JP4218062B2 - バルブタイミング調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータの回転トルクを利用してエンジンのバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置(以下、モータ利用型バルブタイミング調整装置という)に関する。
例えば特許文献1に開示されるようなモータ利用型バルブタイミング調整装置では、エンジンに追従して回転する回転体に対して、同一回転方向となる正転方向へ又はその正転方向とは逆となる逆転方向へモータが相対回転するとき、位相変化機構によってバルブタイミングを変化させるようにしている。そして、このようなモータ利用型バルブタイミング調整装置では、制御回路が生成した制御信号を受信する駆動回路を用いて、その制御信号に従う通電をモータに対し実施することで、バルブタイミングの変化量を調整している。
実開平4−105906号公報
これまで本発明者は、制御信号として、モータの目標回転数を表す第一制御信号と、モータの目標回転方向を電圧等により表す第二制御信号とを用いる方法について、鋭意研究を行ってきた。その結果、以下の知見が得られた。
第二制御信号を伝達する信号線が断線するあるいは第二制御信号にノイズが重畳する等の外乱が生じた場合には、第二制御信号が本来表すべき方向とは逆の方向を表すようになる。上述したようにモータは、その正転方向と同一方向へ回転する回転体に対し相対回転するので、当該モータでは、逆転方向への最大回転数よりも正転方向への最大回転数の方が大きくなる。そのため、第一制御信号の表す目標回転数が正転方向の最大回転数に近い大きな回転数、また第二制御信号の表す目標回転方向が正転方向であるときに上記外乱が生じて第二制御信号が逆転方向を表すようになると、モータの実回転数が逆転方向に急増して本来逆転方向ではあり得ない回転数に達する。したがって、このようにモータの実回転数が逆転方向へ急増する場合、モータに繋がる位相変化機構等に故障が生じてしまうのである。
本発明の目的は、モータ利用型バルブタイミング調整装置の故障を防止することにある。
請求項1〜8に記載の発明によると、制御回路が生成した第一制御信号並びに第二制御信号を受信する駆動回路は、第一制御信号が表すモータの目標回転数並びに第二制御信号が表すモータの目標回転方向に基づきモータを通電駆動する。このようにモータの目標回転数と目標回転方向とを別々の信号により表すことで、第一制御信号における目標回転数の分解能を高めて高精度なバルブタイミング調整を実現することが可能になる。
請求項1に記載の発明によると、第一制御信号が表すモータの目標回転数が閾値以上であるとき、駆動回路は第二制御信号を無視してモータの目標回転方向を正転方向に強制設定する。これにより、第二制御信号の伝達信号線の断線や第二制御信号へのノイズの重畳等といった外乱が生じて第二制御信号が逆転方向を表すようになっても、モータの目標回転方向が正転方向に強制設定されるので、モータの実回転数が逆転方向に急増することはない。そのため、バルブタイミング調整装置においてモータに繋がる位相変化機構等の故障が防止される。しかも、モータの目標回転方向が正転方向に強制設定されることでモータへの通電が継続され得るので、耐外乱性が向上する。
請求項2に記載の発明によると、第一制御信号が表すモータの目標回転数が閾値以上であり且つ第二制御信号が表すモータの目標回転方向が逆転方向であるとき、駆動回路はモータへの通電を強制停止する。これにより、第二制御信号の伝達信号線の断線や第二制御信号へのノイズの重畳等といった外乱が生じて第二制御信号が逆転方向を表すようになっても、モータへの通電が強制停止されるので、モータの実回転数が逆転方向に急増することはない。そのため、バルブタイミング調整装置においてモータに繋がる位相変化機構等の故障が防止される。
請求項3に記載の発明によると、駆動回路は、第一制御信号が表すモータの目標回転数が閾値以上であり且つ第二制御信号が表すモータの目標回転方向が逆転方向であるとき、異常を表す異常信号を制御回路に送信する。この異常信号を受信した制御回路は、駆動回路における目標回転方向の強制設定又は通電の強制停止の有無を確認できる。そのため制御回路は、目標回転方向の強制設定又は通電の強制停止を確認したとき、例えば第一及び第二制御信号の生成を中止できる。
請求項4及び5に記載の発明において駆動回路は、モータの目標回転数を表す第一制御信号を受信してモータを通電駆動する。そのため、モータの実回転数が大きいときには、第一制御信号が表すモータの目標回転数も大きくなっていると推定できる。
そこで、請求項4に記載の発明によると、モータの実回転数が閾値以上であるとき、駆動回路は第二制御信号を無視してモータの目標回転方向を正転方向に強制設定する。これにより、第二制御信号の伝達信号線の断線や第二制御信号へのノイズの重畳等といった外乱が生じて第二制御信号が逆転方向を表すようになっても、モータの目標回転方向が正転方向に強制設定されるので、モータの実回転数が逆転方向に急増することはない。そのため、バルブタイミング調整装置においてモータに繋がる位相変化機構等の故障が防止される。しかも、モータの目標回転方向が正転方向に強制設定されることでモータへの通電が継続され得るので、耐外乱性が向上する。
また、請求項5に記載の発明によると、モータの実回転数が閾値以上であり且つ第二制御信号が表すモータの目標回転方向が逆転方向であるとき、駆動回路はモータへの通電を強制停止する。これにより、第二制御信号の伝達信号線の断線や第二制御信号へのノイズの重畳等といった外乱が生じて第二制御信号が逆転方向を表すようになっても、モータへの通電が強制停止されるので、モータの実回転数が逆転方向に急増することはない。そのため、バルブタイミング調整装置においてモータに繋がる位相変化機構等の故障が防止される。
請求項6に記載の発明によると、駆動回路は、モータの実回転数が閾値以上であり且つ第二制御信号が表すモータの目標回転方向が逆転方向であるとき、異常を表す異常信号を制御回路に送信する。この異常信号を受信した制御回路は、目標回転方向の強制設定又は通電の強制停止の有無を確認できる。そのため制御回路は、目標回転方向の強制設定又は通電の強制停止を確認したとき、例えば第一及び第二制御信号の生成を中止できる。
請求項7に記載の発明によると、請求項1〜6に記載の閾値は、モータにおいて設定される逆転方向の最大回転数より大きく且つモータにおいて設定される正転方向の最大回転数より小さく設定される。これにより、バルブタイミングの調整に必要な逆転方向のモータ回転を阻害することなく、故障の防止を達成できる。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態によるバルブタイミング調整装置を図2〜4に示す。バルブタイミング調整装置10は車両に設置され、エンジンのクランク軸の駆動トルクをエンジンのカム軸11に伝達する伝達系に設けられる。バルブタイミング調整装置10は、モータ制御装置100により制御されたモータ12の回転トルクを利用して、エンジンの吸、排気バルブのバルブタイミングを調整する。即ちバルブタイミング調整装置10は、モータ利用型バルブタイミング調整装置である。
図2及び図3に示すようにバルブタイミング調整装置10のモータ12は、モータ軸14、軸受16、ホール素子18、ステータ20等から構成される3相モータである。
モータ軸14は2個の軸受16で支持され、軸線O回りに正逆回転可能である。本実施形態では、モータ軸14の回転方向のうち図3の時計方向を正転方向とし、図3の反時計方向を逆転方向とする。モータ軸14は、軸本体から径方向外側に突出する円形板状のロータ部15を形成しており、ロータ部15に8個の磁石15aが埋設されている。各磁石15aは軸線O周りに等間隔に並んでおり、モータ軸14の回転方向において隣接する磁石15a同士はロータ部15の外周壁側に形成する磁極について互いに逆とされている。ロータ部15の近傍には3個のホール素子18が配設されている。各ホール素子18は、軸線O周りに等間隔に並んでおり、ロータ部15の外周壁側にN極を形成する磁石15aが所定の角度範囲内に位置するときと位置しないときとで検出信号の電圧を高低させる。
ステータ20はモータ軸14の外周側に配設されている。ステータ20の12個のコア21は軸線O周りに等間隔に並んでおり、各コア21に巻線22が巻回しされている。例えば図5に示すように巻線22は、3個を1組としてスター結線され、非結線側に接続された端子23をモータ制御装置100に接続されている。モータ制御装置100により通電された各巻線22は、図3の時計方向又は反時計方向の回転磁界をモータ軸14の外周側に形成する。図3の時計方向の回転磁界が形成されるときには、当該磁界内で磁石15aが相互作用を受けて正転方向の回転トルクがモータ軸14に付与される。同様に、図3の反時計方向の回転磁界が形成されるときには、逆転方向の回転トルクがモータ軸14に付与される。
図2及び図4に示すようにバルブタイミング調整装置10の位相変化機構30は、スプロケット32、リングギア33、偏心軸34、遊星歯車35、出力軸36等から構成され、モータ12により駆動される。
スプロケット32は出力軸36の外周側に同軸上に配設されており、出力軸36に対してモータ軸14と同じ軸線O周りに相対回転可能である。クランク軸の駆動トルクがチェーンベルトを通じてスプロケット32に入力されるとき、スプロケット32はクランク軸に対する回転位相を保ちつつ、軸線Oを中心として図4の時計方向へ回転する。即ちスプロケット32は、クランク軸に追従して回転する回転体として機能する。リングギア33は内歯車で構成されてスプロケット32の内周壁に同軸上に固定されており、スプロケット32と一体に回転する。
偏心軸34は、モータ軸14に連結固定されることにより軸線Oに対して一端部の外周壁が偏心する形態で配設されており、モータ軸14と一体となって回転可能である。遊星歯車35は外歯車で構成されており、複数の歯の一部をリングギア33の複数の歯の一部に噛み合わせるようにしてリングギア33の内周側に遊星運動可能に配設されている。偏心軸34の外周壁に同軸上に支持されている遊星歯車35は、偏心軸34に対して偏心軸線P周りに相対回転可能である。出力軸36はカム軸11に同軸上にボルト固定されており、モータ軸14と同じ軸線Oを中心としてカム軸11と一体に回転する。出力軸36には、軸線Oを中心とする円環板状の係合部37が形成されている。係合部37には、軸線O周りに等間隔に9個の係合孔38が設けられている。遊星歯車35には、各係合孔38と向き合う9箇所から係合突起39が突出している。各係合突起39は偏心軸線P周りに等間隔に配設され、対応する係合孔38に突入している。
モータ軸14がスプロケット32に対して相対回転しないときには、クランク軸の回転に伴い遊星歯車35が、リングギア33との噛合位置を保ちつつスプロケット32と一体に図4の時計方向へ回転する。このとき、係合突起39が係合孔38の内周壁を回転方向へ押圧するため、出力軸36はスプロケット32に対して相対回転することなく図4の時計方向へ回転する。これにより、クランク軸に対するカム軸11の回転位相(以下、単に回転位相という)が保たれるため、バルブタイミングは変化しない。一方、モータ軸14がスプロケット32に対して逆転方向である図4の反時計方向へ相対回転するときには、遊星歯車35がその遊星運動により、偏心軸34に対して図4の時計方向へ相対回転しつつリングギア33との噛合位置を変化させる。このとき、係合突起39が係合孔38を回転方向に押圧する力が増大するため、出力軸36がスプロケット32に対して進角する。これにより、回転位相ひいてはバルブタイミングが進角側に変化する。また一方、モータ軸14がスプロケット32に対して正転方向である図4の時計方向へ相対回転するときには、遊星歯車35がその遊星運動により、偏心軸34に対して図4の反時計方向へ相対回転しつつリングギア33との噛合位置を変化させる。このとき、係合突起39が係合孔38を反回転方向に押圧するようになるため、出力軸36がスプロケット32に対して遅角する。これにより、回転位相ひいてはバルブタイミングが遅角側に変化する。
次に、モータ制御装置100について詳細に説明する。
モータ制御装置100は、駆動回路110及び制御回路180等から構成されている。尚、図2では、駆動回路110及び制御回路180を模式的にモータ12の外部に位置するように示しているが、駆動回路110及び制御回路180の各設置箇所については適宜設定できる。例えば、駆動回路110をモータ12内に設置し、制御回路180をモータ12外に設置するようにしてもよい。また例えば、駆動回路110の一部をモータ12内に設置し、駆動回路110の残部及び制御回路180をモータ12外に設置するようにしてもよい。
制御回路180は、駆動回路110によるモータ12への通電を制御すると共に、点火装置及び燃料噴射装置の駆動等といったエンジンの作動を制御する。具体的に制御回路180は電子回路で構成され、図1に示すように駆動回路110と接続されている。制御回路180は、モータ軸14の目標回転数Rと、モータ軸14の目標回転方向Dとを設定する。ここで目標回転数Rは、目標回転方向Dを示す符号の付かない値であって、目標とする回転数の絶対値を示す。本実施形態の制御回路180は、クランク軸及びカム軸11の回転数を検出するセンサに接続されており、回転位相を保持又は変化するのに必要な目標回転数R及び目標回転方向Dをクランク軸及びカム軸11の回転数等に基づき設定する。
こうして設定された目標回転数R及び目標回転方向Dを表す第一及び第二制御信号を、制御回路180は生成する。ここで第一制御信号については、図6に示すように、目標回転数Rに比例する周波数の信号とされる。第二制御信号については、図7(A)に示すように、目標回転方向Dの正逆を電圧の高低により表す信号とされる。特に本実施形態における第二制御信号の電圧は、目標回転方向Dとして正転方向を表すとき高(H)レベル、目標回転方向Dとして逆転方向を表すとき低(L)レベルとなる。
駆動回路110はモータ12を通電駆動する。具体的に駆動回路110は電子回路で構成され、図1に示すようにF−V変換部120、フィードバック制御部122、判定部124及び通電部126を備えている。
F−V変換部120は、制御回路180の生成した第一制御信号を伝達する信号線130に接続されている。F−V変換部120は、受信した第一制御信号即ち目標回転数Rに比例する周波数の第一制御信号を、図8(A)に示す如き目標回転数Rに比例する電圧の信号に変換して出力する。以下の説明では、F−V変換部120により周波数(F)−電圧(V)変換された後の第一制御信号を変換後第一制御信号という。
フィードバック制御部122は、図1に示すように、変換後第一制御信号をF−V変換部120より伝達する信号線132に接続されている。フィードバック制御部122は、受信した変換後第一制御信号が表す目標回転数Rに基づき、モータ12へ印加する電圧Vsを決定する。本実施形態のフィードバック制御部122は、各ホール素子18の検出信号を伝達する3本の信号線133,134,135に接続されており、各ホール素子18の検出信号からモータ軸14の実回転数Rrを割り出すことができる。ここで実回転数Rrは、目標回転方向Dを示す符号の付かない値であって、目標とする回転数の絶対値を示す。よって、フィードバック制御部122では、割り出した実回転数Rrを目標回転数Rに一致させるのに必要なモータ12への印加電圧Vsを決定する。こうして決定された電圧Vsの実現を通電部126に指令する指令信号を、フィードバック制御部122は生成する。
判定部124は、インバータゲート150、コンパレータ152及びトランジスタ154を有している。
インバータゲート150は、制御回路180の生成した第二制御信号を伝達する信号線138に接続され、図7に示すように第二制御信号の電圧を反転して出力する。即ちインバータゲート150が出力する第二制御信号は、図7(B)に示す如く、目標回転方向Dとして正転方向を表すとき低(L)レベルの電圧、特に本実施形態では略0Vとなり、目標回転方向Dとして逆転方向を表すとき高(H)レベルの電圧となる。以下の説明では、インバータゲート150により反転された後の第二制御信号を反転後第二制御信号という。
コンパレータ152の非反転入力端子には、図1に示すように信号線132から分岐する信号線141が接続され、変換後第一制御信号が信号線132,141を通じて入力される。コンパレータ152の反転入力端子には、信号線142を通じて基準電圧Vrefが入力される。コンパレータ152は、入力された変換後第一制御信号の電圧を基準電圧Vrefと比較して出力信号の電圧を高低させる。具体的にコンパレータ152は、図8に示すように、変換後第一制御信号の電圧が基準電圧Vref以上となるとき出力信号の電圧を高(H)レベルとし、変換後第一制御信号の電圧が基準電圧Vrefを下まわるとき出力信号の電圧を低(L)レベルとする。ここで基準電圧Vrefは、図8(A)に示すように、目標回転数Rの取り得る区間内において設定された所定の閾値Rthに対応する電圧である。したがってコンパレータ152は、変換後第一制御信号の表す目標回転数Rが閾値Rth以上となるときHレベルの電圧の信号を、また目標回転数Rが閾値Rthを下まわるときLレベルの電圧の信号を出力するのである。
尚、閾値Rthについては、モータ12において設定されたモータ軸14の逆転方向の最大回転数より大きく且つモータ12において設定されたモータ軸14の正転方向の最大回転数より小さな値に設定される。例えば、逆転方向の最大回転数が2000rpmであり且つ正転方向の最大回転数が8000rpmである場合、閾値Rthは4000rpm程度に設定される。
トランジスタ154のベースは、図1に示すように、コンパレータ152の出力信号を伝達する信号線143に接続されている。トランジスタ154のコレクタは、反転後第二制御信号をインバータゲート150から通電部126に伝達する信号線144の中途部に接続されている。トランジスタ154のエミッタは接地されている。以上により、コンパレータ152がHレベルの電圧の信号を出力するときには、信号線144による反転後第二制御信号の伝達が不能となり、コンパレータ152がLレベルの電圧の信号を出力するときには、信号線144による反転後第二制御信号の伝達が可能となる。
通電部126は、信号線144の反インバータゲート側端部と、フィードバック制御部122の生成した指令信号を伝達する信号線146と、モータ12の端子23とに接続されている。通電部126は、反転後第二制御信号を受信するとき、その反転後第二制御信号が表す目標回転方向Dを実現するようにして、指令信号により指令される電圧(以下、指令電圧という)Vsをモータ12へと印加する。一方、反転後第二制御信号を受信しないときの通電部126では、略0Vの電圧の信号を受信したことと等価になる。そのため通電部126では、Lレベルである略0Vの電圧により正転方向を表す反転後第二制御信号の受信時と同様にして、正転方向を実現する電圧印加をモータ12に対して行う。即ち、反転後第二制御信号の非受信時において通電部126は、目標回転方向Dを正転方向に強制設定するのである。
本実施形態の通電部126は、信号線133,134,135からそれぞれ分岐した信号線147,148,149に接続されていると共に、図5に示すようにモータ12を負荷とするブリッジで構成されたインバータ回路160を有している。かかる通電部126では、受信した各ホール素子18の検出信号より割り出されるモータ軸14の回転位置と、受信した反転後第二制御信号が表す目標回転方向D又は強制設定された目標回転方向Dとに基づき、インバータ回路160のスイッチング素子162をオンする順序を決定する。そして通電部126では、その決定された順序に従ってスイッチング素子162のオンオフを切り換え、オンされた2つのスイッチング素子162間の巻線22に指令電圧Vsを印加する。
次に、モータ制御装置100の特徴的作動について説明する。
制御回路180からF−V変換部120に送信されてF−V変換された変換後第一制御信号が閾値Rthより小さな目標回転数Rを表すときには、コンパレータ152の出力信号の電圧がLレベルとなる。これにより通電部126は、制御回路180からインバータゲート150に送信されて反転された反転後第二制御信号を受信する。それと共に通電部126は、変換後第一制御信号に従いフィードバック制御部122が生成した指令信号を受信する。反転後第二制御信号及び指令信号を受けた通電部126は、反転後第二制御信号の表す目標回転方向Dにおいて変換後第一制御信号の表す目標回転数Rとモータ軸14の実回転数Rrとが一致するように、モータ12を通電駆動する。
一方、変換後第一制御信号が閾値Rth以上の目標回転数Rを表すときには、コンパレータ152の出力信号の電圧がHレベルとなる。これにより通電部126は、反転後第二制御信号を受信不能となるため、目標回転方向Dを正転方向に強制設定する。それと共に通電部126は指令信号を受信し、目標回転方向Dとされた正転方向において変換後第一制御信号の表す目標回転数Rとモータ軸14の実回転数Rrとが一致するように、モータ12を通電駆動する。
以上説明したモータ制御装置100によると、第一制御信号で表されるモータ軸14の目標回転数Rが閾値Rth以上であるとき、駆動回路110では第二制御信号が無視されて、モータ軸14の目標回転方向Dが正転方向に強制設定される。したがって、第二制御信号の伝達信号線138の断線や信号線138における第二制御信号へのノイズ重畳等といった外乱が生じて第二制御信号が逆転方向を表すことになっても、目標回転方向Dが正転方向に強制設定されるので、モータ軸14の実回転数Rrが逆転方向に急増することはない。そのため、モータ軸14の実回転数Rrが逆転方向に急増して位相変化機構30等が故障するといった問題は生じない。しかもモータ制御装置100によると、目標回転方向Dを正転方向に強制設定することでモータ12に対する通電を継続できるため、耐外乱性が向上するという効果も生まれる。
(第二実施形態)
本発明の第二実施形態によるモータ制御装置200を図9に示す。第二実施形態は第一実施形態の変形例であり、第一実施形態と実質的に同一の構成部分には同一符号を付すことで説明を省略する。
モータ制御装置200の駆動回路210は、要素150,152,154に加えてANDゲート212及びインバータゲート213を有する判定部214を備えている。インバータゲート213は、信号線138から分岐する信号線215に接続されており、インバータゲート150の場合と同様に反転後第二制御信号を出力する。ANDゲート212は、コンパレータ152の出力信号をトランジスタ154に伝達する信号線143の中途部と、インバータゲート213から出力された反転後第二制御信号を伝達する信号線217とに接続されている。図10に示すようにANDゲート212は、コンパレータ152の出力信号の電圧がHレベルとなり且つ反転後第二制御信号の電圧がHレベルとなるときに電圧が高(H)レベルの信号を出力し、それ以外のときに電圧が低(L)レベルの信号を出力する。ANDゲート212の出力信号は、図9に示す信号線216を通じて制御回路220に伝達される。
このようなモータ制御装置200において、変換後第一制御信号が閾値Rthより小さな目標回転数Rを表すときには、コンパレータ152の出力信号の電圧がLレベルとなるので、ANDゲート212の出力信号の電圧がLレベルとなる。また、変換後第一制御信号が閾値Rth以上の目標回転数Rを表してコンパレータ152の出力信号の電圧がHレベルとなっても、反転後第二制御信号の電圧が正転方向を表すLレベルとなるときには、ANDゲート212の出力信号の電圧がLレベルとなる。これらの場合に対し、変換後第一制御信号が閾値Rth以上の目標回転数Rを表し且つ反転後第二制御信号の電圧が逆転方向を表すHレベルとなるときには、ANDゲート212の出力信号の電圧がHレベルとなる。以上より制御回路220では、信号線216を通じて受信したANDゲート212の出力信号の電圧がHレベルとなるときに、信号線138の断線や第二制御信号へのノイズ重畳等による異常が発生したと認知し、第一及び第二制御信号の生成を中止する。本実施形態では、制御回路220に伝達されるANDゲート212の出力信号が、異常を表す異常信号に相当する。
(第三実施形態)
本発明の第二実施形態によるモータ制御装置250を図11に示す。第三実施形態は第二実施形態の変形例であり、第二実施形態と実質的に同一の構成部分には同一符号を付すことで説明を省略する。
モータ制御装置250の駆動回路260は、要素150,152,154,212,213に加えてトランジスタ262を有する判定部264を備えている。トランジスタ262のベースは、ANDゲート212の出力信号を伝達する信号線216の中途部に接続されている。トランジスタ262のコレクタは、フィードバック制御部122から通電部266に指令信号を伝達する信号線146の中途部に接続されている。トランジスタ262のエミッタは接地されている。これにより、ANDゲート212がHレベルの電圧の信号を出力するときには、信号線146による指令信号の伝達が不能になり、ANDゲート212がLレベルの電圧の信号を出力するときには、信号線146による指令信号の伝達が可能になる。
このようなモータ制御装置250では、変換後第一制御信号が閾値Rth以上の目標回転数Rを表し且つ反転後第二制御信号が逆転方向を表すとき、ANDゲート212の出力信号の電圧がHレベルとなり、通電部266が指令信号の受信を禁止される。これにより指令信号を受信し得なくなった通電部266は、モータ12への通電を強制停止することとなる。尚、変換後第一制御信号が閾値Rth以上の目標回転数Rを表すものの、反転後第二制御信号が正転方向を表すときには、通電部266が第一実施形態の通電部126に準じて目標回転方向Dを正転方向に強制設定するので、モータ12への通電が正常通り継続される。
以上説明したモータ制御装置250によると、第一制御信号が表すモータ軸14の目標回転数Rが閾値Rth以上且つ第二制御信号が表すモータ軸14の目標回転方向Dが逆転方向であるとき、駆動回路260ではモータ12への通電が強制停止される。したがって、外乱の影響を受けた第二制御信号が逆転方向を表すことになっても、モータ12への通電が停止されるので、モータ軸14の実回転数Rrが逆転方向に急増しない。そのため、モータ軸14の実回転数Rrが逆転方向に急増して位相変化機構30等が故障するといった問題は生じない。
しかも、第二実施形態と同様にモータ制御装置250の制御回路220では、異常信号として受信したANDゲート212の出力信号に基づき異常の発生を認知して、第一及び第二制御信号の生成を中止できる。
尚、モータ制御装置250において、ANDゲート212の出力信号を制御回路220に伝達しないようにしてもよい。
(第四実施形態)
本発明の第四実施形態によるモータ制御装置300を図12に示す。第四実施形態は第一実施形態の変形例であり、第一実施形態と実質的に同一の構成部分には同一符号を付すことで説明を省略する。
モータ制御装置300の駆動回路310は、各ホール素子18の検出信号からモータ軸14の実回転数Rrを割り出す演算部312を備えている。具体的に演算部312は、各ホール素子18の検出信号を伝達する信号線133,134,135に接続されている。演算部312は、各ホール素子18の検出信号から割り出したモータ軸14の実回転数Rrに対して図13(A)の如く比例する電圧の信号を、実回転数信号として生成する。
図12に示す駆動回路310においてフィードバック制御部314は、実回転数信号を伝達する信号線315を介して演算部312に接続されている。フィードバック制御部314は、受信した実回転数信号が表す実回転数Rrを目標回転数Rに一致させるのに必要な指令電圧Vsを決定する。そして、その決定した指令電圧Vsの実現を通電部126に指令する指令信号を、フィードバック制御部314は生成する。
駆動回路310の判定部315においてコンパレータ316の非反転入力端子には、信号線315から分岐した信号線317が接続され、実回転数信号が信号線315,317を通じて入力される。コンパレータ316の反転入力端子には、信号線318を通じて基準電圧Vrefが入力されており、コンパレータ316は、実回転数信号の電圧を基準電圧Vrefと比較して出力信号の電圧を高低させる。具体的にコンパレータ316は、図13に示すように、実回転数信号の電圧が基準電圧Vref以上となるとき出力信号の電圧を高(H)レベルとし、実回転数信号の電圧が基準電圧Vrefを下まわるとき出力信号の電圧を低(L)レベルとする。ここで基準電圧Vrefは、図13(A)に示すように、第一実施形態と同様に定められた閾値Rthに対応する電圧である。したがってコンパレータ316は、実回転数信号の表す実回転数Rrが閾値Rth以上となるときHレベルの電圧の信号を、また実回転数Rrが閾値Rthを下まわるときLレベルの電圧の信号を出力するのである。こうしてコンパレータ316より出力される信号は、信号線143を通じてトランジスタ154のベースに伝達される。
このようなモータ制御装置300において、実回転数信号が閾値Rthより小さな実回転数Rrを表すときには、コンパレータ316の出力信号の電圧がLレベルとなるため、通電部126は反転後第二制御信号を受信する。それと共に通電部126は指令信号を受信し、モータ軸14の実回転数Rrが目標回転数Rに一致するようにモータ12を通電駆動する。一方、実回転数信号が閾値Rth以上の実回転数Rrを表すときには、コンパレータ316の出力信号の電圧がHレベルとなるため、通電部126は反転後第二制御信号を受信不能となり、目標回転方向Dを正転方向に強制設定する。それと共に通電部126は指令信号を受信し、正転方向におけるモータ軸14の実回転数Rrが目標回転数Rに一致するようにモータ12を通電駆動する。
以上説明したモータ制御装置300においては、実回転数信号が表すモータ軸14の実回転数Rrが閾値Rth以上であるとき、第一制御信号が表すモータ軸14の目標回転数Rも略閾値Rth以上であると推定することができる。そして、このときモータ制御装置300の駆動回路310では、第二制御信号が無視されてモータ軸14の目標回転方向Dが正転方向に強制設定される。したがって、外乱の影響を受けた第二制御信号が逆転方向を表すことになっても、モータ軸14の実回転数Rrが逆転方向に急増することはない。そのため、モータ軸14の実回転数Rrが逆転方向に急増して位相変化機構30等が故障するといった問題は生じない。しかもモータ制御装置300によると、目標回転方向Dを正転方向に強制設定してモータ12への通電を継続できるので、耐外乱性が向上する。
(第五実施形態)
本発明の第五実施形態によるモータ制御装置350を図14に示す。第五実施形態は第四実施形態に第二実施形態の特徴的構成を追加した変形例であり、第二及び第四実施形態と実質的に同一の構成部分には同一符号を付すことで説明を省略する。
モータ制御装置350の駆動回路360は、要素150,316,154に加えてANDゲート362及びインバータゲート363を有する判定部364を備えている。インバータゲート363は、第二実施形態のインバータゲート213に準じて、信号線138から分岐する信号線365に接続されており、反転後第二制御信号を出力する。ANDゲート362は、第二実施形態のANDゲート212に準じて、コンパレータ316の出力信号をトランジスタ154に伝達する信号線143の中途部と、インバータゲート363から出力された反転後第二制御信号を伝達する信号線367とに接続されている。したがってANDゲート362は、コンパレータ316の出力信号の電圧がHレベル且つ反転後第二制御信号の電圧がHレベルとなるときに電圧が高(H)レベルの信号を出力し、それ以外のときに電圧が低(L)レベルの信号を出力する。ANDゲート362の出力信号は、第二実施形態のANDゲート212に準じ、信号線366を通じて制御回路370に伝達される。
このようなモータ制御装置350において、実回転数信号が閾値Rthより小さな実回転数Rrを表すときには、コンパレータ316の出力信号の電圧がLレベルとなるので、ANDゲート362の出力信号の電圧がLレベルとなる。また、実回転数信号が閾値Rth以上の実回転数Rrを表してコンパレータ316の出力信号の電圧がHレベルとなっても、反転後第二制御信号の電圧が正転方向を表すLレベルとなるときには、ANDゲート362の出力信号の電圧がLレベルとなる。これらの場合に対し、実回転数信号が閾値Rth以上の実回転数Rrを表し且つ反転後第二制御信号の電圧が逆転方向を表すHレベルとなるときには、ANDゲート362の出力信号の電圧がHレベルとなる。以上より制御回路370では、信号線366を通じて受信したANDゲート362の出力信号の電圧がHレベルとなるときに異常が発生したと認知し、第一及び第二制御信号の生成を中止する。本実施形態では、制御回路370に伝達されるANDゲート362の出力信号が、異常を表す異常信号に相当する。
(第六実施形態)
本発明の第六実施形態によるモータ制御装置400を図15に示す。第六実施形態は第五実施形態に第三実施形態の特徴的構成を追加した変形例であり、第三及び第五実施形態と実質的に同一の構成部分には同一符号を付すことで説明を省略する。
モータ制御装置400の駆動回路410は、要素150,316,154,362,363に加えてトランジスタ412を有する判定部414を備えている。トランジスタ412は、第三実施形態のトランジスタ262に準じて、ベースを信号線366の中途部に、コレクタを信号線146の中途部にそれぞれ接続され、またエミッタを接地されている。したがって、ANDゲート362がHレベルの電圧の信号を出力するときには、信号線146による指令信号の伝達が不能になり、ANDゲート362がLレベルの電圧の信号を出力するときには、信号線146による指令信号の伝達が可能になる。
このようなモータ制御装置400において、実回転数信号が閾値Rth以上の実回転数Rrを表し且つ反転後第二制御信号が逆転方向を表すときには、ANDゲート362の出力信号の電圧がHレベルとなり、通電部416が指令信号の受信を禁止される。これにより指令信号を受信し得なくなった通電部416は、モータ12への通電を強制停止することになる。尚、実回転数信号が閾値Rth以上の実回転数Rrを表すものの、反転後第二制御信号が正転方向を表すときには、通電部416が第一実施形態の通電部126に準じて目標回転方向Dを正転方向に強制設定するので、モータ12への通電が正常通り継続される。
以上説明したモータ制御装置400によると、実回転数信号が表すモータ軸14の実回転数Rrが閾値Rth以上且つ第二制御信号が表すモータ軸14の目標回転方向Dが逆転方向であるとき、駆動回路410ではモータ12への通電が強制停止される。モータ制御装置400では、実回転数Rrが閾値Rth以上であるときに目標回転数Rも略閾値Rth以上であると推定可能なため、外乱の影響を受けた第二制御信号が逆転方向を表すことになっても、モータ12への通電が停止されることで、モータ軸14の実回転数Rrが逆転方向に急増することはない。そのため、モータ軸14の実回転数Rrが逆転方向に急増して位相変化機構30等が故障するといった問題は生じない。
しかも第五実施形態と同様にモータ制御装置400の制御回路370では、異常信号としての受信したANDゲート362の出力信号に基づき異常の発生を認知して、第一及び第二制御信号の生成を中止することができる。
尚、モータ制御装置400において、ANDゲート362の出力信号を制御回路370に伝達しないようにしてもよい。
以上説明した第一〜第六実施形態では、第一制御信号として、目標回転数Rに比例する周波数の信号を採用している。これに対し、目標回転数Rに比例する電圧又はデューティ比の信号を第一制御信号として採用してもよく、その場合、第一〜第六実施形態と同様な効果が得られる。
また、第一〜第六実施形態では、判定部124,214,264,315,364,414や演算部312の機能をマイクロコンピュータによって実現するようにしてもよい。
さらに、本発明を適用した第一〜第六実施形態のバルブタイミング調整装置では、回転体としてのスプロケット32に対して同一回転方向となる正転方向へモータ12が相対回転するときバルブタイミングを遅角側へ変化させ、スプロケット32に対してモータ12が逆転方向へ相対回転するときバルブタイミングを進角側へ変化させるように位相変化機構30を構成している。これに対し、スプロケット32に対して同一回転方向となる正転方向へモータ12が相対回転するときバルブタイミングを進角側へ、またスプロケット32に対してモータ12が逆転方向へ相対回転するときバルブタイミングを遅角側へ変化させるように位相変化機構30を構成してもよい。
本発明の第一実施形態によるモータ制御装置を示すブロック図である。 本発明の第一実施形態によるバルブタイミング調整装置を示す断面図である。 図2のIII−III線断面図である。 図2のIV−IV線断面図である。 本発明の第一実施形態による駆動回路の要部を示す回路図である。 本発明の第一実施形態において制御回路が生成する第一制御信号を説明するための特性図である。 本発明の第一実施形態において制御回路が生成する第二制御信号(A)、並びにインバータゲートが出力する反転後第二制御信号(B)を説明するための特性図である。 本発明の第一実施形態においてF−V変換部が出力する変換後第一制御信号(A)、並びにコンパレータが出力する信号(B)について説明するための特性図である。 本発明の第二実施形態によるモータ制御装置を示すブロック図である。 本発明の第二実施形態においてコンパレータが出力する信号(A)、インバータゲートが出力する反転後第二制御信号(B)、並びにANDゲートが出力する信号(C)について説明するための特性図である。 本発明の第三実施形態によるモータ制御装置を示すブロック図である。 本発明の第四実施形態によるモータ制御装置を示すブロック図である。 本発明の第四実施形態において演算部が生成する実回転数信号(A)、並びにコンパレータが出力する信号(B)について説明するための特性図である。 本発明の第五実施形態によるモータ制御装置を示すブロック図である。 本発明の第六実施形態によるモータ制御装置を示すブロック図である。
符号の説明
10 バルブタイミング調整装置、12 モータ、14 モータ軸、18 ホール素子、30 位相変化機構、32 スプロケット(回転体)、100,200,250,300,350,400 モータ制御装置、110,210,260,310,360,410 駆動回路、120 F−V変換部、122,314 フィードバック制御部、124,214,264,315,364,414 判定部、126,266,416 通電部、150,213,363 インバータゲート、152,316 コンパレータ、154,262,412 トランジスタ、180,220,370 制御回路、212,362 ANDゲート、312 演算部、D 目標回転方向、R 目標回転数、Rr 実回転数、Rth 閾値

Claims (8)

  1. モータの回転トルクを利用してエンジンのバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置であって、
    制御回路が生成した第一制御信号並びに第二制御信号を受信し、前記第一制御信号が表す前記モータの目標回転数並びに前記第二制御信号が表す前記モータの目標回転方向に基づき前記モータを通電駆動する駆動回路と、
    前記エンジンに追従して回転する回転体を有し、前記回転体に対して、同一回転方向となる正転方向へ又はその正転方向とは逆となる逆転方向へ前記モータが相対回転するとき、前記バルブタイミングを変化させる位相変化機構とを備え、
    前記第一制御信号が表す前記モータの目標回転数が閾値以上であるとき、前記駆動回路は前記第二制御信号を無視して前記モータの目標回転方向を前記正転方向に強制設定することを特徴とするバルブタイミング調整装置。
  2. モータの回転トルクを利用してエンジンのバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置であって、
    制御回路が生成した第一制御信号並びに第二制御信号を受信し、前記第一制御信号が表す前記モータの目標回転数並びに前記第二制御信号が表す前記モータの目標回転方向に基づき前記モータを通電駆動する駆動回路と、
    前記エンジンに追従して回転する回転体を有し、前記回転体に対して、同一回転方向となる正転方向へ又はその正転方向とは逆となる逆転方向へ前記モータが相対回転するとき、前記バルブタイミングを変化させる位相変化機構とを備え、
    前記第一制御信号が表す前記モータの目標回転数が閾値以上であり且つ前記第二制御信号が表す前記モータの目標回転方向が前記逆転方向であるとき、前記駆動回路は前記モータへの通電を強制停止することを特徴とするバルブタイミング調整装置。
  3. 前記駆動回路は、前記第一制御信号が表す前記モータの目標回転数が前記閾値以上であり且つ前記第二制御信号が表す前記モータの目標回転方向が前記逆転方向であるとき、異常を表す異常信号を前記制御回路に送信することを特徴とする請求項1又は2に記載のバルブタイミング調整装置。
  4. モータの回転トルクを利用してエンジンのバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置であって、
    制御回路が生成した第一制御信号並びに第二制御信号を受信し、前記第一制御信号が表す前記モータの目標回転数並びに前記第二制御信号が表す前記モータの目標回転方向に基づき前記モータを通電駆動する駆動回路と、
    前記エンジンに追従して回転する回転体を有し、前記回転体に対して、同一回転方向となる正転方向へ又はその正転方向とは逆となる逆転方向へ前記モータが相対回転するとき、前記バルブタイミングを変化させる位相変化機構とを備え、
    前記モータの実回転数が閾値以上であるとき、前記駆動回路は前記第二制御信号を無視して前記モータの目標回転方向を前記正転方向に強制設定することを特徴とするバルブタイミング調整装置。
  5. モータの回転トルクを利用してエンジンのバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置であって、
    制御回路が生成した第一制御信号並びに第二制御信号を受信し、前記第一制御信号が表す前記モータの目標回転数並びに前記第二制御信号が表す前記モータの目標回転方向に基づき前記モータを通電駆動する駆動回路と、
    前記エンジンに追従して回転する回転体を有し、前記回転体に対して、同一回転方向となる正転方向へ又はその正転方向とは逆となる逆転方向へ前記モータが相対回転するとき、前記バルブタイミングを変化させる位相変化機構とを備え、
    前記モータの実回転数が閾値以上であり且つ前記第二制御信号が表す前記モータの目標回転方向が前記逆転方向であるとき、前記駆動回路は前記モータへの通電を強制停止することを特徴とするバルブタイミング調整装置。
  6. 前記駆動回路は、前記モータの実回転数が前記閾値以上であり且つ前記第二制御信号が表す前記モータの目標回転方向が前記逆転方向であるとき、異常を表す異常信号を前記制御回路に送信することを特徴とする請求項4又は5に記載のバルブタイミング調整装置。
  7. 前記閾値は、前記モータにおいて設定される前記逆転方向の最大回転数より大きく且つ前記モータにおいて設定される前記正転方向の最大回転数より小さく設定されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
  8. 前記エンジンを制御する前記制御回路を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
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