JPH04293685A - サービスリッドの取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は自動車フロアーに設ける
サービスリッドの構造に関する。

【０００２】

【従来技術】たとえば、図５に示すようなバンタイプの
自動車には、フロアパネル５１にサービス用の穴を明け
フロア下部に設けたエンジン等の保守点検ができるよう
にしている。そして、この穴はリッド５２で塞ぎ、ネジ
等によってフロアパネル５１に止着している。図４は、
その止着部の断面構造を示し、フロアパネル５１の穴の
端縁のやや内側に凹溝５３を周設し、該凹溝５３の全周
にわたってシールゴム５４を嵌設するとともに、リッド
５２の周囲の端縁部５２ａでこれを凹溝５３側に押え、
さらに取付用のボルト５５をリッド５２とフロアパネル
５１の端縁５１ａに挿通し、端縁５１ａの裏面に固定し
たナット５６に締付け固定してある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の前記構造のもの
は、リッド５２を取付けるボルト５５の位置がシールゴ
ムの位置から内側にズレており、そのため、ボルト５５
とナット５６によってリッド５２をフロアパネル５１に
締付けてもシールゴム５４がフロアパネル５１に完全に
密着しない場合もあり、従ってフロア下面からのエンジ
ン透過音を遮音するうえで、必ずしも優れているとは言
えなかった。

【０００４】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、前記問題点を解消してなるサービスリッドの取付構
造を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前記目的に添い、本発明
は自動車のフロアパネルに穴を設け、該穴をリッドで塞
ぐようにした構造において、前記穴の端縁に断面がＵ状
の２列の凹溝を周設し、前記リッドにはこの凹溝に嵌着
する２山のシールゴムを周設し、該シールゴムはリッド
端縁に周設した取付板によって保持固定するとともに、
２山のシールゴムの間に取付ボルトを貫挿してフロアパ
ネルに固定したサービスリッドの取付構造とすることに
よって、前記課題を解消した。

【０００６】以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら詳細に説明する。図１〜図３において、１は自
動車のフロアパネル、２はフロアパネル１に開口したサ
ービス用の穴、３は該穴２を塞ぐサービス用のリッド、
４はリッド３とフロアパネル１との間に介設されたシー
ルゴムである。フロアパネル１の穴側の端縁には２列の
凹溝６が穴２に沿って周設してあり、該凹溝６に断面が
２山からなるシールゴム４が嵌設できるようにしてある
。８ははリッド３の縁部下面に溶接等の手段で周設固定
した断面Ｕ字状の取付板である。該取付板８は、その断
面の両先端をシールゴム４に喰い込ませるとともに、リ
ッド３とシールゴム４とを適当な接着手段、たとえば接
着剤または両面接着テープなどによってシールゴム４を
リッド３に固定してある。１０はシールゴム４の山の間
のボルト穴に嵌設したカラーで、該カラー１０の高さは
、シールゴム４の少くとも締め付け代が充分とりうる寸
法に設定してある。１２はリッド３に設けた複数のボル
ト穴で、該穴１２は、少なくともリッド３の四隅に設け
てある。１５はナットで、該ナット１５はフロアパネル
１に設けた２個の凹溝６の間に溶接などの手段で固定し
てある。１６は取付用のボルトを示す。

【０００７】本発明に係るサービスリッドの取付構造は
、以上のように構成されており、取り外されたリッド３
の裏面の端縁には２山のシールゴム４が周設された状態
で設けられている。いま、これをフロアパネル１の穴２
の上部に配置し、シールゴム４の２つの山をフロアパネ
ル１の２つの凹溝６に合せてセットする。次に、このリ
ッド３のボルト穴１２にナット１６を挿入し、シールゴ
ム４を貫通してナット１５に螺着する。シールゴム４は
適度に圧縮されてフロアパネル１との間をシールする。 過度の締付けはカラー１０がストッパーとなり、シール
ゴム４の過度の変形を防止する。以上の結果、ボルト１
６による締付け荷重は、シールゴム４の２つの山に均等
かつ有効に作用し、フロアパネル１の凹溝６との間に完
全なシールができる。また、リッド３の周縁に設けたＵ
字状の取付板８によって、リッド３の周縁が補強されて
変形が防止され、より完全なシールができる。

【０００８】

【発明の効果】本発明に係るサービスリッドの取付構造
によれば、サービスリッドを補強しつつ、フロアパネル
との間を完全にシールすることができる。したがってフ
ロア下部からのエンジン透過音を減少させ室内の静粛が
保持でき、かつ振動を防止することができる。また、リ
ッド取り付けの場合、シールゴム４の２つの山が、これ
に対応するフロアパネルの２つの凹溝に噛合うようにし
てあるので、組付け位置が簡単に得られ、組付工数を減
らすことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る取付構造において、図２の断面Ａ
−Ａ部分の拡大説明図である。

【図２】本発明に係るリッド部分をフロアから取外して
示す斜視説明図である。

【図３】取外した図２に示すリッドを裏返し、かつシー
ルゴムを取り除いて示す平面図である。

【図４】図１に対応する従来の取付構造の断面説明図で
ある。

【図５】自動車におけるサービス用リッドの取付位置を
示す説明図である。

【符号の説明】

１　　フロアパネル ３　　サービス用のリッド ４　　シールゴム ６　　凹溝 ８　　取付板 １０　　カラー １６　　ボルト

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　自動車のフロアパネルに穴を設け、該
   穴をリッドで塞ぐようにした構造において、前記穴の端
   縁に断面がＵ状の２列の凹溝を周設し、前記リッドには
   この凹溝に嵌着する２山のシールゴムを周設し、該シー
   ルゴムはリッド端縁に周設した取付板によって保持固定
   するとともに、２山のシールゴムの間に取付ボルトを貫
   挿してフロアパネルに固定したことを特徴とするサービ
   スリッドの取付構造。
2. 【請求項２】　　前記２山のシールゴムの間の取付ボル
   トを貫挿する穴に、過度の締付けを防止するカラーを配
   設したことを特徴とする請求項１に記載のサービスリッ
   ドの取付構造。