JP4729124B2 - 表示パネル駆動装置および表示パネル駆動方法 - Google Patents

表示パネル駆動装置および表示パネル駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイに代表される表示装置を構成する表示パネルの駆動装置および駆動方法に関する。
外部から供給された映像信号に基づく画像が液晶表示パネル上に表示される液晶表示装置が知られている(特許文献1参照)。この種の液晶表示装置では、外部からの映像信号は、ディジタル信号に変換された後、一旦、メモリに格納される。そして、メモリから所定のタイミング信号でデータが読み出されて液晶表示パネルの駆動回路に供給される。液晶表示パネルの駆動に必要なタイミング信号は、内部で生成された水平基準信号(画面を構成する走査線または水平ラインの表示周期の基準となる信号)および垂直基準信号(画面の表示周期である垂直周期の基準となる信号)に基づいて生成される。
特開2004−151222号公報
しかし、上述した従来の表示装置においては、垂直基準信号の周波数が変化した場合に、液晶表示パネルを駆動するための駆動タイミング信号に非連続な部分が生じ、その結果、一垂直周期期間中における水平ライン(走査線)の数が変化して、安定した画像表示を行うことができなくなる、という問題を生じる。
垂直基準信号の周波数が変化するケースとしては、以下のようなことが考えられる。
外部からの映像信号(特に、ビデオ信号などの動画像)をメモリ(例えばフィールドメモリ)に格納し、該メモリから所定のタイミング信号でデータを読み出す場合、メモリへのデータの書き込みは、外部からの垂直同期信号に基づいて行われるのに対して、メモリからのデータの読み出しは、外部から供給される垂直同期信号とは非同期である内部クロックに基づいて生成した垂直基準信号に基づいて行われるため、読み出しタイミングが書き込みタイミングを追い越してしまう、あるいは追い越されてしまうことがあり、このときに書き込みフレームと読み出しフレームに時間差がある場合(つまり動画の場合)、表示画像が横方向にずれるという問題が生じる。このため、メモリへのデータの書き込みタイミングとメモリからのデータの読み出しタイミングとを調整して横方向へのずれの発生を抑制する必要がある。この調整方法の1つとして、データ読み出しタイミング信号や液晶パネルの駆動タイミング信号の基準となる垂直基準信号を外部の映像信号に同期した信号、すなわち外部から供給される垂直同期信号に切り替える方法がある。この場合、内部で生成した垂直基準信号から外部の垂直同期信号に切り替えた際に、垂直基準信号の周波数が変化してしまう。
また、上記の調整方法において、外部の垂直同期信号を垂直基準信号として使用している状態で、外部装置であるVTR(ビデオテープレコーダ)において早送り再生/巻き戻し再生などの機能が実行された場合には、VTRからの同期信号(垂直同期信号)の周波数が変化し、その結果、垂直基準信号の周波数が変化することになる。
本発明の目的は、上記問題を解決し、垂直基準信号の周波数が変化しても一垂直周期期間における走査線の数を一定に維持することができる、表示パネルの駆動装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、複数の走査線によって画面が構成される表示パネルの駆動装置であって、前記画面を構成する走査線の表示周期の基準となる水平基準信号と前記画面の表示周期である垂直周期の基準となる垂直基準信号とに基づいて前記表示パネルを駆動するための駆動タイミング信号を生成する駆動タイミング信号生成回路と、クロック信号を生成するクロックジェネレータと、前記クロックジェネレータからのクロック信号を分周して、該分周したクロック信号を前記水平基準信号として出力する第1の分周器と、前記第1の分周器の出力を分周する第2の分周器と、外部からの垂直同期信号と前記第2の分周器の出力をそれぞれ入力とし、該入力の一方が選択されて前記垂直基準信号として出力されるスイッチ回路と、前記スイッチ回路の出力段に設けられ、前記スイッチ回路から出力される前記垂直基準信号の周波数を検出する周波数検出回路と、前記周波数検出回路にて前記垂直基準信号の周波数変化が検出されると、該変化した垂直基準信号の周波数に基づいて、一垂直周期期間における走査線の数を所定の数に維持可能な前記水平基準信号の周波数を算出し、前記水平基準信号が該算出した周波数となるように、前記クロックジェネレータの発振周波数または前記第1の分周器の分周比を変更する制御部とを有する。
本発明によれば、垂直基準信号の周波数が変化しても、一垂直周期期間における走査線の数が常に所定の数に維持されるので、安定した液晶パネル駆動を提供することができる。
本発明の一実施形態である液晶駆動回路を構成する水平/垂直基準信号生成回路の構成を示すブロック図である。 図1に示す水平/垂直基準信号生成回路を備える液晶駆動回路全体の構成を示すブロック図である。 図1に示す水平/垂直基準信号生成回路において行われる水平周波数制御処理の一手順を示すフローチャートである。 図1に示す水平/垂直基準信号生成回路において行われる水平周波数制御処理を説明するための図である。 垂直基準信号RVDの周波数が一定である通常状態における液晶駆動タイミング信号を示すタイムチャートである。 水平周波数制御処理が行われない場合の、垂直基準信号RVDの周波数が変化した場合における液晶駆動タイミング信号をタイムチャートである。 水平周波数制御処理が行われる場合の、垂直基準信号RVDの周波数が変化した場合における液晶駆動タイミング信号を示すタイムチャートである。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態である液晶駆動回路の特徴部である水平/垂直基準信号生成回路の構成を示すブロック図である。図2は、図1に示す水平/垂直基準信号生成回路を備える液晶駆動回路全体の構成を示すブロック図である。
まず、図2を参照して、本実施形態の液晶駆動回路の構成を説明する。本実施形態の液晶駆動回路は、図2に示すように、映像信号処理回路201、スケーリング(解像度変換)/FRC(フレームレートコンバーター)回路202、同期分離/PLL回路205、水平/垂直基準信号生成回路206および液晶パネル駆動回路207を有する。
映像信号処理回路201は、外部機器(テレビジョン受像機、ビデオ機器やコンピュータ装置など)から映像信号(アナログRGB信号)が供給される入力端子200に接続されており、この入力端子200を介して供給される映像信号をディジタル信号に変換するためのA/Dコンバータを備えている。映像信号処理回路201にてA/D変換された映像データは、スケーリング/FRC回路202に供給されている。映像信号処理回路201の動作は、同期分離/PLL回路205から供給されるシステムクロックに同期している。
スケーリング/FRC回路202は、映像信号処理回路201からの映像データを格納するためのフィールドメモリを備え、このフィールドメモリにおけるデータの書き込みおよび読み出しを制御することにより、液晶パネル208を駆動するのに適した周波数や解像度(画素データ数)を有する映像データを得る。
同期分離/PLL回路205は、外部から同期信号(H/Vsync)が供給される入力端子204に接続されており、この入力端子204を介して供給される同期信号(H/Vsync)に基づいて、後段の回路の駆動に適した同期信号および後段の回路で必要となるシステムクロックを生成する。
水平/垂直基準信号生成回路206は、スケーリング/FRC回路202や液晶パネル駆動回路207の動作の基準となる水平基準信号および垂直基準信号を生成する。
液晶パネル駆動回路207は、水平/垂直基準信号生成回路206からの水平基準信号および垂直基準信号を含むタイミング信号に基づいて液晶パネル208の駆動に必要な駆動タイミング信号を生成したり、スケーリング/FRC回路202からの映像データ(ディジタル信号)を液晶パネル208の表示に適したアナログ映像信号に変換したりする。
本実施形態の液晶駆動回路では、入力端子200を介して供給された映像信号は、映像信号処理回路201にてディジタル信号に変換され、スケーリング/FRC回路202にて液晶パネル208を駆動するのに適した周波数や解像度(画素データ数)を有する映像データに変換された後、液晶パネル駆動回路207に供給される。液晶パネル駆動回路207では、スケーリング/FRC回路202からの映像データが液晶パネル208の表示に適したアナログ映像信号に変換されるとともに、水平/垂直基準信号生成回路206から供給されるタイミング(水平基準信号および垂直基準信号)に基づいて駆動タイミング信号が生成される。この液晶パネル駆動回路207で生成された駆動タイミング信号に基づいて液晶パネル208が駆動され、液晶パネル208にてアナログ映像信号に基づく画像が表示される。この一連の動作の実行過程において、液晶パネル208の駆動タイミング信号の垂直周波数が変化すると、水平/垂直基準信号生成回路206が、その変化した垂直周波数に応じて水平周波数を調整することで、一垂直周期期間における水平同期の数(いわゆるライン数や走査線数に相当するもの)が一定となるようになっている。これにより、液晶パネル208の駆動タイミング信号の垂直周波数が変化した際に駆動タイミング信号に非連続な部分が生じることが抑制されて、液晶パネル208の安定な駆動が実現される。
以下、図1を参照して、本実施形態の液晶駆動回路の特徴である水平/垂直基準信号生成回路206の構成を具体的に説明する。
図1を参照すると、水平/垂直基準信号生成回路206は、クロックジェネレータ101、水平基準発生回路102、垂直基準発生回路103、スイッチ回路104、CPU105、周波数検出回路106、液晶駆動タイミング信号生成回路/フィールドメモリ制御回路107およびメモリ108からなる。
クロックジェネレータ101は、信号処理クロックRCKを生成するものであって、その発振周波数は可変である。クロックジェネレータ101から出力された信号処理クロックRCKは、水平基準発生回路102および液晶駆動タイミング信号生成回路/フィールドメモリ制御回路107にそれぞれ供給されている。
水平基準発生回路102は、クロックジェネレータ101からの信号処理クロックRCKを1/M分周する1/M分周器よりなり、該1/M分周器の出力が水平基準信号RHDとして出力される。1/M分周器の分周比(M値)は可変である。水平基準発生回路102から出力された水平基準信号RHDは、垂直基準発生回路103および液晶駆動タイミング信号生成回路/フィールドメモリ制御回路107に供給されている。
垂直基準発生回路103は、水平基準発生回路102からの水平基準信号RHDを1/N分周する1/N分周器よりなり、該1/N分周器の出力が垂直基準信号VDRとして出力される。1/N分周器の分周比(N値)は固定である。
スイッチ回路104は、一方の入力に、垂直基準発生回路103から出力された垂直基準信号VDRが供給され、他方の入力に、図2に示した同期分離/PLL回路205から供給される同期信号(H/Vsync)のうち垂直同期信号Vsyncが外部垂直同期信号VDIとして供給されており、CPU105からの制御信号に基づいてこれら入力の一方が選択されて出力される。スイッチ回路104の出力は、垂直基準信号RVDとして液晶駆動タイミング信号生成回路/フィールドメモリ制御回路107に供給されている。
周波数検出回路106は、同期分離/PLL回路205からの外部垂直同期信号VDIの周波数を検出する。液晶駆動タイミング信号生成回路/フィールドメモリ制御回路107は、信号処理クロックRCK、水平基準信号RHDおよび垂直基準信号RVDに基づいて、図2に示したスケーリング/FRC回路202のフィールドメモリにおけるデータの書き込みおよび読み出しを行うためのタイミング信号を生成するとともに図2に示した液晶パネル208の駆動に必要となるタイミング信号を生成する。
CPU105は、クロックジェネレータ101、水平基準発生回路102、垂直基準発生回路103、スイッチ回路104および液晶駆動タイミング信号生成回路/フィールドメモリ制御回路107の各部における動作を制御(同期制御を含む)する。また、CPU105は、スイッチ回路104における入力切替制御を行うとともに、該入力切替制御にともなって生じる垂直基準信号RVDの周波数の変化に応じて水平基準信号RHDの周波数を変化させる処理(水平周波数制御処理)を行う。
メモリ108は、水平基準発生回路102の1/M分周器の分周比の設定値M(可変)、垂直基準発生回路103の1/N分周器の分周比の設定値N(固定)、クロックジェネレータ101の発振周波数(信号処理クロックRCKの周波数)など、水平周波数制御処理に必要な情報が格納される。本実施形態では、メモリ108には、1/M分周器および1/N分周器の各分周比の設定値M、Nおよび信号処理クロックRCKの周波数がデフォルト値として予め格納されている。
上述のように構成された水平/垂直基準信号生成回路206では、前述の横方向へのずれの発生を抑制するために、CPU105が、スイッチ回路104における入力の切替制御を行う。具体的には、CPU105は、スイッチ回路104の入力として垂直基準信号VDRを選択した第1の状態と、スイッチ回路104の入力として外部垂直同期信号VDIを選択した第2の状態とを切り替える。
上記のスイッチ回路104の入力の切替制御が行われた場合、垂直基準信号RVDの周波数の変化し、その結果、水平基準信号RHDと垂直基準信号RVDが非同期となって、一垂直周期期間中の水平基準信号数、すなわちライン数(=「水平基準信号RHD」÷「垂直基準信号RVD」)が変化することになる。そこで、本実施形態では、CPU105が、スイッチ回路104の入力の切替制御を行う際に、その入力の切替制御に伴って生じる垂直基準信号RVDの周波数の変化に合わせて水平基準信号RHDの周波数を変化させるための水平周波数制御処理を行う。
図3に、水平周波数制御処理の一手順を示す。まず、メモリ108に格納されている各分周器の分周比の設定値M、Nおよび信号処理クロックRCKの周波数に基づいて、現在のライン数Lを算出し、その結果をメモリ108に格納する(ステップ300)。次に、メモリ108に格納されている、1/N分周器の分周比の設定値N、信号処理クロックの周波数およびライン数Lと、周波数検出回路106にて検出された外部垂直同期信号VDIの周波数とに基づいて、1/M分周器の分周比M1を算出する(ステップ301)。そして、スイッチ回路104の入力切替(ここでは、外部垂直同期信号VDIへの切り替え)を行ったか否かを判断し(ステップ302)、この判断で「Yes」となった場合に、1/M分周器の分周比の設定値をステップ301で算出した分周比の設定値M1になるように変更する(ステップ303)。
なお、スイッチ回路104の入力を1/N分周器の出力に切り替える場合は、メモリ108に格納されている設定値M(デフォルト)を使用すればよい。
また、図3に示した処理では、一定のライン数を得るために1/M分周器の分周比の設定値を変更するようになっているが、これに代えて、信号処理クロックRCKを変更することでも一定のライン数を得ることができる。この場合は、ステップ301で、メモリ108に格納されている、1/N分周器の分周比の設定値N、1/M分周器の分周比M1およびライン数Lと、周波数検出回路106にて検出された外部垂直同期信号VDIの周波数とに基づいて、信号処理クロックの周波数を算出する。そして、ステップ303で、信号処理クロックの周波数をその算出した値になるように変更する。
以下、本実施形態の液晶駆動回路の動作を具体的な数値例を挙げて説明する。
図4に、第1から第4の4つの状態における、信号処理クロックRCK、各分周器の設定値(M、N)、水平基準信号RHD、垂直基準信号VDR、RVD、外部垂直同期信号VDI、ライン数(RHD/RVD)の具体的な数値例を挙げる。
第1の状態は、スイッチ回路104の入力切替前の状態を示す。スイッチ回路104にて垂直基準発生回路103の出力(VDR)が選択されている。信号処理クロックRCKは75.8MHzに、水平基準発生回路102の1/M分周器の分周比の設定値Mは1170に、水平基準信号RHDは64.8kHzに、垂直基準発生回路103の1/N分周器の分周比の設定値Nは1080に、垂直基準発生回路103の出力VDRは60Hzに、外部垂直同期信号VDIは62.7Hzにそれぞれ設定されている。この第1の状態では、スイッチ回路104にて垂直基準発生回路103の出力が選択されているので、水平基準信号RVDは60Hzとなり、ライン数(=RHD/RVD)は1080となる。
第2の状態は、第1の状態において、水平周波数制御処理を行わずにスイッチ回路103の入力を外部垂直同期信号VDIに切り替えた状態である。この第2の状態では、スイッチ回路104にて垂直基準発生回路103の出力である水平基準信号RVDは、外部垂直同期信号VDIの62.7Hzとなる。この結果、ライン数は1033になる。
第3の状態は、第1の状態において、スイッチ回路103の入力を外部垂直同期信号VDIに切り替えるとともに水平周波数制御処理を行った状態を示す。この第3の状態では、CPU105が、周波数検出回路106で検出した外部垂直同期信号VDIの周波数に基づいて水平基準発生回路102の分周比の設定値Mを1119に設定する。この結果、水平基準信号RHDの周波数は67.7kHzとなり、一垂直周期期間中の水平基準信号数ライン数(=RHD/RVD)は1080ラインとなる。このように、垂直基準信号RVDの周波数が60Hzから62.7Hzに切り替わるのに連動して、水平基準信号用の分周比の設定値Mを1170から1119に切り替えることにより、一垂直周期期間中の水平基準信号ライン数を一定数とすることができる。
第4の状態は、第1の状態において、スイッチ回路103の入力を外部垂直同期信号VDIに切り替えるとともに水平周波数制御処理を行った他の状態を示す。この第4の状態では、CPU105が、周波数検出回路106で検出した外部垂直同期信号VDIの周波数に基づいて信号処理クロックRCKを79.2MHzに設定する。この場合も、上記第3の状態と同様、水平基準信号RHDの周波数は67.7kHzとなり、一垂直周期期間中の水平基準信号数ライン数(=RHD/RVD)は1080ラインとなる。このように、垂直基準信号RVDの周波数が60Hzから62.7Hzに切り替わるのに連動して、信号処理クロックRCKを75.8MHzから79.2MHzに切り替えることにより、一垂直周期期間中の水平基準信号ライン数を一定数とすることができる。
上述の第1から第4の状態から分かるように、本実施形態の液晶駆動回路においては、水平周波数制御処理により、垂直基準信号RVDの周波数が変化しても、一垂直周期期間中の水平基準信号ライン数を一定に維持することができ、液晶駆動タイミング信号における非連続部分の発生を回避することができる。
図5Aに、垂直基準信号RVDの周波数が一定である通常状態における液晶駆動タイミング信号を示す。また、図5Bに、水平周波数制御処理が行われない場合の、垂直基準信号RVDの周波数が変化した場合における液晶駆動タイミング信号を、図5Cに、水平周波数制御処理が行われる場合の、垂直基準信号RVDの周波数が変化した場合における液晶駆動タイミング信号をそれぞれ示す。図5A〜図5Cにおいて、クロック信号CLKYは、水平基準信号RHDの周期で反転を繰り返す信号であって、垂直方向におけるシフトクロックに相当するものである。図5Aに示すように、通常状態では、クロック信号CLKYの波形に非連続な部分が生じないような設定とされている。
水平周波数制御処理が行われない場合は、垂直基準信号RVDの周波数が変化すると、クロック信号CLKYの波形に非連続な部分が生じる。例えば、図5Bに示すように、垂直基準信号RVDが通常状態に比べて1RHD周期分だけ欠如した場合には、クロック信号CLKYの波形に非連続な部分(図5B中の丸で囲まれた部分)が生じる。液晶パネル駆動信号に非連続な部分が生じると、一垂直期間におけるライン数が変化して安定な画像表示を行うことができなくなる。本実施形態では、図5Cに示すように、垂直基準信号RVDの周波数が変化しても、水平周波数制御処理によりクロック信号CLKYの波形に非連続な部分が生じることがなく、一垂直周期期間におけるライン数を一定とすることができる。
以上説明したように、本実施形態の液晶駆動回路によれば、垂直基準信号の周波数変化に連動させてクロックジェネレータ101の発振周波数や水平基準発生回路102の分周比設定を調整することにより、液晶パネルの駆動タイミング信号に非連続な部分が生じることなく、一垂直周期期間におけるライン数を一定とすることができるため、液晶パネルの安定な駆動を実現することができる。
上述した実施形態の液晶駆動回路は、本発明の一例であり、その構成および動作は適宜変更することができる。例えば、図1に示した回路では、スイッチ回路104の入力切替により垂直基準信号RVDの周波数が変化するようになっているが、垂直基準信号RVDの周波数の変化は、これに限定されるものではない。例えば、外部装置であるVTRにおいて早送り再生/巻き戻し再生などの機能が実行された場合には、VTRからの同期信号(外部垂直同期信号VDI)の周波数が変化して、垂直基準信号RVDの周波数が変化する。以下に、外部垂直同期信号VDIの周波数が変化した場合の動作について説明する。
CPU105は、スイッチ回路104にて外部垂直同期信号VDIを選択させている状態において、周波数検出回路106にて検出された外部垂直同期信号VDIの周波数が変化すると、その変化に連動して、一垂直期間におけるライン数を一定となるようにクロックジェネレータ101の発振周波数または水平基準発生回路102の分周比設定を調整する。具体的には、CPU105は、外部垂直同期信号VDIの周波数が第1の周波数から第2の周波数に変化すると、第2の周波数に基づいて、一定のライン数を得られるようなクロックジェネレータ101の発振周波数または水平基準発生回路102の分周比の設定値を算出し、その算出結果に基づいてクロックジェネレータ101の発振周波数または水平基準発生回路102の分周比を変更する。これにより、外部垂直同期信号VDIの周波数が変化しても、液晶パネルの駆動タイミング信号に非連続な部分が生じることなく、一垂直周期期間におけるライン数を一定とすることができる。
また、図1に示した構成において、周波数検出回路106は、スイッチ回路104の出力ラインに設けてもよい。
以上は、液晶表示装置についての説明であるが、本発明は、液晶表示装置に限られるものではなく、垂直基準信号および水平基準信号に基づいて表示パネルの駆動タイミング信号が生成される表示装置であれば、どのような表示装置にも適用することができる。例えば、本発明は、プラズマディスプレイなどの他のディスプレイにも適用することができる。
101 クロックジェネレータ
102 水平基準発生回路
103 垂直基準発生回路
104 スイッチ回路
105 CPU
106 周波数検出回路
107 液晶駆動タイミング信号生成回路/フィールドメモリ制御回路

Claims (2)

  1. 複数の走査線によって画面が構成される表示パネルの駆動装置であって、
    前記画面を構成する走査線の表示周期の基準となる水平基準信号と前記画面の表示周期である垂直周期の基準となる垂直基準信号とに基づいて前記表示パネルを駆動するための駆動タイミング信号を生成する駆動タイミング信号生成回路と、
    クロック信号を生成するクロックジェネレータと、
    前記クロックジェネレータからのクロック信号を分周して、該分周したクロック信号を前記水平基準信号として出力する第1の分周器と、
    前記第1の分周器の出力を分周する第2の分周器と、
    外部からの垂直同期信号と前記第2の分周器の出力をそれぞれ入力とし、該入力の一方が選択されて前記垂直基準信号として出力されるスイッチ回路と、
    前記スイッチ回路の出力段に設けられ、前記スイッチ回路から出力される前記垂直基準信号の周波数を検出する周波数検出回路と、
    前記周波数検出回路にて前記垂直基準信号の周波数変化が検出されると、該変化した垂直基準信号の周波数に基づいて、一垂直周期期間における走査線の数を所定の数に維持可能な前記水平基準信号の周波数を算出し、前記水平基準信号が該算出した周波数となるように、前記クロックジェネレータの発振周波数または前記第1の分周器の分周比を変更する制御部とを有する表示パネル駆動装置。
  2. 複数の走査線によって画面が構成される表示パネルの駆動方法であって、
    前記画面を構成する走査線の表示周期の基準となる水平基準信号と前記画面の表示周期である垂直周期の基準となる垂直基準信号とに基づいて前記表示パネルを駆動するための駆動タイミング信号を生成するステップと、
    クロックジェネレータにより生成したクロック信号を第1の分周器で分周して前記水平基準信号として出力するステップと、
    前記第1の分周器の出力を第2の分周器で分周するステップと、
    外部からの垂直同期信号と前記第2の分周器の出力とを選択的に切り替えて前記垂直基準信号として出力するステップと、
    前記垂直基準信号の周波数が変化したことを検知すると、該変化した垂直基準信号の周波数に基づいて、一垂直周期期間における走査線の数を所定の数に維持可能な前記水平基準信号の周波数を算出し、前記水平基準信号が該算出した周波数となるように、前記クロックジェネレータの発振周波数または前記第1の分周器の分周比を変更するステップとを含む表示パネル駆動方法。
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