JP2000356166A - 内燃機関のベアリングキャップ取付構造 - Google Patents

内燃機関のベアリングキャップ取付構造

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JP2000356166A
JP2000356166A JP11166868A JP16686899A JP2000356166A JP 2000356166 A JP2000356166 A JP 2000356166A JP 11166868 A JP11166868 A JP 11166868A JP 16686899 A JP16686899 A JP 16686899A JP 2000356166 A JP2000356166 A JP 2000356166A
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JP
Japan
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bearing cap
oil pan
cylinder block
internal combustion
combustion engine
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JP11166868A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Ichikawa
弘之 市川
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames
    • F02F7/006Camshaft or pushrod housings
    • F02F2007/0063Head bolts; Arrangements of cylinder head bolts

Landscapes

  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 締結ボルトを緩めてもベアリングキャップが
脱落せず、車載状態での整備を可能とする。 【解決手段】 シリンダヘッド2及びシリンダブロック
1を貫通する締結ボルト3によってベアリングキャップ
7をシリンダブロック1に螺着し、上記シリンダブロッ
ク1側に、上記ベアリングキャップ7を下方から支持す
るベアリングキャップ支持部材15を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クランクシャフト
を支持するベアリングキャップをシリンダブロックに取
り付けるための内燃機関のベアリングキャップ取付構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、内燃機関の分野では、エンジンの
軽量化のためにシリンダブロックを従来の鋳鉄からアル
ミに変更する開発が行われている。
【0003】しかし、アルミは鋳鉄に比べて材料強度が
劣るため、シリンダブロックの構造を従来と同様にした
のでは強度的に問題が発生することがある。
【0004】そこで、アルミ製のシリンダブロックで
は、図3に示すような構造となっている。図示するよう
に、シリンダヘッド51を締め付ける締結ボルト52が
シリンダブロック53を貫通して、その下部のベアリン
グキャップ54まで延出している。この締結ボルト52
によってベアリングキャップ54を螺着して、シリンダ
ブロック53に、シリンダヘッド51と共に取り付ける
ようになっている。
【0005】上記構造によれば、エンジンの燃焼による
爆発力を直接受けるシリンダヘッド51とベアリングキ
ャップ54とにかかる力を、シリンダブロック53内を
貫通する締結ボルト52で支えることができ、アルミ製
のシリンダブロック53への負担を軽減することがで
き、その開発の可能性を引き上げている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の内燃
機関のベアリングキャップ取付構造では、シリンダヘッ
ド51を着脱する場合に、締結ボルト52を緩めるとク
ランクシャフト55とベアリングキャップ54とが同時
に脱落してしまうという問題があり、車載状態での整備
を困難なものとしていた。
【0007】そこで、本発明は、上記問題を解決すべく
案出されたものであり、その目的は、締結ボルトを緩め
てもベアリングキャップが脱落せず、車載状態での整備
を可能とする内燃機関のベアリングキャップ取付構造を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく、
本発明は、シリンダヘッド及びシリンダブロックを貫通
する締結ボルトによってベアリングキャップをシリンダ
ブロックに螺着し、上記シリンダブロック側に、上記ベ
アリングキャップを下方から支持するベアリングキャッ
プ支持部材を設けたものである。
【0009】上記構成によれば、シリンダヘッドを着脱
するために締結ボルトを緩めても、ベアリングキャップ
はベアリングキャップ支持部材によって下方から支持さ
れているので、脱落することなく、車載状態での整備が
可能となる。
【0010】そして、上記ベアリングキャップ支持部材
が、上記シリンダブロックの下部に取り付けられたオイ
ルパンの上部の開口部を横断するオイルパンブリッジか
らなるものが好ましい。
【0011】また、上記ベアリングキャップ支持部材と
ベアリングキャップとの間に緩衝部材を介在させたもの
が好ましい。
【0012】さらに、上記緩衝部材が、ベアリングキャ
ップ毎に設けられ、それら隣接する各緩衝部材同士が一
体的に連結されたものが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0014】まず、本発明の構成について説明する。
【0015】図1は本発明に係る内燃機関のベアリング
キャップ取付構造の好適な実施の形態を示した断面図、
図2は本発明に係るオイルパン及び緩衝部材を示した斜
視図である。
【0016】図1に示すように、シリンダブロック1
と、その上部に設けられたシリンダヘッド2とには、締
結ボルト3が貫通するための貫通穴4,5がそれぞれ縦
方向に同軸で形成されている。これら貫通穴4,5は、
一つのベアリングキャップ7に対してシリンダブロック
1の幅方向両側に二列形成されている。
【0017】シリンダブロック1の下部に設けられクラ
ンクシャフト6を支持するベアリングキャップ7には、
上記締結ボルト3と螺合するねじ穴8が上記貫通穴4,
5と同軸で形成されている。
【0018】そして、シリンダヘッド2の上方から締結
ボルト3が挿入されて、その下端部がベアリングキャッ
プ7のねじ穴8に螺合して、シリンダヘッド2、シリン
ダブロック1及びベアリングキャップ7を一体的に取り
付けるようになっている。
【0019】シリンダブロック1の下部には、オイルパ
ン9がボルト11によって固定されている。オイルパン
9の上部には、その開口部12を横断するように一方の
側壁と他方の側壁とに掛け渡されたオイルパンブリッジ
14が形成されている(図2参照)。オイルパンブリッ
ジ14は、複数のベアリングキャップ7の位置に対応し
て、その下部にそれぞれ形成されている。
【0020】このオイルパンブリッジ14は、ベアリン
グキャップ7を下方から支持するベアリングキャップ支
持部材15を構成している。このオイルパンブリッジ1
4は、図3に示した従来のオイルパン56のオイルパン
ブリッジ57に対して、ボス部21を追加したものとな
っている。ボス部21は、その上端がオイルパン9のシ
リンダブロック1との接触面と面一になっており、その
上端面でベアリングキャップ7を支持するようになって
いる。
【0021】そして、オイルパンブリッジ14とベアリ
ングキャップ7との間には、若干の隙間が設けられてお
り、その隙間には、ゴム或いはエストラマー樹脂等の弾
性材を材料とした緩衝部材16が設けられている。
【0022】オイルパンブリッジ14には、貫通穴4,
5及びねじ穴8と同軸で竪穴17が形成されており、他
方、上記緩衝部材16は、下側に突出する突起部18を
一体に有する。突起部18が竪穴17にきつく挿入され
て緩衝部材16の固定位置を決定するようになってい
る。
【0023】また、緩衝部材16は、クランク軸方向に
間隔を隔てたベアリングキャップ7毎に設けられてお
り、その方向に隣接する緩衝部材16同士は、連結アー
ム19によって一体的に連結されている(図2参照)。
連結アーム19は、緩衝部材16と同様の弾性材から構
成されており、各緩衝部材16と一体成形されている。
【0024】次に、本発明の作用について説明する。
【0025】上記内燃機関にあっては、締結ボルト3を
ベアリングキャップ7に螺合させて、シリンダヘッド
2、シリンダブロック1及びベアリングキャップ7を一
体的に取り付けたので、エンジンの燃焼による爆発力を
直接受けるシリンダヘッド2とベアリングキャップ7と
にかかる力を、シリンダブロック1内を貫通する締結ボ
ルト3で支えることができ、シリンダブロック1への負
担を軽減することができ、アルミでシリンダブロック1
を形成することが可能となり、エンジンの軽量化が達成
できる。
【0026】ベアリングキャップ支持部材15を設けた
ことによって、メンテナンス時等に、シリンダヘッド2
を着脱するために締結ボルト3を緩めた場合でも、ベア
リングキャップ7は、緩衝部材16を介してベアリング
キャップ支持部材15によって下方から支持されている
ので、脱落することはなくそのままの状態で保持され、
車載状態での整備が容易に可能となる。
【0027】このとき、ベアリングキャップ7は、緩衝
部材16の圧縮力によって緩衝部材16とシリンダブロ
ック1との間に挟まれており、倒れることがなく、位置
ずれを起こさない。よって、ねじ穴8の位置もずれない
ので、メンテナンス終了時にシリンダヘッド2を再度シ
リンダブロック1に取り付ける際には、締結ボルト3が
ねじ穴8に適宜挿入されるので、その取付けが容易であ
る。
【0028】また、エンジンの燃焼時には、その燃焼に
よる爆発力がベアリングキャップ7に伝わって、ベアリ
ングキャップ7は上下に振動するが、ベアリングキャッ
プ7とオイルパンブリッジ14との間に緩衝部材16を
介在させたことによって、その振動は緩衝部材16に吸
収される。よって、オイルパン9に伝わる振動は低減さ
れ、オイルパン9からの騒音量を低下することができ
る。
【0029】さらに、ベアリングキャップ支持部材15
は、オイルパンブリッジ14の上端にボス部21を一体
に形成しただけであり、従来のオイルパン56に比べて
若干の変更で済むので、その製造が容易であり、コスト
の上昇も極めて少ない。
【0030】また、隣接する緩衝部材16が一体的に連
結されているので、一体同時成形が可能となり、その製
造が安価となる。さらに、内燃機関の製造組立時には、
緩衝部材16の突起部18を竪穴17に挿入することに
よって、緩衝部材18をオイルパンブリッジ14に固定
できるので、組立作業が容易となる。
【0031】なお、上記実施の形態においては、オイル
パンブリッジ14に竪穴17を形成し、その竪穴17に
緩衝部材16の突起部18を挿入するようにしたが、ベ
アリングキャップ7側に竪穴を形成すると共に、緩衝部
材16の上側に突起部を形成して、その突起部をベアリ
ングキャップ7の竪穴に挿入するようにしてもよい。
【0032】また、上記実施の形態においては、ベアリ
ングキャップ支持部材15はオイルパンブリッジ14か
らなっているが、これに限られるものではない。例え
ば、シリンダブロック1とオイルパン9との間に別体で
設けられるクランクケースや、或いはシリンダブロック
1とオイルパン9との間に設けられるバッフルプレート
等、シリンダブロック1側に固定される部材に設けられ
るものであればよい。
【0033】さらに、ベアリングキャップ支持部材15
の振動吸収部も、上記緩衝部材16に限られるものでは
ない。例えば、緩衝部材16同士を一体的に連結する連
結アーム19をなくしてもよいし、ベアリングキャップ
支持部材15とシリンダブロック1側との接続部分に設
けてもよいし、また、ベアリングキャップ支持部材15
自体を弾性材で形成してもよい。或いは、オイルパンブ
リッジ14に弾性材をコーティングしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、締結ボル
トを緩めてもベアリングキャップが脱落せず、車載状態
での整備を可能とすることができると共に、オイルパン
の振動による騒音量を低下させるという優れた効果を発
揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内燃機関のベアリングキャップ取
付構造の好適な実施の形態を示した断面図である。
【図2】本発明に係るオイルパン及び緩衝部材を示した
斜視図である。
【図3】従来の内燃機関のベアリングキャップ取付構造
を示した断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック 2 シリンダヘッド 3 締結ボルト 7 ベアリングキャップ 9 オイルパン 14 オイルパンブリッジ 15 ベアリングキャップ支持部材 16 緩衝部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッド及びシリンダブロックを
    貫通する締結ボルトによってベアリングキャップをシリ
    ンダブロックに螺着し、上記シリンダブロック側に、上
    記ベアリングキャップを下方から支持するベアリングキ
    ャップ支持部材を設けたことを特徴とする内燃機関のベ
    アリングキャップ取付構造。
  2. 【請求項2】 上記ベアリングキャップ支持部材が、上
    記シリンダブロックの下部に取り付けられたオイルパン
    の上部の開口部を横断するオイルパンブリッジからなる
    請求項1記載の内燃機関のベアリングキャップ取付構
    造。
  3. 【請求項3】 上記ベアリングキャップ支持部材とベア
    リングキャップとの間に緩衝部材を介在させた請求項1
    又は2いずれかに記載の内燃機関のベアリングキャップ
    取付構造。
  4. 【請求項4】 上記緩衝部材が、ベアリングキャップ毎
    に設けられ、それら隣接する各緩衝部材同士が一体的に
    連結された請求項1から3いずれかに記載の内燃機関の
    ベアリングキャップ取付構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006007421A1 (de) * 2006-02-17 2007-08-30 Deutz Ag Ölwannenträgerrahmen
DE102005013841B4 (de) * 2004-03-30 2015-02-12 Mitsubishi Jidosha Kogyo K.K. Zylinderblockaufbau für einen Motor
CN118423194A (zh) * 2024-05-28 2024-08-02 济南格蓝压缩机有限公司 一种燃气发动机用气缸盖

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005013841B4 (de) * 2004-03-30 2015-02-12 Mitsubishi Jidosha Kogyo K.K. Zylinderblockaufbau für einen Motor
DE102006007421A1 (de) * 2006-02-17 2007-08-30 Deutz Ag Ölwannenträgerrahmen
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