JP2012037690A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ティアリングの発生を防止するとともに、コマ落ちからの復帰時に最新のフレーム画像を表示する。
【解決手段】
3以上のフレームバッファ22a〜22cからなる画像記憶部22と、フレーム画像を画像記憶部22へ周期的に書き込む画像書込部212と、画像記憶部22からフレーム画像を周期的に読み出す画像読出部232と、最後に書き込みが終了したフレームバッファを示す前回書込先情報WS1及び読出中のフレームバッファを示す読出先情報RSを保持するアクセス先記憶部24と、前回書込先情報WS1に基づいて、次の読出先となるフレームバッファを選択し、読出先情報RSを更新する読出先選択部231と、前回書込先情報WS1及び読出先情RS報に基づいて、次の書込先となるフレームバッファを選択する書込先選択部211とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像処理装置に係り、更に詳しくは、3以上のフレームバッファからなる画像記憶手段を備えた画像処理装置の改良に関する。
一般に、動画像は多数のフレーム画像によって構成され、動画像を入出力する画像処理装置には、フレーム画像を一時格納するためのフレームバッファが設けられている。このような画像処理装置において、例えば、入力周期が出力周期よりも短い場合や、互いに同期していない場合に、読み出し中のフレーム画像が更新され、乱れた画像が読み出されるティアリングという現象が発生することが知られている。
例えば、撮影した動画像をほぼリアルタイムで表示(プレビュー表示)させる場合、撮影画像がフレームバッファへ繰り返し書き込まれるとともに、表示画像がフレームバッファから繰り返し読み出される。このとき、同一のフレームバッファに対し、書き込み及び読み出しが行われると、一部のみが更新された状態の乱れたフレーム画像が読み出されることがあった。
このようなティアリングの発生を回避する方法が従来から提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載された画像処理装置は、3つのフレームバッファを備えるとともに、コマ落ちが発生した場合にフレームバッファへの書き込みを一時中止することによってティアリングの発生を防止している。しかしながら、この方法では、コマ落ちの発生時にフレームバッファへの書き込みを中止することによって、ティアリングを防止しているため、コマ落ちからの復帰直後に最新のフレーム画像を読み出すことができないという問題があった。
例えば、撮影した動画像のプレビュー表示時に、コマ落ちを意図的に発生させ、一時的に静止画像を表示させたいような場合がある。この様な撮像装置において、コマ落ちからの復帰直後に、最新のフレーム画像を表示することができず、古いフレーム画像が一旦表示された後に最新のフレーム画像が表示され、不連続で不自然な表示が行われるという問題があった。
特開2007−298760
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ティアリングの発生を防止するとともに、コマ落ちからの復帰時に最新のフレーム画像を表示することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
第1の本発明による画像処理装置は、1つのフレーム画像をそれぞれ格納可能な3以上のフレームバッファからなる画像記憶手段と、フレーム画像を上記画像記憶手段へ周期的に書き込む画像書込手段と、上記画像記憶手段から上記フレーム画像を周期的に読み出す画像読出手段と、最後に書き込みが終了した上記フレームバッファを示す前回書込先情報、及び、読出中の上記フレームバッファを示す読出先情報を保持するアクセス先記憶手段と、上記前回書込先情報に基づいて、次の読出先となる上記フレームバッファを選択し、上記読出先情報を更新する読出先選択手段と、上記前回書込先情報及び上記読出先情報に基づいて、次の書込先となる上記フレームバッファを選択する書込先選択手段とを備え、上記画像書込手段が、上記書込先選択手段が選択した上記フレームバッファに対し、上記フレーム画像を書き込み、上記画像読出手段が、上記読出先選択手段が選択した上記フレームバッファから上記フレーム画像を読み出すように構成される。
この様な構成により、前回書込先情報に基づいて、次の読出先となるフレームバッファを選択し、前回書込先情報及び読出先情報に基づいて、次の書込先となるフレームバッファを選択することができる。このため、画像書込手段の書込先及び画像読出手段の読出先が一致し、ティアリングが発生するのを防止することができる。特に、コマ落ちの発生時に書き込みを停止することなく、ティアリングの発生を防止することにより、コマ落ちからの復帰時に古いフレーム画像が読み出されるのを防止することができる。
第2の本発明による画像処理装置は、上記構成に加えて、上記読出先選択手段が、上記読出先情報を上記前回書込先情報に一致させ、上記書込先選択手段が、上記前回書込先情報及び上記読出先情報が示す上記フレームバッファを除く上記フレームバッファのいずれかを選択するように構成される。
この様な構成により、コマ落ちが発生している期間を除き、常に最新のフレーム画像を読み出すことができる。
第3の本発明による画像処理装置は、上記構成に加えて、上記画像記憶手段が、3つのフレームバッファからなり、上記アクセス先記憶手段が、上記前回書込先情報に係る書き込みの直前に書き込みが終了した上記フレームバッファを示す前々回書込先情報を保持し、上記書込先選択手段が、上記前回書込先情報及び上記読出先情報を比較し、両者が一致する場合には、上記前回書込先情報及び上記前々回書込先情報が示す上記フレームバッファを除く上記フレームバッファを選択し、両者が一致しない場合には、上記前回書込先情報及び上記読出先情報が示す上記フレームバッファを除く上記フレームバッファを選択するように構成される。
この様な構成により、3つのフレームバッファを用いて、ティアリングの発生を防止するとともに、コマ落ちからの復帰時に最新のフレーム画像を読み出すことができる。つまり、コストを増大させることなく実現することができる。
第4の本発明による画像処理装置は、上記構成に加えて、上記画像読出手段が、上記画像書込手段による上記フレーム画像の書き込みと同期することなく上記フレーム画像を読み出し、上記書込先選択手段が、上記前回書込先情報の更新後、予め定められた遅延時間が経過した後に、上記読出先情報を読み出し、上記遅延時間が、上記読出先選択手段による上記前回書込先情報の読み出し及び上記読出先情報の更新に要する時間よりも長くなるように構成される。
この様な構成により、画像書込手段によるフレーム画像の書き込みと、画像読出手段によるフレーム画像の読み出しが、互いに非同期であり、書込先選択手段及び読出先選択手段が互いに非同期で動作している場合であっても、ティアリングの発生を防止し、また、コマ落ちからの復帰時に古いフレーム画像が読み出されるのを防止することができる。
第5の本発明による画像処理装置は、上記構成に加えて、各フレーム画像間にブランク期間を介在させてフレーム画像を周期的に取得するとともに、上記フレーム画像の出力タイミングを示す同期信号を生成する画像取得手段を備え、上記画像書込手段は、上記画像取得手段が取得した上記フレーム画像を上記画像記憶手段へ周期的に書き込み、上記書込先選択手段が、上記フレーム画像の出力終了タイミングに同期して、上記前回書込先情報を更新するとともに、上記フレーム画像の出力開始タイミングに同期して、上記読出先情報を読み出すように構成される。この様な構成により、画像取得手段のブランク期間を利用して、画像処理装置を簡単な構成で実現することができ、コストを抑制することができる。
第6の本発明による画像処理装置は、上記構成に加えて、上記フレーム画像の書込周期及び読出周期は、互いに一方が他方の整数倍ではないように構成される。本発明は、この様な画像処理装置に特に好適である。
第7の本発明による画像処理装置は、上記構成に加えて、読出先の変更を指示する表示切替要求を生成する表示制御手段を備え、上記読出先選択手段が、上記表示切替要求に基づいて、次の読出先となる上記フレームバッファを選択するように構成される。
この様な構成により、読出先情報の変更を行うか否かを表示制御手段により制御することができる。例えば、表示切替要求が出力されると読出先情報が更新され、表示切替要求が出力されなければ読出先情報が更新されない。このため、コマ落ちを意図的に発生させることができるとともに、コマ落ち発生にともなうティアリングの発生を防止するとともに、コマ落ちからの復帰時に最新のフレーム画像を読み出すことができる。
本発明による画像処理装置では、読出先選択手段が、前回書込先情報に基づいて、次の読出先となるフレームバッファを選択するとともに、書込先選択手段が、前回書込先情報及び読出先情報に基づいて、次の書込先となるフレームバッファを選択する。このため、画像書込手段の書込先及び画像読出手段の読出先が一致し、ティアリングが発生するのを防止することができる。特に、コマ落ちの発生時に書き込みを停止することなく、ティアリングの発生を防止し、コマ落ちからの復帰時に古いフレーム画像が読み出されるのを防止することができる。
本発明による画像処理装置の一構成例を示したブロック図であり、画像処理装置の一例として、撮像装置100が示されている。 図1の画像処理部12の詳細構成の一例を示したブロック図である。 フレーム画像の読出処理の一例を示したフローチャートである。 フレーム画像の書込処理の一例を示したフローチャートである。 書込先選択部211による書込先の決定方法の一例を示した図表である。 コマ落ちが発生した場合における画像処理部12の動作状態の一例を時系列に示した説明図である。 従来の画像処理装置においてコマ落ちが発生した場合の動作状態を時系列に示した説明図である。 フレーム画像の書込先及び読出先の変更が同時に行われた場合の様子を示した説明図である。 読出先の変更が、フレーム画像の終了タイミングと同時であった場合の動作が示した説明図である。 読出先の変更が、フレーム画像の開始タイミングと同時であった場合の動作が示されている。 図2の画像処理部12の動作の一例を示したタイミングチャートである。 図11に続くタイミングチャートである。 撮影周期が表示周期よりも短い場合における動作状態を時系列に示した説明図である。
図1は、本発明による画像処理装置の一構成例を示したブロック図であり、画像処理装置の一例として、撮像装置100が示されている。この撮像装置100は、表示制御部10、カメラ部11、画像処理部12及び表示部13からなり、動画像を撮影しながら、撮影した動画像をリアルタイムで表示することができる。
カメラ部11は、撮影により動画像データを取得する画像取得手段、例えば、CCD(Charge Coupled Device)を備えた撮像装置であり、予め定められた撮影周期ごとにカメラ同期信号Csync及び撮影画像データCdataを出力する。撮影画像データCdataは、カメラ部11によって撮影された動画像データであり、時系列に生成された多数のフレーム画像からなる。カメラ同期信号Csyncは、各フレーム画像の出力開始及び出力終了のタイミングを示す信号である。
表示部13は、動画像を表示するための表示手段、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)パネルを備えた表示装置であり、予め定められた表示周期ごとに表示同期信号Dsyncを出力し、表示画像データDdataが入力される。表示画像データDdataは、表示部13によって表示される動画像データであり、時系列に表示される多数のフレーム画像からなる。表示同期信号Dsyncは、各フレーム画像の入力開始のタイミングを示す信号である。
画像処理部12は、撮影画像データCdataに基づいて、表示画像データDdataを生成する画像処理手段である。すなわち、カメラ同期信号Csyncに同期したフレーム画像をカメラ部11から取得するとともに、表示同期信号Dsyncに同期したフレーム画像を生成し、表示部13へ出力している。画像処理部12は、フレーム画像を一時保持するための複数のフレームバッファを備え、カメラ部11から入力されたフレーム画像をフレームバッファのいずれかに書き込み、この書き込みが終了するごとに書込終了割込CEを出力する。また、表示切替要求DRに基づいて、フレーム画像を読み出すフレームバッファを切り替える。
表示制御部10は、画像処理部12からの書込終了割込CEに基づいて、表示切替要求DRを生成する表示制御手段、例えば、マイクロプロセッサである。表示切替要求DRは、画像処理部12から表示部13へ出力されるフレーム画像の更新を要求する信号であり、表示切替要求DRが入力されない場合、画像処理部12は、同一のフレーム画像を出力し続ける。つまり、この撮像装置100では、必然的に発生するコマ落ちに加えて、意図的なコマ落ちをソフトウエア制御により発生させることもできる。
ここで、コマ落ちとは、動画像データから一部のフレーム画像が欠落する現象であり、通常、撮影周期が表示周期よりも短い場合に生じる。ここでは、画像処理部12に入力されたが、画像処理部12から出力されないフレーム画像が存在する現象を意味するものとする。この画像処理部12では、撮影周期が表示周期以上であっても、表示切替要求DRを用いてコマ落ちを意図的に発生させることができる。
図2は、図1の画像処理部12の詳細構成の一例を示したブロック図である。この画像処理部12は、入力制御部21、画像記憶部22、出力制御部23及びアクセス先記憶部24からなる。
<画像記憶部22>
画像記憶部22は、3つのフレームバッファ22a〜22cからなり、各フレームバッファ22a〜22cは、それぞれ1つのフレーム画像を格納することができる。フレーム画像は、入力制御部21によって書き込まれ、出力制御部23によって読み出される。
<アクセス先記憶部24>
アクセス先記憶部24は、入力制御部21及び出力制御部23のアクセス先として選択されたフレームバッファ22a〜22cを保持する記憶手段であり、書込先情報WS、前回書込先情報WS1、前々回書込先情報WS2及び読出先情報RSを記憶している。書込先情報WSは、フレーム画像を書込中のフレームバッファ(以下、書込先)を示すデータである。前回書込先情報WS1は、更新前の書込先情報WS、すなわち、フレーム画像の書き込みが最後に終了したフレームバッファ(以下、前回書込先)を示すデータである。前々回書込先情報WS2は、更新前の前回書込先情報WS1、つまり、書込先情報WSに係る書き込みの直前に書き込みが終了したフレームバッファ(以下、前々回書込先)を示すデータである。読出先情報RSは、フレーム画像を読出中のフレームバッファ(以下、読出先)を示している。
<入力制御部21>
入力制御部21は、カメラ部11から入力されたフレーム画像を画像記憶部22へ書き込む画像記憶部22の入力制御手段であり、書込先選択部211及び画像書込部212からなる。この入力制御部21は、フレーム画像の書込先として、フレームバッファ22a〜22cのいずれか1つを選択し、選択されたフレームバッファに対し、当該フレーム画像を書き込む。
書込先選択部211は、フレーム画像ごとに書込先となるフレームバッファを選択する。フレームバッファの選択は、カメラ同期信号Csyncに基づいて開始され、選択するフレームバッファは、前回書込先情報WS1、前々回書込先情報WS2及び読出先情報RSに基づいて決定される。具体的には、前回書込先及び読出先を比較し、両者が一致しなければ、前回書込先及び読出先を除くフレームバッファを新たな書込先として選択する。一方、両者が一致すれば、前回書込先及び前々回書込先を除くフレームバッファを新たな書込先として選択する。
また、書込先選択部211は、上記選択結果に基づいて、書込先情報WSを更新するとともに、前回書込先情報WS1及び前々回書込先情報WS2も更新する。さらに、書込先選択部211は、1つのフレーム画像の書き込みが終了するごとに、書込終了割込CEを生成し、表示制御部10へ出力する。
画像書込部212は、書込先として選択されたフレームバッファに対し、カメラ部11から入力されたフレーム画像を書き込む。なお、フレーム画像の書き込みの開始及び終了は、カメラ同期信号Csyncに基づいて判別される。
<出力制御部23>
出力制御部23は、画像記憶部22からフレーム画像を読み出し、表示部13へ出力する画像記憶部22の出力制御手段であり、読出先選択部231及び画像読出部232からなる。この出力制御部23は、フレーム画像の読出先として、フレームバッファ22a〜22cのいずれか1つを選択し、この選択結果に基づいて、読出先情報RSを更新する。また、選択されたフレームバッファからフレーム画像を読み出す。
読出先選択部231は、表示切替要求DRに基づいて、読出先となるフレームバッファを選択する。読出先の選択は、表示同期信号Dsyncに同期して開始され、選択するフレームバッファは、前回書込先情報WS1に基づいて決定される。具体的には、前回書込先が新たな読出先として選択される。また、読出先情報RSを更新し、上記選択結果を読出先情報RSに反映させる。
画像読出部232は、読出先として選択されたフレームバッファからフレーム画像を読み出し、表示部13へ出力する。なお、フレーム画像の読み出しの開始及び終了は、表示同期信号Dsyncに基づいて判別される。
図3のステップS101〜S104は、フレーム画像の読出処理の一例を示したフローチャートである。このフローチャートは、フレーム画像の入力開始を示す表示同期信号Dsyncが入力された場合に開始され、出力制御部23によって実行される。
まず、表示制御部10からの表示切替要求DRの有無が判別される(ステップS101)。表示切替要求DRを受け付けていない場合、ステップS104へ進む。一方、表示切替要求DRを受け付けている場合、読出先選択部231が、前回書込先を新たな読込先として選択する(ステップS102)。つまり、前回書込先情報WS1が示すフレームバッファが、新たな読出先として選択される。次に、ステップS102の選択結果に基づいて、読出先選択部231が読出先情報RSを更新する(ステップS103)。つまり、前回書込先情報WS1の内容が読出先情報RSにコピーされる。
次に、画像読出部232が、読出先のフレームバッファからフレーム画像を読み出し、読み出されたフレーム画像が表示部13へ出力される(ステップS104)。つまり、ステップS101において表示切替要求DRを受け付けていなかった場合には、前回の表示周期の場合と同じフレーム画像が読み出される一方、表示切替要求DRを受け付けていた場合には、新たなフレーム画像が読み出される。1つのフレーム画像の読み出しが終了すれば、図3の読出処理は終了する。
図4のステップS201〜S208は、フレーム画像の書込処理の一例を示したフローチャートである。このフローチャートは、フレーム画像の出力開始を示すカメラ同期信号Csyncが入力された場合に開始され、入力制御部21によって実行される。
まず、書込先選択部211が、前回書込先及び読出先を比較する(ステップS201)。つまり、読出先のフレームバッファが、最後に書き込みを終了したフレームバッファと一致するか否かが判別される。
両者が一致しない場合、書込先選択部211は、前回書込先及び読出先以外のフレームバッファを新たな書込先として選択する(ステップS202,S203)。ティアリングの発生を回避するには、読出中のフレームバッファを新たな書込先として選択することはできない。また、前回書込先は次の読出先となるため、ティアリングの発生を回避するには、前回書込先を新たな書込先として選択することもできない。このため、本実施の形態では、両者が一致しない場合、前回書込先及び読出先を除くフレームバッファを新たな書込先として選択している。
一方、ステップS202において両者が一致する場合、書込先選択部211は、前回書込先及び前々回書込先以外のフレームバッファを新たな書込先として選択する(ステップS204)。読出先が前回書込先と一致する場合、ティアリングの発生を回避するためには、読出先(前回書込先)以外を次の書込先として選択すればよい。ここでは、書き込みの終了が最も古いフレームバッファを新たな書込先として選択するために、前回書込先及び前々回書込先以外のフレームバッファを新たな書込先として選択している。この場合、全てのフレームバッファ22a〜22cを順に書込先として選択することができる。
次に、ステップS203,S204の選択結果に基づいて、書込先選択部211が書込先情報WSを更新する(ステップS205)。つまり、新たに選択された書込先が書込先情報WSに書き込まれる。その後、書込先として選択されたフレームバッファに対し、カメラ部11から入力されたフレーム画像が、画像書込部212によって書き込まれる(ステップS206)。
フレーム画像の書き込みが終了した後、書込先選択部211は、前回書込先情報WS1及び前々回書込先情報WS2を更新する(ステップS207)。つまり、前回書込先情報WS1の内容が前々回書込先情報WS2にコピーされ、書込先情報WSの内容が前回書込先情報WS1にコピーされる。なお、後述する通り、書込先情報WSの更新と、前回書込先情報WS1との間には時間差を設けることが望ましい。
前回書込先情報WS1及び前々回書込先情報WS2の更新が終了すれば、書込先選択部211により書込終了割込CEが生成され、表示制御部10へ出力され(ステップS208)、図4の書込処理は終了する。
図5は、書込先選択部211による書込先の決定方法の一例を示した図表であり、前回書込先、前々回書込先、読出先と、これらに基づいて選択される次の書込先との組み合わせが示されている。なお、図表中のA〜Cは、フレームバッファ22a〜22cをそれぞれ意味し、「*」は、任意のフレームバッファ22a〜22cを意味する。この図表によれば、前回書込先及び表示先を除く書きフレームバッファが書込先となり、しかも、可能な限り、全てのフレームバッファ22a〜22cが順に書込先となるように、次の書込先が選択されていることがわかる。
図6の(a)〜(f)は、コマ落ちが発生した場合における画像処理部12の動作状態の一例を時系列に示した説明図であり、フレームバッファ22a〜22c、書込先情報WS、前回書込先情報WS1及び読出先情報RSの内容が示されている。なお、図中のFP1〜FP6は、カメラ部11から順に入力されるフレーム画像である。
図中の(a)は、コマ落ちが発生していない通常時における様子が示されている。フレームバッファ22a,22bには、フレーム画像FP1,FP2がそれぞれ格納され、読出先情報RSがフレームバッファ22aを指し、書込先情報WSがフレームバッファ22bを指している。
図中の(b)〜(d)は、コマ落ちの発生中における様子が示されている。読出先はフレームバッファ22aに固定され、フレーム画像FP1が繰り返し読み出されている。一方、書込先情報WSは、読出先以外のフレームバッファ22b,22cを交互に指しており、新たなフレーム画像FP3〜FP5は、書き込み可能な全てのフレームバッファ22b,22cに対し順に書き込まれている。そして、(d)の状態では、フレームバッファ22aが読出先、フレームバッファ22cが前回書込先、フレームバッファ22cが書込先となる。
図中の(e)及び(f)は、コマ落ちからの復帰後における様子が示されている。(d)の状態において、読出先情報RSが更新されると、コマ落ちから復帰する。このとき、まず前回書込先情報WS1が読出先情報RSにコピーされ、読出先となったフレームバッファ22bからフレーム画像FP4の読み出しが開始される。図中の(e)は、この時の状態が示されている。
その後、次の書込先が選択され、書込先情報WS及び前回書込先情報WS1が更新される。その結果、フレームバッファ22aが書込先、フレームバッファ22cが前回書込先になり、フレームバッファ22aへフレーム画像FP6の書き込みが開始される。この状態で、読出先情報RSが更新されると、フレームバッファ22cが読出先となり、フレーム画像FP5が読み出される。図中の(f)には、この時の状態が示されている。
図6では、コマ落ちの期間中、フレーム画像FP1が繰り返し読み出されているが、コマ落ちから復帰した直後には、フレーム画像FP4が読み出されている。つまり、フレーム画像から復帰した直後には、そのときの最新のフレーム画像が読み出されている。その結果、フレーム画像FP1、FP4、FP5、FP6の順で読み出しが行われる。
図7は、従来の画像処理装置においてコマ落ちが発生した場合の動作状態を時系列に示した説明図であり、条件及び記載方法は図6の場合と同一である。従来の画像処理装置では、コマ落ちの発生中にフレーム画像の書き込みを中止することによって、ティアリングの発生を防止している。このため、フレーム画像FP4,FP5は、フレームバッファへ書き込まれることはない(図中の(c)及び(d)参照)。その結果、コマ落ちから復帰した直後には、フレームバッファ22cに保持されているフレーム画像FP3が読み出される(図中の(e)参照)。その後、フレームバッファ22aへのフレーム画像FP6の書き込みが終了するまで、読出先はフレームバッファ22cに固定される(図中の(f)参照)。その結果、フレーム画像FP1,FP3、FP6の順で読み出しが行われる。
図7では、コマ落ちの期間中、フレーム画像FP1が繰り返し読み出される点は図6と同様であるが、コマ落ちから復帰した直後に、古いフレーム画像FP3が読み出されてしまう。つまり、フレーム画像から復帰した直後に、そのときの最新のフレーム画像FP4ではなく、フレーム画像PF3が読み出され、次にフレーム画像FP6が読み出されることになる。つまり、コマ落ちからの復帰後に、古いフレーム画像が表示されるとともに、不連続の動画像データが表示される。
これに対し、図6に示した本発明に係る画像処理部12では、フレーム画像FP1、FP4、FP5、FP6が順に読み出されており、コマ落ちからの復帰後には、最新のフレーム画像が表示されるとともに、連続する動画像データを表示することができる。
図8は、フレーム画像の書込先及び読出先の変更が同時に行われた場合の様子を示した説明図である。図2の撮像装置100において、カメラ部11及び表示部13が非同期で動作している場合、画像処理部12において、フレーム画像の書込先及び読出先が同時に変更されることにより、ティアリングが発生する可能性がある。図8は、この様なティアリング発生時の様子を説明するための図である。
この図では、撮影画像データCdata、前回書込先情報WS1及び読出先情報RSが時系列に示されている。撮影画像データCdataを構成する各フレーム画像に付された記号a〜cは、当該フレーム画像の書込先となるフレームバッファ22a〜22cを意味している。同様にして、前回書込先情報WS1及び読出先情報RSに付された記号a〜cも、これらが指しているフレームバッファ22a〜22cを意味している。
フレーム画像の書込先が「b」、前回書込先が「a」、読出先が「c」という状態において、フレーム画像の書込先及び読出先が同時に変更されると、変更後の書込先が「a」又は「c」のいずれかになり、変更後の読出先が「a」又は「b」のいずれかになる。このため、変更後の書込先及び読出先がともに「a」となり、ティアリングが発生する場合がある。
前回書込先情報WS1は、フレーム画像の書込終了タイミングに同期して「a」から「b」へ更新される。このとき、読出先選択部231は、前回書込先情報WS1を参照して次の読込先を決定するため、変化前の「a」を読み出せば、読出先情報RSは「a」に更新される。一方、次の書込先を決定する書込先選択部211が、前回書込先情報WS1から変化後の「b」を読み出し、読出先情報RSから変化前の「c」を読み出せば、前回書込先情報WS1も「a」に更新される。その結果、書込先及び読出先が、ともに同一のフレームバッファ22aとなり、ティアリングが発生することになる。
図9及び図10は、撮影画像データCdataのブランク期間を利用し、ティアリングの発生を防止する方法についての説明図である。ここでは、撮影画像データCdataが、1つのフレーム画像が出力されるデータ期間TDと、フレーム画像が出力されない一定のブランク期間TBとを交互に繰り返しているものとする。このブランク期間TBを利用し、前回書込先の更新タイミングと、書込先の決定タイミングの間にタイムラグを設けることによって、書込先及び読出先の変更タイミングに起因して発生するティアリングを防止している。
ここでは、前回書込先情報WS1が、フレーム画像の書込終了タイミングに同期して更新される一方、書込先は、フレーム画像の書込開始タイミングに同期して決定される。つまり、前回書込先の更新と書込先の更新との間に、ブランク期間TBに相当する遅延時間を設けている。この遅延時間の存在により、更新タイミングによって、書込先及び読出先が同一のフレームバッファになることによって、ティアリングが発生するのを防止している。
図9は、読出先の変更が、フレーム画像の終了タイミングと同時であった場合の動作が示されている。フレーム画像の書込先が「b」、前回書込先が「a」、読出先が「c」という状態において、フレーム画像の終了タイミングに同期して、前回書込先及び読出先が同時に変更されると、変更後の読出先が「a」又は「b」のいずれかになる。しかしながら、書込先の更新は、次のフレーム画像の開始タイミングに同期して行われている。このため、更新後の書込先は常に「b」となる。つまり、次の書込先を選択するまでに、読出先は「a」又は「b」のいずれかに確定し、「c」ではないことが保証される。従って、図8の場合のように新たな書込先も「a」となり、ティアリングが発生することはない。
図10は、読出先の変更が、フレーム画像の開始タイミングと同時であった場合の動作が示されている。フレーム画像の書込先が「b」、前回書込先が「a」、読出先が「c」という状態において、フレーム画像の終了タイミングに同期して、前回書込先が更新され、フレーム画像の次の開始タイミングに同期して、読出先が更新された場合、更新後の前回書込先及び読出先は、いずれも「b」となる。一方、更新後の書込先は「a」又は「c」となる。
つまり、前回書込先の更新から書込先及び読出先の更新までの間に、ブランク期間TBに相当するタイムラグがあるため、読出先の変更する時点では前回書込先が一意に決まり「b」となっている。一方、書込先は、変化前後の読出先である「c」又は「b」のいずれかに基づいて選択されるため、更新後の書込先は「a」又は「c」となる。従って、更新後の読出先及び書込先が同一のフレームバッファになることはなく、ティアリングが発生することはない。
要するに、フレーム画像の終了タイミングに同期して、前回書込先を更新し、フレーム画像の次の開始タイミングに同期して、書込先を更新すれば、ブランク期間TBを遅延時間として利用することができ、読出先の更新タイミングに起因して、ティアリングが発生するのを防止することができる。
図11及び図12は、図2の画像処理部12の動作の一例を示したタイミングチャートであり、図12は図11の続きである。カメラ同期信号Csyncは、撮影画像データCdataの出力期間に高レベルとなり、非出力期間に低レベルとなる。撮影画像データCdataの各フレーム画像に示されたa〜cは、当該フレーム画像の書込先となるフレームバッファ22a〜22c、つまり、書込先情報WSを意味する。
書込先情報WSは、撮影画像データCdataの書込開始タイミング、つまり、カメラ同期信号Csyncの立ち上がりに同期して更新される。前回書込先情報WS1は、撮影画像データCdataの書込終了タイミング、つまり、カメラ同期信号Csyncの立ち下がりに同期して更新される。同様にして、前々回書込先情報WS2も、撮影画像データCdataの書込終了タイミングに同期して更新されるが、図中では省略している。読出先情報RSは、表示切替要求DRの立ち下がりに同期して更新される。
表示同期信号Dsyncは、表示画像データDdataの入力期間に高レベルとなり、非入力期間に低レベルとなるが、図中では非入力期間を省略し、立ち下がりタイミングのみが示されている。書込終了割込CEは、撮影画像データCdataの書き込み終了時に生成され、表示制御部10へ出力される。表示切替要求DRは、書込終了割込CEに基づいて表示制御部10によって生成される。つまり、表示切替要求DRは、書込終了割込CEの出力後に立ち上がる。その後、表示同期信号Dsyncに同期して立ち下がり、この立ち下がりに同期して、読出先情報RSが更新される。
時刻t1において、カメラ同期信号Csyncが立ち下がると、画像書込部212による書込先「a」へのフレーム画像の書き込みが終了する。このとき、書込先選択部211によって、前回書込先情報WS1が「c」から「a」へ更新され、前々回書込先情報WS2が「c」に更新されるとともに、書込終了割込CEが生成される。
時刻t2において、カメラ同期信号Csyncが立ち上がると、書込先選択部211により、新たな書込先の選択が行われる。ここでは、前回書込先が「a」、読出先が「c」であるため、新たな書込先として「b」が選択され、書込先情報WSが更新される。
時刻t3において、表示切替要求DRが、表示同期信号Dsyncに同期して立ち下がり、新たな読出先が選択される。ここでは、前回書込先が「a」であるため、新たな読出先として「a」が選択され、読出先情報RSが更新される。なお、表示切替要求DRは、書込終了割込CEを受け付けた表示制御部10によって立ち上げられる。
時刻t4において、表示切替要求DRが立ち下がり、新たな読出先として「a」が選択される。このとき、前々回書込先の「c」は読出先として指定されておらず、コマ落ちが発生している。
時刻t5及びt6において、書込終了割込CEがそれぞれ生成されている。しかしながら、時刻t5の書込終了割込CEに対応する表示切替要求DRが表示制御部10によって生成される前に、時刻t6の書込終了割込CEが出力されているため、時刻t5の書込終了割込は時刻t6に破棄され、当該書込終了割込に対応する読出先の切り替えは行われない。
時刻t7において、カメラ同期信号Csync及び表示切替要求DRが、同時に立ち下がり、前回書込先が「b」から「c」へ更新されるのと同時に、読出先が「b」又は「c」に更新される。
時刻t8において、カメラ同期信号Csyncの立ち上がりに同期して、新たな書込先が選択される。時刻t8は、時刻t7からブランク期間TBの経過後であるため、時刻t8の時点では、読出先情報RSの「b」又は「c」への更新が確定し、前回書込先の「c」への更新も確定している。従って、新たな書込先として「a」が選択される。このとき、2フレーム分のコマ落ちが発生しているが、読出先として最新のフレーム画像を保持しているフレームバッファ22aが指定されている。また、時刻t7において、カメラ同期信号Csync及び表示切替要求DRが、同時に立ち下がっているが、ティアリングが発生することもない。
なお、ティアリングの発生を防止するためには、ブランク期間TBの長さが問題となり得る。具体的には、読出先選択部231が、前回書込先情報WS1を読み出して新たな読出先を選択し、読出先情報RSが更新されるまでに要する時間に比べて、ブランク期間TBはより長い期間である必要がある。書込先選択部211及び読出先選択部231の動作クロックの非同期性を吸収するため、相互の情報を参照する際、同期化のために数クロックずつの遅延が発生するが、書込先選択部211及び読出先選択部231の動作クロックのそれぞれ数クロックずつの和に比べ、カメラ部11のブランク期間TBをより長くしておけば問題はない。
時刻t9において、カメラ同期信号Csyncが立ち下がると、前回書込先情報WS1及び前々回書込先情報WS2が更新される。この更新により、書込先が「b」、前回書込先が「b」、前々回書込先が「c」、読出先が「a」という状態になる。
時刻t10において、カメラ同期信号Csyncが立ち上がるのと同時に、表示切替要求DRが立ち下がっているため、読出先が「b」に更新されるのと同時に、書込先が「c」又は「a」に更新される。
時刻t10は、時刻t9からブランク期間TBの経過後であるため、時刻t10の時点では、前回書込先情報WS1の「b」への変更と、前々回書込先情報WS2の「c」への更新は確定している。一方、書込先選択部211が、新たな書込先を選択するために読出先情報RSを参照した際、更新前の「a」又は更新後の「b」のいずれかが読み出される。従って、新たな書込先として「c」又は「a」が選択され、書込先情報WSが更新される。このとき、新たな読出先が「b」であることから、新たな書込先が「c」又は「a」のいずれであってもティアリングは発生しない。
図13は、撮影周期が表示周期よりも短い場合における動作状態を時系列に示した説明図である。図示した撮影周期は表示周期よりも長いため、コマ落ちが必然的に発生する。しかしながら、本発明の実施の形態による画像処理装置では、コマ落ちが生じた場合であっても、コマ落ちからの復帰直後に、最新のフレーム画像を表示させることができる。
また、図示した撮影周期及び表示周期は、互いに一方が他方の整数倍となる関係になく、カメラ同期信号Csyncの変化タイミングが、表示同期信号Dsyncの立ち下がりタイミングと同時になる場合が偶然生じ得る。しかしながら、本発明の実施の形態による画像処理装置では、このようなカメラ部11及び表示部13が互いに非同期で動作する場合であっても、ティアリングが発生することがない。
なお、上記実施の形態では、書込先選択部211が、前回書込先及び読出先が一致する場合に、前回書込先情報WS1及び前々回書込先情報WS2が示すフレームバッファ以外のフレームバッファを選択する例について説明した。このような構成は、コマ落ちの発生中に書き込み可能な全てのフレームバッファに対し、フレーム画像を順次に書き込むことができる点で、本発明の望ましい実施の形態であるが、本発明は、この様な構成のみには限定されない。
すなわち、前回書込先及び読出先が一致する場合に、前回書込先情報WS1が示すフレームバッファ以外のフレームバッファのいずれかを書込先として選択するものであってもよい。この様な構成であっても、ティアリングの発生を防止しつつ、コマ落ちからの復帰直後に古いフレーム画像が読み出されるのを防止することができる。つまり、前回書込先及び読出先の比較を行うことなく、常に、前回書込先及び読出先を除くフレームバッファを次の書込先として選択するように構成することもできる。
また、上記実施の形態では、画像記憶部22が3つのフレームバッファ22a〜22cからなる例について説明した。このような構成は、コストを抑制することができる点で、本発明の望ましい実施の形態であるが、本発明は、上記構成のみには限定されない。すなわち、画像記憶部22が4以上のフレームバッファ22a〜22cからなる場合であっても、ティアリングの発生を防止しつつ、コマ落ちからの復帰直後に古いフレーム画像が読み出されるのを防止することができる。この場合、書込先情報WS、前回書込先情報WS1、前々回書込先情報WS2及び読出先情報RSとして、上述したそれぞれの選択条件を満たすフレームバッファのいずれかを選択すればよい。
CE 書込終了割込
Cdata 撮影画像データ
Csync カメラ同期信号
Ddata 表示画像データ
Dsync 表示同期信号
DR 表示切替要求
FP1〜FP7 フレーム画像
RS 読出先情報
TB ブランク期間
TD データ期間
WS 書込先情報
WS1 前回書込先情報
WS2 前々回書込先情報
t1〜t10 時刻
10 表示制御部
11 カメラ部
12 画像処理部
13 表示部
21 入力制御部
211 書込先選択部
212 画像書込部
22 画像記憶部
22a〜22c フレームバッファ
23 出力制御部
231 読出先選択部
232 画像読出部
24 アクセス先記憶部
100 撮像装置

Claims (7)

  1. 1つのフレーム画像をそれぞれ格納可能な3以上のフレームバッファからなる画像記憶手段と、
    フレーム画像を上記画像記憶手段へ周期的に書き込む画像書込手段と、
    上記画像記憶手段から上記フレーム画像を周期的に読み出す画像読出手段と、
    最後に書き込みが終了した上記フレームバッファを示す前回書込先情報、及び、読出中の上記フレームバッファを示す読出先情報を保持するアクセス先記憶手段と、
    上記前回書込先情報に基づいて、次の読出先となる上記フレームバッファを選択し、上記読出先情報を更新する読出先選択手段と、
    上記前回書込先情報及び上記読出先情報に基づいて、次の書込先となる上記フレームバッファを選択する書込先選択手段とを備え、
    上記画像書込手段は、上記書込先選択手段が選択した上記フレームバッファに対し、上記フレーム画像を書き込み、
    上記画像読出手段は、上記読出先選択手段が選択した上記フレームバッファから上記フレーム画像を読み出すことを特徴とする画像処理装置。
  2. 上記読出先選択手段は、上記読出先情報を上記前回書込先情報に一致させ、
    上記書込先選択手段は、上記前回書込先情報及び上記読出先情報が示す上記フレームバッファを除く上記フレームバッファのいずれかを選択することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 上記画像記憶手段は、3つのフレームバッファからなり、
    上記アクセス先記憶手段は、上記前回書込先情報に係る書き込みの直前に書き込みが終了した上記フレームバッファを示す前々回書込先情報を保持し、
    上記書込先選択手段は、上記前回書込先情報及び上記読出先情報を比較し、
    両者が一致する場合には、上記前回書込先情報及び上記前々回書込先情報が示す上記フレームバッファを除く上記フレームバッファを選択し、
    両者が一致しない場合には、上記前回書込先情報及び上記読出先情報が示す上記フレームバッファを除く上記フレームバッファを選択することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 上記画像読出手段は、上記画像書込手段による上記フレーム画像の書き込みと同期することなく上記フレーム画像を読み出し、
    上記書込先選択手段は、上記前回書込先情報の更新後、予め定められた遅延時間が経過した後に、上記読出先情報を読み出し、
    上記遅延時間は、上記読出先選択手段による上記前回書込先情報の読み出し及び上記読出先情報の更新に要する時間よりも長いことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の画像処理装置。
  5. 各フレーム画像間にブランク期間を介在させてフレーム画像を周期的に取得するとともに、上記フレーム画像の出力タイミングを示す同期信号を生成する画像取得手段を備え、
    上記画像書込手段は、上記画像取得手段が取得した上記フレーム画像を上記画像記憶手段へ周期的に書き込み、
    上記書込先選択手段が、上記フレーム画像の出力終了タイミングに同期して、上記前回書込先情報を更新するとともに、上記フレーム画像の出力開始タイミングに同期して、上記読出先情報を読み出すことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 上記フレーム画像の書込周期及び読出周期は、互いに一方が他方の整数倍ではないことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  7. 読出先の変更を指示する表示切替要求を生成する表示制御手段を備え、
    上記読出先選択手段は、上記表示切替要求に基づいて、次の読出先となる上記フレームバッファを選択することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像処理装置。
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