JP2005231146A - インクジェット記録用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、染料インクおよび顔料インクのいずれに対しても記録適性にも優れ、印字保存性(特に、印字耐光性および印字耐オゾン性)に優れたインクジェット記録用シートを提供するものである。
【解決手段】支持体上に、顔料および接着剤を少なくとも含有するインク受容層を設けたインクジェット記録用シートにおいて、前記インク受容層が、接着剤として少なくとも、スチレン−アクリル共重合樹脂を含有し、カチオン性高分子として、グアニジン化合物と2級アンモニウム塩化合物を含有することを特徴とするインクジェット記録用シート。
【選択図】なし

Description

本発明は、インクジェット記録用シートおよびこれを用いた印刷物に関する。
水性インクを微細なノズルから記録体表面に向かって噴出し、記録体表面上に画像を形成させるインクジェット記録方式は、記録時の騒音の少ないこと、フルカラー画像の形成が容易であること、高速記録が可能であること、および、他の印刷装置よりも記録コストが低いことなどの理由により、端末プリンター、ファクシミリ、プロッタ、帳票印刷等で広く利用されている。
これらのインクジェット記録方式でプリントアウトされたものは大型のポスター、ディスプレイ、チラシ等の意匠性を持つメディアとして近年その需要が急速に高まってきている。これらのプリンターには一般的に水性のインクが使用されている。
この水性インクは染料を用いた染料インクと顔料を用いた顔料インクとに分類され、鮮明性の点から主に染料インクが使用されている。しかし、近年は屋外展示用の大判のポスターなどにも使用されるようになってきたため、染料インクでは長期に展示すると紫外線、オゾン等により酸化され、画像が退色し見栄えが悪化して、充分な印字耐光性が得られないという欠点が指摘されるようになってきている。
一方、顔料インクは印字耐光性に優れるという特徴を有する代わりに、染料インクの染料の大きさに比べ、顔料インクの顔料粒子は非常に大きいために、従来の染料インク用のインクジェット記録用シートでは、鮮明な印字画像が得られないという問題があった。また、顔料インクは記録画像表面に水がかかった場合にインクが滲み出す、いわゆる耐水性が悪くなる欠点があった。
そこで、染料インク用のインクジェット記録用シート、顔料インク用のインクジェットシートのそれぞれが開発されているが、染料インクにも顔料インクにも良好な印刷適性を有するインクジェット記録用紙への要望が高かった。
染料インク、顔料インクのいずれで印刷しても、優れたインクジェット適性を示すインクジェット記録用紙として、塗工液中に水溶性金属塩を含有させる方法(例えば、特許文献1参照。)、塗工層を2層以上設ける方法(例えば、特許文献2〜5参照。)、塗工層表面を特定の粗さに制御する方法(例えば、特許文献6参照。)、塗工層中に特定の粒径を有する顔料を含有させる方法(例えば、特許文献7参照。)、特定の細孔半径、細孔容積を有し、特定範囲のpHの多孔性有機樹脂からなる塗工層を用いる方法(例えば、特許文献8参照。)等が提案されている。
特開2002−274022号公報 特開2000−94831号公報 特開2000−168228号公報 特開2002−347330号公報 特開平10−278411号公報 特開2000−158804号公報 特開2001−270238号公報 特開2001−246841号公報
しかし、上記特許文献に記載されたインクジェット記録用シートは、いずれも優れた発色性と良好な印字保存性(特に、印字耐光性および印字耐オゾン性)を充分満足するとはいえず、染料インク、顔料インクのいずれを用いても優れた発色性と良好な印字保存性(特に、印字耐光性および印字耐オゾン性)を満足するインクジェット記録用シートは得られていないのが現状である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、染料インクおよび顔料インクのいずれに対しても記録適性にも優れ、印字保存性(特に、印字耐光性および印字耐オゾン性)に優れたインクジェット記録用シートを提供するものである。
即ち、本発明のインクジェット記録用シートは、
(1)支持体上に、顔料および接着剤を少なくとも含有するインク受容層を設けたインクジェット記録用シートにおいて、前記インク受容層が、接着剤として少なくとも、スチレン−アクリル共重合樹脂を含有し、カチオン性高分子として、グアニジン化合物と2級アンモニウム塩化合物を含有することを特徴とするインクジェット記録用シートである。
(2)前記顔料の少なくとも一部に、表面を界面活性剤で処理した顔料を用いた(1)記載のインクジェット記録用シートである。
(3)表面を界面活性剤で処理した顔料がシリカである(2)記載のインクジェット記録用シートである。
(4)スチレン−アクリル共重合樹脂のガラス転移点が、−10〜+60℃であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか一項に記載のインクジェット記録用シートである。
(5)グアニジン化合物が、ジシアンジアミド−ポリエチレンアミン共重合物である(1)〜(4)のいずれか一項に記載のインクジェット記録用シートである。
(6)2級アンモニウム塩化合物が、アクリルアミド−ジアリルアミン構造を有する化合物である(1)〜(5)のいずれか一項に記載のインクジェット記録用シートである。
(7)(1)〜(6)のいずれか1項に記載のインクジェット記録用シートに染料インクで印刷した印刷物である。
(8)(1)〜(6)のいずれか1項に記載のインクジェット記録用シートに顔料インクで印刷した印刷物である。
本発明によれば、染料インクおよび顔料インクのいずれに対しても記録適性にも優れ、印字保存性(特に、印字耐光性および印字耐オゾン性)に優れたインクジェット記録用シートを提供することができる。
(層構成)
本発明は、支持体上に、接着剤として少なくとも、スチレン−アクリル共重合樹脂を含有し、カチオン性高分子として、グアニジン化合物と2級アンモニウム塩化合物を含有するインク受容層を設けたインクジェット記録用シートである。
なお、本発明においては、支持体の両面に同様のインク受容層を設けても構わない。この場合、インクジェット記録用シートにおいて両面に鮮明な印字を施すことが可能となる。また、インク受容層は、複数の層から構成されていてもよい。
(支持体)
支持体としては、通常のインクジェット記録用シートとして使用できる支持体であれば特に限定されるものではなく、上質紙、アート紙、コート紙、キャスト塗被紙、箔紙、クラフト紙、バライタ紙、含浸紙、蒸着紙などの紙類、樹脂フィルム、不織布等、あるいは樹脂フィルムをコート紙や上質紙等と接着剤を介して貼り合わせたもの、または紙に樹脂をラミネートしたもの等の樹脂被覆紙が使用される。
(接着剤)
インク受容層中の接着剤として、スチレン−アクリル共重合体樹脂を使用する。一般に、接着剤として、これ以外のエマルジョン型接着剤や、水溶性接着剤が知られているが、鋭意検討した結果、驚くべき事に、スチレン−アクリル共重合体樹脂を用いることにより、鮮明な印字画像を得られることを本発明者らは見出した。接着剤であるスチレン−アクリル共重合体樹脂が、鮮明な印字画像を得ることに寄与するメカニズムは定かではないが、インクジェット記録用シートと、染料インクおよび顔料インクとの、親和性に理由があると考えている。すなわち、詳細は不明であるが、インク中には、分散、粘度調製、保存性向上等を目的として、スチレン−アクリル共重合体樹脂が含有されている場合が多い。よって、インクジェット記録用シートのインク受容層中にも同様にスチレン−アクリル共重合体樹脂を含有させることにより、インクとの親和性・濡れ性が向上し、鮮明な画像が得られると考える。
本発明に用いるスチレン−アクリル共重合体樹脂は、スチレン、αメチルスチレンから選択される少なくとも1種とメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレート、親水性モノマーとして、アクリル酸、メタアクリル酸等のカルボキシル基含有モノマー、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等のヒドロキシル基含有モノマー、(ポリ)エチレングリコール(メタ)アクリレート等のアルキレングリコール基含有モノマー、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート等のアミノ基含有モノマー、グリシジル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド等のNアルキル置換アクリルアミド類等の各種官能基含有モノマーを共重合して得られる。これら、親水性モノマーの中でも、インク受容層塗料の調製、インク染料との親和性等の点からは、非イオン性、カチオン性のモノマーが好適に使用される。また、必要に応じて、ジビニルベンゼン、(ポリ)エチレングリコールジ(メタ)アクリレート等の重合性2重結合を2個以上有する架橋性モノマーを共重合する事も可能である。
重合は、乳化重合、溶液重合等、常法を適用できるが、重合操作、取り扱い等の点からは乳化重合法が好ましく用いられる。乳化重合は、界面活性剤によりモノマーを乳化し、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリ等の過硫酸塩、アゾビスイソブチルニトリル等のアゾ化合物、過酸化ベンゾイル等の過酸化物を開始剤とする常法によりなされる。
界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル等の非イオン性活性剤、あるいはこれらの硫酸塩、脂肪酸塩、高級アルコール硫酸エステル塩等のアニオン性活性剤、ラウリルアミン塩酸塩、アルキルベンジルジアルキルアンモニウム塩酸塩等のカチオン性活性剤、さらには両性活性剤を適宜組み合わせて用いられる。親水性モノマーとして非イオン性、カチオン性のモノマーを用いる場合には、これら界面活性剤の中でも、カチオン性および/または非イオン性活性剤を使用するのが好ましく、また、インク受容層塗料調製の点からもカチオン性および/または非イオン性活性剤を使用するのが好ましい。
本発明に用いるスチレン−アクリル共重合体樹脂のガラス転移温度は、上記各種モノマーの共重合比率により調節でき、通常は、発色性、接着性を考慮して−10〜+60℃の範囲で用いられ、好ましくは0〜+50℃の範囲に調節される。重合度は、アルキルメルカプタン、メルカプト酢酸、メルカプトエタノール等周知の連鎖移動剤を使用して調整される。
重合方法は、モノマーの一括仕込み法、分割添加法、徐添(連続添加)法があるが、反応の制御の容易さの点からは、徐添法が賞揚される。また、徐添は、モノマー乳化物の形態でも良いし、開始剤を同時に徐添する事も可能である。
インク受容層中に用いられる接着剤として、スチレン−アクリル共重合体樹脂と共に、カゼイン、大豆蛋白、合成蛋白等の蛋白質類;澱粉や酸化澱粉等の各種澱粉類;ポリビニルアルコール及びその誘導体;カルボキシメチルセルロースやメチルセルロース等のセルロース誘導体;アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル等の重合体または共重合体であるアクリル系樹脂;エチレン−酢酸ビニル共重合体等のビニル系樹脂等、一般にインクジェット記録用として用いられている従来公知の接着剤を併用してもよい。
スチレン−アクリル共重合体樹脂と併用する接着剤として、これら接着剤のなかでも、ポリビニルアルコールは、顔料との接着性が良好であるので好ましい。シラノール変性ポリビニルアルコールやカチオン化ポリビニルアルコールなどのポリビニルアルコール誘導体も適宜使用できる。
スチレン−アクリル共重合体樹脂とポリビニルアルコールあるいはその誘導体を併用する場合、1:10〜2:1の比率で併用することが好ましく、1:5〜1:1の比率で併用することがより好ましい。
(カチオン性高分子)
本発明では、インクを定着させる目的のため、カチオン性高分子として、グアニジン化合物と2級アンモニウム塩化合物を含有する。グアニジン化合物と2級アンモニウム塩化合物とを併用することにより、理由は定かでないが、染料インク、顔料インクともに発色性が向上し、かつ、染料インクで印字耐光性および印字耐ガス性(主にオゾンガス)が向上する。例えば、グアニジン化合物と2級アンモニウム塩化合物のどちらか一方が欠けると、これら品質を併せ持つことは出来ない。
グアニジン化合物としてジシアンジアミド−ポリエチレンアミン共重合物、2級アンモニウム塩化合物としてアクリルアミド−ジアリルアミン構造を有する化合物を組み合わせると、発色性および印字保存性の面から更に好ましい。
グアニジン化合物と2級アンモニウム塩化合物以外に、グアニジン化合物と2級アンモニウム塩化合物の作用効果を害さない範囲で、公知のカチオン性高分子を併用できる。公知のカチオン性高分子として、1)ポリエチレンアミンやポリプロピレンポリアミンなどのポリアルキレンポリアミン類、またはその誘導体、2)第3級アミン基、第4級アンモニウム基を有するアクリル樹脂、3)ポリビニルアミン、ポリビニルアミジン、5員環アミジン類、4)ジシアンジアミド−ホルマリン重縮合物に代表されるジシアン系カチオン樹脂、5)ジシアンジアミド−ジエチレントリアミン重縮合物に代表されるポリアミン系カチオン樹脂、6)ジメチルアミン−エポクロルヒドリン付加重合物、7)ジアリルジメチルアンモニウムクロライド−SO共重合物、8)ジメチルジアリルアンモニウムクロライド重合物、9)アリルアミン塩の重合物、10)ジアルキルアミノエチル(メタ)アクリレート4級塩重合物、11)ポリ塩化アルミニウム、ポリ酢酸アルミニウム、ポリ乳酸アルミニウムなどのアルミニウム塩等の一般市販されるものが挙げられる。
カチオン性高分子の配合量は、顔料100重量%に対し、5〜60重量%、より好ましくは20〜50重量%の範囲で調節される。ここでカチオン性高分子の量が少ないと、画像の発色性の低下や、印字保存性の低下が起こり、逆にカチオン性高分子の量が多いと、インク吸収性の低下、印字ムラ、画像の鮮明性の低下が起こるようになる。
(顔料)
インク受容層に用いられる顔料は従来からインクジェット記録用シートの塗工層、インク受容層に用いられている顔料であれば特に限定されるものではなく、例えば、シリカ、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、カオリン、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、珪藻土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、擬ベーマイト、リトポン、ゼオライト、加水ハロイサイト、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウムなどの無機顔料;アクリルあるいはメタクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、スチレン−イソプレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、シリコーン系樹脂、尿素樹脂、メラミン系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、ジアリルフタレート系樹脂等の樹脂からなる有機顔料が挙げられ、これらの顔料は真球状でも不定形でもよく、無孔質でも多孔質でもよい。これらの顔料は1種を用いてもよく2種以上を混合して用いてもよい。
これらの顔料の中では、発色性、インク吸収性に優れることから、シリカ、アルミナ、擬べーマイト、軽質炭酸カルシウム、ゼオライトが好ましく選択され、なかでもシリカ、アルミナ、擬べーマイトが好ましく、シリカが最も好ましい。
シリカとしては非晶質シリカが好ましい。シリカの製法は特に限定されるものではなく、電弧法、乾式法、湿式法(沈殿法、ゲル法)のいずれの方法で製造されたものでもよいが、湿式法シリカが、顔料インク用インクジェット記録用シート、染料インク用インクジェット記録用シートのいずれにも適しているので好ましい。
シリカとして湿式シリカを用いる場合、湿式シリカの2次粒子の平均粒子径は2〜12μmが好ましく、4〜10μmがより好ましい。平均粒子径が2μm未満であると、これを染料インク用インクジェット記録用シートに用いた場合、シートの染料インクの吸収性が低下し、また、光透過性がより高くなるので、染料インクによる記録の耐光性が低下する、塗膜強度が低下する。また、これを顔料インク用インクジェット記録用シートに用いた場合は、顔料インクの定着性が低下するといった悪影響を生じる。一方、湿式シリカの2次粒子の平均粒子径が12μmを超えると、染料インク用インクジェット記録用シート、顔料インク用インクジェット記録用シート共に、画像の鮮明性の低下や、表面の粗さが目立ち、印字ムラが生じやすいといった問題を生じる。
なお、本発明において、シリカの平均粒子径とは、コールカウンタ法によるもので、シリカを蒸留水中にて30秒間超音波分散したものを試料として測定される体積平均粒子径を表すものである。
本発明においては、インク受容層が含有する顔料として、その少なくとも一部に表面を界面活性剤で処理した顔料を用いることが好ましい。すなわち顔料の全てが表面を界面活性剤で処理した顔料でもよく、表面を界面活性剤で処理した顔料と、処理していない顔料の双方を用いてもよい。処理していない顔料は先に説明した発明で用いられる顔料と同様のものが用いられているので説明を省略する。
(表面を界面活性剤で処理した顔料)
表面を界面活性剤で処理される顔料としては、先に説明した発明で用いられる顔料と同様のものが用いられ、同様に、シリカ、アルミナ、擬べーマイト、軽質炭酸カルシウム、ゼオライトが好ましく選択され、なかでもシリカ、アルミナ、擬べーマイトが好ましく、シリカが最も好ましい。
顔料の表面を処理する界面活性剤は、先に説明した発明で用いられる界面活性剤と同様、特に限定されるものではないが、非イオン性界面活性剤が好ましい。非イオン系界面活性剤の具体例としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンコポリマー、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル等を挙げることができる。これらの中でも、HLB値が8.0〜15.0のものが好ましく、10.0〜12.0のものがより好ましい。
顔料表面の界面活性剤処理法は、例えば特開平9−25440号公報に記載された方法を採用することができる。すなわち、顔料、例えば湿式法シリカと界面活性剤、例えば多鎖型非イオン性界面活性剤とを高速流動ミキサー等の混合機で混合する乾式混合法を採用することができる。この場合、界面活性剤を直接顔料に添加混合してもよく、界面活性剤をエタノール等の揮発性溶媒で希釈したものを添加混合してもよい。
また、顔料、例えば湿式法シリカの乳化スラリー液に所定量の界面活性剤、例えば非イオン性界面活性剤を添加混合しておき、続いて噴霧乾燥等を行う湿式処理法を採用することもできる。湿式処理法の場合、界面活性剤が水に難溶性の場合、これをあらかじめ強力に分散させてエマルジョンとし、このエマルジョンを顔料の乳化スラリー液に添加して充分に攪拌混合した後に乾燥処理することが好ましい。
このような方法で表面を界面活性剤で処理したシリカは、当該表面が界面活性剤で被覆された状態になっているものと考えられる。
シリカに対する界面活性剤添加量は、顔料100部あたり0.1〜30部であることが好ましく、0.5〜20部であることがより好ましい。好ましくはこのような範囲で界面活性剤を被覆したシリカを配合すると、発色性が向上し、鮮明な画像を得ることができる。
インク受容層には、さらに一般の塗被紙製造において使用される増粘剤、消泡剤、湿潤剤、界面活性剤、着色剤、帯電防止剤、耐光性助剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤等の各種助剤が適宜添加される。
このようなインク受容層は、上記のシリカ、接着剤、カチオン性高分子、および所望により助剤を含むインク受容層塗工液を、支持体上の両面あるいは片面に塗工し、乾燥して形成することができる。
インク受容層の塗工量は特に限定されるものではないが、片面あたり2〜30g/mとするのが好ましく、5〜20g/mとするのがより好ましい。
塗工量が上記下限より少ないと、インク吸収性、画像の鮮明性、印字保存性が低下しやすく、塗工量が上記上限より多いと、塗膜強度や画像の鮮明性が低下しやすい。
なお、インク受容層は上述の通り複数層から構成されていてもよく、その場合、層間でインク受容層組成が異なっていてもよい。
このインク受容層は、ブレードコーター、エアーナイフコーター、ロールコーター、バーコーター、グラビアコーター、ロッドブレードコーター、リップコーター、カーテンコーター、ダイコーター等の各種公知の塗工装置で形成することができる。塗工後に、マシンカレンダー、スーパーカレンダー、ソフトカレンダー等のカレンダーを用いて仕上げ処理を行ってもよい。
(印刷物)
以上説明したインクジェット記録用シートに、プリンター等の印字装置を用い、染料インクあるいは顔料インクで印刷を施し、印刷物を製造することができる。
ここで、染料インク、顔料インクのいずれを用いても良好な発色性、十分な印字濃度が得られ、画像の鮮明性を達成することができる。さらに、染料インク、顔料インクのいずれを用いても、印字部の保存性(特に、耐光性、耐オゾン性)が良好な印刷物が得られ、この印刷物は屋内外で展示可能となり広範囲で使用できる。
以下に実施例を挙げて、本発明をより具体的に説明するが、勿論これらに限定されるものではない。また、例中の部及び%は特に断らない限り、水を除いた固形分であり、それぞれ質量部及び質量%を示す。
各実施例、比較例で得られたインクジェット記録用シートの印字濃度、印字耐光性、および印字耐オゾン性を、以下に示す方法で評価した。
なお、評価にあたって、インクジェット記録用シートへの印字は、下記市販のインクジェットプリンターA〜Cを用いて行った。
(インクジェットプリンタA)
市販の染料インクジェットプリンター(セイコーエプソン社製、商標:PM−G800、印字モード:フォトマット紙/高精細)で行った。
(インクジェットプリンタB)
市販の顔料インクジェットプロッター(セイコーエプソン社製、商標:PX−9000、インク:マットブラック使用、印字モード:PXMCプレミアムマット紙/きれい)、で行った。
(インクジェットプリンタC)
市販のインクジェットプロッター(HP社製、商標:DesignJet5500PS、インク:顔料インク使用、印字モード:最高品質)で行った。
「印字濃度」
財団法人日本規格協会発行の画像(「高精細カラーディジタル標準画像XYZ/JIS−SCID」、識別記号:S6、画像名称:カラーチャート)を上記インクジェットプリンタA〜Cの3機種で印字し、ブラックの最高色調部を、GuretagMacbeth社製RD−914にて、印字濃度を測定した。
「印字耐光性」
染料インクタイプの上記インクジェットプリンタAを用い、市販の画像処理ソフトで、マゼンタの吐出量が80%となるよう調節し印字した記録物を、65℃40%RH環境下で照度100kluxのキセノンランプを72時間照射し、印字濃度を測定した。印字部の耐光性を、次式の印字濃度残存率により、次の基準で評価した。
印字濃度残存率(%)=(照射後の印字濃度/照射前の印字濃度)*100
○:残存率が85%以上
△:残存率が70%以上85%未満
×:残存率が70%未満
「印字耐オゾン性」
染料インクタイプの上記インクジェットプリンタAを用い、市販の画像処理ソフトで、マゼンタの吐出量が80%となるよう調節し印字した記録物を、24℃60%RH環境でオゾン濃度2.5ppm雰囲気中に24時間放置し、印字濃度を測定した。印字部の耐オゾン性を、次式の印字濃度残存率により、次の基準で評価した。
印字濃度残存率(%)=(放置後の印字濃度/放置前の印字濃度)*100
○:残存率が85%以上
△:残存率が70%以上85%未満
<実施例1>
(表面処理シリカAの作製)
湿式シリカ(トクヤマ社製、商品名:ファインシールX−60)900gを水に懸濁、スラリー化(約10〜15%)し、このスラリーに界面活性剤(ポリオキシエチレンラウリルエーテル、商品名:ノイゲンET−102、第一工業製薬社製、HLB:10.8)
100gの水懸濁物を添加し、1時間撹拌混合した。次いで、噴霧乾燥し、粉砕分級して、本発明の表面処理シリカAを得た。得られた表面処理シリカAの平均二次粒子径は6μmであった。
(スチレン−アクリル共重合体樹脂Aの製造)
スチレン:2−エチルヘキシルアクリレート:アクリルアミド=70:27:3の重合体を以下のようにして得た。
スチレン140g、2エチルヘキシルアクリレート54gの混合物を非イオン性活性剤とアクリルアミド6gを溶解した水と共にモノマー乳化物を作成した。
反応用フラスコにモノマー乳化物の作成に用いたと同じ非イオン性活性剤と開始剤として過硫酸塩を仕込み、80℃に昇温した。このフラスコに先のモノマー乳化物の10%を添加し、反応が開始したのを確認した後、残りの90%を3時間掛けて徐添し、添加終了後30分同温度を維持した。このようにして、濃度40%、ガラス転移点温度Tg=20℃のスチレン−アクリル共重合体エマルジョンを得た。
(インク受容層塗工液Aの調製)
顔料として湿式シリカ(トクヤマ社製、商品名:ファインシールX−60)80部と、上記で得た表面処理シリカA20部、接着剤としてシリル変性PVA(クラレ社製、商品名:R−1130)20部およびスチレン−アクリル共重合体樹脂A(ガラス転移点温度Tg=20℃、スチレン:2−エチルヘキシルアクリレート:アクリルアミド=70:27:3)20部、カチオン性高分子としてジシアンジアミド−ポリエチレンアミン共重合物(日華化学社製、商品名:ネオフィックスIJ−117)15部およびアクリルアミド−ジアリルアミン系重合物(住友化学社製、商品名、SR1001)15部、および水を混合分散してインク受容層塗工液Aを調製した。
(インクジェット記録用シートの作製)
坪量170g/mの上質紙の片面にインク受容層塗工液Aを塗工量が10g/mとなるように塗工、乾燥し、インクジェット記録用シートを作製した。
得られたインクジェット記録用シートにつき、上記各評価を行った。その結果を表1に示す。
<実施例2>
(スチレン−アクリル共重合体樹脂Bの製造)
実施例1のスチレン−アクリル共重合体樹脂Aにおいて、スチレン:2−エチルヘキシルアクリレート:アクリルアミド=85:12:3の重合体となるよう配合量を変更した以外は、スチレン−アクリル共重合体樹脂Aと同様にして、スチレン−アクリル共重合体樹脂Bを製造した。このとき、ガラス転移点温度Tg=50℃であった。
(インク受容層塗工液Bの調製)
実施例1のインク受容層塗工液A中のスチレン−アクリル共重合体樹脂Aを、スチレン−アクリル共重合体樹脂Bに変更した以外は、実施例1と同様にしてインク受容層塗工液Bを調製した。
(インクジェット記録用シートの作製)
実施例1のインクジェット記録用シート中のインク受容層塗工液Aを、インク受容層塗工液Bに変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用シートを作製した。
<実施例3>
(インク受容層塗工液Cの調製)
実施例1のインク受容層塗工液A中の顔料を、湿式シリカ(トクヤマ社製、商品名:ファインシールX−60)100部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインク受容層塗工液Cを調製した。
(インクジェット記録用シートの作製)
実施例1のインクジェット記録用シート中のインク受容層塗工液Aを、インク受容層塗工液Cに変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用シートを作製した。
<比較例1>
(インク受容層塗工液Dの調製)
実施例3のインク受容層塗工液C中のカチオン性高分子を、ジシアンジアミド−ポリエチレンアミン共重合物(日華化学社製、商品名:ネオフィックスIJ−117)30部に変更した以外は、実施例3と同様にしてインク受容層塗工液Dを調製した。
(インクジェット記録用シートの作製)
実施例3のインクジェット記録用シート中のインク受容層塗工液Cを、インク受容層塗工液Dに変更した以外は、実施例3と同様にしてインクジェット記録用シートを作製した。
<比較例2>
(インク受容層塗工液Eの調製)
実施例3のインク受容層塗工液C中のカチオン性高分子を、アクリルアミド−ジアリルアミン系重合物(住友化学社製、商品名、SR1001)30部に変更した以外は、実施例3と同様にしてインク受容層塗工液Eを調製した。
(インクジェット記録用シートの作製)
実施例3のインクジェット記録用シート中のインク受容層塗工液Cを、インク受容層塗工液Eに変更した以外は、実施例3と同様にしてインクジェット記録用シートを作製した。
<比較例3>
(インク受容層塗工液Fの調製)
実施例3のインク受容層塗工液C中のカチオン性高分子を、ジシアンジアミド−ポリエチレンアミン共重合物(日華化学社製、商品名:ネオフィックスIJ−117)15部およびポリジアリルジメチルアンモニウムクロライド(センカ社製、商品名:ユニセンスCP101)15部に変更した以外は、実施例3と同様にしてインク受容層塗工液Fを調製した。
(インクジェット記録用シートの作製)
実施例3のインクジェット記録用シート中のインク受容層塗工液Cを、インク受容層塗工液Fに変更した以外は、実施例3と同様にしてインクジェット記録用シートを作製した。
<比較例4>
(インク受容層塗工液Gの調製)
実施例3のインク受容層塗工液C中のカチオン性高分子を、アクリルアミド−ジアリルアミン系重合物(住友化学社製、商品名、SR1001)15部およびポリジアリルジメチルアンモニウムクロライド(センカ社製、商品名:ユニセンスCP101)15部に変更した以外は、実施例3と同様にしてインク受容層塗工液Gを調製した。
(インクジェット記録用シートの作製)
実施例3のインクジェット記録用シート中のインク受容層塗工液Cを、インク受容層塗工液Gに変更した以外は、実施例3と同様にしてインクジェット記録用シートを作製した。
<比較例5>
(インク受容層塗工液Hの調製)
実施例3のインク受容層塗工液C中のスチレン−アクリル共重合体樹脂Aを、アクリル系重合体(ロームアンドハース社製、商品名:プライマルP−376)に変更した以外は、実施例3と同様にしてインク受容層塗工液Hを調製した。
(インクジェット記録用シートの作製)
実施例3のインクジェット記録用シート中のインク受容層塗工液Cを、インク受容層塗工液Hに変更した以外は、実施例3と同様にしてインクジェット記録用シートを作製した。
<比較例6>
(インク受容層塗工液Iの調製)
実施例3のインク受容層塗工液C中のスチレン−アクリル共重合体樹脂Aを、SBR(JSR社製、商品名:0589、Tg:0℃、エマルジョン型接着剤)に変更した以外は、実施例3と同様にしてインク受容層塗工液Iを調製した。
(インクジェット記録用シートの作製)
実施例3のインクジェット記録用シート中のインク受容層塗工液Cを、インク受容層塗工液Iに変更した以外は、実施例3と同様にしてインクジェット記録用シートを作製した。
<比較例7>
(インク受容層塗工液Jの調製)
実施例3のインク受容層塗工液C中のスチレン−アクリル共重合体樹脂Aを、エチレン−酢酸ビニル系共重合体(昭和高分子社製、商品名:ポリゾールAM−3000、エマルジョン型接着剤)に変更した以外は、実施例3と同様にしてインク受容層塗工液Jを調製した。
(インクジェット記録用シートの作製)
実施例3のインクジェット記録用シート中のインク受容層塗工液Cを、インク受容層塗工液Jに変更した以外は、実施例3と同様にしてインクジェット記録用シートを作製した。
<比較例8>
(インク受容層塗工液Kの調製)
実施例3のインク受容層塗工液C中のスチレン−アクリル共重合体樹脂Aを、ウレタン樹脂(日華化学社製、商品名:エバファノールHA− 11)に変更した以外は、実施例3と同様にしてインク受容層塗工液Kを調製した。
(インクジェット記録用シートの作製)
実施例3のインクジェット記録用シート中のインク受容層塗工液Cを、インク受容層塗工液Kに変更した以外は、実施例3と同様にしてインクジェット記録用シートを作製した。
Figure 2005231146
本発明のインクジェット記録用シートは、インク受容層が、接着剤として少なくとも、スチレン−アクリル共重合樹脂を含有し、カチオン性高分子として、グアニジン化合物と2級アンモニウム塩化合物を含有することにより、染料インク、顔料インクともに優れた記録適性を達成できるものであり、例えば、高光沢タイプ、光沢タイプ、マットタイプのインクジェット記録用シート、或いは、フィルムベース、RC紙ベース、紙ベースのインクジェット記録用シート、或いは不透明支持体、透明支持体のインクジェット記録用シートなど、幅広い範囲で適用できる。

Claims (6)

  1. 支持体上に、顔料および接着剤を少なくとも含有するインク受容層を設けたインクジェット記録用シートにおいて、前記インク受容層が、接着剤として少なくとも、スチレン−アクリル共重合樹脂を含有し、カチオン性高分子として、グアニジン化合物と2級アンモニウム塩化合物を含有することを特徴とするインクジェット記録用シート。
  2. 顔料の少なくとも一部に、表面を界面活性剤で処理した顔料を用いた請求項1に記載のインクジェット記録用シート。
  3. 表面を界面活性剤で処理した顔料がシリカである請求項2記載のインクジェット記録用シート。
  4. スチレン−アクリル共重合樹脂のガラス転移点が、−10〜+60℃であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のインクジェット記録用シート。
  5. グアニジン化合物が、ジシアンジアミド−ポリエチレンアミン共重合物である請求項1〜4のいずれか一項に記載のインクジェット記録用シート。
  6. 2級アンモニウム塩化合物が、アクリルアミド−ジアリルアミン構造を有する化合物である請求項1〜5のいずれか一項に記載のインクジェット記録用シート。

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