JP2005259784A - 固体撮像装置とその製造方法および固体撮像装置を用いたカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】半導体基板上に、撮像領域と、MOSトランジスタが設けられる周辺領域とを有する固体撮像装置の製造方法において、結晶性が劣化しない熱処理方法を提供する。
【解決手段】本発明の固体撮像装置の製造方法では、撮像領域であるA領域と、NMOSトランジスタが設けられるB領域とに、ゲート絶縁膜4と、ゲート電極5, 6, 7と、ゲート電極7の側面上に設けられるサイドウォール13と、各不純物拡散層8, 9, 10とを形成する。そして、シリコン基板1の上に、Co等の金属を堆積した後、基板を炉に導入し、窒素雰囲気中において、400℃〜550℃の温度まで加熱し、さらに、800℃〜930℃の温度まで加熱することにより、シリサイド化を進行させる。本発明では、炉を用いて加熱を行うことにより、RTPと比較して温度の上昇・下降速度を遅くすることができるため、シリコン基板1の結晶性の劣化を抑制することができる。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の固体撮像装置の製造方法では、撮像領域であるA領域と、NMOSトランジスタが設けられるB領域とに、ゲート絶縁膜4と、ゲート電極5, 6, 7と、ゲート電極7の側面上に設けられるサイドウォール13と、各不純物拡散層8, 9, 10とを形成する。そして、シリコン基板1の上に、Co等の金属を堆積した後、基板を炉に導入し、窒素雰囲気中において、400℃〜550℃の温度まで加熱し、さらに、800℃〜930℃の温度まで加熱することにより、シリサイド化を進行させる。本発明では、炉を用いて加熱を行うことにより、RTPと比較して温度の上昇・下降速度を遅くすることができるため、シリコン基板1の結晶性の劣化を抑制することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、固体撮像装置とその製造方法および固体撮像装置を用いたカメラに関し、特に、半導体基板上に、複数の画素を有する撮像領域と、MOSトランジスタとが設けられた固体撮像装置とその製造方法およびカメラに関する。
MOS型の固体撮像装置は、各画素に供給される信号を、MOSトランジスタを含む増幅回路によって増幅して読み出すイメージセンサである。固体撮像装置のうちCMOSプロセスで製造されるいわゆるCMOSイメージセンサは、低電圧、低消費電力であり、周辺回路とワン・チップ化ができるという長所を有している。そのため、近年では、CMOSイメージセンサがPC用小型カメラなどの携帯機器の画像入力素子として注目されている。
図3は、固体撮像装置の構成の一例を示す回路図である。この固体撮像装置は、複数の画素26がマトリックス状に配列された撮像領域27と、画素を選択するための垂直シフトレジスタ28および水平シフトレジスタ29と、垂直シフトレジスタ28および水平シフトレジスタ29に必要なパルスを供給するタイミング発生回路30とを同一の基板上に備えている。
撮像領域27内に配置する各画素26では、フォトダイオードからなる光電変換部21と、ソースが光電変換部21に接続され、ドレインが増幅用トランジスタ24のゲートに接続され、ゲートが垂直シフトレジスタ28からの出力パルス線31に接続された転送用トランジスタ22と、ソースが転送用トランジスタ22のドレインに接続され、ゲートが垂直シフトレジスタ28からの出力パルス線32に接続され、ドレインが電源33に接続されるリセット用トランジスタ23と、ドレインが電源33に接続され、ゲートが転送用トランジスタ22のドレインおよびリセット用トランジスタ23のソースに接続される増幅用トランジスタ24と、ドレインが増幅用トランジスタ24のソースに接続され、ゲートが垂直シフトレジスタ28からの出力パルス線34に接続され、ソースが信号線35に接続される選択用トランジスタ25とが設けられている。
ここで、図3に示すような回路を構成する半導体装置の具体的な構造について、図4を参照しながら説明する。図4は、従来のMOS型固体撮像装置の構造を示す断面図である。
図4において、A領域は撮像領域を示し、B領域はCMOSロジック領域を示している。A領域においては、P型のシリコン基板101のうちトレンチ102によって囲まれる領域の上に、厚さ10nm以下のゲート絶縁膜104を介して、電荷読み出し用のゲート電極105と、リセット用とアドレス用との両方の機能を有するゲート電極106と、電界効果トランジスタのゲート電極であるゲート電極107とが設けられている。ここで、図4に示す断面では、ゲート電極105およびゲート電極107が素子分離102の上に配置しているが、これらは図4に示す断面よりも奧のシリコン基板101の上に延びて、その領域でゲート電極として機能する。
シリコン基板101のうちゲート電極106の側方に位置する領域には、N型ドレイン領域108が設けられている。そして、シリコン基板101のうちの一部には、信号蓄積領域115が設けられている。
一方、B領域においては、シリコン基板101のうちの上部に、NWELL103aおよびPWELL103bが設けられている。そして、NWELL103aの上には、厚さ10nm以下のゲート絶縁膜104を介して、電界効果トランジスタのゲート電極107aが設けられている。一方、PWELL103bの上にも、ゲート絶縁膜104を介して、電界効果トランジスタのゲート電極107bが設けられている。ゲート電極107a, 107bの上面および側面上にはサイドウォール113が設けられている。
NWELL103aのうちゲート電極107aの両側方に位置する部分にはp型のLDD領域109が設けられ、サイドウォール113の両側方に位置する部分にはp型のソース・ドレイン領域110が設けられている。一方、PWELL103bのうちゲート電極107bの両側方に位置する部分にはn型のLDD領域119が設けられ、PWELL103bのうちサイドウォール113の両側方に位置する部分には、ソース・ドレイン領域120が設けられている。ソース・ドレイン領域110, 120の上およびゲート電極107a, 107bの上には、Coシリサイド膜116およびCoシリサイド膜117が設けられている。
以上に説明したように、従来の固体撮像装置では、CMOSロジック領域とフォトダイオード領域とが隣接して設けられている。
特開2001−345439号公報
しかしながら、上述した従来の固体撮像装置の製造方法では、以下のような不具合が生じていた。
図4に示すシリサイド層116, 117を形成するためには、Co等の金属を堆積した後に急速熱処理を行って、シリコン基板101およびゲート電極107a, 107bと金属とを反応させる必要がある。しかしながら、この急速熱処理の際に、シリコン基板101の結晶性が悪化し、A領域におけるフォトダイオードやB領域におけるNチャネル型トランジスタおよびPチャネル型トランジスタのいずれかの性能が悪化してしまっていた。そして、撮像領域において、白キズが増加し、リーク電流が生じてしまうという不具合が生じていた。
本発明は、シリサイド化を進行させることができ、かつ、各素子の特性を悪化させないような熱処理の手段を提供することを目的とする。
本発明の第1の固体撮像装置の製造方法は、半導体基板上に、複数の単位画素が配列する撮像領域と、MOSトランジスタが設けられる周辺領域とを有する固体撮像装置の製造方法であって、前記半導体基板の上に、ゲート絶縁膜を形成する工程(a)と、前記工程(a)の後に、前記ゲート絶縁膜の上にゲート電極を形成する工程(b)と、前記工程(b)の後に、前記ゲート電極をマスクとしてイオン注入を行うことにより不純物注入層を形成する工程(c)と、前記工程(c)の後に、抵抗加熱を用いて熱処理を行う工程(d)とを備える。
これにより、RTP(Rapid Thermal Process)によって熱処理を行っていた場合と比較して、温度の上昇・下降速度が遅くなるため、結晶欠陥が生じにくい。そのため、白キズ数が低減され、リーク電流の発生が抑制される。
ここで、前記工程(d)では、炉を用いて前記熱処理を行うことができる。
また、前記工程(c)の後で前記工程(d)の前に、前記半導体基板の上方に金属を堆積する工程(e)をさらに備え、前記工程(d)では、前記熱処理を行うことにより前記半導体基板の上部と前記金属とをシリサイド化してもよい。従来では、シリサイド化を進行させるための熱処理をRTPによって行うことにより、特に結晶性の悪化が進行していたが、本発明において、この熱処理を抵抗加熱によって行うと、高い効果を得ることができる。
前記工程(e)では、前記金属として少なくともコバルト、チタンまたはニッケルを用いることが好ましい。これらの金属を用いるとシリサイド化が進行しやすいため、ゲート幅が短いプロセスにおいても、低抵抗配線を実現することができる。
前記工程(d)で行う前記熱処理は第1の熱処理であって、前記工程(d)の後に、前記第1の熱処理よりも高い温度で第2の熱処理を行う工程をさらに備えていてもよい。この場合には、第1の熱処理においてシリサイド化を進行させ、第2の熱処理において、シリサイド化を好まない領域に残存するシリサイド膜を取り除くことができるため、MOSトランジスタの電気特性を向上させることができる。
前記工程(d)では、前記熱処理における昇温速度および降温速度は、0.01℃/秒から1℃/秒までの範囲内であることが好ましい。この場合には、白キズ数をさらに低減することができる。
本発明の第2の半導体装置の製造方法は、半導体基板上に、複数の単位画素が配列する撮像領域と、MOSトランジスタが設けられる周辺領域とを有する固体撮像装置の製造方法であって、前記半導体基板の上に、ゲート絶縁膜を形成する工程(a)と、前記工程(a)の後に、前記ゲート絶縁膜の上にゲート電極を形成する工程(b)と、前記工程(b)の後に、前記ゲート電極をマスクとしてイオン注入を行うことにより不純物注入層を形成する工程(c)と、前記工程(c)の後に、熱処理を行い、0.01℃/秒から1℃/秒までの範囲の速度で降温する工程(d)とを備える。
これにより、RTP(Rapid Thermal Process)によって熱処理を行っていた場合と比較して、温度の下降速度が遅くなるため、結晶欠陥が生じにくい。そのため、白キズ数が低減され、リーク電流の発生が抑制される。
前記周辺領域に設けられる前記MOSトランジスタは全て、Nチャネル型トランジスタであることが好ましい。これにより、温度変化の遅い熱処理を行うことが可能であるためである。
前記周辺領域に設けられる前記MOSトランジスタは全てPチャネル型トランジスタであってもよい。
周辺領域には、前記MOSトランジスタが複数設けられ、前記MOSトランジスタとして、Pチャネル型トランジスタおよびNチャネル型トランジスタの両方が設けられていてもよい。
本発明の固体撮像装置は、半導体基板上に、複数の単位画素が配列する撮像領域と、MOSトランジスタが設けられる周辺領域とを有する固体撮像装置であって、前記半導体基板の上に設けられたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜の上に設けられたゲート電極と、前記半導体基板のうち前記ゲート電極の側方に配置する不純物注入層と、前記半導体基板の上に設けられたシリサイド層とを備え、前記シリサイド層は、抵抗加熱を用いた熱処理によって形成されている。
これにより、シリサイド層が、温度の上昇・下降速度の遅い熱処理によって形成されたため、半導体基板に含まれる結晶欠陥は少ない。したがって、この方法によって得られた固体撮像装置では、白キズ数が低減され、リーク電流の発生が抑制される。
前記熱処理は、炉の中で行われてもよい。
なお、このような固体撮像装置をカメラに用いると、高解像度を実現することができる。
本発明では、白キズ数が少なく、リーク電流の発生が抑制される固体撮像装置を得ることができる。
以下に、本発明の実施の形態に係る固体撮像装置について、図面を用いて詳細に説明する。
(実施形態)
本実施形態では、0.30μm以下の微細CMOSプロセスを例に用いて説明を行う。
本実施形態では、0.30μm以下の微細CMOSプロセスを例に用いて説明を行う。
図1(a), (b)は、本発明の固体撮像装置の製造工程のうちシリサイド化を進行させるための熱処理を行う工程を示す断面図である。なお、図1(a), (b)において、A領域は撮像領域を示しており、この領域には埋め込みフォトダイオードが設けられている。一方、B領域は周辺領域を示しており、この領域にはNMOSトランジスタが設けられている。
まず、図1(a)に示す構造を得るために以下の工程を行う。P型のシリコン基板1のうちの一部に、STI構造を有する素子分離領域2を形成し、B領域に位置するシリコン基板1の一部にPWELL3を形成する。
その後、シリコン基板1の上に厚さ2〜10nmのゲート絶縁膜4を形成し、ゲート絶縁膜4の上にポリシリコンからなる厚さ50〜500nmのゲート電極5, 6, 7を形成する。なお、A領域におけるゲート電極5は電荷読み出し用トランジスタのゲートであり、ゲート電極6はリセット用とアドレス用との両方の機能を有するトランジスタのゲートであり、ゲート電極7は電界効果トランジスタのゲートである。ここで、図1(a)に示す断面では、ゲート電極5およびゲート電極7が素子分離2の上に配置しているが、これらは図1(a)に示す断面よりも奧のシリコン基板1の上に延びて、その領域でゲート電極として機能する。
その後、イオン注入を行うことにより、A領域におけるシリコン基板1のうちゲート電極5の側方に位置する部分に不純物濃度1×107〜1×1016/cm2のN型ドレイン領域8を形成し、B領域におけるPWELL3のうちゲート電極7の側方に位置する部分に、不純物濃度1×1011〜1×1016/cm2のN型LDD領域9を形成する。その後、ゲート電極5の上面および側面上を覆うSiO2膜またはSiN膜(図示せず)を形成してドライエッチングを行うことにより、ゲート電極5の側面上に、厚さ40〜300nmのSiO2またはSiNからなるサイドウォール13を形成する。このときのドライエッチングによって、ゲート絶縁膜4のうち露出している部分が除去される。
次に、A領域の上をレジストマスク(図示せず)で覆った状態でイオン注入を行うことにより、PWELL3のうちサイドウォール13の両側方に位置する領域にソース・ドレイン領域10を形成する。
次に、B領域をレジストマスク(図示せず)で覆った状態で、A領域におけるシリコン基板1のうちの一部にフォトダイオードの信号蓄積領域15を形成する。その後、700〜1000℃の温度で3秒間〜120分間の熱処理を行うことにより、シリコン基板1に注入された不純物を活性化させる。以上の工程により図1(a)に示す構造が得られる。
次に、図1(b)に示す工程で、配線抵抗の低抵抗化を目的として金属シリサイド化を行う。具体的には、A領域をレジストマスクで覆った状態で、シリコン基板1およびゲート電極5, 6, 7の上に、Co膜(図示せず)を堆積した後、基板を炉(図示せず)に導入し、窒素雰囲気中において400℃〜550℃の温度まで加熱する(炉工程1)。これにより、シリコン基板1とCo膜とが反応して、B領域におけるゲート電極7の上にCoシリサイド膜16が、B領域におけるソース・ドレイン領域10の上にCoシリサイド膜17がそれぞれ形成される。なお、シリサイド金属として、Coの他にTi、Niを用いてもよい。
次に、硫酸を用いて未反応のCo膜を剥離除去した後、さらに、炉(図示せず)を用いて、基板を少なくとも窒素を含んだ雰囲気中において800℃〜930℃の温度まで加熱する。この熱処理により、シリコン酸化膜等の上に位置する余分なシリサイド膜を除去する(炉工程2)。この結果、後に設ける配線(図示せず)およびコンタクト(図示せず)を低抵抗化することができる。なお、本実施形態において、炉において加熱するとは、抵抗体に電流を流すことにより生じた熱を用いて加熱することをいう。
図2は、シリサイド化のための2度の熱処理のそれぞれをRTPによって行うか炉を用いて行うかによって白キズ数がどのように変化するかを示すグラフ図である。なお、図2に示す結果は、100万画素の撮像素子を10mV以上の出力で動作させて測定することにより得た。図2に示すように、2度の熱処理をRTPによって行った場合には、白キズが9000個も発生しているが、2度の熱処理のうちのいずれか1方を炉を用いた熱処理に変えることにより白キズが減少している。そして、炉を用いて2度の熱処理を行った場合には、温度の上昇・下降速度を遅くすることによって、白キズ数がより低減され、上昇・下降速度が1℃/秒の場合には白キズ数が200個になり、上昇・下降速度が0.01℃/秒の場合には白キズが50になっている。これにより、1℃/秒から0.01℃/秒までの範囲内で温度が上昇・下降する熱処理は、固体撮像装置として用いるのに特に適しているといえる。
以下に、本実施形態の方法により得られる効果について、従来と比較しながら説明する。従来では、シリサイド膜を形成する際の熱処理をRTPによって行っていた。発明者は、RTPにより熱処理を行うと、急激に温度が変化するため結晶欠陥が誘発されやすく、白キズの増加が起こることを見いだした。
それに対し、本実施形態のように炉を用いて熱処理を行うと、温度の上昇・下降速度が遅くなるので結晶欠陥が生じにくく、白キズ数が低減され、リーク電流の発生が抑制される。
なお、本実施形態では、シリサイド化のための熱処理を炉工程1と炉工程2とに分けて行った。これは、炉工程1においてシリサイド化を進行させ、炉工程2において、シリサイド化されるのを好まない領域に残存するシリサイド膜を取り除くためである。しかしながら、本発明では、1回の炉工程によって熱処理を完了してもよいし、もちろん2回以上行ってもよい。
また、本実施形態では、熱処理の昇温速度および降温速度を遅くしたが、本発明では、降温速度のみを遅くしてもよい。
本発明の固体撮像装置は、白キズ数が低減され、リーク電流が発生しにくくなる点で産業上の利用可能性は高く、イメージセンサデバイスとして有用である。
1 シリコン基板
2 素子分離領域
3 PWELL
4 ゲート絶縁膜
5, 6, 7 ゲート電極
8 N型ドレイン領域
9 N型LDD領域
10 ソース・ドレイン領域
11 第1のサイドウォール
12 第2のサイドウォール
13 サイドウォール
15 信号蓄積領域
16, 17 Coシリサイド膜
2 素子分離領域
3 PWELL
4 ゲート絶縁膜
5, 6, 7 ゲート電極
8 N型ドレイン領域
9 N型LDD領域
10 ソース・ドレイン領域
11 第1のサイドウォール
12 第2のサイドウォール
13 サイドウォール
15 信号蓄積領域
16, 17 Coシリサイド膜
Claims (13)
- 半導体基板上に、複数の単位画素が配列する撮像領域と、MOSトランジスタが設けられる周辺領域とを有する固体撮像装置の製造方法であって、
前記半導体基板の上に、ゲート絶縁膜を形成する工程(a)と、
前記工程(a)の後に、前記ゲート絶縁膜の上にゲート電極を形成する工程(b)と、
前記工程(b)の後に、前記ゲート電極をマスクとしてイオン注入を行うことにより不純物注入層を形成する工程(c)と、
前記工程(c)の後に、抵抗加熱を用いて熱処理を行う工程(d)と
を備える、固体撮像装置の製造方法。 - 請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法であって、
前記工程(d)では、炉を用いて前記熱処理を行う、固体撮像装置の製造方法。 - 請求項1または2に記載の固体撮像装置の製造方法であって、
前記工程(c)の後で前記工程(d)の前に、前記半導体基板の上方に金属を堆積する工程(e)をさらに備え、
前記工程(d)では、前記熱処理を行うことにより前記半導体基板の上部と前記金属とをシリサイド化する、固体撮像装置の製造方法。 - 請求項3に記載の固体撮像装置の製造方法であって、
前記工程(e)では、前記金属として少なくともコバルト、チタンまたはニッケルを用いる、固体撮像装置の製造方法。 - 請求項3または4に記載の固体撮像装置であって、
前記工程(d)で行う前記熱処理は第1の熱処理であって、
前記工程(d)の後に、前記第1の熱処理よりも高い温度で第2の熱処理を行う工程をさらに備える、固体撮像装置の製造方法。 - 請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の固体撮像装置の製造方法であって、
前記工程(d)では、前記熱処理における昇温速度および降温速度は、0.01℃/秒から1℃/秒までの範囲内である、固体撮像装置の製造方法。 - 半導体基板上に、複数の単位画素が配列する撮像領域と、MOSトランジスタが設けられる周辺領域とを有する固体撮像装置の製造方法であって、
前記半導体基板の上に、ゲート絶縁膜を形成する工程(a)と、
前記工程(a)の後に、前記ゲート絶縁膜の上にゲート電極を形成する工程(b)と、
前記工程(b)の後に、前記ゲート電極をマスクとしてイオン注入を行うことにより不純物注入層を形成する工程(c)と、
前記工程(c)の後に、熱処理を行い、0.01℃/秒から1℃/秒までの範囲の速度で降温する工程(d)と
を備える、固体撮像装置の製造方法。 - 請求項1〜7のうちいずれか1項に記載の固体撮像装置の製造方法であって、
前記周辺領域に設けられる前記MOSトランジスタは全て、Nチャネル型トランジスタである、固体撮像装置の製造方法。 - 請求項1〜7のうちいずれか1項に記載の固体撮像装置の製造方法であって、
前記周辺領域に設けられる前記MOSトランジスタは全てPチャネル型トランジスタである、固体撮像装置の製造方法。 - 請求項1〜7のうちいずれか1項に記載の固体撮像装置の製造方法であって、
周辺領域には、前記MOSトランジスタが複数設けられ、
前記MOSトランジスタとして、Pチャネル型トランジスタおよびNチャネル型トランジスタの両方が設けられている、固体撮像装置の製造方法。 - 半導体基板上に、複数の単位画素が配列する撮像領域と、MOSトランジスタが設けられる周辺領域とを有する固体撮像装置であって、
前記半導体基板の上に設けられたゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜の上に設けられたゲート電極と、
前記半導体基板のうち前記ゲート電極の側方に配置する不純物注入層と、
前記半導体基板の上に設けられたシリサイド層と
を備え、前記シリサイド層は、抵抗加熱を用いた熱処理によって形成された、固体撮像装置。 - 請求項11に記載の固体撮像装置であって、
前記熱処理は、炉の中で行われる、固体撮像装置。 - 請求項11または12に記載された固体撮像装置を用いたカメラ。
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JP2008118096A (ja) * | 2006-11-03 | 2008-05-22 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Co Ltd | 画像センサー半導体装置 |
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