JPH02264109A - 内燃機関のオイルパン - Google Patents

内燃機関のオイルパン

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JPH02264109A
JPH02264109A JP8156789A JP8156789A JPH02264109A JP H02264109 A JPH02264109 A JP H02264109A JP 8156789 A JP8156789 A JP 8156789A JP 8156789 A JP8156789 A JP 8156789A JP H02264109 A JPH02264109 A JP H02264109A
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JP
Japan
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oil
oil pan
pan
air
air reservoir
Prior art date
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Pending
Application number
JP8156789A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Hirai
平井 俊弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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Publication of JPH02264109A publication Critical patent/JPH02264109A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は内燃機関のオイルパンに関する。
〈従来の技術〉 従来シリンダブロックの下端面にはボルト等によりオイ
ルパンが当接され、該オイルパンに貯留したオイル中に
オイルポンプのオイル吸入口が浸漬されてオイルが各潤
滑部位に送られるが、シリンダブロックの振動を抑制す
る目的で、第3図2第4図に示すように、オイルパン4
1の両([IA 1442 。
43を繋ぐ複数の隔壁部材44を、図示しない各シリン
ダ中心線に合致するように配設しているものがある。こ
こで、これらの隔壁部材44の上端部は前記側壁42.
43を連結せしめるための丁字形断面になるように鍔部
45が設けられ、下部はオイル流通孔46が設けられて
いる(実公昭60−23489号公報等参照)。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、前記隔壁部材44は振動防止用の剛性強化の
みを目的として設けられ、隔壁部材44で仕切られた各
空間47a〜47e相互は前記オイル流通孔46を介し
て連通しているため、通常のオイルパンと同様車両の加
減速や全降板走行において車両が傾き、若しくは横置き
エンジンとした場合は旋回運転時の慣性により油面が傾
いた時に、前記各空間47a〜47eにおける各々の油
面に差異が生じ、オイル吸入口48が浸漬される空間の
油面が低下して該オイル吸入口48が液面上に出てしま
うことがある。その結果オイル吸入口48より空気を吸
入することとなり、図示しないオイルポンプがオイルを
吐出できなくなったりまた各潤滑部位で給油不足による
不具合を生じる惧れがある。
ところで、オイルパン41を深くして多量のオイルを貯
留して前記不具合を解消することも考えられるが、近年
は車体形状や内燃機関の小型化の要望等により機関本体
の大きさは制限を受けることが多くなり、オイルパン4
1を含めて機関本体の高さを低くする要求がある。
そこで、本発明はかかる従来の実情に鑑み、車両に慣性
力が掛かった場合も、オイル吸入口が浸漬されるオイル
の液面の低下が出来るだけ小さくなってオイルの吸入が
可能で、かつシリンダブロックの振動も抑制することが
できるようにした、内燃機関のオイルパンを提供するこ
とを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため、本発明は、シリンダブロックの下端面に当接
しオイル吸入口が浸漬される内燃機関のオイルパンにお
いて、略油面位置に開口端が設けられ、該開口端より上
方に開口されて上端が閉塞する空気溜室を周壁に設ける
構成とした。
〈作用〉 上記構成においては、油面が傾いたときに該油面の上方
に前記空気溜室が位置すると、空気溜室の開口端が油面
で塞がれて室内空気が密閉されるため開口端からのオイ
ルの侵入が抑えられ、オイルの揺れ幅を決定するオイル
の液面が、空気溜室を設けた周壁の分だけ狭くなること
になり、もってオイルの液面の低下を出来るだけ小さく
することができる。また、開口端より上方に開口されて
閉塞する前記空気溜室を周壁に形成することにより周壁
の断面係数が大きくなり、もってオイルパンの強度が増
加する。
〈実施例〉 以下に本発明の実施例を図に基づいて説明する。
第1図は本発明の第1実施例を示す。
内燃機関の機関本体1は、図示しないクランク軸を回転
自由に支持するシリンダブロック2と、該シリンダブロ
ック2の開放下面に当接されるオイルパン3とにより構
成され、例えば該クランク軸を車両の側面方向に向けて
(横置きに)搭載される。
ここでオイルパン3は、シリンダブロック2に直に当接
する例えばアルミ合金鋳造製の上部オイルパン3aと、
該上部オイルパン3aに当接する板金製下部オイルパン
3bとよりなっている。
」二部オイルパン3aは、前記クランク軸に沿って例え
ば車両左側面方向に浅底部4を形成し、前記浅底部4に
相対する周壁5に、下方に開口端6゜7を有し該開口端
6,7より上方に第1空気溜室8及び第2空気溜室9を
形成するリブ10.11が並設されている。また、下部
オイルパン3bは車両右側面方向に深底部20を形成す
るように図示しないボルト等により上部オイルパン3a
に当接されている。
そして、深度部20には図示しないパンフルプレートが
取付けられており、先端にオイルストレーナエ2を有す
るオイル吸入口13が該パンフルプレー1〜に設けられ
る切欠きに挿入され、オイルストレーナ12をオイル中
に浸漬することにより、潤滑部位に供給するオイルが図
示しないオイルポンプにより吸入される。
以上の構成によれば、例えば車両の左旋回により右方向
の慣性力がオイルパン3に作用した時にオイルの油面1
4が二点鎖線のように傾くと、第1空気溜室8及び該2
空気溜室9内のオイルの油面15、16も二点鎖線のご
とく傾くが、第1空気溜室8及び該2空気溜室9は上端
が閉塞しているので前記空気溜室8,9内の空気は圧縮
されることになり、開口端6,7よりオイルが侵入でき
ず、もってオイルの油面15.16はそれ程傾くことは
無い。
従って前記第1空気溜室8及び該2空気溜室9の下方に
存在するオイル19(図では斜線を付して図示しである
)は前記慣性力の影響を受けず、はとんど静止の状態と
なる。もって、定常状態において深底部20の全幅W、
だけ存在したオイル油面は、傾斜時にはそれより前記第
1空気溜室8及び該2空気溜室9の幅W2分だけ狭い幅
W3の油面となり、傾斜時の回転中心03は前記リブ1
0.11を設けない場合の油面17の回転中心0.より
浅底部4に近くなる。ここで、前記慣性力によるオイル
の油面14及び17の傾きは諮問−となると考えられる
ので、オイル吸入口13のオイルストレーナ12が存在
する点における油面の高さは、第1空気溜室8及び該2
空気溜室9を設けた場合の高さh3の方が設けない場合
の高さり、より高くなり、オイルストレーナ12が油面
がら空気中に出にくくなる。
もって、車両が左旋回してもオイル吸入口13より空気
を吸入することが無く、各潤滑部位に十分に給油するこ
とが可能となる。
また車両が右旋回する場合は、本実施例においてオイル
吸入口13のオイルストレーナ12が存在する点におけ
る油面の高さは、慣性力により高くなるので、オイル吸
入口13より空気を吸入することは無い。
更に、通常はオイルを深底部20の全幅W+ に渡って
貯留することが可能となるので、オイルを所定量貯留す
るとしてもオイルパン3をより低い高さに構成すること
ができ、また、油面とクランク軸との間に隙間を持たせ
ることが可能となるので、クランク軸に設けられるバラ
ンスウェイトがオイルを撥ね上げたり、掻き上げたりす
ることが無く、機関出力の低下やオイルがブローバイガ
スと共に流出することを防止できる。
また、第1空気溜室8及び該2空気溜室9をリブ10.
11により形成する構成としたので、周壁5の断面係数
が大きくなりもってオイルパン3の剛性が向上して、機
関から発生する騒音を低減させることもできる。
以上説明した実施例においては、内燃機関の機関本体1
が横置きに搭載される場合に付いて説明したが、縦置き
に搭載される場合について考察すると、車両が減速や降
板走行を行う際に前述した油面の傾きが発生するので、
本発明は内燃機関を縦置きに搭載したものについても効
果を奏することは明らかである。
第2図は本発明の第2実施例を示す。尚、本実施例にお
いては前記第1実施例と同一要素には同一符号を付して
説明を省略すると共に、第2図には例えばアルミ合金製
の上部オイルパン3aのみ示す。
本実施例においては、フランジ部21においてボルト等
により締結される図示しない下部オイルパンと共に深底
部20を形成する上部オイルパン3aの周壁23〜26
において、浅底部4に連なる周壁23以外の周壁24〜
26に、開口端6,7及び27を有し、機関本体に取り
付けた時に該開口端6,7.27より上方に第1空気溜
室8.第2空気溜室9及び第3空気室28を形成するリ
ブ10.11及び29が並設されている。
また本実施例においても、内燃機関の機関本体は例えば
車両左側面方向に浅底部4を形成して、横置きに車両に
搭載されるものとして説明する。
そして、先端にオイルストレーナ12を有するオイル吸
入口13が深底部20に浸漬され、オイルがオイルポン
プにより吸入されることも第1実施例と同様である。
以上の構成によれば、車両が左旋回をする場合は前記第
3空気溜室28内の空気が密閉されるため開口端27か
らのオイルの侵入が抑えられ、オイルの油面はそれ程傾
くことは無い。従って前記第1実施例と同様にオイル吸
入口13より空気を吸入することが無く、各潤滑部位に
十分に給油することが可能となる。
また車両が右旋回する場合も、前記第1実施例と同様に
、オイル吸入口13のオイルストレーナ12が存在する
点における油面の高さは、慣性力により高くなるので、
オイル吸入口13より空気を吸入することは無い。
更に本実施例の場合は、車両の前後方向にも第1空気溜
室8.第2空気溜室9が配設されるごとになるので、前
後方向の慣性力による油面の変化にも対応することがで
き、より油面の変化の抑制効果が高いものとなる。
従って本実施例においても、オイル吸入口13より空気
を吸入することが無く確実に潤滑部位にオイルを供給す
ることが可能となる。また、クランク軸の回転の影響を
受けることなくオイルパン3をより低い高さに構成する
ことができると共に、オイルパン3aの周壁24〜26
の断面係数が大きくなって、オイルパン3aしいてはオ
イルパン3の剛性が向上して、機関から発生する騒音を
低減させることもできる。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、オイル吸入口が浸
漬される内燃機関のオイルパンにおいて、略油面位置に
開口端が設けられ、該開口端より上方に開口されて上端
が閉塞する空気溜室を周壁に設けるようにしたので、オ
イルの液面の低下を出来るだけ小さくすることができ、
もって確実にオイルを供給することが可能となり、また
、前記空気溜室を周壁に形成することによりオイルパン
の強度が増加して、騒音の発生も低減できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す内燃機関のオイルパ
ンの側断面図、第2図は本発明の第2実施例を示すオイ
ルパンを構成する上部オイルパンの斜め見上図、第3図
及び第4図は従来のオイルパンを示す側断面図及び縦断
面図である。 2・・・シリンダブロック  3・・・オイルパン4・
・・浅底部  6,7・・・開口端  8・・・第1空
気溜室  9・・・第2空気溜室  13・・・オイル
吸入口20・・・深底部 特許出願人  日産自動車株式会社 代理人 弁理士 笹 島  冨二雄

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. シリンダブロックの下端面に当接しオイル吸入口が浸漬
    される内燃機関のオイルパンにおいて、略油面位置に開
    口端が設けられ、該開口端より上方に開口されて上端が
    閉塞する空気溜室を周壁に設けたことを特徴とする内燃
    機関のオイルパン。
JP8156789A 1989-04-03 1989-04-03 内燃機関のオイルパン Pending JPH02264109A (ja)

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JP8156789A JPH02264109A (ja) 1989-04-03 1989-04-03 内燃機関のオイルパン

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009059708A1 (de) 2008-12-26 2010-07-01 Daikyonishikawa Corp. Ölwanne
JP2010151103A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Daikyonishikawa Corp オイルパン
JP2010159733A (ja) * 2009-01-12 2010-07-22 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の潤滑装置
JP2013248599A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Fuji Heavy Ind Ltd オイルストレーナ

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