JP2016129491A - モータの磁極位置補正方法 - Google Patents

モータの磁極位置補正方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016129491A
JP2016129491A JP2016081908A JP2016081908A JP2016129491A JP 2016129491 A JP2016129491 A JP 2016129491A JP 2016081908 A JP2016081908 A JP 2016081908A JP 2016081908 A JP2016081908 A JP 2016081908A JP 2016129491 A JP2016129491 A JP 2016129491A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic pole
pole position
value
drive motor
direct drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016081908A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6138995B2 (ja
Inventor
川井 庸市
Tsuneichi Kawai
庸市 川井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Corp
Okuma Machinery Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okuma Corp, Okuma Machinery Works Ltd filed Critical Okuma Corp
Priority to JP2016081908A priority Critical patent/JP6138995B2/ja
Publication of JP2016129491A publication Critical patent/JP2016129491A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6138995B2 publication Critical patent/JP6138995B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

【課題】ダイレクトドライブモータを採用した可動範囲が限定された駆動軸において、ダイレクトドライブモータと位置検出器の取付け誤差を制御装置内で補正する方法を提供する。【解決手段】モータの磁極位置補正方法は、ダイレクトドライブモータの可動子を機械式ブレーキで拘束し(S9)、指令位置を現在位置と離れた位置に指令し(S10)、ダイレクトドライブモータのトルク指令値を検出し(S12)、トルク指令値と所定の閾値とを比較することにより磁極位置補正値を決定し(S14、S16)、前記決定された磁極位置補正値をメモリに記憶し(S18)、メモリに記憶した磁極位置補正値により求めた電気角オフセット値をモータ制御に用いる。【選択図】図2

Description

本発明は、工作機械の軸駆動などに利用される直動型や回転型のダイレクトドライブモータにおいて、モータと位置検出器の取付け誤差に起因する出力トルク低下を改善するものである。
近年、工作機械の軸駆動において、ボールネジや減速機を用いずに、モータで直接テーブルを駆動することで、高速・高精度な位置決めを可能としたダイレクトドライブモータが用いられる場合がある。
ダイレクトドライブ方式では、減速機構がないためモータの位置決め精度が直接、駆動軸の位置決め精度となってしまう。よって、ダイレクトドライブモータには高い位置決め精度が要求される。通常、ダイレクトモータを使用する場合には、高分解能な位置検出器を取り付けて駆動軸の位置を検出している。
尚、直動型のダイレクトドライブモータは移動体の可動子とベッドに固定される固定子から構成される。また、回転型のダイレクトドライブモータは移動体の回転子と固定子で構成される。本発明は直動型と回転型のドライブモータのいずれにも適用可能な発明である。以降の説明では、上記回転子も含めて可動子と呼ぶ。
図8は、上記ダイレクトドライブモータ11の制御装置の構成を示すブロック図である。ダイレクトドライブモータ11の制御装置は、位置検出器12、比例増幅器21、22、電流分配器23、積分増幅器24、電流制御部25、微分器26、3相PWMインバータ28、および、電流検出器29を含む。この制御装置において、位置指令θ*が入力されると、この位置指令値と位置検出器12による検出値、すなわちダイレクトドライブモータ11の可動子位置との差分が比例増幅器21によって増幅されて、可動子の速度指令V*として出力される。そして、この速度指令V*と、位置検出器12の検出値を微分器26で微分して得られる可動子の速度との差分が、比例増幅器22および積分増幅器24によってPI演算されてトルク指令T*が生成される。このトルク指令T*の入力を受けて電流分配器23は、3相電流指令Iu*,Iv*,Iw*のうち2相分の電流指令Iu*、Iv*を生成して電流制御部25へ出力する。このとき、電流指令を生成する際に、位置検出器12による検出値が考慮される。
電流制御部25は、電流分配器23から入力された電流指令Iu*およびIv*と、iu*+iv*+iw*=0の関係式から導出される電流指令Iw*とに基づいて、3相電圧指令eu*、ev*、ew*を生成して3相PWMインバータ28へ出力する。ダイレクトドライブモータ11は、直流電源27から供給される直流電圧をインバータ28が前記3相電圧指令eu*、ev*、ew*に基づいて変換した3相交流電圧を印加して駆動される。実際にダイレクトドライブモータ11に印加する電圧は、電流制御部25において、電流検出器29によって検出された電流検出値iu、iv、iwとの偏差から求めた3相電圧指令eu*、ev*、ew*である。
図9は、ダイレクトドライブモータ11の可動子を固定した状態で、電流位相をスライドさせた場合の推力・トルク特性を示した図である。図9から、ダイレクトドライブモータ11の推力・トルクは電流位相が90°となるように制御したとき同一電流に対し最大となることが分かる。ダイレクトドライブモータ11の推力・トルクを効率良く発生させるためには、ダイレクトドライブモータ11のステータコイルに通電する電流位相を可動子の磁極位置に対して所定の位相差で制御する必要がある。このため、可動子の実際の位置と、位置検出器12によって検出される位置検出値との相対的な位置関係は、制御回路内部で予め設定された所定の位置関係と同じである必要があるが、実際にはダイレクトドライブモータ11と位置検出器12の各取付け穴と雌ねじ穴とのがたや、機械的な加工誤差による取付け穴や雌ねじ穴の位置ずれ等の影響によって取付け誤差を生じる。取付け誤差が生じると、電流位相θ1は90°+誤差(電気角)となり、出力トルクが低下してしまう。
また、ダイレクトドライブモータ11は、モータの位置決め精度を向上するために、多極構造を採用している。これはモータの移動距離に対するモータの制御角を大きくするためである。しかし、多極モータほど取付け誤差に対するトルク低下が大きくなるという問題がある。具体的に回転型を例に説明すると、n極対のモータにおいて機械角θ'と電気角θ''はθ''=nθ'の関係にある。例えば取付け誤差が機械角で+1°となった場合、4極対モータにおいては電気角で+4°の誤差であるが、32極対モータにおいては電気角で+32°の誤差となってしまう。このとき出力トルクは、図9に示すように、前者では99.8%になって0.2%のトルク低下となり、後者では85%になって15%のトルク低下となり、多極モータほど取付け誤差に対するトルク低下が大きくなることが分かる。このため、特に多極を採用しているダイレクトドライブモータの場合は、ダイレクトドライブモータ11と位置検出器12をより正確な位置に取り付ける必要がある。しかし、実際には、ダイレクトドライブモータ11や位置検出器12の各取付け穴と雌ねじ穴とのがたは、加工精度および組立の関係上必要であり、無くすことが困難である。そのため、特開2000−166278号公報(特許文献1)では、組立後に取付け誤差を電気的に補正する磁極位置補正方法が提案されている。
特開2000−166278号公報
しかし、ダイレクトドライブモータと位置検出器の取付け誤差を電気的に補正する特許文献1の磁極位置補正方法は、モータの回転軸を一定で回転させながらd軸電流誤差増幅器の出力をもとに磁極位置補正値を演算するため、可動角度が制限される回転軸や可動距離が制限される直線軸には適用できない。
さらに、上記のような磁極位置補正を行う場合、ダイレクトドライブモータと位置検出器の取付け間違いや取付け誤差により、ダイレクトドライブモータと位置検出器の取付け位置関係が当初から最適な磁極位置補正値に対して電気角で±90°以上ずれている可能性がある。ここで、取付け間違いとは、モータの可動子やステータの取付け位置を正規の角度と異なる角度に取り付けてしまうことである。また、取付け誤差とは、取付け穴と雌ねじ穴とのがたや、機械的な加工誤差による取付け穴や雌ねじ穴の位置ずれ等により発生する取付け角度誤差のことである。ダイレクトドライブモータと位置検出器との取付位置関係が電気角で±90°以上ずれると、ダイレクトドライブモータが制御不能となり、モータの位置決めができず磁極位置補正が行えないばかりか、駆動軸の想定可動範囲を超えて移動することで隣接する機械構成部品と衝突して破損するといった課題があった。
本発明は、上記問題点を解決するもので、ダイレクトドライブモータを採用した駆動軸において、ダイレクトドライブモータと位置検出器の取付け誤差を制御装置内で補正する方法を提供することを1つの目的とする。また、本発明は、ダイレクトドライブモータを採用した駆動軸において、ダイレクトドライブモータと位置検出器の取付け誤差の補正を安全に行える方法を提供することをもう1つの目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るモータの磁極位置補正方法は、ダイレクトドライブモータの可動子位置と、前記ダイレクトドライブモータに取り付けられた位置検出器によって検出される可動子位置検出値との相対的な位置関係を補正するモータの磁極位置補正方法であって、前記ダイレクトドライブモータの可動子を機械式ブレーキにより拘束するステップと、前記ダイレクトドライブモータの可動子位置を現在値と異なる位置に位置指令入力するステップと、前記ダイレクトドライブモータのトルク指令値を検出するステップと、前記トルク指令値と所定の閾値とを比較することにより磁極位置補正値を決定するステップと、前記決定された磁極位置補正値をメモリに記憶するステップと、前記メモリに記憶した磁極位置補正値により求めた電気角オフセット値をモータ制御に用いるステップとを含むことを特徴とする。
本発明に係るモータの磁極位置補正方法において、前記磁極位置補正値を決定するステップは、トルク指令値を監視しながら磁極位置補正値を自動的に変更するステップと、トルク指令値が所定の閾値未満となる磁極位置補正値を探索するステップとを含んでもよい。
また、本発明に係るモータの磁極位置補正方法において、前記磁極位置補正値を決定するステップは、磁極位置補正値を変更するステップと、変更後と変更前のトルク指令値の差を求めるステップと、その差が負から正に逆転する磁極位置補正値を探索するステップとを含んでもよい。
また、本発明に係るモータの磁極位置補正方法において、前記トルク指令値に上限値を設定してもよい。
また、本発明に係るモータの磁極位置補正方法において、前記可動子が動かないように機械式ブレーキをかけた状態で前記ダイレクトドライブモータを位置制御し、そのときのダイレクトドライブモータのトルク指令値が予め設定された閾値を超えた場合にはダイレクトドライブモータが制御不能状態にあると判断するステップを、ダイレクトドライブモータを現在値と異なる位置に位置指令入力するステップの前に追加してもよい。
さらに、本発明に係るモータの磁極位置補正方法において、前記ダイレクトドライブモータと前記センサとの取付け角度が最適な磁極位置補正値を中心とする±90度の電気角の範囲となるように前記ダイレクトドライブモータおよび前記センサが位置決めされて取り付けられていてもよい。
特許文献1の従来例による磁極位置補正方法は、可動子を一定速度で回転させながらd軸電流誤差増幅器の出力をもとに磁極位置補正値を演算するため、磁極位置補正を行っている間は、一定の速度で可動子を回転させ続ける必要があった。したがって、可動範囲が制限されている回転軸に従来の磁極位置補正方法を適用しようとすると、磁極位置補正中にストロークエンドに達してしまうことになり補正を行うことができなかった。また、直線軸の場合も同様に、磁極位置補正を行っている途中にストロークエンドに到達してしまうため、補正を行うことができなかった。
これに対し、本発明に係る磁極位置補正方法によれば、可動子を固定した状態で磁極位置を補正することができるため、可動角度が制限される回転軸や可動距離が制限される直線軸において磁極位置補正を行うことが可能となる。すなわち、ダイレクトドライブモータと位置検出器の検出原点との相対的な位置関係が完全に一致していなくても、制御装置内でダイレクトドライブモータと位置検出器の位置検出値とのズレを補正し、正確な電流位相制御を実現できるため、前記ズレに起因する出力トルク低下を無くすことが出来、さらに、ダイレクトドライブモータが制御不能となって駆動軸が可動距離を越えて衝突することもない。
本発明の実施形態であるモータの磁極位置補正方法が実行されるモータ制御装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態における磁極位置補正方法のフローチャートである。 本発明における磁極位置補正値とトルク指令値の関係を説明する図である。 本発明の第2の実施形態における磁極位置補正方法のフローチャートである。 本発明の第3の実施形態における磁極位置補正方法のフローチャートである。 本発明の第4の実施形態における磁極位置補正方法のフローチャートである。 ダイレクトドライブモータと位置検出器とを特定の取付け関係に位置決めする位置決め手段を設けたダイレクトドライブモータおよび位置検出器の側面図である。 ダイレクトドライブ方式のモータ制御装置を示したブロック図である。 モータにおける電流の位相差と推力・トルクとの関係を示した図である。
[第1の実施形態]
図1〜図3を用いて、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態であるモータの磁極位置補正方法が実行されるモータ制御装置1の概略構成を示すブロック図である。図2は本発明の第1の実施形態であるモータの磁極位置補正方法の処理手順を示すフローチャートである。図3は、ダイレクトドライブモータが、一定の推力・トルクを出力した状態での磁極位置補正値とトルク指令値T*の関係を表した図である。
図1において、モータ制御装置1は、中央演算処理装置(CPU)42、メモリ44および位置指令設定部46を含む制御部40を備える。中央演算処理装置42は、メモリ44から磁極位置補正プログラムを読み出して実行する機能を有する。メモリ44は、磁極位置補正プログラムを予め記憶したROMや、検出データ等を書換え可能に記憶するRAMなどから構成されている。位置指令設定部46は、自動的に又はオペレータによる手動操作に応じて、ダイレクトドライブモータの可動子の位置指令である位置指令θ*を設定して比例増幅器21へ入力する機能を有する。位置指令設定部46は、手動操作用のためのスイッチ、キーボード、ダイヤルなどの入力手段を含んでもよい。モータ制御装置1の他の構成は、図8を参照して上述したものと同様であるため、同じ構成要素に同じ符合を付して説明を省略する。
本実施形態による磁極位置補正値導出に用いるトルク指令値と磁極位置補正値との関係について説明する。尚、直動型のダイレクトドライブモータの場合は、トルク指令値ではなく推力指令値と呼ぶ方が正しいが、以降の説明では推力指令値も含めてトルク指令値と呼ぶ。図3によれば、磁極位置補正値が図示した最適補正値であればトルク指令値は最小となり、最適補正値から離れる程、同一電流で発生可能な推力・トルクが低下するためにトルク指令は大きくなる。このことから、トルク指令値の大きさを検出することで磁極位置補正値のズレ量を判断することが出来る。
トルク指令値の大きさを検出することで磁極位置補正値のズレ量を求めるには、ダイレクトドライブモータを一定の推力・トルク出力状態にする必要がある。このために、例えば可動範囲に制限のない回転軸においては、ダイレクトドライブモータを速度制御により一定回転させ、その際に出力されるトルク指令T*を検出する方法が考えられる。しかし、可動範囲に制限がある駆動軸の場合は、速度制御により一定回転で駆動することはできない。そこで、本発明の実施形態ではダイレクトドライブモータが一定の推力・トルクを出力する状態にするために、機械式ブレーキにより駆動軸を拘束した状態で、ダイレクトドライブモータに現在値と異なる位置指令を加え、指令位置と駆動軸の位置に誤差を発生させることで実現する。また、指令位置を変化させることで本発明の磁極位置補正に適切なトルク指令値、すなわち推力・トルクの大きさに設定することができる。
次に、第1の実施形態による磁極位置補正方法の調整手順を説明する。この磁極位置補正方法は、制御部40に含まれる中央演算処理装置42によるソフトウェア制御によって実行されてもよいし、又は、その手順の一部がハードウェア要素によって実現されてもよい。
図2において、まず、S9において可動子に連結される駆動軸、すなわちダイレクトドライブモータを機械式ブレーキで拘束する。次に、ステップS10において、指令位置を現在位置と離れた位置に指令する。すなわち、位置指令設定部46により自動または手動操作で設定された位置指令θ*を比例増幅器21に入力する。これにより、ダイレクトドライブモータが一定の推力・トルクを出力した状態にする。
一方、制御部40のメモリ44には、位置検出器の検出原点と可動子の磁極位置との位相差を指定する電気角オフセット値と、前記電気角オフセット値を補正する磁極位置補正値とが予め記憶されている。前記磁極位置補正値は、手動もしくは自動で変更可能に設定されている。
次に、ステップS12において、ダイレクトドライブモータが位置決めされている状態で発生しているトルク指令値を検出し、続くステップS14においてトルク指令値と予め設定した閾値を比較する。この閾値として、位置指令θ*に関連付けてメモリ44に予め記憶されているものを用いることができる。トルク指令値が閾値以上であればステップS16において磁極位置補正値を変化させ、再度、ステップS12およびS14でトルク指令値を検出し閾値との比較を行う。この動作をトルク指令値が閾値未満になるまで繰り返す。なお、ここでのステップS12ないしS16が、トルク指令値を監視しながら磁極位置補正値を自動的に変更するステップと、トルク指令値が所定の閾値未満となる磁極位置補正値を探索するステップに相当する。
そして、トルク指令値が閾値未満となる磁極位置補正値が見つかれば、ステップS18において、その値をメモリ44に記憶する。この補正値により補正した電気角オフセット値を制御部40から電流分配器23へ入力してモータ制御に用いる。
なお、最適補正値を求める方法としては、磁極位置補正値を手動で変更しながらトルク指令値T*が所定の閾値より小さくなる磁極位置補正値を探索する方法と、磁極位置補正値を自動で変更してトルク指令値T*と所定の閾値の大小を比較し、トルク指令値T*が所定の閾値未満になる磁極位置補正値を自動で求める方法とがある。どちらの方法を採用しても本発明の効果を得ることができるが、自動で磁極位置補正値を求める方法を採用することにより、より高速に磁極位置補正値を導出することが出来る。
上述したように本実施形態によれば、特許文献1に示される磁極位置補正方法とは異なり、補正の際にダイレクトドライブモータの軸を一定速度で又は1周以上回転させる必要が無い。よって、可動範囲が制限される駆動軸でも磁極位置補正を行うことができる。
[第2の実施形態]
図4は、本発明の第2の実施形態であるモータの磁極位置補正方法の処理手順を示すフローチャートである。第2の実施形態では、第1の実施形態に比べて、より精度よく磁極位置補正値の最適補正値を求めることができる。
第2の実施形態では、制御部40のメモリ44が磁極位置補正値及びトルク指令値を保存するためにT*レジスタとして用いられ、まず、ステップS20およびS22において磁極位置補正値を初期化するとともにT*レジスタを初期化する。このときT*レジスタにはダイレクトドライブモータに適用されるトルク指令値の最大値を保存する。
次に、S23において可動子に連結される駆動軸、すなわちダイレクトドライブモータを機械式ブレーキで拘束する。その後、ステップS24において、位置指令設定部46により自動または手動操作で設定された位置指令θ*が比例増幅器21に入力される。これにより、ダイレクトドライブモータ11を駆動し、位置制御により可動子を所定の位置に位置決めさせる。このとき、ステップS26において、可動子の位置を保持するためにダイレクトドライブモータ11に所定のトルクを出力するためのトルク指令値T*を検出し、続くステップS28において、検出したトルク指令値とT*レジスタに保存されている値を比較する。次に、検出したトルク指令値T*がT*レジスタ以下であれば、ステップS30においてT*レジスタにトルク指令値T*を保存し、続くステップS32において磁極位置補正値を予め設定した値δだけ増加した値に設定し、再度ステップS26およびS28でトルク指令値T*を検出し再度T*レジスタとの比較を行う。この動作を、検出したトルク指令値T*がT*レジスタよりも大きくなるまで繰り返す。なお、ここでのステップS26〜S32が、磁極位置補正値を変更するステップと、変更後と変更前のトルク指令値の差を求めるステップと、その差が負から正に逆転する磁極位置補正値を探索するステップに相当する。
そして、トルク指令値がT*レジスタよりも大きくなる磁極位置補正値が見つかれば、ステップS34において、その値からδを引いた値を制御部40のメモリ44に記憶する。この補正値を位置検出器12の磁極位置補正値として用い、磁極位置補正が完了する。この磁極位置補正値により補正した電気角オフセット値が制御部40から電流分配器23へ入力されてモータ制御に用いられる。
本実施形態は、検出したトルク指令値から磁極位置補正値を得る手法は第1の実施形態と同じであるが、第1の実施形態では予め設定した閾値以下となる磁極位置補正値を設定値としたのに対し、本実施形態ではトルク指令値が最小となる磁極位置補正値を求めて設定値としている。本実施形態によって、より正確な磁極位置補正値が導出でき、ダイレクトドライブモータ11と位置検出器12の取付け誤差に起因する出力トルク低下を改善することが出来る。
上述したように本実施形態によれば、特許文献1に示される磁極位置補正方法とは異なり、補正の際にダイレクトドライブモータの軸を一定速度で又は1周以上回転させる必要が無い。よって、可動範囲が制限される駆動軸でも磁極位置補正を行うことができる。
[第3の実施形態]
図5は、第3の実施形態であるモータの磁極位置補正方法の処理手順を示すフローチャートである。図5にしたがって、本実施形態による磁極位置補正方法の手順を説明する。
第1,第2の実施形態の磁極位置補正方法において、トルク指令をモータの定格推力・トルク以上に大きくすると、調整中にモータが加熱し、モータに内蔵されているサーマルプロテクタ等が動作して調整できなくなる場合がある。これを防ぐために、あらかじめ一定のトルク指令値以上は流さなくするトルクリミット機能を設定する場合がある。このトルクリミット機能をモータの定格推力・トルク以下に設定しておくことで、モータは許容温度以上上がらなくなりモータの過熱を防ぐことができる。
また、ブレーキ力がモータの発生する推力よりも小さい場合や、調整時に何らかの原因でブレーキが動作しなかった場合、トルク指令値が大きい状態でモータが駆動すると、モータが可動範囲を超えて機械に衝突する可能性がある。トルクリミットを設定することで、このような現象を未然に防ぐことができる。
具体的には、ステップS50において、トルク指令値T*の上限値としてトルクリミット値Tlimを設定する。この設定は、位置指令設定部46の入力手段を通じてオペレータの手動操作により実行されてもよいし、あるいは、メモリ44に予め記憶されている値を読み出して使用してもよい。
その後、ステップS52において磁極位置補正を実行して最適磁極補正値を求め、続くステップS54において、求めた最適磁極補正値をメモリ44に記憶する。ここでの磁極位置補正の手順は、図2を参照して上述した第1の実施形態におけるステップS9〜S18と実質的に同じであるが、異なる点はステップS12において検出されたトルク指令値T*と上記トルクリミット値Tlimとの比較を行い、トルク指令値T*が上記トルクリミット値Tlimを超えないように指令することである。
そして、メモリ44に記憶した磁極位置補正値を位置検出器12の磁極位置補正値として用い、磁極位置補正が完了する。この磁極位置補正値により補正した電気角オフセット値が制御部40から電流分配器23へ入力されてモータ制御に用いられる。
[第4の実施形態]
図6は、本発明の第4の実施形態であるモータの磁極位置補正方法の処理手順を示すフローチャートである。第4の実施形態では、可動子に連結された駆動軸を固定する機械式ブレーキ(図示せず)を設け、このブレーキを作動させた状態でダイレクトドライブモータ11を位置制御し、そのときのダイレクトドライブモータ11のトルク指令値T*からダイレクトドライブモータ11が制御不能かどうかを判断することを特徴とする。ダイレクトドライブモータ11が制御不能となる磁極位置補正値である場合、微小な位置誤差に対しても過大なトルク指令T*が発生する。このことを利用し、トルク指令値T*の大きさに基づいてダイレクトドライブモータ11が制御不能となる磁極位置補正値であるかどうかを判断する。
図6を参照すると、まず、ステップS60において、トルク指令値T*の上限値として第1トルクリミット値Tlim1を設定する。このとき第1トルクリミット値Tlim1は、上記機械式ブレーキのブレーキ力に比べて極めて小さい値に設定する。これにより、万一、磁極位置補正値のずれ量が所定量以上であってダイレクトドライブモータ11が制御不能となった場合でも、駆動軸がブレーキで固定されていれば回動できない。
次に、ステップS62において、上記機械式ブレーキを作動させて可動子をブレーキで固定し、ステップS64においてダイレクトドライブモータ11の位置制御を開始する。そして、ステップS66において、可動子が固定されている状態で発生しているトルク指令値T*を検出および確認し、続くステップS68においてトルク指令値T*と予め設定した制御不能防止磁極位置補正値算出用閾値T*thr(過大なトルク指令値T*を判断するための閾値であり、第1トルクリミット値Tlim1と同じ値)の比較を行う。トルク指令値T*がこの閾値T*thr以上であればステップS70において磁極位置補正値をδだけ増加させ、再度、ステップ66およびS68でトルク指令値T*を検出して閾値T*thrとの比較を行う。この動作をトルク指令値T*が閾値T*thr未満になるまで繰り返す。
そして、トルク指令値T*が閾値T*thr未満となる磁極位置補正値が見つかれば、ステップ72において、その値をメモリ44に記憶する。
続いて、ステップS74において、トルク指令値T*に対する第2トルクリミット値Tlim2を設定する。このとき第2トルクリミット値Tlim2は、ダイレクトドライブモータの定格推力・トルク以下の値に設定する。そして、ステップS78において、最適磁極位置補正を実施し、求めた最適磁極位置補正値をメモリ44に記憶し、この最適磁極位置補正値を位置検出器12の磁極位置補正値として用い、磁極位置補正が完了する。この磁極位置補正値により補正した電気角オフセット値が制御部40から電流分配器23へ入力されてモータ制御に用いられる。
次に、図7を参照して、回転型のダイレクトドライブモータに対して位置検出器12を特定の位置関係で取り付けられるよう位置決めする位置決め構造を設けた例について説明する。ダイレクトドライブモータは、3相巻線を有するステータ31と、周囲に永久磁石がN極とS極とが交互になるよう配置されている可動子32とを備える。位置検出器12は、センサ33、および、センサ33の検出対象となる検出歯車34で構成される。ステータ31はステータハウジング36に取付けボルト60によって固定され、検出歯車34は可動子32に取付けボルト61によって固定される。
ダイレクトドライブモータ11と位置検出器12が制御不能とならない角度範囲内となるように取り付ける位置決め構造について説明する。制御不能とならない角度範囲とは、図9の出力トルクがプラスの場合であり、電気角で±90°である。この角度以内にするためには、ダイレクトドライブモータ11と位置検出器12とが特定の位置関係となるように組付け、このとき最適となる電気角オフセット値を制御装置1に設定すればよい。このためには、ステータ31と、可動子32と、センサ33と、検出歯車34とが一定の位置関係を保つようにダイレクトドライブモータ11を組付ける必要がある。例えば、図7のようにステータ31のU相スロット中心、可動子32の永久磁石のS極、センサ33の中心、検出歯車34のZ相35を基準として夫々が一致するように組付ける。
しかし、取付けボルト60、61が均等ピッチに配置されていると、作業者の取付け間違いにより、ピッチがずれて取り付けられる可能性がある。これにより、設定した電気角オフセットと、ダイレクトドライブモータ11および位置検出器12の位置関係とがモータ制御不能な角度となる可能性がある。
そこで、取付けボルト60、61を不等ピッチに配置し、所定のピッチでしか取付かない構造にすれば、どんな場合においてもダイレクトドライブモータ11と位置検出器12とを特定の位置関係で組付けることができる。
図7に示す例では、ステータ31がステータハウジング36に8つの取付けボルト60で取り付けられているが、このうち7つの取付けボルト60は周方向に均等ピッチ(角度A)で配置されているのに対し、残る1つの取付けボルト60は不等ピッチ(A´´<A<A´)で配置されている。また、検出歯車34は可動子32に8つ取付けボルト61によって固定されているが、このうち7つの取付けボルト61は周方向に均等ピッチ(角度B)で配置されているのに対し、残る1つの取付けボルト60は不等ピッチ(B´´<B<B´)で配置されている。
ステータ31と、可動子32と、センサ33と、検出歯車34とが一定の位置関係を保つようにダイレクトドライブモータ11を組付けるための位置決め構造は、上記のような取付けボルトの配置に限定されるものではなく、種々の構造のもの、例えば互いに嵌合するキーとキー溝等の凹凸嵌合構造が用いられてもよい。
上記ダイレクトドライブモータ11と位置検出器12が制御不能とならない角度範囲内となるように取り付ける位置決め構造については、直動型のダイレクトドライブモータにも採用可能である。上記と同様に、モータと位置検出器を所定の位置にしか取り付けられないような手段を設けることで、作業者の取付け間違いを防ぐことができる。
11 ダイレクトドライブモータ、12 位置検出器、21,22 比例増幅器、23 電流分配器、24 積分増幅器、25 電流制御部、26 微分器、27 直流電源、28 3相PWMインバータ、31 ステータ、32 可動子、33 センサ、34 検出歯車、35 検出歯車のZ相、36 ステータハウジング、40 制御部、42 中央演算処理装置、44 メモリ、46 位置指令設定部、60,61 取付けボルト。
上記目的を達成するために、本発明に係るモータの磁極位置補正方法は、比例増幅器と積分増幅器により比例積分演算してトルク指令値を出力するダイレクトドライブモータの制御装置における、前記ダイレクトドライブモータの可動子位置と、前記ダイレクトドライブモータに取り付けられた位置検出器によって検出される可動子位置検出値との相対的な位置関係を補正するモータの磁極位置補正方法であって、前記ダイレクトドライブモータにより駆動される駆動軸を機械式ブレーキにより拘束するステップと、前記駆動軸を前記機械式ブレーキで拘束した時点での前記ダイレクトドライブモータの可動子の位置検出値と異なる位置位置指令値として入力するステップと、前記異なる位置を位置指令値として入力した後、前記ダイレクトドライブモータが一定の推力・トルクを出力した状態になれば、前記ダイレクトドライブモータのトルク指令値を検出するとともに、前記磁極位置補正値を変更しながら前記検出されたトルク指令値と所定の閾値とを比較することにより磁極位置補正値を決定するステップと、前記決定された磁極位置補正値をメモリに記憶するステップと、前記メモリに記憶した磁極位置補正値により求めた電気角オフセット値をモータ制御に用いるステップとを含むことを特徴とする。

Claims (6)

  1. ダイレクトドライブモータの可動子位置と、前記ダイレクトドライブモータに取り付けられた位置検出器によって検出される可動子位置検出値との相対的な位置関係を補正するモータの磁極位置補正方法であって、
    前記ダイレクトドライブモータの可動子を機械式ブレーキにより拘束するステップと、
    前記ダイレクトドライブモータの可動子位置を現在値と異なる位置に位置指令入力するステップと、
    前記ダイレクトドライブモータのトルク指令値を検出するステップと、
    前記トルク指令値と所定の閾値とを比較することにより磁極位置補正値を決定するステップと、
    前記決定された磁極位置補正値をメモリに記憶するステップと、
    前記メモリに記憶した磁極位置補正値により求めた電気角オフセット値をモータ制御に用いるステップと
    を含むことを特徴とするモータの磁極位置補正方法。
  2. 前記磁極位置補正値を決定するステップは、トルク指令値を監視しながら磁極位置補正値を自動的に変更するステップと、トルク指令値が所定の閾値未満となる磁極位置補正値を探索するステップとを含むことを特徴とする請求項1記載のモータの磁極位置補正方法。
  3. 前記磁極位置補正値を決定するステップは、磁極位置補正値を変更するステップと、変更後と変更前のトルク指令値の差を求めるステップと、その差が負から正に逆転する磁極位置補正値を探索するステップとを含むことを特徴とする請求項1記載のモータの磁極位置補正方法。
  4. 前記トルク指令値に上限値を設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のモータの磁極位置補正方法。
  5. 前記可動子が動かないように機械式ブレーキをかけた状態で前記ダイレクトドライブモータを位置制御し、そのときのダイレクトドライブモータのトルク指令値が予め設定された閾値を超えた場合にはダイレクトドライブモータが制御不能状態にあると判断するステップを、ダイレクトドライブモータの可動子位置を現在値と異なる位置に位置指令入力するステップの前に追加したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のモータの磁極位置補正方法。
  6. 前記ダイレクトドライブモータと前記センサとの取付け角度が最適な磁極位置補正値を中心とする±90度の電気角の範囲となるように前記ダイレクトドライブモータおよび前記センサが位置決めされて取り付けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のモータの磁極位置補正方法。
JP2016081908A 2016-04-15 2016-04-15 モータの磁極位置補正方法 Active JP6138995B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016081908A JP6138995B2 (ja) 2016-04-15 2016-04-15 モータの磁極位置補正方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016081908A JP6138995B2 (ja) 2016-04-15 2016-04-15 モータの磁極位置補正方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010261890A Division JP2012115044A (ja) 2010-11-25 2010-11-25 モータの磁極位置補正方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016129491A true JP2016129491A (ja) 2016-07-14
JP6138995B2 JP6138995B2 (ja) 2017-05-31

Family

ID=56384576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016081908A Active JP6138995B2 (ja) 2016-04-15 2016-04-15 モータの磁極位置補正方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6138995B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112088485A (zh) * 2018-05-07 2020-12-15 松下知识产权经营株式会社 驱动用设备和驱动系统

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04125092A (ja) * 1990-09-13 1992-04-24 Hitachi Ltd 交流電動機の回転子磁極位置検出方法、回転子磁極位置検出装置および交流電動機制御装置
JPH0787779A (ja) * 1993-06-22 1995-03-31 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd ブラシレスモータの駆動回路
JP2004032907A (ja) * 2002-06-26 2004-01-29 Hitachi Ltd 永久磁石式同期モータの制御装置
JP2006266999A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Nsk Ltd 角度位置検出装置及び方法
JP2008178288A (ja) * 2006-12-21 2008-07-31 Toshiba Corp モータの位置決め装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04125092A (ja) * 1990-09-13 1992-04-24 Hitachi Ltd 交流電動機の回転子磁極位置検出方法、回転子磁極位置検出装置および交流電動機制御装置
JPH0787779A (ja) * 1993-06-22 1995-03-31 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd ブラシレスモータの駆動回路
JP2004032907A (ja) * 2002-06-26 2004-01-29 Hitachi Ltd 永久磁石式同期モータの制御装置
JP2006266999A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Nsk Ltd 角度位置検出装置及び方法
JP2008178288A (ja) * 2006-12-21 2008-07-31 Toshiba Corp モータの位置決め装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112088485A (zh) * 2018-05-07 2020-12-15 松下知识产权经营株式会社 驱动用设备和驱动系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP6138995B2 (ja) 2017-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012115044A (ja) モータの磁極位置補正方法
JP6026812B2 (ja) モータ部およびインバータ部を備えたモータ制御装置
JP2013046488A5 (ja)
JP2007288989A (ja) 電動機の制御装置
EP2689527B1 (en) A method and apparatus for control of electrical machines
US10879820B2 (en) Control device for brushless DC servo motor
US8049446B2 (en) Motor control device and magnetic pole position estimation precision confirming method
KR20140007831A (ko) 전기 기계에서 오프셋 각을 결정하기 위한 방법, 장치, 및 컴퓨터 프로그램
JP6582488B2 (ja) 電動機システム
US8841869B2 (en) Motor for linear and rotary movement
JP6138995B2 (ja) モータの磁極位置補正方法
JP5850646B2 (ja) 制御装置、アクチュエータシステム、及び制御方法
JP5581100B2 (ja) モータの磁極位置補正方法
JP4196345B2 (ja) バルブ開閉制御装置
WO2016208474A1 (ja) モータ
JP2004320847A (ja) ステッピングモータ制御方法とステッピングモータ制御装置
JP2004274855A (ja) ローター位置検出調整方法及びローター位置検出調整装置
US11621615B2 (en) Motor drive device
US10931215B2 (en) Motor control apparatus and motor control method
JP2022055472A (ja) モータ駆動制御装置およびモータユニット
WO2023090159A1 (ja) モータ制御装置、モータ制御方法
WO2021124603A1 (ja) モータ制御装置、モータ制御方法
JP2014039407A (ja) 同期電動機の磁極位置検出方法及び装置
JP6052971B2 (ja) 同期電動機制御装置及び同期電動機制御方法
US20210328529A1 (en) Control device and method for reducing the commutation angle error of an ec motor

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160513

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170330

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6138995

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150