JP2005233051A - バルブ開閉制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 モータの回転トルクを利用してエンジンのバルブ開閉を制御するバルブ開閉制御装置であって、制御回路180が生成した制御信号を受信し、その制御信号が周波数により表すモータ12の目標回転数並びにその制御信号がデューティ比により表すモータ12の目標回転方向に基づきモータ12を通電駆動する駆動回路110を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
こうしたモータ利用型のバルブ開閉制御装置では、制御回路が生成した信号を受信する駆動回路を用いて、その受信信号に従う通電をモータに対し実施している。例えば従来、モータの目標回転数を表す信号とモータの目標回転方向を表す信号とを別々にして、制御回路から駆動回路へ送信する方法が考えられている。かかる方法によれば、各信号により表される情報が一つに限定されるため、特に前者の信号により表される目標回転数は分解能の高い値となる。このように目標回転数の分解能が高くなることで、バルブ開閉の制御精度が向上する。
本発明の目的は、制御精度の向上とコストダウンとを両立するモータ利用型のバルブ開閉制御装置を提供することにある。
以上より、請求項1〜16に記載の発明によれば、目標回転数の分解能を高めることで制御精度を向上しつつ、信号線の数を低減することでコストダウンを図ることができる。
請求項3に記載の発明によると、駆動回路は、制御信号のデューティ比が第一基準値と実質的に一致するとき目標回転方向が正転方向であると判断する。また、駆動回路は、制御信号のデューティ比が第一基準値とは異なる第二基準値と実質的に一致するとき目標回転方向が逆転方向であると判断する。このように、目標回転方向の正、逆に応じた二つの基準値のいずれと制御信号のデューティ比が一致するかによって目標回転方向を判断するので、その判断が正確となる。
請求項5に記載の発明によると、エンジンのバルブタイミング(以下、単にバルブタイミングという)を調整する。この発明によれば、バルブタイミングの調整精度の向上とコストダウンとを両立できる。
このような請求項6に記載の発明においてモータは、それの正転方向と同一方向へ回転する回転体に対し相対回転するので、当該モータでは、逆転方向へ回転している時間より正転方向へ回転している時間の方が長くなる。
請求項15に記載の発明によると、エンジンのバルブリフトを調整する。この発明によれば、バルブリフトの調整精度の向上とコストダウンとを両立できる。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態によるバルブ開閉制御装置としてのバルブタイミング調整装置を図2〜4に示す。バルブタイミング調整装置10は車両に搭載され、エンジンのクランク軸の駆動トルクをエンジンのカム軸11へ伝達する伝達系に設けられる。バルブタイミング調整装置10は、モータ制御装置100により制御されたモータ12の回転トルクを利用してエンジンのバルブ開閉を制御することで、当該エンジンのバルブタイミングを調整する。
モータ軸14は2個の軸受16で支持され、軸線O周りに正逆回転可能である。本実施形態では、モータ軸14の回転方向のうち図3の時計方向を正転方向とし、図3の反時計方向を逆転方向とする。モータ軸14は、軸本体から径方向外側へ突出する円形板状のロータ部15を形成しており、ロータ部15に8個の磁石15aが埋設されている。各磁石15aは軸線O周りに等間隔に並んでおり、モータ軸14の回転方向において隣接する磁石15a同士はロータ部15の外周壁側に形成する磁極について互いに逆とされている。ロータ部15の近傍には3個のホール素子18が配設されている。各ホール素子18は軸線O周りに等間隔に並んでおり、ロータ部15の外周壁側にN極を形成する磁石15aが所定の角度範囲内に位置するときと位置しないときとで検出信号の電圧を高低させる。
スプロケット32は出力軸36の外周側に同軸上に配設されており、出力軸36に対してモータ軸14と同じ軸線O周りに相対回転可能である。クランク軸の駆動トルクがチェーンベルトを通じてスプロケット32に入力されるとき、スプロケット32はクランク軸に対する回転位相を保ちつつ、軸線Oを中心として図4の時計方向へ回転する。即ちスプロケット32は、クランク軸と同期して回転する回転体として機能する。リングギア33は内歯車で構成されてスプロケット32の内周壁に同軸上に固定されており、スプロケット32と一体に回転する。
モータ制御装置100は、駆動回路110及び制御回路180等から構成されている。尚、図2では、駆動回路110及び制御回路180を模式的にモータ12の外部に位置するように示しているが、駆動回路110及び制御回路180の各設置箇所については適宜設定できる。例えば、駆動回路110をモータ12内に設置し、制御回路180をモータ12外に設置するようにしてもよい。また例えば、駆動回路110の一部をモータ12内に設置し、駆動回路110の残部及び制御回路180をモータ12外に設置するようにしてもよい。
第一抽出部120は、制御回路180から制御信号を伝達する信号線130に接続されている。第一抽出部120は、受信した制御信号が表す制御情報の中から目標回転方向Dを抽出し、抽出した目標回転方向Dのみを表す第一抽出信号を生成する。本実施形態の第一抽出部120は、制御信号のデューティ比が50%より小さくなるとき目標回転方向Dが正転方向であると判断し、制御信号のデューティ比が50%より大きくなるとき目標回転方向Dが逆転方向であると判断する。そして第一抽出部120は、図8に示すように、判断した目標回転方向Dの正逆を電圧の高低によって表す第一抽出信号を生成する。
パルスジェネレータ150は、図11及び図12に示すように、制御信号の周期Tの最小値より十分に短い周期τの基準クロック信号を発生する。
アップダウンカウンタ152はフリップフロップを複数段、例えば9段組み合わせて構成されている。アップダウンカウンタ152のアップカウント入力端子UCには、インバータゲート151の出力端子が接続され、反転制御信号が入力される。アップダウンカウンタ152のダウンカウント入力端子DCには、信号線130から分岐する信号線155が接続され、制御信号がそのまま入力される。アップダウンカウンタ152のクロック入力端子CKには、信号線156を介してパルスジェネレータ150が接続され、当該パルスジェネレータ150の発生した基準クロック信号が入力される。アップダウンカウンタ152は、基準クロック信号の立ち上がりエッジを検出する毎にアップカウント又はダウンカウントを実施し、各フリップフロップの出力端子(以下、FF出力端子という)Q1〜Q9から、カウント数に応じて電圧変化する信号を出力する。
尚、このように目標回転方向Dの判定結果が正しいか否かを判断する方向判定部153を採用する代わりに、目標回転方向Dの1回の判定毎にその判定結果を表す第一抽出信号を生成するような方向判定部153を採用してもよい。
本発明の第二実施形態による第一抽出部を図13に示す。第二実施形態は第一実施形態の変形例であり、第一実施形態と同一の構成部分には同一符号を付すことで説明を省略する。
第二実施形態の第一抽出部210には、ANDゲート220,221が追加されている。
以上説明した第二実施形態によれば、第一実施形態と同様な効果を享受できる。
本発明の第三実施形態による第一抽出部を図16に示す。第三実施形態は第一実施形態の変形例であり、第一実施形態と同一の構成部分には同一符号を付すことで説明を省略する。
第三実施形態の第一抽出部250は、要素151,152,153,155に代えて、コンピュータ部260を有している。
ステップS5では、第一記憶領域264のカウント数が上限値Cu以下であるか否かを判定する。カウント数が上限値Cu以下である場合にはステップS6へ移行する。一方、カウント数が上限値Cuを超えている場合には、ステップS7において、目標回転方向Dとして正転方向を表すHレベルの第一抽出信号を強制的に生成した後、ステップS2へと戻る。
ステップS8では、基準クロック信号に立ち上がりエッジが現れるのを待つ。基準クロック信号に立ち上がりエッジが現れた場合には、ステップS9において、第一記憶領域264のカウント数から1を減算するダウンカウントを実施した後、ステップS10へ移行する。尚、ダウンカウントにより0に達したカウント数は、次にリセットされるまで0に保持されて負値とならない。
ステップS11では、ステップS10終了時点における第一記憶領域264のカウント数、即ちここでは終端カウント数Ceに基づいて、目標回転方向Dが正転方向又は逆転方向のいずれであるかを判定する。具体的には、終端カウント数Ceが0より大きいとき目標回転方向Dが正転方向であると判定し、終端カウント数Ceが0であるとき目標回転方向Dが逆転方向であると判定する。そしてさらにステップS11では、目標回転方向Dの判定結果を第二記憶領域265に記憶しておく。
尚、第三実施形態において、第二抽出部122の機能、フィードバック制御部124の機能、並びに通電部126の一部の機能のうち少なくとも一つをコンピュータ部260によって実現するようにしてもよい。
さらに第三実施形態において、ステップS12を実施せずに、ステップS11の判定結果をそのまま表す第一抽出信号をステップS13で生成するようにしてもよい。
さらにまた第三実施形態において、第一実施形態のインバータゲート151及び信号線155をコンピュータ部260に接続するようにしてもよい。この場合、ステップS1,S10において、制御信号の立ち下がりエッジを監視する代わりに、反転制御信号の立ち上がりエッジを監視するように抽出処理プログラムを変更する。
本発明の第四実施形態による第一抽出部を図18に示す。第四実施形態は第三実施形態の変形例であり、第三実施形態と同一の構成部分には同一符号を付すことで説明を省略する。
ステップS21において制御信号に立ち下がりエッジが現れた場合に移行するステップS22では、第一記憶領域264のカウント数及び第三記憶領域316の中間カウント数Cmを0にリセットした後、ステップS23へ移行する。
ステップS26において制御信号に立ち上がりエッジが現れた場合に移行するステップS28では、ステップS26終了時点におけるカウント数を中間カウント数Cmとして第三記憶領域316に記憶する。ここで中間カウント数Cmは、図20(C)及び図21(C)に「○」で示されるカウント数である。
ステップS31において制御信号に立ち下がりエッジが現れた場合に移行するステップS32では、第一記憶領域264の終端カウント数Ceと第三記憶領域316の中間カウント数Cmとに基づいて、目標回転方向Dが正転方向又は逆転方向のいずれであるかを判定する。以下、ステップS32の判定処理について具体的に説明する。
図20に示すように、制御信号が50%未満の第一比率R1によって正転方向を表しているときには、中間カウント数Cm及び終端カウント数Ceがそれぞれ第一比率R1に応じた正値となるため、数式f2の値が第一比率R1と実質的に一致する。ここで「実質的に一致する」とは、基準クロック信号の周期τが有限であることに起因して中間カウント数Cm及び終端カウント数Ceが変動するために生じる誤差(以下、単に誤差という)±ε1の範囲内で一致することを意味する。
さらに第四実施形態によれば、第一実施形態と同様にして、バルブタイミングの調整精度の向上とコストダウンとを両立でき、また応答性が速くなる。
本発明の第五実施形態によるモータ制御装置を図22に示す。第五実施形態は第一実施形態の変形例であり、第一実施形態と同一の構成部分には同一符号を付すことで説明を省略する。
第五実施形態のモータ制御装置350においてその駆動回路360には、異常判定部362が追加されている。
インバータゲート370はその入力端子を信号線136に接続されており、第一抽出信号の電圧を反転して出力する。ここでインバータゲート370の出力信号は、図23に示すように、目標回転方向Dとして正転方向を表すときLレベル、特に本実施形態では略0Vとなり、目標回転方向Dとして逆転方向を表すときHレベルとなる。以下の説明では、インバータゲート370の出力信号を反転第一抽出信号という。
さらに第五実施形態によれば、第一実施形態と同様な効果を享受できるのである。
本発明の第六実施形態によるモータ制御装置を図25に示す。第六実施形態は第五実施形態の変形例であり、第五実施形態と同一の構成部分には同一符号を付すことで説明を省略する。
第六実施形態のモータ制御装置400において駆動回路410は、要素370,371,372に加えてANDゲート420及びインバータゲート424を有する異常判定部412を備えている。
図25に示すように第六実施形態の制御回路430には、ANDゲート420の出力端子が信号線421を介して接続され、当該ANDゲート420の出力信号が伝達される。
しかも第六実施形態によれば、第五実施形態と同様な効果を享受できるのである。
本発明の第七実施形態によるモータ制御装置を図27に示す。第七実施形態は第六実施形態の変形例であり、第六実施形態と同一の構成部分には同一符号を付すことで説明を省略する。
第七実施形態のモータ制御装置450において駆動回路460は、要素370,371,372,420,424に加えてトランジスタ470を有する異常判定部462を備えている。
またさらに第七実施形態によれば、第一実施形態と同様の効果を享受できる。
尚、第七実施形態において、ANDゲート420の出力信号を制御回路430へ伝達しないようにしてもよい。
本発明の第八実施形態によるモータ制御装置を図28に示す。第八実施形態は第五実施形態の変形例であり、第五実施形態と同一の構成部分には同一符号を付すことで説明を省略する。
第八実施形態のモータ制御装置500においてその駆動回路510には、演算部512が追加されている。
図28に示すように駆動回路510のフィードバック制御部514は、演算部512から回転数信号を伝達する信号線515に接続されている。フィードバック制御部514は、受信した回転数信号が表す実回転数SrをP制御によって目標回転数Sと一致させるための指令電圧Vsを決定し、その決定した指令電圧Vsを表す指令信号を生成する。
さらに第八実施形態によれば、第一実施形態と同様な効果を享受できるのである。
本発明の第九実施形態によるモータ制御装置を図30に示す。第九実施形態は第八実施形態に第六実施形態の特徴的構成を追加した変形例であり、第八実施形態と同一の構成部分には同一符号を付すことで説明を省略する。
第九実施形態のモータ制御装置550において駆動回路560は、要素370,517,372に加えてANDゲート570及びインバータゲート574を有する異常判定部562を備えている。
第九実施形態の制御回路580には、第六実施形態と同様にANDゲート570の出力端子が信号線571を介して接続され、当該ANDゲート570の出力信号が伝達される。
しかも第九実施形態によれば、第八実施形態と同様な効果を享受できるのである。
本発明の第十実施形態によるモータ制御装置を図31に示す。第十実施形態は第九実施形態に第七実施形態の特徴的構成を追加した変形例であり、第九実施形態と同一の構成部分には同一符号を付すことで説明を省略する。
第十実施形態のモータ制御装置600において駆動回路610は、要素370,517,372,570,574に加えてトランジスタ620を有する異常判定部612を備えている。
またさらに第十実施形態によれば、第一実施形態と同様の効果を享受できるのである。
尚、第十実施形態において、ANDゲート570の出力信号を制御回路580へ伝達しないようにしてもよい。
本発明の第十一実施形態によるモータ制御装置を図32に示す。第十一実施形態は第四実施形態の変形例であり、第四実施形態と同一の構成部分には同一符号を付すことで説明を省略する。
第十一実施形態のモータ制御装置650では、目標回転方向D及びその他の制御情報をデューティ比により表す制御信号が、制御回路660から駆動回路670へと伝達される。
図35に示すように、制御信号が第一比率r1によって正転方向及びP制御を表しているときには、中間カウント数Cm及び終端カウント数Ceがそれぞれ第一比率r1に応じた正値となるため、数式f2の値が第一比率r1と実質的に一致する。ここで「実質的に一致する」とは、誤差±δ1の範囲内で一致することを意味する。図36に示すように、制御信号が第二比率r2によって正転方向及びPI制御を表しているときには、中間カウント数Cm及び終端カウント数Ceがそれぞれ第二比率r2に応じた正値となるため、数式f2の値が第二比率r2と実質的に一致する。ここで「実質的に一致する」とは、誤差±δ2の範囲内で一致することを意味する。
尚、ステップS52では、目標回転方向D及び制御方式の判定結果をそれぞれ第二記憶領域265及び第四記憶領域687に記憶しておく。
尚、第十一実施形態において、ステップS53を実施せずに、ステップS52の判定結果をそのまま表す第一抽出信号及び第三抽出信号をステップS54で生成するようにしてもよい。
しかも第十一実施形態によれば、第一実施形態と同様にして、バルブタイミングの調整精度の向上とコストダウンとを両立でき、また応答性が速くなる。
本発明の第十二実施形態によるモータ制御装置を図39に示す。第十二実施形態は第十一実施形態の変形例であり、第十一実施形態と同一の構成部分には同一符号を付すことで説明を省略する。
第十二実施形態のモータ制御装置700では、目標回転方向D及びその他の制御情報であって制御方式とは異なる情報をデューティ比により表す制御信号が、制御回路710から駆動回路720へと伝達される。
第十二実施形態のコンピュータ部730では、ROM732に記憶されている抽出処理プログラムをCPU731が実行することにより、制御ゲインがRAM733の第四記憶領域737に記憶される。
ステップS71において制御信号に立ち下がりエッジが現れた場合に移行するステップS72及びそれに続くステップS73,S74では、第十一実施形態のステップS52,S53,S54において「制御方式」、「P制御」、「PI制御」、「第四記憶領域687」をそれぞれ「制御ゲイン」、「第一ゲインK1」、「第二ゲインK2」、「第四記憶領域737」に読み替えた処理を実施する。
しかも第十二実施形態によれば、第一実施形態と同様にして、バルブタイミングの調整精度の向上とコストダウンとを両立でき、また応答性が速くなる。
例えば、制御信号のデューティ比によって目標回転方向Dと共に表す制御情報としては、第十一及び第十二実施形態において制御方式又は制御ゲインを採用しているが、それら以外の情報であってもよい。また、制御方式及び制御ゲインの双方を目標回転方向Dと組み合わせてデューティ比により表す制御信号を用いてもよい。
加えて、本発明を適用した第一〜第十二実施形態のバルブタイミング調整装置では、回転体としてのスプロケット32に対して同一回転方向となる正転方向へモータ12が相対回転するときバルブタイミングを遅角側へ変化させ、スプロケット32に対してモータ12が逆転方向へ相対回転するときバルブタイミングを進角側へ変化させている。本発明を適用するバルブ開閉制御装置は、スプロケット32に対して同一回転方向となる正転方向へモータ12が相対回転するときバルブタイミングを進角側へ、またスプロケット32に対してモータ12が逆転方向へ相対回転するときバルブタイミングを遅角側へ変化させるバルブタイミング調整装置であってもよい。
Claims (16)
- モータの回転トルクを利用してエンジンのバルブ開閉を制御するバルブ開閉制御装置であって、
制御回路が生成した制御信号を受信し、前記制御信号が周波数により表す前記モータの目標回転数並びに前記制御信号がデューティ比により表す前記モータの目標回転方向に基づき前記モータを通電駆動する駆動回路を、
備えることを特徴とするバルブ開閉制御装置。 - 前記駆動回路は、前記制御信号のデューティ比と基準比較値との大小関係から前記モータの目標回転方向の正逆を判断することを特徴とする請求項1に記載のバルブ開閉制御装置。
- 前記駆動回路は、前記制御信号のデューティ比が第一基準値と実質的に一致するとき前記モータの目標回転方向が正転方向であると判断し、前記制御信号のデューティ比が前記第一基準値とは異なる第二基準値と実質的に一致するとき前記モータの目標回転方向が逆転方向であると判断することを特徴とする請求項1に記載のバルブ開閉制御装置。
- 前記制御信号は、前記モータの目標回転方向及びその他の制御情報をデューティ比により表すことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のバルブ開閉制御装置。
- 前記エンジンのバルブタイミングを調整することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のバルブ開閉制御装置。
- 前記エンジンと同期して回転する回転体を備え、
前記回転体に対して、同一回転方向となる正転方向へ又はその正転方向とは逆となる逆転方向へ前記モータが相対回転するとき、前記エンジンのバルブタイミングを変化させることを特徴とする請求項5に記載のバルブ開閉制御装置。 - 前記モータの目標回転方向として正転方向を表す前記制御信号のデューティ比は、前記モータの目標回転方向として逆転方向を表す前記制御信号のデューティ比より小さいことを特徴とする請求項6に記載のバルブ開閉制御装置。
- 前記駆動回路は、前記制御信号が表す前記モータの目標回転数が閾値以上となるとき、前記モータの目標回転方向を正転方向に強制設定することを特徴とする請求項6又は7に記載のバルブ開閉制御装置。
- 前記駆動回路は、前記制御信号が表す前記モータの目標回転数が閾値以上となり且つ前記制御信号が表す前記モータの目標回転方向が逆転方向となるとき、前記モータへの通電を強制停止することを特徴とする請求項6又は7に記載のバルブ開閉制御装置。
- 前記駆動回路は、前記制御信号が表す前記モータの目標回転数が前記閾値以上となり且つ前記制御信号が表す前記モータの目標回転方向が逆転方向となるとき、異常を表す異常信号を前記制御回路へ送信することを特徴とする請求項8又は9に記載のバルブ開閉制御装置。
- 前記駆動回路は、前記モータの実回転数が閾値以上となるとき、前記モータの目標回転方向を正転方向に強制設定することを特徴とする請求項6又は7に記載のバルブ開閉制御装置。
- 前記駆動回路は、前記モータの実回転数が閾値以上となり且つ前記制御信号が表す前記モータの目標回転方向が逆転方向となるとき、前記モータへの通電を強制停止することを特徴とする請求項6又は7に記載のバルブ開閉制御装置。
- 前記駆動回路は、前記モータの実回転数が前記閾値以上となり且つ前記制御信号が表す前記モータの目標回転方向が逆転方向となるとき、異常を表す異常信号を前記制御回路へ送信することを特徴とする請求項11又は12に記載のバルブ開閉制御装置。
- 前記閾値は、前記モータに設定される逆転方向の最大回転数より大きく且つ前記モータに設定される正転方向の最大回転数より小さく設定されることを特徴とする請求項8〜13のいずれか一項に記載のバルブ開閉制御装置。
- 前記エンジンのバルブリフトを調整することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のバルブ開閉制御装置。
- 前記エンジンを制御する前記制御回路を備えることを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載のバルブ開閉制御装置。
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