JP2006151089A - サスペンション装置 - Google Patents

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Michito Hirahara
道人 平原
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Abstract

【課題】旋回により車両が大きくロールした場合でも、対地キャンバ特性を改善して操縦安定性を高めることができるサスペンション装置を提供する。
【解決手段】車体前後方向に沿って配置され、車体に前端を軸支して車体上下方向に揺動するアーム部材12と、後部車輪11を自転可能に軸支し、且つアーム部材12に下端を軸支して車幅方向に揺動するアクスル13と、車体とアーム部材12を連結支持して車体上下方向に伸縮するショックアブソーバ14と、ショックアブソーバ14が短縮応答するバウンドストローク時、ショックアブソーバ14の短縮動作に対応してアクスル14の上部を車体内側に引き込むアクスル制御手段とを有する。
【選択図】図1

Description

この発明は、サスペンション装置に関し、特に、車体ロール時の対地キャンバを改善するサスペンション装置に関する。
従来、車輪に横力や前後力(制動力)が入力した時に、後輪のトーアウト方向の変化を抑制し車両の応答性や安定性を向上させることができるリアサスペンション装置が知られている(特許文献1参照)。
このリアサスペンション装置は、操縦安定性のポテンシャルが低いにもかかわらず低床フロアが可能な点を優先して選択したサスペンション形式において、そのサスペンションにアドオンする機構を設けることにより、操縦安定性及び乗り心地を改善したものである。
即ち、車輪を回転自在に支持する車輪支持体が、サスペンションアームに略車幅方向に位置して取り付けられた軸に、軸周り可能に、且つ、略車幅方向に対し3次元的に傾きを有して装着されているため、車輪接地部分のタイヤに横力が働くと、車輪支持体が軸周りに回転し外輪側でトーイン内輪側でトーアウトとなってステア特性がアンダー化することにより、車両挙動が安定化するのを狙いとしている。
特開2000−313217号公報
しかしながら、従来のリアサスペンション装置は、タイヤに横力が働くと車輪支持体が軸の軸周りに回転し、外輪側でトーインとなると同時にポジ側キャンバ、内輪側でトーアウトとなると同時にネガ側キャンバが付く構造であるため、旋回時の対地キャンバが、機構をアドオンする前のベースサスペンションよりも悪化してしまうことになる。
特に、乗員室のフロア面を低く抑えたい場合に用いられることが多い、フルトレーリングアーム式サスペンションやピボットビーム式サスペンションをベースとする場合には、このベースサスペンションの対地キャンバ特性が悪いため、車両のロール角と同じだけの対地キャンバが付いてしまう上に、アドオンした機構により更に対地キャンバを大きくしてしまうことになる。この結果、高い横Gを受けて旋回する場合などには、操縦安定性が改善されるどころか悪化してしまうことがあった。
この発明の目的は、旋回により車両が大きくロールした場合でも、対地キャンバ特性を改善して操縦安定性を高めることができるサスペンション装置を提供することである。
上記目的を達成するため、この発明に係るサスペンション装置は、車体前後方向に沿って配置され、車体に前端を軸支して車体上下方向に揺動するアーム部材と、車輪を自転可能に軸支し、且つ前記アーム部材に下端を軸支して車幅方向に揺動するアクスルと、前記車体と前記アーム部材を連結支持して車体上下方向に伸縮するショックアブソーバと、前記ショックアブソーバが短縮応答するバウンドストローク時、前記ショックアブソーバの短縮動作に対応して前記アクスルの上部を車体内側に引き込むアクスル制御手段とを有する。
この発明に係るサスペンション装置によれば、キャンバ変化特性が、バウンドストローク時にネガティブとなり、旋回して車両が大きくロールした場合でも、外輪側の対地キャンバが直立に近づき、タイヤのグリップ力を引き出すことで、操縦安定性が改善される。
以下、この発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の第1の実施の形態に係るサスペンション装置の構成を概略的に示す上方視による説明図であり、図2は、この発明の第1の実施の形態に係るサスペンション装置の構成を概略的に示す側方視による説明図であり、図3は、この発明の第1の実施の形態に係るサスペンション装置の構成を概略的に示す後方視による説明図である。図中、上方視による説明図においては図面上方が車体前側を示し、側方視による説明図においては図面左方が車体前側を示し、後方視による説明図においては図面左方が車体外側を示す。
図1から図3に示すように、サスペンション装置10は、自動車の車体(図示しない)を後部車輪11に上下可動状態に懸架しており、車体前後方向に沿って配置したアーム部材12、アーム部材12に取り付けたアクスル13とショックアブソーバ14、及びショックアブソーバ14にアクスル13を連結するリンク15を有している。これらアーム部材12、アクスル13、ショックアブソーバ14及びリンク15は、車体の左右両側に配置する二組からなり、左右対称構造を有する。なお、以下の説明においては、左側配置構造について説明し他方の説明を省略する。
アーム部材12は、略車幅方向に沿って配置したビーム部材16と略直交するように、ビーム部材16の両端近傍で一体的に結合されており、ビーム部材16は、両端がブッシュ等の弾性部材を介して車体側部材(図示しない)に変位可能に装着されている。このアーム部材12は、トレーリングアームとして機能し、一端側を結合したビーム部材16の軸周り方向の回転動作に伴って、他端側が円弧状軌跡を描いて車体上下方向に往復動する。つまり、アーム部材12は、ビーム部材16を中心として車体上下方向に揺動する。
アクスル13は、中央に車体外側に突出する車輪取り付け軸13a、下端両側に車体内側に突出する2つの軸受け部13b,13b、及び上端の車体後方内側に突出するリンク結合部13cを有する略矩形板状に形成されている。後部車輪11を自転自在に軸支する車輪取り付け軸13aは、アーム部材12の配置方向である車両前後方向と略直交しており、軸支された後部車輪11は、その前後方向軸をアーム部材12と略平行に配置される。両軸受け部13b,13bは、アーム部材12の解放端側、即ち揺動端側の外側面に設置した2個の軸17,17に、回転自在に装着されている。
2個の軸17,17は、それぞれ揺動端側の外側面に並設した両支持板17a,17a間に車体前後方向に沿って掛け渡されており、前側の軸17と後側の軸17を結ぶ軸線は、アーム部材12の長手方向に沿った一直線となる。即ち、アーム部材12が略水平状態にあるとき、2個の軸17,17も略水平状態となる。
従って、アクスル13は、車体前後方向への移動は規制されるが、軸17を中心とした車幅方向への揺動が可能であり、この車幅方向への揺動に伴って、車輪取り付け軸13aに取り付けた後部車輪11のキャンバ角度が変化する。
ショックアブソーバ14は、下端の軸受け部14a(図3参照)を、軸18を介してアーム部材12の揺動端に取り付け、上端を、コイルスプリング19(図2,3参照)を介して車体に取り付け、アーム部材12に対し後方傾斜状態(上端部が下端部に対し、後方側に位置する状態)となるように装着されている。軸18は、並設された両支持板18a,18a間に車幅方向に沿って掛け渡されており、この軸18に、軸受け部14aが軸回転自在に装着されるので、ショックアブソーバ14は、車幅方向への移動は規制されるが、車体前後方向に揺動可能である。
このため、ショックアブソーバ14は、その伸縮動作に伴って車体上下方向に移動すると共に軸18を中心として車体前後方向に揺動することになり、ショックアブソーバ14がアーム部材12の揺動に連動してコイルスプリング19と共に伸縮・揺動することにより、アーム部材12の揺動が規制される。
リンク15は、例えば棒状部材からなり、アクスル13のリンク結合部13cとショックアブソーバ14のシリンダ外周面に固着したバンド部20を、略水平状態に連結している。このリンク15は、アーム部材12の揺動端側面に位置するアクスル13とアーム部材12の揺動端に位置するショックアブソーバ14を連結しているので、車体前方側が外に開いた状態、即ちリンク配置平面において車体前方左側と車体後方右側を結ぶ斜線となるように、傾斜配置されている。
リンク15とリンク結合部13c及びバンド部20との連結は、例えばリンク15の両端下方に突出するピン部15a,15bを設け、一方のピン部15aをリンク結合部13cに開けた係止孔に、他方のピン部15bをバンド部20に開けた係止孔に、それぞれ挿入係止することによって行う。両ピン部15a,15bは、リンク結合部13c及びバンド部20の動きを阻害することがない形状及び大きさに形成されているので、両ピン部15a,15bをそれぞれ係止孔に挿入係止した状態で、リンク結合部13c及びバンド部20は自由にその姿勢や位置の変化が可能である。また、リンク15は、リンク結合部13c及びバンド部20の姿勢や位置の変化に際し、伸縮したり変形したりすることがない剛性を備えており、アクスル13とショックアブソーバ14の距離を常時一定に保持している。
つまり、リンク15は、車体前後方向に対して車体幅方向に角度を有する斜線方向に配置すると共に、アクスル13及びショックアブソーバ14に対し車体上下方向に位置する軸である両ピン部15a,15bの周りに回転可能に装着されて、アクスル13の上端部とショックアブソーバ14を連結する。
図4は、この発明の第1の実施の形態に係るサスペンション装置のリンクに関する動きを概略的に示す側方視による説明図である。図4に示すように、アクスル13とショックアブソーバ14のシリンダは、下端部が共にアーム部材12に連結され、上端部がリンク15を介して連結されている。従って、アーム部材12が揺動すると、アクスル13とショックアブソーバ14も、リンク15による規制を受けつつアーム部材12に連動して変位する。
サスペンション装置10のバウンドストローク時、アーム部材12の揺動端が上方移動すると、それに対応して、ピン部15aの挿入係止位置であるアクスル13とリンク15の連結点Aには、アーム部材12の揺動中心Oを回転中心とする反時計回り方向の回転力が作用する。また、アーム部材12の揺動端が上方移動するのに伴って、ショックアブソーバ14は下端部が上方移動し圧縮状態となって後方への傾斜角度が増大した状態になり、それに対応し、ピン部15bの挿入係止位置であるショックアブソーバ14とリンク15の連結点Bには、ショックアブソーバ14の揺動中心Oを回転中心とする時計回り方向の回転力が作用する。つまり、バウンドストローク時、連結点Aと連結点Bには、側方視において、互いを離反させようとする力が作用する。
しかしながら、アクスル13は、車幅方向への移動が許容されて車体前後方向への移動が規制され、ショックアブソーバ14は、車体前後方向への移動が許容されて車幅方向への移動が規制されるのに加え、連結点Aと連結点Bの距離は、リンク15により常時一定に保持されている。このため、連結点Bが後方移動するのに伴って、連結点Aは、連結点Bを回転中心として時計回りに回転し車体内側へと移動する。この連結点Aの車体内側への移動量は、バウンドストローク時のアーム部材12及びショックアブソーバ14の変位量に応じて変化する。
従って、バウンドストローク時、アクスル13はリンク15によりショックアブソーバ14の動きに連動し、連結点Aが車体内側へと移動して、後部車輪11のキャンバ特性がネガティブ状態となる。
一方、サスペンション装置10のリバウンドストローク時、アーム部材12の揺動端が下方移動すると、それに対応して、ピン部15aの挿入係止位置であるアクスル13とリンク15の連結点Aには、アーム部材12の揺動中心Oを回転中心とする時計回り方向の回転力が作用する。また、アーム部材12の揺動端が下方移動するのに伴い、ショックアブソーバ14は下端部が下方移動し伸張状態となって後方への傾斜角度が小さくなった状態になり、それに対応して、ピン部15bの挿入係止位置であるショックアブソーバ14とリンク15の連結点Bには、ショックアブソーバ14の揺動中心Oを回転中心とする反時計回り方向の回転力が作用する。つまり、リバウンドストローク時、側方視において、連結点Aと連結点Bには、互いを接近させようとする力が作用する。
しかしながら、アクスル13は、車幅方向への移動が許容されて車体前後方向への移動が規制され、ショックアブソーバ14は、車体前後方向への移動が許容されて車幅方向への移動が規制されるのに加え、連結点Aと連結点Bの距離は、リンク15により常時一定に保持されている。このため、連結点Bが前方移動するのに伴って、連結点Aは、連結点Bを回転中心として反時計回りに回転し車体外側へと移動する。この連結点Aの車体外側への移動量は、リバウンドストローク時のアーム部材12及びショックアブソーバ14の変位量に対応して変化する。
従って、リバウンドストローク時、連結点Aが車体外側へと移動して、後部車輪11のキャンバ特性がポジティブ状態となる。
このように、サスペンション装置10は、ショックアブソーバ14が短縮応答するバウンドストローク時、ショックアブソーバ14の短縮応答に対応してアクスル13の上部を車体内側へと引き込み、ショックアブソーバ14が伸張応答するリバウンドストローク時、ショックアブソーバ14の伸張応答に対応してアクスル13の上部を車体外側へと押し出す。つまり、アクスル13とショックアブソーバ14を連結するリンク15は、ショックアブソーバ14の短縮・伸張時に、ショックアブソーバ14の動きに応じてアクスル13を、下端部を回動軸として車体内側或いは車体外側へと揺動変位させるアクスル制御手段として機能する。
従って、バウンドストローク時とリバウンドストローク時にキャンバ特性が変化し、バウンドストローク時にネガティブ状態、リバウンドストローク時にポジティブ状態となるので、旋回動作によって車体がロールした場合、バウンドストローク時は外輪側の対地キャンバを、リバウンドストローク時は内輪側の対地キャンバを、何れも直立に近づけることができる。この結果、旋回動作時におけるタイヤのグリップ力を引き出すことが可能になり、操縦安定性を改善することができる。
図5は、この発明の第2の実施の形態に係るサスペンション装置の構成を概略的に示す上方視による説明図であり、図6は、この発明の第2の実施の形態に係るサスペンション装置の構成を概略的に示す側方視による説明図である。図5及び図6に示すように、サスペンション装置30は、ショックアブソーバ14が、アーム部材31に対し前方傾斜状態(ショックアブソーバ14の上端部が下端部に対し、車体前方側に位置している状態)となるように装着されると共に、リンク15が、アクスル13の上端前方とショックアブソーバ14を連結している。
また、アーム部材31は、略車幅方向に沿って配置したトーションビーム32を内包して一体化されたケース32aと略直交するように、ケース32aの両端近傍で一体的に結合されている他は、サスペンション装置10(図1〜3参照)と同様の構成及び作用を有している。アーム部材31は、トーションビーム32の軸周り回転動作に伴って車体上下方向に揺動する。
アクスル13は、上端の車体前方側に突出するリンク結合部13cを有しており、このリンク結合部13cに開けた係止孔に、リンク15の一方のピン部15aが挿入係止されている。また、ショックアブソーバ14は、下端の軸受け部14a(図3参照)を、軸18を介してアーム部材31の上面側の長手方向略中央より後方部分、即ちアクスル13の車輪取り付け軸13aより前方に取り付け、上端を、コイルスプリング19(図2,3参照)を介して車体に取り付けて、アーム部材31に対し前方傾斜状態となるように装着されている。
図7は、この発明の第2の実施の形態に係るサスペンション装置のリンクに関する動きを概略的に示す側方視による説明図である。図7に示すように、アクスル13とショックアブソーバ14のシリンダは、下端部が共にアーム部材31に連結され、上端部がリンク15を介して連結されている。従って、アーム部材31が揺動すると、アクスル13とショックアブソーバ14も、リンク15による規制を受けつつアーム部材31に連動して変位する。
サスペンション装置30においては、ショックアブソーバ14の揺動中心Oが、アーム部材31の揺動端外側(図4参照)から揺動端内側になるため、バウンドストローク時とリバウンドストローク時、連結点Aと連結点Bには、回転半径は異なるが共に反時計回り方向の回転力が作用することになる。その他の作用及び効果は、サスペンション装置10(図4参照)と同様である。
つまり、サスペンション装置30のバウンドストローク時、連結点Aと連結点Bには、側方視において、互いを離反させようとする力が作用し、連結点Bが前方移動するのに伴って、連結点Aは、連結点Bを回転中心として反時計回りに回転し車体内側へと移動する。従って、バウンドストローク時、連結点Aが車体内側へと移動して、後部車輪11のキャンバ特性がネガティブ状態となる。
一方、サスペンション装置30のリバウンドストローク時、連結点Aと連結点Bには、側方視において、互いを接近させようとする力が作用し、連結点Bが後方移動するのに伴って、連結点Aは、連結点Bを回転中心として時計回りに回転し車体外側へと移動する。従って、リバウンドストローク時、連結点Aが車体外側へと移動して、後部車輪11のキャンバ特性がポジティブ状態となる。
この結果、旋回動作によって車体がロールした場合、バウンドストローク時及びリバウンドストローク時の何れも対地キャンバを直立に近づけることができるので、旋回動作時におけるタイヤのグリップ力を引き出すことが可能になり、操縦安定性を改善することができる。
図8は、この発明の第3の実施の形態に係るサスペンション装置の構成を概略的に示す上方視による説明図であり、図9は、この発明の第3の実施の形態に係るサスペンション装置の構成を概略的に示す側方視による説明図である。図8及び図9に示すように、サスペンション装置40は、アーム部材41がH型トーションビームサスペンションを構成すると共に、リンク15の代わりに連結アーム42を用いてショックアブソーバ14とアクスル13を連結している他は、サスペンション装置10(図1〜3参照)と同様の構成及び作用を有している。
アーム部材41は、略車幅方向に沿って配置したビーム部材41aと略直交するように、ビーム部材41aの両端近傍で一体的に結合されている。アーム部材41の一端(車体前方側端)に設けた軸41bは、略車幅方向に沿うように車体側部材の軸受け(図示しない)に装着されており、アーム部材41は、軸41bを中心として車体上下方向に揺動する。
連結アーム42は、略U字状に形成されたアーム部42aと、アーム部42aが揺動自在に装着される基部42bとを有する。アーム部42aは、中央の屈曲部に設けたピン部43と、アーム部42aの両解放端に設けた2つのアーム部軸受け44,44を備えている。ピン部43は、サスペンション装置10のピン部15aと同様の構成及び作用を有しており、アクスル13の上端の車体後方側に突出するリンク結合部13cに開けた係止孔に挿入係止される。2つのアーム部軸受け44,44は、アーム部42aの屈曲部から略同一距離に配置されている。
基部42bは、ショックアブソーバ14のシリンダを貫通させてシリンダ外周面周りに回転可能に装着することができる取り付け孔45と、2つの軸46,46を備えている。各軸46は、並設された両支持板46a,46a間に掛け渡されており、これらの軸46,46に2つのアーム部軸受け44,44が個別に、軸回転自在に、且つ、横移動が規制されて装着される。
この連結アーム42は、ピン部43をリンク結合部13cに挿入係止し、取り付け孔45にシリンダを貫通させることにより、アクスル13とショックアブソーバ14を連結する。このとき、2つの軸46は、ピン部43とショックアブソーバ14の中心軸を結ぶ線と略直交する一直線上に位置し、アーム部42aは、2つのアーム部軸受け44,44を介し、2つの軸46を中心として車体上下方向に揺動すると共に、アーム部42aと基部42bが一体的にシリンダ外周面に沿って回転する。このため、アクスル13とショックアブソーバ14の変位に対し、サスペンション装置10のリンク15と同様に機能する。なお、サスペンション装置40において、ピン部43が連結点Aに、取り付け孔45が連結点Bに略対応する。
つまり、連結アーム42は、中央部一箇所を、車体上下方向に位置する軸であるピン部43の周りに回転可能にアクスル13に装着し、両端二箇所を、ショックアブソーバ14のシリンダ外周面周りに回転可能に、且つ、車体上下方向に揺動可能に装着して、アクスル13の上端部とショックアブソーバ14を連結する。
上述したように、アクスル13とショックアブソーバ14のシリンダは、下端部が共にアーム部材41に連結され、上端部が連結アーム42を介して連結されているため、アーム部材41が揺動すると、アクスル13とショックアブソーバ14のシリンダも、連結アーム42による規制を受けつつアーム部材41に連動して変位する。その他の作用及び効果は、サスペンション装置10(図4参照)と同様である。
即ち、サスペンション装置40は、リンク15の代わりに連結アーム42を用いてアクスル13とショックアブソーバ14を連結していることにより、旋回動作によって車体がロールした場合、バウンドストローク時及びリバウンドストローク時の何れも対地キャンバを直立に近づけることができるので、旋回動作時におけるタイヤのグリップ力を引き出すことが可能になり、操縦安定性を改善することができる。
図10は、図8の連結アームとショックアブソーバの装着状態を示す斜視図である。図10に示すように、連結アーム42は、アクスル13との結合点であるピン部43とショックアブソーバ14の中心軸を結ぶ線が、連結アーム42の軸である2つの軸46,46を結ぶ直線と略直交するように配置されている。このため、ショックアブソーバ14を軸回転させようとするモーメントがゼロになり、ショックアブソーバ14の軸回転に伴うアーム結合点の位置変化とそれに伴うキャンバ変化が発生しないため、連結アーム42の動きによってキャンバ特性が変化する際に十分な高いキャンバ剛性を確保することができる。
図11は、この発明の第4の実施の形態に係るサスペンション装置の構成を概略的に示す上方視による説明図であり、図12は、この発明の第4の実施の形態に係るサスペンション装置の構成を概略的に示す後方視による説明図である。図11及び図12に示すように、サスペンション装置50は、アーム部材51がトレーリングアーム型サスペンションを構成すると共に、アクスル52とショックアブソーバ14が略車幅方向に沿って配置されたリンク15により連結されている他は、サスペンション装置10(図1〜3参照)と同様の構成及び作用を有している。
アーム部材51は、直交する二辺を有する略L字状板体からなり、一辺側両端に突出する2つのアーム部材軸受け51aを、車体側部材53の2つの軸54,54にそれぞれ装着している。各軸54は、車体側部材53に並設された両支持板54a,54a間に掛け渡されて、両軸54,54が一直線に略車幅方向に沿うと共に、車体内側から外側に向かって下り傾斜となるように、傾斜して配置されている。両軸54,54には、2つのアーム部材軸受け51aが個別に、軸回転自在に、且つ、横移動が規制されて装着される。従って、アーム部材51は、車幅方向への移動は規制されるが、両軸54,54を中心とした略車体上下方向への揺動が可能である。
アクスル52は、上端略中央に車体内側に突出するリンク結合部52cを有する他は、アクスル13と同様の構成及び作用を有しており、中央に車体外側に突出する車輪取り付け軸52a及び下端両側に車体内側に突出する2つの軸受け部52bを有している。両軸受け部52b,52bは、アーム部材51の他辺(アーム部材軸受け51aが形成されていない辺)の車体外側面に設けた2つの軸17,17に軸回転自在に装着される。アクスル52のアーム部材51への取り付け構造は、アクスル13のアーム部材12への取り付け構造(図1〜3参照)と同様であり、アクスル52は、車体前後方向への移動は規制されるが、両軸17,17を中心とした車幅方向への揺動が可能である。
このアクスル52は、リンク結合部52cに一端を装着したリンク15により、車幅方向に揺動自在なショックアブソーバ14に連結されている。リンク15によるアクスル52とショックアブソーバ14の連結状態は、リンク15がリンク配置平面において傾斜配置となるのではなく車体前後方向と略直交状態に配置される他は、アクスル13とショックアブソーバ14の連結状態(図1〜3参照)と同様である。なお、リンク15とショックアブソーバ14の連結は、それぞれの配置状態に応じてピン部15bをバンド部20に開けた係止孔に下側から挿入係止するようにしてもよい(図12参照)。
ショックアブソーバ14は、下端の軸受け部14a(図11参照)を、軸55を介してアーム部材51の上面に取り付け、上端を、コイルスプリング19(図12参照)を介して車体に取り付け、アーム部材51に対し車体内側に傾斜した状態(下端に対し、上端が車体内側に位置する状態)となるように装着されている。軸55は、アーム部材51の上面に並設した両支持板55a,55aに車体前後方向に沿って掛け渡されており、この軸55に軸受け部14aが軸回転自在に装着されているので、ショックアブソーバ14は、車体前後方向への移動は規制されるが、車幅方向に揺動可能である。
図13は、図12のサスペンション装置におけるショックアブソーバの傾斜状態について概略的に示す後方視による説明図である。図13に示すように、ショックアブソーバ14のアーム部材51に対する傾斜角度は、ショックアブソーバ14の上端が、アクスル52のアーム部材51との取り付け点(2つの軸17,17)の上下ストローク軌跡aよりも車体内側に位置するように設定される。上下ストローク軌跡aは、アーム部材51が揺動する際の軸、即ち2つの軸54,54を結ぶ直線bと直交する直線となる。
上述したように、アクスル52とショックアブソーバ14のシリンダは、下端部が共にアーム部材51に連結され、上端部がリンク15を介して連結されているため、アーム部材51が揺動すると、アクスル52とショックアブソーバ14も、リンク15による規制を受けつつアーム部材51に連動して変位する。その他の作用及び効果は、サスペンション装置10(図4参照)と同様である。
即ち、サスペンション装置50は、リンク15を用いてアクスル52とショックアブソーバ14を連結していることにより、旋回動作によって車体がロールした場合、バウンドストローク時及びリバウンドストローク時の何れも対地キャンバを直立に近づけることができるので、旋回動作時におけるタイヤのグリップ力を引き出すことが可能になり、操縦安定性を改善することができる。
図14は、この発明の第5の実施の形態に係るサスペンション装置の構成を概略的に示す上方視による説明図であり、図15は、この発明の第5の実施の形態に係るサスペンション装置の構成を概略的に示す後方視による説明図である。図14及び図15に示すように、サスペンション装置60は、アーム部材61がトーションビーム型サスペンションを構成すると共に、リンク15に代えて連結アーム42(図8参照)によりアクスル52とショックアブソーバ14を連結している他は、サスペンション装置50(図11〜13参照)と同様の構成及び作用を有している。
アーム部材61は、一端側を結合したビーム部材62の軸周り方向の回転動作に伴って、ビーム部材62を中心として車体上下方向に揺動する。このアーム部材61の車体外側面に装着され、両軸17,17を中心とした車幅方向への揺動が可能なアクスル52と、アーム部材61に対し車体内側に傾斜した状態に装着されたショックアブソーバ14は、連結アーム42によって連結されている。連結アーム42は、中央の屈曲部に設けたピン部43をリンク結合部52cに係止し、基部42bの取り付け孔45をショックアブソーバ14のシリンダを貫通させて装着されている。
つまり、アーム部材61が揺動すると、アクスル52とショックアブソーバ14も、連結アーム42による規制を受けつつアーム部材51に連動して変位する。その他の作用及び効果は、サスペンション装置50(図11,12参照)と同様である。
即ち、サスペンション装置60は、連結アーム42を用いてアクスル52とショックアブソーバ14を連結していることにより、旋回動作によって車体がロールした場合、バウンドストローク時及びリバウンドストローク時の何れも対地キャンバを直立に近づけることができるので、旋回動作時におけるタイヤのグリップ力を引き出すことが可能になり、操縦安定性を改善することができる。
図16は、この発明の第6の実施の形態に係るサスペンション装置の構成を概略的に示す上方視による説明図であり、図17は、この発明の第6の実施の形態に係るサスペンション装置の構成を概略的に示す側方視による説明図である。図16及び図17に示すように、サスペンション装置70は、アーム部材41がH型トーションビームサスペンションを構成すると共に、アーム部材41に対し外開き状態、且つ前下がり状態に配置した両軸17,17に揺動可能に軸支されたアクスル71を有する他は、サスペンション装置10(図1〜3参照)と同様の構成及び作用を有している。なお、アーム部材41は、車体側部材(図示しない)との間に、アーム部材41の揺動を規制するサスペンションスプリング72(図17参照)を介在させている。
アクスル71は、外開き状態、且つ前下がり状態の両軸17,17に装着される2つの軸受け部71bを有する他は、アクスル13と同様の構成及び作用を有しており、中央に車体外側に突出する車輪取り付け軸71a及び上端の車体後方側に突出するリンク結合部71cを有している。
アクスル71の両軸受け部71b,71bが回転自在に装着される両軸17,17は、それぞれ揺動端側の外側面に並設した両支持板17a間に車体前後方向に沿って掛け渡されている。そして、両軸17,17を結ぶ軸線cが前方側を車体外側に開いた外側傾斜の一直線となるように、アーム部材41に対し、前方側の軸17を後方側の軸17より外側に設置している(図16参照)。更に、両軸17,17を結ぶ軸線cが前下がり下方傾斜の一直線となるように、アーム部材41に対し、前方側の軸17を後方側の軸17より下方に設置している(図17参照)。即ち、アーム部材41が略水平状態にあるとき、2個の軸17,17を結ぶ軸線は前下がり状態となる。
従って、アクスル71は、後部車輪11の前後方向軸をアーム部材41と略平行に配置した状態で、外側傾斜し、且つ下方傾斜する両軸17,17を回転中心として、車幅方向に揺動可能となるように、両軸受け部71b,71bを形成している。その他の構成及び作用は、アクスル13と同様である。
図18は、この発明の第6の実施の形態に係るサスペンション装置のアクスル揺動軸と後部車輪の位置関係を概略的に示し、(a)は上方視による説明図、(b)は側方視による説明図、(c)は後方視による説明図である。図18に示すように、サスペンション装置70により、アクスル71の揺動軸となる両軸17,17を結ぶ軸線cは、外側傾斜し、且つ、下方傾斜した状態となる。図18には、この軸線cに対する、アクスル71に軸支された後部車輪11のタイヤ厚み方向中心に位置するタイヤ前端部F及びタイヤ後端部Rからの垂線の交点をf,rとして、上方視による車体前後方向における傾斜状態((a)参照)、側方視による車体上下方向における傾斜状態((b)参照)、後方視による車幅方向における傾斜状態((c)参照)、をそれぞれ示す。
このとき、傾斜成分のタイヤ前端部における線分F−fがタイヤ後端部における線分R−rより長く(F−f>R−r)、タイヤ接地面に対する角度が線分F−fは垂直に近く線分R−rは水平に近くなる。これにより、軸線cの周りにアクスル71が回転してネガティブキャンバが付くと、タイヤ前端部Fの方がタイヤ後端部Rよりも、車体内側へと引き込まれる量が多くなる。
つまり、アクスル71とアーム部材41の結合する両軸17,17を傾斜配置することにより、アクスル71に、バウンド時にはトーイン方向、リバウンド時にはトーアウト方向のトー角を付けることができ、アンダステア方向のロールステアが得られる。
この結果、サスペンション装置70は、サスペンション装置10(図1〜3参照)が有する効果に加え、更に、操縦安定性を向上させることができる。なお、傾斜配置されるアクスル71は、傾斜成分の条件(F−f>R−r)を満たすことが望ましいが、これに限られるものではなく、バウンドストローク時にアクスル71の上部が車体内側に引き込まれるように設定すればよい。
図19は、この発明に係るサスペンション装置におけるショックアブソーバの構成を示し、(a)は軸受け部の断面説明図、(b)はリンク取り付け部の斜視図である。図19(a)に示すように、ショックアブソーバ14の下端部の軸受け部14aにブッシュ80を装着し、このブッシュ80を介して、軸受け部14aに軸受け装着部18の軸18を挿入する。ブッシュ80は、弾性機能を備えると共にショックアブソーバ14の揺動軸(軸18)長手方向に長く形成されており、揺動軸配置平面(上方視による平面)上における回転を抑制することができる。
また、図19(b)に示すように、ショックアブソーバ14とリンク15を、ショックアブソーバ14の伸縮方向軸(縦軸)とリンク15の両ピン部15a,15bを結ぶ長手方向軸が交差するように配置する。これにより、リンク15に働く力によってショックアブソーバ14を軸回転させようとするモーメントがゼロになり、ショックアブソーバ14の軸回転に伴うリンク結合点の位置変化とそれに伴うキャンバ変化が発生しないため、十分なキャンバ剛性を確保することができる。
上述したブッシュ80を装着した構成と、ショックアブソーバ14とリンク15の各軸が交差する配置構成を同時に備えることにより、更に効果的にキャンバ剛性を高めることができる。
図20は、この発明に係るサスペンション装置におけるアクスルの他の構成を示す平面説明図である。図20に示すように、アクスル13の両軸受け部13b,13bにそれぞれブッシュ81を装着し、各ブッシュ81を介して、両軸受け部13b,13bにアーム部材12の2個の軸17,17(図1,2参照)をそれぞれ挿入する。
このとき、一方(車体前方側)のブッシュ81の横剛性をkf、他方(車体後方側)のブッシュ81の横剛性をkrとし、車輪取り付け軸13aから一方(車体前方側)のブッシュ81迄の距離をlf、車輪取り付け軸13aから他方(車体後方側)のブッシュ81迄の距離をlrとして、kf・lf<kr・lrとなるようにする。
この条件を満たすことで、車輪取り付け軸13aを介してアクスル13に車体内側方向の横力Fが加わった際にトーインとなり、アンダステア特性が得られ、操縦安定性が向上する。即ち、横力Fを受けた場合、横剛性の低い方が、また、車輪取り付け軸13aからの距離が短い方が、より押し込まれることになる。これは、アクスル52、アクスル71についても同様である。
このように、この発明によれば、バウンドストローク時とリバウンドストローク時にキャンバ特性が変化し、バウンドストローク時にネガティブ状態、リバウンドストローク時にポジティブ状態となるので、旋回動作によって車体がロールした場合、バウンドストローク時は外輪側の対地キャンバを、リバウンドストローク時は内輪側の対地キャンバを、何れも直立に近づけることができる。この結果、旋回動作時におけるタイヤのグリップ力を引き出すことが可能になり、操縦安定性を改善することができる。
なお、上記各実施の形態において、各サスペンション構造は、それぞれの実施の形態に限られるものではなく、上述した各サスペンション装置10(30,40,50,60,70)について任意に採用することができる。更に、その他のサスペンション構造についても、適宜採用することができる。
また、アクスル13(52,71)とショックアブソーバ14を連結するリンク15或いは連結アーム42は、それぞれが用いられた実施の形態に限られるものではなく、上述した各サスペンション装置10(30,40,50,60,70)について何れかを任意に採用することができる。リンク15の採用に際しては、リンク接続部の剛性が低いため、軸を用いた接続構造が必要であるが、連結アーム42の採用に際しては、アーム接続部の剛性が高いため、必ずしも軸を用いた接続構造とする必要はない。
この発明の第1の実施の形態に係るサスペンション装置の構成を概略的に示す上方視による説明図である。 この発明の第1の実施の形態に係るサスペンション装置の構成を概略的に示す側方視による説明図である。 この発明の第1の実施の形態に係るサスペンション装置の構成を概略的に示す後方視による説明図である。 この発明の第1の実施の形態に係るサスペンション装置のリンクに関する動きを概略的に示す側方視による説明図である。 この発明の第2の実施の形態に係るサスペンション装置の構成を概略的に示す上方視による説明図である。 この発明の第2の実施の形態に係るサスペンション装置の構成を概略的に示す側方視による説明図である。 この発明の第2の実施の形態に係るサスペンション装置のリンクに関する動きを概略的に示す側方視による説明図である。 この発明の第3の実施の形態に係るサスペンション装置の構成を概略的に示す上方視による説明図である。 この発明の第3の実施の形態に係るサスペンション装置の構成を概略的に示す側方視による説明図である。 図8の連結アームとショックアブソーバの装着状態を示す斜視図である。 この発明の第4の実施の形態に係るサスペンション装置の構成を概略的に示す上方視による説明図である。 この発明の第4の実施の形態に係るサスペンション装置の構成を概略的に示す後方視による説明図である。 図12のサスペンション装置におけるショックアブソーバの傾斜状態について概略的に示す後方視による説明図である。 この発明の第5の実施の形態に係るサスペンション装置の構成を概略的に示す上方視による説明図である。 この発明の第5の実施の形態に係るサスペンション装置の構成を概略的に示す後方視による説明図である。 この発明の第6の実施の形態に係るサスペンション装置の構成を概略的に示す上方視による説明図である。 この発明の第6の実施の形態に係るサスペンション装置の構成を概略的に示す側方視による説明図である。 この発明の第6の実施の形態に係るサスペンション装置のアクスル揺動軸と後部車輪の位置関係を概略的に示し、(a)は上方視による説明図、(b)は側方視による説明図、(c)は後方視による説明図である。 この発明に係るサスペンション装置におけるショックアブソーバの構成を示し、(a)は軸受け部の断面説明図、(b)はリンク取り付け部の斜視図である。 この発明に係るサスペンション装置におけるアクスルの他の構成を示す平面説明図である。
符号の説明
10,30,40,50,60,70 サスペンション装置
11 後部車輪
12,31,41,51,61,71 アーム部材
13,52 アクスル
13a,52a,71a 車輪取り付け軸
13b,14a,52b,71b 軸受け部
13c,52c,71c リンク結合部
14 ショックアブソーバ
15 リンク
15a,15b,43 ピン部
16,41a,62 ビーム部材
17,18,41b,46,54,55 軸
17a,18a,46a,54a,55a 支持板
19 コイルスプリング
20 バンド部
32 トーションビーム
32a ケース
42 連結アーム
42a アーム部
42b 基部
44 アーム部軸受け
45 取り付け孔
51a アーム部材軸受け
53 車体側部材
80,81 ブッシュ
A,B 連結点
,O 揺動中心
a 上下ストローク軌跡
b 直線
c 軸線

Claims (8)

  1. 車体前後方向に沿って配置され、車体に前端を軸支して車体上下方向に揺動するアーム部材と、
    車輪を自転可能に軸支し、且つ前記アーム部材に下端を軸支して車幅方向に揺動するアクスルと、
    前記車体と前記アーム部材を連結支持して車体上下方向に伸縮するショックアブソーバと、
    前記ショックアブソーバが短縮応答するバウンドストローク時、前記ショックアブソーバの短縮動作に対応して前記アクスルの上部を車体内側に引き込むアクスル制御手段と
    を有するサスペンション装置。
  2. 前記アクスル制御手段は、
    車体前後方向に対して車体幅方向に角度を有する斜線方向に配置すると共に、前記アクスル及び前記ショックアブソーバに対し車体上下方向に位置する軸の周りに回転可能に装着して、前記アクスルの上端部と前記ショックアブソーバを連結するリンクである請求項1に記載のサスペンション装置。
  3. 前記リンクを、前記リンクの前記アクスルとの連結点と前記ショックアブソーバとの連結点を結ぶ線が、前記ショックアブソーバの伸縮方向軸と交差するように配置した請求項2に記載のサスペンション装置。
  4. 前記アクスル制御手段は、
    中央部一箇所を車体上下方向に位置する軸の周りに回転可能に前記アクスルに装着し、両端二箇所を前記ショックアブソーバのシリンダ外周面周りに回転可能に、且つ、車体上下方向に揺動可能に装着して、前記アクスルの上端部と前記ショックアブソーバを連結する略U字状の連結アームである請求項1に記載のサスペンション装置。
  5. 前記略U字状アームを、前記略U字状アームの前記アクスルとの連結点を通り、前記ショックアブソーバに揺動可能に装着した揺動軸の軸線に直交する線が、前記ショックアブソーバの伸縮方向軸と交差するように配置した請求項4に記載のサスペンション装置。
  6. 前記アクスル制御手段と前記ショックアブソーバとの連結点は、前記アクスルとの連結点より車幅方向内側に位置すると共に、
    バウンドストローク時、前記アクスルとの連結点と前記ショックアブソーバとの連結点に、車体側方視において、互いを離反させようとする力が作用する請求項1から5のいずれかに記載のサスペンション装置。
  7. 前記ショックアブソーバは、車幅方向に揺動可能に、且つ、上端を車体内側に傾斜して装着され、
    前記アクスル制御手段は、前記バウンドストローク時、車幅方向に沿って車体内側へと移動する請求項1から6のいずれかに記載のサスペンション装置。
  8. 前記アクスルは、
    前記アーム部材に設けた揺動軸の車体前方側が、車体外側に傾斜する配置構造或いは車体下方に傾斜する配置構造の少なくとも一方を有する請求項1から7のいずれかに記載のサスペンション装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012512095A (ja) * 2008-12-15 2012-05-31 ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト 自動車の車軸
JP2014080070A (ja) * 2012-10-15 2014-05-08 Suzuki Motor Corp 車両のトーションビーム式サスペンション
KR101620961B1 (ko) 2015-04-28 2016-05-13 동아대학교 산학협력단 스트럿의 휨 방지장치

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