JP5581100B2 - モータの磁極位置補正方法 - Google Patents
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Description
前記ダイレクトドライブモータを駆動して前記傾斜軸を所定の傾斜角度に位置決めするステップと、
前記傾斜軸が所定角度に位置決めされた状態で、前記傾斜軸に支持された負荷にかかるモーメント荷重により出力される前記ダイレクトドライブモータのトルク指令値を測定するステップと、
磁極位置補正値を変更しながら前記検出されたトルク指令値と所定の閾値とを比較することにより磁極位置補正値を決定するステップと、
前記決定された磁極位置補正値をメモリに記憶するステップと、
前記メモリに記憶した磁極位置補正値により求めた電気角オフセット値をモータ制御に用いるステップと
を含むことを特徴とする。
図1は、本発明の実施形態であるモータの磁極位置補正方法が実行されるモータ制御装置1の概略構成を示すブロック図である。モータ制御装置1は、中央演算処理装置(CPU)42、メモリ44および位置指令設定部46を含む制御部40を備える。中央演算処理装置42は、メモリ44から磁極位置補正プログラムを読み出して実行する機能を有する。メモリ44は、磁極位置補正プログラムを予め記憶したROMや、検出データ等を書換え可能に記憶するRAMなどから構成されている。位置指令設定部46は、自動的に又はオペレータによる手動操作に応じて、ダイレクトドライブモータ11のロータ32の回転位置指令である位置指令θ*を設定して比例増幅器21へ入力する機能を有する。位置指令設定部46は、手動操作用のためのスイッチ、キーボード、ダイヤルなどの入力手段を含んでもよい。モータ制御装置1の他の構成は、図9を参照して上述したものと同様であるため、同じ構成要素に同じ符合を付して説明を省略する。
[第2の実施形態]
図4は、本発明の第2の実施形態であるモータの磁極位置補正方法の処理手順を示すフローチャートである。第2の実施形態では、第1の実施形態に比べて、より精度よく磁極位置補正値の最適補正値を求めることができる。
[第3の実施形態]
上記のような磁極位置補正を行う場合、ダイレクトドライブモータ11とエンコーダ12との取付け位置のずれ量が補正可能範囲を超えて大きい場合、具体的には最適な磁極位置補正値に対して電気角で±90°以上ずれていると、トラニオン14を所定の傾斜角度に位置決めする際、ダイレクトドライブモータ11が制御不能となり、トラニオン14の想定可動範囲を超えて回動することで隣接する機械構成部品が衝突する可能性がある。そこで、第3の実施形態では、傾斜角度により徐々にトラニオン14のモーメント荷重が変化しダイレクトドライブモータ11にかかる負荷が変化するという傾斜軸独特の負荷のかかり方に着目し、ダイレクトドライブモータ11のトルク指令値に対して、トラニオン14が所定傾斜角度に位置決めされた際のトルク値をトルクリミット値(上限値)として設定することにより、モータが制御不能となっても、トラニオン14が所定角度以上回動しないようにすることが可能となる。参考までに、直線軸の場合は、トルクリミット値を設定しても、モータにかかる負荷は、直線軸のストローク間では傾斜軸のように変化しないため、本実施形態のようにトルクリミットを設定しても、モータが制御不能となった場合に、動作範囲を限定することが出来ない。したがって、ダイレクトドライブモータについてのトルクリミット値の設定は、傾斜軸という特異な機械構成に適用してこそ有効なものと言える。
[第4の実施形態]
次に、図6を参照して本発明の第4の実施形態について説明する。第4の実施形態では、トラニオン14を回動しないように固定する機械式ブレーキ(図示せず)を設け、このブレーキを作動させた状態でダイレクトドライブモータ11を位置制御し、そのときのダイレクトドライブモータ11のトルク指令値T*からダイレクトドライブモータ11が制御不能かどうかを判断することを特徴とする。ダイレクトドライブモータ11が制御不能となる磁極位置補正値である場合、微小な位置誤差に対しても過大なトルク指令T*が発生する。このことを利用し、トルク指令値T*の大きさに基づいてダイレクトドライブモータ11が制御不能となる磁極位置補正値であるかどうかを判断する。
Claims (6)
- 負荷を支持し可動回転角度が制限される傾斜軸を駆動するダイレクトドライブモータのロータの回転位置と、前記ダイレクトドライブモータに取り付けられたエンコーダによって検出されるロータの検出回転位置との相対的な位置関係を補正するモータの磁極位置補正方法であって、
前記ダイレクトドライブモータを駆動して前記傾斜軸を所定の傾斜角度に位置決めするステップと、
前記傾斜軸が所定角度に位置決めされた状態で、前記傾斜軸に支持された負荷にかかるモーメント荷重により出力される前記ダイレクトドライブモータのトルク指令値を検出するステップと、
磁極位置補正値を変更しながら前記検出されたトルク指令値と所定の閾値とを比較することにより磁極位置補正値を決定するステップと、
前記決定された磁極位置補正値をメモリに記憶するステップと、
前記メモリに記憶した磁極位置補正値により求めた電気角オフセット値をモータ制御に用いるステップと
を含むことを特徴とするモータの磁極位置補正方法。 - 前記磁極位置補正値を決定するステップは、トルク指令値を監視しながら磁極位置補正値を自動的に変更するステップと、トルク指令値が所定の閾値未満となる磁極位置補正値を探索するステップとを含むことを特徴とする請求項1記載のモータの磁極位置補正方法。
- 前記磁極位置補正値を決定するステップは、磁極位置補正値を変更するステップと、変更後と変更前のトルク指令値の差を求めるステップと、その差が負から正に逆転する磁極位置補正値を探索するステップとを含むことを特徴とする請求項1記載のモータの磁極位置補正方法。
- 前記傾斜軸が前記所定の傾斜角度を超えて回動しないように前記トルク指令値に上限値を設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のモータの磁極位置補正方法。
- 前記傾斜軸が回動しないようにブレーキをかけた状態で前記ダイレクトドライブモータを位置制御し、そのときのダイレクトドライブモータのトルク指令値が予め設定された閾値を超えた場合にはダイレクトドライブモータが制御不能状態にあると判断するステップを、前記傾斜軸を所定の傾斜角度に位置決めするステップの前に追加したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のモータの磁極位置補正方法。
- 前記ダイレクトドライブモータと前記センサとの取付け角度が最適な磁極位置補正値を中心とする±90度の電気角の範囲となるように前記ダイレクトドライブモータおよび前記センサが位置決めされて取り付けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のモータの磁極位置補正方法。
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