JPH031729Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、空気調和機の外箱保持に関するもの
である。

従来の技術 従来この種の空気調和機の外箱保持装置として
は、第５図および第６図に示すように、天板１を
側板２に接合するとき、ねじ３を利用するものが
あつた。

考案が解決しようとする問題点 上記のようなねじ利用の際ねじの本数が多く、
組立工数がかかり、外観上ねじが見えるため、意
匠的に劣るという問題点があつた。本考案は前記
の問題点を解消するもので、組立の容易性および
意匠面の向上を図ることを目的とするものであ
る。

問題点を解決するための手段 前記目的を達成するために本考案は天板に金具
を取り付け、側板を天板と金具の間に挿入して側
板と天板の接合を図るものである。

作 用 上記手段を用いることによつて、天板と側板を
接合する際に従来のねじ止め方式に比べて工数低
減がなされ、外観に見えるネジの本数が減少す
る。

実施例 以下本考案の一実施例について、第１図から、
第３図を参考に説明する。

第１図において金具４は天板１に溶接されてお
り、金具４の弾性により、矢印Ａの方向に金具４
は天板１を押さえつけている。また第２図に示す
ように側板２は、金具４と天板１の間にはまり込
んでおり、金具４の弾性により、側板２は天板１
に密着している。第３図は第２図の構造を数個所
応用したもので、ねじ３の本数は少なくてすむ。

なお、本実施例においては、ねじの部分にのみ
金具４を取り付け側板２をはさみ込んだが、第４
図に示すように金具４を長くした金具５を天板１
に取り付けることにより、側板２と天板１の密着
性は更に高まるし、側板２の多少の歪みは目立た
なくすることができる。

考案の効果 以上のように本考案は、側板を天板とその天板
に取り付けられた金具の間にはさみ込むようにし
たもので、外箱組立時の工数低減、意匠面の向上
などの効果を有する。また、側板を天板内周に密
着させることにより、外部からの雨等の水の侵入
を防ぎ、内部の電装装置の保護を図ることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本考案の一実施例におけ
る、天板と側板の接合部の要部断面図、第３図は
本考案の空気調和機の外箱を示す全体斜視図、第
４図は本考案の他の実施例を示す空気調和機の外
箱の全体斜視図、第５図は従来例を示す空気調和
機の外箱の全体斜視図、第６図は同要部断面図で
ある。 １……天板、２……側板、３……ねじ、４，５
……金具。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 空気調和機の外箱を天板と側板で構成し、前記
   天板の内側外周に金具を設け、天板の内壁と金具
   との間に側板をはめ込み、前記金具の弾性力によ
   り前記側板を前記天板に密着させる構成とした空
   気調和機の外箱保持装置。