了後には、キャビティ拡張部70に形成されるスキン層82と表側成形面53に形成されるスキン層83とがほば面一となるから、樹脂材の表面は凹凸のない平らな形状となる。
その後、上記した発泡工程の完了に続いて、冷却工程を経て型開きしてやることによって、内部側が多孔質状とされた樹脂成形品(ドアトリム)を取り出すことが可能となる(図8参照)。
このように、本実施形態によれば、ドアトリム20の外面21Aは車内空間に露出される意匠面であるが、これを成形する下型51にはキャビティ拡張部70が形成されており、成形完了後においては、開口周縁部(図8のD部分)を含めたほぼ全体が平らな面となるから見栄えがよく、外観に優れる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本実施形態によれば、キャビティ拡張部70を表側成形面53のうちドアトリムの開口部28を成形する部位に設けたが、コアバック方向に沿う成形面とコアバック方向に交差する成形面とが交わるところであれば適用可能であり、また、製品形状についても特に制約はない。
(2)本実施形態によれば、キャビティ拡張部70を斜面71により形成したが、型開き方向にキャビティ45が拡張されるものであれば、弧状或いは階段状のものであってもよい。
本発明の一実施形態に係るドアトリムの斜視図 ドアトリムの断面図 両金型が開いた状態を表す断面図 金型が閉じた状態を表す断面図 発泡性樹脂材がキャビティ内に充填された状態を表す断面図 スキン層が形成された状態を表す断面図 コアバック動作を表す断面図 金型の型開き動作を表す断面図 キャビティ拡張部を表す拡大図 コアバック動作並びに樹脂材の発泡過程を表す断面図 従来例の断面図
符号の説明
31…上型(固定型)
33…裏側成形面
45…キャビティ
51…下型(可動型)
53…表側成形面
70…キャビティ拡張部
71…斜面

Claims (3)

  1. 離接可能な一対の金型と、前記両金型の成形面間に形成されるキャビティ内に発泡性樹脂材を供給するための供給部とを備えてなるとともに、型締めされた状態にある金型のキャビティ内に前記供給部を介して、溶融状態の発泡性樹脂材を射出・充填し、その後、樹脂材の温度変化により当該樹脂材の表面に固化されたスキン層が形成されるのを待って、前記金型のうちいずれか一方側の金型に型開き方向への進退動作であるコアバック動作をとらせて対向する前記成形面間の距離を拡げることにより樹脂材に加わる圧力を前記発泡成分が発泡可能な圧力まで減圧させ、これにより、前記スキン層に覆われた溶融層の発泡成分を発泡させ樹脂成形品の内部に多孔質層を形成するようにした発泡成形用金型であって、
    前記型開き動作の際に可動側となる金型のうち型開き方向に交差し、樹脂成形品の意匠面を成形する表側成形面には、型開き方向に沿う他の成形面と交わるコーナ部にコアバック動作に伴う樹脂材の増厚分を見込んで、前記金型の型開き方向にキャビティが拡張されるキャビティ拡張部が設けられていることを特徴とする発泡成形用金型。
  2. 前記キャビティ拡張部の壁面はコアバック方向に沿う前記他の成形面に向かって前記キャビティが拡張されるように傾斜していることを特徴とする請求項1記載の発泡成形用金型。
  3. 前記キャビティ拡張部のコアバック動作方向に沿う方向に関する拡張代は前記金型のコアバック量のほぼ半分の長さであることを特徴とする請求項1ないし請求項2記載の発泡成形用金型。
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