JP5581100B2 - モータの磁極位置補正方法 - Google Patents

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Description

本発明は、工作機械の傾斜軸駆動などに利用されるダイレクトドライブモータとロータ回転角度を検出するエンコーダの取付け誤差に起因する出力トルク低下を改善するものである。
近年、加工工程の結合による効率化および設備機械台数削減を目的として、1台の機械で様々な加工を行うことができる5軸マシニングセンタが注目されている。そして、その傾斜軸駆動には、減速器のバックラッシュ等の影響を受けず高精度な位置決めが可能であるダイレクトドライブモータが用いられる。このダイレクトドライブモータには、ロータに永久磁石を有する同期電動機が採用されている。
図8は、5軸マシニングセンタの構造例を示した図である。5軸マシニングセンタ10において、13はワークを搭載する回転テーブル、14はトラニオン、15はトラニオン支持台、16はベッド、17はクロスレール、18はサドル、19は主軸頭、20は主軸である。また、11はトラニオン14を駆動するダイレクトドライブモータ、12はエンコーダ、31はダイレクトドライブモータ11のステータ、32はダイレクトドライブモータ11のロータ、33はエンコーダ12に含まれるセンサ、34はこのセンサ33の検出対象となる検出歯車、36はステータ31を固定するステータハウジングである。センサ33はステータハウジング36に、また、検出歯車34はロータ32に取り付けられ、センサ33によって検出歯車34の歯をセンシングすることによりロータ32の回転角度を検出する。
加工ワークを搭載する回転テーブル13は、C軸を旋回軸として、トラニオン14に回転可能に支持されている。トラニオン14は、トラニオン支持台15に、A軸を傾斜軸として旋回可能に支持されている。さらにトラニオン支持台15は、ベッド16上でY軸方向に移動可能に支持されている。一方、ベッド16上に架設されたクロスレール17には、サドル18がX軸方向へ移動可能に設置されている。サドル18には、主軸頭19がZ軸方向へ移動可能に設置されている。このような構成を有する5軸マシニングセンタ10は、回転テーブル13に加工ワークを搭載し、主軸頭19に回転工具を取り付けて、上述したX軸、Y軸、Z軸、A軸、C軸に関して加工ワークおよび回転工具を駆動することにより、5軸加工を行うことができる。
トラニオン14の駆動方式は、従来、サーボモータと減速機を用いた方式であった。しかし、A軸とC軸の旋回速度を上げることで加工速度を早くでき、また、減速機のバックラッシュ等が無く正確な位置決めができ、さらに、減速機のように繰返し動作によりギヤが磨耗することがないためメンテナンスが容易となるという理由から、近年、旋回軸に直接にダイレクトドライブモータを取付けて駆動するダイレクトドライブ方式を採用した5軸マシニングセンタが発表されている。
ここで、ダイレクトドライブ方式を採用する場合の注意点は、ダイレクトドライブモータと旋回軸を直結するため、モータの位置決め精度が直接、旋回軸の位置決め精度となってしまう点である。よって、ダイレクトドライブモータには高い位置決め精度が要求される。通常、ダイレクトモータを使用する場合には、高分解能なエンコーダを取り付けてロータの回転位置を検出している。
図9は、上記ダイレクトドライブモータ11の制御装置の構成を示すブロック図である。ダイレクトドライブモータ11の制御装置は、エンコーダ12、比例増幅器21、22、電流分配部23、積分増幅器24、電流制御部25、微分器26、3相PWMインバータ28、および、電流検出器29を含む。この制御装置において、位置指令θ*が入力されると、この位置指令値とエンコーダ12による検出値、すなわちロータ32の回転位置との差分が比例増幅器21によって増幅されて、ダイレクトドライブモータ11のロータ32の回転速度指令V*として出力される。そして、この回転速度指令V*と、エンコーダ12の検出値を積分器26で積分して得られるロータ32の回転速度との差分が、比例増幅器22および積分増幅器24によってPI演算されてトルク指令T*が生成される。このトルク指令T*の入力を受けて電流分配部23は、3相電流指令Iu*,Iv*,Iw*のうち2相分の電流指令Iu*、Iv*を生成して電流制御部25へ出力する。このとき、電流指令を生成する際に、エンコーダ12による検出値が考慮される。
電流制御部25は、電流分配部23から入力された電流指令Iu*およびIv*と、iu*+iv*+iw*=0の関係式から導出される電流指令Iw*とに基づいて、3相電圧指令eu*、ev*、ew*を生成して3相PWMインバータ28へ出力する。ダイレクトドライブモータ11は、直流電源27から供給される直流電圧をインバータ28が前記3相電圧指令eu*、ev*、ew*に基づいて変換した3相交流電圧を印加して駆動される。実際にダイレクトドライブモータ11に印加する電圧は、電流制御部25において、電流検出器29によって検出された電流検出値iu、iv、iwとの偏差から求めた3相電圧指令eu*、ev*、ew*である。
図10は、ロータ位置を固定した状態で、電流位相をスライドさせた場合のダイレクトドライブモータ11の出力トルク特性を示した図である。図10から、ダイレクトドライブモータ11の出力トルクは電流位相が90°となるように制御したとき同一電流に対し最大トルクが得られることが分かる。ダイレクトドライブモータ11のトルクを効率良く発生させるためには、モータ11のステータコイルに通電する電流位相をロータの磁極位置に対して所定の位相差で制御する必要がある。このため、ロータ32の回転位置とエンコーダ12によって検出されるロータの回転位置検出値との相対的な位置関係は、制御回路内部で予め設定された所定の位置関係と同じである必要があるが、実際にはダイレクトドライブモータ11およびエンコーダ12の各取付け穴と雌ねじ穴とのがたや、機械的な加工誤差による取付け穴や雌ねじ穴の位置ずれ等の影響によって取付け誤差を生じる。取付け誤差が生じると、位相差θは90°+誤差(電気角)となり、出力トルクが低下してしまう。
また、ダイレクトドライブモータ11は、モータの位置決め精度を向上するために、多極構造を採用している。これは、モータの回転角度に対するモータの制御角を大きくするためである。しかし、多極モータほど取付け誤差に対するトルク低下が大きくなるという問題がある。具体的に説明すると、n極対のモータにおいて機械角θ'と電気角θ''はθ''=nθ'の関係にある。例えば取付け誤差が機械角で+1°となった場合、4極対モータにおいては電気角で+4°の誤差であるが、32極対モータにおいては電気角で+32°の誤差となってしまう。このとき出力トルクは、図7に示すように、前者では99.8%になって0.2%のトルク低下となり、後者では85%になって15%のトルク低下となり、多極モータほど取付け誤差に対するトルク低下が大きくなることが分かる。このため、特に多極を採用しているダイレクトドライブモータの場合は、ダイレクトドライブモータ11とエンコーダ12をより正確な位置に取り付ける必要がある。しかし、実際には、ダイレクトドライブモータ11やエンコーダ12の各取付け穴と雌ねじ穴とのがたは、加工精度および組立の関係上必要であり、無くすことが困難である。そのため、特開2000−166278号公報(特許文献1)では、組立後に取付け誤差を電気的に補正する磁極位置補正方法が提案されている。
特開2000−166278号公報
しかし、ダイレクトドライブモータやエンコーダの取付け誤差を電気的に補正する特許文献1の磁極位置補正方法は、モータの回転軸を一定で回転させながらd軸電流誤差増幅器の出力をもとに磁極位置補正値を演算するため、回転軸の可動角度が制限される上記傾斜軸Aにおいては適用できない。
さらに、上記のような磁極位置補正を行う場合、ダイレクトドライブモータやエンコーダの取付け間違いや取付け誤差により、ダイレクトドライブモータとエンコーダの取付け位置関係が当初から最適な磁極位置補正値に対して電気角で±90°以上ずれている可能性がある。ここで、取付け間違いとは、モータのロータやステータの取付け位置を正規の角度と異なる角度に取り付けてしまうことである。また、取付け誤差とは、取付け穴と雌ねじ穴とのがたや、機械的な加工誤差による取付け穴や雌ねじ穴の位置ずれ等により発生する取付け角度誤差のことである。ダイレクトドライブモータとエンコーダとの取付位置関係が電気角で±90°以上ずれると、ダイレクトドライブモータが制御不能となり、モータの位置決めができず磁極位置補正が行えないばかりか、トラニオン14の想定可動範囲を超えて回動することで隣接する機械構成部品と衝突して破損するといった課題があった。
本発明は、上記問題点を解決するもので、ダイレクトドライブモータを採用した傾斜軸において、ダイレクトドライブモータとエンコーダの取付け誤差を制御装置内で補正する方法を提供することを1つの目的とする。また、本発明は、ダイレクトドライブモータを採用した傾斜軸において、ダイレクトドライブモータとエンコーダの取付け誤差の補正を安全に行える方法を提供することをもう1つの目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るモータの磁極位置補正方法は、負荷を支持し可動回転角度が制限される傾斜軸を駆動するダイレクトドライブモータのロータの回転位置と、前記ダイレクトドライブモータに取り付けられたエンコーダによって検出されるロータの検出回転位置との相対的な位置関係を補正するモータの磁極位置補正方法であって、
前記ダイレクトドライブモータを駆動して前記傾斜軸を所定の傾斜角度に位置決めするステップと、
前記傾斜軸が所定角度に位置決めされた状態で、前記傾斜軸に支持された負荷にかかるモーメント荷重により出力される前記ダイレクトドライブモータのトルク指令値を測定するステップと、
磁極位置補正値を変更しながら前記検出されたトルク指令値と所定の閾値とを比較することにより磁極位置補正値を決定するステップと、
前記決定された磁極位置補正値をメモリに記憶するステップと、
前記メモリに記憶した磁極位置補正値により求めた電気角オフセット値をモータ制御に用いるステップと
を含むことを特徴とする。
本発明に係るモータの磁極位置補正方法において、前記磁極位置補正値を決定するステップは、トルク指令値を監視しながら磁極位置補正値を自動的に変更するステップと、トルク指令値が所定の閾値以下となる磁極位置補正値を探索するステップとを含んでもよい。
また、本発明に係るモータの磁極位置補正方法において、前記磁極位置補正値を決定するステップは、磁極位置補正値を変更するステップと、変更後と変更前のトルク指令値の差を求めるステップと、その差が負から正に逆転する磁極位置補正値を探索するステップとを含んでもよい。
また、本発明に係るモータの磁極位置補正方法において、前記傾斜軸が前記所定の傾斜角度を超えて回動しないように前記トルク指令値に上限値を設定してもよい。
また、本発明に係るモータの磁極位置補正方法において、前記傾斜軸が回動しないようにブレーキをかけた状態で前記ダイレクトドライブモータを位置制御し、そのときのダイレクトドライブモータのトルク指令値が予め設定された閾値を超えた場合にはダイレクトドライブモータが制御不能状態にあると判断するステップを、前記傾斜軸を所定の傾斜角度に位置決めするステップの前に追加してもよい。
さらに、本発明に係るモータの磁極位置補正方法において、前記ダイレクトドライブモータと前記センサとの取付け角度が最適な磁極位置補正値を中心とする±90度の電気角範囲内となるように前記ダイレクトドライブモータおよび前記センサが位置決めされて取り付けられていてもよい。
本発明に係るモータの磁極位置補正方法によれば、回転軸の可動角度が制限される傾斜軸において、ロータの回転角度を検出するセンサの検出位置原点とモータとの相対的な位置関係が完全に一致していなくても、制御装置内で磁極位置とセンサの検出位置とのズレを補正し、正確な電流位相の制御が実現できるため、前記ズレに起因する出力トルク低下を無くすことが出来る。
また、前記傾斜軸が前記所定の傾斜角度を超えて回動しないように前記トルク指令値に上限値を設定すれば、ダイレクトドライブモータとセンサとの取付け角度ずれが大きくても、磁極位置補正時にダイレクトドライブモータが制御不能となることを防止できる。
本発明の実施形態であるモータの磁極位置補正方法が実行されるモータ制御装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態における磁極位置補正方法のフローチャートである。 本発明における磁極位置補正値とトルク指令値の関係を説明する図である。 本発明の第2の実施形態における磁極位置補正方法のフローチャートである。 本発明の第3の実施形態における磁極位置補正方法のフローチャートである。 本発明の第4の実施形態における磁極位置補正方法のフローチャートである。 ダイレクトドライブモータとエンコーダとを特定の取付け関係に位置決めする位置決め手段を設けたダイレクトドライブモータおよびエンコーダの側面図である。 5軸マシニングセンタの構造例を示した図である。 図8に示す5軸マシニングセンタのモータ制御装置を示したブロック図である。 図9に示すモータ制御装置における電流の位相差と出力トルクの関係を示した図である。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の実施形態であるモータの磁極位置補正方法が実行されるモータ制御装置1の概略構成を示すブロック図である。モータ制御装置1は、中央演算処理装置(CPU)42、メモリ44および位置指令設定部46を含む制御部40を備える。中央演算処理装置42は、メモリ44から磁極位置補正プログラムを読み出して実行する機能を有する。メモリ44は、磁極位置補正プログラムを予め記憶したROMや、検出データ等を書換え可能に記憶するRAMなどから構成されている。位置指令設定部46は、自動的に又はオペレータによる手動操作に応じて、ダイレクトドライブモータ11のロータ32の回転位置指令である位置指令θ*を設定して比例増幅器21へ入力する機能を有する。位置指令設定部46は、手動操作用のためのスイッチ、キーボード、ダイヤルなどの入力手段を含んでもよい。モータ制御装置1の他の構成は、図9を参照して上述したものと同様であるため、同じ構成要素に同じ符合を付して説明を省略する。
図2は、本発明の第1の実施形態であるモータの磁極位置補正方法の処理手順を示すフローチャートである。この図2と、図3、図4および図5を参照して以下に本発明の実施形態を説明する。
まず、本発明の本実施形態による磁極位置補正値導出に用いるトルク指令値と磁極位置補正値との関係について説明する。図3は、ダイレクトドライブモータ11が、一定のトルクを出力した状態での磁極位置補正値とトルク指令値T*の関係を表した図である。磁極位置補正値が図示した最適補正値であればトルク指令値は最小となり、最適補正値から離れる程、同一電流で発生可能な出力トルクが低下するためにトルク指令は大きくなる。このことから、トルク指令値の大きさを検出することで磁極位置補正値のズレ量を判断することが出来る。
この関係を利用して磁極位置補正値のズレ量を求めるには、ダイレクトドライブモータ11を一定トルク出力状態にする必要がある。このためには、可動回転角度に制限のない一般的な軸においては、ダイレクトドライブモータ11を速度制御により一定回転させ、その際に出力されるトルク指令T*を検出する方法が考えられる。しかし、トラニオン14は可動回転角度が制限されているため、速度制御による一定回転は不可能である。そこで、本発明の実施形態ではダイレクトドライブモータ11が一定のトルクを出力する状態にするために、ダイレクトドライブモータ11の位置制御によりトラニオン14を所定の角度に位置決めすると、ダイレクトドライブモータ11にトラニオン14のモーメント荷重がかかり、一定のトルクが出力されることを利用する。また、このとき出力されるトルクは、前記可動回転角度に制限がない回転軸を速度制御により一定回転させたときの出力トルクに対して十分大きく、これにより前記磁極位置補正値導出の際に、磁極位置補正値に対するトルク指令値T*の感度が上がり、より正確に最適補正値を求めることが出来る。
次に、本発明の第1の実施形態による磁極位置補正方法の手順を説明する。この磁極位置補正方法は、制御部40に含まれる中央演算処理装置42によるソフトウェア制御によって実行されてもよいし、又は、その手順の一部がハードウェア要素によって実現されてもよい。
図2を参照すると、まず、ステップS10において、位置指令設定部46により自動または手動操作で設定された位置指令θ*が比例増幅器21に入力される。これにより、トラニオン14に取付けられたダイレクトドライブモータ11を駆動し、トラニオン14を位置制御により所定の角度に位置決めさせる。
一方、制御部40のメモリ44には、エンコーダ12の検出原点とロータの磁極位置の位相差を指定する電気角オフセット値と、前記電気角オフセット値を補正する磁極位置補正値とが予め記憶されている。前記磁極位置補正値は、手動もしくは自動で変更可能に設定されている。
次に、ステップS12において、トラニオン14が位置決めされている状態で発生しているトルク指令値を検出し、続くステップS14においてトルク指令値と予め設定した閾値を比較する。この閾値として、位置指令θ*に関連付けてメモリ44に予め記憶されているものを用いることができる。トルク指令値が閾値以上であればステップS16において磁極位置補正値を変化させ、再度、ステップS12およびS14でトルク指令値を検出し閾値との比較を行う。この動作をトルク指令値が閾値未満になるまで繰り返す。なお、ここでのステップS12ないしS16が、トルク指令値を監視しながら磁極位置補正値を自動的に変更するステップと、トルク指令値が所定の閾値未満となる磁極位置補正値を探索するステップに相当する。
そして、トルク指令値が閾値未満となる磁極位置補正値が見つかれば、ステップS18において、その値をメモリ44に記憶する。この補正値により補正した電気角オフセット値を制御部40から電流分配部23へ入力してモータ制御に用いる。
なお、最適補正値を求める方法としては、磁極位置補正値を手動で変更しながらトルク指令値T*が所定の閾値より小さくなる磁極位置補正値を探索する方法と、磁極位置補正値を自動で変更してトルク指令値T*と所定の閾値の大小を比較し、トルク指令値T*が所定の閾値未満になる磁極位置補正値を自動で求める方法とがある。どちらの方法を採用しても本発明の効果を得ることができるが、自動で磁極位置補正値を求める方法を採用することにより、より高速に磁極位置補正値を導出することが出来る。
上述したように本実施形態によれば、特許文献1に示される磁極位置補正方法とは異なり、補正の際にダイレクトドライブモータ11の軸を一定速度で又は1周以上回転させる必要が無い。よって、トラニオン14のように可動回転角度が制限される用途に適用することが出来る。
[第2の実施形態]
図4は、本発明の第2の実施形態であるモータの磁極位置補正方法の処理手順を示すフローチャートである。第2の実施形態では、第1の実施形態に比べて、より精度よく磁極位置補正値の最適補正値を求めることができる。
第2の実施形態では、制御部40のメモリ44が磁極位置補正値及びトルク指令値を保存するためにT*レジスタとして用いられ、まず、ステップS20およびS22において磁極位置補正値を初期化するとともにT*レジスタを初期化する。このときT*レジスタにはダイレクトドライブモータ11に適用されるトルク指令値の最大値を保存する。
次に、ステップS24において、位置指令設定部46により自動または手動操作で設定された位置指令θ*が比例増幅器21に入力される。これにより、トラニオン14に取り付けられたダイレクトドライブモータ11を駆動し、トラニオン14を位置制御により所定の角度に位置決めさせる。このとき、ステップS26において、トラニオン14の角度を保持するためにダイレクトドライブモータ11に所定のトルクを出力するためのトルク指令値T*を検出し、続くステップS28において、検出したトルク指令値とT*レジスタに保存されている値を比較する。次に、検出したトルク指令値T*がT*レジスタ以下であれば、ステップS30においてT*レジスタにトルク指令値T*を保存し、続くステップS32において磁極位置補正値を予め設定した値δだけ増加した値に設定し、再度ステップS26およびS28でトルク指令値T*を検出し再度T*レジスタとの比較を行う。この動作を、検出したトルク指令値T*がT*レジスタよりも大きくなるまで繰り返す。なお、ここでのステップS26〜S32が、磁極位置補正値を変更するステップと、変更後と変更前のトルク指令値の差を求めるステップと、その差が負から正に逆転する磁極位置補正値を探索するステップに相当する。
そして、トルク指令値がT*レジスタよりも大きくなる磁極位置補正値が見つかれば、ステップS34において、その値からδを引いた値を制御部40のメモリ44に記憶する。この補正値をエンコーダ12の磁極位置補正値として用い、磁極位置補正が完了する。この磁極位置補正値により補正した電気角オフセット値が制御部40から電流分配部23へ入力されてモータ制御に用いられる。
本実施形態は、検出したトルク指令値から磁極位置補正値を得る手法は第1の実施形態と同じであるが、第1の実施形態では予め設定した閾値以下となる磁極位置補正値を設定値としたのに対し、本実施形態ではトルク指令値が最小となる磁極位置補正値を求めて設定値としている。本実施形態によって、より正確な磁極位置補正値が導出でき、ダイレクトドライブモータ11とエンコーダ12の取付け誤差に起因する出力トルク低下を改善することが出来る。
上述したように本実施形態による構成では、特許文献1に示される磁極位置補正方法とは異なり、補正の際にダイレクトドライブモータ11の回転軸を一定速度で又は1周以上回転させる必要が無い。よってトラニオン14のように可動回転角度が制限される用途に適用することが出来る。
[第3の実施形態]
上記のような磁極位置補正を行う場合、ダイレクトドライブモータ11とエンコーダ12との取付け位置のずれ量が補正可能範囲を超えて大きい場合、具体的には最適な磁極位置補正値に対して電気角で±90°以上ずれていると、トラニオン14を所定の傾斜角度に位置決めする際、ダイレクトドライブモータ11が制御不能となり、トラニオン14の想定可動範囲を超えて回動することで隣接する機械構成部品が衝突する可能性がある。そこで、第3の実施形態では、傾斜角度により徐々にトラニオン14のモーメント荷重が変化しダイレクトドライブモータ11にかかる負荷が変化するという傾斜軸独特の負荷のかかり方に着目し、ダイレクトドライブモータ11のトルク指令値に対して、トラニオン14が所定傾斜角度に位置決めされた際のトルク値をトルクリミット値(上限値)として設定することにより、モータが制御不能となっても、トラニオン14が所定角度以上回動しないようにすることが可能となる。参考までに、直線軸の場合は、トルクリミット値を設定しても、モータにかかる負荷は、直線軸のストローク間では傾斜軸のように変化しないため、本実施形態のようにトルクリミットを設定しても、モータが制御不能となった場合に、動作範囲を限定することが出来ない。したがって、ダイレクトドライブモータについてのトルクリミット値の設定は、傾斜軸という特異な機械構成に適用してこそ有効なものと言える。
図5は、第3の実施形態であるモータの磁極位置補正方法の処理手順を示すフローチャートである。図5にしたがって、本実施形態による磁極位置補正方法の手順を説明する。
まず、ステップS50において、トラニオン14が所定の傾斜角度以上に傾かないようトルク指令値T*の上限値としてトルクリミット値Tlimを設定する。この設定は、位置指令設定部46の入力手段を通じてオペレータの手動操作により実行されてもよいし、あるいは、メモリに44に予め記憶されている値を読み出して使用してもよい。
その後、ステップS52において磁極位置補正を実行して最適磁極補正値を求め、続くステップS54において、求めた最適磁極補正値をメモリ44に記憶する。ここでの磁極位置補正の手順は、図2を参照して上述した第1の実施形態におけるステップS10〜S18と実質的に同じであるが、異なる点はステップS12において検出されたトルク指令値T*と上記トルクリミット値Tlimとの比較を行い、トルク指令値T*が上記トルクリミット値Tlimを超えたときにはダイレクトドライブモータ11の駆動を直ちに停止することである。これにより、ダイレクトドライブモータ11が制御不能となってトラニオン14が所定傾斜角度以上に回動するのを防止できる。
そして、メモリ44に記憶した磁極位置補正値をエンコーダ12の磁極位置補正値として用い、磁極位置補正が完了する。この磁極位置補正値により補正した電気角オフセット値が制御部40から電流分配部23へ入力されてモータ制御に用いられる。
上述したように本実施形態による構成では、ダイレクトドライブモータ11とエンコーダ12の取付け角度が補正可能範囲以上に大きくずれている場合でも、ダイレクトドライブモータ11が制御不能となり、トラニオン14が想定可動範囲を超えて回動して隣接する機械構成部品に衝突することがない。
[第4の実施形態]
次に、図6を参照して本発明の第4の実施形態について説明する。第4の実施形態では、トラニオン14を回動しないように固定する機械式ブレーキ(図示せず)を設け、このブレーキを作動させた状態でダイレクトドライブモータ11を位置制御し、そのときのダイレクトドライブモータ11のトルク指令値T*からダイレクトドライブモータ11が制御不能かどうかを判断することを特徴とする。ダイレクトドライブモータ11が制御不能となる磁極位置補正値である場合、微小な位置誤差に対しても過大なトルク指令T*が発生する。このことを利用し、トルク指令値T*の大きさに基づいてダイレクトドライブモータ11が制御不能となる磁極位置補正値であるかどうかを判断する。
図6は、本発明の第4の実施形態であるモータの磁極位置補正方法の処理手順を示すフローチャートである。
図6を参照すると、まず、ステップS60において、トルク指令値T*の上限値として第1トルクリミット値Tlim1を設定する。このとき第1トルクリミット値Tlim1は、上記機械式ブレーキによるトラニオン14に対するブレーキ力に比べて極めて小さい値に設定する。これにより、万一、磁極位置補正値のずれ量が所定量以上であってダイレクトドライブモータ11が制御不能となった場合でも、トラニオン14がブレーキで固定されていれば回動できない。
次に、ステップS62において、上記機械式ブレーキを作動させてトラニオン14をブレーキで固定し、ステップS64においてダイレクトドライブモータ11の位置制御を開始する。そして、ステップS66において、トラニオン14が固定されている状態で発生しているトルク指令値T*を検出および確認し、続くステップS68においてトルク指令値T*と予め設定した制御不能防止磁極位置補正値算出用閾値T*thr(過大なトルク指令値T*を判断するための閾値であり、第1トルクリミット値Tlim1と同じ値)の比較を行う。トルク指令値T*がこの閾値T*thr以上であればステップS70において磁極位置補正値をδだけ増加させ、再度、ステップ66およびS68でトルク指令値T*を検出して閾値T*thrとの比較を行う。この動作をトルク指令値T*が閾値T*thr未満になるまで繰り返す。
そして、トルク指令値T*が閾値T*thr未満となる磁極位置補正値が見つかれば、ステップ72において、その値をメモリ44に記憶する。
続いて、ステップS74において、トルク指令値T*に対する第2トルクリミット値Tlim2を設定する。このとき第2トルクリミット値Tlim2は、トラニオン14を想定可動範囲以上に回動させることができない値に設定する。そして、ステップS76において、トラニオン14を固定しているブレーキを解除する。その後、ステップS78において、最適磁極位置補正を実施し、求めた最適磁極位置補正値をメモリ44に記憶し、この最適磁極位置補正値をエンコーダ12の磁極位置補正値として用い、磁極位置補正が完了する。この磁極位置補正値により補正した電気角オフセット値が制御部40から電流分配部23へ入力されてモータ制御に用いられる。
上述した第4の実施形態におけるS60〜S72において制御不能とならない範囲の磁極位置補正値を求め、その後S74〜S80において第1の実施形態と同様に最適な磁極位置補正値を求めるものである。
次に、図7を参照して、ダイレクトドライブモータ11に対してエンコーダ12を特定の位置関係で取り付けられるよう位置決めする位置決め構造を設けた例について説明する。図7は、図8のステータハウジング36の右側面を示す図である。ダイレクトドライブモータ11は、3相巻線を有するステータ31と、周囲に永久磁石がN極とS極とが交互になるよう配置されているロータ32とを備える。エンコーダ12は、センサ33、および、センサ33の検出対象となる検出歯車34で構成される。ステータ31はステータハウジング36に取付けボルト60によって固定され、検出歯車34はロータ32に取付けボルト61によって固定される。
ダイレクトドライブモータ11とエンコーダ12が制御不能とならない角度範囲内となるように取付ける位置決め構造について説明する。制御不能とならない角度範囲とは、図10の出力トルクがプラスの場合であり、電気角で±90°である。この角度以内とするには、ダイレクトドライブモータ11とエンコーダ12とが特定の位置関係となるように組付け、このとき最適となる電気角オフセット値を制御装置1に設定すればよい。このためには、ステータ31と、ロータ32と、センサ33と、検出歯車34とが一定の位置関係を保つようにダイレクトドライブモータ11を組付ける必要がある。例えば、図7のようにステータ31のU相スロット中心、ロータ32の永久磁石のS極、センサ33の中心、検出歯車34のZ相35を基準として夫々が一致するように組付ける。
しかし、取付けボルト60、61が均等ピッチに配置されていると、作業者の取付け間違いにより、ピッチがずれて取付けられる可能性があり、このとき、設定した電気角オフセットと、ダイレクトドライブモータ11およびエンコーダ12の位置関係とがモータ制御不能な角度となる可能性がある。
そこで、取付けボルト60、61を不等ピッチに配置し、所定のピッチでしか取付かない構造にすれば、どんな場合においてもダイレクトドライブモータ11とエンコーダ12とを特定の位置関係で組付けることができる。
図7に示す例では、ステータ31がステータハウジング36に8つの取付けボルト60で取り付けられているが、このうち7つの取付けボルト60は周方向に均等ピッチ(角度A)で配置されているのに対し、残る1つの取付けボルト60は不等ピッチ(A´´<A<A´)で配置されている。また、検出歯車34はロータ32に8つ取付けボルト61によって固定されているが、このうち7つの取付けボルト61は周方向に均等ピッチ(角度B)で配置されているのに対し、残る1つの取付けボルト60は不等ピッチ(B´´<B<B´)で配置されている。
ステータ31と、ロータ32と、センサ33と、検出歯車34とが一定の位置関係を保つようにダイレクトドライブモータ11を組付けるための位置決め構造は、上記のような取付けボルトの配置に限定されるものではなく、種々の構造のもの、例えば互いに嵌合するキーとキー溝等の凹凸嵌合構造が用いられてもよい。
なお、本発明は、5軸マシニングセンタ10のトラニオン14に限定されるものではなく、例えば、主軸頭20に旋回軸が付加されたタイプの5軸マシニングセンタ等の傾斜軸を駆動するダイレクトドライブモータの位置制御に適用すれば同様の効果を得ることが出来る。
10 5軸マシニングセンタ、11 ダイレクトドライブモータ、12 エンコーダ、13 回転テーブル、14 トラニオン、15 トラニオン支持台、16 ベッド、17 クロスレール、18 サドル、19 主軸頭、20 主軸、21,22 比例増幅器、23 電流分配器、24 積分増幅器、25 電流制御部、26 微分器、27 直流電源、28 3相PWMインバータ、31 ステータ、32 ロータ、33 センサ、34 検出歯車、35 検出歯車のZ相、36 ステータハウジング、40 制御部、42 中央演算処理装置、44 メモリ、46 位置指令設定部、60,61 取付けボルト。

Claims (6)

  1. 負荷を支持し可動回転角度が制限される傾斜軸を駆動するダイレクトドライブモータのロータの回転位置と、前記ダイレクトドライブモータに取り付けられたエンコーダによって検出されるロータの検出回転位置との相対的な位置関係を補正するモータの磁極位置補正方法であって、
    前記ダイレクトドライブモータを駆動して前記傾斜軸を所定の傾斜角度に位置決めするステップと、
    前記傾斜軸が所定角度に位置決めされた状態で、前記傾斜軸に支持された負荷にかかるモーメント荷重により出力される前記ダイレクトドライブモータのトルク指令値を検出するステップと、
    磁極位置補正値を変更しながら前記検出されたトルク指令値と所定の閾値とを比較することにより磁極位置補正値を決定するステップと、
    前記決定された磁極位置補正値をメモリに記憶するステップと、
    前記メモリに記憶した磁極位置補正値により求めた電気角オフセット値をモータ制御に用いるステップと
    を含むことを特徴とするモータの磁極位置補正方法。
  2. 前記磁極位置補正値を決定するステップは、トルク指令値を監視しながら磁極位置補正値を自動的に変更するステップと、トルク指令値が所定の閾値未満となる磁極位置補正値を探索するステップとを含むことを特徴とする請求項1記載のモータの磁極位置補正方法。
  3. 前記磁極位置補正値を決定するステップは、磁極位置補正値を変更するステップと、変更後と変更前のトルク指令値の差を求めるステップと、その差が負から正に逆転する磁極位置補正値を探索するステップとを含むことを特徴とする請求項1記載のモータの磁極位置補正方法。
  4. 前記傾斜軸が前記所定の傾斜角度を超えて回動しないように前記トルク指令値に上限値を設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のモータの磁極位置補正方法。
  5. 前記傾斜軸が回動しないようにブレーキをかけた状態で前記ダイレクトドライブモータを位置制御し、そのときのダイレクトドライブモータのトルク指令値が予め設定された閾値を超えた場合にはダイレクトドライブモータが制御不能状態にあると判断するステップを、前記傾斜軸を所定の傾斜角度に位置決めするステップの前に追加したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のモータの磁極位置補正方法。
  6. 前記ダイレクトドライブモータと前記センサとの取付け角度が最適な磁極位置補正値を中心とする±90度の電気角の範囲となるように前記ダイレクトドライブモータおよび前記センサが位置決めされて取り付けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のモータの磁極位置補正方法。
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