JP2005198448A - モータの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 2系統の駆動コイルのうちの1系統のみに通電する低トルク駆動を何回も実行しても、ロータの回転軸や軸受が偏摩耗することを極力防止できるようにする。
【解決手段】 SRモータ13のステータコア36に2系統の駆動コイル38,39を装着し、2系統の駆動コイル38,39をそれぞれ別個のモータドライバによって駆動するようにする。これにより、一方の系統が故障しても、他方の系統でSRモータ13を駆動できると共に、駆動トルクを低下させる必要がある時に、1系統の駆動コイルのみに通電して駆動トルクを低下させる低トルク駆動を行うことができるようになっている。低トルク駆動時には、通電する駆動コイルの系統を所定パターンで切り替えることで、低トルク駆動時に、通電する駆動コイルの系統を切り替える毎に、ロータ37に作用する電磁力の方向(偏荷重の方向)を変化させてロータ37の回転軸や軸受の偏摩耗を防止する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ステータコアに、独立した複数系統の駆動コイルを装着し、いずれの系統の駆動コイルに通電してもそれ単独でロータを回転駆動できるように構成されたモータの制御装置に関する発明である。
モータの駆動コイルが断線すると、モータを正常に駆動できなくなるため、特許文献1(特開2001−271917号公報)に示すように、モータのステータコアに、独立した2系統の駆動コイルを装着し、片方の系統の駆動コイルが断線したときに、残りの1系統の駆動コイルのみに通電してロータを回転駆動するようにしたものがある。
特開2001−271917号公報(第4頁〜第8頁等)
上記構成では、1系統の駆動コイルのみでもロータを回転駆動できるように構成されているため、2系統の駆動コイルに通電してロータを回転駆動する場合は、駆動トルクが大きくなることから、このモータを使用して位置切換制御を行うシステムでは、通常よりも低トルクでロータを駆動することが好ましい場合がある。例えば、モータで位置切換機構の可動部材をその可動範囲の限界位置(ストッパ)に突き当てて基準位置を学習するシステムでは、モータの駆動トルクが大きいと、位置切換機構の各部品に負担が掛かりすぎ、故障原因になり兼ねないため、モータの駆動トルクを低下させて基準位置の学習処理を実行することが好ましい。
一般に、モータの駆動トルクは、PWM、PAM等によって低下させることができるが、モータ駆動回路の構成が複雑化してコストアップするという欠点がある。
そこで、通常駆動時には、2系統の駆動コイルに通電してロータを回転駆動し、駆動トルクを低下させる必要があるときに、1系統の駆動コイルのみに通電して駆動トルクを低下させる低トルク駆動モードに切り換えることが考えられる。
しかし、低トルク駆動時に常に同じ系統の駆動コイルに通電すると、ロータに作用する電磁力の方向が常に同じ通電系統の方向に偏ってしまい、ロータの回転軸と軸受との間に常に同じ方向の偏荷重が作用することになる。その結果、ロータの回転軸や軸受が偏摩耗してロータががたついたり、ロータが傾いてステータコアに接触して、最悪の場合、ロータがロック状態になってしまう可能性がある等、耐久性悪化の問題が発生する。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、複数系統の駆動コイルのうちの一部の系統の駆動コイルのみに通電する低トルク駆動を何回も実行しても、ロータの回転軸や軸受が偏摩耗することを極力防止することができて、低トルク駆動による耐久性悪化を極力防止することができるモータの制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、ステータコアに、独立した複数系統の駆動コイルを装着し、いずれの系統の駆動コイルに通電してもそれ単独でロータを回転駆動できるように構成されたモータの制御装置において、前記複数系統の駆動コイルのうちの一部の系統の駆動コイルのみに通電して通常よりも低トルクでロータを回転駆動する低トルク駆動時に、通電制御手段によって、通電する駆動コイルの系統を所定パターンで切り替えるようにしたものである。このようにすれば、低トルク駆動時に電磁力の偏りによる偏荷重がロータに作用しても、通電する駆動コイルの系統を切り替える毎に、ロータに作用する電磁力の方向(偏荷重の方向)を変化させることができ、ロータの回転軸と軸受との間に常に同じ方向の偏荷重が作用することを防止できる。このため、低トルク駆動を何回も実行しても、ロータの回転軸や軸受が偏摩耗することを極力防止することができて、低トルク駆動による耐久性悪化を極力防止することができる。
この場合、低トルク駆動時に駆動コイルの系統を切り替えるパターンは、様々なパターンが考えられる。例えば、請求項2のように、低トルク駆動時に、通電する駆動コイルの系統を、当該系統の通電相が一巡する毎に他の系統に切り替えるようにしたり、或は、請求項3のように、低トルク駆動時に、通電する駆動コイルの系統を、各通電相毎に他の系統に切り替えるようにしたり、或は、請求項5のように、低トルク駆動時に、通電する駆動コイルの系統を、前回の低トルク駆動時と異なる系統に切り替えるようにしても良い。いずれの切り替えパターンを採用しても、ロータに作用する電磁力の方向(偏荷重の方向)を適宜変化させることができて、ロータの回転軸や軸受が偏摩耗することを極力防止することができる。
また、低トルク駆動中に通電する駆動コイルの系統を切り替える場合には、請求項4のように、通電する駆動コイルの系統を切り替える際に、切り替え前の系統と切り替え後の系統の両方の駆動コイルに重ねて通電するようにすると良い。このようにすれば、低トルク駆動中に通電する駆動コイルの系統を切り替える際に、駆動トルクの落ち込みがなく、安定した駆動トルクを発生させることができて、ロータを滑らかに安定して回転させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を具体化した2つの実施例1,2を説明する。
本発明を自動変速機のレンジ切換機構のモータ駆動システムに適用した実施例1を図面に基づいて説明する。まず、図1及び図2に基づいてレンジ切換機構11の構成を説明する。レンジ切換機構11は、自動変速機12のレンジを、パーキングレンジ(P)、リバースレンジ(R)、ニュートラルレンジ(N)、ドライブレンジ(D)に切り換えるためのものである。このレンジ切換機構11の駆動源となるモータ13は、例えばスイッチトリラクタンスモータ(SRモータ)等の同期モータにより構成され、減速機構14(図2参照)を内蔵し、この減速機構14の回転軸に嵌合連結された出力軸15の回転角を検出する出力軸センサ16が設けられている。
この出力軸15には、自動変速機12の油圧回路のマニュアルバルブ17を切り換えるためのディテントレバー18が固定されている。このディテントレバー18にはL字形のパーキングロッド19が固定され、このパーキングロッド19の先端部に設けられた円錐体20がロックレバー21に当接している。このロックレバー21は、円錐体20の位置に応じて軸22を中心にして上下動してパーキングギヤ23をロック/ロック解除するようになっている。このパーキングギヤ23は、自動変速機12の出力軸に設けられ、このパーキングギヤ23がロックレバー21によってロックされると、車両の駆動輪が回り止めされた状態(パーキング状態)に保持される。
また、ディテントレバー18には、マニュアルバルブ17のスプール弁24が連結され、モータ13によって出力軸15と一体にディテントレバー18を回動させることで、マニュアルバルブ17のスプール弁24の位置を切り換えて、自動変速機12のレンジを、Pレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジのいずれかに切り換える。ディテントレバー18には、スプール弁24を上記各レンジに対応する位置に保持するための4個の凹部25が形成されている。
一方、ディテントレバー18を各レンジに対応する位置に保持するためのディテントバネ26がマニュアルバルブ17に固定され、このディテントバネ26の先端に設けられた係合部27がディテントレバー18の目標レンジの凹部25に嵌まり込むことで、ディテントレバー18が目標レンジの回転角で保持されて、マニュアルバルブ17のスプール弁24の位置が目標レンジの位置で保持されるようになっている。
Pレンジでは、パーキングロッド19がロックレバー21に接近する方向に移動して、円錐体20の太い部分がロックレバー21を押し上げてロックレバー21の凸部21aがパーキングギヤ23に嵌まり込んでパーキングギヤ23をロックした状態となり、それによって、自動変速機12の出力軸(駆動輪)がロックされた状態(パーキング状態)に保持される。
一方、Pレンジ以外のレンジでは、パーキングロッド19がロックレバー21から離れる方向に移動して、円錐体20の太い部分がロックレバー21から抜け出てロックレバー21が下降し、それによって、ロックレバー21の凸部21aがパーキングギヤ20から外れてパーキングギヤ20のロックが解除され、自動変速機12の出力軸が回転可能な状態(走行可能な状態)に保持される。
出力軸センサ16は、モータ13の減速機構14の出力軸15の回転角に応じて出力電圧がリニアに変化する回転角センサ(例えばポテンショメータ)によって構成され、その出力電圧によって現在の出力軸15の回転角、ひいては現在のレンジがPレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジのいずれであるかを確認できるようになっている。
次に、図3及び図4に基づいてモータ13の構成を説明する。本実施例1では、モータ13として、スイッチトリラクタンスモータ(以下「SRモータ」と表記する)が用いられている。このSRモータ13は、ステータコア36とロータ37が共に突極構造を持つモータで、永久磁石が不要で構造が簡単であるという利点がある。円筒状のステータコア36の内周部には、例えば12個の突極36aが等間隔に形成され、これに対して、ロータ37の外周部には、例えば8個の突極37aが等間隔に形成され、ロータ37の回転に伴い、ロータ37の各突極37aがステータコア36の各突極36aと微小ギャップを介して順番に対向するようになっている。ステータコア36の12個の突極36aには、2系統(a系統とb系統)の駆動コイル38,39のU相、V相、W相の各巻線が対称な位置に巻回されている。尚、ステータコア36とロータ37の突極31a,32aの数は適宜変更しても良いことは言うまでもない。以下の説明では、一方の系統(a系統)の駆動コイル38の「U相」、「V相」、「W相」をそれぞれ「Ua相」、「Va相」、「Wa相」と表記し、他方の系統(b系統)の駆動コイル39の「U相」、「V相」、「W相」をそれぞれ「Ub相」、「Vb相」、「Wb相」と表記する。
2系統の駆動コイル38,39の各相の巻線の巻回順序は、ステータコア36の12個の突極36aに対して、例えば、Va相→Wa相→Ua相→Va相→Wa相→Ua相→Vb相→Wb相→Ub相→Vb相→Wb相→Ub相の順序で巻回されている。
図4に示すように、2系統の駆動コイル38,39は、車両に搭載されたバッテリ40を電源として、それぞれ別個のモータドライバ34,35によって駆動される。このように、駆動コイル38,39とモータドライバ34,35をそれぞれ2系統ずつ設けることで、一方の系統が故障しても、他方の系統でSRモータ13を駆動できると共に、駆動トルクを低下させる必要があるとき(例えば基準位置学習時等)に、1系統の駆動コイルのみに通電して駆動トルクを低下させる低トルク駆動(1系統通電)を行うことができるようになっている。図4に示すモータドライバ34,35の回路構成例では、各相毎にトランジスタ等のスイッチング素子41を1個ずつ設けたユニポーラ駆動方式の回路構成としているが、各相毎にスイッチング素子を2個ずつ設けたバイポーラ駆動方式の回路構成を採用しても良い。
各モータドライバ34,35の各スイッチング素子41のオン/オフは、ECU33によって制御される。図2に示すように、このECU33と各モータドライバ34,35は、レンジ切換制御装置32に搭載されている。
また、SRモータ13には、ロータ37の回転角を検出するためのエンコーダ31が設けられている。このエンコーダ31は、例えば磁気式のロータリエンコーダにより構成されており、SRモータ13のロータ37の回転に同期してA相、B相、Z相のパルス信号をレンジ切換制御装置32に出力するように構成されている。レンジ切換制御装置32のECU33は、エンコーダ31から出力されるA相信号とB相信号の立ち上がり/立ち下がりの両方のエッジをカウントして、そのエンコーダカウント値に応じてモータドライバ34,35によってSRモータ13の通電相を図5の通電テーブルの順序で切り換えることでSRモータ13を回転駆動する。
この際、A相信号とB相信号の発生順序によってロータ37の回転方向を判定し、正回転(Pレンジ→Dレンジの回転方向)ではエンコーダカウント値をカウントアップし、逆回転(Dレンジ→Pレンジの回転方向)ではエンコーダカウント値をカウントダウンする。これにより、SRモータ13が正回転/逆回転のいずれの方向に回転しても、エンコーダカウント値とSRモータ13の回転角との対応関係が維持されるため、正回転/逆回転のいずれの回転方向でも、エンコーダカウント値によってSRモータ13の回転角を検出して、その回転角に対応した相の巻線に通電してモータ13を回転駆動する。尚、エンコーダ31のZ相信号は、ロータ37の基準回転角を検出するのに用いられる。
運転者が自動変速機12のシフトレバーを操作すると、ECU33は、シフトレバーの操作で選択されたレンジに対応する目標回転角(エンコーダカウント値の目標値)を設定して、SRモータ13への通電を開始し、エンコーダカウント値が目標値と一致する位置で停止するようにSRモータ13をフィードバック制御する。通常のフィードバック制御は、2系統の駆動コイル38,39に通電してロータ37を回転駆動する通常駆動(2系統通電)で実行される。
本実施例1では、通常駆動(2系統通電)は、図5の通電テーブルに従って1相通電と2相通電とを交互に切り替える1−2相励磁方式で実行されるが、1相通電のみで駆動する1相励磁方式、又は2相通電のみで駆動する2相励磁方式を採用しても良い。いずれの励磁方式でも、通常駆動(2系統通電)では、「U相」に通電する場合はUa相とUb相に同時に通電し、「V相」に通電する場合はVa相とVb相に同時に通電し、「W相」に通電する場合はWa相とWb相に同時に通電する。
また、ECU33は、駆動トルクを低下させる必要があるとき(例えば基準位置学習時等)に、1系統の駆動コイルのみに通電して駆動トルクを低下させる低トルク駆動(1系統通電)を実行する。この低トルク駆動(1系統通電)では、図5の通電テーブルの例1〜例3のいずれかのパターンで、通電する駆動コイルの系統を切り替える。この低トルク駆動(1系統通電)でも、エンコーダカウント値に基づいて通電相を切り替えるフィードバック制御が実行される。
図5の通電テーブルの例1では、低トルク駆動時に、通電する駆動コイルの系統を、当該系統の通電相が1−2相励磁方式で一巡する毎に他の系統に切り替える(Ua→UaVa→Va→VaWa→Wa→Ub→UbVb→Vb→VbWb→Wbの順序で切り替える)。
例2では、低トルク駆動時に、通電する駆動コイルの系統を、各通電相毎に他の系統に切り替える(Ua→Vb→Wa→Ub→Va→Wbの順序で切り替える)。
例3では、低トルク駆動時に、通電する駆動コイルの系統を、当該系統の通電相が1相励磁方式で一巡する毎に他の系統に切り替える(Wa→Ua→Va→Ub→Vb→Wb→Va→Wa→Ua→Wb→Ub→Vb→Ua→Va→Wa→Vb→Wb→Ubの順序で切り替える)。
上記例1〜例3のいずれの場合も、通電する駆動コイルの系統を切り替える際に、切り替え前の系統と切り替え後の系統の両方の駆動コイル38,39に重ねて通電する。このようにすれば、低トルク駆動中に通電する駆動コイルの系統を切り替える際に、駆動トルクの落ち込みがなく、安定した駆動トルクを発生させることができて、ロータ37を滑らかに安定して回転させることができる。
ECU33は、特許請求の範囲でいう通電制御手段として機能し、SRモータ13の起動要求が発生する毎に、図6の通電テーブル選択ルーチンを実行して、通常駆動(2系統通電)と低トルク駆動(1系統通電)のいずれか一方を選択してSRモータ13を駆動する。本ルーチンが起動されると、まずステップ101で、低トルク駆動要求が有るか否かを判定し、低トルク駆動要求が有れば、ステップ102に進み、図5の通電テーブルのうちの低トルク駆動通電テーブル(例1〜例3のいずれか)を選択して、低トルク駆動を実行する。
これに対して、ステップ101で、低トルク駆動要求が無いと判定されれば、ステップ103に進み、図5の通電テーブルのうちの通常駆動通電テーブルを選択して、通常駆動を実行する。
以上説明した本実施例1によれば、2系統の駆動コイル38,39の片方の系統のみに通電して駆動トルクを低下させる低トルク駆動時に、通電する駆動コイルの系統を、通電相が一巡する毎又は各通電相毎に切り替えるようにしたので、低トルク駆動時に電磁力の偏りによる偏荷重がロータ37に作用しても、通電する駆動コイルの系統を切り替える毎に、ロータ37に作用する電磁力の方向(偏荷重の方向)を変化させることができ、ロータ37の回転軸と軸受との間に常に同じ方向の偏荷重が作用することを防止できる。このため、低トルク駆動を何回も実行しても、ロータ37の回転軸や軸受が偏摩耗することを極力防止することができて、低トルク駆動による耐久性悪化を極力防止することができる。
上記実施例1では、低トルク駆動中に、通電する駆動コイルの系統を所定パターンで切り替えるようにしたが、本発明の実施例2では、図7の通電テーブル選択ルーチンを実行することで、低トルク駆動時に、通電する駆動コイルの系統を、前回の低トルク駆動時と異なる系統に切り替えるようにしている。
図7の通電テーブル選択ルーチンが起動されると、まずステップ201で、低トルク駆動要求が有るか否かを判定し、低トルク駆動要求が有れば、ステップ202に進み、前回の低トルク駆動時と異なる系統の低トルク駆動通電テーブルを選択して、低トルク駆動を実行する。この低トルク駆動通電テーブルは、1−2相励磁方式、1相励磁方式、2相励磁方式のいずれかの方式で、通電相を切り替えるように設定されている。
これに対して、ステップ201で、低トルク駆動要求が無いと判定されれば、ステップ203に進み、通常駆動通電テーブルを選択して、通常駆動を実行する。
以上説明した本実施例2では、低トルク駆動時に、通電する駆動コイルの系統を、前回の低トルク駆動時と異なる系統に切り替えるようにしたので、低トルク駆動時に電磁力の偏りによる偏荷重がロータ37に作用しても、通電する駆動コイルの系統を切り替える毎に、ロータ37に作用する電磁力の方向(偏荷重の方向)を変化させることができて、ロータ37の回転軸や軸受が偏摩耗することを極力防止することができて、低トルク駆動による耐久性悪化を極力防止することができる。
尚、上記実施例1,2では、SRモータ13を駆動する駆動コイル38,39を2系統設けたが、これを3系統以上設けても良い。3系統以上の場合は、低トルク駆動時に2系統の駆動コイルに通電したり、1系統の駆動コイルのみに通電するようにしても良く、この場合でも、低トルク駆動時に、通電する駆動コイルの系統を所定パターンで切り替えるようにすれば良い。
また、上記実施例1,2のレンジ切換装置は、P,R,N,Dの各レンジに切り換えるようにしたが、これに加えて、セカンドレンジ(2)やローレンジ(L)を追加しても良く、或は、PレンジとNotPレンジの2つのレンジのみを切り換えるレンジ切換装置にも本発明を適用して実施できる。
その他、本発明は、レンジ切換装置に限定されず、SRモータ等の同期モータを駆動源とする各種の装置に適用して実施できることは言うまでもない。
本発明の実施例1のレンジ切換装置を示す斜視図である。 レンジ切換装置の制御システム全体の構成を概略的に示す図である。 SRモータの構成を説明する図である。 SRモータを駆動する回路構成を説明する図である。 通電テーブルを説明する図である。 実施例1の通電テーブル選択ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2の通電テーブル選択ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
11…レンジ切換機構、12…自動変速機、13…モータ、14…減速機構、15…出力軸、16…出力軸センサ、17…マニュアルバルブ、18…ディテントレバー、19…パーキングロッド、21…ロックレバー、23…パーキングギヤ、26…ディテントバネ、31…エンコーダ、33…ECU(通電制御手段)、34,35…モータドライバ、36…ステータコア、37…ロータ、38,39…駆動コイル。

Claims (5)

  1. ステータコアに、独立した複数系統の駆動コイルを装着し、いずれの系統の駆動コイルに通電してもそれ単独でロータを回転駆動できるように構成されたモータの制御装置において、
    前記複数系統の駆動コイルのうちの一部の系統の駆動コイルのみに通電して通常よりも低トルクで前記ロータを回転駆動する低トルク駆動時に、通電する駆動コイルの系統を所定パターンで切り替える通電制御手段を備えていることを特徴とするモータの制御装置。
  2. 前記通電制御手段は、前記低トルク駆動時に、通電する駆動コイルの系統を、当該系統の通電相が一巡する毎に他の系統に切り替えることを特徴とする請求項1に記載のモータの制御装置。
  3. 前記通電制御手段は、前記低トルク駆動時に、通電する駆動コイルの系統を、各通電相毎に他の系統に切り替えることを特徴とする請求項1に記載のモータの制御装置。
  4. 前記通電制御手段は、前記低トルク駆動時に、通電する駆動コイルの系統を切り替える際に、切り替え前の系統と切り替え後の系統の両方の駆動コイルに重ねて通電することを特徴とする請求項2又は3に記載のモータの制御装置。
  5. 前記通電制御手段は、前記低トルク駆動時に、通電する駆動コイルの系統を、前回の低トルク駆動時と異なる系統に切り替えることを特徴とする請求項1に記載のモータの制御装置。
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