JP2004350447A - モータ駆動回路 - Google Patents

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Hideji Tani
秀司 谷
Akihiko Takenaka
昭彦 竹中
Haruyuki Urushibata
晴行 漆畑
Takayuki Inohara
孝之 猪原
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Abstract

【課題】モータ利用型のバルブ開閉制御装置において故障を防止するモータ駆動回路を提供する。
【解決手段】モータ駆動回路110は、モータ12に通電するための通電経路と、モータ12への通電状態を監視するモニタ手段126と、モニタ手段126による監視結果を表すモニタ信号を制御回路130に出力する出力手段128とを備えている。モニタ手段126は、通電経路を流れる電流の強さを検出するように構成されており、その検出結果を表す信号をモニタ信号として出力手段128から出力させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータの回転トルクを利用して内燃機関(以下、エンジンという)のバルブの開閉を制御するバルブ開閉制御装置のモータ駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、バルブ開閉制御装置の一種に、モータの回転トルクを利用してエンジンのバルブタイミングを調整する装置が知られている(例えば特許文献1参照)。また、バルブ開閉制御装置の別の一種に、モータの回転トルクを利用してエンジンのバルブリフトを調整する装置が知られている(例えば特許文献2参照)。
このようなモータ利用型のバルブ開閉制御装置において、エンジンの制御回路から出力される制御信号に従ってモータ駆動回路がモータに通電する技術が考えられている。
【0003】
【特許文献1】
実開平4−105906号公報
【特許文献2】
特開平11−324625号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来では、制御回路とモータ駆動回路との間における信号伝達が制御回路からモータ駆動回路に向かう一方向に限られているため、モータ駆動回路からモータへの実際の通電状態とは無関係に制御回路が制御信号を生成する。そのため、異常により止まったモータを回転させるべくモータへの通電量を増大する制御信号を制御回路が生成する場合等には、モータへの通電量が過多となってモータ及びモータ駆動回路が発熱により故障することがある。
本発明の目的は、モータ利用型のバルブ開閉制御装置において故障を防止するモータ駆動回路を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1〜9に記載の発明によると、モータ駆動回路のモニタ手段はモータへの通電状態を監視し、モータ駆動回路の出力手段はモニタ手段による監視結果を表すモニタ信号をエンジンの制御回路に出力する。モニタ信号を受けた制御回路では、モータへの実際の通電状態に基づいてモータへの通電量が過多とらないようにする制御信号を生成することが可能である。そのような制御信号がモータ駆動回路に出力されることによって、モータ及びモータ駆動回路は発熱を抑制されて故障し難くなる。
【0006】
請求項3に記載の発明によると、モータに通電するための通電経路を流れる電流の強さ又は通電経路上の二点間の電位差が閾値を超えたときモニタ手段はモニタ信号を出力手段から出力させる。このモニタ信号を受けた制御回路から例えばモータへの通電を抑制する制御信号がモータ駆動回路に出力されることで、過多な通電による故障からモータ及びモータ駆動回路を確実に護ることができる。
【0007】
請求項4に記載の発明によると、モータに通電するための通電経路を流れる電流の強さ又は通電経路上の二点間の電位差が閾値を超えたときモニタ手段はモータへの通電を自己制御により停止する。そのため、制御回路の制御によることなく即座に、モータ及びモータ駆動回路を過多な通電による故障から護ることができる。
【0008】
請求項5に記載の発明によると、モータに通電するための通電経路を流れる電流の強さ又は通電経路上の二点間の電位差が設定時間以上、閾値を超えた場合にモニタ手段はモニタ信号を出力手段から出力させる。このモニタ信号を受けた制御回路から例えばモータへの通電を抑制する制御信号がモータ駆動回路に出力されることで、モータ及びモータ駆動回路を過多な通電による故障から護ることができる。しかも、通電経路を流れる電流の強さ又は通電経路上の二点間の電位差が偶発的且つ瞬間的に閾値を超えた場合には、モニタ信号が制御回路に出力されなくなる。これにより制御回路は、モータ及びモータ駆動回路の故障を招く通電状態を正確に検知可能となる。
【0009】
請求項6に記載の発明によると、モータに通電するための通電経路を流れる電流の強さ又は通電経路上の二点間の電位差が設定時間以上、閾値を超えた場合にモニタ手段はモータへの通電を自己制御により停止する。そのため、制御回路の制御によることなくモータ及びモータ駆動回路を過多な通電による故障から護ることができる。しかも、通電経路を流れる電流の強さ又は通電経路上の二点間の電位差が偶発的且つ瞬間的に閾値を超えただけにも拘わらずモータへの通電が停止する事態を回避できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態によるモータ駆動装置を備えたバルブ開閉制御装置を図2〜図4に示す。バルブ開閉制御装置10は、エンジンのクランクシャフトの駆動トルクをエンジンのカムシャフト11に伝達する伝達系に設けられる。バルブ開閉制御装置10は、モータ駆動装置100により駆動制御されたモータ12の回転トルクを利用して、エンジンの吸、排気バルブのバルブタイミングを調整し、吸、排気バルブの開閉を制御する。
【0011】
図2及び図3に示すようにバルブ開閉制御装置10のモータ12は、回転軸14、軸受16、回転角センサ18、ステータ20等から構成される三相モータである。
回転軸14は、二つの軸受16により軸方向の二箇所を支持されて軸線O周りに回転可能である。回転軸14は、軸本体から径方向外側に突出する円形板状のロータ部15を形成しており、ロータ部15の外周壁に複数の磁石15aが埋設されている。回転角センサ18はロータ部15の近傍に配設され、各磁石15aの形成磁界の強さを感知することにより回転軸14の回転角度を検出する。回転角センサ18の出力端子はモータ駆動装置100の制御回路130に接続されており、回転角度の検出結果を表す信号を制御回路130に出力する。
【0012】
ステータ20は回転軸14の外周側に配設されている。ステータ20の複数のコア21は回転軸14の軸線O周りに等間隔に並んでいる。各コア21に巻線22が一つずつ巻回しされている。図1に示すように、本実施形態の巻線22は三つを一組としてスター結線されており、同一の組をなす三つの巻線22u,22v,22wの各非結線端は端子23u,23v,23wを通じてモータ駆動装置100の駆動回路110に接続される。モータ駆動装置100の制御に従って各巻線22(22u,22v,22w)は、図3の時計方向又は反時計方向の回転磁界を回転軸14の外周側に形成する。図3の時計方向の回転磁界が形成されるときには、ロータ部15の各磁石が順に吸引力と反発力とを受け、図3の時計方向の回転トルクが回転軸14に付与される。同様に、図3の反時計方向の回転磁界が形成されるときには、図3の反時計方向の回転トルクが回転軸14に付与される。
【0013】
図2及び図4に示すようにバルブ開閉制御装置10の位相変化機構30は、スプロケット32、リングギア33、偏心軸34、遊星歯車35、出力軸36等から構成されている。
スプロケット32は出力軸36の外周側に同軸上に配設されており、出力軸36に対して回転軸14と同じ軸線O周りに相対回転可能である。クランクシャフトの駆動トルクがチェーンベルトを通じてスプロケット32に入力されるとき、スプロケット32はクランクシャフトに対する回転位相を保ちつつ、軸線Oを中心として図4の時計方向に回転する。リングギア33は内歯車で構成されてスプロケット32の内周壁に同軸上に固定されており、スプロケット32と一体に回転する。
【0014】
偏心軸34は、回転軸14に連結固定されることにより軸線Oに対し偏心して配設されており、回転軸14と一体となって偏心軸線P周りに回転可能である。遊星歯車35は外歯車で構成されており、複数の歯の一部をリングギア33の複数の歯の一部に噛み合わせるようにしてリングギア33の内周側に遊星運動可能に配設されている。偏心軸34の外周壁に同軸上に支持されている遊星歯車35は、偏心軸34に対して偏心軸線P周りに相対回転可能である。出力軸36はカムシャフト11に同軸上にボルト固定されており、回転軸14と同じ軸線Oを中心としてカムシャフト11と一体に回転する。出力軸36には、軸線Oを中心とする円環板状の係合部37が形成されている。係合部37には、軸線O周りに等間隔に複数の係合孔38が設けられている。遊星歯車35には、各係合孔38と向き合う箇所に係合突起39が設けられている。複数の係合突起39は、偏心軸線P周りに等間隔に配設されている。係合突起39は出力軸36側に突出し、対応する係合孔38に突入している。
【0015】
偏心軸34に伝達される回転軸14の回転トルクが変化しないとき、クランクシャフトの回転に伴い遊星歯車35は、リングギア33との噛み合い位置を保ったまま、スプロケット32、偏心軸34及び回転軸14と一体に図4の時計方向に回転する。このとき、係合突起39が係合孔38の内周壁を回転方向に押圧するため、出力軸36はスプロケット32に対する回転位相を保ったまま図4の時計方向に回転する。これにより、クランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相が保たれる。一方、回転軸14の回転トルクが図4の反時計方向に増大するときには、遊星歯車35が偏心軸34及びスプロケット32に対して図4の時計方向に相対回転する。このとき、係合突起39が係合孔38を回転方向に押圧する力が増大するため、出力軸36はスプロケット32に対して進角する。これにより、クランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相が進角側に変化する。また一方、回転軸14の回転トルクが図4の時計方向に増大するときには、遊星歯車35が偏心軸34及びスプロケット32に対して図4の反時計方向に相対回転する。このとき、係合突起39が係合孔38を反回転方向に押圧するようになるため、出力軸36はスプロケット32に対して遅角する。これにより、クランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相が遅角側に変化する。
【0016】
次に、モータ駆動装置100について詳細に説明する。
モータ駆動装置100は、駆動回路110、制御回路130等から構成されている。尚、図2では、駆動回路110及び制御回路130を模式的にモータ12の外部に位置するように示しているが、駆動回路110及び制御回路130の各設置箇所については適宜設定できる。例えば、駆動回路110をモータ12内に設置し、制御回路130をモータ12外に設置するようにしてもよい。また例えば、駆動回路110の一部をモータ12内に設置し、駆動回路110の残部及び制御回路130をモータ12外に設置するようにしてもよい。
【0017】
図1に示すように駆動回路110のブリッジ部112は、二つのスイッチング素子114a,114bが互いに直列に接続されてなる通電経路としてのアームを三列有している。各アーム116u,116v,116wにおいてスイッチング素子114a,114bの相互接続点117u,117v,117wには、モータ12の上記端子23u,23v,23wが接続されている。各アーム116u,116v,116wの一端同士は第一接続点118において接続されており、その第一接続点118に直流電源120が接続されている。各アーム116u,116v,116wの他端同士は第二接続点119において接続されて接地されている。
【0018】
各スイッチング素子114a,114bは電界効果トランジスタで構成されており、各スイッチング素子114a,114bのゲートに制御回路130が接続されている。各スイッチング素子114a,114bは制御回路130から出力される制御信号に従ってオンオフされ、オン状態となるとき第一接続点118側から第二接続点119側に向かって電流を流す。一アームの相互接続点より第一接続点118側のスイッチング素子114a及び別アームの相互接続点より第二接続点119側のスイッチング素子114bが共にオン状態となるとき、それら二つのスイッチング素子114a,114bに直列に繋がる二つの巻線22に電流が流れる。例えばアーム116uのスイッチング素子114aとアーム116vのスイッチング素子114bがオン状態となるときには、図1に二点鎖線矢印で示す如く巻線22u,22vが通電される。各アーム116u,116v,116wのスイッチング素子114a,114bには、第二接続点119側から第一接続点118側に向かって電流を流すダイオード121が並列に接続されている。
【0019】
各アーム116u,116v,116wにおいて相互接続点117u,117v,117wより第二接続点119側のスイッチング素子114bと第二接続点119との間に負荷抵抗素子122u,122v,122wが介装されている。駆動回路110の検出部126は、各負荷抵抗素子122u,122v,122wを流れる電流の強さを検出する。これにより検出部126は、通電経路たる各アーム116u,116v,116wを通じた各巻線22u,22v,22wへの通電の状態を監視する。例えば、アーム116uのスイッチング素子114aとアーム116vのスイッチング素子114bがオン状態となるとき、負荷抵抗素子122vを流れる電流の強さを検出することで、巻線22u,22vへの通電状態を監視できる。検出部126の出力端子部128は制御回路130に接続されており、上記通電状態の監視結果を表すモニタ信号として電流の検出結果を表す信号を制御回路130に出力する。但し、本実施形態の検出部126は、検出した電流の強さが所定の閾値を超えたときモニタ信号を出力端子部128から出力させる。ここで閾値は、モータ12、ブリッジ部112及び検出部126が発熱して故障を起こすときの電流の強さよりも小さく設定される。
【0020】
制御回路130は、例えばマイクロコンピュータ等で構成されている。制御回路130は、エンジン回転数、アクセル開度等に基づいてエンジンの作動を制御する。制御回路130はさらに、回転角センサ18の出力信号、検出部126の出力信号等に基づいて駆動回路110からモータ12への通電を制御する。
【0021】
ここで、制御回路130による駆動回路110の制御方法について図5を参照しつつ説明する。尚、図5では、アーム116u,116v,116wをそれぞれAu,Av,Awと略記し、スイッチング素子114a,114bをそれぞれSa,Sbと略記している。
【0022】
制御回路130は、電圧レベルがハイ(H)及びロー(L)の二種類の制御信号を生成する。制御回路130は、ハイレベルの制御信号をスイッチング素子114a,114bに出力することでその素子をオン状態にし、ローレベルの制御信号をスイッチング素子114a,114bに出力することでその素子をオフ状態にする。制御回路130は、検出部126からモニタ信号を受信しないとき、オン状態にする二つのスイッチング素子114a,114bを図5に示す如き制御信号の電圧レベルの切換により変化させて、各巻線22u,22v,22wに所定のタイミングで通電する。このとき制御回路130は、オン状態にする二つのスイッチング素子114a,114bのうち一方114aにハイレベルの制御信号を継続的に出力し、他方114bにハイレベルの制御信号を断続的に出力するパルス幅変調(PWM)制御を実施する。そのため、制御回路130がPWM制御において設定するパルス幅に応じて巻線22への通電量が変化する。本実施形態では、巻線22への通電量が増大して検出部126の検出電流の強さが閾値を超えると、制御回路130がモニタ信号を受信して全てのスイッチング素子114a,114bにローレベルの制御信号を出力する。すなわち巻線22への通電量が過多となる場合には、制御回路130の制御により全ての巻線22への通電が停止される。したがって、要素12,112,126が発熱による故障から護られる。
以上、検出部126がモニタ手段を構成し、出力端子部128が出力手段を構成している。
【0023】
(第二実施形態)
本発明の第二実施形態によるモータ駆動装置を図6に示す。第一実施形態と実質的に同一の構成部分には同一符号を付す。
第二実施形態において駆動回路110は、第一実施形態の構成要素に加えて自己制御部200を有している。自己制御部200は、スイッチング素子114a,114bのゲートと制御回路130との間に介装されている。また、自己制御部200は検出部126に接続されている。
【0024】
本実施形態において検出部126は、制御回路への130へのモニタ信号を常時出力端子部128から出力させると共に、検出電流の強さが閾値を超えたとき自己制御部200にモニタ信号を出力する。モニタ信号を受信した制御回路130は、第一実施形態と同様な方法により通電する巻線22を変化させる際、要素12,112,126の発熱を抑制する通電を実現するように、モニタ信号が表す実際の通電状態に基づきPWM制御におけるパルス幅を設定する。自己制御部200は検出部126からモニタ信号を受信しないとき、制御回路130から出力される制御信号を当該信号に対応するスイッチング素子114a,114bに出力する。また、自己制御部200は、異常等に起因する通電量の増大により検出部126の検出電流の強さが閾値を超えることに応じてモニタ信号を受信すると、全てのスイッチング素子114a,114bにローレベルの信号を制御回路130の制御信号とは無関係に出力する。すなわち巻線22への通電量が過多となる場合には、駆動回路110が自己制御により巻線22への通電を停止する。このような本実施形態では、制御回路130のPWM制御におけるパルス幅設定と駆動回路110の自己制御とによって、要素12,112,126の発熱による故障を確実に防止できる。
以上、検出部126及び自己制御部200がモニタ手段を構成している。
【0025】
尚、上述した第一及び第二実施形態では、検出部126について、検出電流の強さが閾値を超えたときモニタ信号を制御回路130又は自己制御部200に出力するように構成している。これに対し、検出電流の強さが設定時間以上、閾値を超えた場合にモニタ信号を制御回路130又は自己制御部200に出力するように検出部126を構成してもよい。このように一旦閾値を超えた検出電流を設定時間監視する機能を持つ検出部126を採用することで、検出電流の強さが偶発的に急上昇して閾値を超えただけにも拘わらず巻線22への通電が停止される事態を回避できる。
【0026】
また、上述した第一及び第二実施形態では、各負荷抵抗素子122u,122v,122wを流れる電流の強さを検出部126により検出し、その検出結果を閾値と比較している。これに対し、各負荷抵抗素子122u,122v,122wの両端間の電位差を検出し、その検出結果について、要素12,112,126が発熱して故障するときの電位差よりも小さい所定の閾値と比較するようにしてもよい。
【0027】
さらに、上述した第一及び第二実施形態では、三相モータを駆動するためのモータ駆動装置100及びその駆動回路110に本発明を適用した例について説明した。これに対し、DCモータ、単相モータ乃至は三相以外の多相モータを駆動するためのモータ駆動装置及びその駆動回路に本発明を適用してもよい。
【0028】
またさらに、上述した第一及び第二実施形態では、吸、排気バルブのバルブタイミングを調整するバルブ開閉制御装置10のモータ駆動装置100及びその駆動回路110に本発明を適用した例について説明した。これに対し、吸、排気バルブのバルブリフトを調整するバルブ開閉制御装置のモータ駆動装置及びその駆動回路に本発明を適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態によるモータ駆動装置を模式的に示すブロック図である。
【図2】本発明の第一実施形態によるバルブ開閉制御装置を模式的に示す断面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】本発明の第一及び第二実施形態において制御回路が駆動回路に出力する制御信号を示す模式図である。
【図6】本発明の第二実施形態によるモータ駆動装置を模式的に示すブロック図である。
【符号の説明】
10 バルブ開閉制御装置
12 モータ
18 回転角センサ
20 ステータ
21 コア
22(22u,22v,22w) 巻線
23u,23v,23w 端子
30 位相変化機構
100 モータ駆動装置
110 駆動回路(モータ駆動回路)
112 ブリッジ部
114a,114b スイッチング素子
116u,116v,116w アーム(通電経路)
120 直流電源
122u,122v,122w 負荷抵抗素子
126 検出部(モニタ手段)
128 出力端子部(出力手段)
130 制御回路
200 自己制御部(モニタ手段)

Claims (9)

  1. モータの回転トルクを利用して内燃機関のバルブの開閉を制御するバルブ開閉制御装置において、前記内燃機関の制御回路から出力される制御信号に従って前記モータに通電するモータ駆動回路であって、
    前記モータへの通電状態を監視するモニタ手段と、
    前記モニタ手段による監視結果を表すモニタ信号を前記制御回路に出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とするモータ駆動回路。
  2. 前記モータに通電するための通電経路を備え、
    前記モニタ手段は、前記通電経路を流れる電流の強さ又は前記通電経路上の二点間の電位差を検出し、その検出結果を表す信号を前記モニタ信号として前記出力手段から出力させることを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動回路。
  3. 前記電流の強さ又は前記電位差が閾値を超えたとき前記モニタ手段は前記モニタ信号を前記出力手段から出力させることを特徴とする請求項2に記載のモータ駆動回路。
  4. 前記電流の強さ又は前記電位差が閾値を超えたとき前記モニタ手段は前記モータへの通電を自己制御により停止することを特徴とする請求項2に記載のモータ駆動回路。
  5. 前記電流の強さ又は前記電位差が設定時間以上、閾値を超えた場合に前記モニタ手段は前記モニタ信号を前記出力手段から出力させることを特徴とする請求項2に記載のモータ駆動回路。
  6. 前記電流の強さ又は前記電位差が設定時間以上、閾値を超えた場合に前記モニタ手段は前記モータへの通電を自己制御により停止することを特徴とする請求項2に記載のモータ駆動回路。
  7. バルブタイミングを調整する前記バルブ開閉制御装置において用いられることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のモータ駆動回路。
  8. バルブリフトを調整する前記バルブ開閉制御装置において用いられることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のモータ駆動回路。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載のモータ駆動回路と、
    前記制御信号を出力する制御回路と、
    を備えることを特徴とするモータ駆動装置。
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