JP2005232959A - ヒンジピンの回転停止装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 第1のアウタコーン120と、第1のアウタコーン120内に位置し、第1のアウタコーン120を付勢し、第1のアウタコーン120と互いに係合する第1のインナコーン140とを備え、第1のインナコーン140はヒンジピン110を受け入れるための開口168,169を有し、ヒンジピン110が回転したとき、第1のインナコーン140が第1のアウタコーン120内を回転する。
【選択図】 図1
Description
図1〜5は、本発明に係るドア停止装置の好ましい実施形態を示す。摩擦ドア停止装置は、自動車(例えば、自動車ドア、自動車フード、自動車トランク等)や、その他のヒンジを用いた如何なる装置にも適用することが可能である。摩擦ドア停止装置は、ドアを所望の位置で開けたままにすることができる。本発明は、特別な機構に制限されるものではない。機構の理解は、本発明を実施するために必要とされるものではない。それにもかかわらず、摩擦ドア停止装置は、テーパコーンをテーパスリーブに押し付けることで、高い摩擦力が得られるものであると考えられている。
無数の位置で停止可能な摩擦ドア停止装置も、自動車(例えば、自動車ドア、自動車フード、自動車トランク等)や、ヒンジを用いた種々の装置に使われるものである。この摩擦ドア停止装置は、従来技術に多くの改良を提供するものである。第1に、好ましい実施形態において、本発明の無数の位置で停止可能な摩擦ドア停止装置は、人が出入りするために、ドアを無数の位置で開けたままにすることができるものである。したがって、摩擦ドア停止装置は、所望の回り止め位置に依存するものではなく、回り止め位置を無数に変更することができる。第2に、好ましい実施形態において、本発明の無数の位置で停止可能な摩擦ドア停止装置は、一体部品としてドアヒンジの内側へ、外付け部品としてドアヒンジの外側へ、どちらにも組み込むことができるものである。第3に、好ましい実施形態において、ハウジングは、本発明の無数の位置で停止可能な摩擦ドア停止装置を全体的に周囲から覆い、砂や湿気が装置の中に入ったり、故障したりするのを防止するものである。
110,610 ヒンジピン
120 第1のアウタコーン
121,221,626 係合面
122,222,621 先端部
124,224,622 底部
130 第1のアウタコーン・フランジ
140 第1のインナコーン
141,211,645 係合面
150,650 ばね
160,660 ハウジング
165,613 駆動部
170,670 ハウジングカバー
180,680 第1のインナコーン・フランジ
190,690 ボールベアリング
200,215 カム面
201 割り出しくぼみ
210 第2のインナコーン
220 第2のアウタコーン
221 係合面
230 第2のインナコーン・フランジ
240 第2のアウタコーン・フランジ
620 アウタコーン
630 アウタコーン・フランジ
640 インナコーン
672 カム板
674 摩擦板
680 インナコーン・フランジ
698 くぼみ
700 切欠部(開口)
710 ロック片
Claims (20)
- 第1のアウタコーンと、
前記第1のアウタコーン内に配置され、前記第1のアウタコーンに対して押し付けられる第1のインナコーンとを備え、
前記第1のインナコーンと前記第1のアウタコーンとは互いに係合し、
前記第1のインナコーンはヒンジピンを受け入れる開口を有し、前記ヒンジピンが回転するときに、前記第1のインナコーンが前記第1のアウタコーン内で回転する、ヒンジピンの回転を止めるための装置。 - さらにハウジングを備え、
前記第1のアウタコーンが、前記ハウジング内に配置されて、前記ハウジング内での前記第1のアウタコーンの回転が実質的に妨げられるようになっている、請求項1記載のヒンジピンの回転を止めるための装置。 - 前記第1のアウタコーンは、前記ハウジングと係合して前記ハウジング内での前記第1のアウタコーンの回転を実質的に妨げる第1のアウタコーン・フランジを備える、請求項1記載のヒンジピンの回転を止めるための装置。
- 前記ハウジングと前記第1のアウタコーン・フランジとが、いずれも六角形の形状を有する、請求項3記載のヒンジピンの回転を止めるための装置。
- さらにばねを備え、
前記ばねが、前記ハウジング内に配置されて、前記第1のインナコーンを前記第1のアウタコーンに向かって付勢する、請求項3記載のヒンジピンの回転を止めるための装置。 - 前記第1のアウタコーン・フランジは上面及び下面を有し、前記第1のアウタコーン・フランジの上面は少なくとも3つのボールベアリングを有し、
前記第1のインナコーンは上面及び下面を有するフランジを備え、
前記第1のインナコーンの下面は前記ボールベアリングと係合可能なカム面を備える、請求項3記載のヒンジピンの回転を止めるための装置。 - 前記カム面はくぼみの配列を有し、
前記第1のインナコーンは、前記ボールベアリングが前記くぼみに位置して前記第1のインナコーンと前記第1のアウタコーンとが互いに係合するロック位置と、前記ボールベアリングが前記くぼみから抜け出して、前記第1のインナコーンと前記第1のアウタコーンとを互いに離脱させ、それにより前記ヒンジピンを中心とする回転を容易にするリリース位置との間で移動可能である、請求項6記載のヒンジピンの回転を止めるための装置。 - さらに、前記ヒンジピンを受け入れるための開口を有するとともに上面及び下面を有するフランジを具備する第2のインナコーンと、
前記ハウジングと係合するフランジを具備する第2のアウタコーンとを備え、
前記第1のインナコーンと前記第2のインナコーンとが互いに対向し、前記ばねが前記第1のインナコーンのフランジと前記第2のインナコーンのフランジとの双方に係合する、請求項5記載のヒンジピンの回転を止めるための装置。 - 前記第2のアウタコーン・フランジは上面及び下面を有し、前記第2のアウタコーン・フランジの下面は少なくとも3つのボールベアリングを有しており、
前記第2のインナコーン・フランジの上面が前記ボールベアリングと係合可能なカム面を備える、請求項8記載のヒンジピンの回転を止めるための装置。 - 前記カム面は割り出しくぼみの配列を備え、
前記第2のインナコーンは、前記ボールベアリングが前記くぼみに位置して前記第2のインナコーンと前記第2のアウタコーンとが互いに係合するロック位置と、回転に伴い前記ボールベアリングが前記くぼみから抜け出して、前記第2のインナコーンと前記第2のアウタコーンとを互いに離脱させ、それにより前記ヒンジピンを中心とする回転を容易にするリリース位置との間で移動可能である、請求項9記載のヒンジピンの回転を止めるための装置。 - さらに、ヒンジピン挿通口を有するハウジングカバーを備え、
前記ハウジングカバーが前記ハウジング上に配置されて、前記第1のインナコーンが前記ハウジングカバーに向かって付勢される、請求項8記載のヒンジピンの回転を止めるための装置。 - 前記第1のアウタコーン・フランジは上面及び下面を有し、前記第1のアウタコーン・フランジの下面は少なくとも3つのボールベアリングを有し、
さらに、前記第1のアウタコーン・フランジの下面に対向するカム面を有するカム板を備え、前記カム面は、少なくとも3つのボールベアリングの位置に対応するくぼみの配列を有する、請求項5記載のヒンジピンの回転を止めるための装置。 - 前記第1のインナコーンは上面を有するフランジを備え、前記カム板は上方に延びる少なくとも一つのロック片を備え、前記第1のアウタコーン・フランジは、前記上方に延びるロック片を受け入れる少なくとも一つの開口を有し、
前記開口は、前記上方に延びる少なくとも一つのロック片の、前記開口内でのロック位置とリリース位置との間の移動を許容する大きさを有し、
前記カム板の回転は、前記上方に延びるロック片と前記第1のアウタコーン・フランジとの係合によって制限され、
さらに、前記カム板と前記第1のインナコーン・フランジの上面との間に摩擦板を備え、前記第1のインナコーンは、前記ボールベアリングが前記くぼみに位置して前記第1のアウタコーンと前記第1のインナコーンとが互いに係合するロック位置と、前記インナコーンの回転に伴い前記摩擦板が前記カム板を回転させて、前記ボールベアリングと前記カム板との相互作用により、前記第1のアウタコーンを前記第1のインナコーンから離脱させるリリース位置との間で移動可能である、請求項12記載のヒンジピンの回転を止めるための装置。 - さらに、前記ハウジングに固定されるカバーを備え、
前記カバーは前記ヒンジピンを受け入れるための開口を有するとともにカバー内面を備え、
前記ばねが前記カバー内面と前記アウタコーン・フランジとの双方に押し付けられる、請求項13記載のヒンジピンの回転を止めるための装置。 - さらに、前記カバー内面と前記インナコーンとの間にワッシャを備える、請求項14記載のヒンジピンの回転を止めるための装置。
- 前記ヒンジピンがドアに取り付けられる、請求項1記載のヒンジピンの回転を止めるための装置。
- ヒンジの内側に存する請求項1記載のヒンジピンの回転を止めるための装置。
- ヒンジの外側に存する請求項1記載のヒンジピンの回転を止めるための装置。
- 少なくとも3つのボールベアリングを具備するフランジを有する第1のアウタコーンと、
割り出しくぼみを具備するカム面を有する第1のインナコーンとを備え、
前記第1のインナコーンは、ヒンジピンを受け入れるための開口を有し、前記ヒンジピンが回転するときに、前記第1のインナコーンが前記第1のアウタコーン内で回転し、
前記カム面は前記ボールベアリングに係合し、ロック位置において、前記ボールベアリングが前記割り出しくぼみ内に位置して前記インナコーンと前記アウタコーンとが係合し、リリース位置において、前記ボールベアリングが前記割り出しくぼみから抜け出して前記インナコーンと前記アウタコーンとを離脱させ、それにより前記ヒンジピンを中心とする回転を容易にする、ヒンジピンの回転を止めるための装置。 - 少なくとも3つのボールベアリングを受容するとともにカム板の上方に延びるロック片を係合させる少なくとも一つの開口を有するフランジを具備するアウタコーンと、
ヒンジピンを受け入れるための開口を有し、前記ヒンジピンが回転するときに前記アウタコーン内で回転するインナコーンと、
前記インナコーンと前記アウタコーンとの間に配置されるカム板であって、前記ボールベアリングの位置に対応するくぼみと、前記アウタコーン・フランジ内の前記少なくとも一つの開口に位置する上方に延びる少なくとも一つのロック片とを具備し、前記開口をロック位置とリリースとの間での前記上方に延びるロック片の移動を許容する大きさとし、前記上方に延びるロック片と前記アウタコーン・フランジとの係合によって回転が制限されるカム板と、
前記カム板と前記第1のインナコーン・フランジの上面との間に配置される摩擦板であって、前記ボールベアリングが前記割り出しくぼみ内に位置して前記アウタコーンと前記インナコーンとが係合するロック位置と、前記インナコーンの回転に伴い前記カム板を回転させて、前記ボールベアリングと前記カム板との相互作用で前記アウタコーンを前記インナコーンから離脱させるリリース位置との間で、前記第1のインナコーンを移動可能とする摩擦板とを備え、
前記カム板は、前記ボールベアリングに係合し、ロック位置において、前記ボールベアリングが前記割り出しくぼみ内に位置して前記インナコーンと前記アウタコーンとが係合し、リリース位置において、前記インナコーンの回転に伴い前記カム板が回転して前記カム板と前記ボールベアリングとの相互作用で前記アウタコーンを前記インナコーンから離脱させるようになっている、ヒンジピンの回転を止めるための装置。
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