JPH11200949A - シリンダブロック構造 - Google Patents

シリンダブロック構造

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JPH11200949A
JPH11200949A JP414698A JP414698A JPH11200949A JP H11200949 A JPH11200949 A JP H11200949A JP 414698 A JP414698 A JP 414698A JP 414698 A JP414698 A JP 414698A JP H11200949 A JPH11200949 A JP H11200949A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder block
fuel injection
injection pump
aluminum
pedestal
Prior art date
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Pending
Application number
JP414698A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Ichikawa
弘之 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP414698A priority Critical patent/JPH11200949A/ja
Publication of JPH11200949A publication Critical patent/JPH11200949A/ja
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料噴射ポンプの取付剛性の向上を図ったア
ルミ製のシリンダブロック構造を提供する。 【解決手段】 アルミ製のシリンダブロック1の側面部
に、燃料噴射ポンプ8を載置すべく水平方向に延出され
た台座9を、当該ブロック1と一体的に設けた。燃料噴
射ポンプ8がシリンダブロック1に一体的に設けられた
水平な台座9上に載置されるのでポンプ8の取付剛性が
向上し、ブロック1および台座9の材質をアルミ製とし
ても十分な取付剛性を確保でき、ポンプ8から発生する
振動騒音を抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料噴射ポンプの
取付部を改良したアルミ製のシリンダブロック構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関(ディーゼルエンジン
等)のシリンダーブロックは鋳鉄製が殆どであったが、
最近の傾向として軽量化のためにアルミ製シリンダーブ
ロックの採用が増えてきている。
【0003】図5にディーゼルエンジン用のアルミ製シ
リンダーブロックaを示す。図示するように、シリンダ
ブロックaの端部には、燃料噴射ポンプbを取り付ける
ためのフランジcが一体的に設けられている。このフラ
ンジcには、燃料噴射ポンプbがボルトd等で固定され
ることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる構造では、燃料
噴射ポンプbがフランジcに片持支持(カンチレバー支
持)されることになる。このため、ブロックaおよびフ
ランジcが鋳鉄製であれば問題ないがアルミ製とする
と、鋳鉄とアルミとでは材料剛性に大きな差があるた
め、ポンプbの取付剛性が大幅に悪化し、問題となって
いた。
【0005】すなわち、燃料噴射ポンプbがフランジc
に片持支持されていると、エンジンの振動やポンプb自
体の振動等によって生じるポンプb自重の慣性力が全て
フランジcに集中してしまうため、フランジcおよびブ
ロックaがアルミ製であると、フランジcの根元が破損
する虞がある。
【0006】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、燃料噴射ポンプの取付剛性の向上を図ったアル
ミ製のシリンダブロック構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明に係るシリンダブロック構造は、アルミ製のシリン
ダブロックの側面部に、燃料噴射ポンプを載置すべく水
平方向に延出された台座を、当該ブロックと一体的に設
けたものである。
【0008】本発明によれば、燃料噴射ポンプはシリン
ダブロックに一体的に設けられた水平な台座上に載置さ
れるので従来問題となっていた片持支持の問題が解消
し、材質をアルミ製としても十分な取付剛性を確保でき
る。
【0009】また、上記台座の下面とシリンダブロック
との間に、補強フレームを掛け渡すようにして設けても
よい。こうすれば、台座が強固にブロックに固定され、
ポンプの取付剛性がさらに高まる。
【0010】また、上記台座および補強フレームが、シ
リンダブロックのクランク軸方向の端部に配置されてい
てもよい。こうすれば、台座等と反対側の空間が広が
り、ブロックに取り付けられる補機の配置や大きさに自
由性が生まれる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0012】図1は本実施形態に係るシリンダブロック
構造の上面図、図2は図1の II-II線矢示図、図3は図
1の III-III線矢示図、図4は上記シリンダブロック構
造の概要を示す斜視図である。
【0013】図4に示すように、このシリンダブロック
1は、材質がアルミ製であり、略直方体状に形成された
シリンダ部2と、その下方に一体的に形成されたスカー
ト部3とから構成されている。シリンダ部2には、図1
に示すように3個のシリンダボア4が直列に形成されて
いる。図1中、5はシリンダヘッドを取り付けるための
ボルト穴であり、6はトランスミッション側の面、7は
チェーンケース側の面である。
【0014】上記シリンダ部2の側面部には、燃料噴射
ポンプ8を載置するための台座9が、水平方向に延出さ
れて設けられている。台座9は、略正方形状の板体から
なり、シリンダブロック1側面部のチェーンケース側面
7側の端部に位置して、ブロック1と一体的に鋳造形成
されている。台座9には、図1に示すように、燃料噴射
ポンプ8を取り付けるためのボルト穴10が形成されて
いる。台座9上に載置された燃料噴射ポンプ8は、ボル
ト穴10に螺合されるボルトによって上方から締付固定
される。
【0015】燃料噴射ポンプ8は、3本の燃料排出管1
1を有すると共に、チェーンケース側面7に延出された
駆動軸12を有する。駆動軸12には、駆動スプロケッ
ト13が設けられている。駆動スプロケット13には、
クランク軸によって循環される図示しない駆動チェーン
が巻き掛けられる。なお、本発明は、図例の如き直列3
気筒エンジンに限られず、4気筒以上のエンジンやV型
エンジン等にも適用できる。
【0016】台座9の下面とシリンダブロック1のスカ
ート部3との間には、補強フレーム14がシリンダブロ
ックと一体的に設けられている。補強フレーム14は、
図2および図4に示すようにチェーンケース側面7に位
置する枠状の第1補強フレーム14aと、それと反対側
に位置する面状の第2補強フレーム14bとからなる。
なお、第1および第2補強フレーム14a、14bは、
ブロック1と一体鋳造によって成形するのみならず、別
部品として後付けしてもよい。
【0017】以上の構成からなる本実施形態の作用を述
べる。
【0018】燃料噴射ポンプ8は、シリンダブロック1
の側面部に設けられた堅牢な台座9上に載置されて固定
されるため、取付剛性が図5のタイプより格段に向上す
る。よって、ブロック1および台座9の材質をアルミと
しても、十分な取付剛性を確保でき、燃料噴射ポンプ8
から発生する振動・騒音を抑えることができると共に、
ポンプ8の耐久性が向上する。また、エンジンの振動や
燃料噴射ポンプ8自体の振動によって生じるポンプ8自
重による慣性力が堅牢な台座9に支持されるため、ポン
プ8の取付剛性が高まり、取付部分の破損等のトラブル
を回避できる。
【0019】詳しくは、燃料噴射ポンプ8はシリンダブ
ロック1に一体的に設けられた水平な台座9上に載置さ
れるので、図5のタイプで問題となっていた片持支持の
問題が解消し、材質をアルミ製としても十分な取付剛性
を確保できるのである。そして、台座9の下面とシリン
ダブロック1との間に、第1および第2補強フレーム1
4a、14bを一体的に設けたので、台座9が強固にブ
ロック1に固定され、ポンプ8の取付剛性がさらに高ま
るのである。
【0020】また、台座9および補強フレーム14a、
14bが、シリンダブロック1側面部のクランク軸方向
の端部に配置されているので、台座9等と反対側の端部
に空間が広がり、ポンプ8の他にブロック1に取り付け
られるオルタネータやエアコン用コンプレッサ等(図示
せず)の補機の配置や大きさに自由性が生まれる。
【0021】なお、本実施形態のように第1補強フレー
ム14aを枠状としたときには、その枠の窓部にこれを
覆ってシリンダブロック1の端部を覆うダストカバーを
設ける必要があるが、第1補強フレーム14aを面状に
すればこのダストカバーは不要になる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るシリン
ダブロック構造によれば、燃料噴射ポンプの取付剛性を
向上できるので、ポンプから発生する振動騒音を抑える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るシリンダブロック構
造を示す上面図である。
【図2】図1の II-II線矢示図である。
【図3】図1の III-III線矢示図である。
【図4】図1に示すシリンダブロック構造の概要を示す
斜視図である。
【図5】従来のシリンダブロック構造の概要を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック 8 燃料噴射ポンプ 9 台座 14a 第1補強フレーム 14b 第2補強フレーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミ製のシリンダブロックの側面部
    に、燃料噴射ポンプを載置すべく水平方向に延出された
    台座を、当該ブロックと一体的に設けたことを特徴とす
    るシリンダブロック構造。
  2. 【請求項2】 上記台座の下面とシリンダブロックとの
    間に、補強フレームを掛け渡すようにして設けた請求項
    1記載のシリンダブロック構造。
  3. 【請求項3】 上記台座および補助フレームが、シリン
    ダブロックのクランク軸方向の端部に配置された請求項
    2記載のシリンダブロック構造。
JP414698A 1998-01-12 1998-01-12 シリンダブロック構造 Pending JPH11200949A (ja)

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JP414698A JPH11200949A (ja) 1998-01-12 1998-01-12 シリンダブロック構造

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JP414698A JPH11200949A (ja) 1998-01-12 1998-01-12 シリンダブロック構造

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JPH11200949A true JPH11200949A (ja) 1999-07-27

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015152404A1 (ja) * 2014-04-04 2015-10-08 スズキ株式会社 ディーゼルエンジンの燃料噴射装置
JP2015203354A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 スズキ株式会社 ディーゼルエンジンの燃料噴射装置
WO2022014637A1 (ja) * 2020-07-16 2022-01-20 いすゞ自動車株式会社 内燃機関の補機支持構造および内燃機関

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