JP4196931B2 - 内燃機関のクランクシャフト支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、シリンダブロックの下部に、クランクシャフトのジャーナル部を回転自在に支持する内燃機関のクランクシャフト支持構造に関する。
レシプロ式のエンジン(内燃機関)の多くは、シリンダボアを有するシリンダブロックの下部に、クランクシャフトを回転自在に組み込んで、シリンダボア内を往復動するピストンの動きを回転運動に変換させる構造が用いられている。
従来、こうしたエンジンのクランクシャフトを組み込む構造には、シリンダボアの両側から下側へ延びる一対のスカート部間に壁状のジャーナル受台を形成し、このジャーナル受台の下面に鞍形のベアリングキャップを組み合わせて、クランクシャフトのジャーナル部を回転自在に支持する構造が用いられている。
具体的には、通常、壁状のジャーナル受台は、クランクシャフトの軸心方向と交差する方向に延びる壁が用いられる。そして、クランクシャフトのジャーナル部は、このジャーナル受台の下面に、クランクシャフトのジャーナル部の片側(径方向)を収める半円形状の軸受部を形成し、同ジャーナル部を跨るようベアリングキャップをジャーナル受台の下面に設置することによって回転自在に支持させている。
ところで、レシプロエンジンは、種々の限界設計により製作される機械のため、同エンジンが最高出力付近やそれ以上の高回転数域でエンジンの運転が続けられると、ジャーナル受台にクラックが発生するおそれがある。これは、高回転数運転がもたらす慣性力により、ジャーナル受台に過大な荷重(加振力)に加わり、生じると考えられる。
このような場合、ジャーナル受台を補強するには、一般には例えば特許文献1で開示されているように軸受部を形成している軸受面の全体の幅寸法を大きくしたり、軸受部を含めジャーナル受部の全体の幅寸法を大きくしたりすることが考えられる。
特開平8−277747号公報
ところで、エンジンは、コンパクト性が求められているために、エンジンが大型になることは避けたい。
ところが、上記のような補強だと、クランクシャフトのジャーナル部は、幅広となる軸受部に合わせて幅広に変更することが求められる。これでは、クランクシャフトの全長が増加し、シリンダブロックの大型化をまねくので、エンジンが大型になってしまう。しかも、クランクシャフトの全長の増加を抑えるために、クランクシャフトのピン部の幅寸法を狭くして、軸受部の幅広分を吸収すると、今度はピン部に組み付くコンロッドの強度が不足するなどの問題をきたすおそれがある。
そこで、本発明の目的は、ジャーナル受台の軸受部を変更せずに、ベアリングキャップから加わる応力集中に対するジャーナル受の補強が行えるようにした内燃機関のクランクシャフト支持構造を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するために、シリンダブロックと、同シリンダブロックの下部に組み込まれるクランクシャフトとを有する。前記クランクシャフトのジャーナル部が、前記シリンダブロックの下部に形成され前記クランクシャフトの軸心と交差する方向に延びる壁状のジャーナル受台と、同ジャーナル受台の下面に形成され前記ジャーナル部の片側が収まる半円形状の軸受部と、同軸受部のジャーナル部を跨るように前記ジャーナル受台の下面に設置される鞍形のベアリングキャップとにより回転自在に支持される。前記ジャーナル受台の下面のうち、前記ベアリングキャップの前記軸受部を挟んだ両端に配置される端面の縁部と重なり合う地点を基準とする。前記ジャーナル受台の下面のうち、前記軸受部側から前記基準となる地点をこえた位置までの所定域の下面部分を、他の部分よりも太くした太部分とする。前記ベアリングキャップにおいて前記ジャーナル受台の下面に設置される設置面は、前記太部分に沿って形成されている。
同構造により、ジャーナル受台の軸受部の幅方向の寸法を変更せずに、エンジンの高回転数運転時、特に過大な応力が集中するとされるジャーナル受台の下面部分、すなわちベアリングキャップ端の角部と重なり合う下面部分の剛性強度が高められるとともに、ジャーナル受台の太部分に加わる負担を抑えることができる。
好ましくは、ベアリングキャップは、安定した強度が確保されるよう、外周縁部の全体を、大きくした設置面にならって太くしてあるのがよい。
また、上記目的に加え、最も効果的な補強が行えるよう、太部分は、クランクシャフトの軸心方向中央のジャーナル部を支えるジャーナル受台に形成する構成とした。
請求項に記載の発明は、上記目的に加え、簡単な構造で、ベアリングキャップ端の角部から加わる応力に耐える強度が確保されるよう、前記太部分は、前記ジャーナル受台の下面の両側の縁のうち、前記所定域の縁部分に、前記ジャーナル受台の側面に沿うリブを形成する構成を採用した。
請求項に記載の発明は、上記目的に加え、リブを用いて十分な強度が確保されるよう、リブには、シリンダブロックに形成されているシリンダボアの近くまで直線状に延びる構成を用いた。
請求項1に記載の発明によれば、ジャーナル受台のベアリングキャップが載る下面部分に太部分を形成するという技術により、軸受部の軸受面の幅寸法を大きくせずに、ベアリングキャップ端の角部から加わる応力集中に対する補強ができる。さらにベアリングキャップの設置面が増加する分、ベアリングキャップ端からジャーナル受台の太くなった下面部分に加わる面圧が低減される。そのため、ジャーナル受台の太部分に加わる負担が小さくてすみ、太部分による補強を向上させることができる。
それ故、クランクシャフトの全長を延長せずにジャーナル受台の強度を高めることができ、エンジンの高回転数域での耐久性が向上する。しかも、太部分は、ジャーナル受台の縁部に局部的に形成されるので、シリンダブロックの重量の増大もわずかですむ。
さらに上記効果に加え、内燃機関の高回転数域の運転時、最も応力的な負担が大きい(荷重:大)部位だけを補強することができ、内燃機関の高回転数域の運転時のクラック発生の防止に適した補強が合理的にできる。
請求項に記載の発明によれば、さらに上記効果に加え、リブをジャーナル受の下面の両側の縁に局所的に形成するといった簡単な構造で、ベアリングキャップ端の角部から加わる応力に対する補強ができる。
請求項に記載の発明によれば、さらに上記効果に加え、リブの特性を活かして、十分な補強ができる。
[一実施形態]
以下、本発明を図1〜図5に示す一実施形態にもとづいて説明する。
図1は、エンジン(内燃機関)、例えばレシプロ式の4気筒ガソリンエンジンのシリンダブロックを下側から見た下面図、図2は同シリンダブロックのベアリングキャップを取外した下面図、図3はその一部の斜視図、図4および図5はベアリングキャップを設置面から見た下面図をそれぞれ示している。
図1〜図3中1は、例えばアルミ合金製のシリンダブロック2の本体部、20は同本体部1の下部に組み込まれるクランクシャフト(図1中に二点鎖線で図示)、30は同クランクシャフト20を回転自在に支持するベアリングキャップを示す。
クランクシャフト20は、図1に示されるように例えば5つの直列に並ぶクランクジャーナル部21a〜21e(本願のジャーナル部に相当)間に、クランク部として、クランクピン部22が中間に介在された一対のバランスウェイト23を一体に形成して構成される。
またシリンダブロック2の本体部1は、図1〜図3に示されるように頭部側(図1,2において紙面奥行き側)に直列に所定の間隔で並んだ4つのシリンダボア3を有し、底部側(図1,2において紙面手前側)に該シリンダボア列の両側から下側へ延びる一対のスカート部4(図3中に一部だけ図示)を有して形成される。なお、シリンダボア3の周りには、シリンダボア3を囲むようウォータジャケット(図示しない)が形成してある。またスカート部4の末端となる下端部にはフランジ状の取付座5が形成してある。
シリンダボア列の最前部、シリンダボア間、最後部となるスカート部4,4間の各地点には、それぞれスカート部4間を遮るようにジャーナル受台6a〜6e(5つ)が一体に形成されている。ジャーナル受台6a〜6eは、いずれもシリンダボア列と交差する方向(クランクシャフト10の軸心と交差する方向に相当)に延びる壁部で形成されている。これらジャーナル受台6a〜6eのうち、最前部と最後部に配置されるジャーナル受台6a,6fは、本体部1の頭部から取付座5まで続いていて、シリンダブロック2の前後のパネルを形成している。このジャーナル受台6a,6eにより、シリンダブロック2の下側にクランクケース7(スカート部4、ジャーナル受台6a,6eで囲まれる構造部分)を形成している。また残るジャーナル受台6b〜6dは、図3に示されるようにシリンダボア3の下端部から取付座5まで続いている。
これらシリンダボア列に沿って並ぶジャーナル受台6a〜6eの下面中央(シリンダボア列の中心あるいはその近くの地点)には、それぞれ図3に示されるような半円形状の軸受部9が形成されている。9aはその軸受部9の円弧形の軸受面を示す。これら軸受部9にそれぞれクランクシャフト20のジャーナル部21a〜21eが収まり、各クランクピン部22をシリンダボア3下側に配置させている。
ベアリングキャップ30の本体部30aは、図3に示されるように鞍形をなしている。そして、凹んだ部分に半円形状の軸受面31を形成し、同軸受面31の両側に一対の設置面32を形成している。なお、33は、設置面32から反対側の側部へ貫通するボルト孔を示す。
このベアリングキャップ30が、それぞれ図3に示されるように各軸受部9に収まるクランクジャーナル部21a〜21eを跨ぐようジャーナル受台6a〜6eの下面に組み込まれる。この組み込みには、例えばベアリングキャップ30をジャーナル受台6a〜6eに嵌め込む構造が用いてある。同構造は、例えば図3に示されるようにジャーナル受台6a〜6fのうち、軸受部9の両側の上記ベアリングキャップ30が載る下面部分に、他の下面部分より凹陥した凹陥部10を形成する構造である。つまり、ベアリングキャップ30は、凹陥部10に嵌めて、同ベアリングキャップ30の設置面32を凹陥した下面部分に重ねた後、締結具、例えばボルト部材34を、ボルト孔33から、凹陥した下面部分に形成してあるねじ孔10bへねじ込むことにより、ベアリングキャップ30全体が各ジャーナル受台6a〜6fの下面に設置される。これで、各クランクジャーナル部21a〜21eが、ジャーナル受台6a〜6eと各ベアリングキャップ30とにより、回転自在に支えられるようにしてある。そして、図示はしないが、この支持されたクランクシャフト20の各クランクピン部22が、各シリンダボア3内の往復動可能に収まるピストン(図示しない)から延びるコンロッド(図示しない)に回転自在に支持され、ピストンの往復直線運動を回転運動に変換できるようにしている。
こうした4気筒のクランクシャフト支持構造において、ジャーナル受台6a〜6eの下面、特に高回転数運転時、慣性力により、最も過大な荷重(加振力)に加わりやすいジャーナル受台6c(4気筒エンジンでは3番目のジャーナル受台:クランクシャフト20の軸心方向中央のクランクジャーナル部21cを支えるもの)には、それに見合う補強が施されている。
この補強には、図2および図3に示されるようにジャーナル受台6cのうち、ベアリングキャップ30の前後端と重なり合う下面部分、すなわち軸受面31(軸受部9、クランクジャーナル部21c)を挟んだ最も前方、最も後方の端面30x,30yの縁部30zと重なり合う下面部分、本実施形態では凹む凹陥部10の境界部10aを含む周辺の下面部分の厚み寸法を他の下面部分よりも太くした太部分36を形成した技術が用いられる。具体的には、太部分36には、例えば図2,3に示されるようにジャーナル受台6cの下面の幅方向両側の縁のうち、境界部10aを基準として、境界部10aを跨るベアリングキャップ30の内側から外側までの所定長A(所定域)で、かつねじ孔10bの中心位置から外側となる縁部分に、それぞれジャーナル受台6cの側面に沿うリブ37(例えば角形断面)を形成した構造が用いられる。このリブ37で形成される太部分36により、特にエンジンの高回転数運転時において、応力が集中するとされる、ベアリングキャップ端の角部30bと重なり合う下面部分およびその周辺の剛性強度を高めている。なお、図2中、Bは太部分36の厚み寸法を示している。また各リブ37は、図3に示されるようにシリンダボア3の下端部近くまで直線状に延びていて、高い剛性強度をジャーナル受台6cにもたらしている。なお、リブ37の一部は、バランスウェイト23と干渉しないよう、切欠いてある。37aはその切欠いた部分を示している。
また図3および図4に示されるようにベアリングキャップ30の各両端の設置面32は、太部分36にならい、太部分36と同じ形状に変更させてある。つまり、各設置面32は、前後方向の各端部の幅寸法を大きくさせている。具体的には、設置面32は、外側部分が内側より広くなるT字状にしてある。また本体部30aの外周縁の全体も、この広くしたT字状の設置面32に沿って太く形成してある。38は、その太くなった本体部30aの外周縁部を示している。
一方、図2に示されるようにジャーナル受台6cと隣合うジャーナル受台6b,6d(4気筒エンジンでは2番目と4番目のジャーナル受台)の下面両側には、同様の地点に、上記ジャーナル受台6c(3番目)のリブ37の外形(長さA,幅B)より小さな外形をもつリブ47(太部分)が形成されている。このリブ47にて、一般的なエンジンの爆発行程によりシリンダブロック2へ伝わる荷重(加振力)に対する剛性を高めている。このリブ外形が、シリンダブロック2の中央のジャーナル受台6cから、両端側のジャーナル受台6a,6eへ向かいにしたがい、順に小さくなる構造により、シリンダブロック2の剛性強度をバランス良く補強させている。また図5に示されるようにこれらジャーナル受台6b,6dと組み合うベアリングキャップ30にも、先に述べたのと同様、設置面32を大きくする構造、外周縁部38,38を太くする構造が用いられている。
なお、図3中39は、ジャーナル受台6c(3番目)の軸受面9aの周りの側面部分に形成されたスラストベアリング用の凹部を示す。
このようにベアリングキャップ30の前後端の角部30bが載るジャーナル受台6cの下面部分だけを太く(太部分36)すると、軸受部9に影響を与えずに、ジャーナル受台6cの補強ができる。つまり、ジャーナル受台6cの軸受部9(軸受面9a)の幅寸法を大きくすることなく、ベアリングキャップ端の角部30bから加わる応力集中(荷重)に対する補強ができる。
したがって、クランクシャフト20の全長を延長せずにジャーナル受台6cの強度を高めることができ、エンジン高回転数域において安定した運転が期待できる。しかも、太くする部分は、局部的なので、シリンダブロック2の重量の増大もわずかである。特にジャーナル受台6cの下面部分に太部分36が形成されると、エンジンの高回転数域の運転時、最も応力的な負担が大きくなる部位だけが合理的に補強できる。このため、クラック発生(エンジンの高回転数域の運転時)の抑制に適した補強ができる。
しかも、両端を除く各ジャーナル受台6b〜6dが、外形が順に小さくなる太部分36で補強される構造を採用することによって、シリンダブロック2を各部に合わせてバランス良く補強できる。
そのうえ、太部分36には、ジャーナル受台6cの下面縁部にリブ37を形成する構造を採用したので、ベアリングキャップ端の角部30bから加わる荷重に対処しやすいリブ37の特性を活用して、ジャーナル受台6cを簡単な構造で補強できる。特に、シリンダボア3の下端部の近くまで連続して直線状に延びるリブ37は、リブ37の特性を活用して、十分な補強が期待できる。
またベアリングキャップ30には、リブ37で増加したジャーナル受台6cにならい設置面32を大きくした構造を用いたので、ベアリングキャップ端からジャーナル受台6cの太部分36(リブ37)に加わる面圧が低減され、太部分36による補強を助けることができる(ジャーナル受台の太部分に加わる負担が小さくてすむことによる)。特にベアリングキャップ30の外周縁部の全体を、太くした設置面部分にならって太くしてあると、ベアリングキャップ30において安定した強度が確保できる。
なお、本発明は上述した一実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施しても構わない。例えば一実施形態では、シリンダブロック中央(軸心方向中央)のジャーナル受台、その両側のジャーナル受台に太部分を形成したが、これに限らず、クランクシャフトの軸心方向中央のジャーナル部を支えるジャーナル受台だけに、太部分を設ける構造を採用してもよい。また一実施形態では、嵌め込み式のベアリングキャップを用いた例を挙げたが、嵌め込まずにジャーナル受台の下面に載せて設置するタイプのベアリングキャップを用いた構造でも構わない。また一実施形態では、4気筒エンジンのシリンダブロックを例に用いたが、これに限らず、その他の複数気筒のエンジンのシリンダブロックにも本発明を適用してもよい。むろん、ガソリンエンジン以外の他のレシプロエンジンでもよい。
本発明の一実施形態のクランクシャフト支持構造を示すシリンダブロックの下面図。 ジャーナル受台からベアリングキャップを外したときのシリンダブロックの下面図。 同中央に配置されているジャーナル受台からベアリングキャップを外したときを示す分解斜視図。 同中央のジャーナル受台に組み付くベアリングキャップの下面図。 同中央のジャーナル受台の隣りに配置されたジャーナル受に組み付くベアリングキャップの下面図。
符号の説明
2…シリンダブロック、3…シリンダボア、4…スカート部、6c…ジャーナル受台、9…軸受部、20…クランクシャフト、21a〜21e…クランクジャーナル部(ジャーナル部)、30…ベアリングキャップ、30b…角部、30x…端面、30z…縁部、31…軸受面、32…設置面、37…リブ(太部分)。

Claims (3)

  1. シリンダブロックと、同シリンダブロックの下部に組み込まれるクランクシャフトとを有し、
    前記クランクシャフトのジャーナル部が、前記シリンダブロックの下部に形成され前記クランクシャフトの軸心と交差する方向に延びる壁状のジャーナル受台と、同ジャーナル受台の下面に形成され前記ジャーナル部の片側が収まる半円形状の軸受部と、同軸受部のジャーナル部を跨るように前記ジャーナル受台の下面に設置される鞍形のベアリングキャップとにより回転自在に支持され、
    前記ジャーナル受台の下面のうち、前記ベアリングキャップの前記軸受部を挟んだ両端に配置される端面の縁部と重なり合う地点を基準とし、
    前記ジャーナル受台の下面のうち前記軸受部側から前記基準となる地点をこえた位置までの所定域の下面部分を、他の部分よりも太くした太部分とし、
    前記ベアリングキャップにおいて前記ジャーナル受台の下面に設置される設置面は、前記太部分に沿って形成されており、
    前記太部分は、前記クランクシャフトの軸心方向中央に配置されるジャーナル部を支えるジャーナル受台に形成されることを特徴とする内燃機関のクランクシャフト支持構造。
  2. 前記太部分は、前記ジャーナル受台の下面の両側の縁のうち、前記所定域の縁部分に、前記ジャーナル受台の側面に沿うリブを形成してなることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のクランクシャフト支持構造。
  3. 前記リブは、前記シリンダブロックに形成されているシリンダボアの近くまで直線状に延びていることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関のクランクシャフト支持構造。
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