JP2005275242A - 映像キャプチャ回路及び映像キャプチャ方法 - Google Patents

映像キャプチャ回路及び映像キャプチャ方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005275242A
JP2005275242A JP2004091523A JP2004091523A JP2005275242A JP 2005275242 A JP2005275242 A JP 2005275242A JP 2004091523 A JP2004091523 A JP 2004091523A JP 2004091523 A JP2004091523 A JP 2004091523A JP 2005275242 A JP2005275242 A JP 2005275242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase difference
clock
read
reading
vsync
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004091523A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuto Tezuka
和人 手塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP2004091523A priority Critical patent/JP2005275242A/ja
Publication of JP2005275242A publication Critical patent/JP2005275242A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【目的】 書込みクロックと読出しクロックの周波数の違いに基づく書込み側と読出し側のVSYNC/HSYNCのずれに起因する映像の不連続、ちらつき等を防止する「映像キャプチャ回路及び映像キャプチャ方法」を提供する。
【構成】 映像キャプチャ回路において、読出しクロックCL2に同期した読出し用垂直同期信号VSYNCRを発生し、位相同期制御部14において書込みクロックCL1に同期した書込み用垂直同期信号VSYNCWと読出し用垂直同期信号VSYNCRの位相差を監視し、該位相差に基づいて読出し用垂直同期信号VSYNCRの周期を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は画像処理装置における映像キャプチャ回路及び映像キャプチャ方法に係わり、特に書込みクロックを用いて第1、第2のメモリ部分に交互に映像データを書込み、画像データの書き込みが行なわれていない第1、第2のメモリ部分より交互に読出しクロックを用いて画像データを読出す画像処理装置における映像キャプチャ回路及びその映像キャプチャ方法に関する。
カーナビゲーション装置などでは、内部で生成した地図などの内部発生画像と外部より取り込んだTV画像、DVD画像、カメラ画像などの外部取り込み画像を1つの画面内に表示することがある。かかる場合、従来外部同期方法を使用してきたが、最近では外部からのディジタル映像を直接メモリに取り込み、あるいはアナログ映像の場合にはディジタル化して一旦メモリに取り込み、しかる後ディジタル映像をメモリから読み出して内部発生画像と合成し、アナログ変換又はディジタルのままモニターに出力するキャプチャ方式が主流になりつつある。
図6は従来のキャプチャ方式による映像処理装置の構成図であり、画像発生部1は地図などのナビゲーション画像(内部発生画像)を発生し、書込み部2は内部発生画像をVRAM3の第1のメモリ部分3aに書込み、読出し部4は該内部発生画像を読み出して合成部5に入力する。一方、書込み部6はTV画像、DVD画像,カメラ画像を外部取り込み画像IMとして取り込んでVRAM3の第2のメモリ部分3bに書込み、読出し部7は該外部取り込み画像を読み出して合成部5に入力する。合成部5は読み出された内部発生画像と外部取り込み画像を合成してモニター8に入力して表示する。第2のメモリ部分3b、書込み部6、読出し部7は映像キャプチャ回路を形成する。
以上のように、キャプチャ方式では外部画像をメモリ取り込み用クロックで一旦メモリに取り込み、取り込んだ画像データをディスプレイ表示用クロックで読み出して内部発生画像データと合成し、合成画像を該表示用クロックでモニターに出力する。
メモリ取り込み用クロックとしては、外部映像ソースに依存して決められるクロックを用い、また外部から入力される映像データは取りこぼしが発生しないように入力されたままに順次メモリに取り込む必要がある。
また、ディスプレイ表示用クロックとしてはモニターに依存したクロックを用いる。この結果、システム要件から一般にメモリ取り込み用クロック(書込み用クロック)とディスプレイ表示用クロック(読出しクロック)は同一にできない。また、外部入力ソースから入力される(映像信号に重畳された形で入力された場合は内部で分離して使用する)垂直同期信号及び水平同期信号と読出しクロックを分周して作成する垂直同期信号及び水平同期信号では周波数や周期が異なる。特にTV信号を再生した場合などでは周期が変動する場合もある。
図7は従来の映像キャプチャ回路の詳細な構成図である。
書込み部6の書込みアドレス発生部6aは、書込み用クロックCL1に同期させた外部入力の垂直同期信号(以後VSYNCという)、水平同期信号(以後HSYNCという)よりメモリ3bの書込みアドレスADWを生成し、外部画像(取り込み映像データ)をメモリ3bに取り込む。TV信号などの場合、VSYNC/HSYNCは電波の強弱等の影響により周期がほとんどの場合変動する。
表示側において、SYNC生成部7aは設定値に基づいて、表示用のVSYNC/HSYNCを表示用クロック (読出しクロック)CL2から作成して出力する。また、読出しアドレス生成部7bはこれら表示用のVSYNC/HSYNCを用いて読出しアドレスADRを生成し、表示映像データをメモリ3bから読出す。
一般的には、メモリ3bへの書込みやメモリ3bからの読み出しは通常、垂直同期信号VSYNC単位(フィールド単位)で行われ、書込み終了と読出し終了はフィールド単位に割込み等でソフトに通知される。
ところで、キャプチャ方式の場合、書込み途中の映像を表示しないようにする必要がある。というのは、書込み中の映像を表示すると、画面の途中からメモリに残った古い(前に書込んだ)映像を表示したり、次の映像を表示するからである。従来はこの問題を以下のようにして解決している。図8(A)に示すように、メモリバンクを2面以上持たせることにより(2面としてA面、B面)、書込みのメモリアドレスADWと読出しアドレスADRが同一アドレスにならないようにする。すなわち、メモリへの画像の書込みはA面、B面で交互に行ない((1)→(2)→(1)→.....)、メモリからの画像の読出しは画像の書込みが行われていない方の面から行なう。尚、図8(B)はメモリバンクを3面持たせた場合である。
しかし、かかる方法でも、書込み側と読出し側が非同期のため、書込み側と読出し側のクロックや同期信号SYNCの微妙な周波数の違いにより次第にアドレスが近づいて行く。
アドレスが近づき、追越が発生すると、書き込み側が早い場合には図9に示すように、又、書き込み側が遅い場合には図10に示すように、それぞれ映像の表示途中で別の映像を表示してしまう。このためメモリ使用量は増えるがメモリバンクを3面以上使用し、追い越しが発生しないようにするか、メモリバンクを2面使用する場合にはアドレスの近づきを検出し読み出すメモリを変える必要がある。
いずれにしても書き込み側が読み出し側より早い場合は映像データが余るためメモリ面の読み飛ばしを行う必要があるため表示しないフィールドがでることになり、書き込み側が読み出し側より遅い場合は映像データが足りなくなるため同一メモリ面を2回読み出す必要があるため2回表示されるフィールドがでることになり、表示映像が不連続となる。
キャプチャ方式の画像処理装置において動画像の画質を改善する従来技術(たとえば特許文献1参照)がある。この従来技術は、1画面の画像をメモリに書込み、該画像をメモリから読出す画像処理装置において、書込みクロックと同期する第1クロックと、同期しない第2クロックを発生し、書込み側の垂直同期信号周波数に基づいて、適宜、第1、第2のクロックを選択して、該選択したクロックに基づいて画像をメモリから読み出して動画像の画質を改善するものである。
特開2000−284744号公報
従来技術は、書込みクロックと読出しクロックの周波数の違いに基づく書込み側と読出し側のVSYNC/HSYNCの位相差に起因する映像の不連続、ちらつき等を、同期信号周波数を制御して防止するものではない。
以上から本発明の目的は、書込みクロックと読出しクロックの周波数の違いに基づく書込み側と読出し側のVSYNC/HSYNCのずれに起因する映像の不連続、ちらつき等を防止することである。
本発明の別の目的は、書込み側のクロック周波数が何らかの原因で大幅に乱れてもモニターに表示されている画像に影響を与えないようにすることである。
上記課題は本発明によれば、書込みクロックを用いて第1、第2のメモリ部分に交互に映像データを書込み、画像データの書き込みが行なわれていない第1、第2のメモリ部分より交互に読出しクロックを用いて画像データを読出す画像処理装置における映像キャプチャ回路により達成される。
本発明の第1の映像キャプチャ回路は、読出しクロックに同期した読出し用垂直同期信号を発生する垂直同期信号発生部、書込みクロックに同期した書込み用垂直同期信号と前記読出し用垂直同期信号の位相差を監視し、該位相差に基づいて該読み出し用垂直同期信号の周期を制御する位相差制御部を備えている。位相差制御部は、位相差が第1の設定値以上になった時、該位相差が減少するように読み出し用垂直同期信号の周期を制御し、位相差が所定範囲内に減少した時、垂直同期信号の周期を元の値に戻す。また、位相差制御部は、位相差が第1の設定値以上になった時、該位相差が少しづつ減少して前記所定範囲内に収まるように前記読み出し用垂直同期信号の周期を制御する。
本発明の第2の映像キャプチャ回路は、読出しクロックに同期した読出し用垂直同期信号を発生する垂直同期信号発生部、書込み終了を示す信号を発生する書込み終了信号発生部、読出し終了を示す信号を発生する読出し終了信号発生部、書込み終了信号と読出し終了信号の位相差を監視し、該位相差に基づいて前記読み出し用垂直同期信号の周期を制御する位相差制御部を備えている。
上記課題は本発明によれば、書込みクロックを用いて第1、第2のメモリ部分に交互に映像データを書込み、画像データの書き込みが行なわれていない第1、第2のメモリ部分より交互に読出しクロックを用いて画像データを読出す画像処理装置の映像キャプチャ方法により達成される。本発明の映像キャプチャ方法では、書込みタイミングと読み出しタイミングの位相差を検出し、該位相差が第1の設定値以上になった時、該位相差が少しづつ減少して第2の設定値以下となるように読み出し側の垂直同期信号の周期を制御する。
本発明によれば、書込みタイミングと読み出しタイミングの位相差を検出し、該位相差が第1の設定値以上になった時、該位相差が少しづつ減少して第2の設定値以下となるように読み出し側の垂直同期信号の周期を制御するにしているため、書込みクロックと読出しクロックの周波数の違いに基づく書込み側と読出し側のVSYNC/HSYNCのずれに起因する画像の読み飛ばしや画像の二度読みをなくせ、映像の不連続、ちらつき等を防止することができる。
また、本発明によれば、位相差が第1の設定値以上になった時、該位相差が少しづつ減少するように垂直同期信号の周期を制御し、位相差が所定範囲内に減少した時、垂直同期信号の周期を元の値に戻すようにしたから、書込み側のクロック周波数が何らかの原因で大幅に乱れてもモニターに表示されている画像に影響を与えないようにすることができる。
図1は本発明の画像処理装置における映像キャプチャ部の構成図である。
映像キャプチャ部は、書込みクロックCL1を用いてメモリ12の第1、第2のメモリ部分12a,12bに交互に映像データを書込み、画像データが書込まれていない第1、第2のメモリ部分12a,12bより交互に読出しクロックCL2を用いて画像データを読出す構成を備えている。かかる構成に加えて、映像キャプチャ部は、読出しクロックCL2に同期した読出し用の垂直/水平同期信号VSYNCR/HSYNCRを発生するSYNC生成部13aとVSYNC位相差制御部14を備えている。
VSYNC位相差制御部14は、書込み用の垂直同期信号VSYNCWと読出し用の垂直同期信号VSYNCRの位相差を監視し、該位相差に基づいてVSYNCRの周期を制御する同期周期制御信号PCSを出力し、前記位相差が設定範囲内に収まるようにする。すなわち、VSYNC位相差制御部14は、位相差が第1の設定値以上になった時、該位相差が少しづつ減少するようにVSYNCRの周期を制御し、位相差が所定範囲内に減少した時、垂直同期信号VSYNCRの周期を元に戻す。
以上により、書込みクロックCL1と読出しクロックCL2の周波数の違いに基づく書込み側と読出し側のVSYNC/HSYNCのずれに起因する画像の読み飛ばしや画像の二度読みをなくせ、映像の不連続、ちらつき等を防止することができる。
また、位相差が第1の設定値以上になった時、該位相差が少しづつ減少するように垂直同期信号VSYNCRの周期を制御し、位相差が所定範囲内に減少した時、垂直同期信号VSYNCRの周期を元の値に戻すようにしたから、書込み側のクロック周波数CL1が何らかの原因で大幅に乱れてもモニターに表示されている画像に影響を与えないようにできる。
図1の映像キャプチャ回路において、書込み部11の書込みアドレス発生部11aは、取り込み用クロック(書込みクロック)CL1に同期する書込み側の垂直同期信号VSYNCWと水平同期信号HSYNCWを用いてメモリ12の書込みアドレスADWを生成し、外部画像(取り込み映像データ)を該メモリに取り込む。なお、書込み部11はVSYNCW/HSYNCWが外部より入力しない場合には、書込みクロックCL1を分周して作成する。
メモリ12は図8(A)で説明したようにメモリバンクを2面(メモリ部分12a,12b)持たせることにより、書込みのメモリアドレスADWと読出しアドレスADRが同一アドレスにならないようにする。すなわち、メモリ12への画像の書込みは第1、第2メモリ部分12a,12bで交互に行ない、メモリからの画像の読出しは画像の書込みが行われていない方のメモリ部分から行なう。
読出し部13において、SYNC生成部13aは設定値に基づいて、表示用の垂直同期信号VSYNCR、水平同期信号HSYNCRを表示用クロック (読出しクロック)CL2を用いて作成して出力する。また、読出しアドレス生成部13bはこれら表示用のVSYNCR/HSYNCRを用いて読出しアドレスADRを生成し、表示映像データをメモリ12から読出す。
VSYNC位相差制御部14は、書込み用垂直同期信号VSYNCWと読出し用垂直同期信号VSYNCRの位相差を監視し、該位相差に基づいてVSYNCRの周期を制御する同期周期制御信号PCSを出力し、前記位相差が設定範囲内に収まるようにする。すなわち、VSYNC位相差制御部14は、位相差が第1の設定値以上になった時、該位相差が少しづつ減少するようにVSYNCRの周期を制御し、該位相差が所定範囲内に減少した時、垂直同期信号の周期を元に戻す。
図2はVSYNC位相差制御部14の構成図であり、位相差検出用カウンタ/タイマ14aは、書込み用垂直同期信号VSYNCWと読出し用垂直同期信号VSYNCRの位相差を検出し、該位相差に応じた期間、水平同期信号HSYNCRをカウントし、カウント値を位相差として出力する。位相差判定部14bは、位相差が予めレジスタ14cに設定されている同期周期制御を開始するための設定値S1以上になったか監視し、(1) VSYNCRの位相がVSYNCWより設定値S1以上進めば、読出し用垂直同期信号VSYNCRの周期を長くするよう指示CM1を出し、(2) VSYNCRの位相がVSYNCWより設定値S1以上遅れれば、読出し用垂直同期信号VSYNCRの周期を短くするよう指示CM2を出し、(3) VSYNCRの位相がVSYNCWより設定値S1以上進みも遅れもしてなければ、周期を維持するよう指示CM3を出力する。
周期設定部14dは、周期を維持するよう指示CM3を受信すれば、周期設定値Nを同期周期制御信号PCSとしてSYNC生成部13aに入力する。これにより、SYNC生成部13aは所定の周期を有するVSYNCR/HSYNCRを出力する。また、周期設定部14dは、VSYNCRの周期を長くするよう指示CM1を受信すれば、周期設定値Np(>N)を同期周期制御信号PCSとしてSYNC生成部13aに入力する。これにより、SYNC生成部13aはVSYNCR/HSYNCRの周期を長くする。また、周期設定部14dは、VSYNCRの周期を短くするよう指示CM2を受信すれば、周期設定値Nm(<N)を同期周期制御信号PCSとしてSYNC生成部13aに入力する。これにより、SYNC生成部13aはVSYNCR/HSYNCRの周期を短くする。
位相差が設定値S1以上進み、あるいは遅れて、上記同期周期制御が行われるとVSYNCRの周期が長く、あるいは短くなって、位相差が減少する。位相差判定部14bは位相差が設定値S2(<S1)以下になったかを監視し、S2以下になれば、周期設定部14dに周期を元に戻すよう指示する。すなわち、周期を維持する指示CM3を出力する。これにより、周期設定部14dは周期設定値Nを同期周期制御信号PCSとしてSYNC生成部13aに入力し、SYNC生成部13aは当初の周期を有するVSYNCR/HSYNCRを出力する。以後、上記制御が繰返される。
要約すれば、VSYNC位相差制御部14は、位相差が第1の設定値S1以上になった時、該位相差が少しづつ減少するようにVSYNCRの周期を制御し、位相差が所定範囲−S2〜+S2内に減少した時、垂直同期信号の周期を元に戻す。S1>S2にしているため、同期周期制御開始と終了の位相差に差(ヒステリヒス)を持たせている。
図3はSYNC生成部13aの構成図であり、周期設定値(N,Np,Nm)を記憶するVSYNC周期設定レジスタ21、周期設定値を取り込んで保存するVSYNC周期設定値取り込みレジスタ22、該周期設定値がセットされ、その値に応じた周期のVSYNCR/HSYNCRを読出しクロックCL2を分周して出力する分周タイミング生成部23を有している。VSYNC周期設定値取り込みレジスタ22には、垂直ブランク期間において読出しクロックCL2に同期して周期設定値(N,Np,Nm)を取り込む。このため、1フィールドの映像表示終了後、次のVSYNCRまでに周期調整が行なわれ、該読出し側VSYNCRの発生タイミングが変化して映像ブランク期間が短くあるいは長くなり、映像への影響は無く調整を行なうことができる。
図4は読出し側の同期周期制御のタイムチャートである。
読出し側では通常262水平ライン周期でVSYNCRを発生しているが、書込み側のVSYNCWは263水平ライン周期で入力しているものとする。また、位相ずれは、4ライン分まで許容でき、5ライン以上になると読出し側の同期周期制御を開始し、1ラインづつ位相差を減少し、3ラインより小さくなった時に同期周期制御を終了し、VSYNCRの周期を元に戻すものとする。なお、図中、B0,B1は第1、第2メモリ部分12a,12bに対応している。
最初、VSYNCRとVSYNCWの発生時刻は一致しているが、1フィールド周期毎にVSYNCRの位相が1水平ラインづつ短くなり、位相差が5ラインになると、VSYNC位相差制御部14はVSYNCRが264ライン毎に発生するように同期周期制御を行なう。この結果、以後、位相差は1ラインづつ減少する。そして、位相差が2ラインになったとき、同期周期制御を終了し、VSYNCRの周期を元に戻す。以後、上記制御を繰返す。
尚、以上では説明の都合上S1=5、S2=3とし、1ラインづつ減少制御する場合について説明したが、これらの値は実際に即して決定される。例えば、S1=20、S2=3とし、2ラインづつ減少制御するように決定することもできる。
第1実施例では、書込み側と読み出し側のVSYNCWとVSYNCRの位相差を検出して読出し側のVSYNCRの周期を制御する場合であるが、図4に示すように書込み終了を示す信号WEDと読出し終了を示す信号REDの位相差を検出しVSYNCRの周期を制御するように構成することができる。
図5はかかる第2実施例の構成図であり、図1の第1実施例と同一部分には同一符号を付している。異なる点は、書きこみアドレス生成部11aから発生する書込み終了信号WEDと読出しアドレス生成部13bから発生する読出し終了信号REDの位相差を、SYNC位相差制御部14に入力している点、SYNC位相差制御部14が書込み終了信号WEDと読出し終了信号REDの位相差に基づいてVSYNCRの周期を制御する点である。SYNC位相差制御部14は図2と同一構成を有している。
以上本発明には3つのポイントがある。
(1) メモリ取り込みクロック(書込みクロック)と表示クロック(読出しクロック)の同期を取る必要が無く、キャプチャ入力側のVSYNCと表示出力側のVSYNCを比較して合わせ込みを行なうだけで良い。この結果、アナログ回路や高速なクロックを必要とせず非常に簡単な回路で、かつ安価に、しかも高精度で、picture in picture映像表示(キャプチャ映像と内部発生描画映像の合わせ込み表示)をおこなうことができる。
(2) 単純に取り込み側のVSYNCと表示出力側のVSYNCを一致させるのではなく、ある決まった範囲で近づけていくという処理を行なう。完全に一致させる制御を行なうと取り込み側のVSYNCが弱電界などの影響により乱れた場合、それに影響され出力側のVSYNCも乱れ、描画した映像も乱れてしまう。これに対し、本発明では決まった周期でVSYNCを出力し完全に取り込み側には追従しないため描画した映像は乱れることがない。
(3) 同一フィールドを2回表示したり、フィールドを飛ばして表示することがなく、映像は不連続にならない。
本発明の画像処理装置における映像キャプチャ部の構成図である。 VSYNC位相差制御部の構成図である。 SYNC生成部の構成図である。 読出し側の同期周期制御のタイムチャートである。 第2実施例の構成図である。 従来のキャプチャ方式による映像処理装置の構成図である。 従来の映像キャプチャ回路の詳細な構成図である。 メモリバンクを2面持たせた場合の説明図(その1)である。 メモリバンクを2面持たせた場合の説明図(その2)である。 メモリバンクを2面持たせた場合の説明図(その3)である。
符号の説明
11 書込み部
11a 書込みアドレス発生部
12 メモリ
12a,12b 第1、第2のメモリ部分
13 読出し部
13a SYNC生成部
13b 読出しアドレス生成部
14 VSYNC位相差制御部
CL1 取り込み用クロック(書込みクロック)
CL2 表示用クロック (読出しクロック)
VSYNCW 書込み側の垂直同期信号
VSYNCR 読出し側の垂直同期信号

Claims (5)

  1. 書込みクロックを用いて第1、第2のメモリ部分に交互に映像データを書込み、画像データの書き込みが行なわれていない第1、第2のメモリ部分より交互に読出しクロックを用いて画像データを読出す画像処理装置における映像キャプチャ回路において、
    読出しクロックに同期した読出し用垂直同期信号を発生する垂直同期信号発生部、
    書込みクロックに同期した書込み用垂直同期信号と前記読出し用垂直同期信号の位相差を監視し、該位相差に基づいて該読出し用垂直同期信号の周期を制御する位相差制御部、
    を備えたことを特徴とする映像キャプチャ回路。
  2. 前記位相差制御部は、前記位相差が第1の設定値以上になった時、該位相差が減少するように読出し用垂直同期信号の周期を制御し、位相差が所定範囲内に減少した時、垂直同期信号の周期を元に戻す、
    ことを特徴とする請求項1記載の映像キャプチャ回路。
  3. 前記位相差制御部は、位相差が第1の設定値以上になった時、該位相差が少しづつ減少して前記所定範囲内に収まるように前記読出し用垂直同期信号の周期を制御する、
    ことを特徴とする請求項2記載の映像キャプチャ回路。
  4. 書込みクロックを用いて第1、第2のメモリ部分に交互に映像データを書込み、画像データの書き込みが行なわれていない第1、第2のメモリ部分より交互に読出しクロックを用いて画像データを読出す画像処理装置における映像キャプチャ回路において、
    読出しクロックに同期した読出し用垂直同期信号を発生する垂直同期信号発生部、
    書込み終了を示す信号を発生する書込み終了信号発生部、
    読出し終了を示す信号を発生する読出し終了信号発生部、
    書込み終了信号と読出し終了信号の位相差を監視し、該位相差に基づいて前記読出し用垂直同期信号の周期を制御する位相差制御部、
    を備えたこと特徴とする映像キャプチャ回路。
  5. 書込みクロックを用いて第1、第2のメモリ部分に交互に映像データを書込み、画像データの書き込みが行なわれていない第1、第2のメモリ部分より交互に読出しクロックを用いて画像データを読出す画像処理装置の映像キャプチャ方法において、
    書込みタイミングと読み出しタイミングの位相差を検出し、
    該位相差が第1の設定値以上になった時、該位相差が少しづつ減少して第2の設定値以下となるように読出し側の垂直同期信号の周期を制御する、
    ことを特徴とする画像処理装置の映像キャプチャ方法。
JP2004091523A 2004-03-26 2004-03-26 映像キャプチャ回路及び映像キャプチャ方法 Pending JP2005275242A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004091523A JP2005275242A (ja) 2004-03-26 2004-03-26 映像キャプチャ回路及び映像キャプチャ方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004091523A JP2005275242A (ja) 2004-03-26 2004-03-26 映像キャプチャ回路及び映像キャプチャ方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005275242A true JP2005275242A (ja) 2005-10-06

Family

ID=35174948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004091523A Pending JP2005275242A (ja) 2004-03-26 2004-03-26 映像キャプチャ回路及び映像キャプチャ方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005275242A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009267793A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Renesas Technology Corp 映像信号処理装置
CN102082901A (zh) * 2009-12-01 2011-06-01 株式会社理光 图像摄像装置
JP2011112901A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Mitsubishi Electric Corp 映像表示装置
JP2012037690A (ja) * 2010-08-06 2012-02-23 Sharp Corp 画像処理装置
JP2013231787A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Seiko Epson Corp 画像表示装置およびプログラム並びに画像表示装置の制御方法

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61156933A (ja) * 1984-12-27 1986-07-16 Nec Corp 送信バツフアメモリ
JPH02254832A (ja) * 1989-03-29 1990-10-15 Fujitsu Ltd スタッフ同期多重化システムにおける一時記憶回路のデータスリップ防止方式
JPH04117085A (ja) * 1990-08-31 1992-04-17 Hitachi Ltd 画像データのレート変換装置
JPH0997041A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Sanyo Electric Co Ltd 映像信号処理装置
JPH1118082A (ja) * 1997-06-25 1999-01-22 Canon Inc 画像信号処理装置及び方法
JPH1165542A (ja) * 1997-08-26 1999-03-09 Seiko Epson Corp 画像信号処理装置
JP2000098992A (ja) * 1998-09-22 2000-04-07 Victor Co Of Japan Ltd 映像信号処理回路
JP2001067060A (ja) * 1999-06-25 2001-03-16 Sony Corp 同期変換装置および方法、並びに記録媒体
JP2001092429A (ja) * 1999-09-17 2001-04-06 Sony Corp フレームレート変換装置
JP2003018137A (ja) * 2001-07-03 2003-01-17 Nec Eng Ltd 非同期検出回路
JP2003116110A (ja) * 2001-10-03 2003-04-18 Sony Corp 画像信号処理方法及び画像信号処理装置

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61156933A (ja) * 1984-12-27 1986-07-16 Nec Corp 送信バツフアメモリ
JPH02254832A (ja) * 1989-03-29 1990-10-15 Fujitsu Ltd スタッフ同期多重化システムにおける一時記憶回路のデータスリップ防止方式
JPH04117085A (ja) * 1990-08-31 1992-04-17 Hitachi Ltd 画像データのレート変換装置
JPH0997041A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Sanyo Electric Co Ltd 映像信号処理装置
JPH1118082A (ja) * 1997-06-25 1999-01-22 Canon Inc 画像信号処理装置及び方法
JPH1165542A (ja) * 1997-08-26 1999-03-09 Seiko Epson Corp 画像信号処理装置
JP2000098992A (ja) * 1998-09-22 2000-04-07 Victor Co Of Japan Ltd 映像信号処理回路
JP2001067060A (ja) * 1999-06-25 2001-03-16 Sony Corp 同期変換装置および方法、並びに記録媒体
JP2001092429A (ja) * 1999-09-17 2001-04-06 Sony Corp フレームレート変換装置
JP2003018137A (ja) * 2001-07-03 2003-01-17 Nec Eng Ltd 非同期検出回路
JP2003116110A (ja) * 2001-10-03 2003-04-18 Sony Corp 画像信号処理方法及び画像信号処理装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009267793A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Renesas Technology Corp 映像信号処理装置
JP2011112901A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Mitsubishi Electric Corp 映像表示装置
CN102082901A (zh) * 2009-12-01 2011-06-01 株式会社理光 图像摄像装置
US8624999B2 (en) 2009-12-01 2014-01-07 Ricoh Company, Ltd. Imaging apparatus
CN102082901B (zh) * 2009-12-01 2014-04-23 株式会社理光 图像摄像装置
JP2012037690A (ja) * 2010-08-06 2012-02-23 Sharp Corp 画像処理装置
JP2013231787A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Seiko Epson Corp 画像表示装置およびプログラム並びに画像表示装置の制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102117595B (zh) 用于对齐帧数据的技术
JP2007295096A (ja) 同期信号生成装置、デジタルカメラ、及び同期信号生成方法
JP6170311B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2006180340A (ja) 映像信号処理装置とその方法及び車載カメラシステム
JP2011061323A (ja) 同期信号制御回路及び表示装置
JP4572144B2 (ja) 表示パネル駆動装置および表示パネル駆動方法
JP2005275242A (ja) 映像キャプチャ回路及び映像キャプチャ方法
US10854151B2 (en) Image processing device and image processing method
US5963221A (en) Device for writing and reading of size reduced video on a video screen by fixing read and write of alternating field memories during resize operation
JP6687361B2 (ja) 半導体装置、映像表示システムおよび映像信号の出力方法
JP5020754B2 (ja) 映像処理装置およびその制御方法
JP6788996B2 (ja) 半導体装置、映像表示システムおよび映像信号出力方法
JP3423327B2 (ja) 映像信号入出力装置
JP2009004947A (ja) 撮像デバイス及び画像処理表示装置
JP5106893B2 (ja) 表示装置
JP4984630B2 (ja) 映像信号変換装置
JP2011259107A (ja) 投影装置及びその制御方法
JPS61172484A (ja) ビデオフイ−ルドデコ−ダ
JP2015125411A (ja) 映像処理装置
US20230386416A1 (en) Display device and display control method
US7173629B2 (en) Image processor with the closed caption function and image processing method
JP4729124B2 (ja) 表示パネル駆動装置および表示パネル駆動方法
JPH10285487A (ja) 映像信号処理回路
JP4661674B2 (ja) 画像処理装置および方法
JP2013070261A (ja) 同期信号制御回路及び表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101012