JP2005282468A - エンジンのシリンダブロック構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンジンのシリンダブロック構造に関し、クランクシャフトの回転に伴うフリクションを低減できるようにしながら、シリンダブロックの剛性を向上させる。
【解決手段】 複数気筒をもつエンジンのシリンダブロック11と、シリンダブロック11とともにクランクシャフト3を支持するベアリングキャップ15と、ベアリングキャップ15を支持するビーム16と、ベアリングキャップ15とビーム16とをシリンダブロック11に共締めするキャップボルト18と、ビーム16をシリンダブロックのスカート部12に固定するビームボルト17と、ビーム16に設けられ、クランクシャフト3の回転軌跡9に沿う形状に膨出して形成されるバッフル部16bと、ベアリングキャップ15とバッフル部16bとを上下方向に接続する縦壁部16dとを備えるようにする。
【選択図】 図1


Description

本発明は、エンジンのシリンダブロック構造に関する。
一般に、エンジン(内燃機関)のシリンダブロックの下部のいわゆるスカート部には、クランクシャフトを収納するクランクケースが形成されている。
例えば、図8は従来技術のエンジン(ここでは、V型エンジン)のシリンダブロックをクラランクシャフトの軸線方向から見た模式的な構造図である。図8に示すように、シリンダブロック1のスカート部2の内部にクランクシャフト3が配置される。クランクシャフト3は、シリンダブロック1に形成された軸受部4にベアリング(軸受けメタル、図示略)を介して装備されるが、軸受部4の下方にはクランクシャフト3のベアリングを固定するベアリングキャップ5が装着される。なお、軸受部4は、エンジンの両端部のほか、中間部にも適宜配設され、各軸受部4にベアリングキャップ5が装着される。
このベアリングキャップ5をシリンダブロック1に固定するために、ベアリングキャップ5とは別体のビーム6が装着される。この別体ビーム6は、シリンダブロック1のスカート部2に、エンジンの幅方向(クランクシャフト3と直交する方向)に延びるように、各ベアリングキャップ5に対応して個々に配設される。ビーム6は、その両端部においてボルト7を通じてスカート部2に固定され、その中間部において長尺ボルト8を通じてベアリングキャップ5とともに軸受部4に固定される。
また、図示しないが、このようなシリンダブロック1のスカート部2の下方(ビーム6の下方)には、シリンダブロック1内等の潤滑に用いられて滴下するエンジンオイルを貯留するオイルパンがそなえられる。さらに、オイルパンの上方でビーム6の下方には、バッフルプレートが設けられている。
なお、このようなシリンダブロックのスカート部に関する技術として、例えば、特許文献1には、クランク軸の回転軌跡に沿う形状に形成され、補強用のリブが設けられたバッフルプレートを、シリンダブロックの下部に取り付けた構造が開示されている。
実公平6−27770号公報
しかしながら、図8に記載の構造では、ビーム6がシリンダブロック1内のクランクシャフト3のクランク部やカウンタウェイト部等の回転軌跡9を外れるように、ビーム6が回転軌跡9よりも下方に配設され、これに応じて、ベアリングキャップ5もクランクシャフトの軸線レベルから回転軌跡9よりも下方までにわたって高さ寸法(縦寸法)Hbcを大きく設定されている。同様に、シリンダブロック1のスカート部2の高さも大きくなっている。
したがって、シリンダブロック1自体の高さも大きくなり、シリンダブロック1の大型化及び重量増を招いている。シリンダブロック1の大型化は、シリンダブロック1の剛性低下を招くほか、特に、アルミダイキャストで製造する場合などには、製造が難しくなるという課題もある。もちろん、シリンダブロック1の厚みを増せば剛性低下を防げるが、それでは、シリンダブロック1の重量が一層増大してしまう。
さらに、図8に記載の構造では、クランクケース内の空間形状が角形等であるため、クランクシャフト3の回転に伴って生じる、エンジンオイルのミストを含んだ空気がスムーズに回転できず、クランクシャフト回転のフリクションとなってしまう。
なお、特許文献1の技術では、バッフルプレートが、シリンダブロックのみに取り付けられているため、シリンダブロックの剛性を十分に向上させることはできない。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、クランクシャフトの回転に伴うフリクションを低減できるようにしながら、シリンダブロックの剛性を向上させることができるようにした、エンジンのシリンダブロック構造を提供することを目的とする。
上記目標を達成するため、本発明のエンジンのシリンダブロック構造は、複数の気筒をもつエンジンのシリンダブロックと、前記シリンダブロックとともにクランクシャフトを支持するベアリングキャップと、前記シリンダブロックの下部に設けられ前記ベアリングキャップを支持する前記ベアリングキャップとは別体のベアリングキャップビームと、前記ベアリングキャップと前記ベアリングキャップビームとを前記シリンダブロックに共締めするキャップボルトと、前記ベアリングキャップビームを前記シリンダブロックのスカート部に固定するビームボルトと、前記ベアリングキャップビームに設けられ、各気筒における前記クランクシャフトの回転軌跡に沿う形状に前記ベアリングキャップビームのビーム本体から膨出して形成されるバッフル部と、前記ベアリングキャップと前記バッフル部とを上下方向に接続する縦壁部とを備えることを特徴としている(請求項1)。
前記縦壁部にはオイルバンのオイルだまりと連通する連通孔が形成されることが好ましい(請求項2)。
前記ベアリングキャップと前記ベアリングキャップビームとの間に、隣接する気筒と連通する連通部を設けられることが好ましい(請求項3)。
前記キャップボルトと前記ビームボルトは前記クランクシャフトと直交する方向に略一列に配置されることが好ましい(請求項4)。
本発明のエンジンのシリンダブロック構造(請求項1)によれば、ベアリングキャップビームと一体にバッフル部を形成したことにより、ベアリングキャップビームの剛性が向上し、シリンダブロックの剛性を向上させることができる。また、バッフル部がクランクシャフトの回転軌跡に沿った形状に形成されるため、クランクシャフトとともに回転する空気とオイルミストとがスムーズに回転でき、クランクシャフトの回転フリクションを低減することができる。
また、縦壁部にオイルバンのオイルだまりと連通する連通孔を形成することにより、クランクシャフトとともに回転する空気やオイルミストがオイルパンのオイルだまりへ抜けるため、クランクシャフト回転のフリクションを減少させることができる(請求項2)。
さらに、バッフル部を設けると、クランクケース内がバッフル部で囲まれて閉空間となって、ピストンの運動による変動した空気の逃げ場がなくなってしまい、クランクシャフトの回転のフリクションとなるが、ベアリングキャップとベアリングキャップビームとの間に、隣接する気筒と連通する連通部を設けることによって、ピストンの運動による変動した空気の逃げ場ができ、フリクションを減少させることができる。
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図7は本発明の一実施形態に係るエンジンのシリンダブロック構造を示すもので、これらの図に基づいて説明する。
図1は本実施形態にかかるエンジンのシリンダブロックをクランクシャフトの軸線方向から見た模式的な構造図である。図1に示すように、シリンダブロック11のスカート部12の内部には、軸受部14が設けられ、この軸受部14の軸孔11a(図2参照)にクランクシャフト3がベアリング(図示略)を介して装備される。軸受部14の下方にはクランクシャフト3のベアリングを固定するベアリングキャップ15が装着される。
なお、軸受部14は、エンジンの両端部(クランクシャフト3の軸方向両端部)のほか、中間部(クランクシャフト3の中間部)にも適宜配設され、各軸受部14にそれぞれベアリングキャップ15が装着される。このベアリングキャップ15をシリンダブロック11に固定するために、ベアリングキャップ15とは別体のビーム(ベアリングキャップビーム)16が装着される。
ところで、本構造の場合、ビーム16は、図1に示すように、軸端方向から見て、シリンダブロック11内のクランクシャフト3のクランク部やカウンタウェイト部といった偏心部材の回転軌跡9と重なる位置に配設されている。もちろん、各軸受部14とこれらにそれぞれ対応するビーム16のビーム部(ビーム本体)16aは、いずれも、回転軌跡9のように回転するクランクシャフト3の偏心部材の設けられた箇所とは異なる部位に位置するので、ビーム16のビーム部16aがクランクシャフト3の回転部分に干渉することはない。
つまり、図2(シリンダブロック11の要部を切り出して示す模式的な斜視図),図4(ビーム16の上面斜視図)及び図5(ビーム16の平面図,断面図)に示すように、ビーム16は、シリンダブロック1の両端部(クランクシャフト3の軸方向両端部)及び中間部(クランクシャフト3の中間部)にそれぞれ設けられた各軸受部14に対応して複数(ここでは4つ)設けられた上記のビーム部16aと、各ビーム部16a間を接続するとともにビーム部16aから下方に膨出して形成されたバッフル部(バッフルプレートに相当する部位)16bとをそなえている。
各バッフル部16bは、クランクシャフト3の回転によって下方のオイルパン20(図6,図7参照)内のエンジンオイル油面が変動しないようにするバッフルプレートとして機能するもので、略円弧形状の断面を有し回転軌跡9に対して一定のクリアランスを形成するようにように配設される。
なお、この各バッフル部16bと回転軌跡9とのクリアランスは、バッフル部16bによってクランクシャフト3の回転に伴って生じるエンジンオイルのミストを含んだ空気の流れを整流してこの流れを円滑にできるように設定することが好ましい。つまり、このクリアランスが大きすぎると、クランクシャフト3による空気流を整流することが困難になり、流れを円滑にすることができず、逆に、クリアランスが小さすぎると、却ってクランクシャフト3の回転時の抵抗になる。このため、これらを考慮してクリアランスを適切に設定することが望ましい。
ベアリングキャップ15は、図1,図3(シリンダブロック11の分解斜視図)及び図6(シリンダブロック11の横断面図),図7(シリンダブロック11の縦断面図)に示すように、その上端面をシリンダブロック11の軸受部14下面に当接させ、その下端面をビーム部16aの上面に当接させて取り付けられるが、上述のように、ビーム16はクランクシャフト3の軸線に接近した位置に配置されるので、ベアリングキャップ15の高さ方向の寸法Hbcはその分だけ小さくなっている。
なお、ビーム部16aの上面には窪み16cが形成され、ベアリングキャップ15取付時に各気筒のクランク室を相互に連通する連通部となる。さらに、ビーム部16aの上面からバッフル部16bにわたる縦壁部16dには連通孔16eが形成され、バッフル部16bにも連通孔16fが形成されている。連通孔16c,16eは、クランクケース内の軸受部14及びベアリングキャップ15等で仕切られた空間19の隣接するものどうし又はこの空間19と端部外方のオイルパン20内のオイル貯留空間(オイルだまり)21とを連通し、連通孔16fは空間19と下方のオイルパン20内のオイル貯留空間21とを連通する。
このようなビーム16は、各ビーム部16aの両端(エンジン幅方向両端)をビームボルト17によってシリンダブロック11に締結され固定されるが、これと同時に、各ベアリングキャップ15は、キャップボルト18によって、ビーム16とともにシリンダブロック11の軸受部14に共締めされ固定される。特に、キャップボルト18は、各ベアリングキャップ15の幅方向両端部にそれぞれ複数(ここでは2つずつ)が、クランクシャフトの軸線と直交する一直線上に並んで配置されている。
このように、各ベアリングキャップ15の締結に関し、幅方向両端部にそれぞれ複数のキャップボルト18を用いるのは、エンジン作動時に、クランクシャフト3の回転に伴って各ベアリングキャップ15には大きな負荷が加わるので、このような負荷に対して十分な剛性を確保するためのものである。
シリンダブロック11の幅方向寸法及びクランクシャフト3の軸支される部分の外径と、使用すべきボルト径とから、ビーム16をシリンダブロック11に取り付ける際にエンジン幅方向(クランクシャフト3の軸線と直角な左右方向)に並べて用いることのできるボルトの数は自ずと決まり、ここでは、左右それぞれ3本ずつ使用可能となっている。
そこで、上述のように、ビーム16の幅方向両端部にそれぞれ3本ずつのボルトを使用し、そのうち2本は、各ベアリングキャップ15とビーム16との共締めに用いているが、可能であれば、ビーム16の幅方向両端部にそれぞれ4本ずつのボルトを使用するなど、ボルトの本数は限定されない。4本ずつのボルトを使用する場合、そのうち2本又は3本を、各ベアリングキャップ15とビーム16との共締めに用いることができるが、上述のように、共締めに多くを用いるほうが好ましく、この場合、3本を共締めに用いることが好ましい。もちろん、左右それぞれ2本ずつしか使用可能でなければ共締めボルトは左右各1本になってしまう。
また、各ビーム部16aの両端それぞれにおいて、ビームボルト17を最外端として、ビームボルト17及びキャップボルト18,18が並んで配置されるが、これらは可能な限り接近するように配置されている。もちろん、各ボルト17,18,18の締結作業に支障がない範囲で、各ボルト17,18,18の頭部は接近している。これらのボルト17,18,18は互いに略等間隔に配設されているため、シリンダブロック11の剛性が効率よく向上する。
本発明の一実施形態にかかるエンジンのシリンダブロック構造は上述のように構成されており、ベアリングキャップ15とビーム16とをシリンダブロック11に共締めするキャップボルト18と、ビーム16をシリンダブロック11のスカート部12に固定するビームボルト17とが近接配置されているので、シリンダブロック11の剛性を向上させることができ、ベアリングキャップ15のクランク軸方向への倒れも抑制されやすくなる。
また、各ボルト17,18,18は、互いに隣接するものどうしの距離が略同一になるように設定されている(換言すると、ビームボルト17に最も近いキャップボルト18とそのビームボルト17との距離が、複数ずつ配置されたキャップボルト18,18の隣接する相互間の距離と略同一である)ので、シリンダブロック11の剛性が一層向上する。
さらに、ビーム16にバッフルプレート(バッフル部)16bが設けられるので、ビーム16の剛性が向上し、この結果、シリンダブロック11の剛性が一層向上する。特に、バッフル部16bはビーム部16aから下方に膨出して形成された断面が円弧状のプレートであるので、ビーム16の剛性を効率良く向上させることができる。
特に、ビーム16を、クランクシャフト3の回転軌跡9の下端よりもクランクシャフト3の軸線に接近した位置でベアリングキャップ15を下方から固定するように配置しているので、ベアリングキャップ15の高さ寸法Hbcを小さくでき、シリンダブロック11の小型化や軽量化を促進でき、シリンダブロック11の剛性向上の上でも有利となる。
また、バッフル部16bがクランクシャフト3の回転軌跡9に沿った形状に形成されるため、クランクシャフト3とともに回転する、エンジンオイルのオイルミストを含んだ空気がスムーズに回転でき、クランクシャフト3の回転フリクションを低減することができる。
また、縦壁部16dにオイルバン20のオイルだまり21と連通する連通孔16eを形成することにより、クランクシャフト3とともに回転する空気やオイルミストがオイルパン20のオイルだまり21へ抜け、これによっても、クランクシャフト3の回転フリクションを減少させることができる。同様に、バッフル部16bに形成された連通孔16fを通じても、クランクシャフト3とともに回転する空気やオイルミストがオイルパン20のオイルだまり21へ抜け、これによっても、クランクシャフト3の回転フリクションを減少させることができる。
さらに、バッフル部16bを設けると、クランクケース内がバッフル部16bで囲まれて閉空間となって、ピストンの運動による変動した空気の逃げ場がなくなってしまい、クランクシャフト3の回転のフリクションとなるが、ベアリングキャップ15とビーム16との間に、隣接する気筒と連通する連通部16cを設けているので、ピストンの運動による変動した空気の逃げ場ができ、フリクションを減少させることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態にかかるエンジンのシリンダブロックをクランクシャフトの軸線方向から見た模式的な構造図である。 本発明の一実施形態にかかるエンジンのシリンダブロックの要部を切り出して示す模式的な斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるエンジンのシリンダブロックを示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるビームを示す上面斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるビームを示す図であって、(a)はその平面図、(b)はその断面図[図5(a)のA−A矢視断面図]である。 本発明の一実施形態にかかるエンジンのシリンダブロックをより詳細に示す横断面図である。 本発明の一実施形態にかかるエンジンのシリンダブロックを示す縦断面図である。 従来技術にかかるエンジンのシリンダブロックをクランクシャフトの軸線方向から見た模式的な構造図である。
符号の説明
3 クランクシャフト
9 クランクシャフト3の回転軌跡
11 シリンダブロック
12 スカート部
14 シリンダブロック11の軸受部
15 ベアリングキャップ
16 ビーム(ベアリングキャップビーム)
16a ビーム16のビーム部(ビーム本体)
16b ビーム16のバッフル部(バッフルプレート)
16c 窪み(連通部)
16d 縦壁部
16e,16f 連通孔
17 ビームボルト
18 キャップボルト
20 オイルパン

Claims (4)

  1. 複数の気筒をもつエンジンのシリンダブロックと、
    前記シリンダブロックとともにクランクシャフトを支持するベアリングキャップと、
    前記シリンダブロックの下部に設けられ前記ベアリングキャップを支持する前記ベアリングキャップとは別体のベアリングキャップビームと、
    前記ベアリングキャップと前記ベアリングキャップビームとを前記シリンダブロックに共締めするキャップボルトと、
    前記ベアリングキャップビームを前記シリンダブロックのスカート部に固定するビームボルトと、
    前記ベアリングキャップビームに設けられ、各気筒における前記クランクシャフトの回転軌跡に沿う形状に前記ベアリングキャップビームのビーム本体から膨出して形成されるバッフル部と、
    前記ベアリングキャップと前記バッフル部とを上下方向に接続する縦壁部とを備える
    ことを特徴とする、エンジンのシリンダブロック構造。
  2. 前記縦壁部にはオイルバンのオイルだまりと連通する連通孔が形成される
    ことを特徴とする、請求項1記載のエンジンのシリンダブロック構造。
  3. 前記ベアリングキャップと前記ベアリングキャップビームとの間に、隣接する気筒と連通する連通部が設けられる
    ことを特徴とする、請求項1記載のエンジンのシリンダブロック構造。
  4. 前記キャップボルトと前記ビームボルトは前記クランクシャフトと直交する方向に略一列に配置されることを特徴とする、請求項1記載のエンジンのシリンダブロック構造。
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