JP2001067060A - 同期変換装置および方法、並びに記録媒体 - Google Patents

同期変換装置および方法、並びに記録媒体

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JP2001067060A
JP2001067060A JP2000092633A JP2000092633A JP2001067060A JP 2001067060 A JP2001067060 A JP 2001067060A JP 2000092633 A JP2000092633 A JP 2000092633A JP 2000092633 A JP2000092633 A JP 2000092633A JP 2001067060 A JP2001067060 A JP 2001067060A
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circuit
overtaking
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Masashi Ota
正志 太田
Kyoko Fukuda
京子 福田
Hiroshi Kobayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来よりも少ない回路構成で追い越し補償を
実行する。 【解決手段】 読み出し制御回路56は、メモリアクセ
ス調停回路52の処理に要する時間を考慮して発生され
た位相比較回路54からの追い越し検出信号、およびシ
ーンチェンジ検出回路55からのシーンチェンジ検出信
号に基づき、読み出しアドレスおよび読み出しタイミン
グから成る読み出し制御信号を生成してメモリアクセス
調停回路52に出力する。メモリアクセス調停回路52
は、書き込み制御回路51、読み出し制御回路56から
の要求を調停してフレームメモリ53に対する書き込み
および読み出しを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同期変換装置およ
び方法、並びに記録媒体に関し、例えば、画像信号が有
する同期周波数を、異なる周波数に変換する場合に用い
て好適な同期変換装置および方法、並びに記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】画像信号が有するフレーム同期信号等の
同期周波数(以下、入力同期信号と記述する)とは異な
る周波数(以下、出力同期信号と記述する)に同期させ
て当該画像信号を出力する場合、入力同期信号に同期さ
せて画像信号をフレームメモリ等に書き込み、出力同期
信号の同期して当該画像信号を読み出す方法が一般的で
ある。しかしながら、入力同期信号と出力同期信号のサ
イクル長の相違に起因して、フレームメモリ等への書き
込みアドレスが読み出しアドレスを追い越したり、反対
に、読み出しアドレスが書き込みアドレスを追い越して
しまうことがある。
【0003】すなわち、図1(A)(横軸に時間、縦軸に
フレームメモリのアドレスをとり、フレームメモリへの
画像信号の書き込みと読み出しのタイミングを示してい
る)に示すように、出力同期信号のサイクルが入力同期
信号のサイクルよりも短い場合、第2フレームの読み出
し(R2)の後半以降、読み出しアドレスが書き込みア
ドレスを追い越してしまうので、第2フレームの画像信
号として、その後半以降、第1フレームの画像信号が読
み出されてしまう。また、第3フレームの読み出し(R
3)においては、読み出しアドレスが書き込みアドレス
を完全に追い越してしまうので、第3フレームの画像信
号として、第2フレームの画像信号が読み出されてしま
う。
【0004】なお、図1(B)において、入力同期信号W
Vn、出力同期信号RVn(n=0,1,2,・・・)
は、それぞれ、画像信号の第0フレームを書き込むタイ
ミング、または読み出すタイミングを示しており、例え
ば、入力同期信号WV2乃至WV3の1サイクルの間に
出力同期信号RV2乃至RV3の1サイクルが存在して
いる状態のように、入力同期信号の1サイクル間に出力
同期信号の1サイクルが存在している状態である場合、
読み出しアドレスが書き込みアドレスを追い越している
状態であることを示している。
【0005】反対に、図2(A)に示すように、出力同期
信号のサイクルが入力同期信号のサイクルよりも長い場
合、第2フレームの読み出し(R2)の後半以降、書き
込みアドレスが読み出しアドレスを追い越してしまうの
で、第2フレームの画像信号として、その後半以降、第
3フレームの画像信号が読み出されてしまう。また、第
3フレームの読み出し(R3)においては、書き込みア
ドレスが読み出しアドレスを完全に追い越してしまうの
で、第3フレームの画像信号として、第4フレームの画
像信号が読み出されてしまう。
【0006】なお、図2(B)において、例えば、出力同
期信号RV2乃至RV3の1サイクルの間に入力同期信
号WV3乃至WV4の1サイクルが存在している状態の
ように、出力同期信号の1サイクル間に入力同期信号の
1サイクルが存在している状態である場合、書き込みア
ドレスが読み出しアドレスを追い越している状態である
ことを示している。
【0007】そこで、このような書き込みアドレスと読
み出しアドレスとの相互の追い越しが生ずる問題を補償
する方法として、入力同期信号と出力同期信号の位相差
を検出し、その結果に基づいてフレームメモリへの書き
込みアドレスを制御する方法が、例えば、特開平9−1
8740号公報に開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな書き込みアドレスを制御する方法により、画像信号
の同期周波数を異なる複数の出力同期信号に変換する場
合、変換する出力同期信号の種類の数だけ、フレームメ
モリ、書き込み制御回路等から構成される系を設けなけ
ればならない課題があった。
【0009】また、上述した方法では、入力同期信号お
よび出力同期信号の周波数が不変である(安定してい
る)場合にだけ対応しているので、例えば入力同期信号
または出力同期信号の周波数に揺らぎが生じた場合、追
い越し補償が正確に実行されない課題があった。
【0010】さらに、上述した方法では、追い越し補償
が随時実行されるので、動きが連続している一連のシー
ンの間に、追い越し補償に起因する画像の繰り返しや画
像飛びが生じてしまい視覚的に不自然である課題があっ
た。
【0011】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、フレームメモリの読み出しアドレスを制御
することのより、従来よりも少ない回路構成で追い越し
補償を実行できるようにするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の同期変換装置
は、入力された第1の同期周波数に同期して画像信号を
画像メモリに書き込む書き込み手段と、入力された第1
の同期周波数とは異なる第2の同期周波数に同期して画
像メモリから画像信号を読み出す読み出し手段と、第1
および第2の同期周波数の位相差を検知する検知手段
と、検知手段が検知した位相差に基づいて、画像メモリ
における読み出しアドレスおよび書き込みアドレスの相
互の追い越しの発生を予測する予測手段と、予測手段の
予測結果に対応して、読み出し手段の読み出しタイミン
グを修正する修正手段と、予測手段の予測結果に対応し
て、読み出し手段が読み出した画像信号に対して遅延補
償を実行する遅延補償手段とを含むことを特徴とする。
【0013】前記検知手段は、第1または第2の同期周
波数の揺らぎに起因する位相差の変化も検知するように
することができる。
【0014】本発明の同期変換装置は、画像信号のシー
ンチェンジを検出する検出手段をさらに含むことがで
き、前記修正手段は、検出手段が画像信号のシーンチェ
ンジを検出したタイミングに対応して、読み出し手段の
読み出しタイミングを修正するようにすることができ
る。
【0015】本発明の同期変換装置は、読み出し手段、
検知手段、予測手段、修正手段、および遅延補償手段を
含む読み出し系を、少なくとも2系以上備えることがで
きる。
【0016】本発明の同期変換装置は、画像メモリに対
する書き込み手段の書き込み処理、および複数の読み出
し手段の読み出し処理を調停する調停手段をさらに含む
ことができる。
【0017】前記予測手段は、検知手段が検知した位相
差、および調停手段の調停処理に要する時間に基づい
て、画像メモリにおける読み出しアドレスおよび書き込
みアドレスの相互の追い越しの発生を予測するようにす
ることができる。
【0018】本発明の同期変換装置は、第1および第2
の同期周波数を、調停手段の調停処理に要する時間だけ
遅延して検知手段に供給する遅延手段をさらに含むこと
ができる。
【0019】本発明の同期変換方法は、入力された第1
の同期周波数に同期して画像信号を画像メモリに書き込
む書き込みステップと、入力された第1の同期周波数と
は異なる第2の同期周波数に同期して画像メモリから画
像信号を読み出す読み出しステップと、第1および第2
の同期周波数の位相差を検知する検知ステップと、検知
ステップの処理で検知された位相差に基づいて、画像メ
モリにおける読み出しアドレスおよび書き込みアドレス
の相互の追い越しの発生を予測する予測ステップと、予
測ステップの処理での予測結果に対応して、読み出しス
テップの処理での読み出しタイミングを修正する修正ス
テップと、予測ステップの処理での予測結果に対応し
て、読み出しステップの処理で読み出された画像信号に
対して遅延補償を実行する遅延補償ステップとを含むこ
とを特徴とする。
【0020】本発明の記録媒体のプログラムは、入力さ
れた第1の同期周波数に同期して画像信号を画像メモリ
に書き込む書き込みステップと、入力された第1の同期
周波数とは異なる第2の同期周波数に同期して画像メモ
リから画像信号を読み出す読み出しステップと、第1お
よび第2の同期周波数の位相差を検知する検知ステップ
と、検知ステップの処理で検知された位相差に基づい
て、画像メモリにおける読み出しアドレスおよび書き込
みアドレスの相互の追い越しの発生を予測する予測ステ
ップと、予測ステップの処理での予測結果に対応して、
読み出しステップの処理での読み出しタイミングを修正
する修正ステップと、予測ステップの処理での予測結果
に対応して、読み出しステップの処理で読み出された画
像信号に対して遅延補償を実行する遅延補償ステップと
を含むことを特徴とする。
【0021】本発明の同期変換装置および方法、並びに
記録媒体のプログラムにおいては、入力された第1の同
期周波数に同期して画像信号が画像メモリに書き込ま
れ、入力された第1の同期周波数とは異なる第2の同期
周波数に同期して画像メモリから画像信号が読み出され
る。また、第1および第2の同期周波数の位相差が検知
され、検知された位相差に基づいて、画像メモリにおけ
る読み出しアドレスおよび書き込みアドレスの相互の追
い越しの発生が予測され、予測結果に対応して、読み出
しタイミングが修正され、予測結果に対応して、読み出
された画像信号に対して遅延補償が実行される。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明を適用したフレームシンク
ロナイザの第1の構成例について、図3を参照して説明
する。このフレームシンクロナイザは、所定の入力同期
信号に同期して入力される画像信号を、それぞれ異なる
2種類の出力同期信号A,Bに乗せ変えて出力するもの
である。入力される画像信号は、書き込み回路2および
シーンチェンジ検出回路5に供給され、対応する入力同
期信号は、書き込み制御回路1および位相比較回路4−
1,4−2に供給される。また、出力同期信号Aは、位
相比較回路4−1および読み出し制御回路6−1に供給
され、出力同期信号Bは、位相比較回路4−2および読
み出し制御回路6−2に供給される。
【0023】書き込み制御回路1は、供給される入力同
期信号に基づき、画像信号をフレームメモリ3に書き込
む際の書き込みアドレスおよび書き込みタイミングを決
定して書き込み回路2を制御する。書き込み回路2は、
書き込み制御回路1からの制御に基づいて、入力される
画像信号をフレームメモリ3に書き込む。
【0024】位相比較回路4−1は、入力同期信号と出
力同期信号Aの位相差を逐次監視することにより、追い
越しの発生を予測して、その情報を追い越し検出信号と
して読み出し制御回路6−1に出力する。
【0025】図4は位相比較回路4−1の詳細な構成例
を示している。位相比較回路4−1において、入力同期
信号はクロック乗り換え回路11に入力される。クロッ
ク乗り換え回路11により、入力同期信号は、出力系の
クロックに乗せ換えられてリセット付カウンタ12,1
3に供給される。出力同期信号Aは、そのままリセット
付カウンタ12,13に供給される。
【0026】リセット付カウンタ12は、リセット信号
入力端子に入力される出力同期信号Aをトリガとし、入
力同期信号が入力されるまでの差分時間ΔRWn(図1
(B)および図2(B))をカウントして差分メモリ14に出
力する。リセット付カウンタ13は、リセット信号入力
端子に入力される入力同期信号をトリガとし、出力同期
信号Aが入力されるまでの差分時間ΔWRnをカウント
して差分メモリ14に出力する。差分メモリ14は、リ
セット付カウンタ12,13のそれぞれから入力される
差分時間ΔRWn,ΔWRnの組を所定の組数だけ記録
する。
【0027】追い越し検出回路15は、差分メモリ14
に記憶されている差分時間ΔRWn,ΔRWn-1,ΔWR
n,ΔWRn-1を読み出し、入力同期信号に対する出力同
期信号Aの方向性、すなわち、出力同期信号Aが入力同
期信号を追い越すのか、または、出力同期信号Aが入力
同期信号に遅延するのかを判定する。
【0028】追い越し検出回路15はまた、差分時間Δ
RWn,ΔWRnと所定の閾値を比較し、比較結果に対応
して、追い越し補償処理の実行を促すフラグ(フラグ
A、またはフラグC)、追い越し補償により生じた読み
出しタイミングの遅延の復旧を促すフラグ(フラグB、
またはフラグD)、または、入力同期信号または出力同
期信号Aの周波数の揺らぎに起因する追い越しに対する
追い越し補償処理の実行を促すフラグ(フラグH1、ま
たはフラグH2)を発生し、追い越し検出信号として読
み出し制御回路6−1に出力する。
【0029】追い越し検出回路15の具体的な追い越し
検出処理について、図5のフローチャートを参照して説
明する。なお、この追い越し検出処理は、位相比較回路
4−1に入力同期信号および出力同期信号Aが入力され
たときに開始される。
【0030】ステップS1において、追い越し検出回路
15は、入力された入力同期信号と出力同期信号Aの位
相が追い越し領域であるか否かを判定する。ここで、追
い越し領域とは、図1(B)の入力同期信号の1サイクル
WV2乃至WV3のように、入力同期信号の1サイクル
間に出力同期信号が2回出現している領域、または、図
2(B)の出力同期信号の1サイクルRV2乃至RV3の
ように、出力同期信号の1サイクル間に入力同期信号が
2回出現している領域のことである。
【0031】ステップS1において、入力された入力同
期信号と出力同期信号Aの位相が追い越し領域であると
判定された場合、ステップS2に進む。ステップS2に
おいて、次のフレーム画像のための入力同期信号と出力
同期信号Aの入力があるまで待機された後、ステップS
1に戻る。ステップS1において、追い越し領域ではな
いと判定された場合、ステップS3に進む。ステップS
1,S2の処理により、ステップ3以降の処理は、入力
された入力同期信号と出力同期信号Aの位相が追い越し
領域にない状態から開始されることになる。
【0032】ステップS3において、追い越し検出回路
15は、現在の入力同期信号と出力同期信号Aの差分時
間ΔRWnと前回の差分時間ΔRWn-1を、差分メモリ1
4から読み出して、次式(1)を用いて、追い越しの発
生予測とその方向性を判定するための評価値ΔV0を演
算する。 ΔV0=(ΔRWn-1)−(ΔRWn) ・・・(1)
【0033】ステップS4において、追い越し検出回路
15は、評価値ΔV0が0よりも大きいか否かを判定
し、評価値ΔV0が0よりも大きいと判定した場合、ス
テップS5に進む。
【0034】ステップS5において、追い越し検出回路
15は、現在の差分時間ΔRWnが閾値ThAよりも小
さいか否かを判定する。ここで閾値ThAは、追い越し
検出回路15に予め与えられている値であって、その値
は後述する遅延補償回路8−1に内蔵されるラインメモ
リ31,32(図8)の容量に対応して決定される。ラ
インメモリ31,32の容量をLラインとし、Hを1水
平走査周期時間すれば、閾値ThAは次式(2)で表さ
れる。 −LH<ThA<0 ・・・(2)
【0035】ステップS5において、現在の差分時間Δ
RWnが閾値ThAよりも小さいと判定された場合、ス
テップS6に進み、反対に、現在の差分時間ΔRWnが
閾値ThAよりも小さくないと判定された場合、ステッ
プS10に進む。
【0036】ステップS6において、追い越し検出回路
15は、追い越し検出信号として追い越しフラグAを、
読み出し制御回路6−1に出力する。ステップS7にお
いて、追い越し検出回路15は、再度、入力同期信号と
出力同期信号Aの位相が追い越し領域であるか否かを判
定する。これは、追い越し補償を実行した後、追い越し
領域であるか否かによって、以後の動作を決定するため
の比較対象を変化させる必要があるからである。
【0037】ステップS7において、追い越し領域であ
ると判定された場合、ステップS8に進む。ステップS
8において、追い越し検出回路15は、2サイクル後の
入力同期信号をトリガとする差分時間ΔWRn+2が閾値
ThBよりも大きいか否かを判定する。ここで、閾値T
hBは、追い越し検出回路15に予め与えられている値
であって、閾値ThAと同様に、後述する遅延補償回路
8−1に内蔵されるラインメモリ31,32の容量に対
応して決定される。ラインメモリ31,32の容量をL
ラインとすれば、閾値ThBは次式(3)で表される。 LH<ThB<(1フレームのライン数)−(−ThA) ・・・(3)
【0038】ただし、画像信号がNTSC信号の場合、1フ
レームのライン数は525であり、画像信号がPAL信号
である場合、1フレームのライン数は625である。
【0039】ステップS8において、差分時間ΔWRn+
2が閾値ThBよりも大きいと判定された場合、ステッ
プS9に進む。ステップS9において、追い越し検出回
路15は、追い越し検出信号として追い越しフラグBを
読み出し制御回路6−1に出力する。
【0040】ステップS10において、次のフレーム画
像のための入力同期信号と出力同期信号Aの入力がある
まで待機された後、ステップS3に戻り、それ以降の処
理が繰り返される。
【0041】なお、ステップS7において、追い越し領
域ではないと判定された場合、ステップS11に進む。
ステップS11において、追い越し検出回路15は、1
サイクル後の出力同期信号Aをトリガとする差分時間Δ
RWn+1が閾値ThHよりも大きいか否かを判定する。
ここで、閾値ThHは、追い越し検出回路15に予め与
えられている値であって、その値は次式(4)で表され
る。 0<ThH<−ThA ・・・(4)
【0042】ステップS11において、差分時間ΔRW
n+1が閾値ThHよりも大きいと判定された場合、ステ
ップS13に進む。ステップS13において、追い越し
検出回路15は、追い越し検出信号として追い越しフラ
グH1を読み出し制御回路6−1に出力する。
【0043】なお、ステップS8において、差分時間Δ
WRn+2が閾値ThBよりも大きくないと判定された場
合、または、ステップS11において、差分時間ΔRW
n+1が閾値ThHよりも大きくないと判定された場合、
ステップS12に進み、次のフレーム画像に対応する入
力同期信号と出力同期信号Aの入力があるまで待機され
た後、ステップS7に戻り、それ以降の処理が繰り返さ
れる。
【0044】ステップS4において、評価値ΔV0が0
よりも大きくないと判定された場合、ステップS14に
進む。ステップS14において、追い越し検出回路15
は、現在の入力同期信号と出力同期信号Aの差分時間Δ
WRn、および前回の差分時間ΔWRn-1を差分メモリ1
4から読み出し、次式(5)を用いて、追い越しの発生
予測とその方向性を判定するための評価値ΔV1を演算
する。 ΔV1=(ΔWRn-1)−(ΔWRn) ・・・(5)
【0045】ステップS15において、追い越し検出回
路15は、評価値ΔV1が0よりも大きいか否かを判定
する。評価値ΔV1が0よりも大きいと判定された場
合、ステップS16に進む。反対に、評価値ΔV1が0
よりも大きくないと判定された場合、ステップS10に
進む。
【0046】ステップS16において、追い越し検出回
路15は、現在の差分時間ΔWRnが閾値ThAよりも
小さいか否かを判定する。現在の差分時間ΔWRnが閾
値ThAよりも小さいと判定された場合、ステップS1
7に進む。反対に、現在の差分時間ΔWRnが閾値Th
Aよりも小さくないと判定された場合、ステップS10
に進む。
【0047】ステップS17において、追い越し検出回
路15は、追い越し検出信号として追い越しフラグCを
読み出し制御回路6−1に出力する。ステップS18に
おいて、追い越し検出回路15は、再度、入力同期信号
と出力同期信号Aの位相が追い越し領域であるか否かを
判定する。これは、ステップS7の処理と同様に、追い
越し補償を実行した後、追い越し領域であるか否かによ
って、以後の動作を決定するための比較対象を変化させ
る必要があるからである。
【0048】ステップS18において、追い越し領域で
あると判定された場合、ステップS19に進む。ステッ
プS19において、追い越し検出回路15は、1サイク
ル後の出力同期信号Aをトリガとする差分時間ΔRWn+
1が閾値ThBよりも大きいか否かを判定する。差分時
間ΔRWn+1が閾値ThBよりも大きいと判定した場
合、ステップS21に進む。ステップS21において、
追い越し検出回路15は、追い越し検出信号として追い
越しフラグDを読み出し制御回路6−1に出力する。
【0049】なお、ステップS18において、追い越し
領域ではないと判定された場合、ステップS22に進
む。ステップS22において、追い越し検出回路15
は、1サイクル後の入力同期信号をトリガとする差分時
間ΔWRn+1が閾値ThHよりも大きいか否かを判定す
る。差分時間ΔWRn+1が閾値ThHよりも大きいと判
定された場合、ステップS23に進む。ステップS23
において、追い越し検出回路15は、追い越し検出信号
として追い越しフラグH2を読み出し制御回路6−1に
出力する。
【0050】なお、ステップS19において、差分時間
ΔRWn+1が閾値ThBよりも大きくないと判定された
場合、または、ステップS22において、差分時間ΔW
Rn+1が閾値ThHよりも大きくないと判定された場
合、ステップS20に進む。ステップS20において、
次のフレーム画像のための入力同期信号と出力同期信号
Aの入力があるまで待機された後、ステップS18に戻
り、それ以降の処理が繰り返される。
【0051】以上の追い越し検出処理により、読み出し
制御回路6−1には、追い越し検出信号が供給されるこ
とになる。
【0052】図3の説明に戻る。シーンチェンジ検出回
路5は、入力される画像信号のシーンチェンジの発生を
検出して、シーンチェンジ検出信号を読み出し制御回路
6−1,6−2に出力する。
【0053】図6は、シーンチェンジ検出回路5の詳細
な構成例を示している。シーンチェンジ回路5におい
て、画像信号は、遅延回路21およびフレーム間相関判
定回路22に入力される。遅延回路21は、1フレーム
分のフレームメモリからなり、上段から入力されるフレ
ーム画像を1フレーム分だけ遅延してフレーム間相関判
定回路22に出力する。フレーム間相関判定回路22
は、遅延されていないスルー画像と、遅延回路21から
の1フレーム分だけ遅延された遅延画像との相関値Eを
演算してシーンチェンジ判定回路23に出力する。
【0054】相関値Eの演算について具体的に説明す
る。図7に示すように、スルー画像の座標(i,j)に
位置する画素の画素値をSijとし、遅延画像の座標
(i,j)に位置する画素の画素値をDijとして、次式
(6)を用いて、スルー画像と遅延画像の対応する画素
の画素値の差の絶対値の総和を相関値Eとして演算す
る。 相関値E=Σ|Dij−Sij| ・・・(6)
【0055】相関値Eは、その値が小さいほど、スルー
画像と遅延画像の相関が大きい(スルー画像と遅延画像
が類似している)ことを意味する。
【0056】シーンチェンジ判定回路23は、フレーム
間相関判定回路22から入力される相関値Eが所定の閾
値よりも大きいか否かを判定し、相関値Eが所定の閾値
よりも大きいと判定した場合、遅延画像とスルー画像に
間においてシーンチェンジを検出したとし、シーンチェ
ンジ検出信号を読み出し制御回路6−1,6−2に出力
する。
【0057】なお、シーンチェンジの検出基準となるフ
レーム間の相関を求める方法としては、上述したように
相関値Eを求める方法以外に、例えば、前後するフレー
ム画像の信号レベルのヒストグラムの相関を使う方法、
前後するフレーム画像の対応する画素の差分を取り、そ
の積分値を相関値とする方法、前後するフレーム画像を
それぞれブロック化して対応するブロック毎の相関を求
める方法等であってもかまわない。
【0058】図3に戻る。読み出し制御回路6−1は、
出力同期信号A、位相比較回路4−1から入力される追
い越し検出信号、およびシーンチェンジ検出回路5から
入力されるシーンチェンジ検出信号に基づいて、読み出
しアドレスおよび読み出しタイミングを決定し、読み出
し回路7−1の追い越し補償処理を制御する。読み出し
制御回路6−1はまた、遅延補償回路8−1の遅延補償
処理を制御する。
【0059】ここで、追い越し補償処理とは、読み出し
アドレスが書き込みアドレスよりも先行しないように画
像信号を読み出す処理である。また、遅延補償処理と
は、読み出し回路7−1の追い越し補償処理により読み
出された画像信号に生じている画像のズレを補正する処
理である。
【0060】追い越し補償処理について、図8および図
9を参照して具体的に説明する。なお、図8および図9
の横軸は、1水平走査周期時間を単位とする時間軸であ
り、書き込みタイミングWaを0とした相対値を表して
いる。縦軸は、フレームメモリ3のアドレスであって画
像信号のラインナンバと対応するものである。
【0061】図8は、出力同期信号Aのサイクルが入力
同期信号のサイクルよりも長い場合における読み出し制
御の例を示している。例えば、書き込みタイミングWa
に対する読み出しタイミングRaの差分時間ΔRW(い
まの場合、0.5H)が閾値ThAよりも小さい場合、
このままでは追い越しが発生してしまうので、それを防
ぐために、読み出しタイミングを1Hだけ遅延し、タイ
ミングRbにおいて読み出しを行うように制御する。
【0062】上述したように読み出しタイミングRaを
Rbに1Hだけ遅延させた後、書き込みタイミングWa
に対する読み出しタイミングRcの差分時間ΔWR(い
まの場合、2.0H)が閾値ThBよりも大きい場合、
先に1Hだけ遅延させた分を復旧させるため、1Hだけ
読み出しタイミングを早めてタイミングRdにおいて読
み出しを行うように制御する。
【0063】また例えば、上述したように読み出しタイ
ミングRaをRbに1Hだけ遅延させた後、入力同期信
号と出力同期信号Aの周波数差に揺らぎが発生して、書
き込みタイミングWaに対する読み出しタイミングの移
動が、それまでの方向(書き込みタイミングに対して遅
延する方向、図8において右方向)とは逆方向(書き込
みタイミングに対して先行する方向、図8において左方
向)になった場合、再び追い越しが発生してしまうの
で、それを防ぐために読み出しタイミングReを1Hだ
け早めてタイミングRfにおいて読み出しを行うように
制御する。
【0064】図9は、出力同期信号Aのサイクルが入力
同期信号のサイクルよりも短い場合における読み出し制
御の例を示している。例えば、書き込みタイミングWa
に対する読み出しタイミングRaの差分時間ΔWR(い
まの場合、0.5H)が閾値ThAよりも小さい場合、
このままでは追い越しが発生してしまうので、それを防
ぐために、読み出しタイミングを1Hだけ早めてタイミ
ングRbにおいて読み出しを行うように制御する。
【0065】上述したように読み出しタイミングRaを
Rbに1Hだけ早めた後、書き込みタイミングWaに対
する読み出しタイミングRcの差分時間ΔRW(いまの
場合、2.0H)が閾値ThBよりも大きい場合、先に
1Hだけ早めた分を復旧させるため、1Hだけ読み出し
タイミングを遅延させてタイミングRdにおいて読み出
しを行うように制御する。
【0066】また例えば、上述したように読み出しタイ
ミングRaをRbに1Hだけ早めた後、入力同期信号と
出力同期信号Aの周波数差に揺らぎが発生して、書き込
みタイミングWaに対する読み出しタイミングの移動
が、それまでの方向(書き込みタイミングに対して先行
する方向、図9において左方向)とは逆方向(書き込み
タイミングに対して遅延する方向、図9において右方
向)になった場合、再び追い越しが発生してしまうの
で、それを防ぐために読み出しタイミングReを1Hだ
け遅延させてタイミングRfにおいて読み出しを行うよ
うに制御する。
【0067】図3に戻る。読み出し回路7−1は、読み
出し制御回路6−1からの制御に基づく追い越し補償処
理により、フレームメモリ3から画像信号を読み出して
遅延補償回路8−1に出力する。遅延補償回路8−1
は、読み出し制御回路6−1からの制御に基づく遅延補
償処理により、読み出し回路7−1から入力される画像
信号に生じている画像のズレを補正して後段に出力す
る。
【0068】図10は、遅延補償回路8−1の詳細な構
成例を示している。遅延補償回路8−1において、読み
出し回路7−1からの画像信号は、ラインメモリ31、
およびスイッチ33の入力端子cに供給される。ライン
メモリ31は、水平走査数1本分の容量を有し、上段か
ら入力される画像信号を1水平走査周期時間(1L)だ
け遅延してラインメモリ32、およびスイッチ33の入
力端子bに供給する。ラインメモリ32は、ラインメモ
リ31と同様に、水平走査数1本分の容量を有し、ライ
ンメモリ31から入力される画像信号を1水平走査周期
時間(1L)だけ遅延してスイッチ33の入力端子aに
供給する。
【0069】スイッチ33は、通常、入力端子bにスイ
ッチングされており、読み出し制御回路6−1から入力
される切り換え信号にしたがって、スイッチングを行
い、入力端子a,b,cにそれぞれ入力される1L遅延
された画像、通常の画像、および1L早められた画像の
うち、いずれかを出力する。
【0070】図3に示した、出力同期信号Bが供給され
る位相比較回路4−2以降の系(位相比較回路4−2、
読み出し制御回路6−2、読み出し回路7−2、および
遅延補償回路8−2)の詳細な構成例および動作につい
ては、上述した出力同期信号Aが供給される位相比較回
路4−1以降の系(位相比較回路4−1、読み出し制御
回路6−1、読み出し回路7−1、および遅延補償回路
8−1)と同様であるので、その説明は省略する。
【0071】また、上述した出力同期信号Aが供給され
る位相比較回路4−1以降の系と同様の系を、n個追加
して設ければ、さらに異なるn種類の出力同期信号に乗
せ変えた画像信号を出力することが可能となる。
【0072】次に、フレームシンクロナイザの第1の構
成例(図3)の読み出し制御処理について、出力同期信
号Aが供給される系を例とし、図11のフローチャート
を参照して説明する。
【0073】この読み出し制御処理は、書き込み回路2
およびシーンチェンジ検出回路5に画像信号が供給さ
れ、書き込み制御回路1および位相比較回路4−1に入
力同期信号が供給され、出力同期信号Aが位相比較回路
4−1および読み出し制御回路6−1に供給された後、
読み出し制御回路6−1が出力同期信号Aに同期して読
み出し回路7−1を制御し始めたとき開始される。ま
た、このとき、上述した位相比較回路4−1の追い越し
検出処理も並行して実行される。さらに、フレームメモ
リ3に対する画像信号の書き込み処理は、入力同期信号
に同期した書き込み制御回路1からの制御に基づいて、
書き込み回路2が実行しているものとする。
【0074】ステップS31において、読み出し制御回
路6−1は、位相比較回路4−1からの追い越し検出信
号として、追い越しフラグAを検出したか否かを判定す
る。追い越しフラグAを検出したと判定された場合、ス
テップS32に進む。ステップS32において、読み出
し制御回路6−1は、読み出し制御待機処理を実行す
る。
【0075】読み出し制御待機処理の詳細について、図
12のフローチャートを参照して説明する。ステップS
51において、読み出し制御回路6−1は、シーンチェ
ンジ検出回路5からシーンチェンジ検出信号が供給され
たか否かを判定することにより、シーンチェンジが発生
したか否かを判定する。シーンチェンジ信号が供給され
ておらず、シーンチェンジが発生していないと判定され
た場合、ステップS52に進む。
【0076】ステップS52において、読み出し制御回
路6−1は、1つ前のステップの処理で検出したフラグ
(いまの場合、ステップ31の処理で検出したフラグ
A)が立てられた要因(発生が予測された追い越し)
は、遅延補償回路8−1の遅延補償の範囲(前後1ライ
ンのずれ)であるか否かを判定する。補償範囲内である
と判定された場合、ステップS51に戻る。補償範囲内
ではないと判定された場合、図11の読み出し制御処理
に(いまの場合、ステップS33に)リターンする。
【0077】また、ステップS51において、シーンチ
ェンジ信号が供給されてシーンチェンジが発生したと判
定された場合も、ステップS52の処理はスキップされ
て、図11の読み出し制御処理にリターンする。
【0078】このような読み出し制御待機処理が実行さ
れた後、図11に戻る。ステップS33において、読み
出し回路7−1は、読み出し制御回路6−1の制御によ
り、読み出しタイミングを1Hだけ遅延して画像信号を
読み出し、遅延補償回路8−1に出力する(追い越し補
償処理)。遅延補償回路8−1は、内蔵するスイッチ3
3を、読み出し制御回路6−1からの切り換え信号にし
たがって、入力端子cに切り換え、1L早めた画像信号
を後段に出力する(遅延補償処理)。
【0079】ステップS34において、読み出し制御回
路6−1は、位相比較回路4−1からの追い越し検出信
号として、追い越しフラグBを検出したか否かを判定
し、追い越しフラグBを検出しないと判定した場合、ス
テップS35に進む。ステップS35において、読み出
し制御回路6−1は、位相比較回路4−1からの追い越
し検出信号として、追い越しフラグH1を検出したか否
かを判定し、追い越しフラグH1を検出しないと判定し
た場合、ステップS34に戻る。
【0080】その後、ステップS34において、追い越
しフラグBを検出したと判定されるか、または、ステッ
プS35において、追い越しフラグH1が検出されたと
判定されるまで、ステップS34,S35の処理が繰り
返される。ステップS34において、追い越しフラグB
が検出されたと判定された場合、または、ステップS3
5において、追い越しフラグH1が検出されたと判定さ
れた場合、ステップS36に進む。
【0081】ステップS36において、読み出し制御回
路6−1は、ステップS32の処理と同様に、読み出し
制御待機処理を実行する。ステップS37において、読
み出し回路7−1は、読み出し制御回路6−1の制御に
より、読み出しタイミングを1Hだけ早めて画像信号を
読み出し、遅延補償回路8−1に出力する(追い越し補
償処理の復旧)。遅延補償回路8−1は、内蔵するスイ
ッチ33を、読み出し制御回路6−1からの切り換え信
号にしたがって、入力端子bに切り換え、通常の画像信
号を後段に出力する。ステップS31に戻る。
【0082】ステップS31において、位相比較回路4
−1からの追い越し検出信号として、追い越しフラグA
を検出しない判定された場合、ステップS38に進む。
ステップS38において、読み出し制御回路6−1は、
位相比較回路4−1からの追い越し検出信号として、追
い越しフラグCを検出したか否かを判定する。追い越し
フラグCを検出したと判定された場合、ステップS39
に進む。ステップS39において、読み出し制御回路6
−1は、ステップS33の処理と同様に、読み出し制御
待機処理を実行する。
【0083】ステップS40において、読み出し回路7
−1は、読み出し制御回路6−1の制御により、読み出
しタイミングを1Hだけ早めて画像信号を読み出し、遅
延補償回路8−1に出力する(追い越し補償処理)。遅
延補償回路8−1は、内蔵するスイッチ33を、読み出
し制御回路6−1からの切り換え信号にしたがって、入
力端子aに切り換え、1L遅延した画像信号を後段に出
力する(遅延補償処理)。
【0084】ステップS41において、読み出し制御回
路6−1は、位相比較回路4−1からの追い越し検出信
号として、追い越しフラグDを検出したか否かを判定す
る。追い越しフラグDを検出しないと判定された場合、
ステップS42に進む。ステップS42において、読み
出し制御回路6−1は、位相比較回路4−1からの追い
越し検出信号として、追い越しフラグH2を検出したか
否かを判定する。追い越しフラグH2を検出しないと判
定された場合、ステップS41に戻る。
【0085】その後、ステップS41において、追い越
しフラグDを検出したと判定されるか、または、ステッ
プS42において、追い越しフラグH2を検出したと判
定されるまで、ステップS41,S42の処理が繰り返
される。ステップS41において、追い越しフラグDを
検出したと判定された場合、または、ステップS42に
おいて、追い越しフラグH2を検出したと判定された場
合、ステップS43に進む。
【0086】ステップS43において、読み出し制御回
路6−1は、ステップS32の処理と同様に、読み出し
制御待機処理を実行する。ステップS44において、読
み出し回路7−1は、読み出し制御回路6−1の制御に
より、読み出しタイミングを1Hだけ遅延して画像信号
を読み出し、遅延補償回路8−1に出力する(追い越し
補償処理の復旧)。遅延補償回路8−1は、内蔵するス
イッチ33を、読み出し制御回路6−1から入力される
切り換え信号にしたがって、入力端子bに切り換え、通
常の画像信号を後段に出力する。その後、ステップS3
1に戻り、以降の処理が繰り返される。
【0087】以上のように、フレームシンクロナイザの
第1の構成例によれば、シーンチェンジが発生したタイ
ミングに、追い越し補償を実行するようにしているの
で、追い越し補償を実行することによって生じる画像飛
びや画像の繰り返し等の視覚上の不自然さを解消するこ
とが可能となる。
【0088】また、入力同期信号と出力同期信号の周波
数差に揺らぎに起因する読み込みタイミングの変化の方
向を検知するようにしているので、安定して追い越し補
償を実行することが可能となる。
【0089】なお、出力同期信号Bが供給される系にお
いても同様に、読み出し制御待機処理が実行されること
により、出力同期信号Aに同期した画像信号と、出力同
期信号Bに同期した画像信号との2つの画像信号を同時
に出力することが理論上可能となる。
【0090】ところで、フレームシンクロナイザの第1
の構成例(図3)のように、2つの読み出し系によっ
て、フレームメモリ3から同時に画像信号を読み出す場
合、実際には、フレームメモリ3の限られた出力用ポー
トを、複数の読み出し系が交互に利用しなければならな
い。しかしながら、第1の構成例において、2つの読み
出し系は、完全に独立しているので、複数の読み出し系
の読み出しのタイミング(フレームメモリ3の出力用ポ
ートを利用するタイミング)を調整する回路が必要とな
る。なお、フレームメモリの限られたポートを、複数の
読み出し系で利用する技術については、既に本出願人が
特願平11−211866号として提案済みである。
【0091】図13は、そのような回路(メモリアクセ
ス調停回路52)を有するフレームシンクロナイザの構
成例(以下、第2の構成例を記述する)を示している。
フレームシンクロナイザの第2の構成例について、図1
3を参照して説明する。このフレームシンクロナイザに
おいて、入力される画像信号は、フレームメモリ53、
およびシーンチェンジ検出回路55に供給され、対応す
る入力同期信号は、書き込み制御回路51、および位相
比較回路54−1,54−2に供給される。出力同期信
号Aは、位相比較回路54−1、および読み出し制御回
路56−1に供給され、出力同期信号Bは、位相比較回
路54−2、および読み出し制御回路56−2に供給さ
れる。
【0092】書き込み制御回路51は、供給される入力
同期信号に基づき、画像信号をフレームメモリ53に書
き込む際の書き込みアドレスおよび書き込みタイミング
を決定して、それらの書き込み制御情報をメモリアクセ
ス調停回路52に出力する。
【0093】メモリアクセス調停回路52は、書き込み
制御回路51からの書き込み制御情報に基づいて、フレ
ームメモリ53の画像信号の書き込みの動作を制御す
る。メモリアクセス調停回路52はまた、読み出し制御
回路56−1からの読み出し制御情報に基づいて、フレ
ームメモリ53の画像信号の読み出し、および、追い越
し補償処理を制御する。メモリアクセス調停回路52は
さらに、読み出し制御回路56−2からの読み出し制御
情報に基づいて、フレームメモリ53の画像信号の読み
出し、および、追い越し補償処理を制御する。
【0094】フレームメモリ53は、図3の書き込み回
路3および読み出し回路7−1,7−2と同等の機能を
有しており、メモリアクセス調停回路52からの制御に
基づいて、入力される画像信号を自身の記憶領域に書き
込み、また、記憶領域に書き込まれた画像データを、追
い越し補償処理を実行しながら読み出して遅延補償回路
57−1,57−2に出力する。
【0095】位相比較回路54−1は、入力同期信号と
出力同期信号Aの位相差を逐次監視することにより、追
い越しの発生を予測して、その情報を追い越し検出信号
として読み出し制御回路56−1に出力する。なお、位
相比較回路54−1の詳細な構成例は、図4に示した位
相比較回路4−1の詳細な構成例と同様であるので、そ
の説明は省略する。
【0096】シーンチェンジ検出回路55は、入力され
る画像信号のシーンチェンジの発生を検出して、シーン
チェンジ検出信号を読み出し制御回路56−1,56−
2に出力する。なお、シーンチェンジ検出回路55の詳
細な構成例は、図6に示したシーンチェンジ検出回路5
の詳細な構成例を同様であるので、その説明は省略す
る。
【0097】読み出し制御回路56−1は、出力同期信
号A、位相比較回路54−1から入力される追い越し検
出信号、およびシーンチェンジ検出回路55から入力さ
れるシーンチェンジ検出信号に基づいて、読み出しアド
レスおよび読み出しタイミングを決定して、それらの読
み出し制御情報をメモリアクセス調停回路52に出力す
る。読み出し制御回路56−1はまた、遅延補償回路5
7−1の遅延補償処理を制御する。
【0098】遅延補償回路57−1は、読み出し制御回
路56−1からの制御に基づく遅延補償処理により、フ
レームメモリ53から入力される画像信号に生じている
画像のズレを補正して後段に出力する。なお、遅延補償
回路57−1の詳細な構成例は、図10に示した遅延補
償回路8−1の詳細な構成例と同様であるので、その説
明は省略する。
【0099】なお、図13に示した、出力同期信号Bが
供給される位相比較回路54−2以降の系(位相比較回
路54−2、読み出し制御回路56−2、および遅延補
償回路57−2)の詳細な構成例および動作について
は、上述した出力同期信号Aが供給される位相比較回路
54−1以降の系(位相比較回路54−1、読み出し制
御回路56−1、および遅延補償回路57−1)と同様
であるので、その説明は省略する。
【0100】また、上述した出力同期信号Aが供給され
る位相比較回路54−1以降の系と同様の系を、n個追
加して設ければ、さらに異なるn種類の出力同期信号に
乗せ変えた画像信号を出力することが可能となる。
【0101】ところで、フレームシンクロナイザの第2
の構成例(図13)は、第1の構成例(図3)と比較し
て、メモリアクセス調停回路52を設けたことが特徴で
あり、メモリアクセス調停回路52が設けられているこ
とによって、フレームメモリ53の限られた出力用ポー
トを、複数の読み出し系が交互に利用することが可能と
なっている。
【0102】しかしながら、メモリアクセス調停回路5
2が、フレームメモリ53の限られた出力用ポートを複
数の読み出し系が交互に利用できるように調停する処理
には若干の時間を有するので、書き込み制御回路51か
らの書き込み制御情報、読み出し制御回路56−1から
の読み出し制御情報、および、読み出し制御回路56−
1からの読み出し制御情報に対応して、フレームメモリ
53を制御するまでに若干の遅延が有り、この遅延に起
因する問題が生じてしまうことがある。
【0103】この問題について、図14を参照して具体
的に説明する。すなわち、入力同期信号が同図(C)に示
すタイミングであり、出力同期信号Aが同図(D)に示す
タイミングである場合、入力同期信号に同期して書き込
みを実行し、出力同期信号Aに同期して読み出しを実行
すれば、フレームメモリ53では、同図(A)に示すよう
に、1フレーム目から3フレーム目にわたって、書き込
みアドレスに対する読み出しアドレスの追い越しが発生
してしまう。
【0104】そこで、上述した第1の構成例と同様に処
理すれば、同図(C)に示した入力同期信号、および同図
(D)に示した出力同期信号Aとの位相差に基づいて、同
図(B)に示すような追い越し補償処理を実行する期間が
決定される。
【0105】ところが実際には、フレームメモリ53か
らの画像信号の読み出しは、メモリアクセス調停回路5
2の調停処理による遅延により、同図(E)に示すタイミ
ングとなる。したがって、上述したように、同図(C)に
示した入力同期信号、および同図(D)に示した出力同期
信号Aとの位相差に基づいて決められた期間に追い越し
補償処理を実行したとしても、同図(F)に示すように、
1フレーム目から3フレーム目にわたる追い越しの発生
は防ぐことができるが、4フレーム目から6フレーム目
にわたって、書き込みアドレスに対する読み出しアドレ
スの追い越しが生じてしまう。
【0106】そこで、フレームシンクロナイザの第2の
構成例においては、メモリアクセス調停回路52の調停
処理による変動する遅延量を考慮して、追い越し補償処
理を実行する期間を決定するようにする。メモリアクセ
ス調停回路52の調停処理による変動する遅延量を考慮
した位相比較回路54−1の追い越し検出処理につい
て、図15のフローチャートを参照して説明する。
【0107】この追い越し検出処理は、位相比較回路5
4−1に入力同期信号および出力同期信号Aが入力され
たときに開始される。
【0108】ステップS61において、位相比較回路5
4−1は、入力された入力同期信号と出力同期信号Aの
位相が追い越し領域であるか否かを判定する。入力され
た入力同期信号と出力同期信号Aの位相が追い越し領域
であると判定された場合、ステップS62に進む。ステ
ップS62において、位相比較回路54−1は、調停回
路用追い越し検出処理を実行する。
【0109】調停回路用追い越し検出処理について、図
16のフローチャートを参照して説明する。ステップS
91において、位相比較回路54−1は、現在の入力同
期信号と出力同期信号Aの差分時間ΔRWnが閾値Th
D1よりも小さいか否か、および、出力同期信号Aと現
在の入力同期信号の差分時間ΔWRnが閾値ThD2よ
りも小さいか否かを判定する。ここで、閾値ThD1
は、出力同期信号Aがメモリアクセス調停回路52によ
って遅れてしまう最大の遅延量であり、また、閾値Th
D2は、入力同期信号がメモリアクセス調停回路52に
よって遅れてしまう最大の遅延量であり、閾値ThD
1,ThD2は、予め、追い越し検出回路15に与えら
れているものとする。
【0110】ステップS91において、差分時間ΔRW
nが閾値ThD1よりも小さいと判定された場合、また
は、差分時間ΔWRnが閾値ThD2よりも小さいと判
定された場合、追い越しが発生する可能性があるので、
ステップS92に進む。
【0111】ステップS92において、位相比較回路5
4−1は、追い越しの発生予測とその方向性を判定する
ための評価値ΔV0=(ΔRWn-1)−(ΔRWn)、お
よび評価値ΔV1=(ΔWRn-1)−(ΔWRn)を演算
する。
【0112】ステップS93において、位相比較回路5
4−1は、評価値ΔV0が0よりも大きいか否かを判定
する。
【0113】ステップS93において、評価値ΔV0が
0よりも大きいと判定された場合、ステップS94に進
む。ステップS94において、位相比較回路54−1
は、追い越し検出信号として追い越しフラグAを、読み
出し制御回路56−1に出力する。
【0114】ステップS93において、評価値ΔV0が
0よりも大きくないと判定された場合、ステップS95
に進む。ステップS95において、位相比較回路54−
1は、評価値ΔV1が0よりも大きいか否かを判定す
る。
【0115】ステップS95において、評価値ΔV1が
0よりも大きいと判定された場合、ステップS96に進
む。ステップS96において、位相比較回路54−1
は、追い越し検出信号として追い越しフラグCを、読み
出し制御回路56−1に出力する。
【0116】ステップS95において、評価値ΔV1が
0よりも大きくないと判定された場合、ステップS97
に進む。ステップS97において、位相比較回路54−
1は、追い越し検出信号として追い越しフラグAまたは
B(どちらでもよい)を、読み出し制御回路56−1に
出力する。
【0117】なお、ステップS91において、差分時間
ΔRWnが閾値ThD1よりも小さくないと判定され、
且つ、差分時間ΔWRnが閾値ThD2よりも小さくな
いと判定された場合、ステップS92以降の処理は、ス
キップされる。
【0118】図15の追い越し検出処理に戻り、ステッ
プS63おいて、次のフレーム画像のための入力同期信
号と出力同期信号Aの入力があるまで待機された後、ス
テップS61に戻る。ステップS61において、追い越
し領域ではないと判定された場合、ステップS64に進
む。ステップS61乃至S63の処理により、ステップ
64以降の処理は、現在入力されてた入力同期信号と出
力同期信号Aの位相が追い越し領域にない状態から開始
されることになる。
【0119】ステップS64において、位相比較回路5
4−1は、追い越しの発生予測とその方向性を判定する
ための評価値ΔV0=(ΔRWn-1)−(ΔRWn)を演
算する。
【0120】ステップS65において、位相比較回路5
4−1は、評価値ΔV0が0よりも大きいか否かを判定
する。評価値ΔV0が0よりも大きいと判定された場
合、ステップS66に進む。
【0121】ステップS66において、位相比較回路5
4−1は、現在の差分時間ΔRWnが、(閾値ThA+
閾値ThD1)よりも小さいか否かを判定する。現在の
差分時間ΔRWnが、(閾値ThA+閾値ThD1)よ
りも小さいと判定された場合、ステップS67に進み、
反対に、現在の差分時間ΔRWnが、(閾値ThA+閾
値ThD1)よりも小さくないと判定された場合、ステ
ップS71に進む。
【0122】ステップS67において、位相比較回路5
4−1は、追い越し検出信号として追い越しフラグA
を、読み出し制御回路56−1に出力する。ステップS
68において、位相比較回路54−1は、再度、入力同
期信号と出力同期信号Aの位相が追い越し領域であるか
否かを判定する。これは、追い越し補償を実行した後、
追い越し領域であるか否かによって、以後の動作を決定
するための比較対象を変化させる必要があるからであ
る。
【0123】ステップS68において、追い越し領域で
あると判定された場合、ステップS69に進む。ステッ
プS69において、位相比較回路54−1は、2サイク
ル後の入力同期信号をトリガとする差分時間ΔWRn+2
が、閾値ThBよりも大きいか否かを判定する。差分時
間ΔWRn+2が閾値ThBよりも大きいと判定された場
合、ステップS70に進む。ステップS70において、
位相比較回路54−1は、追い越し検出信号として追い
越しフラグBを読み出し制御回路56−1に出力する。
【0124】ステップS71において、位相比較回路5
4−1は、ステップS62の処理と同様に、調停回路用
追い越し検出処理を実行する。ステップS72におい
て、次のフレーム画像のための入力同期信号と出力同期
信号Aの入力があるまで待機された後、ステップS64
に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0125】なお、ステップS68において、追い越し
領域ではないと判定された場合、ステップS73に進
む。ステップS73において、位相比較回路54−1
は、1サイクル後の出力同期信号Aをトリガとする差分
時間ΔRWn+1が閾値ThHよりも大きいか否かを判定
する。差分時間ΔRWn+1が閾値ThHよりも大きいと
判定された場合、ステップS75に進む。ステップS7
5において、位相比較回路54−1は、追い越し検出信
号として追い越しフラグH1を読み出し制御回路56−
1に出力する。
【0126】なお、ステップS69において、差分時間
ΔWRn+2が閾値ThBよりも大きくないと判定された
場合、または、ステップS73において、差分時間ΔR
Wn+1が閾値ThHよりも大きくないと判定された場
合、ステップS74に進み、次のフレーム画像に対応す
る入力同期信号と出力同期信号Aの入力があるまで待機
された後、ステップS68に戻り、それ以降の処理が繰
り返される。
【0127】ステップS65において、評価値ΔV0が
0よりも大きくないと判定された場合、ステップS76
に進む。
【0128】ステップS76において、位相比較回路5
4−1は、追い越しの発生予測とその方向性を判定する
ための評価値ΔV1=(ΔWRn-1)−(ΔWRn)を演
算する。
【0129】ステップS77において、位相比較回路5
4−1は、評価値ΔV1が0よりも大きいか否かを判定
する。評価値ΔV1が0よりも大きいと判定された場
合、ステップS78に進む。反対に、評価値ΔV1が0
よりも大きくないと判定された場合、ステップS71に
進む。
【0130】ステップS78において、位相比較回路5
4−1は、現在の差分時間ΔWRnが、(閾値ThA+
閾値ThD2)よりも小さいか否かを判定する。現在の
差分時間ΔWRnが、(閾値ThA+閾値ThD2)よ
りも小さいと判定された場合、ステップS79に進む。
反対に、現在の差分時間ΔWRnが、(閾値ThA+閾
値ThD2)よりも小さくないと判定された場合、ステ
ップS71に進む。
【0131】ステップS79において、位相比較回路5
4−1は、追い越し検出信号として追い越しフラグCを
読み出し制御回路56−1に出力する。ステップS80
において、位相比較回路54−1は、再度、入力同期信
号と出力同期信号Aの位相が追い越し領域であるか否か
を判定する。これは、ステップS68の処理と同様に、
追い越し補償を実行した後、追い越し領域であるか否か
によって、以後の動作を決定するための比較対象を変化
させる必要があるからである。
【0132】ステップS80において、追い越し領域で
あると判定された場合、ステップS81に進む。ステッ
プS81において、位相比較回路54−1は、1サイク
ル後の出力同期信号Aをトリガとする差分時間ΔRWn+
1が閾値ThBよりも大きいか否かを判定する。差分時
間ΔRWn+1が閾値ThBよりも大きいと判定した場
合、ステップS83に進む。ステップS83において、
位相比較回路54−1は、追い越し検出信号として追い
越しフラグDを読み出し制御回路56−1に出力する。
【0133】なお、ステップS80において、追い越し
領域ではないと判定された場合、ステップS84に進
む。ステップS84において、位相比較回路54−1
は、1サイクル後の入力同期信号をトリガとする差分時
間ΔWRn+1が閾値ThHよりも大きいか否かを判定す
る。差分時間ΔWRn+1が閾値ThHよりも大きいと判
定された場合、ステップS85に進む。ステップS85
において、位相比較回路54−1は、追い越し検出信号
として追い越しフラグH2を読み出し制御回路56−1
に出力する。
【0134】なお、ステップS81において、差分時間
ΔRWn+1が閾値ThBよりも大きくないと判定された
場合、または、ステップS84において、差分時間ΔW
Rn+1が閾値ThHよりも大きくないと判定された場
合、ステップS82に進む。ステップS82において、
次のフレーム画像のための入力同期信号と出力同期信号
Aの入力があるまで待機された後、ステップS80に戻
り、それ以降の処理が繰り返される。
【0135】以上のように、追い越し検出処理によっ
て、読み出し制御回路56−1には、位相比較回路54
−1から追い越し検出信号が供給されることになる。出
力同期信号Bが供給される系においても、同様の追い越
し検出処理が実行されて、読み出し制御回路56−2に
は、位相比較回路54−2から追い越し検出信号が供給
されることになる。
【0136】なお、読み出し制御回路56−1,56−
2に供給された追い越し検出信号は、メモリアクセス調
停回路52の変動する遅延量に対応するものであるの
で、読み出し制御回路56−1,56−2が、第1の構
成例(図3)の読み出し制御回路6−1と同様に、出力
同期信号A、位相比較回路54−1から供給される追い
越し検出信号、および、シーンチェンジ検出回路55か
らのシーンチェンジ検出信号に基づき、図11に示した
フローチャートに従って、読み出し制御処理を実行すれ
ば、出力同期信号Aに同期した画像信号と、出力同期信
号Bに同期した画像信号との2つの画像信号が同時に出
力されることになる。
【0137】次に、図17は、フレームシンクロナイザ
の第3の構成例を示している。第3の構成例(図17)
は、第2の構成例(図13)にディレイコントローラ6
1乃至63を追加したものである。第3の構成例は、メ
モリアクセス調停回路52の調停処理による書き込み制
御や読み出し制御の遅延量が既知の固定量である場合に
適用される。
【0138】第3の構成例において、ディレイコントロ
ーラ61には、書き込み制御回路51からの書き込み制
御情報がメモリアクセス調停回路52によって遅延され
る既知の固定量である遅延量1、および、入力同期信号
が入力される。ディレイコントローラ61は、入力同期
信号を遅延量1だけ遅延して位相比較回路54−1,5
4−2に出力する。
【0139】ディレイコントローラ62には、読み出し
制御回路56−1からの読み出し制御情報がメモリアク
セス調停回路52によって遅延される既知の固定量であ
る遅延量2、および、出力同期信号Aが入力される。デ
ィレイコントローラ62は、出力同期信号Aを遅延量2
だけ遅延して位相比較回路54−1に出力する。
【0140】ディレイコントローラ63には、読み出し
制御回路56−2からの読み出し制御情報がメモリアク
セス調停回路52によって遅延される既知の固定量であ
る遅延量3、および、出力同期信号Bが入力される。デ
ィレイコントローラ63は、出力同期信号Bを遅延量3
だけ遅延して位相比較回路54−2に出力する。
【0141】なお、ディレイコントローラ61乃至63
に対する遅延量1乃至3の入力は、メモリアクセス調停
回路52から直接行ってもよいし、当該フレームシンク
ロナイザの全体を制御するマイクロコンピュータ等から
行うようにしてもよい。
【0142】第3の構成例のディレイコントローラ61
乃至63以外の構成要素は、第2の構成例と同様である
ので、その説明は省略する。
【0143】次に、第3の構成例の出力同期信号Aが供
給される系の動作について、図18を参照して説明す
る。書き込み制御回路51には、図18(B)に示す入力
同期信号が入力される。読み出し制御回路56−1に
は、図18(C)に示す出力同期信号Aが入力される。
【0144】例えば、図18(B)に示す入力同期信号に
同期してフレームメモリ53に画像信号を書き込み、図
18(C)に示す出力同期信号Aに同期してフレームメモ
リ53から画像信号を読み出したとすれば、図18(A)
に示すように、1フレーム目から3フレーム目にわたっ
て読み出しアドレスが書き込みアドレスを追い越してし
まうことになる。しかしながら、実際の書き込みタイミ
ングおよび読み出しタイミングは、メモリアクセス調停
回路52の調停処理のため、それぞれ遅延量1または遅
延量2だけ遅延したものとなる。すなわち、図18(F)
に示ような、3フレーム目から6フレーム目にわたっ
て、読み出しアドレスが書き込みアドレスを追い越すよ
うなタイミングで、書き込みと読み出しが行われる。
【0145】ところで、位相比較回路54−1には、デ
ィレイコントローラ61によって遅延量1だけ遅延させ
た入力同期信号(図18(D))と、ディレイコントロー
ラ62によって遅延量2だけ遅延させた出力同期信号A
(図18(E))とが供給されているので、位相比較回路
54が、第1の構成例の位相比較回路4−1と同様に、
図5に示した追い越し検出処理を実行するようにすれ
ば、その結果として出力する追い越し検出信号は、メモ
リアクセス調停回路52での遅延量を考慮したものとな
る。したがって、読み出し制御回路56−1は、図18
(G)に示すタイミングで追い越し補償処理を実行するよ
うに、読み出し制御信号を出力することになる。
【0146】メモリアクセス調停回路52の後段におい
ては、上述した第2の構成例の処理と同様の処理が実行
される。また、出力同期信号Bが供給される系において
も、同様の動作が実行される。
【0147】以上のような動作により、フレームシンク
ロナイザの第3の構成例からも、第2の構成例(図1
3)と同様に、出力同期信号Aに同期した画像信号と、
出力同期信号Bに同期した画像信号との2つの画像信号
が同時に出力されることになる。
【0148】ところで、上述した一連の処理は、ハード
ウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェア
により実行させることもできる。一連の処理をソフトウ
ェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構
成するプログラムが、専用のハードウェアとしてのフレ
ームシンクロナイザに組み込まれているコンピュータ、
または、各種のプログラムをインストールすることで、
各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパー
ソナルコンピュータなどにインストールされる。
【0149】図19は、本実施の形態であるフレームシ
ンクロナイザを実現するパーソナルコンピュータの構成
例を示している。このパーソナルコンピュータは、CPU
(Central Processing Unit)101を内蔵している。CPU
101にはバス104を介して、入出力インタフェース
105が接続されている。入出力インタフェース105
には、キーボード、マウスなどの入力デバイスよりなる
入力部106、処理結果としての画像を表示する表示部
107、プログラムや各種データを格納するハードディ
スクドライブなどよりなる記憶部108、インタネット
等を介してデータを通信する通信部109、および、磁
気ディスク111乃至半導体メモリ114などの記録媒
体に対してデータを読み書きするドライブ110が接続
されている。バス104には、ROM(Read Only Memory)
102およびRAM(Random Access Memory)103が接続
されている。
【0150】このパーソナルコンピュータにフレームシ
ンクロナイザフレームシンクロナイザを制御させる制御
用プログラムは、磁気ディスク111乃至半導体メモリ
114に格納された状態でパーソナルコンピュータに供
給され、ドライブ110によって読み出されて、記憶部
108に内蔵されるハードディスクドライブにインスト
ールされている。記憶部108にインストールされてい
る制御用プログラムは、入力部106に入力されるユー
ザからのコマンドに対応するCPU101の指令によっ
て、記憶部108からRAM103にロードされて実行さ
れる。
【0151】なお、本明細書において、記録媒体により
提供されるプログラムを記述するステップは、記載され
た順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必
ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個
別に実行される処理をも含むものである。
【0152】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0153】
【発明の効果】以上のように、本発明の同期変換装置お
よび方法、並びに記録媒体のプログラムによれば、第1
および第2の同期周波数の位相差を検知して、検知した
位相差に基づいて、画像メモリにおける読み出しアドレ
スおよび書き込みアドレスの相互の追い越しの発生を予
測し、予測結果に対応して読み出しタイミングを修正す
るようにしたので、従来よりも少ない回路構成で追い越
し補償を実行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フレームメモリにおける追い越しを説明するた
めの図である。
【図2】フレームメモリにおける追い越しを説明するた
めの図である。
【図3】本発明を適用したフレームシンクロナイザの第
1の構成例を示すブロック図である。
【図4】位相比較回路4−1の構成例を示すブロック図
である。
【図5】追い越し検出回路15の追い越し検出処理を説
明するフローチャートである。
【図6】シーンチェンジ検出回路5の構成例を示すブロ
ック図である。
【図7】フレーム間相関判定回路22の相関値演算処理
を説明するための図である。
【図8】追い越し補償処理を説明するための図である。
【図9】追い越し補償処理を説明するための図である。
【図10】遅延補償回路8−1の構成例を示すブロック
図である。
【図11】読み出し制御処理を説明するフローチャート
である。
【図12】読み出し制御待機処理を説明するフローチャ
ートである。
【図13】フレームシンクロナイザの第2の構成例を示
すブロック図である。
【図14】メモリアクセス調停回路52の調停処理に起
因する遅延について説明するための図である。
【図15】位相比較回路54−1の追い越し検出処理を
説明するフローチャートである。
【図16】図15のステップS62の調停回路用追い越
し検出処理を説明するフローチャートである。
【図17】フレームシンクロナイザの第3の構成例を示
すブロック図である。
【図18】フレームシンクロナイザの第3の構成例の動
作を説明するための図である。
【図19】パーソナルコンピュータについて説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1 書き込み制御回路, 2 書き込み回路, 3 フ
レームメモリ, 4位相比較回路, 5 シーンチェン
ジ検出回路, 6 読み出し制御回路, 7読み出し回
路, 8 遅延補償回路, 15 追い越し検出回路,
31,32 ラインメモリ, 33 スイッチ, 5
1 書き込み制御回路, 52 メモリアクセス調停回
路, 53 フレームメモリ, 54 位相比較回路,
55 シーンチェンジ回路, 56 読み出し制御回
路, 57 遅延補償回路,61乃至63 ディレイコ
ントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 博 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C020 AA14 CA15 5C063 BA20 CA14 CA16 5C082 AA01 AA02 BA02 BA12 BA41 BB22 BC03 BC19 DA01 DA65 MM10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号の同期周波数を変換する同期変
    換装置において、 入力された第1の同期周波数に同期して前記画像信号を
    画像メモリに書き込む書き込み手段と、 入力された前記第1の同期周波数とは異なる第2の同期
    周波数に同期して前記画像メモリから前記画像信号を読
    み出す読み出し手段と、 前記第1および前記第2の同期周波数の位相差を検知す
    る検知手段と、 前記検知手段が検知した前記位相差に基づいて、前記画
    像メモリにおける読み出しアドレスおよび書き込みアド
    レスの相互の追い越しの発生を予測する予測手段と、 前記予測手段の予測結果に対応して、前記読み出し手段
    の読み出しタイミングを修正する修正手段と、 前記予測手段の予測結果に対応して、前記読み出し手段
    が読み出した前記画像信号に対して遅延補償を実行する
    遅延補償手段とを含むことを特徴とする同期変換装置。
  2. 【請求項2】 前記検知手段は、前記第1または前記第
    2の同期周波数の揺らぎに起因する前記位相差の変化も
    検知することを特徴とする請求項1に記載の同期変換装
    置。
  3. 【請求項3】 前記画像信号のシーンチェンジを検出す
    る検出手段をさらに含み、 前記修正手段は、前記検出手段が前記画像信号のシーン
    チェンジを検出したタイミングに対応して、前記読み出
    し手段の読み出しタイミングを修正することを特徴とす
    る請求項1に記載の同期変換装置。
  4. 【請求項4】 前記読み出し手段、前記検知手段、前記
    予測手段、前記修正手段、および前記遅延補償手段を含
    む読み出し系を、少なくとも2系以上備えることを特徴
    とする請求項1に記載の同期変換装置。
  5. 【請求項5】 前記画像メモリに対する前記書き込み手
    段の書き込み処理、および複数の前記読み出し手段の読
    み出し処理を調停する調停手段をさらに含むことを特徴
    とする請求項4に記載の同期変換装置。
  6. 【請求項6】 前記予測手段は、前記検知手段が検知し
    た前記位相差、および前記調停手段の調停処理に要する
    時間に基づいて、前記画像メモリにおける読み出しアド
    レスおよび書き込みアドレスの相互の追い越しの発生を
    予測することを特徴とする請求項5に記載の同期変換装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第1および前記第2の同期周波数
    を、前記調停手段の調停処理に要する時間だけ遅延して
    前記検知手段に供給する遅延手段をさらに含むことを特
    徴とする請求項5に記載の同期変換装置。
  8. 【請求項8】 画像信号の同期周波数を変換する同期変
    換装置の同期変換方法において、 入力された第1の同期周波数に同期して前記画像信号を
    画像メモリに書き込む書き込みステップと、 入力された前記第1の同期周波数とは異なる第2の同期
    周波数に同期して前記画像メモリから前記画像信号を読
    み出す読み出しステップと、 前記第1および前記第2の同期周波数の位相差を検知す
    る検知ステップと、 前記検知ステップの処理で検知された前記位相差に基づ
    いて、前記画像メモリにおける読み出しアドレスおよび
    書き込みアドレスの相互の追い越しの発生を予測する予
    測ステップと、 前記予測ステップの処理での予測結果に対応して、前記
    読み出しステップの処理での読み出しタイミングを修正
    する修正ステップと、 前記予測ステップの処理での予測結果に対応して、前記
    読み出しステップの処理で読み出された前記画像信号に
    対して遅延補償を実行する遅延補償ステップとを含むこ
    とを特徴とする同期変換方法。
  9. 【請求項9】 画像信号の同期周波数を変換する同期変
    換用のプログラムであって、 入力された第1の同期周波数に同期して前記画像信号を
    画像メモリに書き込む書き込みステップと、 入力された前記第1の同期周波数とは異なる第2の同期
    周波数に同期して前記画像メモリから前記画像信号を読
    み出す読み出しステップと、 前記第1および前記第2の同期周波数の位相差を検知す
    る検知ステップと、 前記検知ステップの処理で検知された前記位相差に基づ
    いて、前記画像メモリにおける読み出しアドレスおよび
    書き込みアドレスの相互の追い越しの発生を予測する予
    測ステップと、 前記予測ステップの処理での予測結果に対応して、前記
    読み出しステップの処理での読み出しタイミングを修正
    する修正ステップと、 前記予測ステップの処理での予測結果に対応して、前記
    読み出しステップの処理で読み出された前記画像信号に
    対して遅延補償を実行する遅延補償ステップとを含むこ
    とを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラ
    ムが記録されている記録媒体。
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