JP2005228406A - 半導体集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】冗長回路により置換された不良メモリ部を含むメモリブロックの入出力部に貫通電流が流れることを防止することが可能な半導体集積回路を提供する。
【解決手段】メモリ部MR100〜MR132と入出力部I/O100〜132とを含む複数のメモリブロック101−0〜101−32と、冗長回路102と、を有し、入出力部の各々は、イネーブル信号を受けて動作状態となり、ビット線と電気的な関係をもって所定の処理を行うプリチャージ回路等の処理回路と、ディセイブル信号を受けるとイネーブル信号の入力にかかわらず処理回路を非動作状態に保持する制御回路とを含み、冗長回路102は、セレクト信号に従って、不良メモリ部を含むメモリブロックを除くメモリブロックへのデータの入出力経路を形成し、不良メモリ部を含むメモリブロックの制御回路に対してディセイブル信号DSBを出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、メモリを備えた半導体集積回路に係り、特に、冗長方式を採用した半導体集積回路に関するものである。
SRAM等のメモリを搭載した半導体集積回路においては、歩留り低下の主要因である欠陥メモリセルを救済するため、欠陥メモリセルを回路的に置換するための冗長回路が設けられる。
冗長回路により欠陥メモリセルを救済する単位は、ワード線あるいはビット線に沿った1行または1列のラインであり、これを置換するため予備ラインが設けられる。
欠陥メモリセルを含むラインと予備ラインとの置換は、予備ラインを選択するデコーダに欠陥アドレスを登録することにより行われる。冗長回路において、欠陥アドレスの登録は、レーザによるプログラミングあるいは電気的にヒューズを溶断する方式が一般的に採用されている。
ところで、近年、システムLSIによっては、数十個、あるいは100個以上のSRAM(メモリブロック)を搭載し、総容量数Mバイトというものも多く、歩留り確保のために冗長構成を採用せざるを得ないケースが増えている。
ところが、メモリブロック毎に冗長回路を設けようとすると、ヒューズ上を配線が通過できない、冗長回路によりチップサイズの増大を招き、チップレイアウト時の効率が悪いという不利益がある。
そこで、図8に示すように、複数のメモリブロック1−0〜1−n(図8の例では、n=32)からなるメモリ本体部1から、ヒューズボックスや、デコーダ、セレクタからなる冗長回路2を切り離した冗長方式が提案されている(たとえば、特許文献1、特許文献2参照)。
メモリブロック1−0〜1−nの各々は、ビット線を通してアクセスされるメモリ部MR0〜MR32と、メモリ部MR0〜MR32への書き込みデータの入力、およびメモリ部MR0〜MR32からの読み出しデータの出力を行う入出力部I/O0〜I/O32とを有している。
各入出力部I/O0〜I/O32は、メモリ部MR0〜MR32への書き込みデータの入力を行うための入力端子I0〜I32、およびメモリ部MR0〜MR32からの読み出しデータの出力を行う出力端子O0〜O32を有する。
冗長回路2は、図9に示すように、ヒューズボックス2F、デコーダ2D、およびセレクタ部2Sを有し、欠陥アドレスの登録をヒューズボックス2Fにて行い、この登録データをデコーダ2Dにてデコードして、不良のメモリ部を含むメモリブロックを除くメモリブロックに対してデータの入出力を行うようにセレクト信号(S*)を生成し、セレクタ部2Sにおいて、実際の入力端子TI0〜TI31および出力端子TO0〜TO31と、不良メモリ部を含むメモリブロックを除く31個のメモリブロックの入力端子I0〜I32および出力端子O0〜O32を接続するように、セレクト信号(S*)に従って、不良メモリ部を含むメモリブロックを除くメモリブロックへのデータの入出力経路を形成する。
セレクタ部2Sは、データ入力用セレクタ2SI−1〜2SI−31とデータ出力用セレクタ2SO−0〜2SO−31とを有している。
データ入力用セレクタ2SI−1〜2SI−31は、セレクト信号S1〜S31に応じて、具体的には、セレクト信号S1〜S31が論理「1(ハイレベル)」の場合には、入力「1」側を選択し、セレクト信号S1〜S31が論理「0(ローレベル)」の場合には、入力「0」側を選択する。
データ出力用セレクタ2SO−0〜2SO−31は、セレクト信号S0〜S31に応じて、具体的には、セレクト信号S0〜S31が論理「1」の場合には、入力「1」側を選択し、セレクト信号S0〜S31が論理「0」の場合には、入力「0」側を選択する。
図9の構成において、たとえば×印で示すように、メモリブロック1−3のメモリ部MR3に不良ビットがある場合には、欠陥アドレスの登録がヒューズボックス2Fにて行われ、この登録データがデコーダ2Dにてデコードされて、図10に示すように、セレクト信号S0〜S2が論理「0」に設定され、セレクト信号S3〜S31が論理「1」に設定されて、データ入力用セレクタ2SI−1〜2SI−31とデータ出力用セレクタ2SO−0〜2SO−31に供給される。
その結果、図9中に破線で示すような、不良メモリ部MR3を含むメモリブロック1−3を除く、メモリブロック1−0〜1−2、1−4〜1−32に対してデータ入出力が可能なデータ入出力経路が形成される。
特開2000−114384号公報の図4 特開2002−25292号公報の図18
上述したようなメモリ本体部と冗長回路とを分離した方式を採用する特許文献1,2の半導体集積回路においては、外部に切り離したデコーダ、セレクタで不良ビットを含むメモリブロックへのアクセスを避けている。
しかし、この場合、メモリ本体には特別な工夫はなく、メモリブロックを1つ増やしているだけであることから、たとえばビット線が基準電位Vssとショートしている不良の場合には、そのビット線をプリチャージすることになり、貫通電流が流れてしまう。
また不良の内容によっては、書き込みの際に、あるいは読み出しの際(センスアンプが活性化している時)、貫通電流が流れてしまうこともある。
この問題について、図面に関連付けてさらに詳細に説明する。
図11は、図8および図9の各メモリブロックの入出力部の構成例を示すブロック図である。
この入出力部I/O(0〜32)は、図11に示すように、カラムセレクタ3、プリチャージ回路4、書き込みバッファ(書き込み回路)5、センスアンプ6、出力バッファ7、および主ビット線対BL,/BL(/は反転を示す)を有している。
また、全入出力部I/O0〜I/O32にて共有するようにプリチャージイネーブル信号供給線PEL、センスアンプイネーブル信号供給線SAEL、およびライト(書き込み)イネーブル信号線WELが配線されている。
図11の例では、メモリ部MR(0〜32)は、メモリセル(たとえばSRAM)MCが4列に配列されたメモリアレイを有し、各列のメモリセルは、ビット線対BL0と/BL0、BL1と/BL1、BL2と/BL2、BL3と/BL3に接続されている。
カラムセレクタ部3は、ビット線対BL0と/BL0、BL1と/BL1、BL2と/BL2、BL3と/BL3と、主ビット線BLと/BLを、カラムセレクト信号CS0と/CS0、CS1と/CS1、CS2と/CS2、CS3と/CS3に応じて選択的に接続する転送ゲートTM31〜TM38を有する。
プリチャージ回路4は、アクセス時に、プリチャージイネーブル信号PEをアクティブ(たとえばハイレベル)で受けて動作状態(アクティブ状態)となり、アドレス指定されたメモリセルが接続されたビット線対BL0と/BL0、BL1と/BL1、BL2と/BL2、またはBL3と/BL3を、主ビット線BL,/BLを通して、あらかじめ所定電位、たとえば電源電位Vccにプリチャージする。
図12は、プリチャージ回路4の構成例を示す回路図である。
プリチャージ回路4は、図12に示すように、pチャネルMOS(PMOS)トランジスタPT41〜PT43により構成されている。
PMOSトランジスタPT41とPT42のソースが電源電位Vccに接続され、PMOSトランジスタPT41のドレインがビット線/BLに接続され、PMOSトランジスタPT42のドレインがビット線BLに接続されている。PMOSトランジスタPT43のソース、ドレインがPMOSトランジスタPT41,PT42のドレインに接続されている。
そして、PMOSトランジスタPT41〜PT43のゲートが、インバータINV41で反転されたプリチャージイネーブル信号PEの供給線PELに接続されている。
上述したように、プリチャージイネーブル信号供給線PELは、全メモリブロック共通に配線されていることから、不良メモリ部を含むメモリブロックであってデータの入出力が行われない場合であっても、他のメモリブロックと同様に、プリチャージ回路4は活性化される。
書き込みバッファ5は、書き込み時にライトイネーブル信号WEをアクティブ(たとえばハイレベル)で受けて動作状態となり、データ入力端子I(0〜32)から入力される書き込みデータを、アドレス指定されたメモリセルが接続されたビット線対BL0と/BL0、BL1と/BL1、BL2と/BL2、またはBL3と/BL3に、主ビット線対BL,/BLを介して伝搬させる。
図13は、書き込みバッファ5の構成例を示す回路図である。
書き込みバッファ5は、図13に示すように、直列に接続されたインバータINV51,INV52、およびnチャネルMOS(NMOS)トランジスタNT51,NT52を有する。
インバータINV51の入力端子に書き込みデータが入力され、インバータINV51の出力端子とビット線/BLとの間にNMOSトランジスタNT52のソース・ドレインがそれぞれ接続され、インバータINV52の出力端子とビット線BLとの間にNMOSトランジスタNT51のソース・ドレインがそれぞれ接続されている。
そして、NMOSトランジスタNT51,NT52のゲートがライトイネーブル信号WEの供給線PELに接続されている。
上述したように、ライトイネーブル信号供給線WELは、全メモリブロック共通に配線されていることから、不良メモリ部を含むメモリブロックであってデータの入出力が行われない場合であっても、他のメモリブロックと同様に、書き込みバッファ5は活性化される。
センスアンプ6は、たとえば読み出し時に、センスアンプイネーブル信号SAEをアクティブ(ハイレベルおよびその反転レベル)を受けて動作状態となり、アドレス指定されたメモリセルから読み出されたビット線対BL0と/BL0、BL1と/BL1、BL2と/BL2、またはBL3と/BL3から伝搬された主ビット線対BL,/BLの微小信号電位差を検出して増幅し、出力バッファ7に出力する。
図14は、センスアンプ6の構成例を示す回路図である。
センスアンプ6は、図14に示すように、インバータINV61、PMOSトランジスタPT61〜PT63、およびNMOSトランジスタNT61〜NT63を有する。
センスアンプ6は、図14に示すように、PMOSトランジスタPT61のソースが電源電位Vccに接続され、ドレインがPMOSトランジスタPT62,PT63のソースに接続されている。
NMOSトランジスタNT61のソースが接地電位GNDに接続され、ドレインがNMOSトランジスタNT62,NN63のソースに接続されている。
PMOSトランジスタPT62のドレインとNMOSトランジスタNT62のドレインが接続され、その接続点がビット線BLに接続されている。
PMOSトランジスタPT63のドレインとNMOSトランジスタNT63のドレインが接続され、その接続点がビット線/BLに接続されている。
そして、NMOSトランジスタNT61のゲートおよびインバータINV61の入力端子がセンスアンプイネーブル信号の供給線SAELに接続され、インバータINV61の出力端子がPMOSトランジスタPT61のゲートに接続されている。
上述したように、センスアンプイネーブル信号供給線SAELは、全メモリブロック共通に配線されていることから、不良メモリ部を含むメモリブロックであってデータの入出力が行われない場合であっても、他のメモリブロックと同様に、センスアンプ6は活性化される。
上述したように、従来の回路においては、外部に切り離したデコーダ、セレクタで不良ビットを含むメモリブロックへのアクセスを避けているが、もしビット不良があり、そのビット位置においてビットラインがVssとショートしているような不良の場合には、プリチャージ回路4はプリチャージ動作期間には動作しているため、その期間中に貫通電流が流れることになり、機能的には不良が無くせたとしても、貫通電流が流れていることになる。
また、書き込み回路(バッファ)5およびセンスアンプ6も、それぞれの動作期間には動作することになっているため、不良の内容によっては、書き込み期間中、あるいは読み出し期間中(センスアンプが活性化している期間中)に、貫通電流が流れることになる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、冗長回路により置換された不良メモリ部を含むメモリブロックの入出力部に貫通電流が流れることを防止することが可能な半導体集積回路を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点は、ビット線を通してアクセスされるメモリ部と、当該メモリ部への書き込みデータの入力および当該メモリ部からの読み出しデータの出力を行う入出力部と、を含む複数のメモリブロックと、冗長回路と、を有し、上記複数のメモリブロックの上記入出力部の各々は、イネーブル信号を受けて動作状態となり、上記ビット線と電気的な関係をもって所定の処理を行う少なくとも一つの処理回路と、ディセイブル信号を受けると上記イネーブル信号の入力にかかわらず上記処理回路を非動作状態に保持する制御回路と、を含み、上記冗長回路は、不良のメモリ部を含むメモリブロックを除く上記メモリブロックに対してデータの入出力を行うようにセレクト信号を生成し、当該セレクト信号に従って、上記不良メモリ部を含むメモリブロックを除くメモリブロックへのデータの入出力経路を形成し、上記不良メモリ部を含むメモリブロックの上記制御回路に対して上記ディセイブル信号を出力する。
好適には、上記処理回路は、上記ビット線を所定の電位にプリチャージするプリチャージ回路を含む。
好適には、上記処理回路は、上記ビット線に書き込みデータを伝搬させる書き込み回路を含む。
好適には、上記処理回路は、上記ビット線の電位をセンスするセンスアンプを含む。
好適には、上記処理回路と上記制御回路とは、一体的に集積化されている。
本発明の第2の観点は、ビット線を通してアクセスされるメモリ部と、当該メモリ部への書き込みデータの入力および当該メモリ部からの読み出しデータの出力を行う入出力部と、を含む複数のメモリブロックと、冗長回路と、を有し、上記複数のメモリブロックの上記入出力部の各々は、プリチャージイネーブル信号を受けて動作状態となり、上記ビット線を所定の電位にプリチャージするプリチャージ回路と、書き込みイネーブル信号を受けて動作状態となり、上記ビット線に書き込みデータを伝搬させる書き込み回路と、センスアンプイネーブル信号を受けて動作状態となり、上記ビット線の電位をセンスするセンスアンプと、ディセイブル信号を受けるとイネーブル信号の入力にかかわらず上記プリチャージ回路、書き込み回路、およびセンスアンプのうち少なくとも一つを非動作状態に保持する制御回路と、を含み、上記冗長回路は、不良のメモリ部を含むメモリブロックを除く上記メモリブロックに対してデータの入出力を行うようにセレクト信号を生成し、当該セレクト信号に従って、上記不良メモリ部を含むメモリブロックを除くメモリブロックへのデータの入出力経路を形成し、上記不良メモリ部を含むメモリブロックの上記制御回路に対して上記ディセイブル信号を出力する。
好適には、上記制御回路は、ディセイブル信号を受けると上記プリチャージイネーブル信号の入力にかかわらず上記プリチャージ回路を非動作状態に保持する第1の回路と、ディセイブル信号を受けると上記書き込みイネーブル信号の入力にかかわらず上記書き込み回路を非動作状態に保持する第2の回路と、ディセイブル信号を受けると上記センスアンプイネーブル信号の入力にかかわらず上記センスアンプを非動作状態に保持する第3の回路と、を含み、上記プリチャージ回路と上記第1の回路、上記書き込み回路と上記第2の回路、および上記センスアンプと上記第3の回路の各々は、一体的に集積化されている。
本発明によれば、不良メモリ部を含むメモリブロックにおいては、ディセイブル信号を受けた制御回路により、イネーブル信号の値にかかわらず、たとえば処理回路としてのプリチャージ回路が非動作状態(オフ)となるように制御される。これにより、プリチャージ期間に貫通電流が流れることが無くなる。
また、不良メモリ部を含むメモリブロックにおいては、ディセイブル信号を受けた制御回路により、イネーブル信号の値にかかわらず、たとえば処理回路としての書き込み回路が非動作状態(オフ)となるように制御される。これにより、書き込み期間に貫通電流が流れることが無くなる。
また、不良メモリ部を含むメモリブロックにおいては、ディセイブル信号を受けた制御回路により、イネーブル信号の値にかかわらず、たとえば処理回路としてのセンスアンプが非動作状態(オフ)となるように制御される。これにより、センスアンプの活性化期間に貫通電流が流れることが無くなる。
本発明によれば、冗長回路により置換された不良メモリ部を含むメモリブロックの入出力部に貫通電流が流れることを防止することができる利点がある。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に関連付けて説明する。
図1は、本発明に係る半導体集積回路の一実施形態を示す回路図である。
本実施形態に係る半導体集積回路100は、図1に示すように、複数のメモリブロック101−0〜101−n(図1の例では、n=32)からなるメモリ本体部101から、ヒューズボックス102F、デコーダ102D、およびセレクタ102Sを含む冗長回路102を主構成要素として有している。
メモリブロック101−0〜101−nの各々は、ビット線を通してアクセスされるメモリ部MR100〜MR132と、メモリ部MR100〜MR132への書き込みデータの入力、およびメモリ部MR100〜MR132からの読み出しデータの出力を行う入出力部I/O100〜I/O132とを有している。
各入出力部I/O100〜I/O132は、メモリ部MR100〜MR132への書き込みデータの入力を行うための入力端子I100〜I132、およびメモリ部MR100〜MR132からの読み出しデータの出力を行う出力端子O100〜O132を有し、入出力部I/O132を除く、入出力部I/O100〜I/O131は冗長回路102によるディセイブル信号DSB100〜DSB131の入力端子D100〜D131を有する。
ただし、入出力部I/O132にも、入出力部I/O100〜I/O131と同様に、ディセイブル信号DSBの入力端子D132を設けてもよい。
図2は、本実施形態に係る入出力部の構成例を示す図である。
この入出力部I/O(100〜131)は、図2に示すように、カラムセレクタ103、処理回路としてのプリチャージ回路104、処理回路としての書き込みバッファ(書き込み回路)105、処理回路としてのセンスアンプ106、出力バッファ107、第1の回路としてのプリチャージ制御回路108、第2の回路としての書き込み制御回路109、第3の回路としてのセンスアンプ制御回路110、および主ビット線対BL100,/BL100(/は反転を示す)を有している。
なお、入出力部I/O132は、第1の回路としてのプリチャージ制御回路108、第2の回路としての書き込み制御回路109、第3の回路としてのセンスアンプ制御回路110を有しておらず、図11の構成と同様の構成を有している。
また、全入出力部I/O0〜I/O32にて共有するようにプリチャージイネーブル信号供給線PEL100、センスアンプイネーブル信号供給線SAEL100、およびライト(書き込み)イネーブル信号線WEL100が配線されている。
図2の例では、メモリ部MR(100〜132)は、メモリセル(たとえばSRAM)MCが4列に配列されたメモリアレイを有し、各列のメモリセルは、ビット線対BL0と/BL0、BL1と/BL1、BL2と/BL2、BL3と/BL3に接続されている。
カラムセレクタ部103は、ビット線対BL0と/BL0、BL1と/BL1、BL2と/BL2、BL3と/BL3と、主ビット線BL100と/BL100を、カラムセレクト信号CS100と/CS100、CS101と/CS101、CS102と/CS102、CS103と/CS103に応じて選択的に接続する転送ゲートTM131〜TM138を有する。
プリチャージ回路104は、アクセス時に、プリチャージ制御回路108を通してプリチャージイネーブル信号PEをアクティブ(たとえばローレベル)で受けて動作状態(アクティブ状態)となり、アドレス指定されたメモリセルが接続されたビット線対BL0と/BL0、BL1と/BL1、BL2と/BL2、またはBL3と/BL3を、主ビット線BL100,/BL100を通して、あらかじめ所定電位、たとえば電源電位Vccにプリチャージする。
プリチャージ回路104は、アクセス時に、プリチャージ制御回路108を通してディセイブル信号DSBをアクティブ(ハイレベル)で受けると、プリチャージイネーブル信号供給線PEL100を伝搬されるプリチャージイネーブル信号PEにかかわらず非動作状態のままに保持する。
書き込みバッファ105は、書き込み時に、書き込み制御回路109を通してライトイネーブル信号WEをアクティブ(たとえばハイレベル)で受けて動作状態となり、データ入力端子I(0〜32)から入力される書き込みデータを、アドレス指定されたメモリセルが接続されたビット線対BL0と/BL0、BL1と/BL1、BL2と/BL2、またはBL3と/BL3に、主ビット線対BL100,/BL100を介して伝搬させる。 書き込みバッファ回路105は、書き込み時に、書き込み制御回路109を通してディセイブル信号DSBをアクティブ(ハイレベル)で受けると、書き込みイネーブル信号供給線WEL100を伝搬される書き込みイネーブル信号WEのレベルにかかわらず非動作状態のままに保持する。
センスアンプ106は、たとえば読み出し時に、センスアンプ制御回路110を通してセンスアンプイネーブル信号SAEをアクティブ(ハイレベルおよびその反転レベル)を受けて動作状態となり、アドレス指定されたメモリセルから読み出されたビット線対BL0と/BL0、BL1と/BL1、BL2と/BL2、またはBL3と/BL3から伝搬された主ビット線対BL100,/BL100の微小信号電位差を検出して増幅し、出力バッファ107に出力する。
センスアンプ106は、たとえば読み出し時に、センスアンプ制御回路110を通してディセイブル信号DSBをアクティブ(ハイレベル)で受けると、センスアンプイネーブル信号供給線SAEL100を伝搬されるセンスアンプイネーブル信号SAEのレベルにかかわらず非動作状態のままに保持する。
出力バッファ107は、センスアンプ106で増幅された読み出しデータを冗長回路102を介して出力する。
プリチャージ制御回路108は、冗長回路102のデコーダ102Dにより供給されるディセイブル信号DSB(100〜131)を、非アクティブ(たとえばローレベル)で受けている場合には、プリチャージイネーブル信号供給線PEL100に伝搬されるプリチャージイネーブル信号PEをそのままのレベルでプリチャージ回路104に供給する。
プリチャージ制御回路108は、冗長回路102のデコーダ102Dにより供給されるディセイブル信号DSB(100〜131)を、アクティブ(たとえばハイレベル)で受けている場合には、プリチャージイネーブル信号供給線PEL100を伝搬されるプリチャージイネーブル信号PEにかかわらず、ハイレベルの信号(ディセイブル信号)をプリチャージ回路104に供給し、非動作状態に保持させる。
書き込み制御回路109は、冗長回路102のデコーダ102Dにより供給されるディセイブル信号DSB(100〜131)を、非アクティブ(たとえばローレベル)で受けている場合には、書き込みイネーブル信号供給線WELに伝搬される書き込みイネーブル信号WEをそのままのレベルで書き込みバッファ105に供給する。
書き込み制御回路109は、冗長回路102のデコーダ102Dにより供給されるディセイブル信号DSB(100〜131)を、アクティブ(たとえばハイレベル)で受けている場合には、書き込みイネーブル信号供給線WEL100を伝搬される書き込みイネーブル信号WEにかかわらず、ハイレベルの信号(ディセイブル信号)を書き込みバッファ105に供給し、非動作状態に保持させる。
センスアンプ制御回路110は、冗長回路102のデコーダ102Dにより供給されるディセイブル信号DSB(100〜131)を、非アクティブ(たとえばローレベル)で受けている場合には、センスアンプイネーブル信号供給線SAEL100に伝搬されるセンスアンプイネーブル信号SAEをそのままのレベルでセンスアンプ106に供給する。
センスアンプ制御回路110は、冗長回路102のデコーダ102Dにより供給されるディセイブル信号DSB(100〜131)を、アクティブ(たとえばハイレベル)で受けている場合には、センスアンプイネーブル信号供給線SAEL100を伝搬されるセンスアンプイネーブル信号SAEにかかわらず、ハイレベルの信号(ディセイブル信号)をセンスアンプ106に供給し、非動作状態に保持させる。
図3は、本実施形態に係るプリチャージ制御回路108およびプリチャージ回路104の構成例を示す回路図である。
プリチャージ制御回路108は、図3に示すように、2入力OR回路181により構成される。
OR回路181の第1入力がインバータINV108の出力に接続されたプリチャージイネーブル信号供給線PEL100に接続され、第2入力がディセイルブ信号DSBの入力端子D(100〜131)に接続されている。
プリチャージ回路104は、図3に示すように、PMOSトランジスタPT141〜PT143により構成されている。
PMOSトランジスタPT141とPT142のソースが電源電位Vccに接続され、PMOSトランジスタPT141のドレインがビット線/BL100に接続され、PMOSトランジスタPT142のドレインがビット線BL100に接続されている。PMOSトランジスタPT143のソース、ドレインがPMOSトランジスタPT141,PT142のドレインに接続されている。
そして、PMOSトランジスタPT141〜PT143のゲートが、プリチャージ制御回路108のOR回路181の出力端子に接続されている。
上述したように、プリチャージイネーブル信号供給線PEL100は、全メモリブロック共通に配線されているが、不良メモリ部を含むメモリブロックであってデータの入出力が行われない場合には、他のメモリブロックと異なり、プリチャージ制御回路108を通して供給されるハイレベルのディセイブル信号によりプリチャージ回路4は活性化されず、非動作状態に保持される。
図4は、本実施形態に係る書き込み制御回路109および書き込みバッファ105の構成例を示す回路図である。
書き込み制御回路109は、図4に示すように、2入力AND回路191により構成される。
AND回路191の第1入力が書き込みイネーブル信号供給線WEL100に接続され、第2入力は負入力でありディセイルブ信号DSBの入力端子D(100〜131)に接続されている。
書き込みバッファ105は、図4に示すように、直列に接続されたインバータINV151,INV152、およびNMOSトランジスタNT151,NT152を有する。
インバータINV151の入力端子に書き込みデータが入力され、インバータINV151の出力端子とビット線/BL100との間にNMOSトランジスタNT152のソース・ドレインがそれぞれ接続され、インバータINV152の出力端子とビット線BL100との間にNMOSトランジスタNT151のソース・ドレインがそれぞれ接続されている。
そして、NMOSトランジスタNT151,NT152のゲートが書き込み制御回路109のAND回路191の出力端子に接続されている。
上述したように、書き込みイネーブル信号供給線WEL100は、全メモリブロック共通に配線されているが、不良メモリ部を含むメモリブロックであってデータの入出力が行われない場合には、他のメモリブロックと異なり、書き込み制御回路109を通して供給されるローレベルのディセイブル信号により書き込み回路105は活性化されず、非動作状態に保持される。
図5は、本実施形態に係るセンスアンプ制御回路110およびセンスアンプ106の構成例を示す回路図である。
センスアンプ制御回路110は、図5に示すように、2入力AND回路1010により構成される。
AND回路1010の第1入力がセンスアンプイネーブル信号供給線SAEL100に接続され、第2入力は負入力でありディセイルブ信号DSBの入力端子D(100〜131)に接続されている。
センスアンプ106は、図5に示すように、インバータINV161、PMOSトランジスタPT161〜PT163、およびNMOSトランジスタNT161〜NT163を有する。
センスアンプ106は、図5に示すように、PMOSトランジスタPT161のソースが電源電位Vccに接続され、ドレインがPMOSトランジスタPT162,PT163のソースに接続されている。
NMOSトランジスタNT161のソースが接地電位GNDに接続され、ドレインがNMOSトランジスタNT162,NN163のソースに接続されている。
PMOSトランジスタPT162のドレインとNMOSトランジスタNT162のドレインが接続され、その接続点がビット線BL100に接続されている。
PMOSトランジスタPT163のドレインとNMOSトランジスタNT163のドレインが接続され、その接続点がビット線/BL100に接続されている。
そして、NMOSトランジスタNT161のゲートおよびインバータINV161の入力端子が、センスアンプ制御回路110のAND回路1010の出力端子に接続され、インバータINV161の出力端子がPMOSトランジスタPT161のゲートに接続されている。
上述したように、センスアンプイネーブル信号供給線SAEL100は、全メモリブロック共通に配線されているが、不良メモリ部を含むメモリブロックであってデータの入出力が行われない場合には、他のメモリブロックと異なり、センスアンプ制御回路110を通して供給されるローレベルのディセイブル信号によりセンスアンプ106は活性化されず、非動作状態に保持される。
冗長回路102は、図1に示すように、ヒューズボックス102F、デコーダ102D、およびセレクタ部102Sを有し、欠陥アドレスの登録をヒューズボックス102Fにて行い、この登録デーをデコーダ102Dにてデコードして、不良のメモリ部を含むメモリブロックを除くメモリブロックに対してデータの入出力を行うようにセレクト信号(S100〜S131)を生成し、セレクタ部102Sにおいて、実際の入力端子TI100〜TI131および出力端子TO100〜TO131と、不良メモリ部を含むメモリブロックを除く31個のメモリブロックの入力端子I100〜I132および出力端子O100〜O132を接続するように、セレクト信号(S100〜S131)に従って、不良メモリ部を含むメモリブロックを除くメモリブロックへのデータの入出力経路を形成する。
また、冗長回路102は、セレクト信号S100〜S131の生成と並行して、ディセイブル信号DSB100〜DSB131の生成を行い、不良メモリ部を含むメモリブロックの入力端子D(100〜131)に対してアクティブ(たとえば論理「1」のハイレベル)のディセイブル信号を出力する。
セレクタ部102Sは、データ入力用セレクタSI−101〜SI−131とデータ出力用セレクタSO−100〜SO−131とを有している。
データ入力用セレクタSI−101〜SI−131は、セレクト信号S101〜S131に応じて、具体的には、セレクト信号S101〜S31が論理「1(ハイレベル)」の場合には、入力「1」側を選択し、セレクト信号S101〜S131が論理「0(ローレベル)」の場合には、入力「0」側を選択する。
データ出力用セレクタSO−100〜SO−131は、セレクト信号S100〜S131に応じて、具体的には、セレクト信号S100〜S131が論理「1」の場合には、入力「1」側を選択し、セレクト信号S100〜S131が論理「0」の場合には、入力「0」側を選択する。
データ入力用セレクタSI−101はセレクト信号S101が供給され、「1」側入力が入力端子TI100に接続され、「0」側入力が入力端子TI101に接続され、出力がメモリブロック101−1の入力出力部I/O101の入力端子I101に接続されている。
データ入力用セレクタSI−102はセレクト信号S102が供給され、「1」側入力が入力端子TI101に接続され、「0」側入力が入力端子TI102に接続され、出力がメモリブロック101−2の入力出力部I/O102の入力端子I102に接続されている。
データ入力用セレクタSI−103はセレクト信号S103が供給され、「1」側入力が入力端子TI102に接続され、「0」側入力が入力端子TI103に接続され、出力がメモリブロック101−3の入力出力部I/O103の入力端子I103に接続されている。
データ入力用セレクタSI−104はセレクト信号S104が供給され、「1」側入力が入力端子TI103に接続され、「0」側入力が入力端子TI104に接続され、出力がメモリブロック101−4の入力出力部I/O104の入力端子I104に接続されている。
データ入力用セレクタSI−105はセレクト信号S105が供給され、「1」側入力が入力端子TI104に接続され、「0」側入力が入力端子TI105に接続され、出力がメモリブロック101−5の入力出力部I/O105の入力端子I105に接続されている。
同様にして、データ入力用セレクタSI−130はセレクト信号S130が供給され、「1」側入力が入力端子TI129に接続され、「0」側入力が入力端子TI130に接続され、出力がメモリブロック101−30の入力出力部I/O130の入力端子I130に接続されている。
データ入力用セレクタSI−131はセレクト信号S131が供給され、「1」側入力が入力端子TI130に接続され、「0」側入力が入力端子TI131に接続され、出力がメモリブロック101−31の入力出力部I/O131の入力端子I131に接続されている。
また、メモリブロック101−0の入出力部I/O100の入力端子I100は入力端子TI100に直接接続されている。
メモリブロック101−32の入出力部I/O132の入力端子I132は入力端子TI131に直接接続されている。
データ出力用セレクタSO−100はセレクト信号S100が供給され、「0」側入力がメモリブロック101−0の入出力部I/O100の出力端子O100に接続され、「1」側入力がメモリブロック101−1の入出力部I/O101の出力端子O101に接続され、出力が出力端子TO100に接続されている。
データ出力用セレクタSO−101はセレクト信号S101が供給され、「0」側入力がメモリブロック101−1の入出力部I/O101の出力端子O101に接続され、「1」側入力がメモリブロック101−2の入出力部I/O102の出力端子O102に接続され、出力が出力端子TO101に接続されている。
データ出力用セレクタSO−102はセレクト信号S102が供給され、「0」側入力がメモリブロック101−2の入出力部I/O102の出力端子O102に接続され、「1」側入力がメモリブロック101−3の入出力部I/O103の出力端子O103に接続され、出力が出力端子TO102に接続されている。
データ出力用セレクタSO−103はセレクト信号S103が供給され、「0」側入力がメモリブロック101−3の入出力部I/O103の出力端子O103に接続され、「1」側入力がメモリブロック101−4の入出力部I/O104の出力端子O104に接続され、出力が出力端子TO103に接続されている。
データ出力用セレクタSO−104はセレクト信号S104が供給され、「0」側入力がメモリブロック101−4の入出力部I/O104の出力端子O104に接続され、「1」側入力がメモリブロック101−5の入出力部I/O105の出力端子O105に接続され、出力が出力端子TO104に接続されている。
データ出力用セレクタSO−105はセレクト信号S105が供給され、「0」側入力がメモリブロック101−5の入出力部I/O105の出力端子O105に接続され、「1」側入力がメモリブロック101−6の入出力部I/O106の出力端子O106に接続され、出力が出力端子TO105に接続されている。
同様にして、データ出力用セレクタSO−130はセレクト信号S130が供給され、「0」側入力がメモリブロック101−30の入出力部I/O130の出力端子O130に接続され、「1」側入力がメモリブロック101−31の入出力部I/O131の出力端子O131に接続され、出力が出力端子TO130に接続されている。
データ出力用セレクタSO−131はセレクト信号S131が供給され、「0」側入力がメモリブロック101−31の入出力部I/O131の出力端子O131に接続され、「1」側入力がメモリブロック101−32の入出力部I/O132の出力端子O132に接続され、出力が出力端子TO131に接続されている。
図1の構成において、たとえば×印で示すように、メモリブロック101−3のメモリ部MR103に不良ビットがある場合には、欠陥アドレスの登録がヒューズボックス102Fにて行われ、この登録データがデコーダ102Dにてデコードされる。
そして、デコードの結果、デコーダ102Dにおいて、図6に示すように、セレクト信号S100〜S102が論理「0」に設定され、セレクト信号S103〜S131が論理「1」に設定されて、データ入力用セレクタSI−101〜SI−131とデータ出力用セレクタSO−100〜SO−131に供給される。
その結果、図1中に破線で示すような、不良メモリ部MR103を含むメモリブロック101−3を除く、メモリブロック101−0〜101−2、101−4〜101−32に対してデータ入出力が可能なデータ入出力経路が形成される。
また、デコーダ102Dにおいては、図6に示すように、ディセイブル信号DSB103のみ論理「1」に設定されて、不良メモリ部MR103を含むメモリブロック101−3の入力端子D103に供給される。
一方、他のディセイブル信号DSB100〜DSB102、DSB104〜DSB131は論理「0」に設定されて、不良メモリ部MRを含まないメモリブロック101−0〜101−2、101−4〜101−31の入力端子D100〜D102,D104〜D131に供給される。
その結果、メモリブロック101−0〜101−2、101−4〜101−31の入出力部I/O101−0〜101−2、101−4〜101−31における処理回路としてのプリチャージ回路104はプリチャージイネーブル信号PEに従って所定のプリチャージ期間だけ動作状態となるように、プリチャージ制御回路108を通して制御される。
同様に、入出力部I/O101−0〜101−2、101−4〜101−31における処理回路としての書き込み回路105は書き込みイネーブル信号WEに従って所定の書き込み動作期間だけ動作状態となるように、書き込み制御回路109を通して制御される。
入出力部I/O101−0〜101−2、101−4〜101−31における処理回路としてのセンスアンプ106はセンスアンプイネーブル信号SAEに従って所定のセンスアンプの活性化期間だけ動作状態となるように、センスアンプ制御回路110を通して制御される。
一方、ディセイブル信号DSB103をアクティブのハイレベルで受けたメモリブロック101−3の入出力部I/O103においては、プリチャージ回路104が、アクセス時に、プリチャージ制御回路108を通してディセイブル信号DSBをアクティブ(ハイレベル)で受ける。したがって、プリチャージ回路104は、プリチャージイネーブル信号供給線PEL100を伝搬されるプリチャージイネーブル信号PEにかかわらず非動作状態のままに保持される。
同様に、書き込みバッファ105が、書き込み時に、書き込み制御回路109を通してディセイブル信号DSBをアクティブで受ける。したがって、書き込みバッファ105は、書き込みイネーブル信号供給線WEL100を伝搬される書き込みイネーブル信号WEにかかわらず非動作状態のままに保持される。
また、センスアンプ106が、たとえば読み出し時に、センスアンプ制御回路110を通してディセイブル信号DSBをアクティブで受ける。したがって、センスアンプ106は、センスアンプイネーブル信号供給線SAEL100を伝搬されるセンスアンプイネーブル信号SAELにかかわらず非動作状態のままに保持される。
このように、不良メモリ部MR103を含むメモリブロック101−3においては、プリチャージイネーブル信号の値にかかわらず、プリチャージ回路104がオフとなっている。これにより、プリチャージ期間に貫通電流が流れることが無くなる。
また、書き込みイネーブル信号WEの値にかかわらず、書き込みバッファ105がオフとなっている。これにより、書き込み期間に貫通電流が流れることが無くなる。
また、センスアンプイネーブル信号SAEの値にかかわらず、センスアンプ106がオフとなっている。これにより、センスアンプの活性化期間に貫通電流が流れることが無くなる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ビット線を通してアクセスされるメモリ部MR100〜MR132と、メモリ部への書き込みデータの入力およびメモリ部からの読み出しデータの出力を行う入出力部I/O100〜132と、を含む複数のメモリブロック101−0〜101−32と、冗長回路102と、を有し、入出力部の各々は、イネーブル信号を受けて動作状態となり、ビット線と電気的な関係をもって所定の処理を行う処理回路としてのプリチャージ回路、書き込み回路、センスアンプと、ディセイブル信号を受けるとイネーブル信号の入力にかかわらず処理回路を非動作状態に保持する制御回路と、を含み、冗長回路102は、不良のメモリ部を含むメモリブロックを除くメモリブロックに対してデータの入出力を行うようにセレクト信号を生成し、セレクト信号に従って、不良メモリ部を含むメモリブロックを除くメモリブロックへのデータの入出力経路を形成し、不良メモリ部を含むメモリブロックの制御回路に対してディセイブル信号DSBを出力することから、プリチャージ期間に貫通電流が流れることが無くなり、また、書き込み期間やセンスアンプの活性化期間に貫通電流が流れることが無くなる。
なお、本実施形態においては、入出力部における処理回路としてのプリチャージ回路104と第1の回路としてのプリチャージ制御回路108、処理回路としての書き込み回路105と第2の回路としての書き込み制御回路109、並びに処理回路としてのセンスアンプ106と第2の回路としてのセンスアンプ制御回路110とを、個別のブロックとして構成例について説明しが、たとえば図7に示すように、プリチャージ回路とプリチャージ制御回路、書き込み回路と書き込み制御回路、並びにセンスアンプとセンスアンプ制御回路とを、一体的に集積化した回路111〜113となるように構成することも可能である。
本発明に係る半導体集積回路の一実施形態を示す回路図である。 本実施形態に係る入出力部の構成例を示す図である。 本実施形態に係るプリチャージ制御回路およびプリチャージ回路の構成例を示す回路図である。 本実施形態に係る書き込み制御回路および書き込み回路(バッファ)の構成例を示す回路図である。 本実施形態に係るセンスアンプ制御回路およびセンスアンプの構成例を示す回路図である。 図1のデコーダのセレクト信号およびディセイブル信号の生成例を示す図である。 本実施形態に係る入出力部の他の構成例を示す図である。 メモリ本体と冗長回路を分離した半導体集積回路を示す図である。 従来の半導体集積回路の具体的な構成例を示す回路図である。 図9のデコーダのセレクト信号の生成例を示す図である。 従来の半導体集積回路におけるメモリブロックの入出力部の具体的な構成例を示す図である。 プリチャージ回路の構成例を示す回路図である。 書き込み回路(バッファ)の構成例を示す回路図である。 センスアンプの構成例を示す回路図である。
符号の説明
100…半導体集積回路、101…メモリ本体部、101−0〜101−32…メモリブロック、MR100〜MR132…メモリ部、I/O100〜I/O132…入出力部、102…冗長回路、102F…ヒューズボックス、102D…デコーダ、102S…セレクタ、103…カラムセレクタ、104…プリチャージ回路、105…書き込みバッファ(書き込み回路)、106…センスアンプ、107…出力バッファ、108…第1の回路としてのプリチャージ制御回路、109…第2の回路としての書き込み制御回路、110…第3の回路としてのセンスアンプ制御回路。

Claims (7)

  1. ビット線を通してアクセスされるメモリ部と、当該メモリ部への書き込みデータの入力および当該メモリ部からの読み出しデータの出力を行う入出力部と、を含む複数のメモリブロックと、
    冗長回路と、を有し、
    上記複数のメモリブロックの上記入出力部の各々は、
    イネーブル信号を受けて動作状態となり、上記ビット線と電気的な関係をもって所定の処理を行う少なくとも一つの処理回路と、
    ディセイブル信号を受けると上記イネーブル信号の入力にかかわらず上記処理回路を非動作状態に保持する制御回路と、を含み、
    上記冗長回路は、
    不良のメモリ部を含むメモリブロックを除く上記メモリブロックに対してデータの入出力を行うようにセレクト信号を生成し、当該セレクト信号に従って、上記不良メモリ部を含むメモリブロックを除くメモリブロックへのデータの入出力経路を形成し、上記不良メモリ部を含むメモリブロックの上記制御回路に対して上記ディセイブル信号を出力する
    半導体集積回路。
  2. 上記処理回路は、上記ビット線を所定の電位にプリチャージするプリチャージ回路を含む
    請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 上記処理回路は、上記ビット線に書き込みデータを伝搬させる書き込み回路を含む
    請求項1記載の半導体集積回路。
  4. 上記処理回路は、上記ビット線の電位をセンスするセンスアンプを含む
    請求項1記載の半導体集積回路。
  5. 上記処理回路と上記制御回路とは、一体的に集積化されている
    請求項1記載の半導体集積回路。
  6. ビット線を通してアクセスされるメモリ部と、当該メモリ部への書き込みデータの入力および当該メモリ部からの読み出しデータの出力を行う入出力部と、を含む複数のメモリブロックと、
    冗長回路と、を有し、
    上記複数のメモリブロックの上記入出力部の各々は、
    プリチャージイネーブル信号を受けて動作状態となり、上記ビット線を所定の電位にプリチャージするプリチャージ回路と、
    書き込みイネーブル信号を受けて動作状態となり、上記ビット線に書き込みデータを伝搬させる書き込み回路と、
    センスアンプイネーブル信号を受けて動作状態となり、上記ビット線の電位をセンスするセンスアンプと、
    ディセイブル信号を受けるとイネーブル信号の入力にかかわらず上記プリチャージ回路、書き込み回路、およびセンスアンプのうち少なくとも一つを非動作状態に保持する制御回路と、を含み、
    上記冗長回路は、
    不良のメモリ部を含むメモリブロックを除く上記メモリブロックに対してデータの入出力を行うようにセレクト信号を生成し、当該セレクト信号に従って、上記不良メモリ部を含むメモリブロックを除くメモリブロックへのデータの入出力経路を形成し、上記不良メモリ部を含むメモリブロックの上記制御回路に対して上記ディセイブル信号を出力する
    半導体集積回路。
  7. 上記制御回路は、
    ディセイブル信号を受けると上記プリチャージイネーブル信号の入力にかかわらず上記プリチャージ回路を非動作状態に保持する第1の回路と、
    ディセイブル信号を受けると上記書き込みイネーブル信号の入力にかかわらず上記書き込み回路を非動作状態に保持する第2の回路と、
    ディセイブル信号を受けると上記センサアンプイネーブル信号の入力にかかわらず上記センスアンプを非動作状態に保持する第3の回路と、を含み、
    上記プリチャージ回路と上記第1の回路、上記書き込み回路と上記第2の回路、および上記センスアンプと上記第3の回路の各々は、一体的に集積化されている
    請求項6記載の半導体集積回路。
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