JP5810964B2 - 樹脂成形品の成形方法 - Google Patents

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Description

本発明は、リブを備えた樹脂成形品を射出成形する樹脂成形品の成形方法に関する。
近年、自動車等の車両から排出される二酸化炭素(CO)を削減するため、燃費の向上が求められており、車両軽量化が必須となっている。このような車両軽量化の一環として、これまでには自動車等の内装樹脂部品を薄肉化により軽量化する手法が提案されているが、製品を薄肉化すると剛性を確保することが難しくなる。
そこで、軽量化を図りつつ剛性を確保する方法として、射出発泡成形を適用することが知られている(特許文献1参照)。この射出発泡成形は、例えば1対の開閉可能な金型を適用し、これらの両金型を組立てた状態で、発泡剤を添加した溶融状態の樹脂材料を金型に射出し、その後に片側の金型を所定量開いて離反させた状態とすること(以下、「コアバック」という。)で発泡させる方法である。樹脂材料を発泡させることで樹脂成形品(発泡成形品)の肉厚が厚くなるので、樹脂成形品を薄肉化して軽量化する場合に比べて剛性を確保できる。
一方、樹脂材料に発泡剤を添加しないで射出成形する通常の射出成形では、樹脂成形品の剛性を確保するためにリブが設けられている。しかしながら、リブを設けると、樹脂成形品の基本肉厚やリブの根元幅の寸法によっては、樹脂の成形時における収縮によってリブ近傍にへこみ(ヒケ)が発生する課題がある。これに対し、上述の射出発泡成形では、コアバック動作によってリブ根元部も発泡するので、上述のヒケが発生しない利点がある。
特開2005−271499号公報
ところが、樹脂成形品が、底面部から立ち壁部が立設された箱型形状を有し、コアバックによる射出発泡成形時に、底面部がコアバック方向に対し垂直に位置し、立ち壁部がコアバック方向と平行に位置する場合には、この立ち壁部はコアバックによっても厚さが増加しないことになる。従って、この立ち壁部にリブが設けられているときには、リブの根元部でも樹脂材料が発泡し難いため、リブ近傍にヒケが発生してしまう不具合が生ずる(図6(B)のヒケ7参照)。
更に、射出発泡成形では、溶融状態の樹脂材料が金型のゲートからキャビティ内に射出された瞬間に圧力が開放され、樹脂材料が発泡を開始する。従って、金型内に射出された溶融状態の樹脂材料は発泡しながら金型内を流動するが、このとき、気泡の破裂によって起こる銀白色の条痕(スワールマーク)が樹脂成形品の表面に発生する。また、溶融状態の樹脂材料の流動過程において、樹脂材料がエアを巻き込むと樹脂成形品の表面に窪みが発生し外観不具合が生してしまう。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、樹脂成形品のリブ近傍にヒケの発生を防止できる樹脂成形品の成形方法を提供することにある。
本発明は、固定型とこの固定型に対して移動可能な可動型とから成る成形型を適用し、これらの両型を組立てて前記固定型と前記可動型との間にゲートと連通するキャビティを形成し、このキャビティに、前記ゲートから発泡剤を添加した樹脂材料を溶融状態で充填し、その後に前記可動型を前記固定型に対して所定量コアバックさせることで、少なくともコアバックによって厚さの増加が多い、コアバック方向に対し略垂直に位置する領域の垂直成形部と、コアバックによっても厚さの増加が少ない、コアバック方向と略平行に位置する領域の前記垂直成形部から略直角方向に立設された平行成形部と、この平行成形部の前記ゲートから所定距離離れた位置であって、前記平行成形部の壁面に沿って設けられた、コアバックによっても厚さの増加が少ないコアバック方向と略平行の補強用のリブと、を有する樹脂成形品を成形する樹脂成形品の成形方法において、前記キャビティに連通する前記ゲートと、前記平行成形部に沿って設けられた前記リブとの間の前記平行成形部における上流側部分の厚さを、前記リブから前記ゲートと反対方向に延びる前記平行成形部における下流側部分の厚さよりも薄くし、前記ゲートから前記キャビティ内に射出される溶融状態の前記樹脂材料について、前記厚さの薄い上流側部分の領域では射出圧力の急激な低下を抑えて発泡を抑制させ、前記リブから前記ゲートと反対方向に延びる厚さの厚い下流側部分の領域では射出圧力の減圧速度を大きくして発泡を促進させることを特徴とするものである。
本発明によれば、ゲートからキャビティ内に射出される溶融状態の樹脂材料について、樹脂成形品のゲートからリブまでの上流側部分に相当する領域では発泡を抑制させ、樹脂成形品のリブからゲートと反対方向に延びる下流側部分に相当する領域では発泡を促進させることから、リブ根元部で樹脂材料が発泡することで、樹脂成形品のリブ近傍にヒケの発生を防止できる。
本発明に係る樹脂成形品の成形方法における一実施形態が適用された発泡成形品の成形方法を説明する動作図。 図1の型締め工程の成形型を示す断面図。 図1の射出工程の成形型を示す断面図。 図1のコアバック工程及び冷却工程の成形型を示す断面図。 図1の発泡成形品を示す斜視図。 図5のVI矢視図であり、(A)は本実施形態の場合を、(B)は従来の場合をそれぞれ示す図。 図3の射出成型機の仕様を示す図表。 図5の発泡成形品の形状を、実施例と従来例とで比較して示す図表。 コアバック工程における成形条件を示す図表。 発泡成形品の外観及びヒケの発生状況を、実施例と従来例とで比較して示す図表。
以下、本発明を実施するための実施形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係る樹脂成形品の成形方法における一実施形態が適用された発泡成形品の成形方法を説明する動作図である。図2は、図1の型締め工程の成形型を示す断面図である。
図1(A)及び図2に示すように、本実施形態の成形型10は、射出成型機13から溶融状態の樹脂材料1が供給される固定型11と、この固定型11に対して移動可能に取り付けられた可動型12とを備えて構成される。
固定型11は、全体として凹形をなすブロック体として構成され、例えば中央位置に凹部11Aが設けられた形状に形成される。また、可動型12は、固定型11の凹部11Aに嵌合し得る凸形状の凸部12Aを有する断面凸形のブロック体として構成される。固定型11に対する可動型12の移動量は調整可能に構成されている。
固定型11と可動型12との接合位置、つまり固定型11の凹部11Aと可動型12の凸部12A間に、射出発泡成形用のキャビティ14が形成されている。また、可動型12には、キャビティ14に順次連続してゲート15、コールドランナ16が形成され、また固定型11には、コールドランナ16に連続するホットランナ17が形成されている。ホットランナ17に射出成形機13が連通して接続される。このホットランナ17におけるコールドランナ16との接続位置に、溶融状態の樹脂材料1の流動を制御するバルブピン(不図示)が設置されている。
射出成形機13は、例えばポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂材料に、炭化水素ナトリウムなどの化学発泡剤を添加して混合し、加熱して溶融状態とする。この発泡剤が添加された溶融状態の樹脂材料1が、射出成形機13からホットランナ17、コールドランナ16及びゲート15を順次経てキャビティ14内に射出され、このキャビティ14内に充填される。キャビティ14に充填された樹脂材料1は、発泡剤により後述の如く発泡成形されて、樹脂成形品としての発泡成形品2になる。
この発泡成形品2の発泡成形工程について、主に図1を用いて説明する。まず、固定型11及び可動型12を備えてなる成形型10を型締めする(図1(A)及び図2)。次に、この状態で、成形型10のキャビティ14内に射出成形機13から、発泡剤を含む樹脂材料1を射出して充填する(図1(B)及び図3)。その後、可動型12を固定型11に対し矢印α方向に所定量を離反(コアバック)させて、キャビティ14内の樹脂材料1を発泡剤により発泡させ、このコアバック完了後冷却させる(図1(C)及び図4)。冷却完了後に、可動型12を固定型11から更に離反させて(図1(D))、キャビティ14内で成形された発泡成形品2を取り出す(図1(E))。
ところで、上述のような射出発泡成形工程で成形された発泡成形品2は、図5に示すように、底面部3の周縁から立ち壁部4が立設された、四輪自動車のドアトリムボードやバックドアトリムに用いられる箱形形状の成形体である。そして、図2、図4及び図5に示すように、発泡成形品2の立ち壁部4に連続して成形型10のゲート15が設けられている。
また、図1(C)及び図4に示すように、発泡成形品2の立ち壁部4は、コアバックにおける可動型12の固定型11からの離反方向(矢印α)と平行して底面部3から立設されている。従って、この立ち壁部4は、コアバックによっても厚さの増加が少ない部分となるので、この立ち壁部4の剛性を確保するために、図5に示すように、立ち壁部4は、ゲート15から所定距離離れた位置にリブ5を備える。尚、図2〜図4の符号18は、立ち壁部4にリブ5を形成するために、キャビティ14の一部として可動型12に設けられたリブ用凹部である。
ところが、前述の如く、立ち壁部4がコアバックによる厚さの増加が少ない部分であるため、特にリブ5の根元部において樹脂材料1が発泡しにくく、この結果、図6(B)に示すように、同一厚さの従来の立ち壁部6ではリブ5の近傍にヒケ(へこみ)7が発生してしまう。本実施形態では、特に、このヒケ7の発生を防止するために、発泡成形品2の立ち壁部4は、図6(A)に示すように、ゲート15からリブ5までの上流側部分4A(リブ5を含まず)の厚さtAが、リブ5からゲート15と反対方向に延びる下流側部分4B(リブ5を含む部分)の厚さtBよりも薄く(tA<tB)設けられている。
このように、立ち壁部4における上流側部分4Aの厚さtAが下流側部分4Bの厚さtBよりも薄く設定されたことで、図1(B)及び図3の射出時に、キャビティ14内では立ち壁部4の上流側部分4A(図6(A))に相当する領域において、ゲート15周辺での圧力の急激な低下が抑制されるので、ゲート15からキャビティ14内に射出される溶融状態の樹脂材料1は、立ち壁部4の上流側部分4Aに相当する領域で発泡が抑制され、射出発泡成形に特有のスワールマークやアバタの発生が低減される。更に、図1(B)及び図3の射出時に、キャビティ14内では、立ち壁部4の下流側部分4Bに相当する領域において減圧速度が大きくなるので、キャビティ14内の溶融状態の樹脂材料1は、下流側部分4Bに相当する領域で発泡が促進され、特にリブ5の根元部で樹脂材料1の発泡が促進されて、立ち壁部4にはリブ5近傍にヒケ7(図6(B))の発生が防止される。
具体的には、発泡成形品2における立ち壁部4の上流側部分4Aの厚さtAと下流側部分4Bの厚さtBとの差は、0.5mm以上に設定されることが好ましい。また、立ち壁部4の上流側部分4Aの厚さtAは、リブ5の根元部の根元幅tC以上に設定される(tA≧tC)。更に、キャビティ14内の立ち壁部4の上流側部分4Aに相当する領域において樹脂材料1の発泡をより確実に抑制させるためには、立ち壁部4の上流側部分4Aの厚さtAは1.5mm以下であることが望ましい。
次に、本実施形態を適用した実施例について、従来技術を適用した従来例と比較して説明する。
実施例及び従来例では、樹脂材料は、共に、化学発泡剤が添加されたポリプロピレンであり、射出成形機についても、図7に示す仕様の同一機種が用いられる。
また、実施例と従来例の成形型は、成形される発泡成形品が図8に示す形状となるようなキャビティを有する成形型が用いられる。つまり、発泡成形品における立ち壁部の上流側部分の厚さtAは、実施例ではtA=1.2mm、従来例ではtA=2.0mmであり、立ち壁部の下流側部分の厚さtBは、実施例及び従来例ともtB=2.0mm、リブの根元幅tCは、実施例及び従来例ともtC=1.2mmである。
射出発泡成形工程においては、実施例及び従来例とも、図2に示す型締め完了後、図3に示すように、化学発泡剤が添加された樹脂材料を成形型のキャビティ内に射出して充填し、充填完了後に図9に示す条件でコアバックを実行し、冷却した後に発泡成形品を取り出した。尚、図9におけるコアバック遅延時間は、射出完了からコアバック開始までの待機時間であり、キャビティ内に射出された樹脂材料の表面にスキン層を形成してからコアバックを実行するために設定されたものである。
成形され取り出された発泡成形品の外観及びヒケの状況について図10に示す。従来例の発泡成形品には、図6(B)に示す立ち壁部6における特に上流側部分6A(ゲート15からリブ5までの部分)にスワールマークやアバタが数多く発生し、また、下流側部分6B(リブ5からゲート15と反対側へ延びる部分)におけるリブ5近傍にヒケ7が発生していた。これに対し、実施例の発泡成形品には、図6(A)に示す立ち壁部4の上流側部分4Aに発生するスワールマークやアバタが低減され、更に、立ち壁部4の下流側部分4Bにおけるリブ5近傍にヒケ7が発生していなかった。
以上のように構成されたことから、本実施形態によれば、次の効果を奏する。
成形型10のキャビティ14に、発泡剤を添加した樹脂材料1を溶融状態で充填して、底面部3から立ち壁部4が立設された発泡成形品2を成形する際に、キャビティ14に連通するゲート15が発泡成形品2の立ち壁部4に連続し、この立ち壁部4は、ゲート15から所定距離離れた位置にリブ5を備えると共に、ゲート15からリブ5までの上流側部分4Aの厚さtAが、リブ5からゲート15と反対側に延びる下流側部分4Bの厚さtBよりも薄く設けられている(tA<tB)。
従って、ゲート15からキャビティ14内に射出される溶融状態の樹脂材料1について、発泡成形品2の立ち壁部4の上流側部分4Aに相当する領域では発泡を抑制させ、立ち壁部4の下流側部分4Bに相当する領域では発泡を促進させることができる。この結果、リブ5の根元部で樹脂材料1が発泡することで、発泡成形品2の立ち壁部4におけるリブ5近傍にヒケ7の発生を防止できると共に、発泡成形品2の立ち壁部4における上流側部分4Aにスワールマークやアバタの発生を抑制できる。
以上実施形態について説明してきたが、本発明は、上述のような実施形態の具体的構成に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することができる。例えば、発泡剤が添加された樹脂材料を用いて、リブを備える樹脂成形品をコアバック工程無しで射出成形する場合(即ち、図1に示す成形方法においてコアバック工程を省略した場合)にも本発明を適用することができる。
1 樹脂材料
2 発泡成形品(樹脂成形品)
3 底面部
4 立ち壁部
4A 上流側部分
4B 下流側部分
5 リブ
10 成形型
11 固定型
12 可動型
14 キャビティ
15 ゲート
tA、tB 厚さ
tC リブの根元幅

Claims (5)

  1. 固定型とこの固定型に対して移動可能な可動型とから成る成形型を適用し、これらの両型を組立てて前記固定型と前記可動型との間にゲートと連通するキャビティを形成し、このキャビティに、前記ゲートから発泡剤を添加した樹脂材料を溶融状態で充填し、その後に前記可動型を前記固定型に対して所定量コアバックさせることで、
    少なくともコアバックによって厚さの増加が多い、コアバック方向に対し略垂直に位置する領域の垂直成形部と、コアバックによっても厚さの増加が少ない、コアバック方向と略平行に位置する領域の前記垂直成形部から略直角方向に立設された平行成形部と、この平行成形部の前記ゲートから所定距離離れた位置であって、前記平行成形部の壁面に沿って設けられた、コアバックによっても厚さの増加が少ないコアバック方向と略平行の補強用のリブと、
    を有する樹脂成形品を成形する樹脂成形品の成形方法において、
    前記キャビティに連通する前記ゲートと、前記平行成形部に沿って設けられた前記リブとの間の前記平行成形部における上流側部分の厚さを、前記リブから前記ゲートと反対方向に延びる前記平行成形部における下流側部分の厚さよりも薄くし、
    前記ゲートから前記キャビティ内に射出される溶融状態の前記樹脂材料について、前記厚さの薄い上流側部分の領域では射出圧力の急激な低下を抑えて発泡を抑制させ、前記リブから前記ゲートと反対方向に延びる厚さの厚い下流側部分の領域では射出圧力の減圧速度を大きくして発泡を促進させることを特徴とする樹脂成形品の成形方法。
  2. 前記樹脂成形品は、コアバック方向に対し垂直に位置する領域の前記垂直成形部は底面部であり、またコアバック方向と平行に位置する領域の前記垂直成形部の周縁から略直角方向に立設された前記平行成形部は立ち壁部とした箱形形状の樹脂成形品であることを特徴とする請求項1記載の樹脂成形品の成形方法。
  3. 前記キャビティ内で成形される前記樹脂成形品は、この樹脂成形品または前記立ち壁部の前記上流側部分の厚さが前記リブの根元幅以上に設定されたことを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂成形品の成形方法。
  4. 前記キャビティ内で成形される前記樹脂成形品は、この樹脂成形品または前記立ち壁部の前記上流側部分の厚さと前記下流側部分の厚さとの差が0.5mm以上に設定されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の樹脂成形品の成形方法。
  5. 前記キャビティ内で成形される前記樹脂成形品は、この樹脂成形品または前記立ち壁部の前記上流側部分の厚さが1.5mm以下に設定されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の樹脂成形品の成形方法。
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