JP2512725Y2 - 床下収納庫 - Google Patents

床下収納庫

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JP2512725Y2
JP2512725Y2 JP1990096257U JP9625790U JP2512725Y2 JP 2512725 Y2 JP2512725 Y2 JP 2512725Y2 JP 1990096257 U JP1990096257 U JP 1990096257U JP 9625790 U JP9625790 U JP 9625790U JP 2512725 Y2 JP2512725 Y2 JP 2512725Y2
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美伯 榎本
博之 梅田
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Takiron Co Ltd
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Takiron Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、床下を利用して設置される床下収納庫に関
する。
[従来の技術] 第4図にこの種の床下収納庫の構成を概略的に示して
ある。
この床下収納庫はアルミニウム成形品で作られた蓋受
け用枠体1と、蓋4と、収納庫本体5とを有している。
蓋受け用枠体1は、床板Fに開設した開口の周辺部に嵌
め込まれた外囲い部11と、外囲い部11の上端から外側に
張り出された縁片部12と、外囲い部11の下端から内側に
張り出された蓋受け片部13と、蓋受け片部13の内端から
下向きに突出された内囲い部14と、内囲い部14の下端か
ら内側に張り出された収納庫本体支持部15とを備えてい
る。そして、収納庫本体5の上縁掛止部51が上記収納庫
本体支持部15に支持され、蓋4を閉じたときには、蓋4
が上記外囲い部11に嵌まり込むと共に蓋受け片部13によ
って支持される構成になっている。また、床板Fの裏面
に根太などの枠部材6が設けられ、この枠部材6に固定
された支持枠7に蓋受け用枠体1の蓋受け片部13がボル
ト・ナットなどの止具(不図示)で止められている。さ
らに、上記縁片部12は開口の周縁部において床板Fを覆
っている。
蓋4は蓋本体41の周縁部にアルミニウム成形品で作ら
れた断面視形状がコ字形の縁枠42を嵌め込んだものであ
る。
[考案が解決しようとする課題] この床下収納庫において、蓋本体41と縁枠42とはビス
止めなどの手段によって接合されているためにその接合
箇所に風の通るような隙間を生じることはほとんどな
い。その一方で、床板Fや枠部材6や支持枠7と蓋受け
用枠体1との間、および蓋受け用枠体1と蓋用縁枠42と
の間には風の通る隙間が生じやすい。特に、蓋4は開閉
時に蓋受け用枠体1に対して着脱されるものであるか
ら、蓋受け用枠体1と蓋の縁枠42との間には隙間が不可
避的に生じる。
しかしながら、床板Fや枠部材6や支持枠7と蓋受け
用枠体1との間や、蓋受け用枠体1と蓋用縁枠42との間
に隙間が生じていると、それらの隙間から床下の冷気が
室内に入り、寒冷地は勿論のこと他の地域においても冬
期においてはその冷気により保温効果が損なわれて寒い
思いをすることがあるという問題があった。
本考案はこの問題に鑑み、床下収納庫の設置に伴って
生じる隙間から室内に床下冷気が入ることをパッキンを
用いて防止することを基本としてなされたものである。
すなわち、本考案は隙間から室内に床下冷気が入ること
のない床下収納庫を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案の床下収納庫は、床板に開設した開口の周辺部
に嵌め込まれる外囲い部と外囲い部の上端から外側に張
り出された縁片部と外囲い部の下端から内側に張り出さ
れた蓋受け片部と収納庫本体支持部とを備えた蓋受け用
枠体と、蓋本体の周縁部に嵌め込まれ、かつ蓋を閉じた
ときに上記蓋受け用枠体の外囲い部に嵌まり込む断面視
形状がコ字形の蓋用縁枠とを有する床下収納庫におい
て、蓋受け用枠体の蓋受け片部に、床板または床板の裏
面に配設された枠部材と上記蓋受け用枠体との隙間にそ
の隙間を塞ぐ中空の第1パッキンが介在され、蓋用縁枠
または蓋受け用枠体の蓋受け片部のいずれか一方に、上
記蓋受け片部および蓋用縁枠の下辺部との相互間の隙間
を塞ぐ中空の第2パッキンが設けられていると共に、蓋
受け片部に蓋を支持して第2パッキンの圧縮代を規制す
る支持面が具備されているものである。
[作用] 上記構成によれば、第1パッキンによって床板と蓋受
け用枠体との隙間、または床板の裏面に配設された枠部
材と蓋受け用枠体との隙間が塞がれ、その隙間から床下
冷気が室内に入らなくなる。また、第2パッキンが蓋受
け用枠体の蓋受け片部と蓋用縁枠の下片部との間で蓋の
重みにより圧縮されて蓋受け片部と蓋用縁枠の下片部と
の隙間を塞ぐ。そのため、その隙間から床下冷気が室内
に入らなくなる。
また、第1パッキンや第2パッキンは中空であり中実
のパッキンに比べて軟弾性を有するから、荷重が繰り返
し加えられた場合や、圧縮状態が長期間持続されても弾
力性の低下が少なく、その耐用寿命が長くなる。その
上、第2パッキンにおいては、それが軟弾性を有するた
め蓋の重みで容易に圧縮されて蓋が蓋受け片部の支持面
に確実に支持されるのみならず、蓋が支持面に支持され
て第2パッキンの圧縮代が規制されるので蓋と第2パッ
キンとの面圧が小さく抑えられ、蓋を開閉したときに第
2パッキンがその装着箇所から剥がれるといった事態が
生じにくくなる。
[実施例] 第1図に本考案の実施例による蓋を閉じた状態の床下
収納庫の要部を拡大して示してある。この床下収納庫に
おいて、第4図で説明したものと大きく異なる点は、蓋
受け用枠体1の蓋受け片部13に第1パッキン8と第2パ
ッキン9が設けられている点である。
具体的に詳細を説明すると、上記蓋受け片部13の裏側
に係合部17が一体に設けられ、その係合部17に具備され
た上下一対の突出部16,16に第1パッキン8に形成され
ている蟻溝形の係合部81が弾性的に係合保持され、その
第1パッキン8の頂部が枠部材6の側面に当接されてい
る。蓋受け片部13の裏側にはさらに入口が狭く内部空間
が広くなった溝形部18が一体に設けられ、その溝形部18
に第2パッキン9が嵌め込まれ、その第2パッキン9に
形成された一対の鍔部91が溝形部18の一対の突出部19に
対向されていると共に、第2パッキン9の下端部が溝形
部18の底面18aに着座され、第2パッキン9の頂部が蓋
4に設けられた縁枠42の下辺部42aに当接されている。
第2パッキン9は蓋受け用枠体1を床板Fの開口に嵌め
込む前に溝形部18に嵌め込んでおいても、蓋受け用枠体
1を床板Fの開口に嵌め込んだ後で溝形部18に嵌め込ん
でもよい。また、溝形部18を形成している上記一対の突
出部19のうち内側の突出部19の上面は外側の突出部19の
上面よりもやゝ高くなっていて、その高くなっている内
側の突出部19の上面が蓋4を支持して第2パッキン9の
圧縮代を規制する支持面19aとなされている。
第1パッキン8は頂部に通気孔82を有する中空になっ
ている。また、第2パッキン9も同様に中空であって、
その下端部に通気孔92を具備している。
溝形部18の裏側にはサポート板100が重ね合わされて
いる。また、支持枠7の水平片部71は上記溝形部とサポ
ート板100とに挿通されたボルト110とナット120とによ
って蓋受け片部1と連結さている。その他の点は第4図
で説明した床下収納庫と同様であるので、同一または相
応する部分には同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
以上の構成によれば、第1パッキン8によって枠部材
6と蓋受け用枠体1との隙間が塞がれ、その隙間から床
下冷気が室内に入らなくなる。同様の作用は、第1パッ
キン8の先端部が床板Fの開口の端縁に当接するように
しても奏される。また、第2パッキン9によって蓋受け
用枠体1の蓋受け片部13と蓋用縁枠42の下辺部42aとの
隙間が塞がれ、その隙間から床下冷気が室内に入らなく
なる。
また、第1パッキン8や第2パッキン9はそれらが中
実である場合に比べて軟弾性を有しているため小さな力
で圧縮され、圧縮時における当接箇所の面圧が中実のも
のに比べて小さくなる。そのため、第2パッキン9につ
いては、蓋4を閉じるとそれが蓋4の重みで確実に圧縮
されて縁枠42の下辺部42aが支持面19aに当接して支持さ
れることになり、蓋4が第2パッキン9の弾性で支持さ
れて床面から浮き上がって歩行時にがたつくといった事
態を生じない。そして、蓋4を閉じたときの上記下辺部
42aに対する第2パッキン9の面圧は小さく、その結
果、蓋4を開けたときに上記下辺部42aに粘着した第2
パッキン9が蓋4と共に引き上げられ、溝形部18から剥
がし取られるといった事態も生じにくい。さらに、第2
パッキン9が軟弾性を有するため、蓋4の開閉により第
2パッキン9が圧縮と復元とを繰り返しても初期の弾性
が損なわれにくい。第1パッキン8についてはそれが軟
弾性を有するため、長期に亘って圧縮状態が持続されて
も初期の弾性が損なわれにくい。また、上記水平片部71
に加わる収納庫本体5の重み等の力がボルト110を介し
て蓋受け片部1に分散されるため、支持枠7の強度をそ
れほど大きくしなくてもその必要強度が保たれるように
なる。
この実施例では第2パッキン9を蓋受け片部13に設け
ているが、それを蓋用縁枠42の下辺部42aに設け、第2
パッキン9が蓋受け片部13に圧縮状態で当たるようにし
てもよい。なお、第1図において仮想線イ,ロはそれぞ
れ第1パッキン8と第2パッキン9の自然状態での形状
を示している。
第2図は他の実施例を示している。このものは、第1
図のボルト110とナット120を省略し、サポート板100を
短いボルト111で溝形部18に固定したものである。その
他の構成や作用については、第1図のものと同様である
ので同一または相応する部分には同一符号を付して詳細
な説明を省略する。
第1図と第2図の実施例において、第1パッキン8や
第2パッキン9は矩形環状に連続したものであることが
望ましい。そして、これらのパッキン8,9は中空であれ
ばよく、その切断端面の形状は第1図と第2図に示した
形状に限定されない、たとえば第1パッキン8に関し、
第3図のような形状であってもよい。
[考案の効果] 本考案によれば、床下収納庫の設置に伴って生じる隙
間から室内に床下冷気が入ることが確実に防止され、冷
気で室内の保温効果が損なわれることがないという効果
が奏され、寒冷地に限らず、冬期の保温効果を保つ上で
きわめて有益である。
また、第1パッキンや第2パッキンはそれが中空であ
ることから弾力性の低下が少なくて耐用寿命が長いとい
う効果や、第2パッキンはその軟弾性のために蓋の重み
で容易に圧縮されて蓋が蓋受け片部の支持面に確実に支
持され、蓋が第2パッキンの弾性力で床面から浮き上が
って歩行時にがたつくといった事態が生じないという効
果や、蓋を閉じたときには蓋が支持面に支持されて第2
パッキンの圧縮代が規制されるので、蓋と第2パッキン
との面圧が小さく抑えられて第2パッキンが蓋または蓋
受け片部に付着してその装着箇所から剥がれるといった
事態が生じにくくなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による床下収納庫の要部拡大断
面図、第2図は本考案の他の実施例による床下収納庫の
要部拡大断面図、第3図は第1パッキンの変形例を示す
切断端面図、第4図は床下収納庫の全体構成を説明する
ための概略断面図である。 F……床板、1……蓋受け用枠体、4……蓋、6……枠
部材、8……第1パッキン、9……第2パッキン、11…
…外囲い部、12……縁片部、13……蓋受け片部、15……
収納庫本体支持部、19a……支持面、41……蓋本体、42
……蓋用縁枠、42a……蓋用縁枠の下辺部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床板(F)に開設した開口の周辺部に嵌め
    込まれる外囲い部(11)と外囲い部(11)の上端から外
    側に張り出された縁片部(12)と外囲い部(11)の下端
    から内側に張り出された蓋受け片部(13)と収納庫本体
    支持部(15)とを備えた蓋受け用枠体(11)と、蓋本体
    (41)の周縁部に嵌め込まれ、かつ蓋(4)を閉じたと
    きに上記蓋受け用枠体(1)の外囲い部(11)に嵌まり
    込む断面視形状がコ字形の蓋用縁枠(42)とを有する床
    下収納庫において、 蓋受け用枠体(1)の蓋受け片部(13)に、床板(F)
    または床板(F)の裏面に配設された枠部材(6)と上
    記蓋受け用枠体(1)との隙間にその隙間を塞ぐ中空の
    第1パッキン(8)が介在され、蓋用縁枠(42)または
    蓋受け用枠体(1)の蓋受け片部(13)のいずれか一方
    に、上記蓋受け片部(13)および蓋用縁枠(42)の下辺
    部との相互間の隙間を塞ぐ中空の第2パッキン(9)が
    設けられていると共に、蓋受け片部(13)に蓋(4)を
    支持して第2パッキン(9)の圧縮代を規制する支持面
    (19a)が具備されていることを特徴とする床下収納
    庫。
JP1990096257U 1990-09-12 1990-09-12 床下収納庫 Expired - Lifetime JP2512725Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2798606B2 (ja) * 1994-06-03 1998-09-17 理研アルミ建材株式会社 床点検口
JP2002227400A (ja) * 2001-01-29 2002-08-14 Naka Ind Ltd 床点検口の気密構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6450741A (en) * 1987-08-18 1989-02-27 Mitsubishi Electric Corp Squirrel-cage induction motor

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