JP2005225382A - 車両用リヤサスペンション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 リヤサスペンション装置の3本のラテラルアームの車体左右方向の剛性が設計値に対して変化しても、横力トーインを確実に達成できるようにする。
【解決手段】 マルチリンク式のリヤサスペンション装置は、ナックルNに接続されたアッパーアームAup、ロアアームAloおよびコントロールアームAloよりなる3本のラテラルアームを備える。3本のラテラルアームのうち最も高い位置に配置されたアッパーアームAupをナックルNに接続するボールジョイント5と、他の2本のラテラルアームのうち車体前方側に配置されたロアアームAloをナックルNに接続するゴムブッシュジョイント11とを通る直線Lが路面に交差する交点Laを後輪Wの接地点Waよりも車体後方に位置させ、かつ3本のラテラルアームの長手方向の弾性係数を所定の関係に設定することで、弾性キングピンが路面に交差する交点が旋回時の横力の作用点に対して必ず車体後方に位置するようにし、横力トーインを確実に達成して車両の操安性能を高めることができる。
【選択図】 図2
【解決手段】 マルチリンク式のリヤサスペンション装置は、ナックルNに接続されたアッパーアームAup、ロアアームAloおよびコントロールアームAloよりなる3本のラテラルアームを備える。3本のラテラルアームのうち最も高い位置に配置されたアッパーアームAupをナックルNに接続するボールジョイント5と、他の2本のラテラルアームのうち車体前方側に配置されたロアアームAloをナックルNに接続するゴムブッシュジョイント11とを通る直線Lが路面に交差する交点Laを後輪Wの接地点Waよりも車体後方に位置させ、かつ3本のラテラルアームの長手方向の弾性係数を所定の関係に設定することで、弾性キングピンが路面に交差する交点が旋回時の横力の作用点に対して必ず車体後方に位置するようにし、横力トーインを確実に達成して車両の操安性能を高めることができる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、車軸を介して後輪を回転自在に支持するナックルと、車体側のジョイントから車体前後方向に延びてナックルに接続されるトレーリングアームと、車体側のジョイントから車体左右方向に延びてナックルに接続される3本のラテラルアームとを備えた車両用リヤサスペンション装置に関する。
トレーリングアーム、リーディングアーム、アッパーアーム、ロアアームおよびコントロールアームを備えたマルチリンク式サスペンション装置が、下記特許文献1により公知である。
このマルチリンク式サスペンション装置は、リーディングアームとナックルとの連結部およびリーディングアームと車体との連結部の少なくとも一方に介在する弾性ブッシュに、引張方向に高く圧縮方向に低い弾性率を持たせることにより、高いキャスタ剛性および高い前後コンプライアンスの両立を図っている。
特開平7−186649号公報
ところで、アッパーアーム、ロアアームおよびコントロールアームよりなる3本のラテラルアームを備えたサスペンション装置では、それらのラテラルアームの配置と、各々のラテラルアームの車体左右方向の剛性とによって弾性キングピンの位置が決定される。特に、ラテラルアームの車体左右方向の剛性は、それらの両端を車体やナックルに接続するゴムブッシュジョイントの弾性係数によって決まるが、その弾性係数が設計値に対して変化したような場合に弾性キングピンの位置が設計上の位置からずれてしまい、車両の旋回時に路面から後輪に横力が作用したときに後輪がトーアウトして操安性能を低下させる可能性がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、リヤサスペンション装置の3本のラテラルアームの車体左右方向の剛性が設計値に対して変化しても、横力トーインを確実に達成できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、車軸を介して後輪を回転自在に支持するナックルと、車体側のジョイントから車体前後方向に延びてナックルに接続されるトレーリングアームと、車体側のジョイントから車体左右方向に延びてナックルに接続される3本のラテラルアームとを備えた車両用リヤサスペンション装置において、3本のラテラルアームのうち最も高い位置に配置された第1ラテラルアームをナックルに接続する第1ジョイントと、他の2本のラテラルアームのうち車体前方側に配置された第2ラテラルアームをナックルに接続する第2ジョイントとを通る直線が路面に交差する交点を後輪の接地点よりも車体後方に位置させ、前記第1ラテラルアームの両端のジョイントを含む長手方向の弾性係数をkbとし、前記第2ラテラルアームの両端のジョイントを含む長手方向の弾性係数をkaとし、残りの第3ラテラルアームの両端のジョイントを含む長手方向の弾性係数をkcとし、車体前後方向に延びるx軸および車体上下方向に延びるy軸を有するx−y座標において、前記第1ジョイントの座標を[bx,by]とし、前記第2ジョイントの座標を[ax,ay]とし、前記第3ラテラルアームをナックルに接続する第3ジョイントの座標を[cx,cy]とし、
A=(−ay+by)(−aybx+axby)
B=(−ay+cx)(−aycx+axcy)
C=(−by+cy)(−bycx+bxcy)
としたとき、kb<−kaB/Cであればkc<kakbA/(−kaB−kbC)が成立し、またkb>−kaB/Cであればkc>kakbA/(−kaB−kbC)が成立するように、前記第1〜第3ラテラルアーム(Aup,Alo,Aco)の弾性係数をkb,ka,kcを設定したことを特徴とする車両用リヤサスペンション装置が提案される。
A=(−ay+by)(−aybx+axby)
B=(−ay+cx)(−aycx+axcy)
C=(−by+cy)(−bycx+bxcy)
としたとき、kb<−kaB/Cであればkc<kakbA/(−kaB−kbC)が成立し、またkb>−kaB/Cであればkc>kakbA/(−kaB−kbC)が成立するように、前記第1〜第3ラテラルアーム(Aup,Alo,Aco)の弾性係数をkb,ka,kcを設定したことを特徴とする車両用リヤサスペンション装置が提案される。
尚、実施例のアッパーアームAup、ロアアームAloおよびコントロールアームAcoはそれぞれ本発明の第1、第2、第3ラテラルアームに対応し、実施例のボールジョイント5、ゴムブッシュジョイント11およびボールジョイント17はそれぞれ本発明の第1、第2、第3ジョイントに対応し、実施例のゴムブッシュジョイント6,12,15,18は本発明のジョイントに対応する。
請求項1の構成によれば、3本のラテラルアームのうち最も高い位置に配置された第1ラテラルアームをナックルに接続する第1ジョイントと、他の2本のラテラルアームのうち車体前方側に配置された第2ラテラルアームをナックルに接続する第2ジョイントとを通る直線が路面に交差する交点を後輪の接地点よりも車体後方に位置させ、かつ第1〜第3ラテラルアームの長手方向の弾性係数を所定の関係に設定したので、弾性キングピンが路面に交差する交点が旋回時の横力の作用点に対して必ず車体後方に位置するようにし、横力トーインを確実に達成して車両の操安性能を高めることができる。しかも第1〜第3ラテラルアームの上記配置により、低い位置にある第2ラテラルアームの弾性係数を低くすることなく横力トーインを達成できるので、後輪の接地点横剛性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明の一実施例を示すもので、図1はマルチリンク式サスペンションの平面図、図2は図1の2−2線矢視図、図3は弾性キングピンおよびキャスタートレールの説明図、図4はサスペンション装置の解析用モデルを示す図、図5はニューマチックトレールが常に正になる条件の説明図、図6はニューマチックトレールが常に正になる弾性係数の領域を示すグラフである。
図1および図2は前輪駆動車両の左側の後輪Wのマルチリンク式サスペンション装置を示すもので、タイヤ1、ホイール2およびブレーキディスク3よりなる後輪Wは、車軸Aを介してナックルNに回転自在に支持される。ナックルNから上向きに突出するアッパーアーム取付部4と車体Bとに、アッパーアームAupの外端および内端がそれぞれボールジョイント5およびゴムブッシュジョイント6を介して連結されるとともに、ナックルNから上向きに突出するリーディングアーム取付部7と車体Bとに、リーディングアームAleの外端および内端がそれぞれゴムブッシュジョイント8,9を介して連結される。アッパーアームAupおよびリーディングアームAleは、車軸Aの上方において略同一水平面内に位置するように配設されており、アッパーアームAupは車体左右方向に延在し、リーディングアームAleは車体後方内側から車体前方外側に延在する。
ナックルNから下向きに突出するロアアーム取付部10と車体Bとに、ロアアームAloの外端および内端がそれぞれゴムブッシュジョイント11,12を介して連結されるとともに、ナックルNから下向きに突出するトレーリングアーム取付部13と車体Bとに、トレーリングアームAtrの外端および内端がそれぞれゴムブッシュジョイント14,15を介して連結される。ロアアームAloおよびトレーリングアームAtrは、車軸Aの下方において略同一水平面内に位置するように配設されており、ロアアームAloは車体左右方向に延在し、トレーリングアームAtrは車体前方内側から車体後方外側に延在する。
ナックルNから車体後方に突出するコントロールアーム取付部16と車体Bとに、コントロールアームAcoの外端および内端がそれぞれボールジョイント17およびゴムブッシュジョイント18を介して連結される。コントロールアームAcoは、アッパーアームAupおよびロアアームAloの中間の高さにおいて車体左右方向に延在する。
ナックルNから車体内側に突出するダンパー取付部19には、上端を車体Bに支持したダンパーDの下端が連結される。ダンパーDの上端(車体Bへの取付部)は下端(ナックルNへの取付部)に対して車体後方に変位しており、従ってダンパーDの上部は車体後方に僅かに傾斜している。
車体左右方向に延びるアッパーアームAup、ロアアームAloおよびコントロールアームAcoのうち、車軸Aの前上方に配置されたアッパーアームAupは本発明の第1ラテラルアームを構成し、車軸Aの下方に配置されたロアアームAloは本発明の第2ラテラルアームを構成し、車軸Aの後方に配置されたコントロールアームAcoは本発明の第3ラテラルアームを構成する。またアッパーアームAupをナックルNに接続するボールジョイント5は本発明の第1ジョイントを構成し、ロアアームAloをナックルNに接続するゴムブッシュジョイント11は本発明の第2ジョイントを構成し、コントロールアームAcoをナックルNに接続するボールジョイント17は本発明の第3ジョイントを構成する。
図2から明らかなように、アッパーアームAup、ロアアームAloおよびコントロールアームAcoのうち、最も高い位置にあるアッパーアームAupをナックルNに接続するボールジョイント5と、残りのロアアームAloおよびコントロールアームAcoのうち車体前方側にあるロアアームAloをナックルNに接続するゴムブッシュジョイント11とを通る直線Lが路面と交差する交点Laは後輪Wの接地点Waよりも車体後方側にあり、残りのコントロールアームAcoは前記直線Lよりも車体後方側に位置している。
ところで、車両の旋回時に接地荷重が増加する旋回外側の後輪Wは路面との接地点から車体内向きの横力を受けるが、この横力によって前記旋回外側の後輪Wがトーインするモーメントが発生すれば車両の旋回時の安定性が高められる。実キングピンを持たないリヤサスペンション装置では弾性キングピンKを中心として後輪Wがトー変化するため、その弾性キングピンKが路面に交差する交点Kaと後輪Wの接地点Waとの距離、つまり弾性キングピンKのキャスタートレールCT(以下、単にキャスタートレールCTという)が正であれば、つまり弾性キングピンKが路面に交差する交点Kaが後輪Wの接地点Waよりも車体後方にあれば、旋回時の横力によるトーインが達成される。
図3は本実施例のサスペンション装置のアッパーアームAup、ロアアームAloおよびコントロールアームAcoの配置を模式的に示すものであり、その弾性キングピンKの位置はアッパーアームAup、ロアアームAloおよびコントロールアームAcoの長手方向の剛性、つまりアッパーアームAupの両端のボールジョイント5およびゴムブッシュジョイント6の剛性と、ロアアームAloの両端のゴムブッシュジョイント11,12の剛性と、コントロールアームAcoの両端のボールジョイント17およびゴムブッシュジョイント18の剛性とによって変化してしまい、キャスタートレールCTが必ず正になるとは限らない。
しかしながら、アッパーアームAup、ロアアームAloおよびコントロールアームAcoを図3に示すように配置すると、ゴムブッシュジョイントの剛性が大きく変化しても弾性キングピンKはK1からK2の範囲で移動するため、多くの場合にキャスタートレールCTが正になって横力によりトーインが達成される。
また後輪Wの接地点横剛性に最も大きく寄与するラテラルアームは路面に最も近いロアアームAloであり、その長手方向の剛性を高めると接地点横剛性が高くなる。このような理由でロアアームAloの長手方向の剛性を高めると、弾性キングピンKはK2方向に起立してキャスタートレールCTが小さくなるが、本実施例のアッパーアームAup、ロアアームAloおよびコントロールアームAcoの配置によれば、キャスタートレールCTが負にならないので横力によるトーアウトが発生するのを回避することができる。
以下、上述したリヤサスペンション装置の作用を、図4に示す解析用モデルを用いて検証する。
図4において、符号AはロアアームAloの位置(ゴムブッシュジョイント11の位置)を、符号BはアッパーアームAupの位置(ボールジョイント5の位置)を、符号CはコントロールアームAcoの位置(ボールジョイント17の位置)をそれぞれ示している。後輪Wの接地点Waを原点とて車体後方に延びるx軸、車体上方に延びるy軸および車体内方に延びるz軸を有するx−y−z直交座標系が設定されており、A点のx−y座標は(ax,ay)、B点のx−y座標は(bx,by)、C点のx−y座標は(cx,cy)となる。符号Wbは路面からの横力が後輪Wに作用する横力作用点であり、この横力作用点Wbと後輪Wの接地点Waとの距離をニューマチックトレールPTとする。
符号kaはロアアームAloの両端のゴムブッシュジョイント11,12を含む長手方向(z軸方向)の弾性係数、符号kbはアッパーアームAupの両端のボールジョイント5およびゴムブッシュジョイント6を含む長手方向(z軸方向)の弾性係数、符号kcはコントロールアームAcoの両端のボールジョイント17およびゴムブッシュジョイント18を含む長手方向(z軸方向)の弾性係数である。符号Fa,Fb,FcはそれぞれロアアームAlo、アッパーアームAupおよびコントロールアームAcoに作用するz軸方向の荷重である。符号Fは路面から後輪Wに作用するz軸方向の荷重(横力)であり、その荷重は後輪Wの接地点WaからニューマチックトレールPTだけ後方の横力作用点Wbに作用する。
図4の定義に従うと、z軸方向の荷重の釣り合い、x軸まわりのモーメントの釣り合いおよびy軸まわりのモーメントの釣り合いから、[数1]に示す三つの式が成立する。
[数1]に示す三つの式をA点、B点およびC点に作用する荷重Fa,Fb,Fcについて解くと、[数2]に示す三つの式が得られる。
[数2]で求めた荷重Fa,Fb,Fcと各アームの弾性係数ka,kb,kcとによって、横力Fが作用したときに各アームがz軸方向にどれだけ撓むかが決まり、後輪Wの回転面がどれだけ傾くかが決まる。後輪Wの回転面の法線を上から見たとき、その法線の角度の変化が後輪Wのトー変化となる。この後輪Wのトー変化を求めるために、A点およびB点を結ぶベクトルと、A点およびC点を結ぶベクトルとの内積を、[数3]により計算する。
しかして、[数3]で算出した法線ベクトルのX成分およびZ成分を用いて、後輪Wのトー変化は、
tan-1X/Z
で与えられる。
tan-1X/Z
で与えられる。
このようにして得られた後輪Wのトー変化tan-1X/Zを[数2]を用いて変形すると、[数4]のようになる。
ここで理解を容易にするために、ニューマチックトレールPT=0、つまり横力作用点Wbが後輪Wの接地点Waに一致していると仮定すると、[数4]は[数5]のようになる。
後輪Wのサスペンション装置には、次の(1)および(2)の特性が要求される。
(1)最も下方にあるロアアームAlo(図4のA点)は取付点がメインフレームから離れているので、取付点剛性(弾性係数ka)が低下し易い。従って、不本意に弾性係数kaが小さくなった場合でも、横力トーインが発生するようにしたい。言い換えると、ロアアームAloの取付点剛性が低下しても、横力トーイン量が減少するのを避けたい。
(2)最も下方にあるロアアームAlo以外のアッパーアームAup(図4のB点)およびコントロールアームAco(図4のC点)の取付点剛性(弾性係数kb,kc)を低下させて横力トーイン量を増加させたい。なぜならば、最も下方にあるロアアームAloの取付点剛性(弾性係数ka)を低下させると接地点横剛性が大幅に低下するので、ロアアームAloの取付点剛性は高くしたいからである。
(1)最も下方にあるロアアームAlo(図4のA点)は取付点がメインフレームから離れているので、取付点剛性(弾性係数ka)が低下し易い。従って、不本意に弾性係数kaが小さくなった場合でも、横力トーインが発生するようにしたい。言い換えると、ロアアームAloの取付点剛性が低下しても、横力トーイン量が減少するのを避けたい。
(2)最も下方にあるロアアームAlo以外のアッパーアームAup(図4のB点)およびコントロールアームAco(図4のC点)の取付点剛性(弾性係数kb,kc)を低下させて横力トーイン量を増加させたい。なぜならば、最も下方にあるロアアームAloの取付点剛性(弾性係数ka)を低下させると接地点横剛性が大幅に低下するので、ロアアームAloの取付点剛性は高くしたいからである。
さて[数5]の分母は常に負であるため、分子が正であり、かつその絶対値が大きいほど横力トーインが大きくなる。上記(1)の要求に関して、分子の第1項におけるロアアームAloの弾性係数kaが小さくなっても横力トーイン量を大きくするには、(cy−by)(bxcy−bycx)は正でなければならない。図4において、B点とC点とはy軸を挟んでいるので(bxcy−bycx)は負であり、従って(cy−by)も負でなければならない。即ち、「C点(コントロールアームAco)はB点(アッパーアームAup)よりも低い位置になければならない。」
また上記(2)の要求に関して、最も低い位置にあるロアアームAloの弾性係数kaを低下させると接地点横剛性が大幅に低下する問題があり、最も高い位置にあるアッパーアームAupの弾性係数kbを低下させるとキャンバー剛性が大幅に低下する問題があるため、残りのコントロールアームAcoの弾性係数kcを低下させることで横力トーイン量を大きくしたい。そのためには[数5]の分子の第3項の(by−ay)(axby−aybx)が正でなければならない。図4において、B点はA点よりも高い位置にあるので(by−ay)は常に正であり、従って(axby−aybx)が正である必要がある。(axby−aybx)が正であるには、B点およびA点を結ぶ直線Lのy切片が正であればよい。言い換えると、「B点(アッパーアームAup)およびA点(ロアアームAlo)を結ぶ直線Lが後輪Wの接地点Waよりも後方の交点Laで路面と交差しなければならない。」
以上のように、アッパーアームAupおよびロアアームAloを結ぶ直線Lが後輪Wの接地点Waよりも後方で路面と交差し、かつコントロールアームAcoがアッパーアームAupよりも低い位置にあれば、上記(1)および(2)の要求が満たされる。これにより、アッパーアームAup、ロアアームAloおよびコントロールアームAcoの各ジョイントの剛性が設計時に想定した値よりも低くなっても、キャスタートレールCTはあまり変化しない。従って、サブフレーム等のラテラルアームの取付部を柔らかい構造にして軽量化を図っても、横力トーアウトになるのを防止して操安性能を確保することができる。また横力を最も多く分担するロアアームAloのゴムブッシュジョイント11,12の剛性を高い値に保って接地点横剛性を確保しながら、コントロールアームAcoのゴムブッシュジョイント5,6の剛性を低下させることで横力トーイン量を増加させることができる。
また上記(2)の要求に関して、最も低い位置にあるロアアームAloの弾性係数kaを低下させると接地点横剛性が大幅に低下する問題があり、最も高い位置にあるアッパーアームAupの弾性係数kbを低下させるとキャンバー剛性が大幅に低下する問題があるため、残りのコントロールアームAcoの弾性係数kcを低下させることで横力トーイン量を大きくしたい。そのためには[数5]の分子の第3項の(by−ay)(axby−aybx)が正でなければならない。図4において、B点はA点よりも高い位置にあるので(by−ay)は常に正であり、従って(axby−aybx)が正である必要がある。(axby−aybx)が正であるには、B点およびA点を結ぶ直線Lのy切片が正であればよい。言い換えると、「B点(アッパーアームAup)およびA点(ロアアームAlo)を結ぶ直線Lが後輪Wの接地点Waよりも後方の交点Laで路面と交差しなければならない。」
以上のように、アッパーアームAupおよびロアアームAloを結ぶ直線Lが後輪Wの接地点Waよりも後方で路面と交差し、かつコントロールアームAcoがアッパーアームAupよりも低い位置にあれば、上記(1)および(2)の要求が満たされる。これにより、アッパーアームAup、ロアアームAloおよびコントロールアームAcoの各ジョイントの剛性が設計時に想定した値よりも低くなっても、キャスタートレールCTはあまり変化しない。従って、サブフレーム等のラテラルアームの取付部を柔らかい構造にして軽量化を図っても、横力トーアウトになるのを防止して操安性能を確保することができる。また横力を最も多く分担するロアアームAloのゴムブッシュジョイント11,12の剛性を高い値に保って接地点横剛性を確保しながら、コントロールアームAcoのゴムブッシュジョイント5,6の剛性を低下させることで横力トーイン量を増加させることができる。
以上の説明はニューマチックトレールPT=0と仮定したものであるが、実際には横力作用点Wbは接地点Waよりも後方にあってニューマチックトレールPT>0である。従って、各ラテラルアームの取付点の剛性の低下等の如何なる条件下でも横力トーインを確保するには、弾性キングピンKと路面との交点Kaが横力作用点Wbよりも後方にあること、言い換えれば、キャスタートレールCT>ニューマチックトレールPTであることが必要である。
弾性キングピンKは、横力が作用してもトー変化が発生しない点の集合であることから、tan(toe)を与える前記[数4]において、tan(toe)=0となるニューマチックトレールPTを求めれば、そのニューマチックトレールPTがキャスタートレールCTとなる。従って、ニューマチックトレールPTをキャスタートレールCTとして、キャスタートレールCT>0が成立するようにアッパーアームAup、ロアアームAloおよびコントロールアームAcoの剛性を設定すれば、必ず横力トーインが達成されることになる。そこで前記[数4]をニューマチックトレールPT(つまりキャスタートレールCT)について解くと、以下の[数6]が得られる。
[数6]において、キャスタートレールCT>0が成立するには、分子の第2項の(axcy−aycx)が正という条件が成立すれば良く、この条件は、図5に示すように、A点(ロアアームAlo)およびC点(コントロールアームAco)を結ぶ直線のy切片が負であることを意味している。しかしながら、この配置を実現するにはA点(ロアアームAlo)をかなり車体後方に配置する必要があり、これにより接地点横剛性の低下を招く問題がある。
このように、アッパーアームAup、ロアアームAloおよびコントロールアームAcoの剛性をどのように設定しても常に横力トーインを達成することは、上述した接地点横剛性の低下を招くことから現実的ではないため、コントロールアームAcoの弾性係数kcに着目してキャスタートレールCT>0が成立する条件を求めてみる。コントロールアームAcoの弾性係数kcを変化させる理由は、アッパーアームAupの弾性係数kbやロアアームAloの弾性係数kaを変化させる、とキャンバー剛性や接地点横剛性に影響を与えるため、自由に変化させ得るのはコントロールアームAcoの弾性係数kcだけだからである。
しかして、キャスタートレールCT>0が成立するには、[数7]に示すように、[数6]の右辺の分子が正になる場合である。
[数7]をコントロールアームAcoの弾性係数kcについて解くと、[数8]が得られる。
図6には[数8]の条件を満たす領域が斜線を引いて示される。この領域のうち、横軸の下方はkc<0となって実際には存在しないため、横軸の下方の二重の斜線を引いた領域であればキャスタートレールCT>0が成立して横力トーインが達成されることになる。実際には、コントロールアームAcoの弾性係数kcが−kaB/C未満になるほど小さいことは考えにくいため、弾性係数kcを現実的な任意の値に設定してもキャスタートレールCT>0を成立させることが可能となる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施例では車体前後方向の荷重をトレーリングアームAtrおよびリーディングアームAleで支持するマルチリンク式サスペンション装置を例示したが、本発明はリーディングアームAleを備えずに高剛性のトレーリングアームAtrだけで車体前後方向の荷重を支持するトレーリングアーム式サスペンション装置に対しても適用することができる。
A 車軸
Aup アッパーアーム(第1ラテラルアーム)
Alo ロアアーム(第2ラテラルアーム)
Aco コントロールアーム(第3ラテラルアーム)
Atr トレーリングアーム
La 交点
N ナックル
L 直線
W 後輪
Wa 接地点
5 ボールジョイント(第1ジョイント)
6 ゴムブッシュジョイント(ジョイント)
11 ゴムブッシュジョイント(第2ジョイント)
12 ゴムブッシュジョイント(ジョイント)
15 ゴムブッシュジョイント(ジョイント)
17 ボールジョイント(第3ジョイント)
18 ゴムブッシュジョイント(ジョイント)
Aup アッパーアーム(第1ラテラルアーム)
Alo ロアアーム(第2ラテラルアーム)
Aco コントロールアーム(第3ラテラルアーム)
Atr トレーリングアーム
La 交点
N ナックル
L 直線
W 後輪
Wa 接地点
5 ボールジョイント(第1ジョイント)
6 ゴムブッシュジョイント(ジョイント)
11 ゴムブッシュジョイント(第2ジョイント)
12 ゴムブッシュジョイント(ジョイント)
15 ゴムブッシュジョイント(ジョイント)
17 ボールジョイント(第3ジョイント)
18 ゴムブッシュジョイント(ジョイント)
Claims (1)
- 車軸(A)を介して後輪(W)を回転自在に支持するナックル(N)と、
車体側のジョイント(15)から車体前後方向に延びてナックル(N)に接続されるトレーリングアーム(Atr)と、
車体側のジョイント(6,12,18)から車体左右方向に延びてナックル(N)に接続される3本のラテラルアーム(Aup,Alo,Aco)と、
を備えた車両用リヤサスペンション装置において、
3本のラテラルアーム(Aup,Alo,Aco)のうち最も高い位置に配置された第1ラテラルアーム(Aup)をナックル(N)に接続する第1ジョイント(5)と、他の2本のラテラルアーム(Alo,Aco)のうち車体前方側に配置された第2ラテラルアーム(Alo)をナックル(N)に接続する第2ジョイント(11)とを通る直線(L)が路面に交差する交点(La)を後輪(W)の接地点(Wa)よりも車体後方に位置させ、
前記第1ラテラルアーム(Aup)の両端のジョイント(5,6)を含む長手方向の弾性係数をkbとし、前記第2ラテラルアーム(Alo)の両端のジョイント(11,12)を含む長手方向の弾性係数をkaとし、残りの第3ラテラルアーム(Aco)の両端のジョイント(17,18)を含む長手方向の弾性係数をkcとし、
車体前後方向に延びるx軸および車体上下方向に延びるy軸を有するx−y座標において、前記第1ジョイント(5)の座標を[bx,by]とし、前記第2ジョイント(11)の座標を[ax,ay]とし、前記第3ラテラルアーム(Aco)をナックル(N)に接続する第3ジョイント(17)の座標を[cx,cy]とし、
A=(−ay+by)(−aybx+axby)
B=(−ay+cx)(−aycx+axcy)
C=(−by+cy)(−bycx+bxcy)
としたとき、
kb<−kaB/Cであればkc<kakbA/(−kaB−kbC)が成立し、またkb>−kaB/Cであればkc>kakbA/(−kaB−kbC)が成立するように、前記第1〜第3ラテラルアーム(Aup,Alo,Aco)の弾性係数をkb,ka,kcを設定したことを特徴とする車両用リヤサスペンション装置。
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