JP2000295886A - モータの速度制御装置 - Google Patents

モータの速度制御装置

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JP2000295886A
JP2000295886A JP11098299A JP9829999A JP2000295886A JP 2000295886 A JP2000295886 A JP 2000295886A JP 11098299 A JP11098299 A JP 11098299A JP 9829999 A JP9829999 A JP 9829999A JP 2000295886 A JP2000295886 A JP 2000295886A
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magnetic field
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rotating magnetic
speed
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Tetsuo Momose
哲夫 百瀬
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Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁極位置センサにより検出した回転子の回転
位置に基づき速度制御を行うモータの速度制御装置にお
いて、同期モータとして回転速度をオープンループ制御
している状態での脱調を確実に防止すること。 【解決手段】 三相ブラスレスモータ1の速度制御装置
10Aの電流指令作成部(2)32Aでは、回転速度指
令ω* から演算した回転磁界角θaと、磁極位置センサ
出力PSから求めた回転子の磁気軸位置との差(トルク
角)がπ/2を越えた場合には、この差がπ/2未満と
なるように回転磁界角θaを補正し、補正後の回転磁界
角θaに基づき電流指令I2* を生成する。この結果、
トルク角を脱調が発生しないπ/2未満に保持すること
ができる。よって、負荷トルクが増加した場合等におい
ても脱調を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科治療用切削機
等の駆動モータとして使用されるような小型で効率の良
いPM(永久磁石界磁)型ブラシレスモータ(BLモー
タ)等に用いるのに適した低速回転時の脱調防止機能を
備えたモータの速度制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】歯科治療用切削機などの治療器具は、歯
科医師や歯科技工士が手に持って作業する必要があるの
で、小型で軽量であることが要求される。従って、この
ような器具に組み込まれる駆動モータも小型で軽量であ
ることが必要である。これに加えて、歯科治療用切削機
の駆動モータは、低速回転(数回転/分)から高速回転
(数万回転/分)までの広範囲な速度制御が要求され
る。このために、このような用途に用いる駆動モータと
しては、一般に、小型で効率の良いPM(永久磁石界
磁)型ブラシレスモータが用いられている。
【0003】ここで、駆動モータの速度制御を精度良く
行うために、一般に、高分解能のロータリエンコーダが
モータ出力軸に取り付けられる。しかしながら、歯科治
療用切削機等の駆動モータは小型・軽量化が要求されて
いるので、分解能の高いエンコーダを組み込めない場合
がある。そこで、モータの回転子の回転位置を検出する
ための位置センサとして磁極位置センサが用いられてい
る。
【0004】磁極位置センサは、ホール素子等の磁電変
換素子と、界磁磁石と同一の極対数の磁石とから構成さ
れる。従って、位置分解能は (極対数)×6[パルス/1回転] と低いので、低速回転状態では滑らかな回転状態を得る
ことができない。
【0005】そこで、従来においては、速度制御のモー
ドを以下の如く切り換える方式が採用されている。すな
わち、低回転速度モードでは同期モータとしてのオープ
ンループ速度制御を実行し、中高速回転速度モードでは
回転速度指令と磁極位置センサの検出信号とに基づくフ
ィードバック速度制御を実行している。
【0006】図3は、このような2種類のモードで速度
制御を行う従来の三相のPM型ブラシレスモータの速度
制御装置を示す概略機能ブロック図であり、図4はその
各部位の出力信号の波形図である。制御対象のブラシレ
スモータ(BLモータ)1のロータ回転角位置は磁極位
置センサ(ポールセンサ)2によって検出される。ま
た、ブラシレスモータ1の駆動コイルに供給される線電
流iu、ivが電流センサ3、4によってそれぞれ検出
される。
【0007】速度制御装置10は、中高速回転状態にお
いて、回転速度指令ω* と磁気位置センサの出力PS
(Pu、Pv、Pw)(図4参照)に基づきフィードバ
ック速度制御を実行する第1の制御部20と、低回転速
度状態において、同期モータと同様なオープンループ速
度制御を実行する第2の制御部30とを備えている。第
1の制御部20から得られる第1の電流指令I1* (I
1u* 、I1v* 、I1w* )(図4参照)および第2
の制御部30から得られる第2の電流指令I2*は、電
流指令選択部40に供給される。電流指令選択部40に
は、モード切り換え信号41が供給され、この信号41
に基づき、第1および第2の電流指令の何れか一方が選
択されて、電流指令I* として電流制御部50に出力さ
れる。
【0008】電流制御部50は、電流偏差Ie=(I*
−I)より次式(1)で電圧指令V* を算出する。
【0009】
【数1】
【0010】算出された電圧指令V* は電力増幅部60
に供給される。この電圧増幅部60は、線形増幅器また
はPWMインバータで構成され、電圧指令V* に比例し
た3相の電圧を出力し、モータ本体100の三相の駆動
コイルに対して各相の電流iu、iv、iwを供給す
る。
【0011】上記の第1の制御部20は、速度検出部2
1、速度制御部22および電流指令作成部(1)23を
備えている。磁極位置センサ2の出力PS(Pu、P
v、Pw)が供給される速度検出部21では、単位時間
内のセンサ出力PSのエッジ数を検出することにより、
回転子の実際の回転速度情報ω’が演算される。この回
転速度情報ω’は速度制御部22に供給される。速度制
御部22には回転速度指令ω*が入力されており、当該
速度制御部22では、速度偏差(ω* −ω’)を算出
し、速度偏差にPI制御則を適用し第1の電流振幅指令
Ial* を演算する。
【0012】第1の電流振幅指令Ia1* は電流指令作
成部(1)23に供給され、当該電流指令作成部(1)
23においては、第1の電流振幅指令Ial* とセンサ
出力PSを用いて、矩形波状の第1の電流指令Il*
演算する。電流指令I1*は上述したように電流指令選
択部40に供給される。
【0013】一方、第2の制御部30は、回転磁界角演
算部31と電流指令作成部(2)32を備えている。回
転磁界角演算部31では、回転速度指令ω* を積算する
ことにより、ロータ1回転毎の回転磁界角θaを演算し
ており(図4参照)、この回転磁界角θaは電流指令作
成部(2)32に供給される。電流指令作成部(2)3
2には、第2の電流指令Ia2* (一定値)が供給され
ており、回転磁界角θaと第2の電流振幅指令(一定
値)Ia2* とから、次式(2)で第2の電流指令I2
* を算出する。
【0014】
【数2】
【0015】同期モータとして駆動制御される低回転速
度モードでは、フィードバック電流制御が行われている
ので、i≒I2* となる。
【0016】従って、モータ発生トルクτは式(3)に
より規定される。
【0017】 τ=(3/2)・Φf・Ia2* ・cos Ψ (3) 但し、Ψ:トルク角(θ−θa) Φf:各相の界磁磁束鎖交数の最大値 上記のようにモータは同期モータの特性を有しているの
で、トルク角は負荷トルクτlに応じて変化し、定常状
態ではτがτlに等しい値となる。回転子は回転磁界の
回転速度に等しい回転速度で回転する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】この構成のモータの速
度制御装置により制御されるモータが低回転速度モード
の状態において、 τl+(dω/dt)・J>(3/2)・Φf・Ia2* (4) J:回転子の慣性モーメント となると、|Ψ|>π/2になるので、脱調状態に陥る
ことになる。
【0019】例えば治療又は義歯の加工のための切削作
業中に、歯科治療用切削機の切削刃を歯又は義歯に強く
押し付けて負荷トルクが増加した場合等には、このよう
な脱調状態に陥る。脱調して回転子が拘束状態になる
と、発生トルクは、 τ=3/2×Φf×Ia2* ×cos (ωa×t) (5) ωa=dθa/dt となって交番状に変化する。従って、切削作業中の歯又
は義歯に傷をつける可能性がある。
【0020】本発明の課題は、磁極位置センサにより検
出した回転子の回転位置に基づき速度制御を行うモータ
の速度制御装置において、同期モータとして回転速度を
オープンループ制御している状態での脱調を確実に防止
可能な機構を実現することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のモータの速度制御装置では、磁極位置セ
ンサの出力に基づき脱調が発生する状態に陥ったことを
検出し、このような状態に陥ったことが検出された場合
には、回転速度指令に基づき演算される回転磁界角を、
磁極位置センサによって検出される回転子の磁気軸に一
致する方向に、補正し、これによって、脱調を防止して
いる。
【0022】すなわち、本発明は、永久磁石からなる回
転子の回転位置を検出する磁極位置センサと、回転速度
指令に基づき回転磁界角を演算する回転磁界角演算部と
を有し、回転速度制御を、前記回転磁界角に基づくオー
プンループ速度制御により行うモータの速度制御装置に
おいて、前記磁極位置センサの検出信号に基づき求めた
前記回転子の磁気軸の角度位置と前記回転磁界角の角度
差が予め定めた設定値を越えたか否かを検出する脱調検
出部と、この脱調検出部によって前記角度差が前記設定
値を越えたことが検出された場合には、前記角度差が少
なくとも前記設定値以下となるように前記回転磁界角を
補正する回転磁界角補正部とを有することを特徴として
いる。
【0023】ここで、前記回転磁界角補正部では、前記
回転磁界角に対してπ未満の値を加算あるいは減算する
ことにより、当該回転磁界角を補正することができる。
【0024】また、歯科治療用切削機等の駆動モータの
制御装置として利用する場合には、上記の構成に加え
て、前記回転速度制御を、前記オープンループ速度制御
と、前記回転速度指令および前記磁極位置センサの検出
信号に基づくフィードバック速度制御のうちの何れか一
方の制御方式により選択的に行うように構成すればよ
い。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を適用した歯科治療用切削機の駆動モータとして用いる
のに適した三相ブラシレスモータの速度制御装置を説明
する。
【0026】図1は本例の三相ブラシレスモータの速度
制御装置の概略構成を示す機能ブロック図であり、図2
は低回転速度モードにおける速度制御装置の制御動作の
概略フローチャートである。図1から分かるように、速
度制御装置10Aの基本的な構成は図3に示す従来のも
のと同様であるので、対応する部位には同一の符号を付
して説明する。
【0027】まず、図1を参照して説明すると、本例の
速度制御装置10Aにおいても、制御対象の三相ブラシ
レスモータ1のロータ回転角位置を磁極位置センサ2に
よって検出し、三相の駆動コイルのうちの2つの駆動コ
イルに供給される線電流iu、ivを電流センサ3、4
によってそれぞれ検出している。また、中高速回転状態
において、回転速度指令ω* と磁気位置センサの出力P
S(Pu、Pv、Pw)に基づきフィードバック速度制
御を実行する第1の制御部20と、低回転速度状態にお
いて、同期モータと同様なオープンループ速度制御を実
行する第2の制御部30Aとを備えている。
【0028】第1の制御部20から得られる第1の電流
指令I1* および第2の制御部30から得られる第2の
電流指令I2* は電流指令選択部40に供給され、電流
指令選択部40は、モード切り換え信号41に応じて、
中高速回転モードの場合には第1の電流指令を速度制御
用の電流指令I* として後段側に出力し、低速回転モー
ドの場合には第2の電流指令を電流指令I* として後段
側に出力する。
【0029】電流制御部50は、(1)式によって電流
偏差Ie=(I* −I)から電圧指令V* を算出し、算
出された電圧指令V* は電力増幅部60に供給される。
電圧増幅部60は電圧指令V* に比例した3相の電圧を
出力し、モータ本体100の三相の駆動コイルに対して
各相の電流iu、iv、iwを供給する。
【0030】ここで、第1の制御部20は図3に示す構
成と同一であり、速度検出部21、速度制御部22およ
び電流指令作成部(1)23を備えている。しかるに、
第2の制御部30Aは従来構成の第2の制御部30によ
り実現される機能に加えて、以下に述べるような脱調防
止機能が備わっている。
【0031】図2も参照して詳細に説明すると、第2の
制御部30Aは、回転磁界角演算部31と電流指令作成
部(2)32を備えている。基本的には、回転磁界角演
算部31では、回転速度指令ω* を積算することによ
り、ロータ1回転毎の回転磁界角θaを演算しており、
この回転磁界角θaは電流指令作成部(2)32Aに供
給される。電流指令作成部(2)32Aには、第2の電
流指令Ia2* (一定値)が供給されており、回転磁界
角θaと第2の電流振幅指令(一定値)Ia2*とか
ら、前述した(2)式により、第2の電流指令I2*
算出する(図2のステップST4)。
【0032】ここで、治療又は義歯の加工のための切削
作業中に、歯科治療用切削機の切削刃を歯又は義歯に強
く押し付けると、負荷トルクが増加して脱調状態に陥
り、回転子が拘束状態になる。この結果、発生トルクが
交番状に変化するので、切削作業中の歯又は義歯に傷を
つける危険性がある。
【0033】しかしながら、本例の第2の制御部30A
では、次のように動作して、モータが脱調状態に陥るこ
とを回避している。まず、電流指令作成部(2)32A
には磁極位置センサ出力PS(Pu、Pv、Pw)が入
力されている。電流指令作成部(2)32Aでは、回転
磁界角θaと第2の電流振幅指令Ia2* (一定値)か
ら、(2)式で第2の電流指令I2* を算出する。これ
と同時に磁極位置センサ出力PSと回転磁界角θaを用
いて脱調が発生したか否かを検出する(図2のステップ
ST1、ST2)。
【0034】本例では、回転磁界角演算部31によって
演算された回転磁界角θaと、磁極位置センサ2の出力
PSに基づき算出した回転子の磁気軸の位置θestと
の差、すなわち、推定トルク角Ψestが脱調が発生す
るπ/2を越えた場合に、脱調が発生したと判別してい
る。
【0035】 Ψest=θest−θa (6) |Ψest|>π/2 :脱調 |Ψest|≦π/2 :正常 本例においては、推定角度θestは、表1に示すよう
に、磁極位置センサ出力PSに対してπ/3毎に変化す
る値が割り当てられている。
【0036】
【表1】
【0037】電流指令作成部(2)32Aでは、脱調が
検出されなかった場合には、(2)式により、第2の電
流指令I2* を算出して出力する(図2のステップST
4)。しかるに、上記のようにして脱調が検出された場
合には、当該電流指令作成部(2)32Aに組み込まれ
ている回転磁界角補正部33において、次式で示すよう
な回転磁界角の補償動作を実行する(図2のステップS
T3)。
【0038】 Ψest>0:θa−θcmp→θa (7) Ψest<0:θa+θcmp→θa これらの式において、θcmpは角度補正量であり、本
例ではπ/3を採用している。
【0039】かかる補償動作によって回転磁界角演算部
31によって演算された回転磁界角θaが補正され、こ
の結果、推定トルク角Ψest=π/3となる。即ちト
ルク角Ψ≒π/3になり脱調が回避される。なお、角度
補正量θcmpは0<θcmp<πの範囲内の値とする
ことができる。
【0040】このようにして補正された後の回転磁界角
θaを用いて、(2)式により第2の電流指令I2*が
生成され(図2のステップST4)、電流指令選択部4
0を経由して、電流制御部50に供給される。電流制御
部50では、電流指令I2*に基づき、(1)式により
電圧指令V* を生成して出力する(図2のステップST
5)。以上のようにして、低回転速度モードにおける脱
調が確実に防止されることになる。
【0041】(その他の実施の形態)なお、脱調を回避
する方法としては、「ブラシレスDCサーボモータのホ
ール素子による正弦波/方形波駆動を用いた速度制御
法」(電気学会研究会RM−97−18)に開示されて
いるように、トルク角(本例の(6)式に相当する値)
を検出し、トルク角に応じて電流、或いは印可電圧の振
幅を変化させるものが知られている。トルク角に応じて
電流、或いは印可電圧の振幅を大きくするよう制御して
も、電圧、電流は有限であるため、モータが脱調するお
それを完全に回避できない。このために、この方法で
は、モータ回転が拘束された状態で交番トルクが発生す
るという問題点を解消できない。
【0042】しかしながら、本発明を当該方法と併用す
ることにより、このようなモータ拘束状態における交番
トルクの発生を防止できる。
【0043】次に、上記の本発明の実施例では電流制御
により回転速度を制御しているが、低速であれば印加電
圧と電流の位相差は僅かであるため、電流制御部、電流
センサを省いてV* =I* として印加電圧制御方式によ
りモータ回転速度を制御するようにしてもよいことは勿
論である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のモータの
速度制御装置においては、磁極位置センサの出力を用い
てモータが脱調するおそれのある状態に陥ったことを検
出し、このような状態にモータが陥った場合には、脱調
が発生しない状態となるように、回転磁界角を補正する
ようにしている。
【0045】したがって、本発明によれば、同期モータ
としてオープンループ制御により速度制御が行われる状
態において負荷トルクが増加しても、脱調を確実に防止
でき、不所望な交番トルクの発生を回避できる。
【0046】よって、本発明のモータの速度制御装置を
歯科治療用切削機の駆動モータに適用した場合には、切
削機の切削刃を歯又は義歯に強く押し付けることにより
負荷トルクが増加しても脱調せず交番トルクが発生しな
い。従って、切削作業中の歯又は義歯に意図しない傷を
つけてしまう危険性を回避できる。また、回転拘束状態
でも交番トルクが発生せずに略一定のトルクが発生する
ので、医師や歯科技工師が違和感を感じることがないと
いう利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したモータの速度制御装置を示す
概略機能ブロック図である。
【図2】図1の速度制御装置の脱調防止動作を示す概略
フローチャートである。
【図3】従来のモータの速度制御装置を示す概略機能ブ
ロック図である。
【図4】図3の装置における磁極位置センサ出力、第1
の電流指令および回転磁界角を示すタイミングチャート
である。
【符号の説明】
1 三相ブラシレスモータ 2 磁極位置センサ 3、4 電流センサ 10A モータの速度制御装置 20 第1の制御部 21 速度検出部 22 速度制御部 23 電流指令部(1) 30A 第2の制御部 31 回転磁界角演算部 32A 電流指令作成部(2) 33 回転磁界角補正部 40 電流指令選択部 50 電流制御部 60 電力増幅部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石からなる回転子の回転位置を検
    出する磁極位置センサと、回転速度指令に基づき回転磁
    界角を演算する回転磁界角演算部とを有し、回転速度制
    御を、前記回転磁界角に基づくオープンループ速度制御
    により行うモータの速度制御装置において、 前記磁極位置センサの検出信号に基づき求めた前記回転
    子の磁気軸の角度位置と前記回転磁界角の角度差が予め
    定めた設定値を越えたか否かを検出する脱調検出部と、 この脱調検出部によって前記角度差が前記設定値を越え
    たことが検出された場合には、前記角度差が少なくとも
    前記設定値以下となるように前記回転磁界角を補正する
    回転磁界角補正部とを有することを特徴とするモータの
    速度制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記回転磁界角補正部は、前記回転磁界角に対してπ未
    満の値を加算あるいは減算することにより、当該回転磁
    界角を補正することを特徴とするモータの速度制御装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記回転速度制御を、前記オープンループ速度制御と、
    前記回転速度指令および前記磁極位置センサの検出信号
    に基づくフィードバック速度制御のうちの何れか一方の
    制御方式により選択的に行うことを特徴とするモータの
    速度制御装置。
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