JPH0632126A - 車輌用ダブルアーム式サスペンション - Google Patents

車輌用ダブルアーム式サスペンション

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JPH0632126A
JPH0632126A JP20846892A JP20846892A JPH0632126A JP H0632126 A JPH0632126 A JP H0632126A JP 20846892 A JP20846892 A JP 20846892A JP 20846892 A JP20846892 A JP 20846892A JP H0632126 A JPH0632126 A JP H0632126A
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JP
Japan
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vehicle
wheel
side arms
arm
suspension
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JP20846892A
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English (en)
Inventor
Masahiro Nishio
方宏 西尾
Yasuhiro Morita
康裕 森田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2200/00Indexing codes relating to suspension types
    • B60G2200/10Independent suspensions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2200/00Indexing codes relating to suspension types
    • B60G2200/10Independent suspensions
    • B60G2200/14Independent suspensions with lateral arms
    • B60G2200/142Independent suspensions with lateral arms with a single lateral arm, e.g. MacPherson type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2200/00Indexing codes relating to suspension types
    • B60G2200/40Indexing codes relating to the wheels in the suspensions
    • B60G2200/46Indexing codes relating to the wheels in the suspensions camber angle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/10Mounting of suspension elements
    • B60G2204/14Mounting of suspension arms
    • B60G2204/143Mounting of suspension arms on the vehicle body or chassis

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  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サスペンションアームを長くすることなく車
輪のバウンド、リバウンドに伴なうトレッド変化及びキ
ャンバ変化を低減する。 【構成】 一端にて車輌横方向に延在する軸線30及び
32の周りに枢動可能に車体に枢支され車輌前後方向に
延在する一対の車体側アーム26及び28と、内端にて
枢軸線48及び50の周りに枢動可能に対応する車体側
アームの他端に枢着され外端にてキャリア10に枢着さ
れた一対の車輪側アーム52及び54とを有する。各車
体側アーム及び車輪側アームはそれぞれ同一の長さを有
し、二つの枢軸線は車輪12が中立位置にあるときには
鉛直方向に延在する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車輌のサス
ペンションに係り、更に詳細にはダブルアーム式のサス
ペンションに係る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車輌のサスペンションの一つ
として、例えば実開平3−108510号公報に記載さ
れている如く、車輌前後方向に互いに隔置され互いに平
行に車輌横方向に延在し内端にて車体に枢支され外端に
てキャリアに枢着された一対のサスペンションアーム
と、実質的に車輌前後方向に延在するリーフスプリング
とを有し、一対のサスペンションアームはそれらの中間
部にてリーフスプリングに枢動可能に連結されたサスペ
ンションが従来より知られている。
【0003】かかるサスペンションによれば、従来の車
輌に於て車体とサスペンションアーム又はキャリアとの
間に弾装されているコイルスプリングを排除することが
できるので、車室内空間を車輌横方向に拡大することが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述の如き従来
のサスペンションに於ては、車室内空間を更に拡大すべ
くサスペンションアームの長さを低減すると、車輪のバ
ウンド、リバウンドに伴なうサスペンションアーム外端
の円弧状軌跡の半径が小さくなるので、トレッド変化や
キャンバ変化が大きくなり、そのため車輌の操縦安定性
が悪化するという問題がある。かかる問題は上記公開公
報に記載されている如き特定の構造のサスペンションに
固有の問題ではなく、内端にて車体に枢支され外端にて
キャリアに枢着されたサスペンションアームを含む他の
種々のサスペンションに於ても同様に生じる。
【0005】本発明は、従来の車輌用サスペンションに
於ける上述の如き問題に鑑み、サスペンションアームの
車輌横方向の長さを増大することなく車輪のバウンド、
リバウンドに伴うトレッド変化及びキャンバ変化を低減
することができるよう改良されたサスペンションを提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、車輪を回転可能に支持するキャリアと、一
端にて実質的に車輌横方向に延在する軸線の周りに枢動
可能に車体に枢支され実質的に車輌前後方向に延在する
一対の車体側アームと、内端にて枢軸線の周りに枢動可
能に対応する前記車体側アームの他端に枢着され外端に
て前記キャリアに枢着された一対の車輪側アームとを有
し、前記一対の車体側アーム及び前記一対の車輪側アー
ムはそれぞれ実質的に互いに同一の長さを有し、前記車
輪が中立位置にあるときには前記二つの枢軸線は実質的
に鉛直方向に延在するよう構成されていることを特徴と
する車輌用ダブルアーム式サスペンションによって達成
される。
【0007】
【作用】上述の如き構成によれば、一対の車体側アーム
がそれぞれ対応する軸線の周りに枢動すると、それらの
アームの先端は車輌の横方向には変位することなくそれ
ぞれ対応する軸線の周りの円弧軌跡に沿って上下方向に
変位し、一対の車輪側アームはそれぞれ対応する枢軸線
が傾斜することに対応して上下方向に枢動すると共に、
互いに他に対する角度を漸次増大することによって一対
の車体側アームの先端の間の距離の変化を吸収し、これ
により一対の車輪側アームの外端は実質的に車輌の前後
方向に変位することなく上下方向に変位すると共に僅か
に車輌のインボード方向へ変位する。
【0008】従って車輌の前後方向に見た場合の一対の
車輪側アームの外端の軌跡は、車輪のバウンド、リバウ
ンドストロークが比較的小さい範囲に於ては半径の大き
い円弧状をなし、車輪のバウンド、リバウンドストロー
クの増大につれて半径が漸次減小する軌跡となるので、
サスペンションアームの車輌横方向の長さを増大しなく
ても車輪のバウンド、リバウンドに伴なうトレッド変化
及びキャンバ変化が減小する。
【0009】
【実施例】以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施
例について詳細に説明する。
【0010】図1は操舵輪用のストラット式サスペンシ
ョンに適用された本発明によるダブルアーム式サスペン
ションの第一の実施例を示す斜視図、図2は車体側アー
ムの車体に対する枢支構造を示す拡大平断面図、図3は
車体側アームの先端と車輪側アームの内端との間の枢動
連結構造を示す拡大断面図、図4は一対の車輪側アーム
の外端の枢着構造を示す拡大斜視図である。
【0011】図1に於て、10は車輪12を回転可能に
支持するキャリアを示している。キャリア10はその上
端にてショックアブソーバ14の下端に固定的に連結さ
れており、ショックアブソーバ14はその上端にてアッ
パサポート16により図1には示されていない車体に弾
性的に枢支されている。またキァリア10はナックルア
ーム18を有し、該ナックルアームの先端はボールジョ
イント20によりステアリング装置22のタイロッド2
4に枢着されている。
【0012】また図1に於て、26及び28はそれぞれ
一端にて実質的に車輌横方向に延在する軸線30及び3
2の周りに枢動可能に車体に枢支され実質的に互いに同
一の長さを有する車体側アームを示している。これらの
アーム26及び28はその一端より他端方向に見てそれ
ぞれ車輌後方及び車輌前方へ向けて実質的に水平に延在
しており、それぞれ一端に軸線30及び32に沿って延
在する軸部26A及び28Aを一体に有している。
【0013】図2に詳細に示されている如く、アーム2
8の軸部28Aは車体のサイドフレーム34に挿通さ
れ、サイドフレーム34により一対の軸受36及び38
を介して軸線32の周りに回転可能に支持されている。
特に図示の実施例に於ては、軸受36及び38のアウタ
レースはサイドフレーム34に設けられた窪みに圧入に
より固定されており、これらの軸受のインナスリーブは
軸部28Aの先端にねじ込まれたナット40により、そ
れぞれアーム28の肩部28Bと軸部28Aに嵌合する
スリーブ42との間及びスリーブ42とナット40との
間に挾まれた状態にて軸部に固定されている。尚アーム
26の軸部26Aもこれと同様の枢支構造にてサイドフ
レーム34に枢支されている。
【0014】図1に示されている如く、車体側アーム2
6及び28の他端はそれぞれジョイント44及び46に
より軸線48及び50の周りに枢動可能に車輪側アーム
52及び54の内端が枢着されている。軸線48及び5
0はそれぞれアーム26及び28に垂直に延在してお
り、車輪12が中立位置にあるときには実質的に鉛直方
向に延在するようになっている。
【0015】特に図示の実施例に於ては、図3に詳細に
示されている如く、アーム54の内端はヨーク54Aを
有し、アーム28の他端は円筒部28Cを一体に有し、
これらのアームは両端にてヨーク54Aに圧入固定され
中間部にて円筒部28Cに挿通され軸線50に沿って延
在する枢軸56により互いに枢動可能に連結されてい
る。尚ジョイント44もジョイント46と同一の構造を
有している。
【0016】図1及び図4に示されている如く、車輪側
アーム54の外端はボールジョイント58により他方の
車輪側アーム52の外端に近接した位置に枢着されてお
り、ジョイント44の中心とボールジョイント58の中
心との間の距離及びジョイント46の中心とボールジョ
イント58の中心との間の距離は互いに実質的に等しく
設定されている。またアーム52の外端はボールジョイ
ント60によりキャリア10の下端に枢着されている。
【0017】図5及び図6はそれぞれ上述の第一の実施
例に於て車輪がバウンドする場合(B)及びリバウンド
する場合(R)に於ける各アームの動きを車輪が中立位
置にある場合(N)との対比にて示す斜視図及びスケル
トン図である。尚図6に於て各場合の上側の図は平面図
であり、下側の図はサスペンションを車輌のアウトボー
ド側より見た正面図であり、右側の図はサスペンション
を車輌の後方より見た側面図である。
【0018】これらの図に示されている如く、車体側ア
ーム26及び28がそれぞれ軸線30及び32の周りに
枢動すると、ジョイント44及び46は車輌の横方向に
は変位することなくそれぞれ軸線30及び32の周りの
円弧状軌跡に沿って上下方向に変位する。また車輪側ア
ーム52及び54はそれぞれジョイント44及び46の
軸線48及び50が傾斜することに対応して上下方向に
枢動すると共に、互いに他に対する角度を漸次増大する
ことによってジョイント44と46との間の距離の変化
を吸収し、これによりボールジョイント58及び60は
実質的に車輌の前後方向には変位することなく上下方向
に変位すると共に僅かに車輌のインボード方向へ変位す
る。
【0019】従って図7に示されている如く、二つの車
輪側アーム52及び54の外端を互いに枢着するボール
ジョイント58の車輌前後方向に見た場合の軌跡62
は、図7には示されていない車輪のバウンド、リバウン
ドストロークが比較的小さい範囲に於ては半径の大きい
円弧状をなし、車輪のバウンド、リバウンドストローク
の増大につれて半径が漸次減小する軌跡となる。また車
輪12の通常のストロークの範囲内に於ては、軌跡62
は車輌横方向の有効長さが車輪側アーム52及び54の
車輌横方向の有効長さと同一であるサスペンションアー
ム64の外端の軌跡66よりも半径が大きくなるので、
車輪のバウンド、リバウンドに伴なうトレッド変化及び
キャンバ変化が減小する。
【0020】また図8に示されている如く、車輪12の
通常のバウンド、リバウンドストロークの範囲内に於て
ボールジョイント58の軌跡62を従来の軌跡66と実
質的に等しくするに必要なサスペンションの車輌横方向
の寸法La は従来のサスペンションの場合の寸法Lb よ
りも遥かに小さい。従って通常のバウンド、リバウンド
ストロークの範囲内に於けるボールジョイント58の軌
跡62を従来のサスペンションの場合の軌跡66と実質
的に同一に設定するとすれば、サスペンションの内端の
位置をLb −La だけアウトボード側へ移動させること
ができ、これにより従来に比して車室内空間を車輌横方
向に拡大することができる。
【0021】図9は操舵輪用のダブルウィッシュボーン
式サスペンションに適用された本発明によるダブルアー
ム式サスペンションの第二の実施例を示す斜視図、図1
0は第二の実施例に於ける車輌のバウンド時の作動をス
ケルトン図として示す説明図である。尚これらの図に於
て、図1に示された部分に対応する部分には図1に於て
付された符号と同一の符号が付されている。
【0022】この実施例に於ては、アッパアーム68は
上述の第一の実施例と同様の構造を有する本発明による
サスペンションによって構成されており、フロント側の
車輪側アーム52の外端はボールジョイント60により
キャリア10の上端に枢着されている。
【0023】またキャリア10の下端にはボールジョイ
ント70よりロアアーム72の外端が枢着されており、
該ロアアームの内端はジョイント74により車輌前後方
向に延在する軸線76の周りに枢動可能に図には示され
ていない車体に枢支されている。ロアアーム72の外端
に近接した位置にはジョイント78によりストラットロ
ッド80の前端が連結されており、ストラットロッド8
0の後端は車体に連結されており、これによりロアアー
ム72がその内端の周りに車輌前後方向へ揺動すること
が阻止されるようになっている。
【0024】この実施例に於て車輪12がバウンドする
と、図10に示されている如くボールジョイント70は
ジョイント74の中心の周りの円弧状の軌跡84を描
き、キャリア10の上端のボールジョイント60は第一
の実施例に於けるボールジョイント60と同様の軌跡6
2を描く。
【0025】図示の如くこの実施例に於てロアアーム7
2の有効長さに対する一対の車輪側アーム52及び54
の有効長さの比を小さく設定しておけば、車輪のバウン
ドストロークが比較的大きい範囲に於けるキャリア10
の上端のボールジョイント60の車輌インボード方向へ
の変位量は下端のボールジョイント70の変位量よりも
大きくなる。
【0026】従ってこの実施例によれば、サスペンショ
ンストロークが比較的小さい範囲に於てはアッパアーム
68の有効長さを増大したことと同様の効果を得ること
ができ、またサスペンションストロークが比較的大きい
範囲に於てはキャンバ角の変化率B/Aを従来のダブル
ウイッシュボーン式サスペンションの場合に比して大き
くすることができ、これにより車体のロールが比較的大
きくなる急激な旋回時等に於ける車輪の対地キャンバ変
化を低減して車輌の旋回時等に於ける操縦安定性を向上
させることができる。
【0027】図11は本発明によるダブルアーム式サス
ペンションの第三の実施例の一対の車体側アーム及び一
対の車輪側アームを車輌のアウトボード側より見た状態
にて示す斜視図、図12は第三の実施例に於ける車輪の
バウンド時の作動をスケトン図として示す説明図であ
る。尚これらの図に於て、図1に示された部分に対応す
る部分には図1に於て付された符号と同一の符号が付さ
れている。
【0028】この実施例に於ては、一対の車体側アーム
26及び28はその一端より他端方向に見てそれぞれ車
輌前方及び車輌後方へ向けて実質的に水平に延在してい
るが、車体側アームの他端と車輪側アームの内端との間
の連結構造の如き他の点については第一の実施例と同様
に構成されている。
【0029】従ってこの第三の実施例に於ても第一の実
施例の場合と同様、二つの車輪側アーム52及び54の
外端を互いに枢着するボールジョイント58の軌跡62
は、車輪のバウンド、リバウンドストロークが比較的小
さい範囲に於ては半径の大きい円弧状をなし、車輪のバ
ウンド、リバウンドストロークの増大につれて半径が漸
次減小する軌跡となるので、車輪のバウンド、リバウン
ドに伴うトレッド変化及びキャンバ変化を低減すること
ができる。またこの実施例によれば一対の車体側アーム
26及び28は上述の如く第一の実施例の場合とは逆方
向に延在しているので、第一の実施例の場合に比してサ
スペンション全体の車輌前後方向の寸法を低減すること
ができる。
【0030】尚上述の各実施例に於ては、リヤ側の車輪
側アーム54はボールジョイント58により他方の車輪
側アーム52の外端近傍に枢着されることによりアーム
52の一部及びボールジョイント60を介してキャリア
10に枢着されているが、図13に示されている如く、
一対の車輪側アーム52及び54の外端はそれぞれ互い
に独立してボールジョイント60及び58によりキャリ
ア10に枢着されてもよい。
【0031】尚この実施例が操舵輪のサスペンションに
適用される場合には、従来の所謂ダブルジョイント式の
サスペンションの場合と同様キングピン軸の設定の自由
度を高くすることができ、またこの実施例が非操舵輪の
サスペンションに適用される場合には、図13に示され
ている如く一端にてナックルアーム18の先端にボール
ジョイント20によって連結され他端にて図には示され
ていない車体に連結されたストラットロッド86により
キャリア10の回転揺動が阻止される。
【0032】また上述の各実施例に於ては、一対の車体
側アーム26及び28は車輪が中立位置にあるときには
水平に延在するようになっているが、これらのアームは
必要ならば車輪が中立位置にある状態に於てその一端よ
り他端方向に見て水平より僅かに下方又は上方へ傾斜し
た状態にて延在するよう構成されてもよい。
【0033】また上述の各実施例に於ては、一対の車体
側アーム26及び28はそれぞれの一端に軸部26A及
び28Aを一体に有し、これらの軸部が車体に回転可能
に支持されることにより車輌横方向に延在する軸線30
及び32の周りに枢動可能に支持されているが、例えば
車体に軸線30及び32に沿って延在する枢軸が固定さ
れ、車体側アーム26及び28がそれらの枢軸の周りに
回転可能に支持されてもよい。
【0034】また図9及び図10に示された第二の実施
例に於ては、アッパアームに対し本発明のサスペンショ
ンが適用されているが、本発明がダブルウィッシュボー
ン式サスペンションに適用される場合には、本発明の構
造はロアアームに適用されてもよく、またアッパアーム
及びロアアームの両方に適用されてもよい。
【0035】以上に於ては本発明を特定の実施例につい
て詳細に説明したが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施
例が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【0036】
【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、本発
明によれば、車輪がバウンド、リバウンドする際に於け
る車輌の前後方向に見た場合の一対の車輪側アームの外
端の軌跡は、サスペンションストロークが比較的小さい
範囲に於ては半径の大きい円弧状をなし、サスペンショ
ンストロークの増大につれて半径が漸次減小する軌跡と
なるので、サスペンションアームの車輌横方向の長さを
増大することなく車輪のバウンド、リバウンドに伴なう
トレッド変化及びキャンバ変化を確実に低減し、これに
より車輌の操縦安定性を向上させることができ、また逆
にトレッド変化やキャンバ変化を従来のサスペンション
と同様に設定するとすると、サスペンションの全体とし
ての車輌横方向の寸法を低減することができ、これによ
り操縦安定性を犠牲にすることなく車室内空間を車輌横
方向に拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】操舵輪用のストラット式サスペンションに適用
された本発明によるダブルアーム式サスペンションの第
一の実施例を示す斜視図である。
【図2】車体側アームの車体に対する枢支構造を示す拡
大平断面図である。
【図3】車体側アームの先端と車輪側アームの内端との
間の枢動連結構造を示す拡大断面図である。
【図4】一対の車輪側アームの外端の枢着構造を示す拡
大斜視図である。
【図5】第一の実施例に於て車輪がバウンドする場合
(B)及びリバウンドする場合(R)に於ける各アーム
の動きを車輪が中立位置にある場合(N)との対比にて
示す斜視図である。
【図6】第一の実施例に於て車輪がバウンドする場合
(B)及びリバウンドする場合(R)に於ける各アーム
の動きを車輪が中立位置にある場合(N)との対比にて
示すスケルトン図である。
【図7】第一の実施例に於て車輪がバウンド、リバウン
ドする場合に於ける車輪側アームの外端の車輌前後方向
に見た軌跡を従来のサスペンションとの対比にて示すス
ケルトン図である。
【図8】本発明によればサスペンションの車輌横方向の
寸法を低減し得ることを示す説明図である。
【図9】操舵輪用のダブルウィッシュボーン式サスペン
ションに適用された本発明によるダブルアーム式サスペ
ンションの第二の実施例を示す斜視図である。
【図10】第二の実施例に於ける車輌のバウンド時の作
動をスケルトン図として示す説明図である。
【図11】本発明によるダブルアーム式サスペンション
の第三の実施例の一対の車体側アーム及び一対の車輪側
アームを車輌のアウトボード側より見た状態にて示す斜
視図である。
【図12】第三の実施例に於ける車輪のバウンド時の作
動をスケトン図として示す説明図である。
【図13】一対の車輪側アームの外端が互いに独立して
キャリアに枢着された本発明によるダブルアーム式サス
ペンションの第四の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…キャリア 14…ショックアブソーバ 26、28…車体側アーム 44、46…ジョイント 52、54…車輪側アーム 58、60…ボールジョイント 68…アッパアーム 72…ロアアーム 80…ストラットロッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪を回転可能に支持するキャリアと、一
    端にて実質的に車輌横方向に延在する軸線の周りに枢動
    可能に車体に枢支され実質的に車輌前後方向に延在する
    一対の車体側アームと、内端にて枢軸線の周りに枢動可
    能に対応する前記車体側アームの他端に枢着され外端に
    て前記キャリアに枢着された一対の車輪側アームとを有
    し、前記一対の車体側アーム及び前記一対の車輪側アー
    ムはそれぞれ実質的に互いに同一の長さを有し、前記車
    輪が中立位置にあるときには前記二つの枢軸線は実質的
    に鉛直方向に延在するよう構成されていることを特徴と
    する車輌用ダブルアーム式サスペンション。
JP20846892A 1992-07-13 1992-07-13 車輌用ダブルアーム式サスペンション Pending JPH0632126A (ja)

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JP20846892A JPH0632126A (ja) 1992-07-13 1992-07-13 車輌用ダブルアーム式サスペンション

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JP20846892A JPH0632126A (ja) 1992-07-13 1992-07-13 車輌用ダブルアーム式サスペンション

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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