JPH114406A - 画像処理装置、画像メモリの読み出し方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像メモリの読み出し方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JPH114406A
JPH114406A JP9156782A JP15678297A JPH114406A JP H114406 A JPH114406 A JP H114406A JP 9156782 A JP9156782 A JP 9156782A JP 15678297 A JP15678297 A JP 15678297A JP H114406 A JPH114406 A JP H114406A
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horizontal
clock
signal
video signal
image
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JP9156782A
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Yoshikazu Shibamiya
芳和 柴宮
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Canon Inc
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  • Television Systems (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビデオ信号をFIFOメモリに書き込み、水
平同期信号のブランキング時間内に伸長して読み出すス
ピード変換を行う場合に、少ないメモリ容量で大きなス
ピード変換を安定に行う。 【解決手段】 入力ビデオ信号はA/D変換後、FIF
Oメモリから成る1HDスピード変換部121に書き込
まれる。クロック発生部115は同期信号測定部112
で測定されたモードに応じた読み出しクロックcs11
6を発生して上記スピード変換部121に送る。また、
水平同期期間を測定したカウント値と上記モードに応じ
た水平解像度とを比較すると共に上記クロックから出力
水平同期信号を生成し、上記カウント値≧水平解像度−
1、上記出力水平同期期間=カウント値+1となるよう
に上記クロック周波数を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示制御装置に関
し、特にドットマトリクスディスプレイの表示制御装置
に用いて好適な画像処理装置、画像メモリの読み出し方
法及びそれらに用いられるコンピュータ読み取り可能な
記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、パソコン、ワークステーションと
いったホストコンピュータ装置の表示装置として、ラス
タスキャン型のいわゆるCRT表示装置が広く使用され
ている。しかしながら昨今、省スペース、省エネルギ
ー、エルゴノミクスなどの点から、液晶パネル、プラズ
マディスプレイといったフラットパネル表示装置が注目
されている。
【0003】これらホストコンピュータ装置と上記CR
T表示装置との接続には、いわゆるビデオ信号、すなわ
ち、アナログの画像データと垂直及び水平同期信号、あ
るいはこれらの複合信号(コンポジット信号)の組み合
わせが使用されるが、これらには非常に多くの仕様があ
り、特にパーソナルコンピュータでは複数の解像度を有
する場合がある。例えば、IBM社のPC互換機など
は、320*200、640*400、720*40
0、640*350、640*480、800*60
0、1024*768、1280*1024などの各表
示が可能な機器がある。
【0004】これに対するCRT表示装置では、いわゆ
るマルチシンクCRT表示装置と呼ばれるものが存在
し、上記ビデオ信号の同期信号を測定し、走査線の駆動
周期と振れ幅をそのビデオ信号の同期信号に合わせるこ
とで対応しているが、これはCRT表示装置の最小表示
画素を決定するシャドーマスクのピッチがビデオ信号の
表示解像度からくる画素ピッチより小さいために可能な
ことである。
【0005】一方、現在の液晶パネルやプラズマディス
プレイといったドットマトリクスディスプレイは、性能
的に「1画素がCRTのシャドーマスクに比べて大き
い」、「制御がデジタルに向いている」ため、入力され
たアナログビデオ信号の入力の解像度(ドットクロッ
ク)に同期してA/D変換し、その後水平、垂直ともド
ットマトリクスディスプレイの出力解像度に合わせて補
間処理を施し表示するという方法がとられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、補間処
理を行うと、補間後に画素数が増えるため、ドットクロ
ック、すなわち回路の動作クロックが早くなってしま
う。これは補間処理回路そのもの、またこれに接続され
る後段の回路のためにも極力押さえる必要がある。この
動作クロックが早くなるのを軽減するために、ビデオ信
号の持つ非表示期間(ブランキング時間)にビデオ信号
を伸長するスピード変換を行う方法があるが、このスピ
ード変換を回路の最前段で行うのが有効である。そこ
で、FIFOメモリを利用し、水平同期信号のブランキ
ング時間内に同期間内のビデオ信号を伸長させる方法が
よく使われる。しかしながら水平同期信号のブランキン
グ率は15%前後であって、あまり大きなスピードダウ
ン効果は期待できない。
【0007】なお、フレームバッファを有し、入力ドッ
トクロックとは非同期のクロックで読み出す方法が理想
的であるが、この方法は非常に多量のメモリが必要とな
り、コストが高いという欠点がある。また、垂直ブラン
キング時間は全垂直時間の数%であることから、垂直方
向へビデオ信号を伸長させることはあまり有効でない。
【0008】また、ドットマトリクス型のディスプレイ
であっても、表示期間中に水平同期信号の周期は一定で
あることが望ましいため、FIFOの読み出しクロック
(スピード変換後の回路の動作クロック)は、PLL回
路を用いて入力水平同期信号に同期し逓倍して作られる
ことが多い。一方、補間処理回路の出力のクロックもP
LL回路で作ることが多い。従って、スピード変換以降
の回路のクロックすべては入力水平同期信号より多段の
PLL回路で逓倍して生成されることになり、このため
入力水平同期信号にジッタがあると、回路の誤動作を生
じる原因となる。
【0009】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたもので、大きなスピード変換を得、また安定な動作
を得ることのできる画像処理装置、画像メモリの読み出
し方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を得る
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による画
像処理装置においては、水平、垂直同期信号及び画像信
号を含む入力ビデオ信号における上記画像信号が上記水
平同期信号に同期して書き込まれる記憶手段と、上記入
力ビデオ信号を測定して表示手段の表示モードを決定す
るモード決定手段と、上記決定された表示モードに応じ
た周波数を有する上記記憶手段を読み出すためのクロッ
クを発生するクロック発生手段と、上記発生されたクロ
ックで上記入力ビデオ信号の上記水平同期期間をカウン
トするカウンタ手段と、上記カウンタ手段のカウント値
と上記決定された表示モードに応じた所定の値とを比較
し、その比較結果に応じて上記クロック発生手段を制御
することにより上記クロック周波数を制御する制御手段
とを設けている。
【0011】請求項4の発明によるコンピュータ読み取
り可能な記録媒体においては、水平、垂直同期信号及び
画像信号を含む入力ビデオ信号における上記画像信号を
上記水平同期信号に同期して記憶手段に書き込む手順
と、上記入力ビデオ信号を測定して表示手段の表示モー
ドを決定する手順と、上記決定された表示モードに応じ
た周波数を有する上記記憶手段を読み出すためのクロッ
クを発生させる手順と、上記発生されたクロックで上記
入力ビデオ信号の上記水平同期の周期をカウントする手
順と、上記カウント値と上記決定された表示モードに応
じた所定の値とを比較し、その比較結果に応じて上記ク
ロック周波数を制御する手順とを実行するためのプログ
ラムを記録している。
【0012】請求項5の発明による画像メモリの読み出
し方法においては、入力ビデオ信号の水平、垂直同期信
号の周波数、1垂直同期信号内水平同期信号の数等を測
定すると共に上記両同期信号の極性を判別する手順と、
上記入力ビデオ信号の縦、横の解像度、画像の開始位置
などのモードを決定する手順と、上記入力ビデオ信号の
水平解像度を演算する手順と、100%の水平同期期間
のスピード変換の可能な周波数“F0”を決定する手順
と、上記“F0”より低く、“F0”に最も近い周波数
“Fa”を決定する手順と、上記周波数“Fa”で入力
水平同期期間のカウントを行う手順と、上記入力水平同
期期間カウント結果≧上記水平解像度数−1を満足する
ように上記“Fa”を決定する手順とカウントを行う手
順とを繰り返し、画像メモリの読み出しクロック“F
a”を決定する手順と、出力水平同期信号周期=上記水
平同期期間カウント結果+1を満足するように上記画像
メモリの読み出しクロックを決定する手順とを備えてい
る。
【0013】請求項6の発明によるコンピュータ読み取
り可能な記録媒体においては、入力ビデオ信号の水平、
垂直同期信号の周波数、1垂直同期信号内水平同期信号
の数等を測定すると共に上記両同期信号の極性を判別す
る手順と、上記入力ビデオ信号の縦、横の解像度、画像
の開始位置などのモードを決定する手順と、上記入力ビ
デオ信号の水平解像度を演算する手順と、100%の水
平同期期間のスピード変換の可能な周波数“F0”を決
定する手順と、上記“F0”より低く、“F0”に最も
近い周波数“Fa”を決定する手順と、上記周波数“F
a”で入力水平同期期間のカウントを行う手順と、上記
入力水平同期期間カウント結果≧上記水平解像度数−1
を満足するように上記“Fa”を決定する手順とカウン
トを行う手順とを繰り返し、画像メモリの読み出しクロ
ック“Fa”を決定する手順と、出力水平同期信号周期
=上記水平同期期間カウント結果+1を満足するように
上記画像メモリの読み出しクロックを決定する手順とを
実行するためのプログラムを記録している。
【0014】請求項7の発明による画像処理装置におい
ては、ノンインターレスで走査される入力ビデオ信号が
このビデオ信号と同期した書き込みクロックで書き込ま
れる記憶手段と、上記入力ビデオ信号の複数ライン間の
データを同時に使用するライン間の演算処理手段と、上
記記憶手段の読み出しクロックを発生するクロック発生
手段と、上記読み出しクロック速度を上記書き込みクロ
ックより低くして速度を変換する速度変換手段と、上記
ライン間の演算がなされたビデオ信号の1水平同期期間
中の画像信号を2水平同期期間中にわたって出力するイ
ンターレス出力手段と、上記インターレス出力手段から
のビデオ信号の複数ドット間のデータを同時に使用する
ドット間の演算処理手段とを設けている。
【0015】請求項10の発明によるコンピュータ読み
取り可能な記録媒体においては、インターレスで走査さ
れる入力ビデオ信号をこのビデオ信号と同期した書き込
みクロックで記憶手段に書き込む手順と、上記入力ビデ
オ信号の複数ライン間のデータを同時に使用してライン
間の演算処理を行う手順と、上記記憶手段の読み出しク
ロック速度を上記書き込みクロックより低くして速度を
変換する手順と、上記ライン間の演算がなされたビデオ
信号の1水平同期期間中の画像信号を2水平同期期間中
にわたってインターレス出力する手順と、上記インター
レス出力されたビデオ信号の複数ドット間のデータを同
時に使用してドット間の演算処理を行う手順とを実行す
るためのプログラムを記録している。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は、第1の実施の形態
による表示制御装置のブロック図である。本表示制御装
置は、PC(パソコン)、WS(ワークステーション)
等のアナログコンピュータ信号を入力として受け取り表
示することができるような装置である。図1において、
11は、PC(パソコン)、WS(ワークステーショ
ン)等ホストコンピュータのアナログ画像信号を処理す
るアナログ画像信号処理部であって、同期信号分離部1
11、同期信号測定部112、アナログ調整部113、
A/D変換部114、クロック発生部(1)115から
なる。
【0017】同期信号分離部111は、上記ホストコン
ピュータ等からのRGB画像信号s112と、コンポジ
ットシンク、水平、垂直同期信号s111を入力し、同
期信号を分離する。さらに、分離された同期信号から、
負極性の水平並びに垂直同期信号cs113と同期信号
極性判別信号cs114とを出力する。そして、上記画
像信号s112はアナログ調整部113へ出力され、上
記各同期信号cs113は、同期信号測定部112、ク
ロック発生部(1)115及びシステム制御部191へ
出力される。同期信号極性判別信号cs114は、入力
された同期信号s111の極性を示すものであり、同期
信号測定部112及びマイコンを含むシステム制御部1
91へ出力される。
【0018】同期信号測定部112は、前記水平、垂直
同期信号cs113、同期信号極性判別信号cs114
を入力し、その測定結果をシステム制御バスcs191
を通してシステム制御部191へ出力する。
【0019】アナログ調整部113は、入力されたアナ
ログRGB画像信号s112のオフセット、ゲイン調
整、波形整形を行う。また、A/D変換部114は、ア
ナログ調整部113で調整されたアナログRGB信号s
113を、クロック発生部(1)115からのドットク
ロックcs116によってサンプリングして、デジタル
信号s121に変換し補間部12へ出力する。
【0020】クロック発生部(1)115は、アナログ
で入力された画像信号をデジタル信号に変換するため
の、またその直後の補間部12の動作のためのクロック
cs116を、入力水平同期信号に同期したPLL/V
CO回路によって生成する。クロックcs116は、シ
ステム制御部191がビデオ信号の機種、表示モードを
判定した後、このクロック発生部(1)115の制御レ
ジスタにセットする1水平ライン中のドットクロック数
(PLLのVCO分周比)、水平表示開始ドット数等の
各種パラメータによって制御される。また、この各種パ
ラメータはクロックcs116のほかに水平、垂直表示
開始位置信号の制御にも用いられる。
【0021】12は補間部であって、A/D変換部11
4より得られるデジタル化されたRGB画像信号s12
1の水平ブランキング期間を減少して画像信号のドット
クロックを遅くするためのFIFOメモリから成る1H
Dスピード変換部121、それに続く縦補間演算部12
3、横補間演算部125を有すると共に、1HDスピー
ド変換部121の出力(読み出し)クロック並びに縦補
間演算部123の入力クロック生成のためのクロック発
生部(2)122、縦補間演算部123の出力クロック
並びにその後段の横補間演算部125の入力クロック生
成のためのクロック発生部(3)124、横補間演算部
125の出力クロック並びにデジタル画像処理部14の
入力クロック生成のためのクロック発生部(4)126
からなる。
【0022】次に、図2を用いて補間部12を詳しく説
明する。121はいわゆるFIFO(1'st-in-1'st-ou
t)メモリから成る1HDスピード変換部であって、書
き込みクロックcs116に同期して画像データs12
1が格納され、読み出しクロックに同期して画像データ
s122として出力される。1221は発振器であっ
て、上記FIFO121の読み出しクロックを生成する
元になる基準クロックを発生している。1222は分周
器であって、発振器1221の出力を分周していて、そ
の値は図1のシステム制御部191により制御されてい
る。
【0023】1223はPLL/VCO(1)であっ
て、分周器1222からの出力cs1222を基準入力
に、システム制御部191でこのPLL/VCO(1)
1223内の逓倍値レジスタに設定された値に基づい
て、逓倍されたクロックcs1223を出力する。この
PLL/VCO(1)1223と分周器1222の設定
値の組み合わせで発振器1221から、非常に多くの安
定した周波数のクロックcs1223を得る。このクロ
ックcs1223は、FIFO121の読み出しクロッ
ク並びに縦補間演算部123の入力動作クロックとな
る。
【0024】1224は入力水平同期信号(cs115
の一部)を上記クロックcs1223を用いてカウント
するHDカウンタであって、この測定値はシステム制御
バスcs191を通してシステム制御部191に読み込
まれる。1225はFIFO読み出し用の同期信号並び
に縦補間演算部123への水平及び垂直同期信号cs1
224を上記ドットクロックcs1223に同期して生
成する同期信号生成部である。1226はFIFOの書
き込み、読み出しのタイミングを制御する制御部であ
る。
【0025】123は縦補間演算部であって、上記FI
FO121から画像データs122を入力して縦補間演
算を行い、演算結果データs123を出力する。この演
算部123は、縦補間入力動作クロックcs1223
と、PLL/VCO(2)1241で生成された縦補間
出力動作クロックcs1241と、このクロックより同
期信号生成部1242で生成される水平垂直同期信号に
より制御されており、また補間倍率はシステム制御部1
91からシステム制御バスcs191を通して制御され
る。
【0026】1241は縦補間入力動作クロックcs1
223を縦補間倍して縦補間出力動作クロックcs12
41を生成するためのPLL/VCO(2)である。1
242は上記生成された縦補間出力動作クロックcs1
241に同期して縦補間出力並びに横補間入力用水平垂
直同期信号cs1242を生成する同期信号生成部、1
243は同期信号の制御部であって、補間部と非補間部
での水平同期信号の切り替えを行っている。
【0027】125は横補間演算部であって、縦補間演
算部123よりの画像データs123を入力して横補間
演算を行い、演算結果データs124を出力する。この
演算部125は、横演算入力動作クロックcs1241
と、PLL/VCO(3)1261で生成された横補間
出力動作クロックcs1261と、このクロックより同
期信号生成部1262で生成される水平垂直同期信号に
より制御されており、また縦補間と同様に、補間倍率は
システム制御部191からシステム制御バスcs191
を通して制御される。
【0028】1261は横補間入力動作クロックcs1
241を横補間倍して横補間出力動作クロックcs12
61を生成するためのPLL/VCO(3)である。1
262は上記生成された横補間出力動作クロックcs1
261に同期して横補間出力用水平垂直同期信号cs1
262を生成する同期信号生成部、1263は同期信号
の制御部であって、補間部と非補間部での水平同期信号
の切り替えを行っている。
【0029】次に再び図1に戻って、13はOSD(on
screen display) データ付加部であって、後述するOS
D制御部193からの制御信号cs196によって、上
記補間後の画像データs124とOSD表示用データと
の切り替えを行っている。14はデジタル画像処理部で
あって、補間部12からのデジタル画像データs124
(s131)を後述のドットマトリクスディスプレイ1
5が表示するための各種処理、制御を行う。
【0030】次に、デジタル画像処理部14において行
われる処理について、図3を用いて詳細に説明する。補
間部12で補間され出力されたデジタルRGB画像信号
s124(s131)は、コントラスト調整部501に
おいてγ補正処理及び階調調整処理される。γ補正及び
階調調整されたデータs501は、中間調処理部502
により、例えばED(誤差拡散)法やディザ法等の中間
調処理が施される。一方、動き検出部504は、中間調
処理される前の表示データs501をスチールして、一
定値以上変化のあった水平ラインを検出し、この結果c
s504を図1のシステム制御部191に転送する。シ
ステム制御部191は、フレームバッファ503に格納
されているフレーム表示データの内、前記動き検出され
たライン表示データのみをラインアドレスデータと共に
出力する。
【0031】図1において、15は画像表示用の液晶等
を用いたいわゆるドットマトリクスディスプレイであっ
て、本実施の形態では、メモリ性があり、広視野角の強
誘電液晶パネル(FLCD)を採用している。図3のご
とく、表示制御部505、ドットマトリクスパネル50
6からなり、上記デジタル画像処理部14で処理された
画像信号s503を表示する。すなわち、表示制御部5
05がドットマトリクスパネル506の上記ラインアド
レスデータで指定された垂直位置に上記ライン表示デー
タを表示する。
【0032】図1において、18は電源部であって、本
表示制御装置への電源の供給を行っている。191はシ
ステム制御部であって、マイクロコンピュータ等で構成
され、システム制御バスcs191〜cs194を通し
て、図1の各部を全般にわたって統括的に制御してい
る。191aは上記マイクロコンピュータが処理を実行
するためのプログラムを記録したメモリであり、半導体
メモリが用いられているが、磁気メモリ等の他の記録媒
体を用いることも可能である。
【0033】192はキー入力部であって、後述するよ
うにOSDで行われる各部調整機能を操作する操作キー
等を有し、システム制御部191によって制御されてい
る。
【0034】193はOSD(on screen display) 制御
部であって、システム制御バスcs194を通してシス
テム制御部191によって制御され、OSD信号s19
5を画像信号s124と切り替えている。194は不揮
発性メモリ部であって、システム制御バスcs191を
通してシステム制御部191によって制御され、上記各
種ホスト装置の同期信号等各種パラメータの表示モード
テーブル、後述するOSD操作で行われる各種機能のイ
ニシャルデータ及びユーザープリセットデータ等を格納
している。
【0035】続いて、本発明に直接かかわる1HDスピ
ード変換に関して、図4、図5、図6を用いて説明す
る。図4は、本発明で使用している水平同期信号のブラ
ンキング時間を利用した1HDスピード変換(dow
n)のタイミングの概略を示したもので、図4(a)が
スピード変換前で、このうち入力画像のある期間のみ、
入力ドットクロックである“FIFO書き込みクロッ
ク”でFIFOに書き込む。一方、図4(b)がスピー
ド変換後であって、別途つくられたFIFO書き込みク
ロックより遅いFIFO読み出しクロックで1水平同期
期間全体にわたって読み出すことにより、スピード変換
を行う。従って、基本的にはスピード変換前後の水平同
期信号の周期は同じであるのが普通である。
【0036】図5は、FIFOの読み出しクロック(縦
補間演算部123の入力動作クロック)の決定手順を示
したものである。まず、st401において、システム
制御部191内のマイクロコンピュータは、同期信号測
定部112を制御し、水平、垂直同期信号の周波数、1
垂直同期信号内水平同期信号の数等を測定し、また両同
期信号の極性を判別する。次に、st402において、
st401の測定結果より入力されたビデオ信号の縦、
横の解像度、画像の開始位置などのモードを決定する。
この方法には、テーブルサーチ、画像データからの判別
などいくつかの方法があるが、ここでは詳しくはふれな
い。
【0037】次に、st403で入力HD(水平同期信
号)/入力ビデオ信号の横解像度を演算し100%の1
HDスピード変換の可能な周波数“F0”を決定する。
そして、発振器1221、分周器1222、PLL/V
CO(1)1223より得ることのできる周波数で、上
記“F0”より低く、“F0”に最も近い周波数“F
a”を決定し、st404へ進む。st404では、H
Dカウンタ1224を用い、上記クロック“Fa”で、
入力HD期間のカウントを行う。
【0038】そして、st405において、上記カウン
ト値≧(入力水平同期信号の横解像度−1)であるかど
うかを判別し、これが成立しなければst407へ進
み、上記PLL/VCO(1)1223で発生しうる周
波数“Fa”より一つ上の周波数“Fa′”を決定し、
再びst405へ進む。そして、カウント値≧(入力水
平同期信号の横解像度−1)であれば、st406へ進
み、FIFO読み出しクロック並びに縦補間演算部12
3の入力動作クロックである図2のクロックcs122
3として仮決定し、1HDスピード変換部121からの
縦補間演算部123への出力水平同期信号(図2のcs
1224の一部)を“上記カウント値+1”になるよう
に同期信号生成部1225に設定する。このように出力
水平同期信号(図2のcs1224の一部)を“上記カ
ウント値+1”になるように設定することで、この出力
水平同期信号の周期は入力水平同期信号の周期より長く
なる。
【0039】従って、図6のように、FIFOへの画像
データの書き込みに比べて読み出しが遅い状態になり、
FIFO内にデータが蓄積されていく。しかし、上記入
出力の水平同期信号の差は、最大でFIFO読み出しク
ロックで1クロック分であり、入力の垂直画像出力期間
が終了した時点でも、FIFOへの蓄積は縦画像ライン
数ドット(図6のTa)であり、これは上記垂直画像出
力期間に続く垂直ブランキング期間内に読み出しを終了
できる。
【0040】そこで、st408で1垂直期間以上実働
作を行わせ、st409でFIFOに“FULL”のフ
ラグが発生するかどうかを監視する。発生した場合は、
なにかの手違いで、仮決定したクロックが低すぎると思
われるので、st407へ戻りクロックの再決定を行
う。“FULL”フラグが発生しない場合は、st41
0へ進み、この値をFIFO読み出しクロック並びに縦
補間演算部123の入力動作クロック(図2のcs12
23)として正式に決定する。
【0041】本実施の形態によれば、回路内に複数のク
ロックを発生できる安定したクロック発生手段を具備
し、一方で、入力ビデオ信号を測定し、このビデオ信号
測定結果に基づき、最適と思われるクロックを上記クロ
ック発生手段より発生させ、このクロックで入力水平同
期信号をカウントし、この水平同期信号カウント結果よ
り決定されたクロックを、FIFOの読み出しクロック
とし、これに同期してスピード変換後の水平同期信号を
作ることにより、少ないFIFO量で大きなスピード変
換を実現し、スピード変換後の動作クロックとして安定
な回路内のクロックを使用でき、これに続く補間処理回
路以降の回路を安定に動作させることができる。
【0042】なお、本実施の形態は、ビデオ信号の水平
同期信号とデータのドットクロックとに基づき、出力の
ドットクロックと水平同期信号周期とを決定するもので
あったが、これはデータがクロックに同期し、さらにこ
れに同期した同期信号を有するようなシステムにおい
て、データが同期信号に対して一定時間非出力となるよ
うなシステムにも応用可能である。また、バッファメモ
リとしてFIFOを使用したが、これはフレームバッフ
ァなどのメモリを使用したシステムにおいても使用可能
である。
【0043】また、本実施の形態は、ビデオ信号の水平
同期信号とデータのドットクロックとに基づき、出力の
ドットクロックと水平同期信号周期とを決定するもので
あったが、これは垂直同期信号とフレームバッファとを
用いたスピード変換にも応用できる。また、FIFOの
書き込み(入力)クロックに対して、読み出し(出力)
クロックが遅い例であったが、これは逆のケースでも使
用可能である。さらに、本実施の形態での出力クロック
の発生は、基準クロックを分周器とPLL/VCOで多
くの周波数を作り出す方法を採用しているが、これは複
数の基準クロックを設け、これをセレクタで選択するよ
うな方法でもよい。
【0044】次に本発明の第2の実施の形態について説
明する。図7は第2の実施の形態による表示制御装置を
示すもので、図1と比べて補間部12の構成が若干異っ
ており、他の部分については図1と対応する部分には同
一符号を付して重複する説明は省略する。
【0045】図7において、補間部12は、A/D変換
部114から得られるデジタル化されたRGB画像信号
s121が入力される縦補間演算部221とスピード変
換部223の部分が図1と異なっている。また、クロッ
ク発生部(2)122は縦補間演算部221の出力動作
クロックとスピード変換部223の書き込みクロックを
生成し、クロック発生部(3)124はスピード変換部
223の読み出しクロックと横補間演算部125の入力
動作クロックを生成する。
【0046】縦補間演算部221は、画像データs12
1を入力して補間演算を行い、演算結果データs222
を出力する。図8に縦補間演算部221の詳細を示す。
本実施の形態における縦補間は、補間出力するラインの
前後のラインのデータに重み付けを行い、それらを加算
演算して出力するような方式である。
【0047】図8において、FIFOラインバッファ2
211に補間前画像データs121を入力ドットクロッ
クcs116で書き込み、これを出力クロックcs22
42で読み出すとともに、FIFOラインバッファ22
12へ書き込む。こうすることで、補間出力したい2ラ
インのデータをFIFOラインバッファ内に一時格納す
る。そして、あるライン目のデータs122ddと、そ
の次のラインのデータs122dとを出力クロックcs
2242で同時に読み出しながら、重み付け回路221
3、2214で重み付けした後、加算回路2215で加
算され、補間データs222として出力される。従っ
て、インターレスされたデータすなわち1行おきのデー
タでは補間ができない。なお、演算しないデータを出力
する場合は、重み付け回路2213、2214の一方の
重みを“0”、もう一方の重みを“1”にする。
【0048】2216は、補間パラメータの値、タイミ
ングを制御するパラメータ選択制御部である。この制御
部2216は、縦補間演算部221の入力動作クロック
cs116と、後述する図9のPLL/VCO(1)2
221で生成された縦補間出力動作クロックcs222
1と、このクロックより図9の水平同期信号(HD)生
成部2222で生成される水平同期信号により制御され
ており、また補間倍率等のパラメータは、システム制御
部191からシステム制御バスcs191を通して制御
される。
【0049】図9は補間部12の詳細を示す。2221
は縦補間出力動作クロックcs2221を生成するため
の分周器を含むPLL/VCO(1)である。このPL
L/VCO(1)2221は入力クロックcs116に
対して補間倍率倍のクロックcs2221を発生する。
2222は上記生成された縦補間出力動作クロックcs
2221に同期して縦補間出力並びにFIFO書き込み
用水平同期信号を生成する水平同期信号(HD)生成部
である。
【0050】2223はタイミング制御部であって、c
s2223、cs115の同期信号、cs115、cs
2221のクロックを用いて、前述のFIFOラインバ
ッファ2211、2212のリード/ライト制御、縦補
間演算部の演算タイミングの制御、また垂直、水平同期
信号の出力制御を行いcs2222として出力してい
る。また縦補間倍率その他の制御パラメータは、システ
ム制御部191からシステム制御バスcs191を通し
て制御される。
【0051】223はいわゆるFIFO(1'st-in-1'st
-out)メモリ(図7のスピード変換部)であって、前述
した1HDスピード変換とインターレススピード変換と
を選択的に行うものであり、書き込みクロックcs22
21に同期して画像データs222が格納され、読み出
しクロックcs2241に同期して画像データs223
として出力される。1HDスピード変換は図4について
前述した通りであるが、ここではインターレススピード
変換を図10を使って説明する。
【0052】図10はインターレススピード変換の説明
図である。前述した1HDスピード変換とは異なり、イ
ンターレススピード変換では、図10(a)のごとくあ
るラインの画像データをFIFOに蓄えた後、入力水平
同期期間2ライン分の期間で出力する。従って、出力の
動作クロックは入力の半分以下になり、2ライン分いっ
ぱいで出力すれば、上記1HDスピード変換も兼ねるこ
とになり、効果は大きい。しかし、1垂直同期期間で、
画面の奇数又は偶数ラインのどちらかしか出力されず、
2垂直同期期間で1画面が完成するため、この後に隣り
合う連続したラインを同時に必要とする処理(前述の縦
補間など)は困難になる。また、画面にちらつきがでる
ことが危惧されるが、一般に液晶パネルのようなドット
マトリクス型のパネルは、動作速度が遅くあまり問題に
成らない。また、本実施の形態で使用している後述する
強誘電液晶パネルにおいてはこの問題は発生しない。
【0053】再び図9において、2241は分周器を含
むPLL/VCO(2)であって、縦補間出力動作クロ
ックcs2221を基準信号として上記FIFOの読み
出し並びに横補間入力動作クロックcs2241を生成
している。2242は横補間入力用水平同期信号を生成
するHD生成部であって、垂直同期信号でリセットされ
前記水平同期信号をカウントし、これを元に奇数ライン
と偶数ラインを判別し、制御信号cs2243として制
御部2243へ送っている。
【0054】2243はFIFOの書き込み/読み出し
制御部であって、cs2222より入力される垂直同期
信号ごとに上記制御信号cs2243の情報に基づい
て、奇数ラインのみあるいは偶数ラインのみの水平同期
信号に同期して、縦補間された画像データs222をク
ロックcs2221でFIFO223に書き込む。そし
て、クロックcs2241で奇数ラインあるいは偶数ラ
インを水平同期信号に同期して読み出す。また、cs2
221、cs2241のスピード変換部入出力クロッ
ク、入力同期信号cs2222と図7のシステム制御部
191からのパラメータに基づいて出力同期信号cs2
242を生成し出力する。
【0055】125は図7の横補間演算部であって、前
述のスピード変換部(FIFO)223からの画像デー
タs223を入力して横補間演算を行い、演算結果デー
タs124を出力する。この演算部125は、横補間入
力動作クロックcs2241と、後述するPLL/VC
O(3)2261で生成された横補間部出力クロックc
s2261と、このクロックより制御部2263で生成
される水平垂直同期信号により制御されており、また縦
補間と同様に補間倍率はシステム制御部191からシス
テム制御バスcs191を通して制御される。
【0056】2261は横補間入力動作クロックcs2
241を横補間倍して横補間出力動作クロックcs22
61を生成するための分周器を含むPLL/VCO
(3)である。2263は同期信号制御部であって、c
s2242を元に出力動作クロックcs2261に同期
した出力垂直及び水平同期信号cs2262を生成し出
力する。また、上記cs2241、cs2261の入出
力クロック、同期信号cs2242を元に、横補間演算
部125のタイミング制御を行っている。
【0057】次に、図11を用いてスピード変換部(F
IFO)223における変換の切り替え動作の説明を行
う。まず、st701において、システム制御部191
内のマイクロコンピュータは、同期信号測定部112を
制御し、水平、垂直同期信号の周波数、1垂直同期信号
内水平同期信号の数等を測定し、また該両同期信号の極
性を判別する。次に、st702において、st701
の測定結果より入力されたビデオ信号の縦、横の解像
度、画像の開始位置などのモードを決定する。この方法
には、テーブルサーチ、画像データからの判別などいく
つかの方法があるが、ここでは詳しくはふれない。
【0058】次に、st703において、1HDスピー
ド変換を行ったとして、スピード変換後、横補間後の動
作クロックcs2241、cs2261を算出する。そ
してst704において、このクロックがこの横補間演
算部125の動作可能速度以内か、あるいは図7の回路
以降に接続される回路、表示装置の範囲内かなどを判別
し、範囲内と判断された場合はst705に進み、PL
L/VCO(2)2241に上記算出した周波数が出力
されるように設定し、制御部2243からは、水平同期
信号cs2222と同じ周期の水平同期信号をcs22
42より出力するように設定する。この際のタイミング
を図12に示す。
【0059】一方、1HDスピード変換では周波数が高
すぎると判断された場合は、st706へ進んでインタ
ーレススピード変換が行われ、PLL/VCO(2)2
241に上記算出された周波数の1/2の周波数が出力
されるように設定する。この際のタイミングを図13に
示す。これらによって、スピード変換の選択と設定が可
能になる。
【0060】本実施の形態によれば、縦と横補間を含む
ようなシステムにおいて、まず、縦補間を行い、次にフ
レームを奇数ラインと偶数ラインに分けて交互に走査す
るインターレスによるスピード変換を行い、最後に横補
間を行うことにより、補間結果に影響を与えず、大きな
スピード変換を実現できる。
【0061】なお、本実施の形態では、ライン方向の演
算は補間回路であったがこれはこの演算に限らない。ま
た、クロック発生部についてはPLL/VCOを使用し
たが、これはいくつかの発振器とセレクタのような構成
でもよい。さらに、本実施の形態では、インターレスス
ピード変換は、偶数/奇数の1ラインおきであったが、
これも1ラインの画像データを複数周期で出力するマル
チインターレスも可能である。この場合は、さらに大き
なスピードダウンが期待できるが、ちらつきなどの表示
品位に気をつけなければならない。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ビ
デオ信号の1水平同期期間内のスピード変換を行う際、
ビデオ信号を測定し、そこから得たクロックを元に入力
水平同期信号をカウントすることで、装置内で発生しう
るクロックのなかで最適なクロックを選択し、これを元
に出力水平同期信号を設定することにより、少ないFI
FOメモリで大きなスピード変換を行うことができ、か
つスピード変換以降の動作クロックを装置内で発生する
安定したクロックを使用することにより、回路の誤動作
の危険を回避することができる。
【0063】また、本発明によれば、ビデオ信号のスピ
ード変換と縦横補間を行う際、縦補間と横補間とを分
け、縦補間、インターレススピード変換、横補間の順で
行うことにより、縦補間の補間画質を損なうことなくス
ピード変換を行うことができる。また、ビデオ信号を観
測し、そのモードによって1HDスピード変換、インタ
ーレススピード変換を切り替えることにより、回路が動
作可能な速度範囲内で、より高品位な画質を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による表示制御装置
の全体を示すブロック図である。
【図2】図1の補間部の詳細を示すブロック図である。
【図3】図1のデジタル画像処理部とドットマトリクス
ディスプレイの詳細を示すブロック図である。
【図4】1HDスピード変換を説明するタイミングチャ
ートである。
【図5】動作の流れを示すフローチャートである。
【図6】補間前後のタイミングを説明するタイミングチ
ャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態による表示制御装置
の全体を示すブロック図である。
【図8】図7の縦補間演算部の詳細を示すブロック図で
ある。
【図9】図7の補間部の詳細を示すブロック図である。
【図10】インターレススピード変換を説明するタイミ
ングチャートである。
【図11】動作の流れを表すフローチャートである。
【図12】補間と1HDスピード変換を説明するタイミ
ングチャートである。
【図13】補間とインターレススピード変換を説明する
タイミングチャートである。
【符号の説明】
112 同期信号測定部 115、122 クロック発生部 121 1HDスピード変換部 123、221 縦補間演算部 125 横補間演算部 15 ドットマトリクスディスプレイ 191 システム制御部 1224 HDカウンタ 1225 同期信号生成部 1221 発振器 1223 PLL/VCO 223 スピード変換部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平、垂直同期信号及び画像信号を含む
    入力ビデオ信号における上記画像信号が上記水平同期信
    号に同期して書き込まれる記憶手段と、 上記入力ビデオ信号を測定して表示手段の表示モードを
    決定するモード決定手段と、 上記決定された表示モードに応じた周波数を有する上記
    記憶手段を読み出すためのクロックを発生するクロック
    発生手段と、 上記発生されたクロックで上記入力ビデオ信号の上記水
    平同期期間をカウントするカウンタ手段と、 上記カウンタ手段のカウント値と上記決定された表示モ
    ードに応じた所定の値とを比較し、その比較結果に応じ
    て上記クロック発生手段を制御することにより上記クロ
    ック周波数を制御する制御手段とを備えた画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 上記記憶手段から読み出された画像信号
    に付加される出力水平同期信号を上記クロックに基づい
    て生成する生成手段を設けると共に、上記制御手段は、
    上記表示モードに応じた水平解像度を上記所定の値とし
    て用い、 上記カウント値≧上記水平解像度−1 上記出力水平同期期間=上記カウント値+1 を満足するように上記クロック周波数を制御することを
    特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記記憶手段から読み出された画像信号
    に対して縦補間演算処理及び横補間演算処理を行い、処
    理された画像信号を上記表示手段に送る補間手段を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 水平、垂直同期信号及び画像信号を含む
    入力ビデオ信号における上記画像信号を上記水平同期信
    号に同期して記憶手段に書き込む手順と、 上記入力ビデオ信号を測定して表示手段の表示モードを
    決定する手順と、 上記決定された表示モードに応じた周波数を有する上記
    記憶手段を読み出すためのクロックを発生させる手順
    と、 上記発生されたクロックで上記入力ビデオ信号の上記水
    平同期の周期をカウントする手順と、 上記カウント値と上記決定された表示モードに応じた所
    定の値とを比較し、その比較結果に応じて上記クロック
    周波数を制御する手順とを実行するためのプログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  5. 【請求項5】 入力ビデオ信号の水平、垂直同期信号の
    周波数、1垂直同期信号内水平同期信号の数等を測定す
    ると共に上記両同期信号の極性を判別する手順と、 上記入力ビデオ信号の縦、横の解像度、画像の開始位置
    などのモードを決定する手順と、 上記入力ビデオ信号の水平解像度を演算する手順と、 100%の水平同期期間のスピード変換の可能な周波数
    “F0”を決定する手順と、 上記“F0”より低く、“F0”に最も近い周波数“F
    a”を決定する手順と、 上記周波数“Fa”で入力水平同期期間のカウントを行
    う手順と、 上記入力水平同期期間カウント結果≧上記水平解像度数
    −1を満足するように上記“Fa”を決定する手順とカ
    ウントを行う手順とを繰り返し、画像メモリの読み出し
    クロック“Fa”を決定する手順と、 出力水平同期信号周期=上記水平同期期間カウント結果
    +1を満足するように上記画像メモリの読み出しクロッ
    クを決定する手順とを備えた画像メモリの読み出し方
    法。
  6. 【請求項6】 入力ビデオ信号の水平、垂直同期信号の
    周波数、1垂直同期信号内水平同期信号の数等を測定す
    ると共に上記両同期信号の極性を判別する手順と、 上記入力ビデオ信号の縦、横の解像度、画像の開始位置
    などのモードを決定する手順と、 上記入力ビデオ信号の水平解像度を演算する手順と、 100%の水平同期期間のスピード変換の可能な周波数
    “F0”を決定する手順と、 上記“F0”より低く、“F0”に最も近い周波数“F
    a”を決定する手順と、 上記周波数“Fa”で入力水平同期期間のカウントを行
    う手順と、 上記入力水平同期期間カウント結果≧上記水平解像度数
    −1を満足するように上記“Fa”を決定する手順とカ
    ウントを行う手順とを繰り返し、画像メモリの読み出し
    クロック“Fa”を決定する手順と、 出力水平同期信号周期=上記水平同期期間カウント結果
    +1を満足するように上記画像メモリの読み出しクロッ
    クを決定する手順とを実行するためのプログラムを記録
    したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  7. 【請求項7】 ノンインターレスで走査される入力ビデ
    オ信号がこのビデオ信号と同期した書き込みクロックで
    書き込まれる記憶手段と、 上記入力ビデオ信号の複数ライン間のデータを同時に使
    用するライン間の演算処理手段と、 上記記憶手段の読み出しクロックを発生するクロック発
    生手段と、 上記読み出しクロック速度を上記書き込みクロックより
    低くして速度を変換する速度変換手段と、 上記ライン間の演算がなされたビデオ信号の1水平同期
    期間中の画像信号を2水平同期期間中にわたって出力す
    るインターレス出力手段と、 上記インターレス出力手段からのビデオ信号の複数ドッ
    ト間のデータを同時に使用するドット間の演算処理手段
    とを備えた画像処理装置。
  8. 【請求項8】 上記入力ビデオ信号に含まれる水平、垂
    直同期信号及び画像信号を測定し、その測定結果に基づ
    き表示手段の表示モードを決定するモード決定手段と、 上記クロック発生手段の発生周波数を決定するクロック
    周波数決定手段と、 上記入力ビデオ信号の1水平同期期間中の画像信号を、
    1水平同期期間内の画像非出力部にわたって出力する1
    HD出力手段と、 上記入力ビデオ信号の1水平同期期間中の画像信号を、
    1水平同期期間内に出力するか2水平同期期間中にわた
    って出力するかを上記決定した周波数により決定する決
    定手段とを設けたことを特徴とする請求項7記載の画像
    処理装置。
  9. 【請求項9】 上記ライン間、ドット間の演算処理は補
    間演算処理であることを特徴とする請求項7記載の画像
    処理装置。
  10. 【請求項10】 インターレスで走査される入力ビデオ
    信号をこのビデオ信号と同期した書き込みクロックで記
    憶手段に書き込む手順と、 上記入力ビデオ信号の複数ライン間のデータを同時に使
    用してライン間の演算処理を行う手順と、 上記記憶手段の読み出しクロック速度を上記書き込みク
    ロックより低くして速度を変換する手順と、 上記ライン間の演算がなされたビデオ信号の1水平同期
    期間中の画像信号を2水平同期期間中にわたってインタ
    ーレス出力する手順と、 上記インターレス出力されたビデオ信号の複数ドット間
    のデータを同時に使用してドット間の演算処理を行う手
    順とを実行するためのプログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006106533A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Victor Co Of Japan Ltd 画像処理回路
KR100609056B1 (ko) 2004-12-01 2006-08-09 삼성전자주식회사 디스플레이장치 및 그 제어방법
KR100676529B1 (ko) 2005-06-08 2007-01-30 엘지전자 주식회사 영상표시기기 및 그 제어방법
WO2023090252A1 (ja) * 2021-11-19 2023-05-25 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置、制御方法、電源システム、プログラム、及び記憶媒体

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