JPH08502Y2 - エンジンのヘッドカバーの防音装置 - Google Patents

エンジンのヘッドカバーの防音装置

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JPH08502Y2
JPH08502Y2 JP1989125975U JP12597589U JPH08502Y2 JP H08502 Y2 JPH08502 Y2 JP H08502Y2 JP 1989125975 U JP1989125975 U JP 1989125975U JP 12597589 U JP12597589 U JP 12597589U JP H08502 Y2 JPH08502 Y2 JP H08502Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、エンジンのヘッドカバーの防音装置に関す
る。
[基本構造] 本考案の前提となるエンジンのヘッドカバーの防音装
置の基本構造は、次のようになっている。
例えば第1図、第2図または第3図に示すように、エ
ンジン1のシリンダヘッド2の上側にヘッドカバー3、
防音手段4及び防音カバー5を下から順に3層状に設
け、シリンダヘッド2とシリンダとの少なくとも一方に
ヘッドカバー取付用ネジ穴7をあけ、ヘッドカバー3の
上壁8にネジ固定手段9の挿通孔10をヘッドカバー取付
用ネジ穴7と同心状にあけ、ネジ固定手段9を構成する
ヘッドカバー取付ボルト11の脚ネジ部12をヘッドカバー
取付用ネジ穴7に嵌合固定し、ヘッドカバー取付ボルト
11の頭ネジ部13にヘッドカバー取付ナット14をネジ嵌合
させて、ヘッドカバー取付ナット14でヘッドカバー3を
シリンダヘッド2側へ押圧固定するように構成したもの
である。
[従来の技術] 上記基本構造において、防音手段4の具体的形態及び
防音カバー5の固定手段として、従来では実公昭56-775
3号公報に開示されたものがある。
これは、第3図に示すように、防音手段4として空気
層21をヘッドカバー3と防音カバー5との間に形成し、
ヘッドカバー取付ナット14をヘッドカバー5の上壁16に
形成したナット挿入孔22内でヘッドカバー3の上側から
ヘッドカバー取付ボルト11の頭ネジ部13にねじ嵌合させ
て、ヘッドカバー取付ナット14の推力で防音カバー5を
シリンダヘッド2に押圧するように構成し、かつヘッド
カバー3の上壁8と防音カバー5の上壁16とにわたって
防音カバー固定手段23を設けたものである。
[考案が解決しようとする課題] このため、上記従来技術では、次の問題〜があ
る。
空気層21では防音機能が不十分なので、防音性能が
低い。
ヘッドカバー3を固定するためのヘッドカバー取付
ボルト11とヘッドカバー取付ナット14の他、防音カバー
5を固定するために別に防音カバー固定手段23を必要と
するので、構造が複雑である。
ヘッドカバー3内及び防音カバー5内をメンテナン
スする場合には、ヘッドカバー3着脱のためにをヘッド
カバー取付ボルト11とヘッドカバー取付ナット14との嵌
脱操作を必要とする他、防音カバー5着脱のために防音
カバー固定手段23の係脱操作を必要とするので、作業が
繁雑である。
本考案は、防音性能を向上させること、ヘッドカバー
及び防音カバーの固定手段の構造を簡略化すること、ヘ
ッドカバー及び防音カバーの着脱を簡易化させること、
をその課題とする。
また、本考案は、防音材によるヘッドカバーの被覆面
積を広く確保できるようにして防音性能を更に高めるこ
と、防音カバーの加工コストを低減すること、デザイン
性を加味すること、をもその課題としている。
[課題を解決するための手段] 本考案は、例えば第1図及び第2図に示すように、エ
ンジン1のシリンダヘッド2の上側にヘッドカバー3、
防音手段4及び防音カバー5を下から順に3層状に設
け、シリンダヘッド2とシリンダとの少なくとも一方に
ヘッドカバー取付用ネジ穴7をあけ、ヘッドカバー3の
上壁8にネジ固定手段9の挿通孔10をヘッドカバー取付
用ネジ穴7と同心状にあけ、ネジ固定手段9を構成する
ヘッドカバー取付ボルト11の脚ネジ部12をヘッドカバー
取付用ネジ穴7に嵌合固定し、ヘッドカバー取付ボルト
11の頭ネジ部13にヘッドカバー取付ナット14をネジ嵌合
させて、ヘッドカバー取付ナット14でヘッドカバー3を
シリンダヘッド2側へ押圧固定するように構成したエン
ジンのヘッドカバーの防音装置において、 前記防音手段4として弾性変形可能な防音材15をヘッ
ドカバー3と防音カバー5との間に充填し、防音カバー
5の上壁16にネジ固定手段9の貫通孔17をネジ固定手段
9の挿通孔(10)及びヘッドカバー取付用ネジ孔(7)
と同心状にあけ、ヘッドカバー取付ナット14を防音カバ
ー5の上側からヘッドカバー取付ボルト11の頭ネジ部13
にねじ嵌合させて、ヘッドカバー取付ナット14の推力で
防音カバー5、弾性変形可能な防音材15及びヘッドカバ
ー3をシリンダヘッド2側へ押圧するように構成し、前
記防音材15の下端縁18を、ヘッドカバー3の下端縁19よ
りも高い位置で、防音カバー5の下端縁20よりも低い位
置に位置させたことを特徴としている。
[効果] 本考案は、まず次の効果〜を奏する。
防音材は空気層に比べて防音機能が高いので、ヘッ
ドカバーと防音カバーとの間に防音材を充填した分、防
音性能を向上できる。
ヘッドカバーを固定するためのヘッドカバー取付ボ
ルトとヘッドカバー取付ナットでヘッドカバー及び防音
カバーの固定手段を兼用できるので、構造が簡易化す
る。
ヘッドカバー内及び防音カバー内をメンテナンスす
る場合には、ヘッドカバー及び防音カバーの着脱のため
にヘッドカバー取付ボルトとヘッドカバー取付ナットの
嵌脱操作を行うだけで済むので、作業が簡単である。
更には、本考案では、防音材の下端縁を、ヘッドカバ
ーの下端縁よりも高い位置で、防音カバーの下端縁より
も低い位置に位置させてあるので、以下の効果〜を
奏する。
防音材によるヘッドカバーの被覆面積を広く確保で
きるので、この点において、防音性能を一層向上でき
る。
防音カバーの絞りを浅くできるので、絞り加工コス
トを低減でき、ひいてはエンジンのコストダウンに寄与
できる。
防音カバーの下端縁とヘッドカバーの下端縁との間
に防音材の下端縁によるアクセントラインが形成される
ので、デザイン性をも加味できる。
[実施例] 本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例に係るエンジンのヘッドカ
バーの防音装置の縦断面側面図、第2図は他の実施例に
係る防音装置を説明する図で、第2図(A)はヘッドカ
バー取付ボルトとヘッドカバー取付ナットとの嵌合部分
の縦断面側面図、第2図(B)は防音装置の縦断面側面
図である。
第1図において符号1はエンジンを示している。
このエンジン1は、オーバーヘッドバルブ方式のエン
ジンであり、プッシュロッド24を介してロッカアーム25
を揺動させて吸排気バルブ(図外)を開閉できるように
なっている。
また、このエンジン1は、防音装置を備えており、防
音材15によりシリンダヘツド2からの騒音の漏出を防止
できるようになっている。
このエンジン1は、シリンダヘツド2上に3個のロッ
カアームブラケット26を立設し、これらに一連にロッカ
アーム軸27を横架し、各ロッカアームブラケット26の両
側にロッカアーム25をロッカアーム軸27に枢支させた状
態で配設し、それらを上方からヘッドカバー3で覆い、
ヘッドカバー3を構成要素として防音装置を形成して構
成してある。
防音装置は、シリンダヘッド2の上側にヘッドカバー
3、防音手段4及び防音カバー5を下から順に3層状に
設けて構成してある。
シリンダヘッド2にはヘッドカバー取付用ネジ穴7を
あけ、ヘッドカバー3の上壁8にはネジ固定手段9の挿
通孔10をヘッドカバー取付用ネジ穴7と同心状にあけて
ある。
ネジ固定手段9はヘッドカバー取付ボルト11で構成
し、そのの脚ネジ部12をヘッドカバー取付用ネジ穴7に
嵌合固定し、ヘッドカバー取付ボルト11の頭ネジ部13に
ヘッドカバー取付ナット14をネジ嵌合させて、ヘッドカ
バー取付ナット14でヘッドカバー3をシリンダヘッド2
側へ押圧固定するように構成してある。
ヘッドカバー取付ナット14の先端部とヘッドカバー3
の上壁8との間には、銅製のパッキン28を介在させるこ
とにより、ヘッドカバー取付ナット14の緩みを防止でき
るようにしてある。
ヘッドカバー取付ボルト11は、ロッカアームブラケッ
ト26に挿通させ、その中途部に螺着させたブラケット取
付ナット31でロッカアームブラケット26を固定できるよ
うにしてある。
尚、ネジ固定手段9は、シリンダヘッド2をシリンダ
に固定するヘッドボルトで構成してもよい。
前記防音手段4としては、弾性変形可能な防音材15を
ヘッドカバー3と防音カバー5との間に充填することに
より、空気層に比べて防音機能の高い防音材15で防音性
能を向上できるようにしてある。
防音材15には、ポリエチレン−ポリプロピレン共重合
体を発泡させたものを用いている。
防音カバー5の上壁16には、ネジ固定手段9の貫通孔
17をネジ固定手段9の挿通孔10及びヘッドカバー取付用
ネジ孔7と同心状にあけ、ヘッドカバー取付ナット14を
防音カバー5の上側からヘッドカバー取付ボルト11の頭
ネジ部13にねじ嵌合させてある。
ヘッドカバー取付ナット14の基端部に形成したフラン
ジ部29とヘッドカバー3の上壁8との間には、硬質ゴム
製の筒状のパッキン30を介在させ、このパッキン30の周
側部に防音カバー5の貫通孔17の周縁部を侵入させるこ
とにより、ヘッドカバー取付ナット14の推力で防音カバ
ー5、弾性変形可能な防音材15及びヘッドカバー3をシ
リンダヘッド2側へ押圧するように構成してある。
このため、ヘッドカバー3を固定するヘッドカバー取
付ボルト11とヘッドカバー取付ナット14でヘッドカバー
3及び防音カバー5の固定手段を兼用できるとともに、
ヘッドカバー3内及び防音カバー5内をメンテナンスす
る場合には、ヘッドカバー3及び防音カバー5の着脱の
ためにヘッドカバー取付ボルト11とヘッドカバー取付ナ
ット14の嵌脱操作を行うだけで済む。
第2図(A)・(B)に示す他の実施例では、防音材
15を薄手に形成し、ヘッドカバー取付ナット14は防音材
15の厚さに対応させて短く形成してある。
この実施例では、第2図(B)に示すように、防音材
15の下端縁18を、ヘッドカバー3の下端縁19よりも高い
位置で、防音カバー5の下端縁20よりも低い位置に位置
させることにより、防音材15によるヘッドカバー3の被
覆面積を広く確保できるようにし、また防音カバー5の
絞りを浅くできるようにし、更に防音カバー5の下端縁
20とヘッドカバー3の下端縁19との間に防音材15の下端
縁18によるアクセントラインが形成できるようにしてあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るエンジンのヘッドカバ
ーの防音装置の縦断面側面図、第2図は他の実施例に係
る防音装置を説明する図で、第2図(A)はヘッドカバ
ー取付ボルトとヘッドカバー取付ナットとの嵌合部分の
縦断面側面図、第2図(B)は防音装置の縦断面側面図
であり、第3図は従来技術に係る防音装置の一部縦断面
側面図である。 1……エンジン、2……シリンダヘッド、3……ヘッド
カバー、4……防音手段、5……防音カバー、6……シ
リンダ、7……ヘッドカバー取付用ネジ穴、8……3の
上壁、9……ネジ固定手段、10……9の挿通孔、11……
ヘッドカバー取付ボルト、12……11の脚ネジ部、13……
11の頭ネジ部、14……ヘッドカバー取付ナット、15……
防音材、16……5の上壁、17……貫通孔、18……15の下
縁部、19……3の下縁部、20……5の下縁部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン1のシリンダヘッド2の上側にヘ
    ッドカバー3、防音手段4及び防音カバー5を下から順
    に3層状に設け、 シリンダヘッド2とシリンダとの少なくとも一方にヘッ
    ドカバー取付用ネジ穴7をあけ、ヘッドカバー3の上壁
    8にネジ固定手段9の挿通孔10をヘッドカバー取付用ネ
    ジ穴7と同心状にあけ、 ネジ固定手段9を構成するヘッドカバー取付ボルト11の
    脚ネジ部12をヘッドカバー取付用ネジ穴7に嵌合固定
    し、ヘッドカバー取付ボルト11の頭ネジ部13にヘッドカ
    バー取付ナット14をネジ嵌合させて、ヘッドカバー取付
    ナット14でヘッドカバー3をシリンダヘッド2側へ押圧
    固定するように構成したエンジンのヘッドカバーの防音
    装置において、 前記防音手段4として弾性変形可能な防音材15をヘッド
    カバー3と防音カバー5との間に充填し、 防音カバー5の上壁16にネジ固定手段9の貫通孔17をネ
    ジ固定手段9の挿通孔(10)及びヘッドカバー取付用ネ
    ジ孔(7)と同心状にあけ、 ヘッドカバー取付ナット14を防音カバー5の上側からヘ
    ッドカバー取付ボルト11の頭ネジ部13にねじ嵌合させ
    て、ヘッドカバー取付ナット14の推力で防音カバー5、
    弾性変形可能な防音材15及びヘッドカバー3をシリンダ
    ヘッド2側へ押圧するように構成し、 前記防音材15の下端縁18を、ヘッドカバー3の下端縁19
    よりも高い位置で、防音材カバー5の下端縁20よりも低
    い位置に位置させた ことを特徴とするエンジンのヘッドカバーの防音装置。
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