JP2000025434A - サスペンション装置 - Google Patents

サスペンション装置

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JP2000025434A JP10200836A JP20083698A JP2000025434A JP 2000025434 A JP2000025434 A JP 2000025434A JP 10200836 A JP10200836 A JP 10200836A JP 20083698 A JP20083698 A JP 20083698A JP 2000025434 A JP2000025434 A JP 2000025434A
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axis
vehicle body
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アッパリンクを廃止したものでありながら、
車体サイドメンバのレイアウト性に優れ、且つキャンバ
変化特性の設定自由度の高いサスペンション装置の提供
を課題とする。 【解決手段】 ラテラルリンク部材5は、一端が略車幅
方向に延びる軸線n回りに回転可能なように車体側部材
に取付けられており、他端が略車幅方向に延びる他の軸
線m回りに回転可能なように車輪支持体2に取付けられ
ており、両軸線n、mが車両平面視において、それぞれ
の軸線を車両内側に延長した側で交点Sをもつようにな
っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はサスペンション装
置に関するものであり、車体やサスペンションメンバに
取付けられるアッパリンクを廃止して、サスペンション
付近の車体及び車室内スペースを活用できるように配慮
したサスペンション装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のサスペンション装置として、例え
ば、特開昭62−105709号公報に示されるような
第1の従来例は、いわゆるパラレルリンク式のストラッ
トサスペンションと称される形式であるが、トー角やキ
ャンバ角を規定するために、ドライブシャフトの前方及
び後方に所定のスパンで、前側及び後側のラテラルリン
クが配置され、トレーリングリンクで前後方向を規定し
ている。ストラットサスペンション形式とすることで、
アッパリンクが必要なくなるので、車体サイドメンバの
車両幅方向及び高さ方向の配置自由度が向上し、車輪付
近のスペースが有効に活用されている。
【0003】特開平8−188023号公報に示される
ような第2の従来例は、いわゆるダブルウィッシュボー
ン式サスペンションで、この第2の従来例は、ストロー
クに伴うキャンバ変化の設定自由度が高い特徴を有す
る。
【0004】特開平7−276947号公報に示される
ような第3の従来例は、いわゆるセミトレーリング式サ
スペンションで、この第3の従来例は、アッパリンクを
もたないので、車体サイドメンバの車幅方向及び高さ方
向の配置自由度が向上し、車輪付近の車体スペースが有
効に活用できる。
【0005】特開平3−224810号公報や実開平5
−80812号公報に示されるような第4の従来例は、
ともに、車輪支持体側で略車両前後方向に隔たって配置
された2点と車体側の2点で、上下方向に沿って揺動す
る台形アームを備えたサスペンションで、車輪支持体の
上部と車体との間に設けられたアッパリンクによって、
ストロークに伴うキャンバ変化の設定自由度を高めてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
従来例にあっては、アッパリンクがないので、車両に搭
載する際のスペース効率は優れるものの、ストロークに
伴うキャンバ変化の設定自由度が少なく、特に車輪がバ
ウンドする側でネガティブキャンバを稼げないという課
題がある。
【0007】第2の従来例にあっては、キャンバ変化の
設定自由度は高いものの、所定の長さをもつアッパリン
クを車体側に取付ける必要があるために、車体サイドメ
ンバを、アッパリンクよりも上側に設けるか、アッパリ
ンクよりも内側に設ける必要がある。前者の場合はフロ
ア面が高くなり、車内スペースを有効に確保できない。
後者の場合は、車体サイドメンバを車両平面視で、直線
状にレイアウトすることが困難になり、強度上、サイド
メンバに新たに補強を施す必要が生じるという課題があ
る。
【0008】第3の従来例にあっては、キャンバ変化特
性の設定自由度が比較的限られているという性能上の課
題の他に、タイヤの前側に車両の幅方向にわたってサス
ペンションの取付点を必要とするため、特に比較的低い
位置に乗員を着座させる形式の車体において、後席のシ
ートクッションのスペースを十分に確保することが困難
になりやすく、また後席の床下に燃料タンクを配置する
車体構造の場合にも、タンクの容量を圧迫するという課
題がある。
【0009】第4の従来例にあっては、車体に取付けら
れたアッパリンクでキャンバ角及びその変化特性を決定
しているという点において、第2の従来例と同じ課題を
有している。
【0010】そこでこの発明は、アッパリンクを廃止し
たものでありながら、車体サイドメンバのレイアウト性
に優れ、且つキャンバ変化特性の設定自由度の高いサス
ペンション装置の提供を課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車輪
を回転自在に支持する車輪支持体と、車輪支持体と車体
側部材との間に取付けられて略車幅方向に延在するラテ
ラルリンク部材とを有するサスペンション装置であっ
て、前記ラテラルリンク部材は、一端が略車幅方向に延
びる軸線回りに回転可能なように車体側部材に取付けら
れており、他端が略車幅方向に延びる他の軸線回りに回
転可能なように車輪支持体に取付けられており、両軸線
は車両平面視において、それぞれの軸線を車両内側に延
長した側で交点をもつことを特徴とする。
【0012】請求項2の発明は、ラテラルリンク部材の
車体側の軸線を構成する取付部材が、車幅方向に隔てて
配置された、対をなす一組のものであることを特徴とす
る。
【0013】請求項3の発明は、ラテラルリンク部材の
車輪支持体側の軸線を構成する取付部材が、該軸線を中
心に回転自在なベアリング部材であることを特徴とす
る。
【0014】請求項4の発明は、ラテラルリンク部材の
車輪支持体側の軸線と高さ違いで、互いに空間的にねじ
れ位置関係となるように配置され、略車両前後方向に延
在し、車輪支持体と車体側部材との間に揺動自在に設け
られたトレーリングリンクを有することを特徴とする。
【0015】請求項5の発明は、車輪のストロークに伴
って伸縮し、その上端部が車体に取付けられるストラッ
ト部材を有し、ストラット部材の下部が車輪支持体に対
して略車両前後方向に延びる軸線回りにだけ回転できる
ように取付けられていることを特徴とする。
【0016】請求項6の発明は、ラテラルリンク部材の
車体又は車輪支持体側の軸線を構成する取付部材の少な
くともいずれか1つが、上下方向の自由度を拘束して、
前後方向の自由度を比較的自由にするようなもので、上
下方向に隔たった2つの締結点で車輪支持体に取付けら
れ、車輪支持体と車体側部材との間に配置される略車両
前後方向に延びた所定幅を有する1本のトレーリングア
ームを有することを特徴とする。
【0017】請求項7の発明は、ラテラルリンク部材の
車体又は車輪支持体側の軸線を構成する取付部材の少な
くともいずれか1つが、上下方向の自由度を拘束して、
前後方向の自由度を比較的自由にするようなもので、上
下方向に隔たって車輪支持体と車体側部材との間に配置
される略車両前後方向に延びた2本のトレーリングアー
ムを有することを特徴とする。
【0018】請求項8の発明は、車輪を回転自在に支持
する車輪支持体と、車輪支持体と車体側部材との間に取
付けられて略車幅方向に延在するラテラルリンク部材と
を有するサスペンション装置であって、前記ラテラルリ
ンク部材は、一端が略車幅方向に延びる軸線回りに回転
可能なように車体側部材に取付けられており、ラテラル
リンク部材の他端側における中間部と車輪支持体の上部
との間にはアッパアームが取付けられており、ラテラル
リンク部材の中間部と車輪支持体側の取付点とを軸線で
結んだ時、該軸線と前記一端側の軸線とは、車両平面視
において、それぞれの軸線を車両内側に延長した側で交
点をもつことを特徴とする。
【0019】請求項9の発明は、ラテラルリンク部材の
車体側の軸線を構成する取付部材が、車幅方向に隔てて
配置された、対をなす一組のものであることを特徴とす
る。
【0020】請求項10の発明は、ラテラルリンク部材
の車輪支持体側の軸線を構成する取付部材が、該軸線を
中心に回転自在なベアリング部材であることを特徴とす
る。
【0021】請求項11の発明は、アッパアームの車輪
支持体側の取付点と、ラテラルリンク部材の車輪支持体
側の取付点とを軸線で結んだ時、該軸線と、車両前後方
向に隔たって、空間的にねじれの位置関係となるよう
に、車輪支持体と車体との間に設けられたトーコントロ
ールリンクを有することを特徴とする。
【0022】請求項12の発明は、アッパアームの車輪
支持体側の取付点と、ラテラルリンク部材の車輪支持体
側の取付点とを軸線で結んだ時、該軸線と、車両前後方
向に隔たって、空間的にねじれの位置関係となるよう
に、車輪支持体とラテラルリンク部材との間に設けられ
たトーコントロールリンクを有することを特徴とする。
請求項13の発明は、車幅方向に隔たった2つの締結点
で車輪支持体に取付けられ、車輪支持体と車体側部材と
の間に配置される略車両前後方向に延びた所定幅を有す
る1本のトレーリングアームを有することを特徴とす
る。
【0023】請求項14の発明は、車幅方向に隔たって
車輪支持体と車体側部材との間に配置される略車両前後
方向に延びた2本のトレーリングアームを有することを
特徴とする。
【0024】請求項15の発明は、車輪のストロークに
伴って伸縮し、その上端部が車体に取付けられるストラ
ット部材を有し、ストラット部材の下部が車輪支持体に
対して略車両前後方向に延びる軸線回りにだけ回転でき
るように取付けられていることを特徴とする。
【0025】請求項16の発明は、ラテラルリンク部材
の車体又は車輪支持体側の軸線を構成する取付部材の少
なくともいずれか1つが、上下方向の自由度を拘束し
て、前後方向の自由度を比較的自由にするようなもの
で、上下方向に隔たった2つの締結点で車輪支持体に取
付けられ、車輪支持体と車体側部材との間に配置される
略車両前後方向に延びた所定幅を有する1本のトレーリ
ングアームを有することを特徴とする。
【0026】請求項17の発明は、ラテラルリンク部材
の車体又は車輪支持体側の軸線を構成する取付部材の少
なくともいずれか1つが、上下方向の自由度を拘束し
て、前後方向の自由度を比較的自由にするようなもの
で、上下方向に隔たって車輪支持体と車体側部材との間
に配置される略車両前後方向に延びた2本のトレーリン
グアームを有することを特徴とする。
【0027】請求項18の発明は、車輪支持体から、ラ
テラルリンク部材の車輪支持体側の軸線と高さ違いで、
互いに空間的にねじれ位置関係となるアーム部を略車両
前後方向に延長形成し、該アーム部の先端を車体側部材
に揺動自在に取付けたことを特徴とする。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明では、両軸線が車両内側
で交点をもつため、両軸線の配置等を調整することで、
ダブルウィシュボーン式サスペンションと同等のキャン
バ角変化特性の設定自由度をもたせることができる。車
体に取付けられるアッパリンクが必要ないので、例えば
車体のサイドメンバを、低く且つ外側に配置することが
可能であり、サイドメンバの直線的配置による車体構造
の簡素化や、低フロア化による車内スペースの拡大が図
りやすくなる。このように、本発明によれば、従来例で
の問題を解決し、キャンバ角変化特性の設定自由度が高
く、レイアウト自由度や車体のスペース効率を高めたサ
スペンションを提供できる。
【0029】請求項2の発明では、ラテラルリンク部材
の車体側の軸線を構成する取付部材が、対をなす一組の
ものなので、ラテラルリンク部材のこじり方向での結合
剛性が向上する。
【0030】請求項3の発明では、ラテラルリンク部材
の車輪支持体側の軸線を構成する取付部材がベアリング
部材であるため、車輪支持体のラテラルリンク部材に対
する取付点の位置を低くしてコンパクトに配置でき、ス
ペース面で車両への適用性に優れる。
【0031】請求項4の発明では、ラテラルリンク部材
とトレーリングリンクの相互作用で、前後方向とワイン
ドアップ角方向を拘束することができる。
【0032】請求項5の発明では、ストラット部材でワ
インドアップ角方向を規制することができる。
【0033】請求項6の発明では、前後方向とワインド
アップ角方向の自由度の拘束をトレーリングアームに集
約したので、前後剛性の設定自由度が高く、車両の乗り
心地性能を向上させることができる。また、上下方向で
の2つの締結点を有する1本のトレーリングアームで済
むため、部品点数の低減を図ることができる。
【0034】請求項7の発明では、トレーリングアーム
が上下で隔てた2本で構成されているため、重量の軽減
を図ることができる。
【0035】請求項8の発明では、車体に取付けなけれ
ばならないアッパリンクは存在しないので、レイアウト
面で見た車両への適用性が高い。
【0036】請求項9の発明では、ラテラルリンク部材
の車体側の軸線を構成する取付部材が、対をなす一組の
ものなので、ラテラルリンク部材のこじり方向での結合
剛性が向上する。
【0037】請求項10の発明では、ラテラルリンク部
材の車輪支持体側の軸線を構成する取付部材がベアリン
グ部材であるため、車輪支持体のラテラルリンク部材に
対する取付点の位置を低くしてコンパクトに配置でき、
スペース面で車両への適用性に優れる。
【0038】請求項11の発明では、車輪支持体と車体
との間にトーコントロールリンクを設け、トーコントロ
ール機能をラテラルリンク部材から分離したので、トー
コントロールリンクを車幅方向に動かして、操舵可能な
サスペンションとして使うこともできる。そして、トー
角はラテラルリンク部材とトーコントロールリンクの相
互作用で決まるので、前後力や横力が入力した際のトー
変化特性を、より自由に設定できる。
【0039】請求項12の発明では、車輪支持体とラテ
ラルリンク部材との間にトーコントロールリンクを設け
ても、前項と同じ効果が得られる。
【0040】請求項13の発明では、前後方向とワイン
ドアップ角方向の自由度の拘束をトレーリングアームに
集約したので、前後剛性の設定自由度が高く、車両の乗
り心地性能を向上させることができる。また、車幅方向
での2つの締結点を有する1本のトレーリングリンクで
済むため、部品点数の低減を図ることができる。
【0041】請求項14の発明では、トレーリングアー
ムが車幅方向で隔てた2本で構成されているため、重量
の軽減を図ることができる。
【0042】請求項15の発明では、ストラット部材で
ワインドアップ角方向を規制することができる。
【0043】請求項16の発明では、前後方向とワイン
ドアップ角方向の自由度の拘束をトレーリングアームに
集約したので、前後剛性の設定自由度が高く、車両の乗
り心地性能を向上させることができる。また、上下方向
での2つの締結点を有する1本のトレーリングアームで
済むため、部品点数の低減を図ることができる。
【0044】請求項17の発明では、トレーリングアー
ムが上下で隔てた2本で構成されているため、重量の軽
減を図ることができる。
【0045】請求項18の発明では、ラテラルリンク部
材とアーム部の相互作用で、前後方向とワインドアップ
角方向を拘束することができる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、この発明の複数の実施例
を、図面に基づいて説明する。尚、各実施例において、
共通する構成部分については同符号を付して説明し、重
複する説明は省略する。
【0047】図1〜図4は、本発明の第1実施例を示し
ている。
【0048】図1は、本実施例の構造の概略斜視図を示
す。車輪1を回転自在に支持する車輪支持体2の下部に
は、下アーム部3が設けられており、該下アーム部3の
先端4が、ボールジョイント部材Bを介して、ラテラル
リンク部材に対して回動可能に取付けられている。ラテ
ラルリンク部材5は、略車幅方向に延在し、略車幅方向
に延びる軸線n回りに回転可能なように、二股状の前端
6、7で、図示せぬ車体側部材に取付けられている。車
輪支持体2の上部には上アーム部8が一体的に延長形成
されており、該上アーム部8の先端9は、ラテラルリン
ク部材5の中間部にボールジョイント部材Bを介して回
動可能に取付けられている。車輪支持体2の中間部に
は、中間アーム部10が設けられており、該中間アーム
部10と、図示せぬ車体側部材との間には、トレーリン
グリンク11が設けられている。
【0049】図2には、本実施例の車両平面視を示す。
図示したように、ラテラルリンク部材5の二股の前端
6、7を結ぶ軸線nと、下アーム部3と上アーム部8の
各先端4、9を結ぶ軸線mは、両方が車両内側に向かっ
て延長した先で交点Sをもつようにその配置が決定され
ている。
【0050】次に、図3及び図4を用いて、作用を説明
する。
【0051】まず、車輪1の上下ストロークに伴う、各
先端6、7の上下方向の変位量を考える。軸線nと軸線
mが車両内側に延長された交点Sで交わっているので、
下アーム部3の先端4は、上アーム部8の先端9よりも
軸線nから遠い位置にある。従って、車輪1のストロー
クに伴い、遠い先端4が上下変位すると、両先端4、9
の上下変位が、軸線n回りのラテラルリンク部材5の回
転に起因する変位であることから、近い方の先端9の上
下変位は、遠い先端4の上下変位よりも小さくなる。す
ると、図3に示したように、遠い先端4の上下変位より
も近い先端9の上下変位の方が少ないことで、ストロー
クに伴う車輪1のキャンバ角の変化をコントロールでき
る(バウンド側でネガティブキャンバとするといった特
性がつくられる)。更に、軸線nと軸線mの交点Sを、
ラテラルリンク部材5の一方の前端7から遠く離して設
定すると、軸線nと軸線mが平行に近くなり、その結
果、ラテラルリンク部材5の回転に伴う前記各先端4、
9の上下変位が近くなり、ストロークに伴うキャンバ変
化を少なくできる。また、軸線nと軸線mの交点Sを、
前記一方の先端9近くに設定すると、軸線nと軸線mが
なす角が大きくなり、軸線nと先端4との距離よりも軸
線nと先端9の距離が短くなって、その結果、ラテラル
リンク部材5の回転に伴う各先端4、9の上下変位にお
いて、先端4の上下変位の方が、先端9の上下変位より
も大きくなり、バウンドストロークに伴う、ネガティブ
方向へのキャンバ変化を大きくできることがわかる。こ
のように、軸線nと軸線mの配置や、先端4、9の配置
を調整することで、従来のダブルウィシュボーン式サス
ペンションと同等のキャンバ角変化特性の設定自由度を
もたせることができる。
【0052】更に、本実施例では、従来のダブルウィッ
シュボーン式サスペンションで必要とした車体に取付け
られるアッパリンクが必要ないので、図4に示したよう
に、車体のサイドメンバMを、従来のサイドメンバ
M′、M″に比べ、低く且つ外側に配置することが可能
であり、サイドメンバMの直線的配置による車体構造の
簡素化や、低フロア化による車内スペースの拡大が図り
やすくなる。
【0053】また、ラテラルリンク部材5を車体に取付
けるための軸線nを、図2に示したように、車両前後方
向の関係において、ホイールセンタW/C側に近付けて
配置することが可能であり、セミトレーリング式サスペ
ンションのように、車輪1の前方に、平面視で所定の角
度/位置をもって置くような必要はなく、軸線nの配置
の自由度が高い。
【0054】このように、本発明によれば、従来例での
問題を解決し、キャンバ角変化特性の設定自由度が高
く、レイアウト自由度や車体のスペース効率を高めたサ
スペンションを提供できる。
【0055】ここで、この第1実施例におけるサスペン
ションの拘束自由度は、以下のようになっている。すな
わち、車輪支持体2の横方向、キャンバ角方向、トー角
方向の自由度は、ラテラルリンク部材5の作用で拘束さ
れ、前後方向とワインドアップ角方向は、ラテラルリン
ク部材5とトレーリングリンク11の相互作用で拘束さ
れている。
【0056】図5には、第2実施例を示す。
【0057】第2実施例では、第1実施例に比べて、ラ
テラルリンク部材5の車体外側の前端6に、略上下方向
に延びるコンロッド12が連結されており、該コンロッ
ド12を介して車体に取付けられている。また、車輪支
持体2の中間アーム部13と、車体側取付部材(図示せ
ず)とが、略車両前後方向に延び且つ車輪支持体2に対
して上下方向に隔たった2つの締結点14で取付けられ
る平板状のトレーリングアーム15で連結されている。
ラテラルリンク部材5の前記前端6は、コンロッド12
により、上下方向には拘束されるが、前後方向は比較的
フリーであるので、下アーム部3の先端4は、ラテラル
リンク部材5によって前後方向の拘束を受けなくなる。
従って、本実施例では、車輪支持体2の横方向、キャン
バ角方向、トー角方向の自由度は、ラテラルリンク部材
5の作用で拘束され、前後方向とワインドアップ角方向
は、トレーリングアーム15の作用で拘束されている。
前後方向とワインドアップ角方向の自由度の拘束をトレ
ーリングアーム15に集約したので、第1実施例に比べ
て、前後剛性の設定自由度が高く、車両の乗り心地性能
を向上させることができる。ここでは、車輪支持体2
に、上下方向に隔たった2つの締結点14を有する平板
状の1本のトレーリングアームによる例を示したが、上
下方向に隔たって配置される2本のトレーリングアーム
と置き換えても良い。この場合にも、ラテラルリンク部
材5で拘束される車輪支持体2の自由度には変化がな
い。また、本実施例では、コンロッド12を一方の前端
6に設ける例を示したが、これに代えて、他の前端7
や、他の先端4、9にコンロッドを設けても良い。
【0058】図6及び図7には、第3実施例を示す。
【0059】第3実施例では、上アーム部が廃止されて
いる。そして、第1実施例の軸線mに相当する部分の取
付け方法を、図7に示したように代えている。すなわ
ち、下アーム部16の先端17内に、軸線m方向に配置
されたベアリング部材18を設けている。このベアリン
グ部材18は、ラテラルリンク部材5に形成された軸部
19の互いに離反する方向に傾斜した面19aに設けら
れており、軸線mに沿った方向ではずれないようになっ
ている。本実施例では車輪支持体2から延出する下アー
ム部16が特に低く、コンパクトに配置できるので、よ
りスペース面で車両への適用性に優れる。
【0060】図8には、第4実施例を示す。
【0061】第4実施例では、第3実施例の中間アーム
部及びトレーリングリンクを廃止し、車輪支持体2に、
略車両前後方向に延びる軸線k回りに回動可能で、他の
自由度を拘束するようなストラット部材20を取付けた
ものである。このストラット部材20は、上端が車体側
に取付けられ、車輪の上下動に伴って伸縮する。本実施
例では、車輪支持体2の横方向、キャンバ角、トー各方
向、及び前後方向の自由度は、ラテラルリンク部材5の
作用で拘束され、ワインドアップ角方向が、ストラット
部材20の作用で拘束されている。キャンバ変化の設定
自由度は他の実施例と同様である。本実施例では、トレ
ーリングリンクやトレーリングアームを必要としないの
で、更にコンパクトなサスペンション構成とすることが
できる。また、本実施例に示したストラット部材20の
車輪支持体2への取付け方法と、第2実施例固有の構造
を組み合わせることも可能である。その際は、車輪支持
体2の横方向、キャンバ角方向、トー角方向の自由度
は、ラテラルリンク部材5の作用で拘束され、ワインド
アップ角方向が、ストラット部材20の作用で拘束さ
れ、前後方向が、トレーリングリンクで拘束されること
になる。その場合には、第4実施例に比べ、前後方向剛
性の設定自由度が更に高まるという効果が得られる。
【0062】図9には、第5実施例を示す。
【0063】第5実施例の構成を、第1実施例と比較し
て説明する。車輪支持体2の長い上アーム部は廃止し、
短い上アーム部21にして、この短い上アーム部21と
ラテラルリンク部材5の中間部とを、アッパアーム22
にて揺動自在に連結した。このアッパアーム22はボー
ルジョイント部材Bでラテラルリンク部材5に対して連
結されている。
【0064】また、上アーム部21の先端23と、下ア
ーム部3の先端4とを結ぶ軸線pと、前後方向で距離を
隔てた位置には、後アーム部24が形成されている。こ
の後アーム部24には、略車両幅方向に延び、他端を図
示せぬ車体側部材に取付けられたトーコントロールリン
ク25が揺動自在に取付けられている。本実施例におい
ても、キャンバ変化の設定は、第1実施例のように軸n
軸mの配置で行うことができ、車体に取付けなければな
らないアッパリンクは存在しないので、レイアウト面で
見た車両への適用性が高い。更に、本実施例において、
トーコントロール機能をラテラルリンク部材5から分離
したので、トーコントロールリンク25を車幅方向に動
かして、操舵可能なサスペンションとして使うこともで
きる。そして、トー角はラテラルリンク部材5とトーコ
ントロールリンク25の相互作用で決まるので、前後力
や横力が入力した際のトー変化特性を、より自由に設定
できる。
【0065】また、トーコントロールリンク25は車体
側部材ではなく、ラテラルリンク部材5側に取付けるよ
うな構成とすることも可能である。その際は、第5実施
例に比べ、トー変化の設定自由度はやや減少するが、車
体側にトーコントロールリンク25を取付ける必要がな
いので、よりコンパクトな構成とすることができる。図
10には、第6実施例を示す。
【0066】本実施例の第5実施例との差異は、トーコ
ントロールリンクが廃止され、トレーリングリンク26
が車輪支持体2側で車幅方向に隔たって配置される2点
で取付けられる平板形状になっている点である。本実施
例では、車輪支持体2の横方向、キャンバ角方向の自由
度は、ラテラルリンク部材5及びアッパアーム22の相
互作用で拘束され、前後方向とワインドアップ角方向
は、ラテラルリンク部材5とトレーリングリンク26の
相互作用で拘束され、トー角方向はトレーリングリンク
26の作用で拘束されている。本実施例では、一本のト
レーリングリンク26でトー角を拘束したが、車輪支持
体2に車幅方向に隔たって配置され、略車両前後方向に
延びる2本のトレーリングリンクで、本実施例のトレー
リングリンクを置き換えても、同様の作用を発揮する。
【0067】図11及び図12には、第7実施例を示
す。
【0068】本実施例の第5実施例との差異は、トーコ
ントロールリンクが廃止され、車輪支持体2の前側か
ら、車輪1の前側に向けて長い中間アーム部27が延長
形成され、該中間アーム部27の先端を車体に取付けた
点である。また、ラテラルリンク部材5の外側の前端6
にはコンロッド12が設けられている。尚、この前端6
は、コンロッド12に替えて、図12に示すように、上
下方向に剛性が高く、前後方向に剛性が低くなるような
弾性ブッシュ部材28を用いて取付けても良い。本実施
例では、車輪支持体2の横方向、キャンバ角方向の自由
度は、ラテラルリンク部材5及びアッパアーム22の相
互作用で拘束され、前後方向とワインドアップ角方向、
トー角方向が、車輪支持体2の中間アーム部27の姿勢
保持作用によって拘束されている。本実施例では、他の
実施例に比べ、更にコンパクトで簡素な構成とできる。
【0069】図13には、第8実施例を示す。
【0070】第8実施例では、第7実施例に比べて、上
アーム及びアッパアームが廃止され、そして低く形成さ
れた下アーム16の先端17が軸線m方向に配置された
ベアリング部材(第3実施例と同様)を介してラテラル
リンク部材5に連結されている。本実施例では車輪支持
体2から延出する下アーム部16が特に低く、コンパク
トに配置できるので、よりスペース面で車両への適用性
に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る概略斜視図である。
【図2】第1実施例に係る概略平面図である。
【図3】第1実施例に係る概略側面図である。
【図4】第1実施例に係り、サイドメンバとの関係を示
す概略側面図である。
【図5】第2実施例に係る概略斜視図である。
【図6】第3実施例に係る概略斜視図である。
【図7】第3実施例のベアリング部材の構造を示す断面
図である。
【図8】第4実施例に係る概略斜視図である。
【図9】第5実施例に係る概略斜視図である。
【図10】第6実施例に係る概略斜視図である。
【図11】第7実施例に係る概略斜視図である。
【図12】第7実施例に係るラテラルリンク部材の弾性
ブッシュ部材による取付け例を示す断面図である。
【図13】第8実施例に係る概略斜視図である。
【符号の説明】
1 車輪 2 車輪支持体 5 ラテラルリンク部材 11、15、26 トレーリングリンク 20 ストラット部材 22 アッパアーム 25 トーコントロールリンク n、m 軸線 S 交点

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪を回転自在に支持する車輪支持体
    と、車輪支持体と車体側部材との間に取付けられて略車
    幅方向に延在するラテラルリンク部材とを有するサスペ
    ンション装置であって、 前記ラテラルリンク部材は、一端が略車幅方向に延びる
    軸線回りに回転可能なように車体側部材に取付けられて
    おり、他端が略車幅方向に延びる他の軸線回りに回転可
    能なように車輪支持体に取付けられており、両軸線は車
    両平面視において、それぞれの軸線を車両内側に延長し
    た側で交点をもつことを特徴とするサスペンション装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のサスペンション装置であ
    って、 ラテラルリンク部材の車体側の軸線を構成する取付部材
    が、車幅方向に隔てて配置された、対をなす一組のもの
    であることを特徴とするサスペンション装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のサスペンシ
    ョン装置であって、 ラテラルリンク部材の車輪支持体側の軸線を構成する取
    付部材が、該軸線を中心に回転自在なベアリング部材で
    あることを特徴とするサスペンション装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のサ
    スペンション装置であって、 ラテラルリンク部材の車輪支持体側の軸線と高さ違い
    で、互いに空間的にねじれ位置関係となるように配置さ
    れ、略車両前後方向に延在し、車輪支持体と車体側部材
    との間に揺動自在に設けられたトレーリングリンクを有
    することを特徴とするサスペンション装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のサ
    スペンション装置であって、 車輪のストロークに伴って伸縮し、その上端部が車体に
    取付けられるストラット部材を有し、ストラット部材の
    下部が車輪支持体に対して略車両前後方向に延びる軸線
    回りにだけ回転できるように取付けられていることを特
    徴とするサスペンション装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載のサ
    スペンション装置であって、 ラテラルリンク部材の車体又は車輪支持体側の軸線を構
    成する取付部材の少なくともいずれか1つが、上下方向
    の自由度を拘束して、前後方向の自由度を比較的自由に
    するようなもので、上下方向に隔たった2つの締結点で
    車輪支持体に取付けられ、車輪支持体と車体側部材との
    間に配置される略車両前後方向に延びた所定幅を有する
    1本のトレーリングアームを有することを特徴とするサ
    スペンション装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか1項に記載のサ
    スペンション装置であって、 ラテラルリンク部材の車体又は車輪支持体側の軸線を構
    成する取付部材の少なくともいずれか1つが、上下方向
    の自由度を拘束して、前後方向の自由度を比較的自由に
    するようなもので、上下方向に隔たって車輪支持体と車
    体側部材との間に配置される略車両前後方向に延びた2
    本のトレーリングアームを有することを特徴とするサス
    ペンション装置。
  8. 【請求項8】 車輪を回転自在に支持する車輪支持体
    と、車輪支持体と車体側部材との間に取付けられて略車
    幅方向に延在するラテラルアーム部材とを有するサスペ
    ンション装置であって、 前記ラテラルリンク部材は、一端が略車幅方向に延びる
    軸線回りに回転可能なように車体側部材に取付けられて
    おり、ラテラルリンク部材の他端側における中間部と車
    輪支持体の上部との間にはアッパアームが取付けられて
    おり、ラテラルリンク部材の中間部と車輪支持体側の取
    付点とを軸線で結んだ時、該軸線と前記一端側の軸線と
    は、車両平面視において、それぞれの軸線を車両内側に
    延長した側で交点をもつことを特徴とするサスペンショ
    ン装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のサスペンション装置であ
    って、 ラテラルリンク部材の車体側の軸線を構成する取付部材
    が、車幅方向に隔てて配置された、対をなす一組のもの
    であることを特徴とするサスペンション装置。
  10. 【請求項10】 請求項8又は請求項9記載のサスペン
    ション装置であって、 ラテラルリンク部材の車輪支持体側の軸線を構成する取
    付部材が、該軸線を中心に回転自在なベアリング部材で
    あることを特徴とするサスペンション装置。
  11. 【請求項11】 請求項8〜10のいずれか1項に記載
    のサスペンション装置であって、 アッパアームの車輪支持体側の取付点と、ラテラルリン
    ク部材の車輪支持体側の取付点とを軸線で結んだ時、該
    軸線と、車両前後方向に隔たって、空間的にねじれの位
    置関係となるように、車輪支持体と車体との間に設けら
    れたトーコントロールリンクを有することを特徴とする
    サスペンション装置。
  12. 【請求項12】 請求項8〜11のいずれか1項に記載
    のサスペンション装置であって、 アッパアームの車輪支持体側の取付点と、ラテラルリン
    ク部材の車輪支持体側の取付点とを軸線で結んだ時、該
    軸線と、車両前後方向に隔たって、空間的にねじれの位
    置関係となるように、車輪支持体とラテラルリンク部材
    との間に設けられたトーコントロールリンクを有するこ
    とを特徴とするサスペンション装置。
  13. 【請求項13】 請求項8〜12のいずれか1項に記載
    のサスペンション装置であって、 車幅方向に隔たった2つの締結点で車輪支持体に取付け
    られ、車輪支持体と車体側部材との間に配置される略車
    両前後方向に延びた所定幅を有する1本のトレーリング
    アームを有することを特徴とするサスペンション装置。
  14. 【請求項14】 請求項8〜12のいずれか1項に記載
    のサスペンション装置であって、 車幅方向に隔たって車輪支持体と車体側部材との間に配
    置される略車両前後方向に延びた2本のトレーリングア
    ームを有することを特徴とするサスペンション装置。
  15. 【請求項15】 請求項8〜14のいずれか1項に記載
    のサスペンション装置であって、 車輪のストロークに伴って伸縮し、その上端部が車体に
    取付けられるストラット部材を有し、ストラット部材の
    下部が車輪支持体に対して略車両前後方向に延びる軸線
    回りにだけ回転できるように取付けられていることを特
    徴とするサスペンション装置。
  16. 【請求項16】 請求項8〜12のいずれか1項に記載
    のサスペンション装置であって、 ラテラルリンク部材の車体又は車輪支持体側の軸線を構
    成する取付部材の少なくともいずれか1つが、上下方向
    の自由度を拘束して、前後方向の自由度を比較的自由に
    するようなもので、上下方向に隔たった2つの締結点で
    車輪支持体に取付けられ、車輪支持体と車体側部材との
    間に配置される略車両前後方向に延びた所定幅を有する
    1本のトレーリングアームを有することを特徴とするサ
    スペンション装置。
  17. 【請求項17】 請求項8〜12のいずれか1項に記載
    のサスペンション装置であって、 ラテラルリンク部材の車体又は車輪支持体側の軸線を構
    成する取付部材の少なくともいずれか1つが、上下方向
    の自由度を拘束して、前後方向の自由度を比較的自由に
    するようなもので、上下方向に隔たって車輪支持体と車
    体側部材との間に配置される略車両前後方向に延びた2
    本のトレーリングアームを有することを特徴とするサス
    ペンション装置。
  18. 【請求項18】 請求項8〜12のいずれか1項に記載
    のサスペンション装置であって、 車輪支持体から、ラテラルリンク部材の車輪支持体側の
    軸線と高さ違いで、互いに空間的にねじれ位置関係とな
    るアーム部を略車両前後方向に延長形成し、該アーム部
    の先端を車体側部材に揺動自在に取付けたことを特徴と
    するサスペンション装置。
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